JPH07234039A - 空気調和機 - Google Patents
空気調和機Info
- Publication number
- JPH07234039A JPH07234039A JP6027705A JP2770594A JPH07234039A JP H07234039 A JPH07234039 A JP H07234039A JP 6027705 A JP6027705 A JP 6027705A JP 2770594 A JP2770594 A JP 2770594A JP H07234039 A JPH07234039 A JP H07234039A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat exchanger
- flow divider
- refrigerant
- pipes
- gravity
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】熱交換器に流れる冷媒をほぼ等しく分流できる
熱交換器の冷媒分流装置を得る。 【構成】２列で構成された熱交換器にＵ字型にパスを形
成しこの際冷媒を分流する装置を重力方向に対しほぼ水
平に配置し、また、分流器に挿入する銅管に差異を設け
たもので構成する。 【効果】温度により冷媒の比重が変化した場合にも、均
等に分流できるような分流器を容易に得ることができ
る。また、コスト低減も図れる。
熱交換器の冷媒分流装置を得る。 【構成】２列で構成された熱交換器にＵ字型にパスを形
成しこの際冷媒を分流する装置を重力方向に対しほぼ水
平に配置し、また、分流器に挿入する銅管に差異を設け
たもので構成する。 【効果】温度により冷媒の比重が変化した場合にも、均
等に分流できるような分流器を容易に得ることができ
る。また、コスト低減も図れる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、熱交換器を有する空気
調和機に係り、冷媒の流れを均等に分配できる熱交換器
を持つ空気調和機に関するものである。
調和機に係り、冷媒の流れを均等に分配できる熱交換器
を持つ空気調和機に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】特開平５−１２６３５５号公報におい
て、冷媒を均等に分配する場合、重力方向への傾きを変
化させることにより常温程度の温度帯、例えば、ＪＩＳ
条件に合わせて温度を選定すれば、良い分流効果を得ら
れることが記載されている。
て、冷媒を均等に分配する場合、重力方向への傾きを変
化させることにより常温程度の温度帯、例えば、ＪＩＳ
条件に合わせて温度を選定すれば、良い分流効果を得ら
れることが記載されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、冷
媒を重力方向に分配しているため様々な条件、例えば室
温，外気温が高い時、または低い時等、冷媒の比重が変
化し、分配量に差が出ることについては考慮されていな
かった。これは、分配方向が重力に従っているためであ
る。
媒を重力方向に分配しているため様々な条件、例えば室
温，外気温が高い時、または低い時等、冷媒の比重が変
化し、分配量に差が出ることについては考慮されていな
かった。これは、分配方向が重力に従っているためであ
る。
【０００４】本発明においては、分流器の分配部分を略
水平にしたことにより、冷媒の比重が変化した場合にお
いても、均等な分流ができるような分流器を得ることを
目的とする。
水平にしたことにより、冷媒の比重が変化した場合にお
いても、均等な分流ができるような分流器を得ることを
目的とする。
【０００５】また、従来の冷媒の入口が熱交換器の風下
にあるような熱交換器では、熱交換器付近で発生した露
が直接滴下してしまうことについて考慮していなかっ
た。本発明では、冷媒入口を熱交換器風上としたことに
より、構造的に露が滴下しない熱交換器を得ることを目
的とする。
にあるような熱交換器では、熱交換器付近で発生した露
が直接滴下してしまうことについて考慮していなかっ
た。本発明では、冷媒入口を熱交換器風上としたことに
より、構造的に露が滴下しない熱交換器を得ることを目
的とする。
【０００６】さらに、従来の技術では、熱交換器の風上
側と風下側とで温度のバランスを合わせることについて
は考慮していなかった。本発明においては、分岐通路を
ほぼＵ字状とすることにより、熱交換器中の風上側と風
下側の温度バランスを良くすることを目的とする。
側と風下側とで温度のバランスを合わせることについて
は考慮していなかった。本発明においては、分岐通路を
ほぼＵ字状とすることにより、熱交換器中の風上側と風
下側の温度バランスを良くすることを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を解決するため
に、本発明は、 1)冷媒の分流器の分配部分を重力方向に対し水平に設け
ることにより、重力に関係なく、冷媒の比重が変化して
も、均等な分配ができるようにしたものである。
に、本発明は、 1)冷媒の分流器の分配部分を重力方向に対し水平に設け
ることにより、重力に関係なく、冷媒の比重が変化して
も、均等な分配ができるようにしたものである。
【０００８】2)熱交換器の冷媒の入口側を、風上側にす
ることにより、冷房時の露たれを防ぐようにしたもので
ある。
ることにより、冷房時の露たれを防ぐようにしたもので
ある。
【０００９】3)熱交換器はパスをほぼＵ字型とすること
により、冷房時熱交換器の中で最も低温である風上側の
入口と、最も温度の高い出口とで表裏の関係になってい
るので、熱交換器の風上側と風下側とで温度は互いに相
殺し、温度バランスの良い熱交換器を得られるようにし
たものである。
により、冷房時熱交換器の中で最も低温である風上側の
入口と、最も温度の高い出口とで表裏の関係になってい
るので、熱交換器の風上側と風下側とで温度は互いに相
殺し、温度バランスの良い熱交換器を得られるようにし
たものである。
【００１０】
【作用】少なくとも熱交換器と圧縮機を配し、それらを
連結する配管によってサイクルを構成し、そこを流れる
冷媒を少なくとも２以上に分配する分流器を有する熱交
換器において、該分流器の分配部分は重力方向に対しほ
ぼ水平に配置し、該熱交換器の分岐通路の差異に従っ
て、該分流器に挿入するパイプに差異を設けたことによ
り、例えば、パイプ内径や、直径を変えたり、挿入寸法
を変えたりすれば、分流器から、各パイプに流れる冷媒
量を自由に分配することができる。
連結する配管によってサイクルを構成し、そこを流れる
冷媒を少なくとも２以上に分配する分流器を有する熱交
換器において、該分流器の分配部分は重力方向に対しほ
ぼ水平に配置し、該熱交換器の分岐通路の差異に従っ
て、該分流器に挿入するパイプに差異を設けたことによ
り、例えば、パイプ内径や、直径を変えたり、挿入寸法
を変えたりすれば、分流器から、各パイプに流れる冷媒
量を自由に分配することができる。
【００１１】また、熱交換器の冷媒の入口側を風上側と
することにより、冷房時の露の付き易い部分が、２列熱
交換器の上側となり、露たれを防ぐことができる。さら
に、熱交換器のパスをＵ字型とすることにより、冷媒の
入口側と出口側とで温度を相殺し、温度バランスの良い
熱交換器を得ることができる。
することにより、冷房時の露の付き易い部分が、２列熱
交換器の上側となり、露たれを防ぐことができる。さら
に、熱交換器のパスをＵ字型とすることにより、冷媒の
入口側と出口側とで温度を相殺し、温度バランスの良い
熱交換器を得ることができる。
【００１２】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図１ないし３にも
とづき説明する。
とづき説明する。
【００１３】図１は、サイクル系統図を示す図である。
１に圧縮機、２に室外用の２列の熱交換器、３に減圧装
置、４に室内用の２列の曲げ熱交換器を示す。冷房運転
時、圧縮機より吐出された冷媒は、室外側の２列の熱交
換器２に入り、減圧装置３で減圧され室内熱交換器４を
通り、再び圧縮機に戻る。
１に圧縮機、２に室外用の２列の熱交換器、３に減圧装
置、４に室内用の２列の曲げ熱交換器を示す。冷房運転
時、圧縮機より吐出された冷媒は、室外側の２列の熱交
換器２に入り、減圧装置３で減圧され室内熱交換器４を
通り、再び圧縮機に戻る。
【００１４】図２は、図１に用いられる室内熱交換であ
り、熱交換器５は、複数の伝熱管６と板状フィン７で構
成されている。ここで、１方に１つの穴があり、他方に
３つの穴があるパイプ８(以下分流器とする)及び同様な
形状のパイプ１０(以下収束器とする)に数本の銅管９
ａ，９ｂ，９ｃ，１１ａ，１１ｂ，１１ｃを図２の如く
組合わせることとする構造とする。
り、熱交換器５は、複数の伝熱管６と板状フィン７で構
成されている。ここで、１方に１つの穴があり、他方に
３つの穴があるパイプ８(以下分流器とする)及び同様な
形状のパイプ１０(以下収束器とする)に数本の銅管９
ａ，９ｂ，９ｃ，１１ａ，１１ｂ，１１ｃを図２の如く
組合わせることとする構造とする。
【００１５】但し、分流器８，収束器１０は、重力方向
に対し水平に配置する。このような構造において、冷房
時、冷媒は分流器８によって３つのパイプ９ａ〜９ｃに
分流される。ここで、分流器８は、挿入するパイプ径や
挿入寸法を自由に選ぶことができるので、これらのパイ
プ径や挿入寸法を変えることにより、冷媒を自由に分流
することができる。
に対し水平に配置する。このような構造において、冷房
時、冷媒は分流器８によって３つのパイプ９ａ〜９ｃに
分流される。ここで、分流器８は、挿入するパイプ径や
挿入寸法を自由に選ぶことができるので、これらのパイ
プ径や挿入寸法を変えることにより、冷媒を自由に分流
することができる。
【００１６】図３は、図２の分流器部分を示す図であ
る。１２は、該分流器を示し、３本の銅管１３ａ，１３
ｂ，１３ｃに分流される。また、それぞれの銅管は図３
の如く接続されており、中央の最も冷媒の流れ易い部分
のパイプ１３ｂは下側パス、即ち最もパスの長い部分へ
接続されている。
る。１２は、該分流器を示し、３本の銅管１３ａ，１３
ｂ，１３ｃに分流される。また、それぞれの銅管は図３
の如く接続されており、中央の最も冷媒の流れ易い部分
のパイプ１３ｂは下側パス、即ち最もパスの長い部分へ
接続されている。
【００１７】さらに、３本の銅管に均等に分流を行ない
たいなら、冷媒の流れ易いの銅管の内径を小さくする、
または管を扁平に潰すなどの加工をして、通路断面積を
小さくすればよい。以上のように本分流器８により、冷
媒を自由に分流することができる。また、冷媒の流入側
を風上にしたことにより、熱交換器５上部の露は、直接
垂れることなく、風下側の熱交換器に当ることになり、
露のたれを防ぐことができる。
たいなら、冷媒の流れ易いの銅管の内径を小さくする、
または管を扁平に潰すなどの加工をして、通路断面積を
小さくすればよい。以上のように本分流器８により、冷
媒を自由に分流することができる。また、冷媒の流入側
を風上にしたことにより、熱交換器５上部の露は、直接
垂れることなく、風下側の熱交換器に当ることになり、
露のたれを防ぐことができる。
【００１８】さらに、パスをＵ字型としたことにより、
冷媒の流入側と流出側フィンが接しているので、それら
が、それぞれの温度を相殺し、温度分布の良い熱交換器
を得ることができる。
冷媒の流入側と流出側フィンが接しているので、それら
が、それぞれの温度を相殺し、温度分布の良い熱交換器
を得ることができる。
【００１９】
【発明の効果】以上のように、熱交換器に水平に配置し
た分流器と、Ｕ字パスを設けることにより、冷媒を均等
に分流することが出来、また、温度バランスの良い露の
たれの少ない熱交換器を安価に簡単に行うことができ
る。
た分流器と、Ｕ字パスを設けることにより、冷媒を均等
に分流することが出来、また、温度バランスの良い露の
たれの少ない熱交換器を安価に簡単に行うことができ
る。
【図１】本発明の冷凍サイクル図
【図２】本発明の熱交換器と分流器の接続図
【図３】本発明の分流器と銅管の接続図
１…圧縮機 ２…室外熱交換器 ３…減圧装置 ４…室
内熱交換器 ５…熱交換器 ６…伝熱管 ７…板状フィン ８…分流
器 ９ａ…銅管 ９ｂ…銅管 ９Ｃ…銅管 １０…収束器 １１ａ…銅管
１１ｂ…銅管 １１ｃ…銅管 １２…分流器 １３ａ…銅管 １３ｂ…
銅管 １３ｃ…銅管
内熱交換器 ５…熱交換器 ６…伝熱管 ７…板状フィン ８…分流
器 ９ａ…銅管 ９ｂ…銅管 ９Ｃ…銅管 １０…収束器 １１ａ…銅管
１１ｂ…銅管 １１ｃ…銅管 １２…分流器 １３ａ…銅管 １３ｂ…
銅管 １３ｃ…銅管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 板子 哲也 栃木県下都賀郡大平町大字富田800番地株 式会社日立製作所リビング機器事業部内 (72)発明者 高橋 典夫 栃木県下都賀郡大平町大字富田800番地株 式会社日立製作所リビング機器事業部内
Claims (3)
- 【請求項１】少なくとも熱交換器と圧縮機を配し、それ
らを連結する配管によってサイクルを構成し、そこを流
れる冷媒を少なくとも２つ以上に分配する分流器を有す
る熱交換器を持ち、該分流器の分配部分は、重力方向に
対し、ほぼ水平に配置し、該熱交換器の分岐通路の差違
に従って該分流器に挿入するパイプに差異を設けたこと
を特徴とする空気調和機。 - 【請求項２】請求項１において、冷房時において、冷媒
の流れを風上の方向から、入れたことを特徴とする空気
調和機。 - 【請求項３】請求項２において、分岐通路をほぼＵ字に
したことを特徴とする空気調和機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6027705A JPH07234039A (ja) | 1994-02-25 | 1994-02-25 | 空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6027705A JPH07234039A (ja) | 1994-02-25 | 1994-02-25 | 空気調和機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07234039A true JPH07234039A (ja) | 1995-09-05 |
Family
ID=12228414
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6027705A Pending JPH07234039A (ja) | 1994-02-25 | 1994-02-25 | 空気調和機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07234039A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103453696A (zh) * | 2013-09-18 | 2013-12-18 | 上海交通大学 | 用于二氧化碳空调系统的换热器 |
| JP5655014B2 (ja) * | 2010-02-15 | 2015-01-14 | 東芝キヤリア株式会社 | 空気調和機 |
| CN109690211A (zh) * | 2016-09-12 | 2019-04-26 | 三菱电机株式会社 | 热交换器及空调装置 |
-
1994
- 1994-02-25 JP JP6027705A patent/JPH07234039A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5655014B2 (ja) * | 2010-02-15 | 2015-01-14 | 東芝キヤリア株式会社 | 空気調和機 |
| CN103453696A (zh) * | 2013-09-18 | 2013-12-18 | 上海交通大学 | 用于二氧化碳空调系统的换热器 |
| CN109690211A (zh) * | 2016-09-12 | 2019-04-26 | 三菱电机株式会社 | 热交换器及空调装置 |
| CN109690211B (zh) * | 2016-09-12 | 2020-10-30 | 三菱电机株式会社 | 热交换器及空调装置 |
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