JP2606664Y2 - 冷凍機ユニット - Google Patents

冷凍機ユニット

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JP2606664Y2
JP2606664Y2 JP1992008775U JP877592U JP2606664Y2 JP 2606664 Y2 JP2606664 Y2 JP 2606664Y2 JP 1992008775 U JP1992008775 U JP 1992008775U JP 877592 U JP877592 U JP 877592U JP 2606664 Y2 JP2606664 Y2 JP 2606664Y2
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heat exchanger
heat exchange
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casing
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和之 浅見
弘 西川
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Sanyo Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本案は、冷凍・冷蔵ショーケース
や空気調和機等に使用または組み込まれるアウトドアタ
イプの冷凍機ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の冷凍機ユニット、特に
屋外に設置される冷凍機ユニットは、例えば実公昭61
−668号公報等に示される如く、ケーシングの上部に
熱交換室を下部に機械室を形成し、熱交換室内に、互い
にV字状に配列された一対の熱交換器と、この熱交換器
の上方に配設された送風機とを収納してなり、前記熱交
換器を縦方向に配列した多数のプレートフィンとこのプ
レートフィンを貫通する熱交換パイプとで形成し、前記
熱交換器の側方に位置するケーシング面に吸気穴を設け
る一方、前記送風機が位置するケーシング上面に排気穴
を設け、更に、前記機械室の底部にベース板を設け、こ
のベース板上に圧縮機やレシーバタンク等の機械部品を
取り付けて構成される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら上記構成
によると、V字状に配設された各熱交換器の熱交換パイ
プのパス数やU字部数は、プレートフィンの面に対して
一様の密集度に形成されており、熱交換器の上下に渡っ
て同一の直径、同一の本数に設計されているため、V字
状に配設された熱交換器の両側から吸気し、上方から排
気する場合には、熱交換器の上部における通風量の過
多、下部における通風量の不足から、熱交換器の上下部
で熱交換率が不均一となり、熱交換器の能力を有効に発
揮できないという問題があった。
【0004】本案は斯る点に鑑み為されたもので、V字
状に配設された熱交換器の側方から吸気し上方から排気
するものでも、熱交換器の上下部において熱交換率が不
均一となるのを防止し、熱交換器の能力を有効に発揮で
きる冷凍機ユニットを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本案は、互いにV字状に
配設された熱交換器と、この熱交換器の上方に配設され
た送風機とをケーシングに収納してなり、前記熱交換器
を積層した多数のプレートフィンとこれらのプレートフ
ィンを貫通する熱交換パイプとで形成し、前記熱交換器
の側方に位置するケーシング面に吸気穴を設ける一方、
前記送風機が位置するケーシング上面に排気穴を設けて
いる冷凍機ユニットにおいて、前記熱交換器の前記送風
機から遠い側における熱交換パイプを送風機に近い側の
熱交換パイプより密に配置することにより、前記熱交換
器の送風機から遠い側における熱交換パイプの単位当た
りの表面積を、送風機に近い側の表面積より大きくした
ものである。
【0006】
【作用】本案の冷凍機ユニットは上記の構成により、熱
交換器の熱交換パイプのパス数やU字部数を、通風量の
少ない熱交換器下部で通風量の多い熱交換器上部より多
くすることにより、熱交換器の下部の熱交換パイプを上
部より密に配置し、前記熱交換器の送風機から遠い側に
おける熱交換パイプの単位当たりの表面積を、送風機に
近い側の表面積より大きくしたので、熱交換器の上下部
で一様な熱交換率となるようにすることができ、V字状
に配設された熱交換器の両側から吸気し上方から排気す
るものであっても熱交換器全面の有効利用が図れ熱交換
器の能力を有効に発揮できる。
【0007】
【実施例】以下本案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
【0008】1は冷凍機ユニットである。このユニット
は、ケーシング2の上部に熱交換室3を下部に機械室4
を形成し、前記熱交換室3内にV字状に対向して配設さ
れた一対の凝縮器5a,5bを、機械室4内に圧縮機6
等の機械部品を収納して構成される。また、熱交換室3
の上部にはの送風機7が設けられている。8は前記機械
室4の底部に設けたベース板であり、このベース板8上
に前記圧縮機6やレシーバタンク9等の機械部品が取り
付けられている。そして、これら機械部品や前記凝縮器
5a,5bは配管接続されて冷凍サイクルを構成してい
る。
【0009】前記凝縮器5a,5bは、縦方向に配列し
(積層した)多数のプレートフィン10とこのプレー
トフィンを貫通する熱交換パイプ11とで形成し、前記
凝縮器の側方に位置するケーシング1面に吸気穴12を
設ける一方、前記送風機7が位置するケーシング1上面
に排気穴13を設けている。
【0010】また、前記凝縮器5a,5bは、図2に示
す如く、圧縮機6から吐出された冷媒を、各凝縮器5
a,5bに分流する入口管14,15と、入口側ヘッダ
ー16,17と、このヘッダーから更に分流された第1
分流管A,Gと、第2分流管B,Hと、第3分流管C,
Iと、第4分流管D,Jと、第5分流管E,Kと、第6
分流管F,Lと、これら各分流管を介してプレートフィ
ン10を貫通する熱交換パイプ11と、これらパイプを
連結するU字管部18と、この熱交換パイプ11及びU
字部18を出た冷媒を集合させる出口側ヘッダー19,
20とから構成されている。
【0011】ここで、上記各熱交換パイプ11は、図4
に示すごとく、上下位置における3つの区分でそのパス
数(プレートフィン10を貫通する本数)とU字管数が
異なるよう形成されている。尚、各凝縮器5a,5bは
同一形状であるため、凝縮器5aにて説明する。
【0012】即ち、第1分流A、第2分流Bはパス数1
0、第3分流C、第4分流Dはパス数12、第5分流
E、第6分流Fはパス数14となっており、前記送風機
7から遠い側のパス数を多くしている。尚、熱交換パイ
プ11の径(外径、内径)は全て同一である。
【0013】一方、凝縮器5a,5bの熱交換量Фは下
式で示される。
【0014】 Ф=Kn・An・△tm(n=1,2,3 …) Kn:熱通過率 An:熱交換パイプの表面積 △tm:吸込みと吹出しの温度差 また、各分流の熱通過率Knと吸込み風速による空気側
熱伝達率αanの関係は、次式の通りである。
【0015】 1/Kn=1/αan+1/αr αan:空気側熱伝達率(n=1,2,3 …) αr:冷媒側熱伝達率 即ち、本実施例では、第1分流A、第2分流Bはパス数
10、第3分流C、第4分流Dはパス数12、第5分流
E、第6分流Fはパス数14として、前記送風機7から
遠い側のパス数を多くしているため、送風機7による通
風量の多い凝縮器5aの上部での熱交換量と、通風量の
少ない凝縮器5bの下部での熱交換量とを略同様にする
ことができ、V字状に配設された凝縮器5a,5bの側
方から吸気し上方から排気するものであっても凝縮器全
面の有効利用が図れ凝縮器の能力を有効に発揮できる。
【0016】ここで、各分流の熱交換率は、図4に示す
如く、各分流での吸込面積An(熱交換パイプの表面
積)と熱通過率Knとの積で表され、この熱交換率は、
各分流で等しくなる。
【0017】
【0018】
【考案の効果】以上のように本案によれば、熱交換器の
熱交換パイプのパス数やU字部数を、通風量の少ない熱
交換器下部で通風量の多い熱交換器上部より多くするこ
とにより、熱交換器の下部で熱交換パイプを密に配置
し、前記熱交換器の送風機から遠い側における熱交換パ
イプの単位当たりの表面積を、送風機に近い側における
熱交換パイプの単位当たりの表面積より大きくして、熱
交換器の上下部で一様な熱交換率となるようにすること
でき、V字状に配設された熱交換器の両側から吸気し
上方から排気するものであっても熱交換器全面の有効利
用が図れ熱交換器の能力を有効に発揮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】冷凍機ユニットの側断面図である。
【図2】凝縮器の要部側面図である。
【図3】凝縮器の要部説明図である。
【図4】凝縮器の各分流におけるパス数を示す表であ
る。
【符号の説明】
2 ケーシング 5a,5b 凝縮器 6 圧縮機 7 送風機 10 プレートフィン 11 熱交換パイプ 12 吸気穴 13 排気穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭62−171837(JP,U) 実開 昭59−191564(JP,U) 実開 昭52−88062(JP,U) 実開 昭55−46150(JP,U) 実公 昭61−668(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 5/00 F25B 31/00 - 31/02 F25B 39/00 - 41/06

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 V字状に配設された熱交換器と、この熱
    交換器の上方に配設された送風機とをケーシングに収納
    してなり、前記熱交換器を積層した多数のプレートフィ
    ンとこれらのプレートフィンを貫通する熱交換パイプと
    で形成し、前記熱交換器の側方に位置するケーシング面
    に吸気穴を設ける一方、前記送風機が位置するケーシン
    グ上面に排気穴を設けている冷凍機ユニットにおいて、
    前記熱交換器の前記送風機から遠い側の熱交換パイプを
    送風機に近い側の熱交換パイプより密に配置することに
    より、前記熱交換器の送風機から遠い側における熱交換
    パイプの単位当たりの表面積を、送風機に近い側の表面
    積より大きくしたことを特徴とする冷凍機ユニット。
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