JPH07234022A - 熱ポンプ装置 - Google Patents

熱ポンプ装置

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JPH07234022A
JPH07234022A JP4505894A JP4505894A JPH07234022A JP H07234022 A JPH07234022 A JP H07234022A JP 4505894 A JP4505894 A JP 4505894A JP 4505894 A JP4505894 A JP 4505894A JP H07234022 A JPH07234022 A JP H07234022A
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JP
Japan
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refrigerant
evaporator
heat exchanger
condenser
pressure
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Application number
JP4505894A
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Makoto Misawa
誠 三沢
Yukiyoshi Takiguchi
幸羲 滝口
Ryosuke Sugita
亮輔 杉田
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Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外気が極低温時あるいは強風時であっても、
あるいは室外機に対して小容量室内機あるいは冷凍機の
運転(低負荷運転)にあっても、安定した冷房・冷凍運
転を可能とする熱ポンプ装置を提供する。 【構成】 熱ポンプ装置1は、圧縮機A,B、室外熱交
換器70で構成される凝縮器、膨張弁76、室内熱交換
器71で構成される蒸発器、圧縮機A,Bの順に冷媒を
循環させる冷媒回路6と、凝縮器の放熱能力と蒸発器の
吸熱能力の差あるいは比を検知する手段と、差あるいは
比が所定以上の場合冷媒にエネルギーを付与する手段と
を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、空調機または冷凍機
として用いる熱ポンプ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般の熱ポンプ装置は、空調機または冷
凍機として用いられ、例えばエンジンあるいは電気モー
タで圧縮機を駆動し、この圧縮機の駆動によって、室外
機、膨張弁、室内機、アキュムレーターの順に冷媒を循
環する冷媒回路により、室内の冷房、あるいは冷凍を可
能としていた。
【0003】例えば、熱ポンプ装置を空調機として運転
する場合においては、外気が極低温時あるいは強風時で
あっても、室内内部発熱による熱により建物内において
冷房が必要な場合がある。また、室外機の熱交換性能
を、室内機の大きな負荷、即ち多数の室内機の運転に対
応可能に設定している場合でも、少数の室内機のみを冷
房運転する状況があり得る。
【0004】一方、熱ポンプ装置を冷凍機として運転す
る場合においては、外気が極低温時あるいは強風時であ
っても、室内暖房中の陳列棚等を冷凍する必要がある。
また、室外機に配置する凝縮器の熱交換性能を、大きな
冷凍負荷に対応可能に設定している場合でも、小さな冷
凍負荷状態で冷凍運転する状況があり得る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、熱ポンプ
装置を空調機または冷凍機として用いて室内の冷房、あ
るいは冷凍運転する場合、室内機(冷凍機では蒸発器)
での蒸発能力に比ベ室外機(冷凍機では凝縮器)での凝
縮能力が過大となる。
【0006】このため、膨張弁上流側(高圧側)の圧力
が低下し、膨張弁前後の高圧側と低圧側との差圧が小さ
くなってしまう。その結果、膨張弁を通過する冷媒流量
が低下し、室内機(冷凍機では蒸発器)で充分な吸熱が
できないため、能力不足が起きる。また、膨張弁を通過
する冷媒流量が低下するため、安定した冷房・冷凍運転
の妨げとなる。
【0007】この発明は、かかる点に鑑みなされたもの
で、外気が極低温時あるいは強風時であっても、あるい
は室外機に対して小容量室内機あるいは冷凍機の運転
(低負荷運転)にあっても、安定した冷房・冷凍運転を
可能とする熱ポンプ装置を提供することを目的としてい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明の熱ポンプ装置は、圧縮機、凝
縮器、膨張弁、蒸発器、圧縮機の順に冷媒を循環させる
冷媒回路と、前記凝縮器の放熱能力と前記蒸発器の吸熱
能力の差あるいは比を検知する手段と、前記差あるいは
比が所定以上の場合前記冷媒にエネルギーを付与する手
段とを備えることを特徴としている。
【0009】請求項2記載の発明は、前記請求項1記載
の熱ポンプ装置において、前記冷媒にエネルギーを付与
する手段として、前記差あるいは比が大なる程多量のエ
ネルギーを付与するように構成したことを特徴としてい
る。
【0010】請求項3記載の発明の熱ポンプ装置は、圧
縮機、凝縮器、膨張弁、蒸発器、圧縮機の順に冷媒を循
環させる冷媒回路と、前記凝縮器の放熱能力と前記蒸発
器の吸熱能力の差あるいは比を検知する手段と、前記蒸
発器を通過する冷媒と前記凝縮器を通過する冷媒との流
量比を変更可能とする流量バランス変更手段と、前記差
あるいは比が所定以上の場合、流量比を小さくするよう
に構成したことを特徴としている。
【0011】請求項4記載の発明は、前記請求項3記載
の熱ポンプ装置において、前記流量バランス変更手段と
して、前記膨張弁、前記蒸発器を迂回し、凝縮器下流側
と、蒸発器下流側を連通する迂回冷媒回路を備えたこと
を特徴としている。
【0012】
【作用】請求項1記載の発明では、冷媒回路の凝縮器の
放熱能力と蒸発器の吸熱能力の差あるいは比を検知し、
差あるいは比が所定以上の場合冷媒にエネルギーを付与
し、外気が極低温時あるいは強風時であっても、あるい
は室外機に対して小容量室内機あるいは冷凍機の運転
(低負荷運転)にあっても、安定した冷房・冷凍運転を
可能としている。
【0013】請求項2記載の発明では、差あるいは比が
大なる程多量のエネルギーを付与し、より安定した冷房
・冷凍運転が可能である、請求項3記載の発明では、冷
媒回路の凝縮器の放熱能力と蒸発器の吸熱能力の差ある
いは比を検知し、蒸発器を通過する冷媒と凝縮器を通過
する冷媒との流量比を変更可能とし、差あるいは比が所
定以上の場合、流量比を小さくする。
【0014】請求項4記載の発明では、膨張弁、蒸発器
を迂回し、凝縮器下流側と、蒸発器下流側を連通する迂
回冷媒回路を備え、この迂回冷媒回路により差あるいは
比が所定以上の場合、流量比を小さくする。
【0015】
【実施例】以下、この発明の熱ポンプ装置の実施例を図
面に基づいて説明する。図1は熱ポンプ装置としての空
気調和機の概略構成図である。
【0016】熱ポンプ装置としての空気調和機1には、
駆動源としてのエンジン部2、コンプレッサシステム部
3、ヒートポンプ部4が備えられ(駆動源としては電気
モータを用いてもよい)、エンジン部2とヒートポンプ
部4との間にエンジン部2の冷却水を循環させる温水回
路5が設けられ、またコンプレッサシステム部3とヒー
トポンプ部4との間にフロン等の冷媒を圧縮して循環さ
せる冷媒回路6が設けられている。これらのエンジン部
2、コンプレッサシステム部3、ヒートポンプ部4は、
操作部7からの指示に基づいて制御部8により制御され
る。
【0017】エンジン部2にはアクチュエータ部9とセ
ンサ部10が備えられ、センサ部10からのエンジン情
報が制御部8へ送られ、制御部8からの指示によりアク
チュエータ部9を制御してエンジン2が運転される。エ
ンジン部2の吸気系から空気と燃料ガスの混合気を吸入
して燃焼し、排気系から排気ガスが排出される。このエ
ンジン部2の運転によりコンプレッサシステム部3が駆
動される。
【0018】コンプレッサシステム部3には、複数の圧
縮機が備えられ、制御部8からの指示に基づきコンプレ
ッサシステム部3の圧縮機の運転数を空調負荷に応じて
制御する。コンプレッサシステム部3には、圧縮機の運
転数を検知する作動台数検知手段18が設けられ、この
作動台数検知部18から圧縮機の運転数情報を制御部8
に送る。このコンプレッサシステム部3の運転で冷媒回
路6を介してヒートポンプ部4が駆動される。
【0019】ヒートポンプ部4にはアクチュエータ部1
1とセンサ部12が備えられ、センサ部12からのヒー
トポンプ情報が制御部8へ送られ、制御部8からの指示
によりアクチュエータ部11を制御して暖房または冷房
か行われる。
【0020】制御部8には、制御手段13、記憶手段1
4及び駆動手段15が備えられ、制御手段13では操作
部7からの指示や記憶手段14に記憶された情報、さら
にセンサ部10からのエンジン情報、センサ部12から
のヒートポンプ情報に基づき駆動手段15を制御し、こ
の駆動手段15によりエンジン部2のアクチュエータ部
9、コンプレッサシステム部3及びヒートポンプ部4の
アクチュエータ部11を駆動する。
【0021】操作部7には、スイッチ部16や表示部1
7が備えられ、オペレータがスイッチ部16を操作する
ことで制御部8に指示信号が送られて熱ポンプ装置1の
運転が行われ、その運転状態が表示部17に表示され
る。
【0022】次に、熱ポンプ装置としての空気調和機1
の詳細な構成を、図2乃至図19に基づいて詳細に説明
する。図2は熱ポンプ装置としての空気調和機の冷房運
転時の概略構成図、図3は熱ポンプ装置としての空気調
和機の暖房運転時の概略構成図、図4はコンプレッサシ
ステム部の平面図、図5は図4のV−V線に沿う断面
図、図6は図4のVI-VI線に沿う断面図、図7は図4のV
II-VII線に沿う断面図、図8は図4のVIII-VIII線に沿
う断面図、図9は第2実施例の室内ユニットの拡大図、
図10は第3実施例の室外回路の冷房運転時の拡大図、
図11は同第3実施例の室外回路の暖房運転時の拡大
図、図12は第4実施例のヒートポンプ部の冷房運転時
の拡大図、図13は同第4実施例のヒートポンプ部の暖
房運転時の拡大図、図14は三方弁の断面図、図15は
三方弁の断面図、図16は三方弁の制御特性を示す図、
図17及び図18は制御内容を示す図、図19は熱ポン
プ装置のスイッチ群、温度センサ群、圧力センサ群、制
御部、ヒータ群及びアクチュエータ群を示すブロック図
である。
【0023】図1及び図2において、符号1は熱ポンプ
装置としての空気調和機であり、この熱ポンプ装置とし
ての空気調和機1は室外ユニット21、室内ユニット2
2から構成されている。エンジン部2、コンプレッサシ
ステム部3、温水回路5及び冷媒回路6が室外ユニット
21に設けられ、ヒートポンプ部4は室外ユニット21
の一部及び室内ユニット22により構成される。
【0024】エンジン部2には水冷式エンジン23が備
えられ、この水冷式エンジン23に吸気管24を介して
ミキサー25及びエアクリーナ26が接続され、このエ
アクリーナ26から空気をミキサー25に供給する。ま
た、ミキサー25には配管27を介してパルスモータ2
8で作動される燃料供給量制御弁、ガバナ29及び電磁
弁30が接続され、これらの作動により燃料ガスがミキ
サー25に供給される。ミキサー25ではパルスモータ
31によるスロットルの作動で燃料ガスと空気を混合し
て水冷式エンジン23に供給する。
【0025】また、水冷式エンジン23にはオイル配管
32を介して電磁弁33及び上方位置にオイルタンク3
4が接続され、オイル量が減少時自動的に電磁弁33が
開とされ、このオイルタンク34からオイルが重力によ
り水冷式エンジン23に供給される。
【0026】また、水冷式エンジン23には排気管35
を介してマフラー36、排気サイレンサー37及びミス
トセパレータ38が接続されている。水冷式エンジン2
3からの排気がマフラー36と排気サイレンサ37を流
れる時に冷却されて、排気から分離されて酸性分のある
ドレン水が生じる。ミストセパレータ38においても、
排気から分離されて酸性分のあるドレン水が生じる。こ
れらのドレン水はそれぞれ配管39を介してドレン水処
理装置40に導かれ、このドレン水処理装置40でドレ
ン水を中和して排水する。エンジン部2にはヒータ41
が設けられ、このヒータ41により水冷式エンジン23
のオイルパン内オイル温度調節を行う。
【0027】コンプレッサシステム部3には、2個の圧
縮機A,Bが備えられ、この2個の圧縮機A,Bはそれ
ぞれ電磁クラッチ43を介して水冷式エンジン23の出
力軸44に接続される。このそれぞれの電磁クラッチ4
3は不図示のクラッチ駆動部材で接続したり、切り離し
たりの制御が行われる。45は圧縮機A,B内のオイル
温度調整用のヒータであり、低温起動に際して発熱され
る。
【0028】冷媒回路6は、冷媒を圧縮して循環させ、
気化、液化することによりヒートポンプ機能を果たすも
のである。この冷媒回路6は、コンプレッサシステム部
3の圧縮機A,Bから四方弁46までの回路を形成する
基部回路47と、室内ユニット22に配置される室内回
路48と、基部回路47と室内回路48との間に配置さ
れる室外回路49とにより構成されている。
【0029】基部回路47は圧縮機A,Bの吐出口側に
接続され、四方弁46の第1のポート46aに連通する
吐出側回路50と、四方弁46の第2のポート46bか
ら圧縮機A,Bの吸込口側に連通する吸込側回路51と
により構成されている。吐出側回路50にはオイルセパ
レータ52が設置され、このオイルセパレータ52には
ヒータ53が設けられ、このヒータ53によりオイルセ
パレータ52の温度調節を行う。オイルセパレータ52
によりオイルがストレーナ54を介して毛細管55によ
りサブアキュームレータ56の上流側に戻され、また電
磁弁57を介してアキュームレータ58の上流側に戻さ
れる。電磁弁57は主に起動後、圧縮機A,Bから多量
に流出するオイルがオイルセパレータ52に溜ると開と
なり、その他の場合は閉とされる。
【0030】サブアキュームレータ56及びアキューム
レータ58は吸込側回路51に備えられている。このア
キュームレータ58内には冷媒の液体と気体が内蔵さ
れ、気体は回路51cから毛細管60及び回路51d,
51e、51fにより、またストレーナ61及び毛細管
62、回路51d、51e、51fにより、サブアキュ
ームレータ56に送られる。また、アキュームレータ5
8内には冷媒の液体はストレーナ63及び毛細管64、
回路51d、51e、51fにより、サブアキュームレ
ータ56に送られる。ヒータ59は両毛細管62,6
4、ストレーナ61,63まわりの温度調整を行う。な
お、アキュームレータ58内の下部からオイルと液体の
冷媒が、回路51g、ストレーナ77及び膨張弁78及
びオリフィス79を通って、回路51e,51fを得て
サブアキュームレータ56に送られる。
【0031】サブアキュームレータ56にはヒータ65
が設けられ、このヒータ65でサブアキュームレータ5
6の温度調節が行われる。サブアキュームレータ56内
の冷媒の気体は、それぞれ圧縮機A,Bの駆動によって
回路51h,51i及び一方向弁67を介して吸引され
る。サブタンク56内に溜るオイル及び液体の冷媒はオ
リフィス66から少しづつ圧縮機A,Bに吸引される。
また、吐出側回路50はストレーナ68、圧力が異常に
高い時開とされる電磁弁69により吸込側回路51と連
結され、圧力の異常な上昇を防止する。
【0032】四方弁46の第3のポート46cには室外
回路49を構成する回路49aが接続されており、この
回路49aには室外熱交換器70が設置されている。こ
の室外熱交換器70と室内回路48の室内熱交換器71
との間には、アキュームレータ58に設けた熱交換器7
2、ストレーナ73、手動弁74を配置した回路49b
と、ジョイント75及び電子膨張弁76が接続されてい
る。
【0033】また、室内回路48には室内での熱交換を
行なう室内熱交換器71が接続されており、この室内熱
交換器71はジョイント80及び室外回路49を構成す
る回路49c及びその途中に配置される手動弁81を介
して基部回路47と、室外回路48の中間に配置される
四方弁46の第4のポート46dと連通している。
【0034】また、吸込側回路51は、室外回路49を
構成する回路49bと膨張弁90及びストレーナ91を
介して接続され、さらに吐出側回路50は回路49bと
ストレーナ92、電磁弁93及び毛細管94を介して接
続されている。
【0035】温水回路5は、温水の熱源となる水冷式エ
ンジン23に熱交換部82と、マフラー36に熱交換部
99を有し、温水はポンプ86,87の作用によりサー
モスタットを有する切替弁83、三方弁84、放熱器8
5、ポンプ86、熱交換部99、ポンプ87を介して循
環する。放熱器85には冷却ファン96が設けられてい
る。切替弁83の操作により一部の温水はコンダクショ
ンアセンブリ98に戻され、さらにコンダクションアセ
ンブリ98から冷却水管97を介して放熱器85とポン
プ86の間に戻される。コンダクションアセンブリ98
には温水を補給するためのリカバリータンク89が接続
されている。
【0036】始動時には、サーモスタットを有する切替
弁83の作動で、温水が所定の温度になるまでポンプ8
7を介して温水を熱交換部82に戻して循環させる。ま
た、三方弁84の作動により温水がアキュムレータ58
の熱交換器88に供給され、アキュームレータ58中の
液相の冷媒に熱を伝達し、気化を促進する。
【0037】従って、このように構成された熱ポンプ装
置1は、図2に示すように、冷房として運転する場合に
は四方弁46を操作して、第1のポート46aと第3の
ポート46cとを連通させ、同時に第4のポート46d
と第2のポート46bとを連通させた状態とする。
【0038】これによって、水冷式エンジン23により
圧縮機A,Bを駆動し、冷媒を圧縮し、この圧縮され、
高温、高圧になった冷媒ガスは室外ユニット21の室外
熱交換器70で、外気によって冷却され液化する。この
液化した冷媒は膨張弁76の作動で減圧され、低圧とな
った冷媒液は室内ユニット22の室内熱交換器71で室
内空気から熱を奪って蒸発する。この時の蒸発熱により
冷却効果が生じて室内の冷房を行なう。蒸発した冷媒ガ
スは再び圧縮機A,Bに戻り、同様なサイクルを繰返
す。
【0039】また、暖房として運転する場合には、図3
に示すように、四方弁46を操作して、第1のポート4
6aを第4のポート46dに連通させるとともに、第3
のポート46cを第2のポート46bに連通させた状態
とする。
【0040】これによって、水冷式エンジン23により
圧縮機A,Bを駆動し、冷媒を圧縮し、この圧縮され、
高温、高圧になった冷媒ガスは室内ユニット22の室内
熱交換器71で、室内空気によって冷却され液化する。
この時、室内空気は凝縮熱によって暖められ、暖房効果
を生じる。この液化した冷媒は膨張弁71の作動で減圧
され、低圧となった冷媒液は室外ユニット21の室外熱
交換器70で外気の熱を吸収して気化する。アキューム
レータ58において液相の冷媒が分離され、冷媒ガスが
再び圧縮機A,Bに戻り、同様なサイクルを繰り返す。
温水回路5から三方弁84を通って温水熱交換器88を
通過する温水は、室外熱交換器88の気化作用を補うべ
く、液相の冷媒に熱エネルギーを供給する。
【0041】次に、熱ポンプ装置としての空気調和機1
のコンプレッサシステム部3について図4乃至図8に基
づいて詳細に説明する。
【0042】熱ポンプ装置としての空気調和機1のコン
プレッサシステム部3は、2つのマルチベーン型圧縮機
A,Bを有しており、これらの圧縮機A,Bは水冷式エ
ンジン23によって回転駆動される。ここで、一方の圧
縮機Aの構成の詳細を図5及び図8に基づいて説明す
る。なお、他方の圧縮機Bの構成は圧縮機Aのそれと同
じであるため、それについての説明は省略する。
【0043】コンプレッサシステム部3は、ケーシング
100の一方にケーシング200が締付ボルト201に
よって締付固定され、またケーシング100の他方には
圧縮機Aのキャップ300と、圧縮機Bのキャップ30
0とがそれぞれ締付ボルト301によって締付固定され
ている。
【0044】ケーシング100内にはシリンダ101が
収納されており、このシリンダ101の両端面にはサイ
ドブロック102,103が設けられている。また、シ
リンダ101内には、ロータ104がその軸部104
a,104bをサイドブロック103,102に軸支さ
れて回転自在に設けられており、このロータ104のシ
リンダ101内に臨む大径部分には、図8に示すよう
に、5つのスライド溝105が径方向に放射状に形成さ
れている。そして、このそれぞれのスライド溝105に
は平板状の5枚のべーン106が径方向に摺動自在に嵌
装されており、ロータ104が矢印方向に回転している
ときには、各ベーン106はその外端部がシリンダ10
1の断面楕円状のボア101aに摺接しながら回転す
る。シリンダ101内には、ロータ104によって区画
される2つの吸引圧縮作用室107が形成されている。
【0045】また、シリンダ101には幅方向に貫通す
る一対の吸入通路108が形成されている。吸引圧縮作
用室107に連通する吸入口109,110がサイドブ
ロック102,103にそれぞれ形成され、吸入口11
0は吸入通路108を介し、吸入口109は直接、それ
ぞれ吸入通路111に連通している。吸入通路111は
サイドブロック102とそれぞれのキャップ300との
間に形成されている。シリンダ101には、図8に示す
ように、それぞれの吸引圧縮作用室107に開口する吐
出口112が形成されており、このそれぞれの吐出口1
12には吸引圧縮作用室107から吐出室113ヘの気
相冷媒の流れを許容するバルブ114が設けられてい
る。
【0046】また、図5に示すように、サイドブロック
103にはオイルセパレータ115を有するホルダ11
6が6角穴付きボルト117で締付固定して設けられて
おり、サイドブロック102,103、ケーシング10
0とシリンダ101との間に形成される吐出室113
は、これらに開口する吐出通路118を経てオイルセパ
レータ115に連通している。ケーシング100内のシ
リンダ101の奥側にはオイル溜り119が形成されて
おり、このオイル溜り119の上部にはケーシング10
0に穿設された吐出口120が開口し、この吐出口12
0は吐出側回路50に接続される。
【0047】また、オイル溜り119は冷媒高圧室を兼
用しており、このオイル溜り119には潤滑用オイルが
溜る。オイル溜り119の下部には、サイドブロック1
02に形成された油路121のオイル流入口121aが
開口し、この油路121はロータ104の軸部104a
に潤滑用オイルを導いて潤滑するように連通している。
さらに、サイドブロック102には、油路122が形成
され、この油路122はロータ104の軸部104aに
連通しており、軸部104aを潤滑した潤滑用オイルは
油路122からサイドブロック102とロータ104と
の間の隙間に導かれて潤滑する。また、シリンダ101
には4箇所に油路123が形成され、さらに4箇所に油
路124が形成されている。油路123はサイドブロッ
ク102の油路121に連通し、油路125はサイドブ
ロック102の油路122に連通している。また、サイ
ドブロック103には油路126,127が形成され、
この油路126はシリンダ101の油路123からロー
タ104の軸部104bに潤滑用オイルを導いて潤滑す
るように連通している。また、油路127はロータ10
4の軸部104bに連通しており、軸部104bを潤滑
した潤滑用オイルは油路127からサイドブロック10
3とロータ104との間の隙間に導かれて潤滑し、吸引
圧縮作用室107に導かれる。
【0048】ケーシング100の上部には開口部128
を透明ガラス129により塞いで覗き窓130が設けら
れ、さらにこの覗き窓130と反対側にはオイル注入口
131が設けられ、注入ボルト132を外してオイル注
入口131から潤滑オイルを注入する。また、ケーシン
グ100の底部100aは中央部100bが低くなるよ
うに傾斜させ、この中央部100bに潤滑用オイルのド
レンが溜るようになっている。この底部100aの中央
部100bにはオイルドレン排出口133が設けられ、
排出ボルト134を外してオイルドレン排出口133か
ら潤滑オイルを排出してオイル交換したり、所定の時期
にドレンのみを排出したりする。
【0049】ケーシング100にはケーシング200が
ボルト201により締付固定して一体化されており、潤
滑用オイルを溜めるオイル溜り119とサブアキューム
レータ56とがケーシング100に形成された熱交換壁
100cを介して隣接させている。この熱交換壁100
cにはオイル溜り119側にフィン100dが形成さ
れ、またサブアキュームレータ56側にもフィン100
eが形成され、それぞれ断面積を大きくして熱交換の効
率を向上させている。
【0050】サブアキュームレータ56は低圧室になっ
ており、サブアキュームレータ56の上部にはケーシン
グ200に穿設された吸入口202が開口し、この吸入
口202は吸入側回路51に接続される。ケーシング2
00には側部から上部にかけて一対の通路203,20
4が形成され、この通路203,204はケーシング1
00の上部形成した通路135,136にそれぞれ連通
している。また、ケーシング100の通路135,13
6はキャップ300に形成された通路302,303に
それぞれ連通し、この通路302,303は吸入通路1
11に連通している。
【0051】サブアキュームレータ56の側部中央には
通路203,204が開口し、この開口部203a,2
04aからサブアキュームレータ56内の冷媒の気体
は、それぞれ圧縮機A,Bの駆動によって吸入される。
即ち、圧縮機Aの駆動によってサブアキュームレータ5
6内の冷媒の気体が、通路203,135,302から
吸入通路111を介して吸入され、これらで回路51h
を構成している。また、圧縮機Bの駆動によってブアキ
ュームレータ56内の冷媒の気体が、通路204,13
6,303から吸入通路111を介して吸入され、これ
らで回路51iを構成している。
【0052】サブアキュームレータ56内に溜る潤滑用
オイル及び液体の冷媒はオリフィス66から少しづつ圧
縮機A,Bに吸引される。
【0053】このようにして、潤滑用オイルを溜めるオ
イル溜り119とサブアキュームレータ56とを熱交換
壁100cを介して隣接させて圧縮機A,Bとサブアキ
ュームレータ56とを一体的に設けており、これで圧縮
機A,Bとサブアキュームレータ56とを連結する配管
をなくすことができ、コスト低減を図り、かつ装置のコ
ンパクト化が可能である。
【0054】また、潤滑用オイルを溜めるオイル溜り1
19とサブアキュームレータ56とを熱交換壁100c
を介して近接して配置し、オイル溜り119の潤滑用オ
イルをサブアキュームレータ56の液相冷媒と熱交換さ
せて冷却するから、潤滑用オイルを冷却するための専用
のラジエータを不要としコスト低減を図ることができ
る。
【0055】即ち、圧縮機A,Bのそれぞれのロータ1
04の端部には電磁クラッチ43が設けられており、水
冷式エンジン23の駆動力は電磁クラッチ43のON/
OFFによってロータ104に選択的に伝達される。そ
して、ロータ104に動力が伝達されてこれが回転駆動
されると、ベーン106が一体的に回転するが、このべ
ーン106は遠心力によってスライド溝105に沿って
径方向外方ヘ飛び出し、先端部がシリンダ101のボア
101aに摺接しながら回転し、吸入通路111、吸入
口109及び吸入通路108を経てシリンダ101内の
圧縮室107内に吸入された気相冷媒は、ベーン106
によって圧縮され、高温・高圧の気相冷媒は、サブアキ
ュームレータ56の低圧側の気相冷媒と熱交換して冷却
されて、吐出口112及びバルブ114を経て吐出室1
13へ吐出される。吐出室113ヘ吐出された気相冷媒
は、吐出通路118を経てオイルセパレータ115に至
り、ここでオイル分を除去された後、オイル溜り119
に流入し、最後に吐出口120から機外の吐出側回路5
0ヘ吐出される。
【0056】このように圧縮機A,Bには潤滑用オイル
をサブアキュームレータ56の液相冷媒中に循環させ冷
媒と熱交換させる経路を設けており、これにより潤滑用
オイルを冷却するための専用のラジエータが不要であ
り、その分コストを低減することができる。
【0057】他方、オイルセパレータ115において気
相冷媒から分離された潤滑用オイルは、オイルセパレー
タ115から落下してオイル溜り119の下部に溜ま
り、オイル溜り119内の気相冷媒の圧力によってオイ
ル流入口121aから油路121,122,126,1
27を図5の矢印方向ヘ流れ、ロータ104の軸受部、
ロータ104とサイドブロック102,103との隙間
やボア101aからベーン106の摺動部を潤滑する。
特に低圧となっている部分を潤滑して吐出通路118か
らオイルセパレータ115に至り、ここから滴下してオ
イル溜り119に戻る。
【0058】ところで、起動時には、圧縮機A,Bのボ
ア101a内、あるいはサブアキュームレータ56と圧
縮機A,Bの中間の回路5h,5i中で液化した潤滑用
オイルを含む気相冷媒が起動時泡状になり、オイル溜り
119の吐出口120から機外の吐出側回路50ヘ吐出
される。この泡状の気相冷媒に含まれる潤滑用オイル
は、吐出側回路50のオイルセパレータ52に溜まり、
起動後所定時間、開となる電磁弁57を通ってアキュー
ムレータ58に入る。
【0059】そして、アキュームレータ58の底部に溜
まる潤滑用オイルは、アキュームレータ58内の下部か
ら回路51g、ストレーナ77及び制御弁78及びオリ
フィス79を通って、回路51e,51fを経て圧縮機
A,Bと一体化されたサブアキュームレータ56に戻
る。
【0060】サブアキュームレータ56から潤滑用オイ
ルは、オリフィス66から少しづつ圧縮機A,Bに吸引
され、気相冷媒と一緒にボア101aに入り、吐出通路
118からオイルセパレータ115に至り、このオイル
セパレータ115から滴下してオイル溜り119に戻
る。所定時間経過すると、電磁弁57は閉となり、オイ
ルセパレータ52に溜まる潤滑用オイルの電磁弁57を
介する循環は停止する。なお、運転中オイルセパレータ
52に溜まる潤滑用オイルは少しづつ毛細管55を通過
して循環される。
【0061】次に、この発明の熱ポンプ装置としての空
気調和機を、図面に基づいて詳細に説明する。図1から
図3に示す空気調和機は、図2の冷房状態においてこの
発明の冷媒回路についての第1実施例となる。図9は、
この発明の冷媒回路についての第2実施例である室内ユ
ニットを示すものであり、図2の空気調和機の室内ユニ
ット22を図9の室内ユニット22に置き換えたもので
ある。図10、図11は第3実施例の冷媒回路の構成図
であり、図2、図3のシステムの一部を置き換えたもの
である。図12、図13は第4実施例のシステムの構成
図であり、図2、図3のシステムの一部を置き換えたも
のである。制御に関連する諸実施例について以下におい
て順次記載する。
【0062】図9は第2実施例の室内ユニットの拡大図
であり、室内ユニット22が室内機を構成している。室
内ユニット22の膨張弁76は開閉式膨張弁を用い、こ
の膨張弁76寄り冷房時に高圧側圧力検知手段を構成す
る圧力センサ300を配置し、冷媒回路の高圧側圧力を
検知するようになっている。また、室内熱交換器71側
の膨張弁76寄りには冷房時に低圧側圧力検知手段を構
成する圧力センサ301を配置し、冷媒回路の低圧側圧
力を検知するようになっている。また、膨張弁76には
膨張弁開度センサ310が設けられ、この膨張弁開度セ
ンサ310が膨張弁76の流量検知手段を構成してい
る。なお、暖房時には、圧力センサ300は低圧側に、
圧力センサ301は高圧側となる。
【0063】図10及び図11は第3実施例の室外回路
の一部拡大図であり、図10は冷房運転時、図11は暖
房運転時を示している。室外ユニット21が室外機を構
成しており、この室外ユニット21の室外熱交換器70
を迂回し、上流側と、下流側を連通する迂回冷媒回路F
が設けられている。迂回冷媒回路Fの途中には開閉弁9
0とストレーナ91を設け、この開閉弁90の開とする
か開閉弁90の開度を大とする。室外熱交換器70の上
流側には、室外熱交換器70上流側の冷媒温度検知する
冷媒温度検知手段を構成する温度センサ402,402
aを配置し、室外熱交換器70の下流側には、室外熱交
換器70下流側の冷媒温度検知する冷媒温度検知手段を
構成する温度センサ402bを配置し、さらに室外熱交
換器70を通過する冷媒温度を検知する冷媒温度検知手
段を構成する温度センサ402cが配置されている。
【0064】図12及び図13は第4実施例のヒートポ
ンプ部の拡大図であり、図12はヒートポンプ部の冷房
運転時、図13はヒートポンプ部の暖房運転時を示して
いる。
【0065】このヒートポンプ部4の室外熱交換器70
の上流側と、室内熱交換器71の下流側との間には、室
外熱交換器70を迂回する迂回冷媒回路Gが設けられて
いる。迂回冷媒回路Gの室外側と、室内側はジョイント
500で接続され、室外側に開閉弁90、ストレーナ9
1及び手動弁501が配置されている。
【0066】この発明では、冷媒にエネルギーを付与す
る手段として、図2に示すように室内熱交換器71で構
成される蒸発器と、圧縮機A,Bの間にアキュームレー
タ58を配置し、このアキュームレータ58の内部にエ
ンジン排熱を利用した熱付与手段を構成する温水熱交換
器88が配置されている。
【0067】また、冷媒にエネルギーを付与する手段と
して、電気的ヒータを配置しており、この電気的ヒータ
としては、図2に示すように、オイルセパレータ52の
ヒータ53、アキュームレータ58のヒータ59、サブ
アキュームレータ56のヒータ65が用いられている。
【0068】さらに、冷媒にエネルギーを付与する手段
として、水冷式エンジン23あるいは圧縮機A,Bの潤
滑オイルとの熱交換部を配置しており、この熱交換部は
図4乃至図8に示すように潤滑用オイルを溜めるオイル
溜り119により構成されている。圧縮機A,Bの回転
数の上昇に伴い増加する摩擦熱を冷媒に与えることがで
きる。
【0069】室外熱交換器70で構成される凝縮器の放
熱能力と室内熱交換器71で構成される蒸発器の吸熱能
力の差あるいは比が大となる程、即ち、室外の温度値が
小さくなる程、温水量を増加するか、電気的ヒータへの
電流量を増加するかエンジン回転数を増加してもよい。
【0070】即ち、図14及び図15に示すように、温
水回路5の三方弁84としてリニア三方弁を用い、この
三方弁84のポートAが84aがアキュムレータ58内
の温水熱交換器88側へ接続され、ポートBが室外ユニ
ット21の放熱器85側へ接続され、ポートCが水冷式
エンジン23の熱交換器82側へ接続され、これらのポ
ートA,B,Cが回転弁体84aの回転で温水流量が制
御される。
【0071】室外熱交換器70で構成される凝縮器の放
熱能力と室内熱交換器71で構成される蒸発器の吸熱能
力の差あるいは比が大となる程、図16に示すように回
転弁体84aを回転して、ポートAからポートCヘの温
水流量を増加させ、膨張弁76から室外熱交換器70で
構成される凝縮器を経由して圧縮機A,Bに到る低圧側
において熱を加えるようにしても良い。
【0072】また、膨張弁76を、図9に示すように開
閉式弁とし、室外熱交換器70で構成される凝縮器の放
熱能力と室内熱交換器71で構成される蒸発器の吸熱能
力の差あるいは比が大なる程、膨張弁開度を大きくする
ようにしても良い。
【0073】また、室外熱交換器70で構成される凝縮
器の放熱能力と室内熱交換器71で構成される蒸発器の
吸熱能力の差あるいは比を検知する手段として、圧縮機
A,Bと膨張弁76との間の高圧側冷媒回路に図2に示
すように高圧側圧力検知手段を構成する圧力センサ39
0を配置している。この高圧側圧力検知手段を構成する
圧力センサ390により、高圧側圧力に基づき、高圧側
圧力が小なる程、室外熱交換器70で構成される凝縮器
の放熱能力と室内熱交換器71で構成される蒸発器の吸
熱能力の差あるいは比が大と検知するようにしても良
い。
【0074】また、圧縮機A,Bと膨張弁76との間の
高圧側冷媒回路中の膨張弁76寄りに、図9に示すよう
に冷房時高圧側圧力検知手段を構成する圧力センサ30
0を配置している。この圧力センサ300により検知さ
れる高圧側圧力に基づき、高圧側圧力が小なる程、室外
熱交換器70で構成される凝縮器の放熱能力と室内熱交
換器71で構成される蒸発器の吸熱能力の差あるいは比
が大と検知するようにしても良い。
【0075】更に、図4に示すように、膨張弁76の下
流側に冷房時(冷媒時)低圧側圧力検知手段を構成する
圧力センサ301を配置し、圧力検知センサ300によ
る高圧側圧力と低圧側圧力との差圧に基づき、差圧が小
なる程、室外熱交換器70で構成される凝縮器の放熱能
力と室内熱交換器71で構成される蒸発器の吸熱能力の
差あるいは比が大と検知するようにしても良い。
【0076】即ち、高圧側圧力と低圧側圧力との差圧を
大とするように熱を冷媒に伝達するようにするか、圧縮
機A,Bの回転数を増加させるようにするか、圧縮機
A,Bの運転台数を増加させるようにするか、室外ユニ
ット21の冷却ファン96の回転を停止するか、 イ.図2に示すように、膨張弁76及び室内熱交換器7
1で構成される蒸発器を迂回し、室外熱交換器70で構
成される凝縮器下流側と、室内熱交換器71で構成され
る蒸発器下流側を連通する迂回冷媒回路Eと、この迂回
冷媒回路Eの途中に開閉弁90を設け、この開閉弁90
の開とするか開閉弁90の開度を大とするか、 ロ.図10に示すように、室外熱交換器70で構成され
る凝縮器を迂回し、凝縮器上流側と、凝縮器下流側を連
通する迂回冷媒回路Fと、この迂回冷媒回路Fの途中に
開閉弁90を設け、この開閉弁90の開とするか開閉弁
90の開度を大とすか、 ハ.図13に示すように、室外熱交換器70で構成され
る凝縮器、膨張弁76を迂回し、凝縮器上流側と、膨張
弁下琉側を連通する迂回冷媒回路Gと、この迂回冷媒回
路Gの途中に開閉弁90を設け、開閉弁90の開とする
か開閉弁90の開度を大としても良い。
【0077】以上、イ、ロ、ハにより蒸発器すなわち室
内機を構成する室内熱交換器71を通過する冷媒を、凝
縮器すなわち室外機を構成する室外熱交換器70を通過
する冷媒との流量比を可変とするとともに、流量比を小
さくすることができる。各迂回冷媒回路と開閉弁90が
流量バランス変更手段を構成している。
【0078】なお、図1に示すように、コンプレッサシ
ステム部3に、圧縮機の作動台数検知手段18を設け、
圧縮機の作動台数に基づき、作動台数が大なる程、室外
熱交換器70で構成される凝縮器の放熱能力と室内熱交
換器71で構成される蒸発器の吸熱能力の差あるいは比
を大と検知するようにしても良い。
【0079】また、図2に示すように、室外の温度を検
知する手段を構成する温度センサ400を設け、この室
外の温度に基づき、この温度が小なる程、室外熱交換器
70で構成される凝縮器の放熱能力と室内熱交換器71
で構成される蒸発器の吸熱能力の差あるいは比を大と検
知するようにしても良い。
【0080】また、図2に示すように、室外熱交換器7
0で構成される凝縮器上流側の冷媒温度検知する手段を
構成する温度センサ402と、室外の温度を検知する手
段を構成する温度センサ400とを設け、この温度差に
基づき、この温度差が大なる程、室外熱交換器70で構
成される凝縮器の放熱能力と室内熱交換器71で構成さ
れる蒸発器の吸熱能力の差あるいは比を大と検知するよ
うにしても良い。なお、図10に示すように、室外熱交
換器70直近上流側の温度センサ402aあるいは室外
熱交換器70を通過する冷媒の温度センサ402cを配
置し、これらの温度と、室外温度との温度差に基づき、
温度差が大なる程、室外熱交換器70で構成される凝縮
器の放熱能力と室内熱交換器71で構成される蒸発器の
吸熱能力の差あるいは比を大と検知するようにしても良
い。
【0081】また、図2に示すように、膨張弁76から
室内熱交換器71で構成される蒸発器を経由して圧縮機
A,Bに到る低圧側の圧力を検知する低圧側圧力検知手
段を構成する圧力センサ401を設け、また冷房時は図
9に示すように、低圧側圧力検知手段を構成する圧力セ
ンサ301を設け、低圧側検知圧力が大なる程、室外熱
交換器70で構成される凝縮器の放熱能力と室内熱交換
器71で構成される蒸発器の吸熱能力の差あるいは比を
大と検知するようにしても良い。
【0082】また、図2に示すように、室外の温度を検
知する手段を構成する温度センサ400と、膨張弁76
から室内熱交換器71で構成される蒸発器を経由して圧
縮機A,Bに到る低圧側の圧力を検知する低圧側圧力検
知手段を構成する圧力センサ401を設け、室内温度が
低い程、低圧側目標圧力を小とし、低圧側検知圧力と低
圧側目標圧力との差圧が大なる程、室外熱交換器70で
構成される凝縮器の放熱能力と室内熱交換器71で構成
される蒸発器の吸熱能力の差あるいは比を大と検知する
ようにしても良い。
【0083】また、図9に示すように、膨張弁開度セン
サ310と、膨張弁76から室内熱交換器71で構成さ
れ蒸発器を経由して圧縮機A,Bに到る低圧側の圧力を
検知する低圧側圧力検知手段を構成する圧力センサ40
1を設け、膨張弁開度センサ310の開度に対応して、
開度が大なる程所定値を大とし、低圧側検知圧力が該所
定値より大なる程、室外熱交換器70で構成される凝縮
器の放熱能力と室内熱交換器71で構成される蒸発器の
吸熱能力の差あるいは比を大と検知するようにしても良
い。
【0084】また、図2に示すように、圧縮機A,Bを
複数配置し、室外熱交換器70で構成される凝縮器の放
熱能力と室内熱交換器71で構成される蒸発器の吸熱能
力の差あるいは比を大なる程、圧縮機の運転台数を増加
するようにしても良い。
【0085】また、図2及び図9に示すように、室外の
温度を検知する手段を構成する温度センサ400と、圧
縮機A,Bから室外熱交換器70で構成される凝縮器を
経由して膨張弁76に到る高圧側の圧力を検知する高圧
側圧力検知手段を構成する圧力センサ300を設け、室
外温度が低い程、高圧側目標圧力を大とし、この高圧側
目標圧力と高圧側検知圧力との差圧が大なる程、室外熱
交換器70で構成される凝縮器の放熱能力と室内熱交換
器71で構成される蒸発器の吸熱能力の差あるいは比を
大と検知するようにしても良い。
【0086】この発明は、外気が極低温時あるいは強風
時であっても、あるいは室外機に対して小容量室内機あ
るいは冷凍機の運転(低負荷運転)にあっても、安定し
た冷房・冷凍運転を可能とする熱ポンプ装置である。
【0087】請求項1記載の発明の熱ポンプ装置は、冷
凍機として運転する場合、圧縮機A,B、室外ユニット
21の室外熱交換器70で構成される凝縮器、膨張弁7
6、室内ユニット22の室内熱交換器71で構成される
蒸発器、圧縮機A,Bの順に冷媒を循環させる冷媒回路
6と、室外熱交換器70で構成される凝縮器の放熱能力
と室内熱交換器71で構成される蒸発器の吸熱能力の差
あるいは比を検知する手段と、差あるいは比が所定以上
の場合冷媒にエネルギーを付与する手段とを備えてい
る。
【0088】また、請求項2記載の発明の熱ポンプ装置
は、冷媒にエネルギーを付与する手段として、差あるい
は比が大なる程多量のエネルギーを付与するように構成
している。
【0089】また、請求項3記載の発明の熱ポンプ装置
は、圧縮機A,B、室外ユニット21の室外熱交換器7
0で構成される凝縮器、膨張弁76、室内ユニット22
の室内熱交換器71で構成される蒸発器、圧縮機A,B
の順に冷媒を循環させる冷媒回路6と、室外熱交換器7
0で構成される凝縮器の放熱能力と室内熱交換器71で
構成される蒸発器の吸熱能力の差あるいは比を検知する
手段と、室内ユニット22を通過する冷媒と室外ユニッ
ト21を通過する冷媒との流量比を変更可能とする流量
バランス変更手段とを備え、差あるいは比が所定以上の
場合、流量比を小さくするように構成している。
【0090】請求項4記載の発明の熱ポンプ装置は、流
量バランス変更手段として、膨張弁、蒸発器を迂回し、
凝縮器下流側と、蒸発器下流側を連通する迂回冷媒回路
を備えている。
【0091】この発明は、前記のように構成しており、
以下の条件A〜Hに対応し、 A・室外の温度を検知する手段を設け、温度値が小なる
程、この温度値が大とするように B・室外の温度を検知する手段と、膨張弁から室内熱交
換器で構成される蒸発器を経由して圧縮機に到る低圧側
の圧力を検知する低圧側圧力検知手段を設け、室外温度
が低い程、低圧側目標圧力を小とし、低圧側検知圧力と
低圧側目標圧力との差圧が大なる程、この差圧を小とす
るように C・室外の温度を検知する手段と、圧縮機から室外熱交
換器で構成される凝縮器を経由して膨張弁に到る高圧側
の圧力を検知する高圧側圧力検知手段を設け、室外温度
が低い程、高圧側目標圧力を大とし、高圧側目標圧力と
高圧側検知圧力との差圧が大なる程、この差圧を小とす
るように D・膨張弁開度センサと、膨張弁から室内熱交換器で構
成される蒸発器を経由して圧縮機に到る低圧側の圧力を
検知する低圧側圧力検知手段を設け、膨張弁開度せンサ
の開度に対応して、開度が小なる程低圧側目標値を小と
し、低圧側検知圧力が低圧側目標値より大なる程、低圧
側検知圧力と低圧側目標値との差圧を小とするように E・膨張弁開度センサと、圧縮機から室外熱交換器で構
成される凝縮器を経由して膨張弁に到る高圧側の圧力を
検知する高圧側圧力検知手段を設け、膨張弁開度センサ
の開度に対応して、開度が小なる程高圧側目標値を大と
し、高圧側検知圧力が高圧側目標値より小なる程、高圧
側目標値と高圧側検知圧力との差圧を小とするように F・圧縮機から室内熱交換器で構成される蒸発器を経由
して膨張弁に到る高圧側冷媒回路に高圧側圧力検知セン
サを配置し、この高圧側圧力検知センサの高圧側圧力に
基づき、この高圧側圧力が小なる程、この高圧側圧力を
大とするように G・膨張弁から室外熱交換器で構成される凝縮器を経由
して圧縮機に到る低圧側の圧力を検知する低圧側圧力検
知手段を設け、この圧力が高い程、この圧力を低くする
ように H・膨張弁の上流側に高圧側圧力検知センサ、膨張弁の
下流側に低圧側圧力検知センサを配置し、この高圧側圧
力と低圧側圧力との差圧に基づき、この差圧が小なる
程、この差圧を大とするように 以下の対応a〜Jを取り得るように構成して制御してお
り、この制御内容を図17及び図18に示す。
【0092】a,膨張弁を開閉式弁とし、膨張弁開度を
大とするようにした b.圧縮機を複数設け、運転台数を増加するようにした c.圧縮機の回転数を増加させるようにした d,室外熱交換器で構成される凝縮器の冷却ファンの回
転を停止するか、低下するようにした e.膨張弁及び室内熱交換器で構成される蒸発器を迂回
し、室外熱交換器で構成される凝縮器下流側と、室内熱
交換器で構成される蒸発器下流側を連通する迂回冷媒回
路と、この迂回冷媒回路の途中に開閉弁を設け、この開
閉弁の開とするか開閉弁の開度を大とするようにした f.室外熱交換器で構成される凝縮器を迂回し、室外熱
交換器で構成される凝縮器上流側と、室外熱交換器で構
成される凝縮器下流を連通する迂回冷媒回路と、この迂
回冷媒回路の途中に開閉弁を設け、この開閉弁の開とす
るか開閉弁の開度を大とするようにした g.室外熱交換器で構成される凝縮器及び膨張弁を迂回
し、室外熱交換器で構成される凝縮器上流側と、膨張弁
下流側を連通する迂回冷媒回路と、この迂回冷媒回路の
途中に開閉弁を設け、この開閉弁の開とするか開閉弁の
開度を大とするようにした h.低圧側において、より多くの熱量を冷媒に伝達する
ようにした i.高圧側において、より多くの熱量を冷媒に伝達する
ようにした j.a〜gの任意の組合せの制御を行うようにした。
【0093】
【発明の効果】前記したように、請求項1記載の発明
は、冷媒回路の凝縮器の放熱能力と蒸発器の吸熱能力の
差あるいは比を検知し、この差あるいは比が所定以上の
場合冷媒にエネルギーを付与するから、外気が極低温時
あるいは強風時であっても、あるいは室外機に対して小
容量室内機あるいは冷凍機の運転(低負荷運転)にあっ
ても、安定した冷房・冷凍運転が可能である。
【0094】請求項2記載の発明は、冷媒回路の凝縮器
の放熱能力と蒸発器の吸熱能力の差あるいは比が大なる
程多量のエネルギーを付与することで、簡単な構造でよ
り安定した冷房・冷凍運転が可能である。
【0095】請求項3記載の発明では、冷媒回路の凝縮
器の放熱能力と蒸発器の吸熱能力の差あるいは比を検知
し、室内機を通過する冷媒と室外機を通過する冷媒との
流量比を変更可能とし、差あるいは比が所定以上の場
合、流量比を小さくすることで、外気が極低温時あるい
は強風時であっても、あるいは室外機に対して小容量室
内機あるいは冷凍機の運転(低負荷運転)にあっても、
安定した冷房・冷凍運転が可能である。
【0096】請求項4記載の発明は、膨張弁、蒸発器を
迂回し、凝縮器下流側と、蒸発器下流側を連通する迂回
冷媒回路を備え、この迂回冷媒回路により冷媒回路の凝
縮器の放熱能力と蒸発器の吸熱能力の差あるいは比が所
定以上の場合、流量比を小さくすることで、簡単な構造
でより安定した冷房・冷凍運転が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】熱ポンプ装置としての空気調和機の概略構成図
である。
【図2】熱ポンプ装置としての空気調和機の冷房運転時
の概略構成図である。
【図3】熱ポンプ装置としての空気調和機の暖房運転時
の概略構成図である。
【図4】コンプレッサシステム部の平面図である。
【図5】図4のV−V線に沿う断面図である。
【図6】図4のVI-VI線に沿う断面図である。
【図7】図4のVII-VII線に沿う断面図である。
【図8】図4のVIII-VIII線に沿う断面図である。
【図9】この発明の冷媒回路についての第2実施例であ
る室内ユニットを示すものであり、図2の空気調和機の
室内ユニット22を図9の室内ユニット22に置き換え
た図である。
【図10】第3実施例の冷媒回路の構成図であり、図
2、図3のシステムの一部を置き換えた図である。
【図11】同第3実施例の冷媒回路の構成図であり、図
2、図3のシステムの一部を置き換えた図である。
【図12】第4実施例のシステムの構成図であり、図
2、図3のシステムの一部を置き換えた図である。
【図13】同第4実施例のシステムの構成図であり、図
2、図3のシステムの一部を置き換えた図である。
【図14】三方弁の断面図である。
【図15】三方弁の断面図である。
【図16】三方弁の制御特性を示す図である。
【図17】制御内容を示す図である。
【図18】制御内容を示す図である。
【図19】熱ポンプ装置のスイッチ群、温度センサ群、
圧力センサ群、制御部、ヒータ群及びアクチュエータ群
を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 熱ポンプ装置 6 冷媒回路 A,B 圧縮機 70 室外熱交換器 71 室内熱交換器 76 膨張弁

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機、凝縮器、膨張弁、蒸発器、圧縮
    機の順に冷媒を循環させる冷媒回路と、前記凝縮器の放
    熱能力と前記蒸発器の吸熱能力の差あるいは比を検知す
    る手段と、前記差あるいは比が所定以上の場合前記冷媒
    にエネルギーを付与する手段とを備えることを特徴とす
    る熱ポンプ装置。
  2. 【請求項2】 前記請求項1記載の熱ポンプ装置におい
    て、前記冷媒にエネルギーを付与する手段として、前記
    差あるいは比が大なる程多量のエネルギーを付与するよ
    うに構成したことを特徴とする熱ポンプ装置。
  3. 【請求項3】 圧縮機、凝縮器、膨張弁、蒸発器、圧縮
    機の順に冷媒を循環させる冷媒回路と、前記凝縮器の放
    熱能力と前記蒸発器の吸熱能力の差あるいは比を検知す
    る手段と、前記蒸発器を通過する冷媒と前記凝縮器を通
    過する冷媒との流量比を変更可能とする流量バランス変
    更手段と、前記差あるいは比が所定以上の場合、流量比
    を小さくするように構成したことを特徴とする熱ポンプ
    装置。
  4. 【請求項4】 前記請求項3記載の熱ポンプ装置におい
    て、前記流量バランス変更手段として、前記膨張弁、前
    記蒸発器を迂回し、凝縮器下流側と、蒸発器下流側を連
    通する迂回冷媒回路を備えたことを特徴とする熱ポンプ
    装置。
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