JPH07233665A - ドアのロック装置 - Google Patents
ドアのロック装置Info
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- JPH07233665A JPH07233665A JP29854794A JP29854794A JPH07233665A JP H07233665 A JPH07233665 A JP H07233665A JP 29854794 A JP29854794 A JP 29854794A JP 29854794 A JP29854794 A JP 29854794A JP H07233665 A JPH07233665 A JP H07233665A
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- Japan
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- latch
- door
- casing
- coil spring
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- Granted
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- Closing And Opening Devices For Wings, And Checks For Wings (AREA)
- Lock And Its Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ラッチ3の出没運動をガタつきなくスムーズ
に行え、しかもケーシング7を可及的にコンパクトにで
きるようにする。 【構成】 ドア2の端部に取り付けられるケーシング7
と、先端部がドア2の端面2Aから軸心方向に沿って出
没するようケーシング7内に挿通されたラッチ3と、ケ
ーシング7に対して回動自在に設けられた操作部材11
と、この操作部材11の回動操作によってラッチ3をケ
ーシング7内に没入させる駆動機構9と、ラッチ3を常
時没入側に付勢するコイルばね12と、ドア2の閉鎖時
にコイルばね12の付勢力よりも強力な磁力によってラ
ッチ3の先端部をドア枠4側のストライク5に向かって
突出させるロック機構13,14と、を備えているドア
のロック装置において、ラッチ3の軸心方向中途部に、
コイルばね12を当該ラッチ3に対して同軸心状に外嵌
する。
に行え、しかもケーシング7を可及的にコンパクトにで
きるようにする。 【構成】 ドア2の端部に取り付けられるケーシング7
と、先端部がドア2の端面2Aから軸心方向に沿って出
没するようケーシング7内に挿通されたラッチ3と、ケ
ーシング7に対して回動自在に設けられた操作部材11
と、この操作部材11の回動操作によってラッチ3をケ
ーシング7内に没入させる駆動機構9と、ラッチ3を常
時没入側に付勢するコイルばね12と、ドア2の閉鎖時
にコイルばね12の付勢力よりも強力な磁力によってラ
ッチ3の先端部をドア枠4側のストライク5に向かって
突出させるロック機構13,14と、を備えているドア
のロック装置において、ラッチ3の軸心方向中途部に、
コイルばね12を当該ラッチ3に対して同軸心状に外嵌
する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ドアをラッチ錠を用い
てロックするドアのロック装置に関するものである。
てロックするドアのロック装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、室内に設けられるドアのロック
装置では、先端部に傾斜面を有するラッチをドアの端面
からバネ力によって突出させておき、ドアの閉鎖に伴う
ドア枠側のストライクとラッチの傾斜面との当接によっ
て同ラッチを強制的に没入させた後、ドアの閉鎖完了時
にラッチが再度突出してストライクの係止孔に嵌合する
ことにより、ドアをロックするようにするのが一般的で
ある。
装置では、先端部に傾斜面を有するラッチをドアの端面
からバネ力によって突出させておき、ドアの閉鎖に伴う
ドア枠側のストライクとラッチの傾斜面との当接によっ
て同ラッチを強制的に没入させた後、ドアの閉鎖完了時
にラッチが再度突出してストライクの係止孔に嵌合する
ことにより、ドアをロックするようにするのが一般的で
ある。
【0003】しかし、このロック装置の場合、ドアの開
放時にラッチがドアの端面から常に突出しているので、
ラッチの先端部に衣服が引っ掛かって破れたり、同先端
部に子供が顔や頭をぶつけて負傷する可能性があるとと
もに、ドアの閉鎖時にラッチがストライクに当接するた
め衝撃音が発生するという欠点があった。そこで、これ
らの不都合を解消するため、ラッチをバネ力によって逆
にドア内に常時収納しておき、ドアの閉鎖完了時にのみ
ラッチを磁力によってストライク側に突出させるロック
機構を備えたロック装置が開発されている(例えば、実
開昭62−79067号公報、実公平2−39021号
公報参照)。
放時にラッチがドアの端面から常に突出しているので、
ラッチの先端部に衣服が引っ掛かって破れたり、同先端
部に子供が顔や頭をぶつけて負傷する可能性があるとと
もに、ドアの閉鎖時にラッチがストライクに当接するた
め衝撃音が発生するという欠点があった。そこで、これ
らの不都合を解消するため、ラッチをバネ力によって逆
にドア内に常時収納しておき、ドアの閉鎖完了時にのみ
ラッチを磁力によってストライク側に突出させるロック
機構を備えたロック装置が開発されている(例えば、実
開昭62−79067号公報、実公平2−39021号
公報参照)。
【0004】そして、従来、かかる磁力によるロック機
構付きのロック装置は、ドアの端部に取り付けられるケ
ーシングと、先端部がドアの端面から軸心方向に沿って
出没するようケーシング内に挿通されたラッチと、ケー
シングに対して回動自在に設けられた操作部材と、この
操作部材の回動操作によってラッチをケーシング内に没
入させる駆動機構と、ラッチを常時没入側に付勢するコ
イルばねと、ドアの閉鎖時にコイルばねの付勢力よりも
強力な磁力によってラッチの先端部をドア枠側のストラ
イクに向かって突出させるロック機構と、を備えてい
る。
構付きのロック装置は、ドアの端部に取り付けられるケ
ーシングと、先端部がドアの端面から軸心方向に沿って
出没するようケーシング内に挿通されたラッチと、ケー
シングに対して回動自在に設けられた操作部材と、この
操作部材の回動操作によってラッチをケーシング内に没
入させる駆動機構と、ラッチを常時没入側に付勢するコ
イルばねと、ドアの閉鎖時にコイルばねの付勢力よりも
強力な磁力によってラッチの先端部をドア枠側のストラ
イクに向かって突出させるロック機構と、を備えてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のロック装置
では、ドアの閉鎖時においてラッチがコイルばねの付勢
力に抗して磁力によって突出されるので、ラッチを突出
させる力に自ずから限界があるとともに、コイルばねの
付勢力は、ロック機構の磁力より弱くしておく必要があ
るので、常時ラッチが突出している通常のロック装置の
場合に比べて極めて弱いものである。
では、ドアの閉鎖時においてラッチがコイルばねの付勢
力に抗して磁力によって突出されるので、ラッチを突出
させる力に自ずから限界があるとともに、コイルばねの
付勢力は、ロック機構の磁力より弱くしておく必要があ
るので、常時ラッチが突出している通常のロック装置の
場合に比べて極めて弱いものである。
【0006】このため、ラッチとケーシングとの間の摩
擦力やガタつきが大きいと、ラッチを適切に出没できな
いときがあり、当該ラッチの出没運動はその摩擦やガタ
つきの影響を受けやすいデリケートなものである。しか
し、従来のロック装置においては、コイルばねとしてラ
ッチの側面とケーシングの内面との間に介装した引っ張
りばねを採用しているため、この引っ張りばねの作用方
向がラッチの軸心方向に対してずれている。このため、
引っ張りばねの付勢力がラッチの径外方向へも作用し
て、ラッチとケーシングとの間の摩擦力やガタつきを助
長することになり、これが原因でラッチをケーシングに
対して適切に出没できないことがある。
擦力やガタつきが大きいと、ラッチを適切に出没できな
いときがあり、当該ラッチの出没運動はその摩擦やガタ
つきの影響を受けやすいデリケートなものである。しか
し、従来のロック装置においては、コイルばねとしてラ
ッチの側面とケーシングの内面との間に介装した引っ張
りばねを採用しているため、この引っ張りばねの作用方
向がラッチの軸心方向に対してずれている。このため、
引っ張りばねの付勢力がラッチの径外方向へも作用し
て、ラッチとケーシングとの間の摩擦力やガタつきを助
長することになり、これが原因でラッチをケーシングに
対して適切に出没できないことがある。
【0007】また、コイルばねをラッチの側面とケーシ
ングの内面との間に介装する場合、コイルばねを収納す
るスペースをケーシング内に確保する必要が生じるた
め、ケーシングが大型化するという欠点もある。本発明
は、上述のような実状に鑑みてなされたもので、その目
的とするところは、ドア内に収納されているラッチを磁
力によって突出させるタイプのドアのロック装置におい
て、ラッチの出没運動をガタつきなくスムーズに行え、
しかもケーシングを可及的にコンパクトにできるように
する点にある。
ングの内面との間に介装する場合、コイルばねを収納す
るスペースをケーシング内に確保する必要が生じるた
め、ケーシングが大型化するという欠点もある。本発明
は、上述のような実状に鑑みてなされたもので、その目
的とするところは、ドア内に収納されているラッチを磁
力によって突出させるタイプのドアのロック装置におい
て、ラッチの出没運動をガタつきなくスムーズに行え、
しかもケーシングを可及的にコンパクトにできるように
する点にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、本発
明は、ドアの端部に取り付けられるケーシングと、先端
部がドアの端面から軸心方向に沿って出没するようケー
シング内に挿通されたラッチと、ケーシングに対して回
動自在に設けられた操作部材と、この操作部材の回動操
作によってラッチをケーシング内に没入させる駆動機構
と、ラッチを常時没入側に付勢するコイルばねと、ドア
の閉鎖時にコイルばねの付勢力よりも強力な磁力によっ
てラッチの先端部をドア枠側のストライクに向かって突
出させるロック機構と、を備えているドアのロック装置
において、ラッチの軸心方向中途部に、コイルばねが当
該ラッチに対して同軸心状に外嵌されていることを特徴
としている(請求項1)。
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、本発
明は、ドアの端部に取り付けられるケーシングと、先端
部がドアの端面から軸心方向に沿って出没するようケー
シング内に挿通されたラッチと、ケーシングに対して回
動自在に設けられた操作部材と、この操作部材の回動操
作によってラッチをケーシング内に没入させる駆動機構
と、ラッチを常時没入側に付勢するコイルばねと、ドア
の閉鎖時にコイルばねの付勢力よりも強力な磁力によっ
てラッチの先端部をドア枠側のストライクに向かって突
出させるロック機構と、を備えているドアのロック装置
において、ラッチの軸心方向中途部に、コイルばねが当
該ラッチに対して同軸心状に外嵌されていることを特徴
としている(請求項1)。
【0009】より具体的には、上記ラッチは、ドアの端
面から出没するヘッド部と、このヘッド部の没入側端に
同ヘッド部と同軸心状に突設されたロッド部と、このロ
ッド部の没入側端に形成された受座とを備えたものが採
用される。この場合、ロッド部をその出没方向に移動自
在に案内するガイド板部がケーシング内に設けられ、ロ
ッド部に同軸心状に外嵌されている圧縮ばねよりなるコ
イルばねが、一端がガイド板部に当接しかつ他端が受座
に当接するようにそのガイド板部と受座との間に介装さ
れる(請求項2)。
面から出没するヘッド部と、このヘッド部の没入側端に
同ヘッド部と同軸心状に突設されたロッド部と、このロ
ッド部の没入側端に形成された受座とを備えたものが採
用される。この場合、ロッド部をその出没方向に移動自
在に案内するガイド板部がケーシング内に設けられ、ロ
ッド部に同軸心状に外嵌されている圧縮ばねよりなるコ
イルばねが、一端がガイド板部に当接しかつ他端が受座
に当接するようにそのガイド板部と受座との間に介装さ
れる(請求項2)。
【0010】
【作用】ドア2 を閉じた状態では、ロック機構13,14 の
磁力によってラッチ3 はドア枠4 側のストライク5 に係
合していて、ドア2 は操作部材11を回動操作しない限り
開かない。そこで、操作部材11を回動操作すると、駆動
機構9 によってラッチ3がケーシング7 内に退入してス
トライク5 から解かれ、ドア2 を開くことができる。
磁力によってラッチ3 はドア枠4 側のストライク5 に係
合していて、ドア2 は操作部材11を回動操作しない限り
開かない。そこで、操作部材11を回動操作すると、駆動
機構9 によってラッチ3がケーシング7 内に退入してス
トライク5 から解かれ、ドア2 を開くことができる。
【0011】このドア2 を開けた状態では、ラッチ3 は
コイルばね12によって常時没入側に付勢されてケーシン
グ7 内に収納されている。この状態から今度はドア2 を
閉めると、ロック機構13,14 の磁力によりラッチ3 がド
ア枠4 側のストライク5 へ突出し、ドア2 のロック状態
となる。この場合、本発明では、コイルばね12がラッチ
3 の軸心方向中途部に同ラッチ3 に対して同軸心状に外
嵌されているので、コイルばね12の力の作用線がラッチ
3 の軸心とほぼ一致することになり、このため、コイル
ばね12の付勢力がラッチ3 の径外方向に作用するのが防
止される。
コイルばね12によって常時没入側に付勢されてケーシン
グ7 内に収納されている。この状態から今度はドア2 を
閉めると、ロック機構13,14 の磁力によりラッチ3 がド
ア枠4 側のストライク5 へ突出し、ドア2 のロック状態
となる。この場合、本発明では、コイルばね12がラッチ
3 の軸心方向中途部に同ラッチ3 に対して同軸心状に外
嵌されているので、コイルばね12の力の作用線がラッチ
3 の軸心とほぼ一致することになり、このため、コイル
ばね12の付勢力がラッチ3 の径外方向に作用するのが防
止される。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1〜図5は本発明の第一実施例を示している。同
図において、1 は本発明が採用されるラッチ錠で、部屋
の出入口又は玄関等の観音開き式ドア2 の端部に取付け
られ、ドア2 の端面2Aからラッチ3 が出退し、ドア枠4
に取付けたストライク5 の係止孔6 に嵌入或いは離脱す
るようになっている。
る。図1〜図5は本発明の第一実施例を示している。同
図において、1 は本発明が採用されるラッチ錠で、部屋
の出入口又は玄関等の観音開き式ドア2 の端部に取付け
られ、ドア2 の端面2Aからラッチ3 が出退し、ドア枠4
に取付けたストライク5 の係止孔6 に嵌入或いは離脱す
るようになっている。
【0013】前記ラッチ錠1 は、開放断面の一対のカバ
ー8 を二つ合わせてなるケーシング7 と、先端部がドア
2 の端面2Aから軸心方向に沿って出没するようケーシン
グ7内に挿通されたラッチ3 と、ケーシング7 に対して
回動自在に設けられた操作ハンドル(操作部材)11と、
この操作ハンドル11の回動操作によってラッチ3 をケー
シング7 内に没入させる駆動機構9 と、ラッチを常時没
入側に付勢するコイルばね12と、を備えている。
ー8 を二つ合わせてなるケーシング7 と、先端部がドア
2 の端面2Aから軸心方向に沿って出没するようケーシン
グ7内に挿通されたラッチ3 と、ケーシング7 に対して
回動自在に設けられた操作ハンドル(操作部材)11と、
この操作ハンドル11の回動操作によってラッチ3 をケー
シング7 内に没入させる駆動機構9 と、ラッチを常時没
入側に付勢するコイルばね12と、を備えている。
【0014】更に、前記ラッチ錠1 は、ドア3 の閉鎖時
にコイルばね12の付勢力よりも強力な磁力でラッチ3 を
突出させるべく、ラッチ3 の先端部及びストライク5 の
係止孔6 内に嵌装した永久磁石13,14 からなるロック機
構と、角棒状のラッチ操作杆10と、この操作杆10の戻し
巻ばね15および受板16と、を備えている。前記ラッチ3
は、ドア2 の端面2Aから出没する断面略長円形のヘッド
部3Aと、ヘッド部3Aの後端(没入側端)に同ヘッド部3A
と同軸心状に延設されたロッド部3Bと、ロッド部3Bの後
端に固着されたばね受座3Cとからなる。
にコイルばね12の付勢力よりも強力な磁力でラッチ3 を
突出させるべく、ラッチ3 の先端部及びストライク5 の
係止孔6 内に嵌装した永久磁石13,14 からなるロック機
構と、角棒状のラッチ操作杆10と、この操作杆10の戻し
巻ばね15および受板16と、を備えている。前記ラッチ3
は、ドア2 の端面2Aから出没する断面略長円形のヘッド
部3Aと、ヘッド部3Aの後端(没入側端)に同ヘッド部3A
と同軸心状に延設されたロッド部3Bと、ロッド部3Bの後
端に固着されたばね受座3Cとからなる。
【0015】ヘッド部3Aの先端に凹設した凹部17には、
前記永久磁石13が嵌着されていて、ヘッド部3Aの先端部
分がストライク5 の係止孔6 に嵌入してドア2 をロック
するようになっている。前記ケーシング7 はダイカスト
製で、ケーシング7 は前端(突出側端)に長円形の取付
フランジ7Aを備えている。このフランジ7Aの中央部にラ
ッチ3 の案内孔18が設けられ、長手 (上下) 方向両端部
に取付孔19が設けられている。
前記永久磁石13が嵌着されていて、ヘッド部3Aの先端部
分がストライク5 の係止孔6 に嵌入してドア2 をロック
するようになっている。前記ケーシング7 はダイカスト
製で、ケーシング7 は前端(突出側端)に長円形の取付
フランジ7Aを備えている。このフランジ7Aの中央部にラ
ッチ3 の案内孔18が設けられ、長手 (上下) 方向両端部
に取付孔19が設けられている。
【0016】ケーシング7 の後部には、ラッチ操作杆10
の挿通孔20や、カバー8 を連結するための取付ねじ孔21
およびカバー8 同士の位置決めピン孔22が設けられ、前
記挿通孔20の前側には、ラッチ3 のストッパー部23が設
けられている。そして、カバー8 は、ケーシング7 内に
ラッチ3 、駆動機構9 等を組み込んだ後、前記ねじ孔21
を利用してねじ(図示省略) により取付けられる。
の挿通孔20や、カバー8 を連結するための取付ねじ孔21
およびカバー8 同士の位置決めピン孔22が設けられ、前
記挿通孔20の前側には、ラッチ3 のストッパー部23が設
けられている。そして、カバー8 は、ケーシング7 内に
ラッチ3 、駆動機構9 等を組み込んだ後、前記ねじ孔21
を利用してねじ(図示省略) により取付けられる。
【0017】駆動機構9 は、ケーシング7 内に前後移動
自在に収納されたスライダ30を備えていて、このスライ
ダ30は、略L形でその一辺にラッチ3 のロッド部3Bを相
対摺動可能に貫通させる軸孔24が形成された往復動部材
(ガイド板部)25を前端部に備えている。前記ラッチ操
作杆10には、外周に二つの駆動爪26およびストッパー片
27を備えた回動部材28が外嵌され、この回動部材28の駆
動爪26がスライダ30の後端部に形成した二つの係合孔29
に噛合している。このため、ラッチ操作杆10の室内外両
端に取り付けた操作ハンドル11を回動操作すると、スラ
イダ30がケーシング7 内を後方へ移動してラッチ3 が没
入するようになっている。
自在に収納されたスライダ30を備えていて、このスライ
ダ30は、略L形でその一辺にラッチ3 のロッド部3Bを相
対摺動可能に貫通させる軸孔24が形成された往復動部材
(ガイド板部)25を前端部に備えている。前記ラッチ操
作杆10には、外周に二つの駆動爪26およびストッパー片
27を備えた回動部材28が外嵌され、この回動部材28の駆
動爪26がスライダ30の後端部に形成した二つの係合孔29
に噛合している。このため、ラッチ操作杆10の室内外両
端に取り付けた操作ハンドル11を回動操作すると、スラ
イダ30がケーシング7 内を後方へ移動してラッチ3 が没
入するようになっている。
【0018】なお、図3に示すように、回動部材28の外
周には戻し巻ばね15が巻装され、このばね15は、その一
端15A がカバー8 に設けた係止ピン33に係止されるとと
もに、他端15B が回動部材28の外周に突設したストッパ
片27に係止され、操作ハンドル11を図1に矢印(ロ)で
示す方向に付勢している。前記ラッチ3 のロッド部3Bに
は、圧縮ばねよりなる前記コイルばね12が同軸心状に外
嵌されていて、このコイルばね12は、その一端が往復動
部材25の後側面に当接しかつ他端がラッチ3 の受座3Cに
当接するように、その往復動部材25と受座3Cとの間に介
装されている。
周には戻し巻ばね15が巻装され、このばね15は、その一
端15A がカバー8 に設けた係止ピン33に係止されるとと
もに、他端15B が回動部材28の外周に突設したストッパ
片27に係止され、操作ハンドル11を図1に矢印(ロ)で
示す方向に付勢している。前記ラッチ3 のロッド部3Bに
は、圧縮ばねよりなる前記コイルばね12が同軸心状に外
嵌されていて、このコイルばね12は、その一端が往復動
部材25の後側面に当接しかつ他端がラッチ3 の受座3Cに
当接するように、その往復動部材25と受座3Cとの間に介
装されている。
【0019】このため、ドア2 が開いた状態では、前記
コイルばね12がラッチ3 を後方に付勢して、ラッチ3 を
コイルばね12の付勢力によって図1に示すようにケーシ
ング7 内に没入させてストッパー部23にばね受座3Cを当
接させ、係止状態としている。したがって、図1に示す
ドア開状態では、操作ハンドル11を同図中矢印 (イ)方
向に回動しても、コイルばね12が圧縮されて駆動機構9
が同図中矢印 (ハ) 方向に移動するが、ラッチ3 のばね
受座3Cがストッパー部23に当接しているので、ラッチ3
は移動しない。
コイルばね12がラッチ3 を後方に付勢して、ラッチ3 を
コイルばね12の付勢力によって図1に示すようにケーシ
ング7 内に没入させてストッパー部23にばね受座3Cを当
接させ、係止状態としている。したがって、図1に示す
ドア開状態では、操作ハンドル11を同図中矢印 (イ)方
向に回動しても、コイルばね12が圧縮されて駆動機構9
が同図中矢印 (ハ) 方向に移動するが、ラッチ3 のばね
受座3Cがストッパー部23に当接しているので、ラッチ3
は移動しない。
【0020】逆に、操作ハンドル11を図1に矢印(ロ)
で示す方向に回動しようとしても、ストッパー片27がス
ライダ30に当接して回動せず、ラッチ3 を突出させるこ
とができない。前記ストライク5 の係止孔6 は、ラッチ
3 のヘッド部3Aが自在に出退する大きさとされると共
に、該係止孔6 の奥に嵌着凹部31が形成され、この凹部
31に永久磁石14が嵌入固定されている。
で示す方向に回動しようとしても、ストッパー片27がス
ライダ30に当接して回動せず、ラッチ3 を突出させるこ
とができない。前記ストライク5 の係止孔6 は、ラッチ
3 のヘッド部3Aが自在に出退する大きさとされると共
に、該係止孔6 の奥に嵌着凹部31が形成され、この凹部
31に永久磁石14が嵌入固定されている。
【0021】これらの永久磁石13,14 の吸引力は、前記
コイルばね12の付勢力よりも大きくされており、ドア2
を閉じてラッチ3 のヘッド部3Aとストライク5 の係止孔
6 が合致すると同時に、永久磁石13,14 の吸引力によっ
てコイルばね12の付勢力に抗してラッチ3 が突出し、前
記係止孔6 に嵌入係止されドア2 がロックされるように
なっている。
コイルばね12の付勢力よりも大きくされており、ドア2
を閉じてラッチ3 のヘッド部3Aとストライク5 の係止孔
6 が合致すると同時に、永久磁石13,14 の吸引力によっ
てコイルばね12の付勢力に抗してラッチ3 が突出し、前
記係止孔6 に嵌入係止されドア2 がロックされるように
なっている。
【0022】また、ストライク5 には、上下に取付孔32
が設けられ、図外のビス等によりドア枠4 に取付けられ
る。なお、前記受板16には、中央にラッチ挿通孔34が設
けられ、上下に前記ケーシング7 のフランジ7Aに設けた
取付孔19に合致する取付孔35が設けられている。次に、
上記第一実施例の動作について説明する。
が設けられ、図外のビス等によりドア枠4 に取付けられ
る。なお、前記受板16には、中央にラッチ挿通孔34が設
けられ、上下に前記ケーシング7 のフランジ7Aに設けた
取付孔19に合致する取付孔35が設けられている。次に、
上記第一実施例の動作について説明する。
【0023】まず、ドア2 を閉じた状態では、図5に示
すように、ロック機構としての永久磁石13,14 の吸引力
によって、ラッチ3 のヘッド部3Aがドア枠4 のストライ
ク5に設けた係止孔6 内に嵌入しており、ドア2 はロッ
ク状態で操作ハンドル11を操作しない限り開かない。そ
こで、ドア2 を開く場合、ドア2 の操作ハンドル11を図
5中矢印(イ)で示す方向に回動操作すると、回動部材
28がスライダ30を介して往復動部材25を図5中矢印
(ハ)で示す方向に移動させるので、永久磁石13,14 が
強制的に引き離されてラッチ3 が圧縮状態のコイルばね
12を介して後退する。
すように、ロック機構としての永久磁石13,14 の吸引力
によって、ラッチ3 のヘッド部3Aがドア枠4 のストライ
ク5に設けた係止孔6 内に嵌入しており、ドア2 はロッ
ク状態で操作ハンドル11を操作しない限り開かない。そ
こで、ドア2 を開く場合、ドア2 の操作ハンドル11を図
5中矢印(イ)で示す方向に回動操作すると、回動部材
28がスライダ30を介して往復動部材25を図5中矢印
(ハ)で示す方向に移動させるので、永久磁石13,14 が
強制的に引き離されてラッチ3 が圧縮状態のコイルばね
12を介して後退する。
【0024】すると、ラッチ3 のばね受座3Cが図5中2
点鎖線で示すようにストッパー部23に当接して停止し、
ラッチ3 のヘッド部3Aがストライク5 の係止孔6 から脱
出してドア2 のロックが解除され、ドア2 を押して開け
ることができる。そして、ドア2 の操作ハンドル11から
手を離すと、戻し巻ばね15によって回動部材28が、図5
中矢印(ロ)方向に自動的に回動し、往復動部材25を同
図中矢印(ニ) で示す方向に前進させる。
点鎖線で示すようにストッパー部23に当接して停止し、
ラッチ3 のヘッド部3Aがストライク5 の係止孔6 から脱
出してドア2 のロックが解除され、ドア2 を押して開け
ることができる。そして、ドア2 の操作ハンドル11から
手を離すと、戻し巻ばね15によって回動部材28が、図5
中矢印(ロ)方向に自動的に回動し、往復動部材25を同
図中矢印(ニ) で示す方向に前進させる。
【0025】このとき、ロック機構である永久磁石13,1
4 の吸引力が作用しないので、コイルばね12の付勢力に
よって、図1の実線で示す状態、即ちラッチ3 がケーシ
ング7 内に収納されたままの状態が保持される。このよ
うに、ドア2 を開けた状態では、ラッチ3 のヘッド部3A
がケーシング7内にあってドア端面2Aから突出しないの
で、ラッチ3 のヘッド部3A先端に衣服が引掛ったり、幼
児や子供が頭や顔にけがをするなどの危険性が無くな
り、しかも、ラッチ3 がストライク5 に衝突しないの
で、衝突音の発生も防止できる。
4 の吸引力が作用しないので、コイルばね12の付勢力に
よって、図1の実線で示す状態、即ちラッチ3 がケーシ
ング7 内に収納されたままの状態が保持される。このよ
うに、ドア2 を開けた状態では、ラッチ3 のヘッド部3A
がケーシング7内にあってドア端面2Aから突出しないの
で、ラッチ3 のヘッド部3A先端に衣服が引掛ったり、幼
児や子供が頭や顔にけがをするなどの危険性が無くな
り、しかも、ラッチ3 がストライク5 に衝突しないの
で、衝突音の発生も防止できる。
【0026】なお、この状態からさらにドア2 を閉める
と、ラッチヘッド部3Aとストライク5 の係止孔6 が合致
すると同時に、永久磁石13,14 の吸引力によってヘッド
部3Aが係止孔6 に嵌入し、ドア2 がロックされる。この
場合、本実施例によれば、コイルばね12がラッチ3 のロ
ッド部3Bに同軸心状に外嵌されているので、コイルばね
12の力の作用線がラッチ3 の軸心とほぼ一致することに
なる。従って、コイルばね12の付勢力がラッチ3 の径外
方向に作用することがなくなるので、ラッチ3 がケーシ
ング7 の案内孔18内でガタついたり、ケーシング7 との
間で高い摩擦力が生じるのを防止できる。
と、ラッチヘッド部3Aとストライク5 の係止孔6 が合致
すると同時に、永久磁石13,14 の吸引力によってヘッド
部3Aが係止孔6 に嵌入し、ドア2 がロックされる。この
場合、本実施例によれば、コイルばね12がラッチ3 のロ
ッド部3Bに同軸心状に外嵌されているので、コイルばね
12の力の作用線がラッチ3 の軸心とほぼ一致することに
なる。従って、コイルばね12の付勢力がラッチ3 の径外
方向に作用することがなくなるので、ラッチ3 がケーシ
ング7 の案内孔18内でガタついたり、ケーシング7 との
間で高い摩擦力が生じるのを防止できる。
【0027】また、コイルばね12がラッチ3 のロッド部
3Bに外嵌されていて、ケーシング7内に当該コイルばね1
2を収納するための特別のスペースを取る必要がないの
で、ケーシング7 を可及的にコンパクトにでき、本実施
例のような細いチューブタイプのケーシング7 にも本発
明を採用できる。なお、上記第一実施例において、磁石
13,14 のうち一方を鉄片に代えることができ、また、ス
トライク5 の係止孔6 に嵌装される磁石は、電磁石とす
ることができる。
3Bに外嵌されていて、ケーシング7内に当該コイルばね1
2を収納するための特別のスペースを取る必要がないの
で、ケーシング7 を可及的にコンパクトにでき、本実施
例のような細いチューブタイプのケーシング7 にも本発
明を採用できる。なお、上記第一実施例において、磁石
13,14 のうち一方を鉄片に代えることができ、また、ス
トライク5 の係止孔6 に嵌装される磁石は、電磁石とす
ることができる。
【0028】さらに、駆動機構9 を構成する往復動部材
25とスライダ30は一体物とすることができ、操作ハンド
ル11の代わりに操作ノブを採用することもできる。上記
第一実施例によれば、構造が至極簡単でかつラッチ3 の
ケーシング7 内での係止および係止解除を円滑かつ確実
に行なうことができ、ドア2 の開状態ではラッチ3 のヘ
ッド部3Aがドア2 端面2Aから突出しないため、非常に安
全であり、従来使用されているドアのロック装置にも、
簡単な改造で採用でき、経済的に得ることができる。
25とスライダ30は一体物とすることができ、操作ハンド
ル11の代わりに操作ノブを採用することもできる。上記
第一実施例によれば、構造が至極簡単でかつラッチ3 の
ケーシング7 内での係止および係止解除を円滑かつ確実
に行なうことができ、ドア2 の開状態ではラッチ3 のヘ
ッド部3Aがドア2 端面2Aから突出しないため、非常に安
全であり、従来使用されているドアのロック装置にも、
簡単な改造で採用でき、経済的に得ることができる。
【0029】図6及び図7は、本発明の第二実施例を示
している。本実施例では、第一実施例の細いチューブタ
イプに比べて上下幅寸法がかなり広いタイプのケーシン
グ7 を採用している点において第一実施例の場合と異な
る。このケーシング7 は、後端縁がほぼ半円径に形成さ
れた平板状の底板7Bの外周縁から側壁7Cを突設してな
り、ケーシング7 の開口部は図外の平板状の蓋部材によ
って閉塞される。このケーシング7 の上部側にはラッチ
3 が出没自在に挿通され、同ケーシング7 の上下ほぼ中
央部でかつ後部に操作ハンドル11が設けられている。
している。本実施例では、第一実施例の細いチューブタ
イプに比べて上下幅寸法がかなり広いタイプのケーシン
グ7 を採用している点において第一実施例の場合と異な
る。このケーシング7 は、後端縁がほぼ半円径に形成さ
れた平板状の底板7Bの外周縁から側壁7Cを突設してな
り、ケーシング7 の開口部は図外の平板状の蓋部材によ
って閉塞される。このケーシング7 の上部側にはラッチ
3 が出没自在に挿通され、同ケーシング7 の上下ほぼ中
央部でかつ後部に操作ハンドル11が設けられている。
【0030】また、本実施例の駆動機構9 は、ラッチ3
のロッド部3Bの更に後端に突設した駆動ロッド38と、こ
れに係合するように回動部材28から突設された駆動アー
ム39よりなり、駆動ロッド38の後端には鍔部40が形成さ
れている。ケーシング7 の前上部には上下一対の板片44
が設けられており、この一対の板片44間にラッチ3 のロ
ッド部3Bが軸方向移動自在に案内されているとともに、
この一対の板片44の後面にロッド部3Bに外嵌しているコ
イルばね12の一端が当接している。
のロッド部3Bの更に後端に突設した駆動ロッド38と、こ
れに係合するように回動部材28から突設された駆動アー
ム39よりなり、駆動ロッド38の後端には鍔部40が形成さ
れている。ケーシング7 の前上部には上下一対の板片44
が設けられており、この一対の板片44間にラッチ3 のロ
ッド部3Bが軸方向移動自在に案内されているとともに、
この一対の板片44の後面にロッド部3Bに外嵌しているコ
イルばね12の一端が当接している。
【0031】図7に示すように、駆動アーム39は、回動
部材28の外周部から上方へ突設された二股の部材で、こ
の駆動アーム39の二股間に駆動ロッド38が移動自在に挟
まれているとともに、駆動アーム39の二股間距離は鍔部
40の外径よりも小さく設定されている。一方、回動部材
28の外周部における駆動アーム39の反対側には、戻し片
41が下方へ突設されている。ケーシング7 の下部には、
戻しコイルばね15A の収容部42内が後方に開口して形成
されていて、この収容部42内の戻しコイルばね15A の後
端に押圧ピン44が固定されているとともに、この押圧ピ
ン42に前記戻し片41が当接されている。
部材28の外周部から上方へ突設された二股の部材で、こ
の駆動アーム39の二股間に駆動ロッド38が移動自在に挟
まれているとともに、駆動アーム39の二股間距離は鍔部
40の外径よりも小さく設定されている。一方、回動部材
28の外周部における駆動アーム39の反対側には、戻し片
41が下方へ突設されている。ケーシング7 の下部には、
戻しコイルばね15A の収容部42内が後方に開口して形成
されていて、この収容部42内の戻しコイルばね15A の後
端に押圧ピン44が固定されているとともに、この押圧ピ
ン42に前記戻し片41が当接されている。
【0032】従って、本実施例では、ドア3 の閉鎖時に
おいては永久磁石13,14 によってラッチ3 のヘッド部3A
がストライク5 側へ突出しているが、この状態において
操作ハンドル11を回動すると、駆動アーム39がその間で
鍔部40を掛止しながら後方へ揺動し、これにより、ラッ
チ3 がケーシング7 内に収納される。なお、その後、ド
ア3 を開いて操作ハンドル11を離すと、ラッチ3 がコイ
ルばね12によってケーシング7 内に没入されるととも
に、操作ハンドル11は戻しコイルばね15A によって元の
位置に戻される。
おいては永久磁石13,14 によってラッチ3 のヘッド部3A
がストライク5 側へ突出しているが、この状態において
操作ハンドル11を回動すると、駆動アーム39がその間で
鍔部40を掛止しながら後方へ揺動し、これにより、ラッ
チ3 がケーシング7 内に収納される。なお、その後、ド
ア3 を開いて操作ハンドル11を離すと、ラッチ3 がコイ
ルばね12によってケーシング7 内に没入されるととも
に、操作ハンドル11は戻しコイルばね15A によって元の
位置に戻される。
【0033】図8及び図9は、本発明の第三実施例を示
しており、本実施例においても、第一実施例の細いチュ
ーブタイプに比べて上下幅寸法がかなり広いタイプのケ
ーシング7 を採用している。本実施例では、このケーシ
ング7 の前上部に、側壁7Cと中央壁7Dとで区画されるス
ライド通路45が形成されており、このスライド通路45内
に側壁7C及び中央壁7Dと一体に形成したガイド板部46
に、ラッチ3 のロッド部3Bが軸方向移動自在に挿通され
ている。このため、ラッチ3 の受座3Cはロッド部3Bの後
端にねじ止めされている。
しており、本実施例においても、第一実施例の細いチュ
ーブタイプに比べて上下幅寸法がかなり広いタイプのケ
ーシング7 を採用している。本実施例では、このケーシ
ング7 の前上部に、側壁7Cと中央壁7Dとで区画されるス
ライド通路45が形成されており、このスライド通路45内
に側壁7C及び中央壁7Dと一体に形成したガイド板部46
に、ラッチ3 のロッド部3Bが軸方向移動自在に挿通され
ている。このため、ラッチ3 の受座3Cはロッド部3Bの後
端にねじ止めされている。
【0034】上記スライド通路45には、受座3Cを掛止す
る上下一対の爪部46を前端に備えるスライダ47が収納さ
れており、このスライダ47の後部に形成した長孔48に、
駆動アーム39の先端部に突設されたピン49が嵌合されて
いる。従って、本実施例では、図8に示すように、ドア
3 の閉鎖時には永久磁石13,14 によってラッチ3 のヘッ
ド部3Aがストライク5 側へ突出する点は第一及び第二実
施例の場合と同様であるが、この状態において操作ハン
ドル11を回動すると、駆動アーム39が後方へ揺動し、こ
れによって後方移動するスライダ47が受座3Cを後方へ引
き込み、ラッチ3 がケーシング7 内に没入される。
る上下一対の爪部46を前端に備えるスライダ47が収納さ
れており、このスライダ47の後部に形成した長孔48に、
駆動アーム39の先端部に突設されたピン49が嵌合されて
いる。従って、本実施例では、図8に示すように、ドア
3 の閉鎖時には永久磁石13,14 によってラッチ3 のヘッ
ド部3Aがストライク5 側へ突出する点は第一及び第二実
施例の場合と同様であるが、この状態において操作ハン
ドル11を回動すると、駆動アーム39が後方へ揺動し、こ
れによって後方移動するスライダ47が受座3Cを後方へ引
き込み、ラッチ3 がケーシング7 内に没入される。
【0035】なお、本発明は上記各実施例に限定される
ものではない。
ものではない。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ラッチ3 の軸心方向中途部に、コイルばね12がラッチ3
に対して同軸心状に外嵌されているので、ラッチ3 の出
没運動をガタつきなくスムーズに行え、しかも、ケーシ
ング7 を可及的にコンパクトにできる。
ラッチ3 の軸心方向中途部に、コイルばね12がラッチ3
に対して同軸心状に外嵌されているので、ラッチ3 の出
没運動をガタつきなくスムーズに行え、しかも、ケーシ
ング7 を可及的にコンパクトにできる。
【図1】本発明の第一実施例を示す縦断面図である。
【図2】図1のA−A線矢視図である。
【図3】図1のB−B線断面図である。
【図4】図1のC−C線矢視図である。
【図5】同実施例におけるドア閉時のドアロック状態を
示す縦断面図である。
示す縦断面図である。
【図6】本発明の第二実施例を示す縦断面図である。
【図7】ラッチとその駆動機構を示す斜視図である。
【図8】本発明の第三実施例におけるドア閉時のドアロ
ック状態を示す縦断面図である。
ック状態を示す縦断面図である。
【図9】同実施例におけるロック解除状態を示す縦断面
図である。
図である。
2 ドア 2A 端面 3 ラッチ 3A ヘッド部 3B ロッド部 3C 受座 4 ドア枠 5 ストライク 7 ケーシング 9 駆動機構 11 操作部材(操作ハンドル) 12 コイルばね 13 ロック機構(永久磁石) 14 ロック機構(永久磁石) 25 ガイド板部(往復動部材) 44 ガイド板部(板片) 46 ガイド板部
Claims (2)
- 【請求項1】 ドア(2) の端部に取り付けられるケーシ
ング(7) と、先端部がドア(2) の端面(2A)から軸心方向
に沿って出没するようケーシング(7) 内に挿通されたラ
ッチ(3) と、ケーシング(7) に対して回動自在に設けら
れた操作部材(11)と、この操作部材(11)の回動操作によ
ってラッチ(3) をケーシング(7) 内に没入させる駆動機
構(9) と、ラッチ(3) を常時没入側に付勢するコイルば
ね(12)と、ドア(2) の閉鎖時にコイルばね(12)の付勢力
よりも強力な磁力によってラッチ(3) の先端部をドア枠
(4) 側のストライク(5) に向かって突出させるロック機
構(13)(14)と、を備えているドアのロック装置におい
て、 ラッチ(3) の軸心方向中途部に、コイルばね(12)が当該
ラッチ(3) に対して同軸心状に外嵌されていることを特
徴とするドアのロック装置。 - 【請求項2】 ラッチ(3) は、ドア(2) の端面(2A)から
出没するヘッド部(3A)と、このヘッド部(3A)の没入側端
に同ヘッド部(3A)と同軸心状に突設されたロッド部(3B)
と、このロッド部(3B)の没入側端に形成された受座(3C)
とを備えており、ロッド部(3B)をその出没方向に移動自
在に案内するガイド板部(25)(44)(46)がケーシング(7)
内に設けられ、ロッド部(3B)に同軸心状に外嵌されてい
る圧縮ばねよりなるコイルばね(12)が、一端がガイド板
部(25)(44)(46)に当接しかつ他端が受座(3C)に当接する
ようにそのガイド板部(25)(44)(46)と受座(3C)との間に
介装されている請求項1に記載のドアのロック装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6298547A JP2609828B2 (ja) | 1993-12-28 | 1994-12-01 | ドアのロック装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5-338446 | 1993-12-28 | ||
JP33844693 | 1993-12-28 | ||
JP6298547A JP2609828B2 (ja) | 1993-12-28 | 1994-12-01 | ドアのロック装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07233665A true JPH07233665A (ja) | 1995-09-05 |
JP2609828B2 JP2609828B2 (ja) | 1997-05-14 |
Family
ID=26561563
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6298547A Expired - Fee Related JP2609828B2 (ja) | 1993-12-28 | 1994-12-01 | ドアのロック装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2609828B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007186955A (ja) * | 2006-01-16 | 2007-07-26 | Sogo Keibi Hosho Co Ltd | 施錠装置および施錠方法 |
JP2008518129A (ja) * | 2004-10-22 | 2008-05-29 | エイエスエスエイ・アブロイ・ニュージーランド・リミテッド | ラッチ |
RU2742424C1 (ru) * | 2020-08-26 | 2021-02-05 | Денис Аркадьевич Горохов | Магнитная защёлка |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58174576U (ja) * | 1982-05-17 | 1983-11-22 | 株式会社長澤製作所 | 扉錠の構造 |
JPS6279067U (ja) * | 1985-11-01 | 1987-05-20 |
-
1994
- 1994-12-01 JP JP6298547A patent/JP2609828B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58174576U (ja) * | 1982-05-17 | 1983-11-22 | 株式会社長澤製作所 | 扉錠の構造 |
JPS6279067U (ja) * | 1985-11-01 | 1987-05-20 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008518129A (ja) * | 2004-10-22 | 2008-05-29 | エイエスエスエイ・アブロイ・ニュージーランド・リミテッド | ラッチ |
JP2007186955A (ja) * | 2006-01-16 | 2007-07-26 | Sogo Keibi Hosho Co Ltd | 施錠装置および施錠方法 |
RU2742424C1 (ru) * | 2020-08-26 | 2021-02-05 | Денис Аркадьевич Горохов | Магнитная защёлка |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2609828B2 (ja) | 1997-05-14 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
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