JPH07233539A - 溝掘削機 - Google Patents
溝掘削機Info
- Publication number
- JPH07233539A JPH07233539A JP2713294A JP2713294A JPH07233539A JP H07233539 A JPH07233539 A JP H07233539A JP 2713294 A JP2713294 A JP 2713294A JP 2713294 A JP2713294 A JP 2713294A JP H07233539 A JPH07233539 A JP H07233539A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- excavated
- devices
- cutter
- depth
- ditch
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 Ｎ値が大きく異なる地盤でも適用でき、しか
も速い掘削速度で溝を掘削できるようにする。 【構成】 左右の走行装置を備えた走行車両の本体フレ
ーム３に、深さ調節可能にした溝掘削用のカッタ装置４
ａ，４ｂ，４ｂ′を走行方向に位置をずらせて少なくと
も２組設けた構成となっている。
も速い掘削速度で溝を掘削できるようにする。 【構成】 左右の走行装置を備えた走行車両の本体フレ
ーム３に、深さ調節可能にした溝掘削用のカッタ装置４
ａ，４ｂ，４ｂ′を走行方向に位置をずらせて少なくと
も２組設けた構成となっている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ケーブルや小径管等を
埋設する溝を掘削するための溝掘削機に関するものであ
る。
埋設する溝を掘削するための溝掘削機に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】従来のこの種の溝掘削機は、走行車体の
後部に１組のチェン型あるいはドラム型のカッタ装置を
備えていて、この１組のカッタ装置にて所定の幅及び深
さの溝を掘削するようにしていた。
後部に１組のチェン型あるいはドラム型のカッタ装置を
備えていて、この１組のカッタ装置にて所定の幅及び深
さの溝を掘削するようにしていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来の上記溝掘削機で
は、１組のカッタ装置しか備えていなかったので、Ｎ値
が大きく異なる地盤、すなわち軟らかい地盤でも硬い地
盤でもこれで行なわなければならず、従って地盤の種類
によっては掘削能率が悪く、これを防ぐために、地盤に
応じてカッタ装置を交換しなければならない等の不具合
があった。
は、１組のカッタ装置しか備えていなかったので、Ｎ値
が大きく異なる地盤、すなわち軟らかい地盤でも硬い地
盤でもこれで行なわなければならず、従って地盤の種類
によっては掘削能率が悪く、これを防ぐために、地盤に
応じてカッタ装置を交換しなければならない等の不具合
があった。
【０００４】本発明は上記のことにかんがみなされたも
ので、Ｎ値が大きく異なる地盤でも適応でき、しかも速
い掘削速度で溝を掘削できるようにした溝掘削機を提供
することを目的とするものである。
ので、Ｎ値が大きく異なる地盤でも適応でき、しかも速
い掘削速度で溝を掘削できるようにした溝掘削機を提供
することを目的とするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る溝掘削機は、左右の走行装置を備えた
走行車両の本体フレーム３に、深さ調節可能にした溝掘
削用のカッタ装置４ａ，４ｂ，４ｂ′を走行方向に位置
をずらせて少なくとも２組設けた構成となっている。ま
た前側のカッタ装置４ａの掘削幅より、後側のカッタ装
置４ｂ，４ｂ′の掘削幅を広くする。
に、本発明に係る溝掘削機は、左右の走行装置を備えた
走行車両の本体フレーム３に、深さ調節可能にした溝掘
削用のカッタ装置４ａ，４ｂ，４ｂ′を走行方向に位置
をずらせて少なくとも２組設けた構成となっている。ま
た前側のカッタ装置４ａの掘削幅より、後側のカッタ装
置４ｂ，４ｂ′の掘削幅を広くする。
【０００６】
【作 用】左右の走行装置による走行車両を走行中
に、装置４ａ，４ｂ，４ｂ′を回転しながら下方へ移動
することにより、それぞれのカッタ装置４ａ，４ｂ，４
ｂ′にて１本の溝２１が掘削される。このとき、前側の
カッタ装置４ａの掘削深さを浅く、後側のカッタ装置４
ｂ，４ｂ′を深くしておくことにより、上記溝２１が複
数のカッタ装置にて深さ方向に分担して掘削される。ま
た前側のカッタ装置４ａの掘削幅より後側のカッタ装置
４ｂ，４ｂ′の掘削幅を広くした場合、上記溝２１が複
数のカッタ装置４ａ，４ｂ，４ｂ′にて幅方向に分担し
て掘削される。
に、装置４ａ，４ｂ，４ｂ′を回転しながら下方へ移動
することにより、それぞれのカッタ装置４ａ，４ｂ，４
ｂ′にて１本の溝２１が掘削される。このとき、前側の
カッタ装置４ａの掘削深さを浅く、後側のカッタ装置４
ｂ，４ｂ′を深くしておくことにより、上記溝２１が複
数のカッタ装置にて深さ方向に分担して掘削される。ま
た前側のカッタ装置４ａの掘削幅より後側のカッタ装置
４ｂ，４ｂ′の掘削幅を広くした場合、上記溝２１が複
数のカッタ装置４ａ，４ｂ，４ｂ′にて幅方向に分担し
て掘削される。
【０００７】
【実 施 例】本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。図１は左右の履帯走行装置２ａ，２ｂを備えた走行
車体であり、この走行車体１の本体フレーム３の下側の
中心部には、これの前後に２組のチェン型のカッタ装置
４ａ，４ｂが備えてある。
る。図１は左右の履帯走行装置２ａ，２ｂを備えた走行
車体であり、この走行車体１の本体フレーム３の下側の
中心部には、これの前後に２組のチェン型のカッタ装置
４ａ，４ｂが備えてある。
【０００８】この図１から図３に示す実施例では、両カ
ッタ装置４ａ，４ｂは同一構成となっているので、その
一方について説明する。本体フレーム３に設けたブラケ
ット５に、両端部にスプロケット６ａ，６ｂを支持した
カッタフレーム７の一端部が上下方向に回動自在に支持
されており、この両スプロケット６ａ，６ｂにチェン型
のカッタ８が巻き掛けてある。そして基端側のスプロケ
ット６ａはブラケット５に取付けた油圧モータ９の駆動
軸と連結されている。また上記カッタフレーム７の中間
部には本体フレーム３に一端を連結したシリンダ装置１
０が連結してある。
ッタ装置４ａ，４ｂは同一構成となっているので、その
一方について説明する。本体フレーム３に設けたブラケ
ット５に、両端部にスプロケット６ａ，６ｂを支持した
カッタフレーム７の一端部が上下方向に回動自在に支持
されており、この両スプロケット６ａ，６ｂにチェン型
のカッタ８が巻き掛けてある。そして基端側のスプロケ
ット６ａはブラケット５に取付けた油圧モータ９の駆動
軸と連結されている。また上記カッタフレーム７の中間
部には本体フレーム３に一端を連結したシリンダ装置１
０が連結してある。
【０００９】左右の履帯走行装置２ａ，２ｂは本体フレ
ーム３に支持されたトラックフレーム１１と、このトラ
ックフレーム１１の前後端部に備えた駆動輪１２とアイ
ドラ１３に巻掛けた履帯１４とからなり、上記駆動スプ
ロケット１２に本体フレーム３側に取り付けた油圧モー
タ１５に連結されている。
ーム３に支持されたトラックフレーム１１と、このトラ
ックフレーム１１の前後端部に備えた駆動輪１２とアイ
ドラ１３に巻掛けた履帯１４とからなり、上記駆動スプ
ロケット１２に本体フレーム３側に取り付けた油圧モー
タ１５に連結されている。
【００１０】本体フレーム３にはエンジン１６及びこれ
にて駆動される油圧ポンプ１７が搭載されており、さら
に運転席１８及び運転装置１９が備えてあり、上記各油
圧モータ９，１５及びシリンダ装置１０が運転席１８に
て運転装置１９を操作することにより、図示しない制御
弁等の油圧回路機構を介して上記油圧ポンプ１７からの
圧油が選択的に断続されてそれぞれの駆動が制御される
ようになっている。
にて駆動される油圧ポンプ１７が搭載されており、さら
に運転席１８及び運転装置１９が備えてあり、上記各油
圧モータ９，１５及びシリンダ装置１０が運転席１８に
て運転装置１９を操作することにより、図示しない制御
弁等の油圧回路機構を介して上記油圧ポンプ１７からの
圧油が選択的に断続されてそれぞれの駆動が制御される
ようになっている。
【００１１】上記構成において、運転装置１９を操作し
て左右の履帯走行装置２ａ，２ｂの油圧モータ１５を駆
動することにより走行車体１は前進あるいは後進走行
し、また左右の油圧モータ１５，１５の回転速度を変え
ることにより、左右の履帯走行装置２ａ，２ｂの走行速
度が変えられて操向操作される。
て左右の履帯走行装置２ａ，２ｂの油圧モータ１５を駆
動することにより走行車体１は前進あるいは後進走行
し、また左右の油圧モータ１５，１５の回転速度を変え
ることにより、左右の履帯走行装置２ａ，２ｂの走行速
度が変えられて操向操作される。
【００１２】上記走行車体１の前進走行時において、両
カッタ装置４ａ，４ｂのそれぞれの油圧モータ９を駆動
してカッタ８を走行させた状態でシリンダ装置１０を伸
長して各カッタ装置４ａ，４ｂを下方へ回動していくこ
とにより、地盤２０がカッタ８にて１本の溝２１が掘削
されていく。このときの掘削土砂は溝２１の両側に排出
されていく。
カッタ装置４ａ，４ｂのそれぞれの油圧モータ９を駆動
してカッタ８を走行させた状態でシリンダ装置１０を伸
長して各カッタ装置４ａ，４ｂを下方へ回動していくこ
とにより、地盤２０がカッタ８にて１本の溝２１が掘削
されていく。このときの掘削土砂は溝２１の両側に排出
されていく。
【００１３】このとき、前後のカッタ装置４ａ，４ｂは
左右方向において同一位置に設けられていることによ
り、後側のカッタ装置４ｂは前側のカッタ装置４ａに掘
削された溝２１内を通る。そして前側のカッタ装置４ａ
の掘削深さＨ1 に対して後側の掘削深さＨ2 を深くして
おくことにより、Ｈ2 の深さの溝２１が２段階に掘削さ
れる。従ってこのＨ2 の深さの溝２１が速い速度で掘削
される。
左右方向において同一位置に設けられていることによ
り、後側のカッタ装置４ｂは前側のカッタ装置４ａに掘
削された溝２１内を通る。そして前側のカッタ装置４ａ
の掘削深さＨ1 に対して後側の掘削深さＨ2 を深くして
おくことにより、Ｈ2 の深さの溝２１が２段階に掘削さ
れる。従ってこのＨ2 の深さの溝２１が速い速度で掘削
される。
【００１４】図４は本発明の他の実施例を示すもので、
後側のカッタ装置４ｂ′に回転ドラム型が用いられてい
る。この回転ドラム型のカッタ装置４ｂ′は本体フレー
ム３′のブラケット５′に枢支されたアーム２２の先端
に回転自在に支持されている。そしてこのカッタ装置４
ｂ′のドラムの内側に設けた内歯車２３に、アーム２２
に取り付けた油圧モータ２４にて駆動される歯車２５が
噛合されていて、油圧モータ２４にて回転駆動されるよ
うになっている。アーム２２はシリンダ装置２６にて上
下方向に回動されるようになっている。
後側のカッタ装置４ｂ′に回転ドラム型が用いられてい
る。この回転ドラム型のカッタ装置４ｂ′は本体フレー
ム３′のブラケット５′に枢支されたアーム２２の先端
に回転自在に支持されている。そしてこのカッタ装置４
ｂ′のドラムの内側に設けた内歯車２３に、アーム２２
に取り付けた油圧モータ２４にて駆動される歯車２５が
噛合されていて、油圧モータ２４にて回転駆動されるよ
うになっている。アーム２２はシリンダ装置２６にて上
下方向に回動されるようになっている。
【００１５】この実施例においても、溝２１は前側のチ
ェン型のカッタ装置４ａと後側のドラムのカッタ装置４
ｂ′にて深さ方向に２段階に掘削される。
ェン型のカッタ装置４ａと後側のドラムのカッタ装置４
ｂ′にて深さ方向に２段階に掘削される。
【００１６】上記各実施例では溝２１の深さを２組のカ
ッタ装置４ａ，４ｂ，４ｂ′にて２段階に掘削する例を
示したが、前側のカッタ装置４ａの幅に対して後側のカ
ッタ装置４ｂ，４ｂ′の幅を広くしておくことにより、
溝２１の幅を２段階に掘削される。また前後のカッタ装
置４ａ，４ｂ，４ｂ′でカッタ形状を変えて、例えば前
側のカッタ装置４ａで硬い地盤を掘削する構造に、後側
のカッタ装置４ｂ，４ｂ′で軟らかい地盤を掘削する構
造に、あるいはその逆にして、２組のカッタ装置４ａ，
４ｂ，４ｂ′の組合わせで地盤の硬さの変化に対応する
ようにしても良い。さらに上記カッタ装置４ａ，４ｂ，
４ｂ′は３組以上設けてもよい。
ッタ装置４ａ，４ｂ，４ｂ′にて２段階に掘削する例を
示したが、前側のカッタ装置４ａの幅に対して後側のカ
ッタ装置４ｂ，４ｂ′の幅を広くしておくことにより、
溝２１の幅を２段階に掘削される。また前後のカッタ装
置４ａ，４ｂ，４ｂ′でカッタ形状を変えて、例えば前
側のカッタ装置４ａで硬い地盤を掘削する構造に、後側
のカッタ装置４ｂ，４ｂ′で軟らかい地盤を掘削する構
造に、あるいはその逆にして、２組のカッタ装置４ａ，
４ｂ，４ｂ′の組合わせで地盤の硬さの変化に対応する
ようにしても良い。さらに上記カッタ装置４ａ，４ｂ，
４ｂ′は３組以上設けてもよい。
【００１７】
【発明の効果】本発明によれば、１本の溝２１を深さ方
向に複数組のカッタ装置にて分担して掘削でき、また１
本の溝２１を幅方向に複数組のカッタ装置にて分担して
掘削できる。従って、Ｎ値が大きく異なる地盤でも適応
でき、しかも速い掘削速度で溝２１を掘削できる。
向に複数組のカッタ装置にて分担して掘削でき、また１
本の溝２１を幅方向に複数組のカッタ装置にて分担して
掘削できる。従って、Ｎ値が大きく異なる地盤でも適応
でき、しかも速い掘削速度で溝２１を掘削できる。
【図１】本発明の一実施例を概略的に示す一部破断側面
図である。
図である。
【図２】本発明の一実施例を概略的に示す一部破断平面
図である。
図である。
【図３】本発明の一実施例を概略的に示す要部の正面図
である。
である。
【図４】本発明の他の実施例を概略的に示す一部破断側
面図である。
面図である。
１…走行車体、２ａ，２ｂ…履帯走行装置、３…本体フ
レーム、４ａ，４ｂ，４ｂ′…カッタ装置、５…ブラケ
ット、６ａ，６ｂ…スプロケット、７…フレーム、８…
カッタ、９，１５，２４…油圧モータ、１０，２６…シ
リンダ装置、１１…トラックフレーム、１２…駆動輪、
１３…アイドラ、１４…履帯、１６…エンジン、１７…
油圧ポンプ、１８…運転席、１９…運転装置、２０…地
盤、２１…溝、２２…アーム、２３…内歯車、２５…歯
車。
レーム、４ａ，４ｂ，４ｂ′…カッタ装置、５…ブラケ
ット、６ａ，６ｂ…スプロケット、７…フレーム、８…
カッタ、９，１５，２４…油圧モータ、１０，２６…シ
リンダ装置、１１…トラックフレーム、１２…駆動輪、
１３…アイドラ、１４…履帯、１６…エンジン、１７…
油圧ポンプ、１８…運転席、１９…運転装置、２０…地
盤、２１…溝、２２…アーム、２３…内歯車、２５…歯
車。
Claims (2)
- 【請求項１】 左右の走行装置を備えた走行車両の本体
フレーム３に、深さ調節可能にした溝掘削用のカッタ装
置４ａ，４ｂ，４ｂ′を走行方向に位置をずらせて少な
くとも２組設けたことを特徴とする溝掘削機。 - 【請求項２】 前側のカッタ装置４ａの掘削幅より、後
側のカッタ装置４ｂ，４ｂ′の掘削幅を広くしたことを
特徴とする請求項１記載の溝掘削機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2713294A JPH07233539A (ja) | 1994-02-25 | 1994-02-25 | 溝掘削機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2713294A JPH07233539A (ja) | 1994-02-25 | 1994-02-25 | 溝掘削機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07233539A true JPH07233539A (ja) | 1995-09-05 |
Family
ID=12212533
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2713294A Pending JPH07233539A (ja) | 1994-02-25 | 1994-02-25 | 溝掘削機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07233539A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN112359899A (zh) * | 2020-11-25 | 2021-02-12 | 中铁工程装备集团有限公司 | 一种轮式刀盘硬岩挖沟机 |
| CN113047359A (zh) * | 2021-03-24 | 2021-06-29 | 中国水利水电第四工程局有限公司 | 一种用于移民工程施工的便携式沟渠挖掘装置 |
-
1994
- 1994-02-25 JP JP2713294A patent/JPH07233539A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN112359899A (zh) * | 2020-11-25 | 2021-02-12 | 中铁工程装备集团有限公司 | 一种轮式刀盘硬岩挖沟机 |
| CN113047359A (zh) * | 2021-03-24 | 2021-06-29 | 中国水利水电第四工程局有限公司 | 一种用于移民工程施工的便携式沟渠挖掘装置 |
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