JPH07233013A - 混合除草剤 - Google Patents

混合除草剤

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JPH07233013A
JPH07233013A JP4973194A JP4973194A JPH07233013A JP H07233013 A JPH07233013 A JP H07233013A JP 4973194 A JP4973194 A JP 4973194A JP 4973194 A JP4973194 A JP 4973194A JP H07233013 A JPH07233013 A JP H07233013A
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JP
Japan
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parts
compound
herbicidal
mixed herbicide
present
Prior art date
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Pending
Application number
JP4973194A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahito Arataira
雅人 荒平
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kureha Corp
Original Assignee
Kureha Corp
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 相乗効果により、殺草スペクトルの拡大及
び、施用適期幅の拡大を可能にする混合除草剤を提供す
る。 【構成】 本発明の混合除草剤は、ベンフルラリン、ペ
ンジメサリン、トリフルラリン及び、ジクロベニルから
なる群の少なくとも 1種類と、フルポキサムとを有効成
分として含有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、顕著な相乗効果を発揮
して、殺草スペクトルの拡大及び、施用適期幅の拡大を
可能にする新規な混合除草剤に関する。
【0002】
【従来の技術】これまでに数多くの除草剤が開発され、
単剤あるいは混合剤として使用されている。しかし、一
般に防除すべき雑草は多種多様であり、また、各々の雑
草の発芽時期も一様でないため、一回の除草剤の施用に
よって種々の雑草を防除することは困難である。そのた
め、殺草スペクトルが広く、且つ、施用適期幅の広い除
草剤の開発が望まれている。施用適期幅の拡大は、ま
た、天候など、何らかの理由で除草剤処理が遅れた場合
であっても、効果的な除草を可能にするという点からも
有用な技術である。
【0003】本発明の有効成分である、ベンフルラリ
ン、ペンジメサリン、トリフルラリン、ジクロベニル及
び、フルポキサムは公知の除草性化合物である。しかし
ながら、前 4種類の化合物の少なくとも 1種類と、フル
ポキサムとを有効成分とする混合除草剤についての報告
はみられない。
【0004】
【本発明が解決しようとする課題】本発明者らは、広い
殺草スペクトルと、広い施用適期幅で確かな効力を有す
る混合除草剤を提供することを課題として研究を行っ
た。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、特定の 2
つの有効成分を組み合わせて使用すると相加効果が得ら
れるのみならず、草種あるいは、施用時期によっては相
乗効果も得られることを見いだした。この相乗効果は大
きいものであり、 2剤を混用した時に期待される除草活
性を越えている。その結果、広い殺草スペクトルと広い
施用適期幅が得られることを見いだし、本発明を完成さ
せるに至った。すなわち、本発明の新規混合除草剤は、
ベンフルラリン、ペンジメサリン、トリフルラリン及
び、ジクロベニルからなる群の少なくとも 1種類と、フ
ルポキサムとを有効成分として含有することを特徴とす
る。
【0006】以下、本発明について詳細に説明する。本
発明の有効成分である、ベンフルラリン、ペンジメサリ
ン、トリフルラリン、ジクロベニル及び、フルポキサム
は、いずれもISO名(国際標準化機構名)により化合
物を表示したものである。各々の化合物のアメリカ化学
会名を示せば、次のようである。
【0007】ベンフルラリン(BENFLURALIN )[以下に
おいて、化合物(A-1 )と記載する] N-ブチル-N- エチル-2,6- ジニトロ-4- (トリフルオロ
メチル)ベンゼンアミン ペンジメサリン(PENDIMETHALIN )[以下において、化
合物(A-2 )と記載する] N-(1-エチルプロピル)-3,4- ジメチル-2,6- ジニトロ
ベンゼンアミン トリフルラリン(TRIFLURALIN)[以下において、化合
物(A-3 )と記載する] 2,6-ジニトロ-N,N- ジプロピ
ル-4- (トリフルオロメチル)ベンゼンアミン ジクロベニル(DICHLOBENIL )[以下において、化合物
(A-4 )と記載する] 2,6-ジクロロベンゾニトリル フルポキサム(FLUPOXAM)[以下において、化合物(B
)と記載する] 1-[4-クロロ-3- [(2,2,3,3,3-ペンタフロロプロポキ
シ)メチル]フェニル]-5- フェニル-1H-1,2,4-トリア
ゾール-3- カルボン酸アミド
【0008】本発明の混合除草剤は、雑草の発芽前ある
いは発芽後の処理で効果を発現する。すなわち、土壌処
理、土壌混和処理、茎葉処理または、茎葉兼土壌処理を
行なうことにより、高い効果が得られる。適用地として
は、畑地、樹園地などの農園芸用地のみならず、運動
場、広場、空き地、工場用地、道路法面、線路端などの
非農耕地にも優れた除草効果を発揮する。本発明におい
て、化合物(B )と、化合物(A-1 )〜化合物(A-4 )
との使用割合は、各々の化合物の性能を損なわない範囲
で適宜選択することができる。例えば、化合物(B ) 1
重量部に対して、化合物(A-1 )〜化合物(A-4 )0.01
〜 100重量部、好ましくは、 0.1〜50重量部の使用割合
がよい。
【0009】上記の混合除草剤は、通常、製剤補助剤と
ともに、粉剤、水和剤、粒剤、乳剤などの種々の形態に
製剤して使用する。このとき製剤中に、 2種類の除草性
化合物を合わせた重量が 0.1〜95重量部、好ましくは、
0.5〜90重量部、より好ましくは、 2〜70重量部含まれ
るように製剤する。製剤補助剤として使用する担体・希
釈剤、界面活性剤を例示すれば、固体担体としては、タ
ルク、カオリン、ベントナイト、珪藻土、ホワイトカー
ボン、クレーなどをあげることができる。液体希釈剤と
しては、水、キシレン、トルエン、クロロベンゼン、シ
クロヘキサン、シクロヘキサノン、ジメチルスルホキシ
ド、ジメチルホルムアミド、アルコールなどをあげるこ
とができる。
【0010】界面活性剤はその効果により使いわけるの
がよく、乳化剤として、ポリオキシエチレンアルキルア
リールエーテル、ポリオキシエチレンソルビタンモノラ
ウレートなどをあげることができる。分散剤としては、
リグニンスルホン酸塩、ジブチルナフタレンスルホン酸
塩などをあげることができる。湿潤剤としては、アルキ
ルスルホン酸塩、アルキルフェニルスルホン酸塩などを
あげることができる。上記製剤には、そのまま使用する
ものと水等の希釈剤で所定濃度に希釈して使用するもの
とがある。希釈して使用する時の除草性化合物の濃度は
0.001〜 1.0%の範囲が望ましい。使用薬量は、 2種類
の除草性化合物を合わせた重量で、20g/ha〜10kg、好ま
しくは、50g/ha〜5kg/ha、より好ましくは、 100g/ha〜
3kg/haである。本発明の混合除草剤は、さらに、他の有
効成分、例えば、殺菌剤、殺虫剤、殺ダニ剤、除草剤と
組み合わせて使用することもできる。これらの使用濃度
及び使用薬量は剤型、使用時期、使用方法、使用場所、
対象作物等によっても異なるため上記の範囲にこだわる
ことなく増減することは勿論可能である。
【0011】本発明では、相乗効果を判定するのに、コ
ルビー(S. R. Colby )により報告されている方法を利
用した。(Weed 15, 20-22(1967)) 2種類の除草性化合物 A、 B、各々を、a g/ha、b g/ha
使用した時の除草活性が、α、βならば、 Aのa g/ha
と、 Bのb g/haとを混合使用した時に、期待される除草
活性は、式1の式(I)で示すことができる。
【式1】E=α+β−α・β/100 (I)
【0012】2種の除草性化合物を混合使用した場合の
除草活性が、それら 2種類の各々の除草活性から、式
(I)で求めた「期待される除草活性E」よりも大きい
場合に、これら 2種類の除草性化合物の混合使用には相
乗効果が認められると判断した。下記の実施例には、本
発明を明確にするため、式(I)により求めた「期待さ
れる除草活性E」を記載した。
【0013】以下に本発明を実施例によって更に具体的
に説明するが、本発明における化合物、配合割合、剤型
等は実施例によって限定されるものではない。なお、製
剤例の「部」は重量部を意味する。
【0014】
【実施例】
製剤例1 化合物(A-2 ) 45部 化合物(B ) 5部 リグニンスルホン酸塩 5部 アルキルスルホン酸塩 3部 珪藻土 42部 以上を均一に混合粉砕して水和剤とする。
【0015】製剤例2 化合物(A-4 ) 20部 化合物(B ) 5部 キシレン 40部 N-メチル-2- ピロリドン 10部 ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル 10部 以上を均一に混合して乳剤とする。
【0016】 製剤例3 化合物(A-3 ) 18部 化合物(B ) 2部 N-メチル-2- ピロリドン 10部 ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル 10部 ソルベッソ#100[エクソン化学(株)製、芳香族系溶媒] 60部 以上を均一に混合して乳剤とする。
【0017】試験例1 土壌処理による発芽前処理除草活性試験 縦10cm、横12cm、高さ10cmの角形のプラスチック製ポッ
トに畑土を入れ、ナズナ、ヤエムグラ、スズメノカタビ
ラ、ノスズメノテッポウの種子を播種し、覆土した。こ
の土壌表面に有効成分が所定の割合となるように均一に
散布した。ポットを気温19〜25℃の温室におき、適宜ポ
ット上部から散水して栽培、管理した。薬液散布31日後
に各雑草の地上部生育の割合を測定し、対無処理区比と
して表1に示した。
【0018】
【表1】 1)[]内の数値は、式(I)で求めたEである。
【0019】試験例2 茎葉兼土壌処理による除草活性試験 縦10cm、横12cm、高さ10cmの角形のプラスチック製ポッ
トに畑土をいれ、ナズナ、ヤエムグラ、スズメノカタビ
ラ、ノスズメノテッポウの種子を播種し、覆土した。こ
のポットを気温19〜25℃の温室におき、適宜ポット上部
から散水して栽培、管理した。各々の雑草が子葉期〜 2
葉期にまで生育したときに所定の割合となるように調製
した薬液を均一に茎葉兼土壌処理した。散布後、ポット
を前記同様温室内で栽培、管理し、薬液散布31日後に各
雑草に対する抑草率を測定し、対無処理区比として表2
に示した。
【0020】
【表2】 1)[]内の数値は、式(I)で求めたEである。 化合物(A-1 )及び、化合物(A-2 )も、化合物(A-3
)とほぼ同様の相乗効果を示した。
【0021】
【発明の効果】本発明の混合除草剤は、各除草性化合物
の除草活性から期待される相加効果に留まらず、相乗効
果を示す。そのため、殺草スペクトルが拡大するばかり
か、施用適期幅の拡大も図ることができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベンフルラリン、ペンジメサリン、トリ
    フルラリン及び、ジクロベニルからなる群の少なくとも
    1種類と、フルポキサムとを有効成分として含有する混
    合除草剤。
JP4973194A 1994-02-23 1994-02-23 混合除草剤 Pending JPH07233013A (ja)

Priority Applications (1)

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JP4973194A JPH07233013A (ja) 1994-02-23 1994-02-23 混合除草剤

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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