JPH1036207A - 除草剤組成物 - Google Patents

除草剤組成物

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Publication number
JPH1036207A
JPH1036207A JP10711597A JP10711597A JPH1036207A JP H1036207 A JPH1036207 A JP H1036207A JP 10711597 A JP10711597 A JP 10711597A JP 10711597 A JP10711597 A JP 10711597A JP H1036207 A JPH1036207 A JP H1036207A
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JP
Japan
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compound
formula
herbicide composition
herbicidal
herbicidal effect
Prior art date
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Pending
Application number
JP10711597A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuyuki Hamada
暢之 浜田
Etsuo Oshiyama
悦夫 押山
Tsutomu Nawamaki
勤 縄巻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Chemical Corp
Original Assignee
Nissan Chemical Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 薬害の軽減された除草剤組成物を提供す
る。 【解決手段】式(1)で表される化合物と式(2)で表
される化合物を有効成分として含有することを特徴とす
る除草剤組成物、並びにそれを使用する除草方法。 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は水稲用除草剤組成物
に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】現
在、水稲用除草剤として数多くの化合物が実用化されて
いるが、既存の薬剤は移植水稲に薬害を及ぼすことな
く、対象雑草のみを選択的に防除するという要求を必ず
しも完全に満たすものではない。特に水稲の植え付け深
度が浅かったり極端な漏水条件下では多くの除草剤が薬
害をもたらす場合がある。
【0003】下記式(1)で表される化合物(一般名:
ACN、キノクラミン、以下化合物(1)と称する)は
藻類、ウキクサ等の防除に有効な水稲用除草剤として既
に実用化されている。また下記式(2)(試験名:NB
A−061、以下化合物(2)と称する)は、水稲用除
草剤として開発中の化合物であり、特に水稲田のノビエ
に対して高い防除効果を有する。
【0004】
【化2】
【0005】化合物(2)は通常の植え付け条件では移
植水稲に対して高い安全性が得られるが、極端な浅植
え、漏水条件など不良な環境下で水稲に対して薬害が発
現することがある。化合物(1)を含め幾つかのキノン
系化合物の薬害軽減効果については特開昭60-56902号公
報に記載があるが、本願記載の化合物(2)に関する薬
害軽減効果については当該公報に開示がない。また通
常、ある化合物が除草剤の薬害軽減作用を奏する場合に
は当然のことながら除草効果の低下を伴うことが予想さ
れるが当該公報には除草効果に対する化合物(1)の影
響は何ら開示されていない。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題に
鑑み鋭意検討した結果、化合物(1)と化合物(2)を
混合すると移植水稲に対するそれぞれの薬剤の薬害が、
かなりの悪条件においてでさえ大きく軽減され、かつ、
驚くべきことに各種雑草に対する除草効果にはまったく
低下作用が発現せず、それぞれの混合剤の高い除草効果
が維持されることを見出した。この効果は移植水稲の場
合のみならず、直播水稲の場合にも顕著に認められ、本
発明組成物の実用場面での有用性は極めて高い。
【0007】すなわち、本発明は、式(1)で表される
化合物と式(2)で表される化合物を有効成分として含
有することを特徴とする除草剤組成物、並びにそれを使
用する除草方法である。
【0008】
【化3】
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の除草剤組成物は、化合物
(1)1重量部当たり化合物(2)を好ましくは0.0
01〜100重量部、さらに好ましくは0.01〜10
重量部含む。本発明の除草剤組成物の好適な処理薬量
は、防除すべき対象雑草の種類などにより左右される
が、有効成分として、好ましくは0.1〜10kg/h
a、さらに好ましくは0.3〜5kg/haである。
【0010】本発明組成物は、通常固体または液体希釈
液からなる担体と混合した製剤の形態で使用するが、界
面活性剤をさらに混合した製剤の形態での使用が好まし
い。担体として、例えば、クレー、タルク、ペントナイ
ト、珪藻土およびホワイトカーボン等の固体担体、並び
に水、アルコール類(イソプロパノール、ブタノール、
ベンジルアルコール、フルフリルアルコール等)、芳香
族炭化水素類(トルエン、キシレン等)、塩素化炭化水
素類(クロロベンゼン等)、エーテル類(アニソール
等)、ケトン類(シクロヘキサノン、イソホロン等)、
エステル類(酢酸ブチル等)および酸アミド類(N−メ
チルピロリドン等)等の液体担体が挙げられる。
【0011】界面活性剤として、例えば、アルキルアリ
ールスルホン酸ナトリウム、アルキルナフタレンスルホ
ン酸ナトリウム、ジアルキル琥珀酸ナトリウム、ポリオ
キシエチレンアルキルアリールエーテルサルフェート、
アルキル型燐酸エステルおよびアルキルフェノール型燐
酸エステル等のアニオン系界面活性剤、ポリオキシエチ
レンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルア
リールエーテル、ポリオキシエチレン(プロピレン)脂
肪酸エステル、ソルビタンモノオレートおよびポリオキ
シエチレンソルビタンモノラウレート等のノニオン系界
面活性剤、並びにポリオキシエチレン硬化ヒマシ油のよ
うな植物誘導体が挙げられる。
【0012】本発明の除草剤組成物は、所望により乳化
剤、湿潤剤、分散剤、結合剤、浸透剤、展着剤、安定剤
および崩壊剤等を添加し、乳剤、液剤、水和剤、粉剤、
粒剤、顆粒水和剤、フロアブル剤、錠剤またはゲル剤等
任意の剤型にて実用に供することができる。この際、同
時に複数の他の除草剤、殺虫剤、殺菌剤、植物生長調整
剤および肥料等と混合使用することも可能である。特に
他の除草剤の1種以上を配合することにより、殺草スペ
クトラムを広げることが可能となり、本発明の効果をよ
り安定なものとすることができる。
【0013】
【実施例】以下本発明を実施例によりさらに具体的に説
明するが、本発明の除草剤組成物における化合物、製剤
量、剤型等は実施例のみに限定されるものではない。な
お「部」は全て重量部を意味する。 〔配合例〕 顆粒水和剤(ドライフロアブル剤) 化合物(1) 50部 化合物(2) 25部 イソベンNo.1 10部 (アニオン性界面活性剤:クラレイソプレンケミカル
(株)商品名) バニレックスN 5部 (アニオン性界面活性剤:山陽国策パルプ(株)商品
名) カープレックス#80 10部 (ホワイトカーボン:塩野義製薬(株)商品名) 以上を均一に混合微粉砕してドライフロアブル剤とす
る。 〔試験例1〕 移植水稲の浅植条件下での薬害試験 1/5000アールのワグネルポット中に沖積土壌を入
れた後、水を入れて混和し、水深4cmの湛水条件とし
た。2.5葉期の葉令のイネ苗を0.5cmの深度で移
植した。移植当日、前記処方に準じて試製した水和剤を
用いて供試薬剤の所定濃度の懸濁液をメスピペットで滴
下処理した。薬剤処理後3週間目にイネの地上部生体重
を測定し、無処理区と比較した。単剤での試験結果を第
1表に、混合剤の試験結果を第2表に示す。 〔試験例2〕 湛水条件における除草効果試験 1/5000アールのワグネルポット中に沖積土壌を入
れた後、水を入れて混和し、水深4cmの湛水条件と
し、そこにノビエ、コナギ、ホタルイの種子を播種し
た。播種後、7日目(ノビエ1.5葉、コナギ2葉、ホ
タルイ2葉)に前記処方に準じて試製した水和剤を用い
て供試薬剤の所定濃度の懸濁液をメスピペットで滴下処
理した。薬剤処理後3週間目に各種雑草に対する除草効
果を下記の判定基準に従い調査した。単剤での試験結果
を第3表に、混合剤での試験結果を第4表に示す。なお
表中の記号は以下の草種を表す。
【0014】a:ノビエ、b:ホタルイ、c:コナギ 判定基準 5:完全枯死あるいは90%以上の抑制 4:70〜90%の抑制 3:40〜70%の抑制 2:20〜40%の抑制 1: 5〜20%の抑制 0:5%以下の抑制 (但し上記抑制の程度は肉眼による観察調査から求め
た。)
【0015】
【表1】
【0016】
【表2】 第2表 移植水稲の浅植条件下での薬害試験(混合剤) ──────────────────────── 化合物 有効成分の 生体重無 処理量(g/ha) 処理区比(%) ──────────────────────── (1)+(2) 500 + 200 100 500 + 400 100 ────────────────────────
【0017】
【表3】
【0018】
【表4】 第4表 湛水条件における除草効果試験(混合剤) ──────────────────────────── 有効成分 草 種 化合物 の処理量 ───────────── (g/ha) a b c ──────────────────────────── (1)+(2) 500 + 100 5 5 5 500 + 200 5 5 5 500 + 400 5 5 5 ────────────────────────────
【0019】
【発明の効果】本発明の除草剤組成物によれば移植水稲
に対する薬害が軽減され、かつ高い除草効果が維持でき
る。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(1)で表される化合物と式(2)で
    表される化合物を有効成分として含有することを特徴と
    する除草剤組成物。 【化1】
  2. 【請求項2】 請求項1記載の除草剤組成物を使用する
    除草方法。
JP10711597A 1996-04-30 1997-04-24 除草剤組成物 Pending JPH1036207A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10711597A JPH1036207A (ja) 1996-04-30 1997-04-24 除草剤組成物

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10887896 1996-04-30
JP8-108878 1996-04-30
JP10711597A JPH1036207A (ja) 1996-04-30 1997-04-24 除草剤組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1036207A true JPH1036207A (ja) 1998-02-10

Family

ID=26447182

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10711597A Pending JPH1036207A (ja) 1996-04-30 1997-04-24 除草剤組成物

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JP (1) JPH1036207A (ja)

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