JPH07232897A - クレーン自動運転方法 - Google Patents

クレーン自動運転方法

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JPH07232897A
JPH07232897A JP4793294A JP4793294A JPH07232897A JP H07232897 A JPH07232897 A JP H07232897A JP 4793294 A JP4793294 A JP 4793294A JP 4793294 A JP4793294 A JP 4793294A JP H07232897 A JPH07232897 A JP H07232897A
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JP
Japan
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crane
slab
slub
crane device
conveyed
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4793294A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukio Morikazu
幸雄 森数
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP4793294A priority Critical patent/JPH07232897A/ja
Publication of JPH07232897A publication Critical patent/JPH07232897A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動運転によるクレーンを用いながら搬送効
率の改善が図れるようにする。 【構成】 少なくとも搬送対象の被搬送体への接近から
適正位置へ移動して停止するまでの操作が自動的に行わ
れるクレーン装置であって、最初のテーブルで第1のス
ラブを吊り上げた後(ステップ106)、次のテーブル
へクレーンを移動させ、このテーブル上の到来している
第2のスラブに重なるように第1のスラブを吊り下げ、
ついで重ねた2つのスラブをまとめて吊り上げる(ステ
ップ112)ことにより、2本のスラブをまとめて搬送
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クレーンが自動運転に
より被搬送体の搬送を行うに際し、その1回当たりの搬
送量を増大できるようにするためのクレーン自動運転方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば製鉄工場においては、スラブをテ
ーブル上から他の場所(置場、貨車等)へ移送する場
合、天井走行型のマストクレーンを用いて行っている。
マストクレーンは、クレーン本体からマストを介して把
持機構を吊下し、テーブル上のスラブを把持して持ち上
げる機能を有している。
【0003】この場合、テーブル上のセンター位置上に
スラブ送られてくるのが理想であるが、搬送状態等によ
ってはテーブルセンターにスラブが傾き(進行方向に対
するスラブの長手方向のずれ)が生じ、そのままではク
レーンの把持機構の幅とスラブ幅とが合わず、スラブを
把持することができない。
【0004】そこで、現場においては、オペレータがス
ラブの置き状態に応じてクレーンを手動操作し、把持部
が支障なくスラブを把持できる状態になるように位置決
めしている。このような操作は、テーブルのほか、置
場、貨車等においても同様に行われる。
【0005】しかし、オペレータが手動操作によりクレ
ーンを操作して被搬送物を昇降できる位置に停止する方
法では、荷扱いの開始までに時間がかかると共に安全性
にも問題がある。
【0006】この問題を解決すべく、本発明者は、既に
被搬送物の置き位置状態に合わせてクレーン停止位置を
自動的に決定できるようにするクレーン自動運転制御方
法を考案し、これを実施している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記したよう
にクレーンの自動運転化により、省力化は可能になった
ものの、データ収集や情報交換を行いながらの運転にな
るため、搬送速度が手動操作の場合に比べて遅くなるの
は避けられない。
【0008】そこで、本発明の目的は、自動運転による
クレーンを用いながら搬送効率を改善することのできる
クレーン自動運転方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明は、少なくとも搬送対象の被搬送体への
接近から適正位置へ移動して停止するまでの操作が自動
的に行われるクレーン装置であって、第1の被搬送体を
吊り上げた後、同一の場所または異なる場所において少
なくとも第2の被搬送体に前記第1の被搬送体が整合す
るように吊り下げ、ついで前記整合した被搬送体をまと
めて吊り上げるようにしている。
【0010】
【作用】上記した手段によれば、従来、1回のクレーン
操作で1つの被搬送体を搬送していたのに対し、1回の
搬送タイミングでクレーンを吊り下げる毎に一体的にま
とめる被搬送体の数を増やし、最終的には複数の被搬送
体を同時に搬送する。したがって、複数の被搬送体をま
とめて搬送することができ、搬送効率を向上させること
が可能になり、クレーンの自動化による弊害を解消する
ことができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。
【0012】図1は本発明によるクレーン自動運転方法
の処理例を示すフローチャートである。また、図2はク
レーン運転制御システムを示す概略構成図であり、図3
はスラブ検出機構を示す模式的斜視図である。
【0013】図2に示すように、クレーン装置1はマス
トクレーン型であり、トング2がマスト3を介して吊下
された構造を有し、トング2によって被搬送体であるス
ラブ4を把持して吊り上げ、指定の場所へ搬送するため
に用いられる。クレーン装置1はプロセスコンピュータ
(以下、「プロコン」という)5によって制御され、ク
レーン装置1内には不図示の制御部及び電動による駆動
機構(巻き上げ/巻き下げの為の機構)が設けられてい
る。
【0014】クレーン装置1によって吊り上げられる前
のスラブ4はテーブル6上に載置した状態になってお
り、スラブ4の停止位置の近傍のテーブルサイドには、
所定の間隔を置いてレーザ方式による距離検出器7a,
7bが設けられている。図3に示すように、距離検出器
7a,7bは、その設置位置からスラブ4の側面までの
距離を検出し、検出結果をプロコン5へ送出する。この
距離検出器7a,7bによる検出結果は、スラブ4がテ
ーブル6上に仮想したセンターラインに基づく理想的ス
ラブ位置からどの位ずれているかを算出するために用い
られる。
【0015】図4はスラブを搬送するテーブル及びトラ
ンスファの配置関係を示す説明図である。トランスファ
9を中心にして両側にテーブル10,11が配設され、
テーブル11の両側にテーブル12,13が配設され、
更にテーブル10の片側にはテーブル14が配設されて
いる。このような配置において、これらのテーブル及び
トランスファの上部へ、クレーン装置1が自由に移動で
きるように天井部には走行路が形成されている。また、
テーブル12についてのみプッシャー(押し出し機)P
S及びパイラー(積み重ね装置)PLが付属している。
さらに、テーブル10,12.13には、一対の距離検
出器がスラブ到達位置の近傍のテーブルサイドに図3に
示したように設置されている。
【0016】本発明は、図4のような設備にあって、テ
ーブル10,12,13の各々においてクレーン装置1
の1回の搬送に際し、2枚のスラブを把持して搬送しよ
うとするものである(因みに、従来は1回の搬送に1枚
のスラブのみ)。これにより、搬送量が2倍となり、搬
送効率を上げることができる。
【0017】なお、1回にスラブ2枚としたのは、現行
のクレーン装置が2枚を限度とする揚重性能であるため
で、吊り上げ重量に応じてクレーン装置を大型のものに
すれば任意の枚数にすることができる。或いは、現行の
クレーン装置でも許容重量以下の重量に収まる枚数であ
れば、3枚以上も可能である。
【0018】次に、図1を参照して本発明方法の手順を
説明する。なお、図中、「S」は「ステップ」を意味し
ている。
【0019】まず、スラブ4をテーブル10,12,1
3の少なくとも1つの定位置へ搬入させ(S101)、
そのスラブに対するセンタリング処理を実行する(S1
02)。ここで、図3に示したように、距離検出器7
a,7bによって各々の検出器からスラブ4の対向する
側面に対する各々の距離を測定する(S103)。この
測定結果はプロコン5に取り込まれ、プロコン5によっ
てスラブ4の幅方向における停止位置づれを算出する
(S104)。
【0020】プロコン5はステップ104で得た位置ず
れ分を、クレーン位置移動指示としてクレーン装置1へ
送出する(S105)。このとき、テーブル11,13
及びトランスファ9上にパイリング可能なスラブ4が有
り、かつプロコン5からテーブル11へ移動するように
指示が出されたとすると、クレーン装置1はテーブル1
1上へ移動して指定の位置で停止する。ついで、プロコ
ン5からスラブ4を掴むように指示が出される(S10
6)。クレーン装置1はテーブル11上のスラブ4を掴
み、巻き上げ駆動を行う。
【0021】ついで、プロコン5はテーブル11とトラ
ンスファ9上にパイリング可能なスラブがある時、テー
ブル13上でテーブル13にスラブ到着するまで、待機
する(S107)。テーブル13上にスラブが搬入され
ると、この到着スラブに対するセンタリング処理がなさ
れ(S108)、一対の距離検出器による測長が行われ
る(S109)。この検出結果に基づいて、プロコン5
はテーブル13上のスラブの幅方向の停止位置ずれを算
出し(S110)、このずれ分をクレーン装置1に対
し、クレーン位置移動指示として送出する(S11
1)。
【0022】この時点では、クレーン装置1は既に1枚
のスラブ4を把持して吊り上げているが、ステップ11
1による指示を受けてテーブル13上のスラブに向けて
クレーン装置1を移動させる。この後、プロコン5から
クレーン装置1に対して2枚掴みを行うように指示が出
される(S112)。すると、図2の(b)に示すよう
に、クレーン装置1はテーブル13上のスラブ8の上に
スラブ4を置いて2枚のスラブを整合(積み重ね状態、
又は吊り上げが可能であれば横置き状態)し、スラブ4
に対するトング2の把持を解除するように駆動される。
ついで、スラブ8を把持するようにクレーン装置1を制
御し、把持の完了に伴って図2の(c)のようにスラブ
4,8を2枚重ねにしたまま吊り上げる(S113)。
【0023】以上のように、本発明によれば、1つのテ
ーブル上で少なくとも2枚のスラブをまとめて吊り上げ
ることができるようになり、搬送効率を向上させること
が可能になり、クレーンの自動化による弊害を解消する
ことができる。
【0024】なお、上記実施例においては、被搬送体と
してスラブを例にあげたか、これに限定されるものでは
なく、搬送をクレーンによって行う全ての物品に本発明
を適用することができる。
【0025】また、上記実施例では、最初の物品の吊り
上げ場所と、次の物品の吊り上げ場所とが異なるものと
したか、これは同一場所であってもよい。つまり、最初
の物品を吊り上げたまま次の物品の到着を待ち、クレー
ンと物品の位置合わせをした後に最初の物品を吊り下げ
て2枚重ねにし、その状態のまま2枚を吊り上げる方法
であってもよい。
【0026】更に、上記実施例においては、図4で示し
た如く、テーブルからテーブルへクレーンを移動させて
2枚以上の被搬送体を吊り上げるものとしたが、テーブ
ルからトランスファへ移動(又はトランスファからテー
ブルへ移動)して2枚以上の被搬送体を吊り上げる場合
にも本発明を適用することができる。
【0027】
【発明の効果】以上より明らかな如く、本発明によれ
ば、少なくとも搬送対象の被搬送体への接近から適正位
置へ移動して停止するまでの操作が自動的に行われるク
レーン装置であって、第1の被搬送体を吊り上げた後、
同一の場所または異なる場所において少なくとも第2の
被搬送体に前記第1の被搬送体が整合するように吊り下
げ、ついで前記整合した被搬送体をまとめて吊り上げる
ようにしたので、複数の被搬送体をまとめて一体的に搬
送することができ、搬送効率を向上させることが可能に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるクレーン自動運転方法の処理例を
示すフローチャートである。
【図2】クレーン運転制御システムを示す概略構成図で
ある。
【図3】スラブ検出機構を示す模式的斜視図である。
【図4】スラブを搬送する複数のテーブル及びトランス
ファの配置関係を示す説明図である。
【符号の説明】
1 クレーン装置 2 トング 3 マスト 4 スラブ 5 プロコン 6 テーブル 7a,7b 距離検出器 8 スラブ 9 トランスファ 10 テーブル 11 テーブル 12,13 テーブル 14 テーブル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも搬送対象の被搬送体への接近
    から適正位置へ移動して停止するまでの操作が自動的に
    行われるクレーン装置であって、第1の被搬送体を吊り
    上げた後、同一の場所または異なる場所において少なく
    とも第2の被搬送体に前記第1の被搬送体が整合するよ
    うに吊り下げ、ついで前記整合した被搬送体をまとめて
    吊り上げることを特徴とするクレーン自動運転方法。
JP4793294A 1994-02-23 1994-02-23 クレーン自動運転方法 Withdrawn JPH07232897A (ja)

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JP4793294A JPH07232897A (ja) 1994-02-23 1994-02-23 クレーン自動運転方法

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JPH07232897A true JPH07232897A (ja) 1995-09-05

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009142064A1 (ja) * 2008-05-23 2009-11-26 新日本製鐵株式会社 スラブ転回装置の制御方法およびその制御システム
CN102674158A (zh) * 2012-03-22 2012-09-19 上海三一科技有限公司 一种起重机桅杆电气控制系统及包括该系统的起重机
CN103058060A (zh) * 2013-02-04 2013-04-24 中联重科股份有限公司 起重机及其起臂控制方法、设备和系统
CN103434936A (zh) * 2013-08-29 2013-12-11 徐州重型机械有限公司 一种起重机起重作业自动控制方法和系统

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20010508