JPH07232728A - 倒立容器用注出装置 - Google Patents

倒立容器用注出装置

Info

Publication number
JPH07232728A
JPH07232728A JP6019236A JP1923694A JPH07232728A JP H07232728 A JPH07232728 A JP H07232728A JP 6019236 A JP6019236 A JP 6019236A JP 1923694 A JP1923694 A JP 1923694A JP H07232728 A JPH07232728 A JP H07232728A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spout
core rod
bottom plate
movable body
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6019236A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadasuke Kojima
忠祐 小嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP6019236A priority Critical patent/JPH07232728A/ja
Publication of JPH07232728A publication Critical patent/JPH07232728A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D47/00Closures with filling and discharging, or with discharging, devices
    • B65D47/04Closures with discharging devices other than pumps
    • B65D47/20Closures with discharging devices other than pumps comprising hand-operated members for controlling discharge
    • B65D47/24Closures with discharging devices other than pumps comprising hand-operated members for controlling discharge with poppet valves or lift valves, i.e. valves opening or closing a passageway by a relative motion substantially perpendicular to the plane of the seat
    • B65D47/248Closures with discharging devices other than pumps comprising hand-operated members for controlling discharge with poppet valves or lift valves, i.e. valves opening or closing a passageway by a relative motion substantially perpendicular to the plane of the seat the valve being opened or closed by imparting a motion to the valve stem
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D5/00Rigid or semi-rigid containers of polygonal cross-section, e.g. boxes, cartons or trays, formed by folding or erecting one or more blanks made of paper
    • B65D5/42Details of containers or of foldable or erectable container blanks
    • B65D5/72Contents-dispensing means
    • B65D5/74Spouts
    • B65D5/746Spouts formed separately from the container

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Cartons (AREA)
  • Closures For Containers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】大容量の容器であって倒立状態に載置され注出
口を下に向けた液体紙容器から、片手による操作で簡単
に内容物を注出できる注出装置を提供すること。 【構成】口栓本体と底板と芯棒とコイルスプリングとか
ら成る注出装置である。口栓本体3はフランジ部4から
連続して立設する円筒部5と頂部6と、底板を固定する
溝7とから成り、頂部6の中央に注出口8が開口してい
る。底板9はその端面に突起10を有し、中央に芯棒貫
通孔12が開口し、芯棒貫通孔12を囲むように流通孔
11が4か所に開口している。コイルスプリング13の
内径は芯棒の外径より若干大きい。芯棒14は円筒状で
係止板15を一体的に形成している。係止板15にはゴ
ムパッキン16が固着しており、かつ案内リブ17を一
体的に設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、倒立状態に載置して使
用する比較的大型の液体紙容器の開口部に装着する注出
装置であって、特に片手で操作できるよう芯棒を押すこ
とによって開閉を行うものである。
【0002】
【従来の技術】従来、業務用に用いられている大型の液
体紙容器の注出装置としては、本願出願人が提案した実
開平5−44225号に開示されているような「液体容
器の注出装置」が知られている。この注出装置は、大容
量で注ぐ時に傾けるのが困難なため注出口が下にくるよ
うに容器を倒立状態に載置しておき、注出口にコック栓
を嵌合し、このコック栓にハンドルを設けて開閉するよ
うにしたものである。しかし、このような注出装置では
片手で操作することができないため使用上不便が生じる
ことがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は大容
量の容器であって倒立状態に載置され注出口を下に向け
た液体紙容器から、片手による操作で簡単に内容物を注
出できる注出装置を提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は第1に次のような倒立容器用注出装置を提
供する。即ち、倒立状態に載置して使用する液体紙容器
の開口部に装着する注出装置であって、この開口部の内
側に取り付けられるフランジ部を有し、頂部に注出口を
有する口栓本体と、この口栓本体の内壁に取り付けら
れ、流通孔を有する底板と、前記注出口より大きい外径
を有する係止板を有し、前記底板から口栓本体を通じて
注出口から突出する芯棒と、前記底板と芯棒の係止板と
の間に装着される弾性体とから成り、前記芯棒の上下動
により口栓本体の注出口を開閉する倒立容器用注出装
置。
【0005】第2に、倒立状態に載置して使用する液体
紙容器の開口部に装着する注出装置であって、この開口
部の内側に取り付けられるフランジ部を有する筒状の口
栓本体と、この口栓本体の内壁に取り付けられ、流通孔
を有する底板と、前記口栓本体に上下動可能に取り付け
られ、頂部に注出口を有する可動体と、前記底板から可
動体を通じて注出口から突出する芯棒と、この芯棒の注
出口から突出する部分に設けられ、前記注出口より大き
い外径を有する係止板と、前記底板と可動体の頂部との
間に装着される弾性体とから成り、前記可動体の上下動
により可動体の注出口を開閉する倒立容器用注出装置。
【0006】第3に、倒立状態に載置して使用する液体
紙容器の開口部に装着する注出装置であって、この開口
部の内側に取り付けられるフランジ部を有する筒状の口
栓本体と、この口栓本体の内側に位置し、流通孔を有す
る中栓と、前記口栓本体の外側に装着され、頂部に注出
口を有するカバーキャップと、前記注出口より大きい外
径を有する係止板を有し、前記中栓からカバーキャップ
を通じて注出口から突出する芯棒と、前記底板と芯棒の
係止板との間に装着される弾性体とから成り、前記芯棒
の上下動により口栓本体の注出口を開閉する倒立容器用
注出装置。
【0007】第4に、倒立状態に載置して使用する液体
紙容器の開口部に装着する注出装置であって、この開口
部の内側に取り付けられるフランジ部を有する筒状の口
栓本体と、この口栓本体の内側に位置し、流通孔を有す
ると共に口栓本体への装着筒を有する中栓と、この中栓
に上下動可能に取り付けられ、頂部に注出口を有する可
動体と、前記中栓から可動体を通じて注出口から突出す
る芯棒と、この芯棒の注出口から突出する部分に設けら
れ、前記注出口より大きい外径を有する係止板と、前記
中栓と可動体の頂部との間に装着される弾性体とから成
り、前記可動体の上下動により可動体の注出口を開閉す
る倒立容器用注出装置。
【0008】
【作用】第1の本発明によれば、常態において少しずつ
流通孔を通じて内容物が口栓の中に流入しているが、こ
のとき芯棒の係止板が弾性体の反発力によって口栓本体
の頂部に当接しており、注出口が塞がれているので内容
物は注出されない。そして注出時に弾性体の反発力に抗
して芯棒の先端を押圧すると、係止板と口栓との間にす
き間が生じるので口栓の内部に溜まった内容物が注出口
から注出される。そして芯棒の押圧を解くと弾性体の復
元力により芯棒が押し戻され、芯棒の係止板が再び口栓
本体の頂部に当接し、注出口が塞がれて内容物の注出が
終了する。
【0009】第2の本発明によれば、常態において少し
ずつ流通孔を通じて内容物が口栓の中に流入している
が、このとき可動体の頂部が弾性体の反発力によって芯
棒の係止板の内側に当接しており、注出口が塞がれてい
るので内容物は注出されない。そして注出時に弾性体の
反発力に抗して可動体を押圧すると、芯棒の係止板と可
動体との間にすき間が生じるので、内部に溜まった内容
物が注出口から注出される。そして可動体の押圧を解く
と弾性体の復元力により可動体が押し戻され、可動体の
頂部が再び芯棒の係止板の内側に当接し、注出口が塞が
れて内容物の注出が終了する。
【0010】第3の本発明によれば、口栓本体とカバー
キャップとが別体で構成されているため、組立時には予
めカバーキャップに弾性体と芯棒と中栓とをセットした
後に口栓本体に装着することができる。そして常態にお
いて少しずつ流通孔を通じて内容物が中栓の中に流入し
ているが、このとき芯棒の係止板が弾性体の反発力によ
ってカバーキャップの頂部に当接しており、注出口が塞
がれているので内容物は注出されない。そして注出時に
弾性体の反発力に抗して芯棒を押圧すると、係止板とカ
バーキャップとの間にすき間が生じるので中栓の内部に
溜まった内容物が注出口から注出される。そして芯棒の
押圧を解くと弾性体の復元力により芯棒が押し戻され、
芯棒の係止板が再びカバーキャップの頂部に当接し、注
出口が塞がれて内容物の注出が終了する。
【0011】第4の本発明によれば、口栓本体と中栓と
が別体で構成されているため、組立時には予め中栓に弾
性体と芯棒とをセットした後に口栓本体に装着すること
ができる。そして常態において少しずつ流通孔を通じて
内容物が中栓の中に流入しているが、このとき可動体の
頂部が弾性体の反発力によって芯棒の係止板の内側に当
接しており、注出口が塞がれているので内容物は注出さ
れない。そして注出時に弾性体の反発力に抗して可動体
を押圧すると、芯棒の係止板と可動体との間にすき間が
生じるので、内部に溜まった内容物が注出口から注出さ
れる。そして可動体の押圧を解くと弾性体の復元力によ
り可動体が押し戻され、可動体の頂部が再び芯棒の係止
板の内側に当接し、注出口が塞がれて内容物の注出が終
了する。
【0012】第5の本発明によれば、底板に芯棒貫通孔
が開口されているため、芯棒を押したときに芯棒の最後
部が固定されず、よって芯棒を押す際の抵抗感が極めて
少なく、粘度の高い内容物を収容した場合にも軽い力で
操作ができる。
【0013】第6の本発明によれば、底板に芯棒固定部
が設けており、ここで芯棒を受け止めるので、フランジ
部にかかる力を分散させることができて、注出装置のガ
タつきを防ぐことができる。
【0014】
【実施例】以下、図1〜図10に示す実施例を用いて本
発明を詳細に説明する。
【0015】<第1実施例>本実施例の倒立容器用注出
装置を図1〜図3を用いて説明する。本実施例において
液体紙容器は多層構成を有しており、接液面はポリエチ
レン層である。口栓本体は紙容器の接液面との接着性を
高めるために同じポリエチレン樹脂で成形されている。
底板はポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィ
ン系樹脂で成形することが好ましく、ポリエチレンで成
形されている。弾性体はポリプロピレン製のコイルスプ
リングを使用した。
【0016】図面において液体紙容器1は図示しない上
部において倒立状態に固定されている。平らな天面には
円形の開口部2が開口され、この開口部2の内側周辺に
口栓本体3のフランジ部4を固定し超音波溶着により固
着させたものである。
【0017】口栓本体3はドーナツ形のフランジ部4か
らドーム形状に連続して立設された円筒部5と頂部6と
から構成されている。円筒部5とフランジ部4との連設
部付近には底板を固定する溝7が設けられ、頂部6の中
央には芯棒と同等の外径を有する注出口8が開口されて
いる。
【0018】底板9はその端面に円筒部5の溝に固定す
るための突起10を有し、中央に芯棒貫通孔12が開口
され、芯棒貫通孔12を囲むように流通孔11が4か所
に開口されている。
【0019】コイルスプリング13の内径は芯棒の外径
より若干大きく形成されている。
【0020】芯棒14は円筒状で少なくとも底板9から
口栓本体3の頂部6までの高さよりも長い長さを有し、
注出口8よりも大きい外径を有する係止板15が一体的
に形成されている。
【0021】そして係止板15の口栓本体3と接する側
には口栓本体3の頂部6の内面形状に沿ったゴムパッキ
ン16が固着されており、かつ内容物の注出をスムーズ
にする案内リブ17が4本、一体的に設けられている。
なお、案内リブ17を別体に成形することも可能であ
る。ゴムパッキンの代わりにブタジエンラバーやシリコ
ンラバーの他、エラストマー等の柔軟性のある材料を用
いたパッキンを使用することもできる。
【0022】このように本実施例においては底板と口栓
本体とで囲まれた部分が液溜室となる。
【0023】本実施例の注出装置を液体紙容器1に装着
する際には、口栓本体3の注出口8に芯棒14を挿入
し、芯棒14にコイルスプリング13を取り付け、次い
で底板9の芯棒貫通孔12に芯棒14を挿入して、底板
9の突起10を口栓本体3の溝7に固定する。
【0024】本実施例によれば、常態において少しずつ
流通孔11を通じて内容物が液溜室の中に流入している
が、このとき図2に示すように芯棒14の係止板15
(ゴムパッキン16)がコイルスプリング13の反発力
によって口栓本体3の頂部6に密着して当接しており、
注出口8が塞がれているので内容物は注出されない。
【0025】そして図3に示すように注出時に手を芯棒
14の先端に当てコイルスプリング13の反発力に抗し
て芯棒14を押すと、係止板15(ゴムパッキン16)
と口栓本体3との間にすき間が生じるので、液溜室に溜
まった内容物が口栓本体3の注出口8から注出される。
【0026】そして芯棒14から手を離すとコイルスプ
リング13の復元力により芯棒14が押し戻され、芯棒
14の係止板15(ゴムパッキン16)が再び口栓本体
3の頂部6に当接し、注出口8が塞がれて内容物の注出
が終了する。そして再び液溜室には次に注出されるべき
内容物が流通孔11を通じて流入する。
【0027】また本実施例では底板9に芯棒貫通孔12
が開口されているため、芯棒14を押したときに芯棒1
4の最後部が固定されず、よって芯棒14を押す際の抵
抗感が極めて少なく、粘度の高い内容物を収容した場合
にも軽い力で操作ができるという利点がある。なお、こ
のとき本実施例では芯棒14のみが上下に運動するた
め、このように底板9に大きく芯棒貫通孔12が開口さ
れていても注出装置の強度が損なわれるおそれがない。
【0028】<第2実施例>本実施例の倒立容器用注出
装置を図4〜図6を用いて説明する。液体紙容器、口栓
本体、底板、弾性体は上記第1実施例と同様の素材を用
いることができるので説明を省略する。可動体はポリプ
ロピレンを用いて成形した。
【0029】図面において液体紙容器21は図示しない
上部において倒立状態に固定されている。平らな天面に
は円形の開口部22が開口され、この開口部22の内側
周辺に口栓本体23のフランジ部24を固定し超音波溶
着により固着させたものである。
【0030】口栓本体23はドーナツ形のフランジ部2
4から短い円筒部25が立設し、その先端に内方に突出
した引っかけリング26が一体成形され、円筒部25と
フランジ部24との連結部付近には底板を固定する溝2
7が設けられている。
【0031】可動体37は外側へ突出して形成され引っ
かけリング26に係止されるための係止部39を有する
ドーム形状のもので、中央に形成された凹嵌部38に注
出口40が開口されている。
【0032】底板29はその端面に円筒部25の溝27
に固定するための突起30を有し、中央に芯棒固定部3
2が若干凹んで形成され、芯棒固定部32を囲むように
流通孔31が4か所に開口されている。
【0033】コイルスプリング33の内径は芯棒の外径
より若干大きく形成されている。
【0034】芯棒34は円筒状で少なくとも底板29か
ら可動体37の凹嵌部38までの高さよりも長い長さを
有し、注出口40よりも大きい外径を有する係止板35
が一体的に形成されている。
【0035】そして係止板35の可動体37と接する側
には可動体37の凹嵌部38の外面形状に沿ったゴムパ
ッキン36が固着されている。
【0036】このように本実施例においては底板29と
口栓本体23と可動体37とで囲まれた部分が液溜室と
なる。
【0037】本実施例の注出装置を液体紙容器21に装
着する際には、口栓本体23の注出口40に芯棒34を
挿入し、芯棒34にコイルスプリング33を取り付け、
次いで底板29の芯棒固定部32に芯棒34を固定し
て、底板29の突起30を口栓本体23の溝27に固定
する。
【0038】本実施例によれば、常態において少しずつ
流通孔31を通じて内容物が液溜室の中に流入している
が、このとき図5に示すように可動体37の凹嵌部38
が、コイルスプリング33の反発力によって芯棒34の
係止板35(ゴムパッキン36)に密着して当接してお
り、注出口40が塞がれているので内容物は注出されな
い。
【0039】そして図6に示すように注出時に手を可動
体37の先端に当てコイルスプリング33の反発力に抗
して可動体37を押すと、可動体37の係止部39が口
栓本体23の引っかけリング26との係合状態からはず
れて上昇し、係止板35(ゴムパッキン36)と可動体
の凹嵌部38との間にすき間が生じるので、液溜室に溜
まった内容物が可動体37の注出口40から注出され
る。
【0040】そして可動体37から手を離すとコイルス
プリング33の復元力により可動体37が押し戻され、
可動体37の係止部39が引っかけリング26に係止さ
れる位置まで下降すると同時に係止板35(ゴムパッキ
ン36)が再び可動体37の凹陥部38に当接し、注出
口40が塞がれて内容物の注出が終了する。そして再び
液溜室には次に注出されるべき内容物が流通孔31を通
じて流入する。
【0041】また本実施例では、この注出装置に占める
面積の大きい可動体37が上下運動するので、底板29
(特にフランジ部24)にかかる力が大きく使用に伴っ
て注出装置がガタつく恐れが生じるが、底板29に芯棒
固定部32を設けておりここで芯棒34を受け止めるの
で、フランジ部24にかかる力を分散させることができ
て、注出装置のガタつきを防ぐことができるという利点
を有する。
【0042】<第3実施例>本実施例の倒立容器用注出
装置を図7〜図8を用いて説明する。液体紙容器、口栓
本体、底板、弾性体は上記第1実施例と同様の素材を用
いることができるので説明を省略する。中栓は低密度ポ
リエチレンを用いて成形した。カバーキャップはポリプ
ロピレンを用いて成形した。
【0043】図面において液体紙容器41は図示しない
上部において倒立状態に固定されている。平らな天面に
は円形の開口部42が開口され、この開口部42の内側
周辺に口栓本体43のフランジ部44を固定し超音波溶
着により固着させたものである。
【0044】口栓本体43はドーナツ形のフランジ部4
4と円筒部45とから成るもので、円筒部45の外側に
カバーキャップを螺着する螺子部46が設けられてい
る。
【0045】中栓47は底板49から外側へ拡張する側
壁部48を立設し、側壁部48の上端に口栓本体の円筒
部45に嵌合するためのフランジ50を形成したもので
ある。底板49には芯棒貫通孔52が開口し、側壁部4
8には矩形の流通孔51が8カ所開口している。
【0046】カバーキャップ55はドーム形状に連続し
て立設された円筒部55と頂部56とから構成されてい
る。頂部56の中央には芯棒と同等の外径を有する注出
口58が開口されている。円筒部55の内面には螺子部
55aが形成されている。
【0047】コイルスプリング53の内径は芯棒の外径
より若干大きく形成されている。
【0048】芯棒54は円筒状で少なくとも底板49か
らカバーキャップの頂部56までの高さよりも長い長さ
を有し、注出口58よりも大きい外径を有する係止板6
5が一体的に形成されている。
【0049】そして係止板65のカバーキャップと接す
る側にはカバーキャップの頂部56の内面形状に沿った
ゴムパッキン66が固着されており、かつ内容物の注出
をスムーズにする案内リブ67が4本、一体的に設けら
れている。
【0050】このように本実施例においては中栓とカバ
ーキャップとで囲まれた部分が液溜室となる。
【0051】本実施例の注出装置を液体紙容器41に装
着する際には、カバーキャップ55の注出口58に芯棒
54を挿入し、芯棒54にコイルスプリング53を取り
付け、次いで中栓47のの芯棒貫通孔52に芯棒54を
挿入し、中栓47のフランジ50を円筒部45の上端に
当接させるようにして口栓本体43の螺子部46にカバ
ーキャップ55の螺子部55aを螺合させる。
【0052】本実施例によれば、常態において少しずつ
流通孔51を通じて内容物が液溜室の中に流入している
が、このとき図7に示すように芯棒54の係止板65
(ゴムパッキン66)がコイルスプリング53の反発力
によってカバーキャップ55の頂部56に密着して当接
しており、注出口58が塞がれているので内容物は注出
されない。
【0053】そして図8に示すように注出時に手を芯棒
54の先端に当てコイルスプリング53の反発力に抗し
て芯棒54を押すと、係止板65(ゴムパッキン66)
とカバーキャップ55との間にすき間が生じるので、液
溜室に溜まった内容物が注出口58から注出される。
【0054】そして芯棒54から手を離すとコイルスプ
リング53の復元力により芯棒54が押し戻され、芯棒
54の係止板65(ゴムパッキン66)が再びカバーキ
ャップ55の頂部56に当接し、注出口58が塞がれて
内容物の注出が終了する。そして再び液溜室には次に注
出されるべき内容物が流通孔51を通じて流入する。
【0055】また本実施例では底板49に芯棒貫通孔5
2が開口されているため、芯棒54を押したときに芯棒
54の最後部が固定されず、よって芯棒54を押す際の
抵抗感が極めて少なく、粘度の高い内容物を収容した場
合にも軽い力で操作ができるという利点がある。なお、
このとき本実施例では芯棒54のみが上下に運動するた
め、このように底板49に大きく芯棒貫通孔52が開口
されていても注出装置の強度が損なわれるおそれがな
い。更に、本実施例の口栓本体は、フランジ部に円筒部
を立設しただけの単純な構造であるから、流通している
液体紙容器の口栓本体の口径に合わせて中栓と芯棒とカ
バーキャップとをセットしたものを用意して注出装置と
して販売することが可能である。
【0056】<第4実施例>本実施例の倒立容器用注出
装置を図9〜図10を用いて説明する。液体紙容器、口
栓本体、底板、弾性体は上記第3実施例と同様の素材を
用いることができるので説明を省略する。
【0057】図面において液体紙容器71は図示しない
上部において倒立状態に固定されている。平らな天面に
は円形の開口部72が開口され、この開口部72の内側
周辺に口栓本体73のフランジ部74を固定し超音波溶
着により固着させたものである。
【0058】口栓本体73はドーナツ形のフランジ部7
4と円筒部75とから成るもので、円筒部75の外側に
カバーキャップを螺着する螺子部76が設けられてい
る。
【0059】中栓77は底板79から立設した側壁部7
8とこの側壁部78の外側に位置する装着壁91とから
成る。底板79には芯棒固定部82が若干凹んで形成さ
れ、この芯棒固定部82の周囲に流通孔81が4カ所開
口されている。側壁部78の内面には引っかけリング8
0が形成され、装着壁91の内面には口栓本体の螺子部
に螺合する螺子部91aが設けられている。
【0060】可動体87は外側へ突出して形成され引っ
かけリング80に係止されるための係止部89を有する
ドーム形状のもので、中央に形成された凹嵌部88に注
出口90が開口されている。
【0061】コイルスプリング83の内径は芯棒の外径
より若干大きく形成されている。
【0062】芯棒84は円筒状で少なくとも中栓の底板
79から可動体87の凹嵌部88までの高さよりも長い
長さを有し、注出口90よりも大きい外径を有する係止
板85が一体的に形成されている。
【0063】そして係止板85の可動体87と接する側
には可動体87の凹嵌部88の外面形状に沿ったゴムパ
ッキン86が固着されている。
【0064】このように本実施例においては中栓79と
可動体87とで囲まれた部分が液溜室となる。
【0065】本実施例の注出装置を液体紙容器71に装
着する際には、可動体87の注出口90に芯棒84を挿
入し、芯棒84にコイルスプリング83を取り付け、次
いで中栓77の芯棒固定部82に芯棒84を固定しなが
ら引っかけリング80に係止部89を係止させる。そし
て、口栓本体73の螺子部76に中栓の装着壁91の螺
子部91aを螺合させる。
【0066】本実施例によれば、常態において少しずつ
流通孔81を通じて内容物が液溜室の中に流入している
が、このとき図9に示すように可動体87の凹嵌部88
が、コイルスプリング83の反発力によって芯棒84の
係止板85(ゴムパッキン86)に密着して当接してお
り、注出口90が塞がれているので内容物は注出されな
い。
【0067】そして図10に示すように注出時に手を可
動体87の先端に当てコイルスプリング83の反発力に
抗して可動体87を押すと、可動体87の係止部89が
口栓本体73の引っかけリング80との係合状態からは
ずれて上昇し、係止板85(ゴムパッキン86)と可動
体の凹嵌部88との間にすき間が生じるので、液溜室に
溜まった内容物が可動体87の注出口90から注出され
る。
【0068】そして可動体87から手を離すとコイルス
プリング83の復元力により可動体87が押し戻され、
可動体87の係止部89が引っかけリング80に係止さ
れる位置まで下降すると同時に係止板85(ゴムパッキ
ン86)が再び可動体87の凹陥部88に当接し、注出
口90が塞がれて内容物の注出が終了する。そして再び
液溜室には次に注出されるべき内容物が流通孔81を通
じて流入する。
【0069】また本実施例では、この注出装置に占める
面積の大きい可動体87が上下運動するので、底板79
(特にフランジ部74)にかかる力が大きく使用に伴っ
て注出装置がガタつく恐れが生じるが、底板79に芯棒
固定部82を設けておりここで芯棒84を受け止めるの
で、フランジ部74にかかる力を分散させることができ
て、注出装置のガタつきを防ぐことができるという利点
を有する。更に、本実施例の口栓本体は、フランジ部に
円筒部を立設しただけの単純な構造であるから、流通し
ている液体紙容器の口栓本体の口径に合わせて中栓と芯
棒とカバーキャップとをセットしたものを用意して注出
装置として販売することが可能である。
【0070】
【発明の効果】第1〜第4の本発明によれば、倒立状態
に載置され注出口を下に向けた液体紙容器から、片手に
よる操作で簡単に内容物を注出できる注出装置を提供す
ることができる。そして更に第5の本発明によれば、底
板に芯棒貫通孔が開口されているため、芯棒を押したと
きに芯棒の最後部が固定されず、よって芯棒を押す際の
抵抗感が極めて少なく、粘度の高い内容物を収容した場
合にも軽い力で操作ができるという効果を奏する。第6
の本発明によれば、底板に芯棒固定部が設けられてお
り、ここで芯棒を受け止めるのでフランジ部にかかる力
を分散させることができて、注出装置のガタつきを防ぐ
ことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を液体紙容器に取り付けた
状態の斜視図である。
【図2】図1の実施例の常態時の状態を示す要部縦断面
図である。
【図3】図1の実施例の注出時の状態を示す要部縦断面
図である。
【図4】本発明の第2実施例を液体紙容器に取り付けた
状態の斜視図である。
【図5】図5の実施例の常態時の状態を示す要部縦断面
図である。
【図6】図5の実施例の注出時の状態を示す要部縦断面
図である。
【図7】本発明の第2実施例の常態時の状態を示す要部
縦断面図である。
【図8】図7の実施例の注出時の状態を示す要部縦断面
図である。
【図9】本発明の第3実施例の常態時の状態を示す要部
縦断面図である。
【図10】図9の実施例の注出時の状態を示す要部縦断
面図である。
【符号の説明】
A…液溜室 1…液体紙容器 2…開口部 3…口栓本体 4…フランジ部 5…円筒部 6…頂部 7…溝 8…注出口 9…底板 10…突起 11…流通孔 12…芯棒貫通孔 13…コイルスプリング 14…芯棒 15…係止板 16…ゴムパッキン 17…案内リブ 21…液体紙容器 22…開口部 23…口栓本体 24…フランジ部 25…円筒部 26…引っかけリング 27…溝 29…底板 30…突起 31…流通孔 32…芯棒固定部 33…コイルスプリング 34…芯棒 35…係止板 36…ゴムパッキン 37…可動体 38…凹嵌部 39…係止部 40…注出口

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】倒立状態に載置して使用する液体紙容器の
    開口部に装着する注出装置であって、この開口部の内側
    に取り付けられるフランジ部を有し、頂部に注出口を有
    する口栓本体と、この口栓本体の内壁に取り付けられ、
    流通孔を有する底板と、前記注出口より大きい外径を有
    する係止板を有し、前記底板から口栓本体を通じて注出
    口から突出する芯棒と、前記底板と芯棒の係止板との間
    に装着される弾性体とから成り、前記芯棒の上下動によ
    り口栓本体の注出口を開閉することを特徴とする、倒立
    容器用注出装置。
  2. 【請求項2】倒立状態に載置して使用する液体紙容器の
    開口部に装着する注出装置であって、この開口部の内側
    に取り付けられるフランジ部を有する筒状の口栓本体
    と、この口栓本体の内壁に取り付けられ、流通孔を有す
    る底板と、前記口栓本体に上下動可能に取り付けられ、
    頂部に注出口を有する可動体と、前記底板から可動体を
    通じて注出口から突出する芯棒と、この芯棒の注出口か
    ら突出する部分に設けられ、前記注出口より大きい外径
    を有する係止板と、前記底板と可動体の頂部との間に装
    着される弾性体とから成り、前記可動体の上下動により
    可動体の注出口を開閉することを特徴とする、倒立容器
    用注出装置。
  3. 【請求項3】倒立状態に載置して使用する液体紙容器の
    開口部に装着する注出装置であって、この開口部の内側
    に取り付けられるフランジ部を有する筒状の口栓本体
    と、この口栓本体の内側に位置し、流通孔を有する中栓
    と、前記口栓本体の外側に装着され、頂部に注出口を有
    するカバーキャップと、前記注出口より大きい外径を有
    する係止板を有し、前記中栓からカバーキャップを通じ
    て注出口から突出する芯棒と、前記底板と芯棒の係止板
    との間に装着される弾性体とから成り、前記芯棒の上下
    動により口栓本体の注出口を開閉することを特徴とす
    る、倒立容器用注出装置。
  4. 【請求項4】倒立状態に載置して使用する液体紙容器の
    開口部に装着する注出装置であって、この開口部の内側
    に取り付けられるフランジ部を有する筒状の口栓本体
    と、この口栓本体の内側に位置し、流通孔を有すると共
    に口栓本体への装着筒を有する中栓と、この中栓に上下
    動可能に取り付けられ、頂部に注出口を有する可動体
    と、前記中栓から可動体を通じて注出口から突出する芯
    棒と、この芯棒の注出口から突出する部分に設けられ、
    前記注出口より大きい外径を有する係止板と、前記中栓
    と可動体の頂部との間に装着される弾性体とから成り、
    前記可動体の上下動により可動体の注出口を開閉するこ
    とを特徴とする、倒立容器用注出装置。
  5. 【請求項5】前記底板が芯棒貫通孔を有することを特徴
    とする、請求項1または請求項3に記載された倒立容器
    用注出装置。
  6. 【請求項6】前記底板が芯棒固定部を有することを特徴
    とする、請求項2または請求項4に記載された倒立容器
    用注出装置。
JP6019236A 1994-02-16 1994-02-16 倒立容器用注出装置 Pending JPH07232728A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6019236A JPH07232728A (ja) 1994-02-16 1994-02-16 倒立容器用注出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6019236A JPH07232728A (ja) 1994-02-16 1994-02-16 倒立容器用注出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07232728A true JPH07232728A (ja) 1995-09-05

Family

ID=11993762

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6019236A Pending JPH07232728A (ja) 1994-02-16 1994-02-16 倒立容器用注出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07232728A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016506865A (ja) * 2013-01-22 2016-03-07 カーライル フルイド テクノロジーズ,インコーポレイティド 重力送りスプレー容器のためのバルブ及びフィルタシステム
CN109502169A (zh) * 2018-11-18 2019-03-22 上海过翼实业有限公司 密封液体盖
JP2021062906A (ja) * 2019-10-16 2021-04-22 藤森工業株式会社 注出用スパウト

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016506865A (ja) * 2013-01-22 2016-03-07 カーライル フルイド テクノロジーズ,インコーポレイティド 重力送りスプレー容器のためのバルブ及びフィルタシステム
JP2018001162A (ja) * 2013-01-22 2018-01-11 カーライル フルイド テクノロジーズ,インコーポレイティド 重力送りスプレー容器のためのバルブ及びフィルタシステム
CN109502169A (zh) * 2018-11-18 2019-03-22 上海过翼实业有限公司 密封液体盖
CN109502169B (zh) * 2018-11-18 2024-02-06 上海过翼实业有限公司 密封液体盖
JP2021062906A (ja) * 2019-10-16 2021-04-22 藤森工業株式会社 注出用スパウト

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20210031982A1 (en) Dispensing systems and methods for using the same
US4660746A (en) Mouthwash dispenser
JP3514350B2 (ja) 二液混合容器
JPH07232728A (ja) 倒立容器用注出装置
JPS6160457A (ja) トグルタイプの圧搾式デイスペンサ−
JPS6139234B2 (ja)
JP3298745B2 (ja) 液体注出容器
JPH0211314Y2 (ja)
JPH0425240Y2 (ja)
JP3530976B2 (ja) チューブ状容器
JP3240810B2 (ja) 泡状注出容器
JP4702779B2 (ja) 塗布容器
JP3339603B2 (ja) 液体注出キャップ
JPS6219560Y2 (ja)
JP3670107B2 (ja) 液体注出容器
JPS604931Y2 (ja) 液体注出容器
JPH08217118A (ja) 液体計量キャップ
JPH1030552A (ja) 液体吐出ポンプ
JP3771014B2 (ja) 定量注出栓付き容器
JPS5854209Y2 (ja) 発泡性液体の小出し容器
JP3212013B2 (ja) 液体計量キャップ
JPH0513741Y2 (ja)
JP3278025B2 (ja) 二液混合注出容器
JP2577225Y2 (ja) 注出キャップ
JP2522310Y2 (ja) スパウト