JPH07232663A - コーナーパネル取付構造 - Google Patents

コーナーパネル取付構造

Info

Publication number
JPH07232663A
JPH07232663A JP4645794A JP4645794A JPH07232663A JP H07232663 A JPH07232663 A JP H07232663A JP 4645794 A JP4645794 A JP 4645794A JP 4645794 A JP4645794 A JP 4645794A JP H07232663 A JPH07232663 A JP H07232663A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
corner panel
vehicle body
panel
mounting
corner
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4645794A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaki Takeno
聖樹 岳野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Shatai Co Ltd
Original Assignee
Nissan Shatai Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Shatai Co Ltd filed Critical Nissan Shatai Co Ltd
Priority to JP4645794A priority Critical patent/JPH07232663A/ja
Publication of JPH07232663A publication Critical patent/JPH07232663A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 外観品質の向上及び安定化を図るとともに、
工数の増加を伴うことなく防錆性能を確保し得るコーナ
ーパネル取付構造を提供する。 【構成】 コーナーパネル21の端縁には、裏面側へ屈
曲されたヘム部24が形成されており、該ヘム部24に
は、頭部25aと軸部25bとを一体的有するTスタッ
ド25が、軸部位25bの先端部にて溶接により固着さ
れている。コーナーパネル21を車体に取り付けるに際
しては、予めTスタッド25に樹脂クリップ26を固定
し、樹脂クリップ26を車体側に固定されたグロメット
に嵌合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車体のフロントピラー
を部分的に隠蔽するコーナーパネルの取付構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、コーナーパネルが装着される車体
としては、図6に示したものが知られている(昭和61
年9月 日産自動車(株)発行「NISSAN キャラ
バンホーミー整備要領書」D−6頁参照)。すなわち、
この車両は、所謂ワンボックス型車であって、車体1の
前部には、上下方向に延在するフロントピラー2が設け
られている。該フロントピラー2は、フロントウインド
開口部3の両側に沿った上半部4と、該上半部4の下部
に連なる下半部5とからなる。該下半部5には、車幅方
向に延在するフロントパネル6の端部が接合されている
とともに、図7に示すように、その上端部に車体側ブラ
ケット7が溶接固定されている。該車体側ブラケット7
には、先端部に突条10を有する樹脂クリップ9が嵌着
されており、また、車体側ブラケット7の下方内側には
車体側舌片8が設けられ、図示しないフロントグリルが
取り付けられるようになっている。
【0003】一方、コーナーパネル11は、前記下半部
5をその前面から側面に亙って隠蔽し得る水平断面が湾
曲状の部材であって、裏面の一端上部にはパネル側ブラ
ケット12が固着されている。該パネル側ブラケット1
2は、水平断面がクランク状に形成され、一端部に設け
られたフランジ13にて、コーナーパネル11の裏面に
スポット溶接されている。また、パネル用ブラケット1
2の他端部には、円形孔14と長孔15とが一体的に形
成され、周部には、複数のパネル側舌片16a,16
b,16cが突設されている。
【0004】かかる構造において、コーナーパネル11
を取り付けるに際しては、樹脂クリップ9を予め車体側
ブラケット7に嵌着しておき、この樹脂クリップ9の突
条10に、パネル側ブラケット12の円形孔14を遊嵌
させる。次に、コーナーパネル11を上方にスライドさ
せると、樹脂クリップ9の突条10が相対的に長孔15
内を下方に移動して、該長孔15内に挾持される。しか
る後に、パネル側ブラケット12の下部に設けられてい
るパネル側舌片16a及び、他のパネル側舌片16b,
16cをビスにより図示しない所定部位に螺着する。こ
れにより、コーナーパネル11は車体1に固定されて、
フロントピラー2の下半部5に形成されている凹凸を隠
蔽し、フロントパネル6から車体1の側部に亙る外観上
の連続感を発生させることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに従来の構造にあっては、コーナーパネル11の裏面
にパネル側ブラケット12をスポット溶接している。こ
のため、コーナーパネル11の表面に溶接打痕が残り、
この表面に残った溶接打痕によりコーナーパネル1の外
観品質、延いては車体1の外観品質が低下してしまう。
また、車体1の外板となるコーナーパネル11には、防
錆処理鋼板が用いられることから、パネル側ブラケット
12をスポット溶接した際に、コーナーパネル11の表
面に被覆されている防錆処理皮膜が剥離して、防錆性能
が低下する。したがって、コーナーパネル11の表面に
充分な防錆性能を確保するためには、再度防錆処理皮膜
を形成すべく、表面仕上が必要となって工数が増加して
まう。
【0006】さらに、コーナーパネル11を取り付ける
際には、樹脂クリップ9の突条10を円形孔14に遊挿
した後、コーナーパネル11を上方にスライドさせ、こ
れにより突条10を長孔15内に挾持させる。このた
め、作業者がコーナーパネル11をスライドさせる際の
力加減により、突条10が必ずしも長孔15の所定位置
にて挾持されるとは限らず、コーナーパネル11の上下
方向の建付精度にバラツキが生ずる。その結果、フロン
トパネル6に形成されているキャラクタラインと、コー
ナーパネル11に形成されているキャラクタラインとが
不一致となる場合が発生し、車体1の外観品質が安定し
ない。
【0007】本発明は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、外観品質の向上及び安定化を図る
とともに、工数の増加を伴うことなく防錆性能を確保し
得るコーナーパネル取付構造を提供することを目的とす
るものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明にあっては、車体に取付孔を設ける一方、前記
車体のフロントピラーを部分的に隠蔽するコーナーパネ
ルの端部に、裏面側へ屈曲されたヘム部を形成し、該ヘ
ム部に支持部材を溶接固定するとともに、該支持部材に
凸状体を装着し、該凸状体を前記取付孔に嵌合させて、
前記コーナーパネルの端部を車体に固定するように構成
されている。
【0009】
【作用】前記構成において、支持部材はコーナーパネル
の裏面側に屈曲されたへム部に溶接されていることか
ら、コーナーパネルの表面に溶接打痕が残ることはな
く、また、表面の防錆処理皮膜が剥離することもない。
そして、コーナーパネルを車体に装着するに際しては、
ヘム部に溶接固定されている支持部材に凸状体を装着し
た後、該凸状体を車体に設けられている取付孔に嵌合さ
せる。よって、コーナーパネルの装着に際しては、該コ
ーナーパネルのスライド操作を伴うことがなく、スライ
ド操作時における作業者の力加減によりコーナーパネル
の取り付け位置に誤差が生ずることもない。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図にしたがって説
明する。すなわち、図6をもって既説したように、ワン
ボックス型車の車体1には、その前部に上下方向へ延在
するフロントピラー2が設けられている。該フロントピ
ラー2は、図1に示すように、フロントウインド開口部
3の両側に沿った上半部4と、該上半部4の下部に連な
る下半部5とからなる。該下半部5には、車幅方向に延
在するフロントパネル6の端部が接合されているととも
に、その上端部に貫通孔17が形成されており、該貫通
孔17の下方内側には図示しないフロントグリルを取り
付けるためのに車体側舌片8が設けられている。前記貫
通孔17には、図2にも示すように、樹脂製のグロメッ
ト18が嵌着されている。該グロメット18には取付孔
20が設けられており、該取付孔20には内周壁の相対
向する部位に突起19が形成されている。
【0011】一方、図3に示すように、コーナーパネル
21は水平断面が湾曲状の部材であって、前記下半部5
の前面を隠蔽する前面部22と、下半部5の側面を隠蔽
する側面部23を一体に有している。そして、前面部2
2の端縁には、裏面側へ屈曲されたヘム部24が形成さ
れており、該ヘム部24には、図4に示すように、頭部
25aと軸部25bとを一体的に有する支持部材として
のTスタッド25が、軸部25bの先端部にて溶接によ
り固着されている。さらにコーナーパネル21の周部に
は、前面部22と側面部23の下端に各々パネル側舌片
16a,16bが突設されている。
【0012】他方、図5に示すように、凸状体としての
樹脂クリップ26には、横倒したU字状のベース部27
が設けられている。該ベース部27には、側部開放状の
受容部28が設けられているとともに、相対向する一方
の壁部には切欠部29が形成されている。また、ベース
部27の他方の壁部上には、挿入凸部30が突設されて
おり、該挿入凸部30の周面には小径部31が形成され
ている。
【0013】以上の構成にかかる本実施例において、T
スタッド25はコーナーパネル21の裏面側に屈曲され
たへム部24に溶接されている。よって、図5に示した
コーナーパネル21の表面Fに溶接打痕が残ることはな
く、また、該表面Fの防錆処理皮膜が剥離することもな
い。したがって、表面Fに溶接打痕が残ることに起因す
る外観品質の低下を回避して、コーナーパネル21の外
観品質、延いては該コーナーパネル21が装着される車
体1の外観品質の向上を図ることができる。また、コー
ナーパネル11の表面Fに充分な防錆性能を確保すべ
く、再度防錆処理皮膜を形成する表面仕上を行う必要が
ないことから、これにより工数を減少させることもでき
る。
【0014】そして、コーナーパネル21を車体1に取
り付けるに際しては、図5に示すように、ベース部27
をヘム部24に摺接させつつ、樹脂クリップ26をTス
タッド25に向けてスライドさせる。これにより、切欠
部29がTスタッド25の軸部25bに外嵌するととも
に、受容部28内にTスタッド25の頭部25aが圧入
し、樹脂クリップ26はTスタッド25を介して、コー
ナーパネル21のヘム部24に固定される。
【0015】次に、コーナーパネル21を握持して、樹
脂クリップ26の挿入凸部30をグロメット18の取付
孔20内に挿入する。これにより、挿入凸部30が取付
孔20に嵌合するとともに、挿入凸部30に形成されて
いる小径部31に、取付孔20の周壁に設けられている
突起19が係合して、抜け止めがなされる。しかる後
に、パネル側舌片16a、16bをビスにより図示しな
い所定部位に螺着する。よって、コーナーパネル21の
車体1への装着は、樹脂クリップ26をグロメット18
に嵌合させる操作と、ビス止め作業とにより完了し、コ
ーナーパネル21のスライド操作を伴うことがない。こ
のため、スライド操作時における作業者の力加減に起因
して、コーナーパネル21の取り付け位置に誤差が生じ
たり、コーナーパネル21の建付精度にバラツキが生ず
ることもない。その結果、フロントパネル6に形成され
ているキャラクタラインと、コーナーパネル21に形成
されているキャラクタラインとが精度よく一致した、外
観品質が安定した車体1を得ることができる。
【0016】なお、この実施例においては、フロントピ
ラー2に設けられた貫通孔17にグロメット18を嵌着
して、該グロメット18に形成されている取付孔20に
樹脂クリップ26を嵌合固定するようにしたが、グロメ
ット18を用いることなく、貫通孔17を取付孔として
用い、該貫通孔17に樹脂クリップ26を直接嵌合する
ようにしてもよい。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、車体のフ
ロントピラーを部分的に隠蔽するコーナーパネルの端部
に、裏面側へ屈曲されたヘム部を形成し、該ヘム部に支
持部材を溶接固定するようにした。よって、コーナーパ
ネルの表面に溶接打痕が残ったり、表面の防錆処理皮膜
が剥離することがない。これにより、コーナーパネルの
外観品質、延いては車体の外観品質の向上を図ることが
できるとともに、再度防錆処理皮膜を形成するための表
面仕上を不要にして工数の削減を図ることができる。
【0018】また、前記支持部材に凸状体を装着し、該
凸状体を取付孔に嵌合させて、コーナーパネルの端部を
車体に固定するようにしたことから、スライド操作を伴
うことなく、コーナーパネルの取り付けを行うことがで
きる。このため、スライド操作時における作業者の力加
減によりコーナーパネルの取り付け位置に誤差が生ずる
ことがなく、コーナーパネルの建付精度を画一化して、
外観品質の安定化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を適用する車体の要部斜視図
である。
【図2】図1のA−A線に相当する断面図である。
【図3】本実施例にかかるコーナーパネルの斜視図であ
る。
【図4】図3のC矢視図である。
【図5】図3のB−B線に相当する断面説明図である。
【図6】車体の要部斜視図である。
【図7】従来におけるコーナーパネルの取付構造を示す
分解斜視図である。
【符号の説明】
1 車体 2 フロントピラー 4 上半部 5 下半部 18 グロメット 20 取付孔 21 コーナーパネル 24 ヘム部 25 Tスタッド(支持部材) 26 樹脂クリップ(凸状体)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年5月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体に取付孔を設ける一方、前記車体の
    フロントピラーを部分的に隠蔽するコーナーパネルの端
    部に、裏面側へ屈曲されたヘム部を形成し、該ヘム部に
    支持部材を溶接固定するとともに、該支持部材に凸状体
    を装着し、該凸状体を前記取付孔に嵌合させて、前記コ
    ーナーパネルの端部を車体に固定したことを特徴とする
    コーナーパネルの取付構造。
JP4645794A 1994-02-21 1994-02-21 コーナーパネル取付構造 Pending JPH07232663A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4645794A JPH07232663A (ja) 1994-02-21 1994-02-21 コーナーパネル取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4645794A JPH07232663A (ja) 1994-02-21 1994-02-21 コーナーパネル取付構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07232663A true JPH07232663A (ja) 1995-09-05

Family

ID=12747697

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4645794A Pending JPH07232663A (ja) 1994-02-21 1994-02-21 コーナーパネル取付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07232663A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014021536A1 (ko) * 2012-07-30 2014-02-06 해양산업 주식회사 트럭의 프론트 패널에 코너 패널을 결합하기 위한 결합부재 및 이를 포함하는 트럭의 프론트 패널 어셈블리

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014021536A1 (ko) * 2012-07-30 2014-02-06 해양산업 주식회사 트럭의 프론트 패널에 코너 패널을 결합하기 위한 결합부재 및 이를 포함하는 트럭의 프론트 패널 어셈블리

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6123385A (en) Trim panel mounting assembly
US20110176232A1 (en) Mirror mounting assembly
JPH0858497A (ja) バンパサイド部の支持構造
JPH07232663A (ja) コーナーパネル取付構造
JP3624995B2 (ja) ピラーガーニッシュの装着構造
JPH1134674A (ja) フューエルリッドの取付方法及びその取付構造
JPH0629152Y2 (ja) ドアチエツクブラケツト取付け構造
JP2567896Y2 (ja) ドアパーティションウインドウパネルの支持構造
JP2000071885A (ja) 車両のコンソールボックス
JP3671897B2 (ja) 自動車用スライドドアのセンタレールカバーの取付け構造
JP3367842B2 (ja) ヒータコントロール装置の取付構造
JP3214189B2 (ja) ドアベント構造の組付方法
JP3206789B2 (ja) 内装トリムの構造
JP3821344B2 (ja) 自動車のエアバッグ取付構造
JPH08132922A (ja) ガーニッシュの取付構造
JP3292346B2 (ja) 車両用シートの取付構造
JPH08119000A (ja) 車両用インストルメントパネルの取付け構造
JPS6131895Y2 (ja)
JP4377277B2 (ja) 車載用モニター取付装置およびその取付構造
JP2002316559A (ja) インストルメントパネルの取付構造
JPH05201278A (ja) ヘッドレストの取付構造
JPS6337345Y2 (ja)
JPH0626413Y2 (ja) ドアコーナーピース
JPH0569784A (ja) ラジエータグリル
JPH0628361Y2 (ja) 車両のラジオ取付装置