JPH0723256U - 静電容量式圧力検出装置 - Google Patents

静電容量式圧力検出装置

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JPH0723256U
JPH0723256U JP5881393U JP5881393U JPH0723256U JP H0723256 U JPH0723256 U JP H0723256U JP 5881393 U JP5881393 U JP 5881393U JP 5881393 U JP5881393 U JP 5881393U JP H0723256 U JPH0723256 U JP H0723256U
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JP
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pressure
diaphragm
outer peripheral
thin plate
peripheral portion
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JP5881393U
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English (en)
Inventor
武史 近藤
治夫 安田
修 山口
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Pacific Industrial Co Ltd
Original Assignee
Pacific Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、平面度の良好な金属薄板3を簡単
な工法で得ることができる具体的な構造を提案し、静電
容量式圧力検出装置の実用化をめざすものである。 【構成】 本考案の静電容量式圧力検出装置は、凹状の
ハウジング12の上面に、金属薄板3を載置してその外
周部を鍔13と気密溶接してなる圧力容器11の上面
に、電極8,8’を備えたダイヤフラム6とこれと対抗
する位置に電極9を備えた支持部材7を低融点ガラス1
0を介して一体化した圧力検出器5を配置し、前記圧力
容器11と圧力検出器をかしめ固定した静電容量式圧力
検出装置であって、前記圧力容器11の一部として構成
された金属薄板3の全周を径方向に引張り、金属薄板3
の中央部の凹凸3aを伸ばして平坦な面に成形したもの
である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、圧力によるダイヤフラムの変位を静電容量の変化として検出する静 電容量式圧力検出装置に係り、特に圧力流体の密閉性の向上を図るために、ダイ ヤフラム下面に設けた金属薄板3の初期たわみや溶接時の変形を平坦な面に修正 できるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】
本件出願人は、この種の静電容量式圧力検出装置として、圧力媒体の密閉性の 向上をはかるために、図3で示す構成の装置を実願平4−351631号にて出 願している。この装置を簡単に説明すると、1は、内部に圧力を導入しても変形 やたわみを生じない金属製のハウジングで、当該ハウジング1の下端には圧力導 入口2が開けられると共に、その上方に圧力導入室4が設けられている。 また、ハウジング1内部の圧力導入室4の上側には、0.03〜0.05mm の金属薄板3がハウジング1の肩部に全周溶接などの手段により張り付けられて いる。 5は、ダイヤフラム6のたわみ変位に応じた静電容量を出力する圧力検出器で あり、アルミナセラミック材からなるダイヤフラム6と、ダイヤフラム6より厚 い支持部材7の外周部を電極の微小間隔が保たれるようにして低融点ガラス10 にて接合して一体化した構造であり、互いに向かい合ったそれぞれの表面に電極 8,8’と9を印刷などにより形成し、電極間8,8’と9間に静電容量のコン デンサを形成するようにしたものである。
【0003】 このように構成される圧力検出器5は、そのダイヤフラム6下面に前記金属薄 板3が当接するように置かれ、圧力検出器5の上面をハウジング1の側面よりか しめることでハウジング1に固定されている。 この装置において、圧力導入口2から圧力導入室4に導かれた圧力は、前記金 属薄板3を介して圧力検出器5のダイヤフラム6を変位させ、圧力に応じた静電 容量が出力される。 この出力は、電子回路に接続ピンやリード線などの接続手段(図示せず)を介 して接続され、圧力に応じた電圧信号が出力される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
前記した静電容量式圧力検出装置を具体的に実現するためには、金属薄板3を ハウジング1に溶接する時に、金属薄板の凹凸3a状の変形を防止して、金属薄 板3とダイヤフラム6面が全面密着状態になるようにする固定する必要がある。 即ち、金属薄板が図3の二点鎖線で示すように変形し凹凸3a状になっていた とすると、これをそのままダイヤフラム6に押し当て固定すれば、ダイヤフラム 6と金属薄板3の間に空気層の隙間ができ、圧力がこの隙間に閉じこめられた空 気のためにダイヤフラム6に正確に伝達できなくなり、測定値に不感領域ができ たり、感度低下やヒステリシスが発生するなど、種々の性能劣化の原因になって いた。また、圧力が加わる毎に金属薄板の凹凸3a部で大きく屈曲して疲労破壊 をおこし、耐久性が悪化するなどの問題があった。 そこで本考案では、平面度の良好な金属薄板3を簡単な工法で得ることができ る具体的な構造を提案し、前記の静電容量式圧力検出装置の実用化をめざすもの である。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案の静電容量式圧力検出装置は、下面中央に圧力導入口2を備え上面外周 部に鍔13を形成した凹状のハウジング12の上面に、金属薄板3を載置してそ の外周部を鍔13と気密溶接して張り付けてなる圧力容器11の上面に、上面に 電極8,8’を備えたダイヤフラム6とこれと対抗する位置に電極9を備えた支 持部材7を低融点ガラス10を介して一体化した圧力検出器5を配置し、前記圧 力容器11と圧力検出器5の外周部をブラケット14にてかしめ固定した静電容 量式圧力検出装置であって、 前記圧力容器11は、金属薄板3を鍔13の先端外周部において溶接して取り 付けた後、鍔13の外周部を下側に塑性曲げをすることにより金属薄板3の全周 を径方向に引張り、金属薄板の中央部の凹凸3aを伸ばして平坦な面に成形した ことを特徴とするものである。
【0006】
【実施例】
本考案の実施例について図を参照して説明する。 図1は本考案の静電容量式圧力検出器の断面図である。図1において、5は圧力 検出器で、電極8,8’および9を印刷して設けたアルミナセラミックからなる ダイヤフラム6と支持部材7から構成されるが、図4で示した従来品と同じ構造 のため、説明は省略する。 12は、下面中央に圧力導入口2を備えると共にその上方に圧力導入室4を形成 してなる鋼性を有する凹状のハウジングであり、該凹状のハウジング12の上面 外周部には鍔13が設けられている。 11は、凹状のハウジング12とこのハウジングの鍔13の外周部に気密溶接さ れる金属薄板3とからなる圧力容器であり、該圧力容器11は、前記金属薄板3 の平面度を得るために図2で示すように、金属薄板3を鍔13の先端部で溶接後 、鍔13の全周をわずかに下側に塑性曲げをすることにより金属薄板3を径方向 に引張り、二点鎖線で図示する初期たわみや溶接時の変形などによる凹凸3aを 伸ばして平坦な面を形成させている。
【0007】 そして、圧力検出器5のダイヤフラム6上面に圧力容器5の金属薄板3を重ね て載置し、圧力容器11と圧力検出器5を収容するブラケット14の上部の爪1 5を折曲げてかしめ固定し、圧力検出器5と圧力容器11が組立てられている。 なお、かしめの時の衝撃や、かしめ後のゆるみを防止するために、圧力容器1 1とブラケット14の間に、必要に応じて適宜、板ばね16を挟みこんでもよい 。
【0008】
【作用】
上記のように構成された本考案の作動について説明すると、圧力導入口2から 圧力容器11内に導かれる圧力流体は図1で示すように金属薄板3を介し、金属 薄板3に当接した圧力検出器5のダイヤフラム6をたわませ変位させる。この圧 力検出器5の出力は、電子回路(図示せず)に入力され、圧力に応じた電圧信号 が出力される。 なお、金属薄板3は0.03〜0.05mmと極めて薄いものであるから、ダ イヤフラム6に比較してたわみ易くダイヤフラム6に圧力をそのまま伝達するこ とができる。 また、前記のように、金属薄板3をハウジングの溶接後に鍔13と共に下側に 折り曲げて半径方向に引っ張ることにより、金属薄板に生じた凹凸3aを無くし ているので、金属薄板3とダイヤフラム6が密着し、圧力容器11内の圧力を正 確にダイヤフラム6に伝えることができる。 このようにしてダイヤフラム6が変位すると、ダイヤフラム6の中央部表面に 印刷した電極8,8’と、ダイヤフラム6と向かい合った支持部材7表面の電極 9との間隔が狭くなり、圧力に比例した静電容量が出力され、電子回路で電圧の 信号に変換される。
【0009】
【考案の効果】
本考案の静電容量式圧力検出装置によると、金属薄板3が組み付けられた凹状 ハウジングの鍔13部を下方に折曲げるという簡単な方法で圧力容器11に張り 付けた金属薄板3の平坦度を確保することができ、この金属薄板3とダイヤフラ ム6を密着固定させ得るため、圧力容器内11の圧力を、そのままダイヤフラム 6に伝達することができ、安価に、高精度な静電容量式圧力検出装置を提供する ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係る静電容量式圧力検出装置の断面
図。
【図2】 本考案に係る静電容量式圧力検出装置におけ
る、圧力容器の加工状態を示す断面図。
【図3】 従来の静電容量式圧力検出装置の断面図。
【符号の説明】
1 ハウジング。 2 圧力導入口。 3 金属
薄板。3a 凹凸。 4 圧力導入室。
5 圧力検出器。6 ダイヤフラム。 7 支持部材。
11 圧力容器。12 ハウジング。 13
鍔。 14 ブラケット。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下面中央に圧力導入口2を備え上面外周
    部に鍔13を形成した凹状のハウジング12の上面に、
    金属薄板3を載置してその外周部を鍔13と気密溶接し
    て張り付けてなる圧力容器11の上面に、上面に電極
    8,8’を備えたダイヤフラム6とこれと対抗する位置
    に電極9を備えた支持部材7を低融点ガラス10を介し
    て一体化した圧力検出器5を配置し、前記圧力容器11
    と圧力検出器5の外周部をブラケット14にてかしめ固
    定した静電容量式圧力検出装置であって、 前記圧力容器11は、金属薄板3を鍔13の先端外周部
    において溶接して取り付けた後、鍔13の外周部を下側
    に塑性曲げをすることにより金属薄板3の全周を径方向
    に引張り、金属薄板3の中央部の凹凸3aを伸ばして平
    坦な面に成形したことを特徴とする静電容量式圧力検出
    装置。
JP5881393U 1993-10-04 1993-10-04 静電容量式圧力検出装置 Pending JPH0723256U (ja)

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JP5881393U JPH0723256U (ja) 1993-10-04 1993-10-04 静電容量式圧力検出装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013519091A (ja) * 2010-02-02 2013-05-23 エム ケー エス インストルメンツ インコーポレーテッド 容量型圧力センサ
JP2014194388A (ja) * 2013-03-29 2014-10-09 Fuji Koki Corp 圧力センサ

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JP2014194388A (ja) * 2013-03-29 2014-10-09 Fuji Koki Corp 圧力センサ

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