JPH0723158B2 - 接着シートの台紙分離装置およびこれを用いた接着シートの貼り付け装置 - Google Patents

接着シートの台紙分離装置およびこれを用いた接着シートの貼り付け装置

Info

Publication number
JPH0723158B2
JPH0723158B2 JP1308285A JP30828589A JPH0723158B2 JP H0723158 B2 JPH0723158 B2 JP H0723158B2 JP 1308285 A JP1308285 A JP 1308285A JP 30828589 A JP30828589 A JP 30828589A JP H0723158 B2 JPH0723158 B2 JP H0723158B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mount
adhesive sheet
block
rollers
pair
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1308285A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03176353A (ja
Inventor
勝巧 奥田
忠史 境野
義久 諸戸
次男 松野
Original Assignee
日合エンジニアリング株式会社
扶桑工機株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日合エンジニアリング株式会社, 扶桑工機株式会社 filed Critical 日合エンジニアリング株式会社
Priority to JP1308285A priority Critical patent/JPH0723158B2/ja
Publication of JPH03176353A publication Critical patent/JPH03176353A/ja
Publication of JPH0723158B2 publication Critical patent/JPH0723158B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)
  • Labeling Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、接着シートより台紙を引き剥がす装置および
これを用いた接着シートの貼り付け装置に関する。
[従来の技術] ラベル,シールなどの接着シートは、その接着面側が台
紙に貼り付けられ、この接着シートを対象物に貼り付け
る為には、予め台紙を引き剥がさなければならない。
従来、接着シートを台紙より引き剥がす技術として、実
開昭63−57208,実開昭63−186608,実開昭63−3911など
に示すように、ドラム上の吸着ヘッドを用いる方法があ
る。すなわち、第10図に示すように、ドラム上の吸着ヘ
ッド200の周面202に吸着孔204を設け、この吸着ヘッド2
00をラベル等シート208と接しながら回転および直線移
動することで、吸着ヘッド200にシート208を吸着して巻
き付けている。この際、台紙210を吸引固定すると、吸
着ヘッド200にシート208を吸引して巻き付ける力が、台
紙210よりシート208を急激に遠ざける引き剥がす力とし
て作用し、台紙210の引き剥がしが実現できる。
[発明が解決しようとする課題] 上記のような回転周面にシート208を巻き付ける場合に
は、特に、シート208が発泡材のように柔軟質である場
合、吸着力の大小によりシート208が伸縮して吸着時の
長さが変化してしまう。これを対象物に貼り付ける場合
に貼り付け誤差が生じ、貼り付け精度が高く要求される
場合には不良が多数発生してしまう。
このような事態を考慮した場合、シート208を平面にて
吸引し、シート208の切断,台紙の引き剥がし,対象物
への貼り付けの各工程に搬送するものが好ましい。
しかしながら、シート208を平面吸着した場合には、台
紙の引き剥がしが極めて困難である。特公昭50−33397
の第2図に示すように、台紙(同公報のテープ20に対応
する)が長尺状に連続する場合には、シートと台紙との
搬送方向を急激に変化させることで、第10図と同様な管
理により台紙の引き剥がしが可能である。
ところが、予め所定長さにカッティングされているシー
トの場合には、上記の原理による台紙分離が不可能であ
る。
そこで、本発明の目的とするところは、接着シートを平
面吸着しながらも、台紙を確実に引き剥がすことができ
る装置を提供することにあり、また、この台紙分離装置
を利用して、接着シートの切断,台紙分離,対象物への
貼り付けの一連の動作を自動化した接着シートの貼り付
け装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 請求項1の発明は、台紙に貼り付けられた接着シートの
台紙とは反対面を平面にて吸着保持する吸着ブロック
と、この吸着ブロックに吸着保持された接着シートの台
紙と対向する位置であって、前記台紙の引き剥がし開始
端付近に配設される一対のローラと、この台紙の引き剥
がし開始端に予め形成された接着シートが貼付されてい
ない挾み代を、前記一対のローラ間に案内する挾み代案
内部と、前記一対のローラを回転駆動させる手段と、前
記一対のローラを前記台紙の長手方向に沿って直線移動
させる手段と、を有し、前記台紙を一対のローラ間に挾
持した状態で、一対のローラを回転駆動させながら前記
台紙の長手方向に沿って直線移動させることで、台紙を
接着シートより引き剥がすことを特徴とする。
請求項2の発明は、接着シートの台紙面を載置固定し、
接着シートの突き上げ機構を内蔵する載置ブロックと、
この載置ブロック上の接着シートに対してカッター刃を
接離する方向に移動し、接着シートを所定形状に切断す
る切断ブロックと、切断後の前記突き上げ機構の駆動と
共に、接着シートの台紙とは反対面を吸着保持して前記
載置台ブロックより離脱させる吸着ブロックと、前記吸
着ブロックに保持されている接着シートより台紙を引き
剥がす台紙分離ブロックと、接着シートを貼り付ける対
象物を載置固定し、台紙が引き剥がされた接着シートを
保持する前記吸着ブロックが平面的に押し付けられるこ
とで、対象物に接着シートを貼り付ける貼り付けブロッ
クと、前記載置ブロック,台紙分離ブロックおよび貼り
付けブロックに、前記吸着ブロックを循環移動させる循
環移動手段と、を有し、前記台紙分離ブロックは、前記
吸着ブロックに吸着保持された接着シートの台紙と対向
する位置であって、前記台紙の引き剥がし開始端付近に
配置される一対のローラと、この台紙の引き剥がし開始
端に予め形成された接着シートが貼付されていない挾み
代を、前記一対のローラ間に案内する挾み代案内部と、
前記一対のローラを回転駆動させる手段と、前記一対の
ローラを前記台紙の長手方向に沿って直線移動させる手
段と、を含み、前記台紙を一対のローラ間に挾持した状
態で、一対のローラを回転させながら前記台紙の長手方
向に沿って直線移動させることで、台紙を接着シートよ
り引き剥がすことを特徴とする。
[作 用] 請求項1の発明では、接着シートの台紙とは反対面を吸
着ブロックに平面吸着した後、この台紙の引き剥がし開
始端側の挾み代を、一対のローラ間に案内し、その後、
この一対のローラを回転するとともに、これを台紙の長
手方向に沿って移動させる。そうすると、台紙は一対の
ローラの回転により回転搬送されて接着シートより引き
剥がされ、この動作を台紙の長手方向に亘って行なうこ
とで、接着シートより台紙を除去することができる。
請求項2の発明では、載置ブロック上の接着シートに対
して切断ブロックを作動させ、カッター刃により接着シ
ートを所定形状に切断し、その後、載置ブロックの突き
上げ機構を動作させるとともに、前記吸着ブロックによ
り接着シートを平面吸着することで、接着シートを載置
ブロック上より隔離する。この吸着ブロックを循環移動
手段により台紙分離位置に移動し、請求項1の発明の作
用に従って台紙の引き剥がしを実施する。さらに、この
吸着ブロックを循環移動手段によって貼り付け位置に設
定し、貼り付けブロック上の対象物に対して吸着ブロッ
クを平面的に押し付けることで、対象物へのシート貼り
付けが完了する。
[実施例] 以下、本発明を適用した接着シートの貼り付け装置の一
実施例について、図面を参照して具体的に説明する。
まず、接着シート10について第8図を参照して説明する
と、この接着シート10は例えば発泡ウレタンシールであ
り、同図(A)の鎖線で示す形状に切断され、同図
(A)のI−I断面図である同図(B)に示すように、
柔軟性の発泡ウレタン12の裏面側に母材14を介して両面
接着テープ16を貼付け固定したものである。尚、この接
着シート10および台紙18には表裏面に貫通する穴18aが
形成されており、この穴18aにピン等を挿入して駆動す
ることにより、同図(A)に示す矢印方向にステップ送
りが可能である。
この接着シート10の切断後の外形は、同図(A)の鎖線
で示すような形状となっており、その一端側を引き剥し
開始端10aとし、他端側を引き剥し終了端10bとしてい
る。さらに、この接着シート10は直線状ではなく、同図
に示すように2次元平面上にて屈曲した形状を有し、第
8図(A)に示す各点A,B,C,Dの4点を2次元的形状変
化位置としている。
また、台紙18の両端は接着シート10が貼り付けられてい
ないハーフカット18b,18cとなっていて、引き剥がし開
始端10a側のハーフカット18bは、後述する一対のローラ
74の挾み代となるものである。
本実施例にかかわる貼り付け装置は、接着シートを切断
した後に台紙18上より引き剥し、第9図に示す取付金具
1の鎖線で示す領域に貼り付けるものである。この取付
金具1は、複写機に使用されるものであり、感光体ドラ
ム上の残留トナーをクリーニングするクリーニング装置
に使用され、前記接着シート10は感光体ドラム上より除
去されたトナーが外部に飛散することを防止するための
シール材として機能するものである。
次に、前記接着シート10を貼り付けるための貼り付け装
置について、第1図〜第7図を参照して説明する。
第3図は、貼り付け装置全体の概略平面図であり、この
装置は大別して、シート供給ブロック20,載置ブロック4
0,切断ブロック50,吸着ブロック60,台紙分離ブロック70
および貼り付けブロック100から構成される。
前記シート供給ブロック20は、第4図に示すように、矩
形状の接着シート10を多数枚積層して収納できるストッ
カ22を有する。このストッカ22は最上層の接着シート10
が常時一定高さ位置になるように昇降可能である。この
ストッカ22からの搬出方向先方には、送りローラ26,皺
延ばしローラ34および送りピン28がそれぞれ設けられて
いる。そして、ストッパ22の上方に設けられた吸着搬送
部24の上下方向駆動および水平駆動により、接着シート
10の搬送先端を前記送りローラ26のニップ部まで搬送
し、この送りローラ26のピンによって前記接着シート10
に設けられた穴18aをステップ駆動し、同様にシリンダ3
0,32によって上下方向および水平方向に駆動される送り
ピン28によってステップ駆動することで、接着シート10
を所定ピッチずつ先方に搬送可能としている。
前記載置ブロック40は、第5図に示すように、載置台42
を有し、この上面に交換可能なフィルム42aを載置し、
このフィルム42a上に前記接着シート10を載置可能であ
る。前記載置台42の内部にはバキューム管44が設けら
れ、このバキューム管44にて真空引きすることにより、
載置台42の上面側にて接着シート10を載置固定可能であ
る。また、載置台42内部には突き上げピン46が設けら
れ、接着シート10の切断後にシリンダ48を駆動すること
により、この接着シート10を上方に押し上げ駆動可能で
ある。
前記切断ブロック50は、第5図に示すように、ガイド54
に沿って昇降可能な可動板52を有し、この可動板52の下
面側に型56が設けられると共に、この型56に切断用のカ
ッター刃58が固定されている。なお、本実施例では1回
の切断工程により、第8図(A)の鎖線で示す形状の2
本分の接着シート10を切断可能である。
前記吸着ブロック60は、第1図および第6図に示すよう
に吸着ヘッド62の下面側に、切断された接着シート10の
外形形状を輪郭とした溝(接着シート10の板厚tより浅
い)を有するゴム枠64を有する。また、この吸着ヘッド
62には、前記ゴム枠64の溝における引き剥がし開始端側
に開口する高圧バキューム管66と、その他の領域に開口
する低圧バキューム管68とが設けられる。尚、前記ゴム
枠64の引き剥がし開始端側には、このゴム枠64の所定端
面より一端面に水平に貫通する針案内部64aを有する。
前記台紙分離ブロック70は、第1図に示すように、前記
吸着ブロック60に吸着された接着シート10の台紙18と対
向する位置にて、シリンダ80により昇降可能であり、か
つ、シリンダ82によって水平移動可能な台紙分離ヘッド
72を有する。この台紙分離ヘッド72には、一対のローラ
74と、ガイドピン78が設けられている。前記一対のロー
ラ74は、回転駆動される駆動ローラ74aと、この駆動ロ
ーラ74aと台紙18を介して摩擦接触する従動ローラ74bと
から構成される。尚、この従動ローラ74bは、揺動アー
ム76によって、前記駆動ローラ74aと非接触な位置と接
触位置とに揺動可能である。前記ガイドピン78は、台紙
分離ヘッド72がその上死点位置に達した際には、吸着ブ
ロック60に吸着された接着シート10における台紙18の下
面と当接する位置に設定される。また、このガイドピン
78は、一対のローラ74が密接した際に、この一対のロー
ラ74のニップ部のほぼ上方に配置されている。
この台紙分離ブロック70は、前記台紙18における挾み代
18bを、一対のローラ74の間に案内するための挾み代案
内部84を有する。この挾み代案内部84は、前記吸着ブロ
ック60の左側面側に設けられ、前記挾み代18bを押し下
げるための押下げパッド88と、これを昇降駆動するシリ
ンダ86とから構成される。
さらに、台紙18の引き剥がし時に、特にその引き剥がし
開始端側の接着シート10が吸着ブロック60より分離され
ることを防止するために、シリンダ92によって前記ゴム
枠64の針案内部64aを介して接着シート10の発泡ウレタ
ン12に刺入される針90を有する。
前記貼り付けブロック100は、第3図および第7図に示
すように、2本の取付け金具1を搭載するアタッチメン
ト74を搬送駆動する搬送台72を有して構成される。
循環移動部110は、前記吸着ブロック60を、載置ブロッ
ク40,台紙分離ブロック70および貼り付けブロック100に
搬送駆動するためのものである。この循環移動部110
は、第6図および第7図に示すように、2つの吸着ブロ
ック60,60を駆動する固定プレート112を有する。
本実施例では、前記載置ブロック40,台紙分離ブロック7
0,貼り付けブロック100の各ブロック間ピッチPは同一
に設定され、前記固定プレート112には、2つの吸着ブ
ロック60,60が前記ピッチPだけ離された位置に固定さ
れている。この固定プレート112は、上下方向駆動部114
および回転方向駆動部116により支持され、上下方向お
よび回転方向にそれぞれ駆動可能であり、かつ、前記上
下方向駆動部114,回転方向駆動部116は水平駆動部118に
支持され、従って前記固定プレート112を水平方向にも
駆動可能である。
次に、作用について説明する。
ストッカ22内部に多数枚積層された接着シート10は吸着
搬送部24によって一枚ずつ取り出され、送りローラ26の
ニップ部に導かれる。そして、送りローラ26の駆動によ
り、接着シート10の穴18aにローラより突出するピンを
挿入することでステップ駆動し、この接着シート10を先
方に搬送する。また、接着シート10の搬送先端が送りピ
ン28に到達した際には、この送りピン28の駆動により接
着シート10はさらに先方に送られ、載置ブロック40に搬
出されることになる。尚、この搬送は台紙18を下側にし
て実施されることになる。
載置ブロック40では、バキューム管44により真空引きす
ることにより、載置台42上にてフィルム42aを介して接
着シート10を真空吸着する。その後、切断ブロック50に
おける可動板52を下降させ、カッター刃58によって接着
シート10を第8図(A)の鎖線で示す形状に切断する。
尚、1回の切断工程において2本分の接着シート10の外
形切断が実施される。
その後、可動板52を上方に退避させ、第6図に示すよう
に循環移動部110の水平駆動により、載置台42の上方に
一方の吸着ブロック60を設定する。この後、載置ブロッ
ク40におけるシリンダ48の駆動によって突き上げピン46
を上方に移動し、かつ、吸着ブロック62のゴム枠64内部
に設定された接着シート10によりバキューム管66,68の
開口穴が密閉された後に、各バキューム管66,68より真
空引きし、吸着ヘッド62に接着シート10を吸着保持す
る。
次に、循環移動部110での水平移動により、接着シート1
0を吸着した吸着ブロック60を、台紙分離ブロック70の
上方に設定する。
この台紙分離ブロック70では、第2図に示す順序に従っ
て台紙の分離動作が実施される。すなわち、まずシリン
ダ64を駆動して針62をゴム枠64の針案内部64aに挿通
し、接着シート10の発泡ウレタン12の端面よりその内部
に刺入させる(第2図(A)参照)。
次に、同図(B)に示すように、シリンダ86を駆動する
ことによって押下げパッド88を下降させ、接着シート10
の端面より突出している挾み代18bを下側に移動させ
る。尚、押下げパッド88と前記針62との位置関係は、互
いに干渉しない位置に設定されている。
その後、台紙分離ヘッド72を上方に移動し、ガイドピン
78が台紙18の下面に当接する位置に設定する(第2図
(C)参照)。
その後、同図(D)に示すように、揺動アーム76を駆動
して、従動ローラ74bが台紙18における挾み代18bを介し
て駆動ローラ74aと密接する位置に設定する。尚、この
際押下げパッド88を上方向に退避させることもできる。
上記の各動作終了後は、同図(D)に示すように、一対
のローラ74の間に台紙18の挾み代18bが挾持され、か
つ、ガイドピン78と一対のローラ74との位置関係によ
り、この挾み代18bは吸着面に対して垂直下方に延びた
形で支持されることになる。
第2図(D)に示す状態にて、駆動ローラ74aを同図の
矢印方向に回転駆動すると共に、シリンダ82の駆動によ
り台紙分離ヘッド72を台紙18の長手方向に沿って水平移
動させる。そうすると、台紙18は一対のローラ74によっ
て回転搬送されることになり、この際台紙18は垂直下方
に搬送されることになるので、この回転搬送力は接着シ
ート10より台紙18を引き剥がす力として作用し、台紙18
の効率のよい分離動作が実現できる。尚、この引き剥が
し開始時にあっては、特に接着シート10の引き剥がし開
始端側を吸着ヘッド62より引き剥がす力が作用するが、
この部分の吸着力を高圧バキューム管66を使用すること
により高め、かつ、針90を発泡ウレタン12の引き剥がし
開始端部を支持するように刺入させているので、接着シ
ート10が吸着ヘッド62より引き剥がされることを確実に
防止できる。また、台紙18にはシリコン等が塗布されて
いるので、台紙分離ヘッド72の水平移動速度と、一対の
ローラ74の回転速度とは必ずしも同期させる必要はな
く、例えば駆動ローラ74aを高速回転させることによ
り、台紙18は一対のローラ間74で滑りながら回転搬送さ
れて引き剥がされることになる。
台紙18の分離動作が終了した後に、循環移動部110の回
転駆動により、接着シート10を吸着保持した吸着ブロッ
ク60が貼り付けブロック100の上方に設定され、他の吸
着ブロック60は台紙分離ブロック70の上方に設定され
る。この後、循環移動部110の下降動作により、接着シ
ート10を吸着保持した吸着ブロック60を、貼り付けブロ
ック100におけるアタッチメント104上に載置された取付
け金具1に対して平面的に押圧駆動する。この結果、吸
着ブロック60に吸着されていた接着シート10は、取付け
金具1における第9図に示す所定位置に貼り付けられる
ことになる。
このように、平面的に吸着した接着シート10を、その平
面的な下降駆動により貼り付けているので、貼り付け精
度は極めて向上する。
以上の一連の動作により、接着シート10の切断から貼り
付けに至る1工程が終了することになり、使用する吸着
ブロック60を循環移動部110の回転駆動により交互に切
り換えて同様に動作を行なうことで、接着シート10の貼
り付け動作を連続して実施することができる。
尚、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本
発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。
例えば、本発明が適用される接着シート10としては、第
8図に示すような発泡ウレタンシールに限らず、少なく
とも接着面を有するシート状部材であれば、ラベル,他
のシール等種々のものに適用できる。
また、接着シート10は切断前に必ずしもカット紙タイプ
のものではなく、ロール状に巻回されたものであっても
よい。
[発明の効果] 以上説明したように、請求項1の発明によれば、接着シ
ートを吸着ブロックに対して平面的に吸着しながら、台
紙の挾み代を一対のローラ間に案内し、この一対のロー
ラ間に挾み代を挾持した後に、ローラの回転駆動および
直線駆動により、あたかも人間が手で台紙を引き剥がす
ようにして台紙の分離動作を実現することができ、その
後の貼り付け精度の高い貼り付け動作を確保することが
可能となる。
請求項2の発明によれば、接着シートの切断工程後は、
この接着シートを吸着ブロックに平面的に吸着した状態
で、台紙の分離動作および接着シートの対象物への貼り
付け動作を自動的に行なうことができ、平面的な押圧に
よる貼り付け動作により貼り付け精度の高い作業を実現
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、第1の発明の一実施例である台紙分離装置の
概略断面図、 第2図は、第1図に示す装置での台紙分離動作を説明す
るための概略説明図、 第3図は、第2の発明の一実施例である接着シート貼り
付け装置の概略平面図、 第4図は、第3図に示す装置におけるシート供給ブロッ
クの概略説明図、 第5図は、第3図に示す装置における載置ブロックおよ
び切断ブロックの概略説明図、 第6図は、第3図の装置における切断ブロックおよび台
紙分離ブロックの概略説明図、 第7図は、第3図の装置における循環移動部の概略説明
図、 第8図(A),(B)は、それぞれ台紙に貼られた接着
シートの平面図,I−I断面図、 第9図は、接着シートが貼り付けられる対象物の一例を
示す概略説明図、 第10図は、ドラム状吸着ヘッドを用いた従来の台紙分離
動作を説明するための概略説明図である。 10……接着シート、 12……発泡ウレタン、 18……台紙、 18b……挟み代、 40……載置ブロック、 46,48……突き上げ機構、 50……切断ブロック、 58……カッター刃、 60……吸着ブロック、 66,68……バキューム管、 70……台紙分離ブロック、 74……一対のローラ、 78……ガイドピン、 84……挾み代案内部、 90……針、 100……貼り付けブロック、 110……循環移動部、 114……上下方向駆動部、 116……回転方向駆動部、 118……水平方向駆動部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 諸戸 義久 三重県桑名市大字増田498―1 扶桑工機 株式会社内 (72)発明者 松野 次男 三重県桑名市大字増田498―1 扶桑工機 株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−162450(JP,A) 特開 昭62−168841(JP,A)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】台紙に貼り付けられた接着シートの台紙と
    は反対面を平面にて吸着保持する吸着ブロックと、 この吸着ブロックに吸着保持された吸着シートの台紙と
    対向する位置であって、前記台紙の引き剥がし開始端付
    近に配置される一対のローラと、 この台紙の引き剥がし開始端に予め形成された接着シー
    トが貼付されていない挾み代を、前記一対のローラ間に
    案内する挾み代案内部と、 前記一対のローラを回転駆動させる手段と、 前記一対のローラを回転台紙の長手方向に沿って直線移
    動させる手段と、 を有し、前記台紙を一対のローラ間に挾持した状態で、
    一対のローラを回転させながら前記台紙の長手方向に沿
    って直線移動させることで、台紙を接着シートより引き
    剥がすことを特徴とする接着シートの台紙分離装置。
  2. 【請求項2】接着シートの台紙面を載置固定し、接着シ
    ートの突き上げ機構を内蔵する載置ブロックと、 この載置ブロック上の接着シートに対してカッター刃を
    接離する方向に移動し、接着シートを所定形状に切断す
    る切断ブロックと、 切断後の前記突き上げ機構の駆動と共に、接着シートの
    台紙とは反対面を吸着保持して前記載置台ブロックより
    離脱させる吸着ブロックと、 前記吸着ブロックに保持されている接着シートより台紙
    を引き剥がす台紙分離ブロックと、 接着シートを貼り付ける対象物を載置固定し、台紙が引
    き剥がされた接着シートを保持する前記吸着ブロックが
    平面的に押し付けられることで、対象物に接着シートを
    貼り付ける貼り付けブロックと、 前記載置ブロック,台紙分離ブロックおよび貼り付けブ
    ロックに、前記吸着ブロックを循環移動させる循環移動
    手段と、 を有し、 前記台紙分離ブロックは、 前記吸着ブロックに吸着保持された吸着シートの台紙と
    対向する位置であって、前記台紙の引き剥がし開始端付
    近に配置される一対のローラと、 この台紙の引き剥がし開始端に予め形成された接着シー
    トが貼付されていない挾み代を、前記一対のローラ間に
    案内する挾み代案内部と、 前記一対のローラを回転駆動させる手段と、 前記一対のローラを前記台紙の長手方向に沿って直線移
    動させる手段と、 を有し、前記台紙を一対のローラ間に挾持した状態で、
    一対のローラを回転させながら前記台紙の長手方向に沿
    って直線移動させることで、台紙を接着シートより引き
    剥がすことを特徴とする接着シートの貼り付け装置。
  3. 【請求項3】接着シートには所定厚さを有する発泡材料
    が形成され、前記台紙分離ブロックには、この発泡材料
    の引き剥がし開始端面より刺入される針を設けたことを
    特徴とする請求項(2)記載の接着シートの貼り付け装
    置。
JP1308285A 1989-11-28 1989-11-28 接着シートの台紙分離装置およびこれを用いた接着シートの貼り付け装置 Expired - Lifetime JPH0723158B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1308285A JPH0723158B2 (ja) 1989-11-28 1989-11-28 接着シートの台紙分離装置およびこれを用いた接着シートの貼り付け装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1308285A JPH0723158B2 (ja) 1989-11-28 1989-11-28 接着シートの台紙分離装置およびこれを用いた接着シートの貼り付け装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03176353A JPH03176353A (ja) 1991-07-31
JPH0723158B2 true JPH0723158B2 (ja) 1995-03-15

Family

ID=17979193

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1308285A Expired - Lifetime JPH0723158B2 (ja) 1989-11-28 1989-11-28 接着シートの台紙分離装置およびこれを用いた接着シートの貼り付け装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0723158B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108996213B (zh) * 2018-06-29 2023-10-03 苏州富强科技有限公司 一种分离结构

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62168841A (ja) * 1986-01-14 1987-07-25 松下電器産業株式会社 台紙剥離装置
JPS63162450A (ja) * 1986-12-26 1988-07-06 橋本フオ−ミング工業株式会社 離形フイルムを有する接着性部材の貼着方法および装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03176353A (ja) 1991-07-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3607143B2 (ja) 半導体ウエハへの保護テープ貼り付け方法及び装置
JP4906518B2 (ja) 粘着テープ貼付け方法およびこれを用いた粘着テープ貼付け装置
KR20060125720A (ko) 마운팅 장치 및 마운팅 방법
TW200303047A (en) Method of cutting a protective tape and protective tape applying apparatus using the same method
JP5750632B2 (ja) 基板へのシート貼付装置
WO1992011129A1 (en) Method and apparatus for both transporting and laminating resist film onto semiconductor wafers
JP2004149293A (ja) 剥離方法、剥離装置、剥離・貼付方法および剥離・貼付装置
JP4941944B2 (ja) 基板への接着テープの貼り付け方法及び貼り付け装置
JP2010215267A (ja) 接着シート片分離装置および接着シート片分離方法
JP2009246067A5 (ja)
JPH10330022A (ja) 半導体ウェハ保護フィルムの貼付方法および装置
JP2007320678A (ja) 外層体の剥離方法及び剥離装置
JP2002362524A (ja) 自動ラベル貼付装置
JP2003175922A (ja) 自動ラベル貼付装置
JP2010023131A (ja) フィルムの貼り付け装置及び貼り付け方法
TW201335984A (zh) 片材黏貼裝置及黏貼方法
JPH01321257A (ja) 薄板と粘着テープの貼着方法
JPH0723158B2 (ja) 接着シートの台紙分離装置およびこれを用いた接着シートの貼り付け装置
KR102033795B1 (ko) 시트 부착 장치 및 시트 부착 방법
JP2002362523A (ja) ワーク貼り付け方法およびその装置
JPH02142156A (ja) ウエハートレーのテープ貼着装置
JP2007145497A (ja) 積層体の剥離方法及び剥離装置
JP2015035452A (ja) シート貼付装置及びシート貼付方法
JP2019040941A (ja) 基板への接着テープ貼り付け装置及び貼り付け方法
JP2003228057A (ja) 偏光板供給装置

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term