JPH07231511A - 電気自動車用電源装置 - Google Patents
電気自動車用電源装置Info
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- JPH07231511A JPH07231511A JP6044889A JP4488994A JPH07231511A JP H07231511 A JPH07231511 A JP H07231511A JP 6044889 A JP6044889 A JP 6044889A JP 4488994 A JP4488994 A JP 4488994A JP H07231511 A JPH07231511 A JP H07231511A
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- electric vehicle
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- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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- Y02T10/60—Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
- Y02T10/72—Electric energy management in electromobility
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- Power Conversion In General (AREA)
- Direct Current Feeding And Distribution (AREA)
- Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
- Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 電気自動車の走行状態に応じて適切なモード
に切換え、大容量コンデンサの利用率を増大して、電気
自動車の走行性能の向上を図る。 【構成】 通常の走行モード時には切換手段(7)を第
1の切換位置とし、チョッパ(3)及び大容量コンデン
サ(4)の第1の並列接続回路を電力供給源として、モ
ータ制御手段(13)によってモータ(8)を制御す
る。例えば、大きな駆動力が要求されるパワーモード時
や、連続登坂時には切換手段を第2の切換手段に切換
え、バッテリー(1)及び大容量コンデンサの第2の並
列接続回路を電力供給源とする。そして、第1の切換位
置から第2の切換位置に至る過渡状態には、大容量コン
デンサの充電時間を確保すべく第3の切換位置とし、モ
ータ制御手段をバッテリーに直接接続する。而して、バ
ッテリーの能力を最大限にひき出すことができる。
に切換え、大容量コンデンサの利用率を増大して、電気
自動車の走行性能の向上を図る。 【構成】 通常の走行モード時には切換手段(7)を第
1の切換位置とし、チョッパ(3)及び大容量コンデン
サ(4)の第1の並列接続回路を電力供給源として、モ
ータ制御手段(13)によってモータ(8)を制御す
る。例えば、大きな駆動力が要求されるパワーモード時
や、連続登坂時には切換手段を第2の切換手段に切換
え、バッテリー(1)及び大容量コンデンサの第2の並
列接続回路を電力供給源とする。そして、第1の切換位
置から第2の切換位置に至る過渡状態には、大容量コン
デンサの充電時間を確保すべく第3の切換位置とし、モ
ータ制御手段をバッテリーに直接接続する。而して、バ
ッテリーの能力を最大限にひき出すことができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気自動車の電源装置
に関し、特に、少くともバッテリーを備え、走行動力源
であるモータに対しモータ制御手段を介して電力を供給
する電源装置に係る。
に関し、特に、少くともバッテリーを備え、走行動力源
であるモータに対しモータ制御手段を介して電力を供給
する電源装置に係る。
【0002】
【従来の技術】近時電気自動車が普及しつつあるが、ガ
ソリンエンジンやディーゼルエンジンを搭載した自動車
(以下ガソリン車等という)と比較すると連続走行距離
や加速性能という点で依然劣っている。このため、ガソ
リン車等と同等の走行性能を保証するという課題に対
し、ガソリン車等の給油一回当たりの走行距離と同等
か、またはそれに近い一充電当たりの走行距離を確保す
ることを目標として種々の研究が行なわれている。
ソリンエンジンやディーゼルエンジンを搭載した自動車
(以下ガソリン車等という)と比較すると連続走行距離
や加速性能という点で依然劣っている。このため、ガソ
リン車等と同等の走行性能を保証するという課題に対
し、ガソリン車等の給油一回当たりの走行距離と同等
か、またはそれに近い一充電当たりの走行距離を確保す
ることを目標として種々の研究が行なわれている。
【0003】例えば、特開平4−340301号公報に
おいては、モータとバッテリーの間にチョッパを備え、
チョッパの入力側及び出力側にコンデンサを配設して、
制動時の運動エネルギー及び位置エネルギーをもとの電
気エネルギーとしてバッテリーに回収するようにした電
気自動車制御装置が開示されており、図7の回路図を参
照し次のように要約が説明されている。即ち、直流モー
タMとバッテリーBaとの間に、リアクトルLと、制動
機構によってオン・オフされるスイッチング素子Q
2 と、この素子Q2 のオン時からオフ時になるときにモ
ータMの起電力をバッテリーBaに供給するダイオード
D2 とからなるチョッパを接続する。このチョッパの両
側にそれぞれ高周波阻止用コンデンサC1 ,C2 を接続
する。モータMを減速する際にはモータMの起電力によ
る電流がリアクトルL及びオン状態の素子Q2 を介して
流れ、且つこの電流が素子Q2 のオフ時にダイオードD
2 に転流し、リアクトルLによりバッテリーBaに高効
率に回収される。
おいては、モータとバッテリーの間にチョッパを備え、
チョッパの入力側及び出力側にコンデンサを配設して、
制動時の運動エネルギー及び位置エネルギーをもとの電
気エネルギーとしてバッテリーに回収するようにした電
気自動車制御装置が開示されており、図7の回路図を参
照し次のように要約が説明されている。即ち、直流モー
タMとバッテリーBaとの間に、リアクトルLと、制動
機構によってオン・オフされるスイッチング素子Q
2 と、この素子Q2 のオン時からオフ時になるときにモ
ータMの起電力をバッテリーBaに供給するダイオード
D2 とからなるチョッパを接続する。このチョッパの両
側にそれぞれ高周波阻止用コンデンサC1 ,C2 を接続
する。モータMを減速する際にはモータMの起電力によ
る電流がリアクトルL及びオン状態の素子Q2 を介して
流れ、且つこの電流が素子Q2 のオフ時にダイオードD
2 に転流し、リアクトルLによりバッテリーBaに高効
率に回収される。
【0004】また、特開平5−30608号公報には、
図8に示す電気自動車のハイブリッド電源装置が提案さ
れている。即ち、コンデンサ(11)及びバッテリー
(12)とコンバータ(14)との間に、減速量に応じ
て回収電流を制御する電流制御回路(21)を接続し、
バッテリー(12)に接続したスイッチ(SW2)と電
流制御回路(13)からなる回収充電回路と、スイッチ
(SW1)とダイオード(D)からなる放電回路とを備
えている(尚、本願の符号との混同を避けるため符号に
括弧を付した)。この発明によれば、加速、減速時のエ
ネルギー放出、回収に際してバッテリーの負担を抑えて
コンデンサに分担させることとしているので、減速時の
バッテリーの急速充電を抑えることができ、急速充電に
基づく劣化を防ぎ、バッテリーの寿命を長くすることが
できる。しかも、減速時の大量のエネルギーをコンデン
サに回収して加速時のエネルギーとして利用するので、
加速時のバッテリー負担を軽減することができ、バッテ
リーの利用効率を高めることができる。
図8に示す電気自動車のハイブリッド電源装置が提案さ
れている。即ち、コンデンサ(11)及びバッテリー
(12)とコンバータ(14)との間に、減速量に応じ
て回収電流を制御する電流制御回路(21)を接続し、
バッテリー(12)に接続したスイッチ(SW2)と電
流制御回路(13)からなる回収充電回路と、スイッチ
(SW1)とダイオード(D)からなる放電回路とを備
えている(尚、本願の符号との混同を避けるため符号に
括弧を付した)。この発明によれば、加速、減速時のエ
ネルギー放出、回収に際してバッテリーの負担を抑えて
コンデンサに分担させることとしているので、減速時の
バッテリーの急速充電を抑えることができ、急速充電に
基づく劣化を防ぎ、バッテリーの寿命を長くすることが
できる。しかも、減速時の大量のエネルギーをコンデン
サに回収して加速時のエネルギーとして利用するので、
加速時のバッテリー負担を軽減することができ、バッテ
リーの利用効率を高めることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者の特開平
4−340301号公報に開示された電気自動車制御装
置においては、電気自動車の走行中に加速及び減速を行
なう度に、バッテリーから流れる電流の値が変動する。
このため、急加速を行なった時などにはバッテリー電流
が大きく変動し、バッテリーの電流脈動が極めて大きく
なる傾向がある。
4−340301号公報に開示された電気自動車制御装
置においては、電気自動車の走行中に加速及び減速を行
なう度に、バッテリーから流れる電流の値が変動する。
このため、急加速を行なった時などにはバッテリー電流
が大きく変動し、バッテリーの電流脈動が極めて大きく
なる傾向がある。
【0006】また、後者の特開平5−30608号公報
に開示されたハイブリッド電源装置においても、電力供
給源である大容量コンデンサとバッテリーは、単純に並
列接続しているだけで、大容量コンデンサからモータに
供給する電力とバッテリーからモータに供給する電力と
の配分を制御する手段がないため、例えば車両の急加速
を行なった場合に、大容量コンデンサだけでなくバッテ
リーからも大電流が流れることがあり、バッテリー電流
が大きく変動して、その結果バッテリーの電流脈動が大
きくなる。
に開示されたハイブリッド電源装置においても、電力供
給源である大容量コンデンサとバッテリーは、単純に並
列接続しているだけで、大容量コンデンサからモータに
供給する電力とバッテリーからモータに供給する電力と
の配分を制御する手段がないため、例えば車両の急加速
を行なった場合に、大容量コンデンサだけでなくバッテ
リーからも大電流が流れることがあり、バッテリー電流
が大きく変動して、その結果バッテリーの電流脈動が大
きくなる。
【0007】そこで、本件出願人は、同じ容量のバッテ
リーであれば、その電流脈動を抑えることによって放電
可能容量を増大することが可能であることに鑑み、平成
5年特許願第271917号においてバッテリーの内部
損失を更に減少することにより放電可能容量を増大する
電気自動車制御装置を提案し、車両の走行状態に応じて
モータ制御手段をバッテリー側に直結するか、もしくは
大容量コンデンサ及びチョッパ側に切換える手段も提案
した。このように大容量コンデンサによって放電可能容
量を増大すると共に、モータ制御手段に対する電源を切
換え可能としたが、大容量コンデンサ及びチョッパをバ
イパスしてバッテリー側に切換えるモード切換しかな
く、連続登坂時やパワーモード走行時には大容量コンデ
ンサが全く機能せず、バッテリーの使用頻度が高くなる
ので、バッテリーに対する一回の充電当たりの走行可能
距離の増大に限度があった。
リーであれば、その電流脈動を抑えることによって放電
可能容量を増大することが可能であることに鑑み、平成
5年特許願第271917号においてバッテリーの内部
損失を更に減少することにより放電可能容量を増大する
電気自動車制御装置を提案し、車両の走行状態に応じて
モータ制御手段をバッテリー側に直結するか、もしくは
大容量コンデンサ及びチョッパ側に切換える手段も提案
した。このように大容量コンデンサによって放電可能容
量を増大すると共に、モータ制御手段に対する電源を切
換え可能としたが、大容量コンデンサ及びチョッパをバ
イパスしてバッテリー側に切換えるモード切換しかな
く、連続登坂時やパワーモード走行時には大容量コンデ
ンサが全く機能せず、バッテリーの使用頻度が高くなる
ので、バッテリーに対する一回の充電当たりの走行可能
距離の増大に限度があった。
【0008】そこで、本発明は、電気自動車の走行状態
に応じて適切なモードに切換え、大容量コンデンサの利
用率を増大して、電気自動車の走行性能の向上を図るこ
とを目的とする。
に応じて適切なモードに切換え、大容量コンデンサの利
用率を増大して、電気自動車の走行性能の向上を図るこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1の発明として、電気自動車用のモータに対
しモータ制御手段を介して電力を供給する少くともバッ
テリーを備えた電気自動車用電源装置において、前記バ
ッテリーの出力電流をオンオフするスイッチング素子、
並びに該スイッチング素子による断続電流を平滑するイ
ンダクタンスコイル及び前記スイッチング素子に並列接
続するフリーホイールダイオードを有するチョッパと、
該チョッパの出力側に並列接続する大容量コンデンサ
と、該大容量コンデンサ及び前記チョッパによって第1
の並列接続回路を構成する第1の切換位置、前記バッテ
リー及び前記大容量コンデンサによって第2の並列接続
回路を構成する第2の切換位置、並びに前記バッテリー
に直接接続する第3の切換位置を有する切換手段とを備
え、該切換手段を前記モータ制御手段に接続し、前記第
1乃至第3の切換位置に応じて前記モータ制御手段に対
する電源を切換えることとしたものである。ここで、本
発明における大容量コンデンサとは、容量が0.1F以
上のコンデンサを意味し、好ましくは容量が10F乃至
50Fのコンデンサである。
め、請求項1の発明として、電気自動車用のモータに対
しモータ制御手段を介して電力を供給する少くともバッ
テリーを備えた電気自動車用電源装置において、前記バ
ッテリーの出力電流をオンオフするスイッチング素子、
並びに該スイッチング素子による断続電流を平滑するイ
ンダクタンスコイル及び前記スイッチング素子に並列接
続するフリーホイールダイオードを有するチョッパと、
該チョッパの出力側に並列接続する大容量コンデンサ
と、該大容量コンデンサ及び前記チョッパによって第1
の並列接続回路を構成する第1の切換位置、前記バッテ
リー及び前記大容量コンデンサによって第2の並列接続
回路を構成する第2の切換位置、並びに前記バッテリー
に直接接続する第3の切換位置を有する切換手段とを備
え、該切換手段を前記モータ制御手段に接続し、前記第
1乃至第3の切換位置に応じて前記モータ制御手段に対
する電源を切換えることとしたものである。ここで、本
発明における大容量コンデンサとは、容量が0.1F以
上のコンデンサを意味し、好ましくは容量が10F乃至
50Fのコンデンサである。
【0010】上記に加え、前記電気自動車の走行状態に
応じて自動的に前記切換手段を前記第1乃至第3の切換
位置の何れかの切換位置に切換制御する制御手段を具備
することが望ましい。
応じて自動的に前記切換手段を前記第1乃至第3の切換
位置の何れかの切換位置に切換制御する制御手段を具備
することが望ましい。
【0011】また、請求項3の発明として、電気自動車
用のモータに対しモータ制御手段を介して電力を供給す
る少くともバッテリーを備えた電気自動車用電源装置に
おいて、前記バッテリーの出力電流をオンオフするスイ
ッチング素子、並びに該スイッチング素子による断続電
流を平滑するインダクタンスコイル及び前記スイッチン
グ素子に並列接続するフリーホイールダイオードを有す
るチョッパと、該チョッパの出力側に並列接続する大容
量コンデンサとを備え、前記チョッパの入力側と前記バ
ッテリーの接続点を第1のスイッチ手段を介して前記モ
ータ制御手段に接続すると共に、前記チョッパの出力側
と前記大容量コンデンサの接続点を第2のスイッチ手段
を介して前記モータ制御手段に接続するとよい。
用のモータに対しモータ制御手段を介して電力を供給す
る少くともバッテリーを備えた電気自動車用電源装置に
おいて、前記バッテリーの出力電流をオンオフするスイ
ッチング素子、並びに該スイッチング素子による断続電
流を平滑するインダクタンスコイル及び前記スイッチン
グ素子に並列接続するフリーホイールダイオードを有す
るチョッパと、該チョッパの出力側に並列接続する大容
量コンデンサとを備え、前記チョッパの入力側と前記バ
ッテリーの接続点を第1のスイッチ手段を介して前記モ
ータ制御手段に接続すると共に、前記チョッパの出力側
と前記大容量コンデンサの接続点を第2のスイッチ手段
を介して前記モータ制御手段に接続するとよい。
【0012】請求項1又は3の発明においては、前記チ
ョッパの前記スイッチング素子と前記インダクタンスコ
イルの接続点にアノード側を接続すると共に、前記バッ
テリーと前記スイッチング素子の接続点にカソード側を
接続し前記バッテリーに充電電流を供給するダイオード
を備えることとしてもよい。
ョッパの前記スイッチング素子と前記インダクタンスコ
イルの接続点にアノード側を接続すると共に、前記バッ
テリーと前記スイッチング素子の接続点にカソード側を
接続し前記バッテリーに充電電流を供給するダイオード
を備えることとしてもよい。
【0013】更に、請求項1又は3の発明において、前
記チョッパの入力側と前記バッテリーとの間に、前記バ
ッテリーの出力電流を平滑するインダクタンスコイルを
介装することとしてもよい。
記チョッパの入力側と前記バッテリーとの間に、前記バ
ッテリーの出力電流を平滑するインダクタンスコイルを
介装することとしてもよい。
【0014】尚、前記バッテリーと前記スイッチング素
子の接続点に一端を接続し、前記バッテリーに対し並列
に高周波阻止用のコンデンサを設けることとしてもよ
い。
子の接続点に一端を接続し、前記バッテリーに対し並列
に高周波阻止用のコンデンサを設けることとしてもよ
い。
【0015】
【作用】上記の構成になる請求項1の発明によれば、通
常の走行モード時においては、切換手段が第1の切換位
置にあって、チョッパ及び大容量コンデンサの第1の並
列接続回路を電力供給源として、モータ制御手段によっ
てモータが制御される。例えば、大きな駆動力が要求さ
れるパワーモード時や、連続登坂時には切換手段は第2
の切換手段に切換えられ、バッテリー及び大容量コンデ
ンサの第2の並列接続回路が電力供給源とされる。そし
て、第1の切換位置から第2の切換位置に至る過渡状態
にあるときには、大容量コンデンサの充電時間を確保す
べく第3の切換位置とされ、モータ制御手段はバッテリ
ーに直接接続される。
常の走行モード時においては、切換手段が第1の切換位
置にあって、チョッパ及び大容量コンデンサの第1の並
列接続回路を電力供給源として、モータ制御手段によっ
てモータが制御される。例えば、大きな駆動力が要求さ
れるパワーモード時や、連続登坂時には切換手段は第2
の切換手段に切換えられ、バッテリー及び大容量コンデ
ンサの第2の並列接続回路が電力供給源とされる。そし
て、第1の切換位置から第2の切換位置に至る過渡状態
にあるときには、大容量コンデンサの充電時間を確保す
べく第3の切換位置とされ、モータ制御手段はバッテリ
ーに直接接続される。
【0016】尚、モータ制御手段においては、例えば運
転者のアクセル操作又はブレーキ操作に応じて最適なモ
ータの状態が演算され、これに基づきモータが制御さ
れ、電気自動車の加減速制御が行なわれる。また、連続
する下り坂を走行するときやブレーキ操作を行なうとき
は、モータ制御手段によってモータの制動が行なわれ、
且つ大容量コンデンサの充電が行なわれる。
転者のアクセル操作又はブレーキ操作に応じて最適なモ
ータの状態が演算され、これに基づきモータが制御さ
れ、電気自動車の加減速制御が行なわれる。また、連続
する下り坂を走行するときやブレーキ操作を行なうとき
は、モータ制御手段によってモータの制動が行なわれ、
且つ大容量コンデンサの充電が行なわれる。
【0017】そして、請求項2の制御手段を備えたもの
においては、電気自動車の走行状態に応じて自動的に第
1乃至第3の切換位置が選択されるので、バッテリーの
能力を最大限にひき出すことができる。もちろん、車両
の運転者が任意に切換位置を選択し得るように構成して
もよく、これによれば運転者が希望する運転状態を選択
することができる。
においては、電気自動車の走行状態に応じて自動的に第
1乃至第3の切換位置が選択されるので、バッテリーの
能力を最大限にひき出すことができる。もちろん、車両
の運転者が任意に切換位置を選択し得るように構成して
もよく、これによれば運転者が希望する運転状態を選択
することができる。
【0018】請求項3の発明においては、第1及び第2
のスイッチ手段によって切換手段が構成され、両スイッ
チ手段のオンオフ作動によって第1乃至第3の切換位置
が設定される。尚、第1及び第2のスイッチ手段も、前
述の切換手段と同様に、電気自動車の走行状態に応じて
自動的に切換制御を行なうように構成することもでき
る。
のスイッチ手段によって切換手段が構成され、両スイッ
チ手段のオンオフ作動によって第1乃至第3の切換位置
が設定される。尚、第1及び第2のスイッチ手段も、前
述の切換手段と同様に、電気自動車の走行状態に応じて
自動的に切換制御を行なうように構成することもでき
る。
【0019】また、請求項4の発明においては、前述の
請求項1又は3の発明に関し、大容量コンデンサだけで
なく、ダイオードを介してバッテリーにも回生電流が供
給され、バッテリーが充電される。即ち、モータの運動
エネルギーが大容量コンデンサ及びバッテリーの電気エ
ネルギーに変換され、回生制動が行なわれる。
請求項1又は3の発明に関し、大容量コンデンサだけで
なく、ダイオードを介してバッテリーにも回生電流が供
給され、バッテリーが充電される。即ち、モータの運動
エネルギーが大容量コンデンサ及びバッテリーの電気エ
ネルギーに変換され、回生制動が行なわれる。
【0020】更に請求項5の発明においては、前記請求
項1又は3の発明に関し、チョッパの入力側に接続した
インダクタンスコイルにより、チョッパの作動に伴って
バッテリー出力に重畳される微小のリップルも低減され
るので、バッテリーの放電可能容量が一層増大する。
項1又は3の発明に関し、チョッパの入力側に接続した
インダクタンスコイルにより、チョッパの作動に伴って
バッテリー出力に重畳される微小のリップルも低減され
るので、バッテリーの放電可能容量が一層増大する。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は本発明の一実施例の電気自動車用電源装置
を含む制御装置の回路図を示すもので、バッテリー1
(例えば240V)の+端子側がインダクタンスコイル
2及び電流センサ16を介して、チョッパ3のスイッチ
ング素子たるトランジスタ31の入力側に接続されてお
り、−端子側は接地されている。
する。図1は本発明の一実施例の電気自動車用電源装置
を含む制御装置の回路図を示すもので、バッテリー1
(例えば240V)の+端子側がインダクタンスコイル
2及び電流センサ16を介して、チョッパ3のスイッチ
ング素子たるトランジスタ31の入力側に接続されてお
り、−端子側は接地されている。
【0022】チョッパ3において、トランジスタ31の
出力側にはトランジスタ31による断続電流を平滑する
インダクタンスコイル32(例えば1mΩ)の一端が接
続されている。そして、電圧制御コンピュータ14の出
力信号がトランジスタ31のベース電流として供給され
るように接続されている。また、トランジスタ31の入
力側には、高周波阻止用の電解コンデンサ34(例えば
5mF)の一端が接続され、他端が接地されている。更
に、トランジスタ31とインダクタンスコイル32の接
続点にはフリーホイールダイオード33のカソード側が
接続され、そのアノード側は接地されている。
出力側にはトランジスタ31による断続電流を平滑する
インダクタンスコイル32(例えば1mΩ)の一端が接
続されている。そして、電圧制御コンピュータ14の出
力信号がトランジスタ31のベース電流として供給され
るように接続されている。また、トランジスタ31の入
力側には、高周波阻止用の電解コンデンサ34(例えば
5mF)の一端が接続され、他端が接地されている。更
に、トランジスタ31とインダクタンスコイル32の接
続点にはフリーホイールダイオード33のカソード側が
接続され、そのアノード側は接地されている。
【0023】チョッパ3の出力側に並列に、即ちインダ
クタンスコイル32の他端とバッテリー1の−端子に、
大容量コンデンサ4が接続されている。この大容量コン
デンサ4の電圧は電圧センサ17で検出され、検出信号
が電圧制御コンピュータ14に供給される。更に、チョ
ッパ3のトランジスタ31に並列に、その出力側がアノ
ードに入力側がカソードに接続されたダイオード6が設
けられている。本発明の大容量コンデンサは前述のよう
に容量0.1F以上のコンデンサを云い、容量10F乃
至50Fが望ましい。従って、本実施例の大容量コンデ
ンサ4としては例えば容量30Fの電気二重層コンデン
サが用いられている。ここで、電気二重層コンデンサと
は、誘導体の代わりに電気二重層という異なった二層が
接触するとその境界面に電荷が極めて短い距離を隔てて
存在する状態を利用したコンデンサである。尚、複数の
コンデンサを並列接続することにより大容量コンデンサ
4と等しい容量を確保することとしてもよい。
クタンスコイル32の他端とバッテリー1の−端子に、
大容量コンデンサ4が接続されている。この大容量コン
デンサ4の電圧は電圧センサ17で検出され、検出信号
が電圧制御コンピュータ14に供給される。更に、チョ
ッパ3のトランジスタ31に並列に、その出力側がアノ
ードに入力側がカソードに接続されたダイオード6が設
けられている。本発明の大容量コンデンサは前述のよう
に容量0.1F以上のコンデンサを云い、容量10F乃
至50Fが望ましい。従って、本実施例の大容量コンデ
ンサ4としては例えば容量30Fの電気二重層コンデン
サが用いられている。ここで、電気二重層コンデンサと
は、誘導体の代わりに電気二重層という異なった二層が
接触するとその境界面に電荷が極めて短い距離を隔てて
存在する状態を利用したコンデンサである。尚、複数の
コンデンサを並列接続することにより大容量コンデンサ
4と等しい容量を確保することとしてもよい。
【0024】上記チョッパ3の出力側及び大容量コンデ
ンサ4は、スイッチ装置7を介して、本発明のモータ制
御手段を構成するインバータ5に接続されている。イン
バータ5は、6個のトランジスタが三相ブリッジ接続さ
れると共に、各々のトランジスタにフリーホイールダイ
オードが並列接続されて成る。そして、各々のトランジ
スタのベースに対しモータ制御コンピュータ13からパ
ルス信号が供給されるように接続され、インバータ5の
三相出力端子には三相交流モータのインダクションモー
タ8(以下、単にモータ8という)が接続されている。
ンサ4は、スイッチ装置7を介して、本発明のモータ制
御手段を構成するインバータ5に接続されている。イン
バータ5は、6個のトランジスタが三相ブリッジ接続さ
れると共に、各々のトランジスタにフリーホイールダイ
オードが並列接続されて成る。そして、各々のトランジ
スタのベースに対しモータ制御コンピュータ13からパ
ルス信号が供給されるように接続され、インバータ5の
三相出力端子には三相交流モータのインダクションモー
タ8(以下、単にモータ8という)が接続されている。
【0025】モータ制御コンピュータ13においては、
電流センサ15によって検出されるモータ8に供給され
る電流の大きさ、電流の周波数、位相を制御対象とする
ベクトル制御によって、モータ8の回転数、トルクを制
御するように構成されている。而して、インバータ5に
おいては、モータ制御コンピュータ13からのパルス信
号に応じて、各トランジスタが120度の位相でオンオ
フ駆動され、この出力電圧、即ち三相交流電圧がモータ
8に印加される。尚、このときの周波数はモータ制御コ
ンピュータ13からのパルス信号の周波数に応じて設定
され、印加電圧はチョッパ3におけるトランジスタ31
のオンオフデューティ比に応じて設定される。モータ8
は電気自動車(以下、車両という)の車輪に連結されて
おり、従ってインバータ5の制御に応じて電気自動車の
走行速度が調整される。
電流センサ15によって検出されるモータ8に供給され
る電流の大きさ、電流の周波数、位相を制御対象とする
ベクトル制御によって、モータ8の回転数、トルクを制
御するように構成されている。而して、インバータ5に
おいては、モータ制御コンピュータ13からのパルス信
号に応じて、各トランジスタが120度の位相でオンオ
フ駆動され、この出力電圧、即ち三相交流電圧がモータ
8に印加される。尚、このときの周波数はモータ制御コ
ンピュータ13からのパルス信号の周波数に応じて設定
され、印加電圧はチョッパ3におけるトランジスタ31
のオンオフデューティ比に応じて設定される。モータ8
は電気自動車(以下、車両という)の車輪に連結されて
おり、従ってインバータ5の制御に応じて電気自動車の
走行速度が調整される。
【0026】更に、本実施例においては、電気自動車の
制動時にモータ8が発電機として機能し、所謂回生制動
が行なわれ、電源側に対し充電作用が行なわれる。即
ち、制動時には、モータ8からインバータ5のフリーホ
イールダイオードを介して電流が電源側に供給され、先
ずインバータ5のフリーホイールダイオードを介して大
容量コンデンサ4が充電され、大容量コンデンサ4が十
分充電された後は、ダイオード6を介してバッテリー1
への充電も行なわれるように構成されている。
制動時にモータ8が発電機として機能し、所謂回生制動
が行なわれ、電源側に対し充電作用が行なわれる。即
ち、制動時には、モータ8からインバータ5のフリーホ
イールダイオードを介して電流が電源側に供給され、先
ずインバータ5のフリーホイールダイオードを介して大
容量コンデンサ4が充電され、大容量コンデンサ4が十
分充電された後は、ダイオード6を介してバッテリー1
への充電も行なわれるように構成されている。
【0027】一方、インバータ5を駆動制御するモータ
制御コンピュータ13、及びチョッパ3のトランジスタ
31をオンオフ制御する電圧制御コンピュータ14が、
スタートスイッチ12を介してバッテリー1に接続され
ている。モータ制御コンピュータ13には、アクセルペ
ダル21の開度を検出するアクセル開度センサ23の検
出信号が入力すると共に、ブレーキペダル22に加えら
れた踏力を検出する例えば歪ゲージの圧力センサ24の
検出信号が入力し、インバータ5からモータ8に供給さ
れる電流の電流値を測定する電流センサ15の検出信号
も入力するように接続されている。電圧制御コンピュー
タ14には、インダクタンスコイル2を介してバッテリ
ー1からチョッパ3に供給される電流を検出する電流セ
ンサ16の検出信号が入力すると共に、前述の電圧セン
サ17の検出信号が入力するように接続されている。
制御コンピュータ13、及びチョッパ3のトランジスタ
31をオンオフ制御する電圧制御コンピュータ14が、
スタートスイッチ12を介してバッテリー1に接続され
ている。モータ制御コンピュータ13には、アクセルペ
ダル21の開度を検出するアクセル開度センサ23の検
出信号が入力すると共に、ブレーキペダル22に加えら
れた踏力を検出する例えば歪ゲージの圧力センサ24の
検出信号が入力し、インバータ5からモータ8に供給さ
れる電流の電流値を測定する電流センサ15の検出信号
も入力するように接続されている。電圧制御コンピュー
タ14には、インダクタンスコイル2を介してバッテリ
ー1からチョッパ3に供給される電流を検出する電流セ
ンサ16の検出信号が入力すると共に、前述の電圧セン
サ17の検出信号が入力するように接続されている。
【0028】インバータ5の入力側に介装されたスイッ
チ装置7は、一対のスイッチ71,72を有し、本発明
の切換手段を構成すると共に、スイッチ71及び72が
夫々第1のスイッチ手段及び第2のスイッチ手段を構成
している。具体的にはスイッチ71,72の一方の固定
接点は夫々インバータ5の入力側に接続されている。ま
た、スイッチ71の他方の固定接点がチョッパ3の入力
側に接続されると共に、電流センサ16及びインダクタ
ンスコイル2を介してバッテリー1の+側端子に接続さ
れており、電源としては実質的にチョッパ3の入力側と
バッテリー1の接続点に接続されている。スイッチ72
の他方の固定接点はチョッパ3の出力側と大容量コンデ
ンサ4の接続点に接続されている。スイッチ71,72
の可動接点は電圧制御コンピュータ14に接続されてお
り、車両の走行状態に応じて以下の第1乃至第3の切換
位置が設定される。
チ装置7は、一対のスイッチ71,72を有し、本発明
の切換手段を構成すると共に、スイッチ71及び72が
夫々第1のスイッチ手段及び第2のスイッチ手段を構成
している。具体的にはスイッチ71,72の一方の固定
接点は夫々インバータ5の入力側に接続されている。ま
た、スイッチ71の他方の固定接点がチョッパ3の入力
側に接続されると共に、電流センサ16及びインダクタ
ンスコイル2を介してバッテリー1の+側端子に接続さ
れており、電源としては実質的にチョッパ3の入力側と
バッテリー1の接続点に接続されている。スイッチ72
の他方の固定接点はチョッパ3の出力側と大容量コンデ
ンサ4の接続点に接続されている。スイッチ71,72
の可動接点は電圧制御コンピュータ14に接続されてお
り、車両の走行状態に応じて以下の第1乃至第3の切換
位置が設定される。
【0029】即ち、大容量コンデンサ4とチョッパ3に
よって第1の並列接続回路を構成すべく、スイッチ71
をオフ位置(開放)とし、スイッチ72をオン位置(閉
成)とする第1の切換位置、バッテリー1と大容量コン
デンサ4によって第2の並列接続回路を構成すべく、ス
イッチ71をオンとし、スイッチ72もオンとする第2
の切換位置、そしてバッテリー1に直接接続すべく、ス
イッチ71をオンとし、スイッチ72をオフとする第3
の切換位置である。
よって第1の並列接続回路を構成すべく、スイッチ71
をオフ位置(開放)とし、スイッチ72をオン位置(閉
成)とする第1の切換位置、バッテリー1と大容量コン
デンサ4によって第2の並列接続回路を構成すべく、ス
イッチ71をオンとし、スイッチ72もオンとする第2
の切換位置、そしてバッテリー1に直接接続すべく、ス
イッチ71をオンとし、スイッチ72をオフとする第3
の切換位置である。
【0030】第1の切換位置は通常の走行モード時に設
定され、第2の切換位置はパワーモードや連続登坂時に
設定される。第3の切換位置は第1の切換位置から第2
の切換位置への切り換え時の過渡状態を補償するもの
で、大容量コンデンサ4の出力電圧が基準電圧以上とな
るまでの充電中の間は、バッテリー1のみによって走行
を維持するものである。尚、本実施例ではスイッチ7
1,72の切り換えはモータ制御コンピュータ13によ
って制御されるように構成されているが、車両の運転者
の手動操作で行なうようにしてもよい。また、図1では
これらのスイッチ71,72を機械的スイッチ機構の記
号で表したが、スイッチングトランジスタ等によって構
成することもできる。
定され、第2の切換位置はパワーモードや連続登坂時に
設定される。第3の切換位置は第1の切換位置から第2
の切換位置への切り換え時の過渡状態を補償するもの
で、大容量コンデンサ4の出力電圧が基準電圧以上とな
るまでの充電中の間は、バッテリー1のみによって走行
を維持するものである。尚、本実施例ではスイッチ7
1,72の切り換えはモータ制御コンピュータ13によ
って制御されるように構成されているが、車両の運転者
の手動操作で行なうようにしてもよい。また、図1では
これらのスイッチ71,72を機械的スイッチ機構の記
号で表したが、スイッチングトランジスタ等によって構
成することもできる。
【0031】以上の構成になる実施例の作用について説
明する。電気自動車のスタートスイッチ12がオンにな
ると、モータ制御コンピュータ13及び電圧制御コンピ
ュータ14の処理がスタートし、スイッチ装置7が駆動
されるが、先ずスイッチ71がオフでスイッチ72がオ
ンの第1の切換位置とされたときの各部の作動について
説明する。
明する。電気自動車のスタートスイッチ12がオンにな
ると、モータ制御コンピュータ13及び電圧制御コンピ
ュータ14の処理がスタートし、スイッチ装置7が駆動
されるが、先ずスイッチ71がオフでスイッチ72がオ
ンの第1の切換位置とされたときの各部の作動について
説明する。
【0032】第1の切換位置の通常走行モード時には、
バッテリー1の出力電流がチョッパ3を介して大容量コ
ンデンサ4に充電されると共に、インバータ5を介して
モータ8に電力が供給され、インバータ5の制御に応じ
てモータ8が回転駆動される。また、モータ8の回生制
動時には、回生電流はインバータ5のフリーホイールダ
イオードを介して大容量コンデンサ4に充電され、回生
電流が大容量コンデンサ4の容量を越えた場合には、更
にダイオード6を介してバッテリー1で回収される。
バッテリー1の出力電流がチョッパ3を介して大容量コ
ンデンサ4に充電されると共に、インバータ5を介して
モータ8に電力が供給され、インバータ5の制御に応じ
てモータ8が回転駆動される。また、モータ8の回生制
動時には、回生電流はインバータ5のフリーホイールダ
イオードを介して大容量コンデンサ4に充電され、回生
電流が大容量コンデンサ4の容量を越えた場合には、更
にダイオード6を介してバッテリー1で回収される。
【0033】このとき、チョッパ3においては、トラン
ジスタ31が電圧制御コンピュータ14の出力信号に応
じて、例えば周波数500Hzでオンオフ駆動され、ト
ランジスタ31の出力側に断続波形の電圧が出力され、
この電圧がインダクタンスコイル32及びフリーホイー
ルダイオード33により平滑され、リップル成分が小さ
い直流電圧として、インバータ5に供給される。また、
チョッパ3の断続に応じてバッテリー1の出力に重畳さ
れるリップルがインダクタンスコイル2によって低減さ
れる。
ジスタ31が電圧制御コンピュータ14の出力信号に応
じて、例えば周波数500Hzでオンオフ駆動され、ト
ランジスタ31の出力側に断続波形の電圧が出力され、
この電圧がインダクタンスコイル32及びフリーホイー
ルダイオード33により平滑され、リップル成分が小さ
い直流電圧として、インバータ5に供給される。また、
チョッパ3の断続に応じてバッテリー1の出力に重畳さ
れるリップルがインダクタンスコイル2によって低減さ
れる。
【0034】上記チョッパ3から出力される直流電圧の
大きさは電圧制御コンピュータ14の出力信号のオンオ
フデューティ比に応じて制御される。電圧制御コンピュ
ータ14はパルス幅変調制御部(図示せず)を有し、こ
こで電流センサ16及び電圧センサ17の検出信号、即
ちチョッパ3の入力側の電流値及び出力側の電圧値に基
づき、チョッパ3の出力信号を所定の電圧に制御するた
めのオンオフデューティ比が演算される。而して、イン
バータ5を介してモータ8に印加される電圧が電圧制御
コンピュータ14によって所定の電圧に制御される。
大きさは電圧制御コンピュータ14の出力信号のオンオ
フデューティ比に応じて制御される。電圧制御コンピュ
ータ14はパルス幅変調制御部(図示せず)を有し、こ
こで電流センサ16及び電圧センサ17の検出信号、即
ちチョッパ3の入力側の電流値及び出力側の電圧値に基
づき、チョッパ3の出力信号を所定の電圧に制御するた
めのオンオフデューティ比が演算される。而して、イン
バータ5を介してモータ8に印加される電圧が電圧制御
コンピュータ14によって所定の電圧に制御される。
【0035】一方、アクセルペダル21またはブレーキ
ペダル22が踏み込み操作されると、アクセルペダル2
1の開度がアクセル開度センサ23で検出されるか、ま
たはブレーキペダル22に加えられた踏力が圧力センサ
24で検出され、その検出信号がモータ制御コンピュー
タ13に入力する。そして、アクセルペダル21の開度
或いはブレーキペダル22に加えられた踏力のそれぞれ
に応じた目標トルク量Tと、この目標トルク量Tに対応
した目標電流値Iが、以下の式に基づいて演算される。
ペダル22が踏み込み操作されると、アクセルペダル2
1の開度がアクセル開度センサ23で検出されるか、ま
たはブレーキペダル22に加えられた踏力が圧力センサ
24で検出され、その検出信号がモータ制御コンピュー
タ13に入力する。そして、アクセルペダル21の開度
或いはブレーキペダル22に加えられた踏力のそれぞれ
に応じた目標トルク量Tと、この目標トルク量Tに対応
した目標電流値Iが、以下の式に基づいて演算される。
【0036】アクセルペダル21操作時の目標トルク
量:T=k1×x(Nm) ブレーキペダル22操作時の目標トルク量:T=k2×
Tb(Nm) 目標トルク量Tに対応した目標電流値:I=k3×T
(A) ここで、xはアクセルペダル21の開度、Tbはブレー
キペダル22に加えられた踏力、k1,k2,k3は定
数である。そして、電流センサ15で検出される実際の
出力電流値が上記目標電流値Iに近似するように、モー
タ制御コンピュータ13によってインバータ5が駆動制
御される。
量:T=k1×x(Nm) ブレーキペダル22操作時の目標トルク量:T=k2×
Tb(Nm) 目標トルク量Tに対応した目標電流値:I=k3×T
(A) ここで、xはアクセルペダル21の開度、Tbはブレー
キペダル22に加えられた踏力、k1,k2,k3は定
数である。そして、電流センサ15で検出される実際の
出力電流値が上記目標電流値Iに近似するように、モー
タ制御コンピュータ13によってインバータ5が駆動制
御される。
【0037】尚、モータ8が停止すると、バッテリー1
によって大容量コンデンサ4が充電され、車両が停止し
スタートスイッチ12がオフとされると、チョッパ3の
作動が停止し、バッテリー1から大容量コンデンサ4へ
の充電作動も停止する。而して、前述のようにバッテリ
ー1の放電可能容量が増大するとともに、バッテリー1
に対する充電も行なわれるので、より長距離の走行が可
能になる。
によって大容量コンデンサ4が充電され、車両が停止し
スタートスイッチ12がオフとされると、チョッパ3の
作動が停止し、バッテリー1から大容量コンデンサ4へ
の充電作動も停止する。而して、前述のようにバッテリ
ー1の放電可能容量が増大するとともに、バッテリー1
に対する充電も行なわれるので、より長距離の走行が可
能になる。
【0038】図3は車両の走行状態に応じてスイッチ装
置7を駆動するときの電圧制御コンピュータ14の処理
を示すもので、以下図3を参照して停止状態から運転を
開始したときのスイッチ位置7の作動を説明する。先ず
ステップ101においてスタートスイッチ12がオンと
されると初期化され、スイッチ71,72が共にオフ状
態とされ、後述する登坂フラグFcがリセット(0)さ
れる。
置7を駆動するときの電圧制御コンピュータ14の処理
を示すもので、以下図3を参照して停止状態から運転を
開始したときのスイッチ位置7の作動を説明する。先ず
ステップ101においてスタートスイッチ12がオンと
されると初期化され、スイッチ71,72が共にオフ状
態とされ、後述する登坂フラグFcがリセット(0)さ
れる。
【0039】次に、電圧センサ17の検出信号に応じ
て、ステップ102にて大容量コンデンサ4の電圧Vc
が所定の基準電圧Vo(例えばバッテリー1の定格電圧
の1/2の電圧)と比較され、この基準電圧Vo以下で
あるときには、ステップ103においてスイッチ71が
オンとされると共に、スイッチ72がオフとされ、前述
の第3の切換位置となる。従って、インバータ5に対し
てはバッテリー1から直接(但し、インダクタンスコイ
ル2及び電流センサ16を介して)電流が供給され、モ
ータ8はバッテリー1の出力のみによって駆動される。
また、チョッパ3のトランジスタ31がオンとされ、バ
ッテリー1から大容量コンデンサ4に充電電流が供給さ
れる。そして、ステップ104にて登坂フラグFcがセ
ットされた後ステップ102に戻り、再度大容量コンデ
ンサ4の電圧Vcが基準電圧Voと比較される。
て、ステップ102にて大容量コンデンサ4の電圧Vc
が所定の基準電圧Vo(例えばバッテリー1の定格電圧
の1/2の電圧)と比較され、この基準電圧Vo以下で
あるときには、ステップ103においてスイッチ71が
オンとされると共に、スイッチ72がオフとされ、前述
の第3の切換位置となる。従って、インバータ5に対し
てはバッテリー1から直接(但し、インダクタンスコイ
ル2及び電流センサ16を介して)電流が供給され、モ
ータ8はバッテリー1の出力のみによって駆動される。
また、チョッパ3のトランジスタ31がオンとされ、バ
ッテリー1から大容量コンデンサ4に充電電流が供給さ
れる。そして、ステップ104にて登坂フラグFcがセ
ットされた後ステップ102に戻り、再度大容量コンデ
ンサ4の電圧Vcが基準電圧Voと比較される。
【0040】大容量コンデンサ4の充電が進み基準電圧
Voより大となると、ステップ105にて、登坂フラグ
Fcの状態が判定される。スタートスイッチ12がオン
とされた直後は先のステップ104にて登坂フラブFc
がセットされているので、ステップ106に進みスイッ
チ71及びスイッチ72が共にオンとされ、第2の切換
位置となる。従って、電源的にはバッテリー1と大容量
コンデンサ4の並列回路がインバータ5に接続される形
となる。
Voより大となると、ステップ105にて、登坂フラグ
Fcの状態が判定される。スタートスイッチ12がオン
とされた直後は先のステップ104にて登坂フラブFc
がセットされているので、ステップ106に進みスイッ
チ71及びスイッチ72が共にオンとされ、第2の切換
位置となる。従って、電源的にはバッテリー1と大容量
コンデンサ4の並列回路がインバータ5に接続される形
となる。
【0041】この第2の切換位置は、坂道を連続して登
坂走行する場合の運転モードに対応するもので、ステッ
プ107にて連続登坂走行か否かが判定される。例え
ば、電流センサ16の検出信号に基づきバッテリー1の
出力電流の所定時間(例えば5分間)の平均電流Imが
所定値Ioを超えていれば連続登坂状態と判定され、ス
テップ108に進み登坂フラグFcがセット(1)され
てステップ102に戻り、上記の作動が繰り返される。
これに対し、ステップ107において平均電流Imが所
定値Io以下で連続登坂状態ではないと判定されると、
ステップ109にて登坂フラグFcがリセットされてス
テップ102に戻る。
坂走行する場合の運転モードに対応するもので、ステッ
プ107にて連続登坂走行か否かが判定される。例え
ば、電流センサ16の検出信号に基づきバッテリー1の
出力電流の所定時間(例えば5分間)の平均電流Imが
所定値Ioを超えていれば連続登坂状態と判定され、ス
テップ108に進み登坂フラグFcがセット(1)され
てステップ102に戻り、上記の作動が繰り返される。
これに対し、ステップ107において平均電流Imが所
定値Io以下で連続登坂状態ではないと判定されると、
ステップ109にて登坂フラグFcがリセットされてス
テップ102に戻る。
【0042】一方、ステップ105において登坂フラグ
Fcがセットされていないと判定された場合には、ステ
ップ110に進みパワーモードか否かが判定される。パ
ワーモードであるときにはステップ106以降に進み第
2の切換位置とされた後、上記の作動が繰り返される。
ステップ110においてパワーモードではなく通常走行
モードと判定されると、ステップ111に進みスイッチ
71がオフとされると共にスイッチ72がオンとされ、
第1の切換位置となってステップ102に戻る。従っ
て、チョッパ3及び大容量コンデンサ4の並列回路がイ
ンバータ5に接続される形となり、両者の機能が相乗さ
れバッテリー1の消費電流が最小に維持される。
Fcがセットされていないと判定された場合には、ステ
ップ110に進みパワーモードか否かが判定される。パ
ワーモードであるときにはステップ106以降に進み第
2の切換位置とされた後、上記の作動が繰り返される。
ステップ110においてパワーモードではなく通常走行
モードと判定されると、ステップ111に進みスイッチ
71がオフとされると共にスイッチ72がオンとされ、
第1の切換位置となってステップ102に戻る。従っ
て、チョッパ3及び大容量コンデンサ4の並列回路がイ
ンバータ5に接続される形となり、両者の機能が相乗さ
れバッテリー1の消費電流が最小に維持される。
【0043】通常走行モードで走行中に(即ち、第1の
切換位置で、チョッパ3と大容量コンデンサ4の並列接
続時)パワーモードに切換えられた場合には、ステップ
102にて大容量コンデンサ4の電圧Vcが基準電圧V
o以下と判定されれば、ステップ103で第3の切換位
置とされて大容量コンデンサ4が充電された後第2の切
換位置とされ、あるいは、ステップ102にて基準電圧
Voを超えていると判定されれば、そのままステップ1
05,110,106へと進み、第2の切換位置とさ
れ、バッテリー1と大容量コンデンサ4の並列接続とな
る。
切換位置で、チョッパ3と大容量コンデンサ4の並列接
続時)パワーモードに切換えられた場合には、ステップ
102にて大容量コンデンサ4の電圧Vcが基準電圧V
o以下と判定されれば、ステップ103で第3の切換位
置とされて大容量コンデンサ4が充電された後第2の切
換位置とされ、あるいは、ステップ102にて基準電圧
Voを超えていると判定されれば、そのままステップ1
05,110,106へと進み、第2の切換位置とさ
れ、バッテリー1と大容量コンデンサ4の並列接続とな
る。
【0044】而して、バッテリー1に対する一回の充電
で走行可能な距離は、過渡期間の第3の切換位置では従
来の電気自動車と同等であるが、通常走行モード時の第
1の切換位置では50乃至100%増となり、パワーモ
ードもしくは連続登坂時の第2の切換位置でも5乃至2
0%増となり、結局、走行条件によって効果に大小があ
るものの、綜合的には走行可能距離の大幅増となる。
で走行可能な距離は、過渡期間の第3の切換位置では従
来の電気自動車と同等であるが、通常走行モード時の第
1の切換位置では50乃至100%増となり、パワーモ
ードもしくは連続登坂時の第2の切換位置でも5乃至2
0%増となり、結局、走行条件によって効果に大小があ
るものの、綜合的には走行可能距離の大幅増となる。
【0045】図2は本発明の他の実施例に係るもので、
モータ制御手段をモータ駆動回路50によって構成する
こととしたものである。本実施例のモータ駆動回路50
は、チョッパ3を介してバッテリー1から、もしくは大
容量コンデンサ4からモータ80に供給される電力をト
ランジスタ51及び52によって調整するもので、モー
タ制御コンピュータ13からのパルス信号に応じてトラ
ンジスタ51及び52がオンオフ駆動され、モータ80
の駆動力が変化するように構成されている。また、電流
センサ85が設けられ、モータ制御コンピュータ13に
接続されている。尚、その他の構成は図1の実施例と同
様であるので、同一部品には同一符号を付して説明は省
略する。
モータ制御手段をモータ駆動回路50によって構成する
こととしたものである。本実施例のモータ駆動回路50
は、チョッパ3を介してバッテリー1から、もしくは大
容量コンデンサ4からモータ80に供給される電力をト
ランジスタ51及び52によって調整するもので、モー
タ制御コンピュータ13からのパルス信号に応じてトラ
ンジスタ51及び52がオンオフ駆動され、モータ80
の駆動力が変化するように構成されている。また、電流
センサ85が設けられ、モータ制御コンピュータ13に
接続されている。尚、その他の構成は図1の実施例と同
様であるので、同一部品には同一符号を付して説明は省
略する。
【0046】
【発明の効果】本発明は上述のように構成されているの
で以下の効果を奏する。即ち、本発明の請求項1の発明
によれば、切換手段によって、第1乃至第3の切換位置
に応じてモータ制御手段に対する電源が切換えられるよ
うに構成されており、例えば通常走行、連続登坂といっ
た車両の走行状態に応じて第1乃至第3の切換位置を選
択することができるので、バッテリーに対する一回の充
電による走行可能距離は従来に比し大幅に長くなる。
で以下の効果を奏する。即ち、本発明の請求項1の発明
によれば、切換手段によって、第1乃至第3の切換位置
に応じてモータ制御手段に対する電源が切換えられるよ
うに構成されており、例えば通常走行、連続登坂といっ
た車両の走行状態に応じて第1乃至第3の切換位置を選
択することができるので、バッテリーに対する一回の充
電による走行可能距離は従来に比し大幅に長くなる。
【0047】更に、請求項2の発明においては、制御手
段によって車両の走行状態に応じて自動的に第1乃至第
3の切換位置が選択されるので、バッテリーの特性に応
じた最適な切換制御を行なうことができる。
段によって車両の走行状態に応じて自動的に第1乃至第
3の切換位置が選択されるので、バッテリーの特性に応
じた最適な切換制御を行なうことができる。
【0048】一方、請求項3の発明によれば、二つのス
イッチ手段という簡単な構成によって請求項1の発明と
同等の機能を確保することができるので、低コスト化が
可能である。
イッチ手段という簡単な構成によって請求項1の発明と
同等の機能を確保することができるので、低コスト化が
可能である。
【0049】また、請求項4の発明によれば、ダイオー
ドを介してバッテリーにも回生電流が供給されバッテリ
ーが充電されるように構成されているので、電気エネル
ギーを効果的に利用することができ、より長距離の走行
が可能になる。
ドを介してバッテリーにも回生電流が供給されバッテリ
ーが充電されるように構成されているので、電気エネル
ギーを効果的に利用することができ、より長距離の走行
が可能になる。
【0050】更に、請求項5の発明によれば、チョッパ
の作動に伴ってバッテリー出力に重畳されるリップルも
低減され、バッテリーの放電可能容量が増大するので、
より長距離の走行が可能になる。
の作動に伴ってバッテリー出力に重畳されるリップルも
低減され、バッテリーの放電可能容量が増大するので、
より長距離の走行が可能になる。
【図1】本発明の一実施例に係る電気自動車用電源装置
を含む制御装置の回路図である。
を含む制御装置の回路図である。
【図2】本発明の他の実施例に係る電気自動車用電源装
置を含む制御装置の回路図である。
置を含む制御装置の回路図である。
【図3】本発明の実施例におけるスイッチ装置駆動時の
電圧制御コンピュータの処理を示すフローチャートであ
る。
電圧制御コンピュータの処理を示すフローチャートであ
る。
【図4】従来の電気自動車制御装置の回路図である。
【図5】従来の電気自動車制御装置の回路図である。
1 バッテリー 2 インダクタンスコイル 3 チョッパ 4 大容量コンデンサ 5 インバータ 8 モータ 12 スタートスイッチ 13 モータ制御コンピュータ 14 電圧制御コンピュータ 15,16,85 電流センサ 17 電圧センサ 21 アクセルペダル 22 ブレーキペダル 23 アクセル開度センサ 24 圧力センサ 50 モータ駆動回路 80 モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H02J 7/00 P H02M 1/14
Claims (5)
- 【請求項1】 電気自動車用のモータに対しモータ制御
手段を介して電力を供給する少くともバッテリーを備え
た電気自動車用電源装置において、前記バッテリーの出
力電流をオンオフするスイッチング素子、並びに該スイ
ッチング素子による断続電流を平滑するインダクタンス
コイル及び前記スイッチング素子に並列接続するフリー
ホイールダイオードを有するチョッパと、該チョッパの
出力側に並列接続する大容量コンデンサと、該大容量コ
ンデンサ及び前記チョッパによって第1の並列接続回路
を構成する第1の切換位置、前記バッテリー及び前記大
容量コンデンサによって第2の並列接続回路を構成する
第2の切換位置、並びに前記バッテリーに直接接続する
第3の切換位置を有する切換手段とを備え、該切換手段
を前記モータ制御手段に接続し、前記第1乃至第3の切
換位置に応じて前記モータ制御手段に対する電源を切換
えることを特徴とする電気自動車用電源装置。 - 【請求項2】 前記電気自動車の走行状態に応じて自動
的に前記切換手段を前記第1乃至第3の切換位置の何れ
かの切換位置に切換制御する制御手段を具備したことを
特徴とする請求項1記載の電気自動車用電源装置。 - 【請求項3】 電気自動車用のモータに対しモータ制御
手段を介して電力を供給する少くともバッテリーを備え
た電気自動車用電源装置において、前記バッテリーの出
力電流をオンオフするスイッチング素子、並びに該スイ
ッチング素子による断続電流を平滑するインダクタンス
コイル及び前記スイッチング素子に並列接続するフリー
ホイールダイオードを有するチョッパと、該チョッパの
出力側に並列接続する大容量コンデンサとを備え、前記
チョッパの入力側と前記バッテリーの接続点を第1のス
イッチ手段を介して前記モータ制御手段に接続すると共
に、前記チョッパの出力側と前記大容量コンデンサの接
続点を第2のスイッチ手段を介して前記モータ制御手段
に接続することを特徴とする電気自動車用電源装置。 - 【請求項4】 前記チョッパの前記スイッチング素子と
前記インダクタンスコイルの接続点にアノード側を接続
すると共に、前記バッテリーと前記スイッチング素子の
接続点にカソード側を接続し前記バッテリーに充電電流
を供給するダイオードを備えたことを特徴とする請求項
1又は3に記載の電気自動車用電源装置。 - 【請求項5】 前記チョッパの入力側と前記バッテリー
との間に、前記バッテリーの出力電流を平滑するインダ
クタンスコイルを介装したことを特徴とする請求項1又
は3に記載の電気自動車用電源装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6044889A JPH07231511A (ja) | 1994-02-18 | 1994-02-18 | 電気自動車用電源装置 |
US08/331,738 US5563479A (en) | 1993-10-29 | 1994-10-31 | Power supply apparatus for electric vehicle |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6044889A JPH07231511A (ja) | 1994-02-18 | 1994-02-18 | 電気自動車用電源装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07231511A true JPH07231511A (ja) | 1995-08-29 |
Family
ID=12704057
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6044889A Pending JPH07231511A (ja) | 1993-10-29 | 1994-02-18 | 電気自動車用電源装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07231511A (ja) |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1994
- 1994-02-18 JP JP6044889A patent/JPH07231511A/ja active Pending
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