JPH0723074B2 - 自動車の回転シ−ト - Google Patents
自動車の回転シ−トInfo
- Publication number
- JPH0723074B2 JPH0723074B2 JP60297157A JP29715785A JPH0723074B2 JP H0723074 B2 JPH0723074 B2 JP H0723074B2 JP 60297157 A JP60297157 A JP 60297157A JP 29715785 A JP29715785 A JP 29715785A JP H0723074 B2 JPH0723074 B2 JP H0723074B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat
- protective cover
- getting
- vehicle
- vehicle body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Seats For Vehicles (AREA)
- Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、キャブオーバー型車両の前部座席として利
用される自動車の回転シートに関する。
用される自動車の回転シートに関する。
最近、自動車の前部座席を回転シートで構成し、乗員の
乗降性を高め得るようにしてなるものが注目されてい
る。
乗降性を高め得るようにしてなるものが注目されてい
る。
従来、この種の回転シートは、例えば実開昭58-164825
号公報等に開示されているように、乗降時のドアの開扉
によって開放された乗降口側に向け所定の回転範囲でも
って回転可能にし、シートの回転と共に乗員が着座姿勢
のまま回転して車内にまたは車外に乗降する際の便宜性
を図っている。
号公報等に開示されているように、乗降時のドアの開扉
によって開放された乗降口側に向け所定の回転範囲でも
って回転可能にし、シートの回転と共に乗員が着座姿勢
のまま回転して車内にまたは車外に乗降する際の便宜性
を図っている。
しかしながら、このような従来の回転シートにあって
は、特にキャブオーバー型車両の前部座席に用いる場
合、通常、フロントシートが設置される車体下部に前輪
タイヤ、あるいはその前輪タイヤを被うホイールアーチ
部を対応位置させてなる車体構造を有するものがほとん
どであることから、乗降時にタイヤやその周りの車体部
で衣服を汚す恐れがある。しかも、この種の車両はシー
トクッションの着座面が高く、乗降口のステップに足を
掛けて乗員が乗降する場合に、ステップ部分がシート本
体の前方に位置するために、姿勢が不安定となって乗降
性が悪いといった問題があった。
は、特にキャブオーバー型車両の前部座席に用いる場
合、通常、フロントシートが設置される車体下部に前輪
タイヤ、あるいはその前輪タイヤを被うホイールアーチ
部を対応位置させてなる車体構造を有するものがほとん
どであることから、乗降時にタイヤやその周りの車体部
で衣服を汚す恐れがある。しかも、この種の車両はシー
トクッションの着座面が高く、乗降口のステップに足を
掛けて乗員が乗降する場合に、ステップ部分がシート本
体の前方に位置するために、姿勢が不安定となって乗降
性が悪いといった問題があった。
この発明は、上記の事情のもとになされたもので、その
目的とするところは、乗降時の衣服の汚れや姿勢の不安
定さを防止し得るようにした自動車の回転シートを提供
することにある。
目的とするところは、乗降時の衣服の汚れや姿勢の不安
定さを防止し得るようにした自動車の回転シートを提供
することにある。
上記した問題点を解決するために、この発明は、シート
クッションとバックレストとからなるシート本体を車体
側に回転可能に軸装し、かつ前記シート本体のシートク
ッションの前側部に下方へ延びるエプロン状の保護カバ
ーを取着し、該保護カバーの前面下部に足掛け部を設け
てなる構成としたものである。
クッションとバックレストとからなるシート本体を車体
側に回転可能に軸装し、かつ前記シート本体のシートク
ッションの前側部に下方へ延びるエプロン状の保護カバ
ーを取着し、該保護カバーの前面下部に足掛け部を設け
てなる構成としたものである。
すなわち、この発明は、上記の構成とすることによっ
て、シートの前側部に保護カバーを取着してなることか
ら、保護カバーはシートの回転と共に同方向に回転し、
乗降時にシートを乗降口側に向け回転させたとき、保護
カバーが車体の外側に突出してシートの下側に位置する
タイヤやその周りの車体部を上側から覆うことができる
ため、衣服の汚れを防止することが可能になる。また、
保護カバーに足掛け部を設けることにより、この足掛け
部も保護カバーと同様にシートの回転と共に車体の外側
に位置し、しかもシートの前側部の直下に近接している
ことから、この足掛け部に足を掛ければ、乗降時の乗員
の姿勢が安定し、乗降性を高めることが可能になる。
て、シートの前側部に保護カバーを取着してなることか
ら、保護カバーはシートの回転と共に同方向に回転し、
乗降時にシートを乗降口側に向け回転させたとき、保護
カバーが車体の外側に突出してシートの下側に位置する
タイヤやその周りの車体部を上側から覆うことができる
ため、衣服の汚れを防止することが可能になる。また、
保護カバーに足掛け部を設けることにより、この足掛け
部も保護カバーと同様にシートの回転と共に車体の外側
に位置し、しかもシートの前側部の直下に近接している
ことから、この足掛け部に足を掛ければ、乗降時の乗員
の姿勢が安定し、乗降性を高めることが可能になる。
以下、この発明を図示の一実施例に基づいて説明する。
第１図はこの発明に係る回転シートをキャブオーバー型
車両の前部座席として実施した例を示す概略構成図で、
図中１は車体で、前部ドア２で開閉される乗降口３の下
方にはホイールアーチ部４で被われた前輪タイヤ５が対
応位置し、この前輪タイヤ５の上方にはフロントシート
本体６が設置されている。このシート本体６は、第２図
に示すように、バックレスト７とシートクッション８と
で形成され、このシートクッション８は、車体側床面に
設置したベースプレート９にローラ10及び回転軸11から
なる回転機構を介して水平回転自在に軸装されたシート
プレート12上に載置固定されて前記回転軸11を中心軸ａ
−ａとしてシート本体６全体が車体の外側に向け所定の
回転範囲でもって水平回転し得るようになっている。そ
して、前記シート本体６のシートクッション８の前側下
部に対応するシートプレート12の前縁部には、ブラケッ
ト13を介して下方へ延びる保護カバー14が取付けられ、
この保護カバー14は、布等の軟質材料、、あるいは金属
等の鋼体からなり、第３図に示すように、乗降時にシー
ト本体６を車体側の乗降口３側に向け回転させたとき
に、前輪タイヤ５あるいはその周りのホイールアーチ部
４等の車体外側部を覆うようになっている。
車両の前部座席として実施した例を示す概略構成図で、
図中１は車体で、前部ドア２で開閉される乗降口３の下
方にはホイールアーチ部４で被われた前輪タイヤ５が対
応位置し、この前輪タイヤ５の上方にはフロントシート
本体６が設置されている。このシート本体６は、第２図
に示すように、バックレスト７とシートクッション８と
で形成され、このシートクッション８は、車体側床面に
設置したベースプレート９にローラ10及び回転軸11から
なる回転機構を介して水平回転自在に軸装されたシート
プレート12上に載置固定されて前記回転軸11を中心軸ａ
−ａとしてシート本体６全体が車体の外側に向け所定の
回転範囲でもって水平回転し得るようになっている。そ
して、前記シート本体６のシートクッション８の前側下
部に対応するシートプレート12の前縁部には、ブラケッ
ト13を介して下方へ延びる保護カバー14が取付けられ、
この保護カバー14は、布等の軟質材料、、あるいは金属
等の鋼体からなり、第３図に示すように、乗降時にシー
ト本体６を車体側の乗降口３側に向け回転させたとき
に、前輪タイヤ５あるいはその周りのホイールアーチ部
４等の車体外側部を覆うようになっている。
また、保護カバー14を鋼体で形成してなる場合に、カバ
ー14の前面下部に開口された足掛け部15を設け、この足
掛け部15に、乗降時に乗降口３のステップ3a以外に乗員
の足が掛けられるように構成されている。
ー14の前面下部に開口された足掛け部15を設け、この足
掛け部15に、乗降時に乗降口３のステップ3a以外に乗員
の足が掛けられるように構成されている。
なお、上記実施例において、シート本体を回転可能にす
る回転機構は、シート側または車体側に設けられるレバ
ーの操作、あるいはスイッチ操作による駆動モータによ
って回転、停止を制御し得るようになっているもので、
その具体的構成は省略する。また、保護カバー14に設け
た足掛け部15は、開口する他に棒状や平板状に形成して
も良く、その選択は任意である。
る回転機構は、シート側または車体側に設けられるレバ
ーの操作、あるいはスイッチ操作による駆動モータによ
って回転、停止を制御し得るようになっているもので、
その具体的構成は省略する。また、保護カバー14に設け
た足掛け部15は、開口する他に棒状や平板状に形成して
も良く、その選択は任意である。
その他、この発明は、この発明の要旨を変えない範囲で
種々変形実施可能なことは勿論である。
種々変形実施可能なことは勿論である。
以上の説明から明らかなように、この発明によれば、シ
ートの前側部に下方へ延びるエプロン状の保護カバーを
設け、乗降時のシートの回転によって車体外側のタイヤ
やその周りの車体部を覆うようにしたことから、従来の
ような乗降時の衣服の汚れを確実に防止することができ
る。また、保護カバーに足掛け部を設けることにより、
座面が高い車両にあっては、乗降時の姿勢が安定し、乗
降性を向上させることができるというすぐれた効果を奏
するものである。
ートの前側部に下方へ延びるエプロン状の保護カバーを
設け、乗降時のシートの回転によって車体外側のタイヤ
やその周りの車体部を覆うようにしたことから、従来の
ような乗降時の衣服の汚れを確実に防止することができ
る。また、保護カバーに足掛け部を設けることにより、
座面が高い車両にあっては、乗降時の姿勢が安定し、乗
降性を向上させることができるというすぐれた効果を奏
するものである。
第１図はこの発明に係る自動車の回転シートをキャブオ
ーバー型車両に適用した一実施例を示す概略的説明図、
第２図は同じくシートの構成を示す側面図、第３図は乗
降時のシートの回転状態を示す概略的説明図である。 １……車体、３……乗降口 ４……ホイールアーチ部、５……前輪タイヤ ６……シート本体、７……バックレスト ８……シートクッション 9,10,11,12……回転機構 14……保護カバー、15……足掛け部
ーバー型車両に適用した一実施例を示す概略的説明図、
第２図は同じくシートの構成を示す側面図、第３図は乗
降時のシートの回転状態を示す概略的説明図である。 １……車体、３……乗降口 ４……ホイールアーチ部、５……前輪タイヤ ６……シート本体、７……バックレスト ８……シートクッション 9,10,11,12……回転機構 14……保護カバー、15……足掛け部
Claims (1)
- 【請求項１】シートクッションとバックレストとからな
るシート本体を車体側に回転可能に軸装し、かつ前記シ
ート本体のシートクッションの前側部に下方へ延びるエ
プロン状の保護カバーを取着し、該保護カバーの前面下
部に足掛け部を設けたことを特徴とする自動車の回転シ
ート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60297157A JPH0723074B2 (ja) | 1985-12-26 | 1985-12-26 | 自動車の回転シ−ト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60297157A JPH0723074B2 (ja) | 1985-12-26 | 1985-12-26 | 自動車の回転シ−ト |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62152933A JPS62152933A (ja) | 1987-07-07 |
| JPH0723074B2 true JPH0723074B2 (ja) | 1995-03-15 |
Family
ID=17842927
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60297157A Expired - Lifetime JPH0723074B2 (ja) | 1985-12-26 | 1985-12-26 | 自動車の回転シ−ト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0723074B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2749548B1 (fr) * | 1996-06-06 | 1998-08-28 | Peugeot | Siege de vehicule automobile |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6076431A (ja) * | 1983-09-30 | 1985-04-30 | Daihatsu Motor Co Ltd | 回動構造物のカバ− |
-
1985
- 1985-12-26 JP JP60297157A patent/JPH0723074B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62152933A (ja) | 1987-07-07 |
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