JPH07230705A - 車輌用前照灯 - Google Patents

車輌用前照灯

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JPH07230705A
JPH07230705A JP30020894A JP30020894A JPH07230705A JP H07230705 A JPH07230705 A JP H07230705A JP 30020894 A JP30020894 A JP 30020894A JP 30020894 A JP30020894 A JP 30020894A JP H07230705 A JPH07230705 A JP H07230705A
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screw
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Yasushi Otsuka
靖史 大塚
Katsutada Shirai
克忠 白井
Ken Matsuoka
建 松岡
Yoshio Suehiro
賀男 末広
Hideki Ohashi
秀樹 大橋
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Koito Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Koito Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 組立、特に調整軸の組付を容易にした。 【構成】 ランプハウジング2に調整軸17を回転可能
に支持する。ナット30には螺孔36と該螺孔を側面に
開口させる切欠37を形成する。調整軸の螺軸部18を
上記切欠を通して螺孔と係合させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規な車輌用前照灯に関
する。詳しくは、組立、特に調整軸の組付を容易にした
新規な車輌用前照灯を提供しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】車体側に固定される固定側部材、例え
ば、ランプハウジングに傾動されることによって照射軸
が変更される傾動部材、例えば、リフレクタを傾動自在
に支持し、該支持に固定側部材に回転自在に支持される
と共に傾動部材側に、例えば、リフレクタに支持された
ナットに螺合された調整軸を使用した車輌用前照灯があ
る。
【0003】図16はそのような車輌用前照灯の従来の
ものの一例の要部を示すものである。
【0004】aは調整軸であり、図示しないランプハウ
ジングに回転自在に支持され、その先端部に螺軸部bを
有している。
【0005】cは合成樹脂で形成されたナットであり、
傾動部材であるリフレクタdの支持部eに支持される。
【0006】そして、組立時には、調整軸aを回転させ
ながらその螺軸部bをナットcの下孔fに挿入してセル
フタップしながら捩じ込む。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の車輌用
前照灯にあっては、組立時に、調整軸aとナットcとを
結合するのに、調整軸aを回転させなければならず、組
立に時間を要するという問題がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明車輌用前照灯は、
上記した課題を解決するために、弾性を有する合成樹脂
によって形成され螺孔と該螺孔に連通し螺孔の軸方向に
その全長に亘って延びると共に側面に開口する切欠を有
するナットの上記切欠を通して調整軸の螺軸部をナット
の螺孔に係合させ、該ナットを上記傾動部材に支持させ
たものである。
【0009】
【作用】従って、本発明車輌用前照灯にあっては、調整
軸の螺軸部をナットの切欠を通してその螺孔に嵌め込む
だけで、調整軸とナットとの結合を行うことが出来るの
で、組付作業を短時間で行うことが出来る。
【0010】
【実施例】以下に、本発明車輌用前照灯の詳細を図示し
た実施例に従って説明する。
【0011】尚、図示した各実施例は何れも本発明をい
わゆるリフレクタ可動型の自動車用前照灯に適用したも
のである。
【0012】図1乃至図7は本発明車輌用前照灯の第1
の実施例を示すものである。
【0013】1は自動車用前照灯である。
【0014】2は合成樹脂製のランプハウジングであ
り、前面に開口した凹部3を有している。また、ランプ
ハウジング2の後部壁4の中央には挿通孔5が形成され
ている。尚、リフレクタ可動型の自動車用前照灯にあっ
てはこのランプハウジング2が車体に固定される固定側
部材となる。
【0015】6はランプハウジング2の後部壁4の一の
隅角部の内面に突設されたボス座であり、該ボス座6に
は前面に開口した下穴6aが形成されている。
【0016】7、7はランプハウジング2の後部壁4の
うち上記ボス座6から下方に隔った隅角部と側方に隔っ
た隅角部に形成された正面から見て円形をした支持孔で
あり、後部壁4の前面のうち支持孔7、7から僅かに離
間してこれを囲むように環状の突条8、8が形成され、
また、支持孔7、7の前側開口縁には環状に延びる切欠
9、9が形成されている。
【0017】10、10は支持孔7、7の後側開口縁か
ら後方へ突設された係合支持部であり、後方へ行くに従
って窄まった截頭円錐筒状をしている。この係合支持部
10、10の内面10a、10aがテーパー面となって
いる。
【0018】また、係合支持部10、10にはその軸方
向に延びるスリット11、11、・・・が形成され、こ
れによって、該係合支持部10、10に軸方向に直交す
る方向への弾性が付与されている。
【0019】12、12はランプハウジング2の側面壁
13のうち上記支持孔7、7に隣接した部分に形成され
た案内部であり、それぞれ前後方向に平行に延びる2つ
の案内壁14、14によって形成されている。
【0020】15はランプハウジング2の開口縁に形成
された据付溝であり、前方に向って開口している。
【0021】そして、このようなランプハウジング2は
車体に固定されている。
【0022】16は支点軸であり各部が金属によって一
体に形成されている。
【0023】支点軸16は全体として棒状をしており、
中間部に形成されたフランジ16aより後側の部分が螺
軸部16bとされ、前端には球部16cが形成されてい
る。
【0024】そして、かかる支点軸16はその螺軸部1
6bがランプハウジング2に形成された前記ボス座6の
下孔6aにフランジ16aのところまで捩じ込まれ、こ
れによって、ランプハウジング2の後部壁4の一の隅角
部から前方へ突出するように取着される。
【0025】17h、17vはランプハウジング2に回
転自在に支持されるアジャスティングスクリュー、即
ち、調整軸である。尚、2つのアジャスティングスクリ
ュー17h、17vは何れも同じ構造をしており、か
つ、同様にしてランプハウジング2に支持されるので、
その一方について詳細に説明する。
【0026】アジャスティングスクリュー17の前半部
は後述するリフレクタとの連結部となる螺軸部18に形
成され、該螺軸部18の後方が軸部19となっている。
そして、軸部19のうち螺軸部18の稍後方の位置にフ
ランジ20が突設されている。
【0027】フランジ20の直ぐ後ろに連続して後方に
行くに従って径が小さくなるテーパー部21が形成され
ている。該テーパー部21はその先端が軸部19の外径
より大きい外径を有し、後端は軸部19の外径と略同じ
外径を有している。
【0028】後端部には六角ボルト状の頭部22が形成
され、該頭部22の外径は軸部19の外径と同じか稍小
さく形成されている。
【0029】23は上記テーパー部21の後端に連続し
て形成された係合縁であり、その外径はテーパー部21
の後端の外径より稍大きく形成され、その後面23aは
後方に行くに従い径が小さくなる傾斜面に形成されてい
る。
【0030】24はリフレクタであり、合成樹脂によっ
て形成されている。尚、リフレクタ可動型の自動車用前
照灯にあっては、このリフレクタ24が傾動部材とな
る。
【0031】該リフレクタ24は前方に向って開口した
凹部25を有しており、該凹部25の内面が反射面とさ
れている。
【0032】リフレクタ24の後面のうち一の隅角部に
後方へ向って突出した取付部26が形成されている。該
取付部26は一の側面が開口した略角筒状をしており、
その後面壁には円形の取付孔26aが形成されている。
【0033】上記取付部26から下方へ隔った位置及び
側方へ隔った位置の2箇所に後方へ向って突出した取付
部27、27が形成されている。これら取付部27、2
7の後面壁には矩形の取付孔27a、27aが形成され
ている。
【0034】尚、28はリフレクタ24の中央部に形成
された電球取付孔である。
【0035】29は合成樹脂製の受体であり、リフレク
タ24の上記取付部26の取付孔26aに支持され、そ
の後端に開口した球状の凹部29aが形成されている。
【0036】30、30は合成樹脂製のナットであり、
リフレクタ24の上記取付部27、27の取付孔27
a、27aに各別に支持される。
【0037】ナット30は適度な弾性を有する合成樹
脂、例えば、ナイロン樹脂、デルリン等で形成され、一
の側面が開放された角筒状をしている。
【0038】ナット30の互いに対向した2つの側面壁
31、31の前端部の外面には該面に沿って、かつ、軸
方向に垂直に見て後端で厚い楔状をした係合突起32、
32が突設されている。そして、該係合突起32、32
の前端縁を除く3つの縁に沿ってスリット33、33が
形成され、これによって、係合突起32、32にその後
端が上記側面壁31、31に略垂直な方向に移動し得る
撓み弾性が付与されている。
【0039】34、34は上記側面壁31、31の外面
のうち上記係合突起32、32の稍後方の位置に突設さ
れた受け突部であり、その前面35、35は係合突起3
2、32の後端に対向した中央部で最も前に位置しそこ
から端部に行くに従って後方へ変位する円弧面に形成さ
れている。そして、該前面35、35の中央部と係合突
起32、32の後端との間の間隔は上記リフレクタ24
の取付部27、27の取付孔27a、27aが形成され
た部分の板厚に略等しく形成されている。
【0040】ナット30の後半部内面には螺孔36が形
成されている。そして、該螺孔36は切欠37によって
解放された側面側に開放されている。そして、切欠37
の互いに対向した面37a、37aは傾斜面とされ、互
いの間隔はその螺孔36側で上記アジャスティングスク
リュー17の螺軸部18の外径より小さく、反螺孔36
側で上記螺軸部18の外径より大きく形成されている。
【0041】ナット30の反開口側の側面壁38の外面
からは反開口側に被案内突部39が突設されている。該
被案内突部39の前後方向から見た幅は上記案内部12
の案内壁14と14との間の間隔に略等しくされてい
る。
【0042】しかして、上記したアジャスティングスク
リュー17は、次のようにして、ナット30と結合され
る。
【0043】即ち、アジャスティングスクリュー17の
螺軸部18をナット30の切欠37の対向面37a、3
7aにあてがう。それから、アジャスティングスクリュ
ー17の螺軸部18を切欠37の奥へと押し込むと、螺
軸部18によって切欠37の対向面37a、37aが互
いに反対方向へ押され、これら対向面37aと37aと
の間の間隔が開くように、ナット30の側面壁31、3
1が外方へ撓み、これによって、アジャスティングスク
リュー17の螺軸部18は上記切欠37を通過して螺孔
36に係合する。
【0044】上記したようにしてアジャスティングスク
リュー17と結合されたナット30は、次のようにして
リフレクタ24に取付けられる。
【0045】即ち、ナット30はリフレクタ24の取付
孔27aに後側から挿通される。すると、ナット30の
係合突起32、32の傾斜面32a、32aが取付孔2
7aの縁によって押圧され、その後端が互いに近付くよ
うに撓み、これによって、受け突部34、34の前面3
5、35が取付孔27aの後縁に当接するまで前進し、
係合突起32、32の後端が取付孔27aを通り抜けた
ところで、その傾斜面32a、32aを取付孔27aの
縁で押圧されなくなった係合突起32、32が元の状態
に復帰し、その後端面32b、32bが取付孔27aの
前縁と対向するようになる。しかして、ナット30はそ
の係合突起32、32の後端面32b、32bと受け突
部34、34の前面35、35とによって取付孔27a
の縁を挟持する状態でリフレクタ24の取付部27に支
持される。
【0046】尚、ナット30の係合突起32、32の周
縁に形成したスリット33、33は、これがない場合で
も、係合突起32、32が形成された側面壁31、31
はその一側縁が開口側に位置しているので、該一側縁が
互いに近づくように撓むことによって係合突起32、3
2がリフレクタ24の取付孔27a、27aを通過する
ことが出来る。
【0047】上記したアジャスティングスクリュー17
は、次のようにして、ランプハウジング2に回転可能に
支持される。
【0048】ランプハウジング2に形成された支持孔7
及び係合支持部10に前側からアジャスティングスクリ
ュー17をその頭部22、軸部19、係合縁23、テー
パー部21の順に挿通して行く。係合支持部10のテー
パー面10aはテーパー部21の外周面とぴったりと接
触するように形成されている、即ち、係合支持部10の
長さはテーパー部21の長さと略等しく、テーパー面1
0aの傾斜角はテーパー部21の外周面の傾斜角と等し
く、形成されているので、係合縁23までの部分はスム
ーズに係合支持部10を挿通され、係合縁23は係合支
持部10を少し押し拡げながら通過し、係合支持部10
の後端と係合する。そして、このとき、フランジ20が
ランプハウジング2の後部壁4前面に当接し、フランジ
20は環状の突条8の内側に略ぴったりと嵌合し、テー
パー部21の外周面は係合支持部10のテーパー面10
aと略ぴったりと接触する。尚、40はオーリングであ
り、支持孔7の前側開口縁に形成された環状の切欠9内
に位置した状態でアジャスティングスクリュー17のテ
ーパー部21の前端部に外嵌された状態とされる。
【0049】上記したリフレクタ24は以下のようにし
てランプハウジング2に支持される。
【0050】即ち、支点軸16及びナット30、30を
それぞれ結合された2本のアジャスティングスクリュー
17h、17vをランプハウジング2に支持させてお
く。また、ナット30、30の被案内突部39、39を
案内部12、12の各案内壁14と14との間及び14
と14との間に摺動自在に位置させておく。
【0051】それから、リフレクタ24を、その取付部
26に支持された受体の球状凹部29aの開口縁を支点
軸16の球部16cにあてがい、取付孔27a、27a
に上記ナット30、30の前端部を挿通させ、その状態
から、凹部3の奥へ向かって押圧する。これによって、
支点軸16の球部16cがリフレクタ24に支持された
受体29の球状凹部29a内に回動可能に内嵌され、ナ
ット30、30が上記したようにして取付孔27a、2
7aに支持される。これによって、リフレクタ24がラ
ンプハウジング2に傾動可能に支持される。
【0052】即ち、アジャスティングスクリュー17h
を回転させると、リフレクタ24は支点軸16の球部1
6cと受体29との連結点とアジャスティングスクリュ
ー17vに螺合されたナット30と取付部27との連結
点とを結ぶ線を回動軸として回動し、また、アジャステ
ィングスクリュー17vを回転させると、リフレクタ2
4は支点軸16の球部16cと受体29との連結点とア
ジャスティングスクリュー17hに螺合されたナット3
0と取付部27との連結点とを結ぶ線を回動軸として回
動する。
【0053】尚、かかる調整の時、アジャスティングス
クリュー17の回転により、ナット30は前後方向に移
動するが、該移動はその被案内突部39が案内部12に
よって案内されることによって定められた経路をスムー
ズに為される。そして、リフレクタ24の上記傾動に伴
ってアジャスティングスクリュー17、17には通常せ
ん断荷重が掛かるが、かかる荷重を生じさせるリフレク
タ24の動きはナット30、30の被案内突部39、3
9が案内部12、12の案内壁14、14、・・・によ
ってその前後方向以外の動きを殆ど抑えられることによ
って、アジャスティングスクリュー17、17にせん断
荷重がかかることは殆ど無い。従って、アジャスティン
グスクリュー17、17を合成樹脂によって形成した場
合でも、該アジャスティングスクリューは十分に使用に
耐えることが出来る。
【0054】図8乃至図15は本発明車輌用前照灯の第
2の実施例を示すものである。
【0055】1Aは自動車用前照灯である。
【0056】41は合成樹脂製のランプハウジングであ
り、前面に開口した凹部42を有している。また、ラン
プハウジング41の後部壁43の中央には挿通孔44が
形成されている。尚、この第2の実施例でもこのランプ
ハウジング41が固定側部材となる。
【0057】45はランプハウジング41の後部壁43
の一の隅角部の内面に前方へ向けて一体に突設された受
け筒体であり、球状の受け凹部46が形成され、該受け
凹部46を前方に臨ませる臨ませ孔47は後端で受け凹
部46の内径より小さく、前端で受け凹部46の内径よ
り大きくなるテーパー状に形成されている。また、該受
け筒体45の前端部には周方向に等間隔に離間して軸方
向に延びるスリット48、48、48が形成され、該ス
リット48、48、48により受け筒体45の前端部に
軸に直交する方向への弾性が付与されている。
【0058】49、49はランプハウジング41の後部
壁43のうち上記受け筒体45から下方に隔たった位置
と側方に隔たった位置の2ヶ所に後方へ突出するように
一体に形成された支持筒であり、該支持筒49、49に
は支持孔50、50が貫設されている。
【0059】該支持孔50は前端部50aが最も大径と
され、後端部50bが最も小径とされ、前端部50aに
続く中間部50cが最も長く、該中間部50cと後端部
50bとの間の部分50dはその径が中間部50cの径
から後端部50bの径へと徐々に変化するテーパー部と
なっている。
【0060】そして、上記支持筒49の後端部には周方
向に等間隔に隔たり軸方向に延びるスリット51、5
1、51が形成され、該スリット51、51、51によ
り支持筒49の後端部に軸に直交する方向への弾性が付
与される。
【0061】52、53はランプハウジング41の内面
のうち上記支持孔50、50に隣接した位置に形成され
た案内部である。
【0062】案内部52は上記受け筒体45から下方へ
隔たった位置に形成された支持孔50に隣接して形成さ
れたものであり、左右に平行に離間して前後方向に延び
る案内壁54、54によって形成されている。また、案
内部53は上記受け筒体45から側方に隔たった位置に
形成された支持孔50に隣接して形成されたものであ
り、上下に平行に離間して前後方向に延びる案内壁5
5、55によって形成されている。
【0063】56はランプハウジング41の開口縁に形
成された据付溝であり、前方に向かって開口している。
【0064】57、57、・・・は上記据付溝56を形
成している壁のうち外側のもの58の外面から前方へ一
体に突設された係合片であり、該係合片57、57、・
・・の据付溝56側を向いた面に係合爪59、59、・
・・が形成されている。該係合爪59は、前方及び内側
を向いた傾斜面59aと該傾斜面59aの後端に連続し
前後方向に対して垂直な係止面59bとを有している。
【0065】そして、このようなランプハウジング41
は車体に固定されている。
【0066】60v、60hは上記ランプハウジング4
1に回転自在に支持されるアジャスティングスクリュ
ー、即ち、調整軸である。尚、2つのアジャスティング
スクリュー60v及び60hは何れも同じ構造をしてお
り、かつ、同様にしてランプハウジング41に支持され
るので、その一方について詳細に説明する。
【0067】アジャスティングスクリュー60はその略
前半部を為す螺軸部61と、後半部の略前半部を為す被
支持領域62と、後半部の略後半部を為す突出領域63
とが一体に形成されて成る。そして、このようなアジャ
スティングスクリュー60は合成樹脂、例えば、ナイロ
ン6で形成される。
【0068】被支持領域62の前端には周方向へ間隔を
置いた位置から側方へ突出した当接片64、64、・・
・が一体に形成され、該当接片64、64、・・・の各
間の位置からは弾接片65、65、・・・が側方へ一体
に突設されている。該弾接片65、65、・・・は稍後
ろ向きに傾斜されており、その先端は上記当接片64、
64、・・・の後面より後側に位置している。尚、これ
ら当接片64、64、・・・及び弾接片65、65、・
・・に外接する円の直径はランプハウジング41に形成
された上記支持孔50の前端部50aの内径より十分に
大きく形成されている。
【0069】上記被支持領域62のうち当接片64、6
4、・・・の僅かに後側の部分からは封止縁66が突設
され、該封止縁66は先端に行くに従い薄くなるように
形成され、その外径はランプハウジング41に形成され
た上記支持孔50の前端部50aの内径より僅かに大き
く形成されている。
【0070】また、被支持領域62の後端には係合縁6
7が側方へ突設され、該係合縁67の外径はランプハウ
ジング41の上記支持孔50の後端部50bの内径より
僅かに大きくされている。
【0071】そして、上記被支持領域62のうち、封止
縁66と係合縁67との間の部分が被支持部68とされ
ている。そして、この被支持部68は後端部68aの部
分を除き横断面形状で十字状を為すように軸方向に延び
る凹条69、69、・・・が形成されている。また、凹
条69、69、・・・が形成された部分のうち後端寄り
の部分68bはその外径が後端部68aのそれより僅か
に小さくされ、その余の部分68cはその外径が最も大
きく形成されている。そして、上記被支持部68のう
ち、後端部68aの外径はランプハウジング41の支持
孔50の後端部50bの内径に略等しく、大径部68c
の外径は支持孔50の中間部50cの内径に略等しく、
細径部68bの外径は支持孔50のテーパー部50dの
内径よりかなり小さくされている。
【0072】また、アジャスティングスクリュー60の
後端部には六角ボルト状の頭部70が形成され、そし
て、該頭部70と上記係合縁67との間の部分は横断面
形状で十字状を為すように軸方向に延びる凹条71、7
1、・・・が形成されている。
【0073】72はリフレクタであり、合成樹脂によっ
て形成されている。尚、この実施例でもこのリフレクタ
72が傾動部材となる。
【0074】該リフレクタ72は前方に向かって開口し
た凹部73を有しており、該凹部73の内面が反射面と
されている。
【0075】リフレクタ72の後面のうち一の隅角部に
後方へ向かって突出した取付部74が形成されている。
該取付部74は一の側面が開口した角筒状をしており、
その後面壁には円形の取付孔75が形成されている。
【0076】上記取付部74から下方へ隔たった位置及
び側方へ隔たった位置の2箇所に後方へ向かって突出し
た取付部76、76が形成されている。これら取付部7
6、76も一の側面が開口した角筒状をしており、その
後面壁には矩形の取付孔77、77が形成されている。
【0077】78はリフレクタ72の中央部に形成され
た電球取付孔である。
【0078】79は支点部材であり、合成樹脂、例え
ば、ポリアセタールで形成されている。
【0079】該支点部材79はほぼ円筒状をした主部8
0の後端に球状部81が一体に形成され、該球状部81
の前側に近接した位置に弾接縁82が側方に向かってか
つ稍前側に傾斜して突設され、また、上記主部80の前
端寄りの部分には互いに対向した位置にコ字状のスリッ
トが前方に開口した向きで形成され、該スリットに囲ま
れた部分83、83が係合爪とされ、主部80の外側面
から突出している。該係合爪83、83の外面83a、
83aは後方に行くに従い外方へ突出するように傾斜さ
れ、後面83b、83bは軸方向に対して略垂直な係合
面とされている。
【0080】しかして、該支点部材79はその主部80
の前端部がリフレクタ72に形成された上記取付部74
の取付孔75に後方から挿通される。この時、係合爪8
3、83はその傾斜面83a、83aが取付孔75の縁
及び内面によって押圧されてその外端が主部80の外側
面と面一になるように撓み、係合爪83、83が取付孔
75を前側に抜けたところで元の状態に復帰し、その係
合面83b、83bが取付孔75の前側開口縁に係合
し、これによって、支点部材79がリフレクタ72の取
付部74に取り付けられる。
【0081】84、84は合成樹脂、例えば、ナイロン
6で形成されたナットであり、リフレクタ72の上記取
付部76、76の取付孔77、77に各別に支持され
る。
【0082】ナット84は一の側面が開放された角筒状
をしており、互いに平行に対向した側面壁85、85の
前端部の外面には該面に沿って、かつ、軸方向に垂直に
見て後端で厚い楔状をした係合突起86、86が突設さ
れている。そして、該係合突起86、86の前端縁を除
く3つの縁に沿ってスリット87、87が形成されこれ
によって、係合突起86、86にその後端が上記側面壁
85、85に略垂直な方向に移動し得る撓み弾性が付与
されている。
【0083】88、88は上記側面壁85、85の外面
のうち上記係合突起86、86の後方の位置に突設され
た受け突部であり、その前面89、89は係合突起8
6、86の後端に対向した中央部で最も前に位置し、そ
こから端部に行くに従って後方へ変位する傾斜面に形成
されている。そして、該前面89、89の中央部と係合
突起86、86の後端との間の間隔は上記リフレクタ7
2の取付部76、76の取付孔77、77が形成された
部分の板厚に略等しく形成されている。
【0084】ナット84の後半部内面には螺孔90が形
成されている。そして、該螺孔90は切欠91によって
開放された側面側に開放されている。そして、切欠91
の互いに対向した面91a、91aは傾斜面とされ、互
いの間隔はその螺孔90側で上記アジャスティングスク
リュー60の螺軸部61の外径より小さく、反螺孔90
側で上記螺軸部61の外径より大きく形成されている。
【0085】ナット84の反開口側の側面壁92の外面
からは反開口側に被案内突起93、93が幅方向に並ん
で突設されている。該被案内突起93、93の互いに反
対側に位置した面93a、93aは該被案内突起93、
93の長手方向に見て円弧状に形成され、これら円弧面
93a、93aの最も離間した部分の間隔は上記案内部
52、53の案内壁54と54との間及び55と55と
の間の間隔に略等しくされている。
【0086】しかして、上記したアジャスティングスク
リュー60は、次のようにして、ナット84と結合され
る。
【0087】即ち、アジャスティングスクリュー60の
螺軸部61をナット84の切欠91の対向面91a、9
1aにあてがう。それから、アジャスティングスクリュ
ー60の螺軸部61を切欠91の奥へと押し込むと、螺
軸部61によって切欠91の対向面91a、91aが互
いに反対方向へ押され、これら対向面91aと91aと
の間の間隔が開くように、ナット84の側面壁85、8
5が外方へ撓み、これによって、アジャスティングスク
リュー60の螺軸部61は上記切欠91を通過して螺孔
90に係合する。
【0088】上記したようにしてアジャスティングスク
リュー60と結合されたナット84は、次のようにして
リフレクタ72に取付けられる。
【0089】即ち、ナット84はリフレクタ72の取付
孔77に後側から挿通される。すると、ナット84の係
合突起86、86の傾斜面86a、86aが取付孔77
の縁によって押圧され、その後端が互いに近付くように
撓み、これによって、受け突部88、88の前面89、
89が取付孔77の後縁に当接するまで前進し、係合突
起86、86の後端が取付孔77を通り抜けたところ
で、その傾斜面86a、86aを取付孔77の縁で押圧
されなくなった係合突起86、86が元の状態に復帰
し、その後端面86b、86bが取付孔77の前縁と対
向するようになる。しかして、ナット84はその係合突
起86、86の後端面86b、86bと受け突部88、
88の前面89、89とによって取付孔77の縁を挟持
する状態でリフレクタ72の取付部76に支持される。
【0090】尚、ナット84の係合突起86、86の周
縁に形成したスリット87、87は、これがない場合で
も、係合突起86、86が形成された側面壁85、85
はその一側縁が開口側に位置しているので、該一側縁が
互いに近づくように撓むことによって係合突起86、8
6がリフレクタ72の取付孔77、77を通過すること
が出来る。
【0091】上記したアジャスティングスクリュー60
は、次のようにして、ランプハウジング41に回転可能
に支持される。
【0092】ランプハウジング41に形成された支持筒
49の支持孔50に前側からアジャスティングスクリュ
ー60をその頭部70、係合縁67、被支持部68、封
止縁66の順に挿通して行く。係合縁67は支持孔50
の中間部50cの後端まではスムーズに挿通されて行
く。そして、係合縁67がテーパー部50dを通過する
時は、スリット51、51、51によって支持筒49の
後端部が外方に撓んでテーパー部50d及び後端部50
bの内径が一時的に拡大し、これによって係合縁67が
支持孔50を通過することができる。そして、係合縁6
7が支持孔50を後方に抜けると、支持筒49の後端部
が元の状態に復帰し、係合縁67が支持孔50の後端開
口縁に係合し、アジャスティングスクリュー60の支持
孔50からの抜け止めが為される。そして、弾接片6
5、65、・・・が支持孔50の前側開口縁部に弾接
し、これらによって、アジャスティングスクリュー60
が支持孔50に回転可能な状態で支持される。
【0093】アジャスティングスクリュー60が、上記
したように、支持孔50に支持されると、被支持部68
の後端部68aが支持孔50の後端部50bに略ぴった
りと支持され、大径部68cが支持孔50の中間部50
c後端を除く部分に略ぴったりと支持される。そして、
細径部68bは支持孔50の内面とは非接触の状態とさ
れる。
【0094】更に、封止縁66は支持孔50の前端部5
0a内に位置し、かつ、その外端部は支持孔前端部50
aの内面に変形した状態で弾接し、この部分での防水が
為される。
【0095】上記したリフレクタ72は以下のようにし
てランプハウジング41に支持される。
【0096】即ち、ナット84、84をそれぞれ結合さ
れた2本のアジャスティングスクリュー60v、60h
をランプハウジング41に支持させておく。また、ナッ
ト84、84の被案内突起93、93、・・・を案内部
52、53の各案内壁54と54との間及び55と55
との間に摺動自在に位置させておく。一方、リフレクタ
72はその取付部74の取付孔75に支点部材79を支
持させておく。
【0097】それから、リフレクタ72を、その取付部
74に支持された支点部材79の球状部81をランプハ
ウジング41の受け筒体45の臨ませ孔47にあてが
い、取付部76、76の取付孔77、77に上記ナット
84、84の前端部を挿通させ、その状態から、凹部4
2の奥へ向かって押圧する。これによって、支点部材7
9の球状部81が受け筒体45の前端部を外方へ押し広
げながら臨ませ孔47を通過して受け凹部46内に回動
可能に受け入れられ、また、ナット84、84が上記し
たようにして取付孔77、77に支持される。これによ
って、リフレクタ72がランプハウジング41に傾動可
能に支持される。
【0098】尚、リフレクタ72は次のようにしてもラ
ンプハウジング41に支持される。
【0099】即ち、先ず、リフレクタ72にそれぞれア
ジャスティングスクリュー60v、60hと結合された
ナット84、84及び支点部材79を支持しておく。
【0100】それから、アジャスティングスクリュー6
0v、60hの後端部を支持孔50、50内に挿入し、
ナット84、84の被案内突起93、93、・・・を案
内部52、53の案内壁54と54との間及び55と5
5との間に位置させ、更に、支点部材79の球状部81
を受け筒体45の臨ませ孔47にあてがい、その状態か
ら、凹部42の奥へ向かって押圧する。これによって、
アジャスティングスクリュー60v、60hが支持孔5
0、50に回転可能に支持され、支点部材79の球状部
81が受け筒体45の受け凹部46に回動可能に嵌合さ
れる。これによって、リフレクタ72がランプハウジン
グ41に傾動可能に支持される。
【0101】94はランプハウジング41にその前面開
口を覆うように取り付けられるレンズであり、前面部9
5と該前面部95の周縁から略後方へ向けて突出された
側面部96とが透明なガラスや合成樹脂で一体に形成さ
れて成り、側面部96の外面には後端から稍前側に突条
97が全周に亘って突設されている。
【0102】このような、レンズ94を、その側面部9
6の後端部96aがランプハウジング41の据付溝56
内に嵌合されるようにランプハウジング41の方へ移動
させる。すると、側面部96の後端部96aが据付溝5
6内に入って行くとともに、突条97が係合片57、5
7、・・・の係合爪59、59、・・・の傾斜面59
a、59a、・・・を外方へ向けて押圧し、これによっ
て、係合片57、57、・・・が外方へ撓み、突条97
が係合爪59、59、・・・の後側に通過し、係合爪5
9、59、・・・の係止面59b、59b、・・・が突
条97の前面に係合する。これによって、レンズ94は
ランプハウジング41にその前面開口を覆うように取着
される。尚、この時、図示しないホットメルトを据付溝
56内に充填しておけば、レンズ94の取付の補強と防
水が為される。
【0103】しかして、傾動部材、即ち、リフレクタ7
2の傾動は以下のようにして為される。
【0104】アジャスティングスクリュー60hを回転
させると、リフレクタ72は支点部材79の球状部81
と受け筒体45との連結点とアジャスティングスクリュ
ー60vと螺合したナット84の取付部76との連結点
とを結ぶ線を回動軸として回動し、また、アジャスティ
ングスクリュー60vを回転させると、リフレクタ72
は支点部材79の球状部81と受け筒体45との連結点
とアジャスティングスクリュー60hが螺合しているナ
ット84と取付部76の連結点とを結ぶ線を回動軸とし
て回動する。
【0105】尚、かかる調整の時、アジャスティングス
クリュー60の回転により、ナット84は前後方向に移
動するが、該移動はその被案内突起93、93が案内部
52又は53によって案内されることによって定められ
た経路をスムーズに為される。そして、リフレクタ72
の上記傾動に伴ってアジャスティングスクリュー60、
60には通常せん断荷重が掛かるが、かかる荷重を生じ
させるリフレクタ72の動きはナット84、84の被案
内突起93、93が案内部52、53の案内壁54、5
4、55、55によってその前後方向以外の動きを殆ど
抑えられ、特に、アジャスティングスクリュー60vと
螺合したナット84は、その案内部52の案内壁54、
54が左右に平行に離間して位置しているため、左右へ
の動きが略完全に抑えられ、また、アジャスティングス
クリュー60hと螺合したナット84は、その案内部5
3の案内壁55、55が上下に平行に離間して位置して
いるため、上下への動きが略完全に抑えられ、従って、
アジャスティングスクリュー60、60にせん断荷重が
かかることは殆ど無い。従って、アジャスティングスク
リュー60、60を合成樹脂によって形成した場合で
も、該アジャスティングスクリューは十分に使用に耐え
ることが出来る。
【0106】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明車輌用前照灯は、車体側に固定される固定側
部材に傾動されることによって照射軸が変更される傾動
部材を傾動自在に支持し、該支持に固定側部材に回転自
在に支持されると共に傾動部材側に螺合された調整軸を
使用した車輌用前照灯であって、弾性を有する合成樹脂
によって形成され螺孔と該螺孔に連通し螺孔の軸方向に
その全長に亘って延びると共に側面に開口する切欠を有
するナットの上記切欠を通して調整軸の螺軸部をナット
の螺孔に係合させ、該ナットを上記傾動部材に支持させ
たことを特徴とする。
【0107】従って、本発明車輌用前照灯にあっては、
調整軸の螺軸部をナットの切欠を通してその螺孔に嵌め
込むだけで、調整軸とナットとの結合を行うことが出来
るので、組付作業を短時間で行うことが出来る。
【0108】尚、固定側部材に略前後方向に延びる案内
部を形成し、ナットを該案内部に案内させるようにする
と、調整軸への荷重、特に、せん断荷重が殆どかからな
くなるという利点がある。
【0109】また、上記各実施例では、本発明をリフレ
クタ可動型の車輌用前照灯に適用したものを示したが、
本発明はそれ以外のタイプの車輌用灯具、例えば、ユニ
ット可動型の車輌用前照灯、即ち、リフレクタの前面を
レンズで覆いその内部に電球を配置した前照灯ユニット
を車体に(又は車体に支持されたハウジング等の部材)
に傾動可能に支持したタイプの車輌用前照灯に適用する
ことが出来ることは勿論である。このユニット可動型の
車輌用前照灯に適用した場合、前照灯ユニットが傾動部
材となり、車体又はハウジング等車体に支持された部材
が固定側部材となる。
【0110】更に、上記各実施例で示した各部の具体的
形状及び構造は何れも本発明の実施に際しての具体化の
ほんの一例を示したものにすぎず、これらによって本発
明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2乃至図7と共に本発明車輌用前照灯の第1
の実施例を示すものであり、本図は分解斜視図である。
【図2】一部を切り欠いて示す斜視図である。
【図3】正面図である。
【図4】図3のIV−IV線に沿う拡大断面図である。
【図5】図3のV−V線に沿う拡大断面図である。
【図6】図3のVI−VI線に沿う断面図である。
【図7】アジャスティングスクリューとナットを拡大し
て示す分解斜視図である。
【図8】図9乃至図15と共に本発明車輌用前照灯の第
2の実施例を示すものであり、本図は分解斜視図であ
る。
【図9】一部を切り欠いて示す斜視図である。
【図10】正面図である。
【図11】図10のXI−XI線に沿う断面図である。
【図12】図10のXII−XII線に沿う拡大断面図
である。
【図13】図10のXIII−XIII線に沿う拡大断
面図である。
【図14】アジャスティングスクリューとナットを拡大
して示す分解斜視図である。
【図15】受け筒体と支点部材を拡大して示す分解斜視
図である。
【図16】従来の車輌用前照灯の要部を拡大して示す分
解斜視図である。
【符号の説明】
1 自動車用前照灯(車輌用前照灯) 2 ランプハウジング(固定側部材) 7、10a 支持孔 12 案内部 14 案内壁(壁部) 17v アジャスティングスクリュー(上下エーミング
用調整軸) 17h アジャスティングスクリュー(左右エーミング
用調整軸) 18 螺軸部 20 フランジ(当接部) 21 テーパー部(被支持部) 23 係合縁 24 リフレクタ(傾動部材) 30 ナット 36 螺孔 37 切欠 1A 自動車用前照灯(車輌用前照灯) 41 ランプハウジング(固定側部材) 50 支持孔 52 案内部(上下エーミング用調整軸が螺合されるナ
ットの案内部) 53 案内部(左右エーミング用調整軸が螺合されるナ
ットの案内部) 54 案内壁(壁部) 55 案内壁(壁部) 60v アジャスティングスクリュー(上下エーミング
用調整軸) 60h アジャスティングスクリュー(左右エーミング
用調整軸) 64 当接片(当接部) 67 係合縁 68 被支持部 72 リフレクタ(傾動部材) 84 ナット 90 螺孔 91 切欠
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 末広 賀男 静岡県清水市北脇500番地 株式会社小糸 製作所静岡工場内 (72)発明者 大橋 秀樹 静岡県清水市北脇500番地 株式会社小糸 製作所静岡工場内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体側に固定される固定側部材に傾動さ
    れることによって照射軸が変更される傾動部材を傾動自
    在に支持し、該支持に固定側部材に回転自在に支持され
    ると共に傾動部材側に螺合された調整軸を使用した車輌
    用前照灯であって、弾性を有する合成樹脂によって形成
    され螺孔と該螺孔に連通し螺孔の軸方向にその全長に亘
    って延びると共に側面に開口する切欠を有するナットの
    上記切欠を通して調整軸の螺軸部をナットの螺孔に係合
    させ、該ナットを上記傾動部材に支持させたことを特徴
    とする車輌用前照灯。
  2. 【請求項2】 固定側部材に略前後方向に延びる案内部
    を形成し、ナットを該案内部に案内させるようにしたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の車輌用前照灯。
  3. 【請求項3】 傾動部材を上下方向に傾動させるための
    上下エーミング用調整軸と、傾動部材を左右に傾動させ
    るための左右エーミング用調整軸とを備え、上下エーミ
    ング用調整軸が螺合されるナットの案内部は該ナットの
    左右への移動を阻止する壁部を有し、左右エーミング用
    調整軸が螺合されるナットの案内部は該ナットの上下へ
    の移動を阻止する壁部を有していることを特徴とする請
    求項2に記載の車輌用前照灯。
  4. 【請求項4】 調整軸は、ナットと螺合する螺軸部と、
    固定側部材に形成された支持孔に回転可能に支持される
    被支持部とを備え、被支持部の前端に上記支持孔の内径
    より大きな外径を有する当接部が形成され、上記被支持
    部の後端に上記支持孔の内径より僅かに大きな外径を有
    する係合縁が形成され、調整軸の後端部を上記支持孔に
    その前側から挿通し、上記係合縁が支持孔が形成された
    部材の弾性によって支持孔を後側に通り抜けて該支持孔
    の後側開口縁に当接したところで上記当接部が支持孔の
    前側開口縁に当接し、これによって、上記被支持部が支
    持孔に回転可能に支持されることを特徴とする請求項
    1、請求項2又は請求項3に記載の車輌用前照灯。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100905985B1 (ko) * 2002-01-29 2009-07-06 테에르베 오토모티브 일렉트로닉스 운트 콤포넌츠 게엠베하 스핀들과 이동 너트를 포함하는 조립체
US8061866B2 (en) 2005-06-28 2011-11-22 Torre & Torre Innovacion, S.L. Automatic mobile luminous device
JP2015182757A (ja) * 2014-03-26 2015-10-22 株式会社小糸製作所 ピボット受体および車両用灯具

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