JP3094208B2 - 車輌用灯具におけるエイミング機構 - Google Patents

車輌用灯具におけるエイミング機構

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JP3094208B2
JP3094208B2 JP08189930A JP18993096A JP3094208B2 JP 3094208 B2 JP3094208 B2 JP 3094208B2 JP 08189930 A JP08189930 A JP 08189930A JP 18993096 A JP18993096 A JP 18993096A JP 3094208 B2 JP3094208 B2 JP 3094208B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は新規な車輌用灯具に
おけるエイミング機構に関する。詳しくは、光軸方向を
変化させるために傾動される傾動部材の傾動がスムーズ
に行われるようにする技術に関する。
【0002】
【従来の技術】車輌用灯具、例えば、自動車用前照灯に
おいて、その照射方向、即ち、光軸の延びる方向を変化
させるのに、傾動部材を固定側部材にエイミング機構を
用いて連結し、エイミング機構の操作によって傾動部材
を固定側部材に対して傾動させて、光軸の延びる方向を
変化させるようにしたものがある。
【0003】即ち、例えば、リフレクタを傾動部材とし
た場合、前方から見てほぼL字状に配列された3つの支
持点においてリフレクタaを固定側部材、例えば、ラン
プハウジングbに支持し、上記L字に配列された支持点
のうち中央に位置する支持点を回動支点とし、該回動支
点から側方に離間した支持点及び上下いずれかに離間し
た支持点をエイミング機構による支持点とするものであ
る。
【0004】そして、エイミング機構はランプハウジン
グbに前後に移動不能であるが回転が可能に支持された
エイミングスクリューcとリフレクタaに支持されたナ
ット体dとから構成され、該ナット体dにエイミングス
クリューcの螺軸部eが螺合されて成るものである(図
12参照)。
【0005】従って、エイミングスクリューcを回転す
ると、その回転の方向の応じてその螺軸部eがナット体
dに捩じ込まれ又は捩じ戻されるので、該支持点におけ
るリフレクタaとランプハウジングbとの間の間隔が変
化し、これによって、リフレクタaは残りの2つの支持
点を結ぶ線を傾動軸として傾動される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来の装置にあっては、リフレクタaの円滑な傾動動作の
実現上問題がある。
【0007】即ち、リフレクタaが傾動されるとき、操
作されたエイミングスクリューcが螺合しているナット
体dの位置は傾動軸を中として円運動をするのに対して
リフレクタcの軸は直線状に延びているため、リフレク
タcはその軸に沿って動くことをナット体dに強制す
る。そのため、この円運動と直線運動との間に干渉が起
こり、これがリフレクタaの円滑な傾動動作を阻害する
ことになる。
【0008】そこで、本発明は、光軸方向を変化させる
ために傾動される傾動部材の傾動がスムーズに行われる
ようにすることを課題とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明車輌用灯具におけ
るエイミング機構は、上記した課題を解決するために、
傾動部材に支持された玉軸受と、上記玉軸受に玉継ぎ手
状に連結される球体部とナット部と被案内部とを有する
中間連結部材と、固定側部材に回転自在に、且つ、軸方
向への移動は不能に支持され上記中間連結部材のナット
部に螺合される螺軸部を有するエイミングスクリュー
と、固定側部材に設けられ上記中間連結部材の被案内部
を案内する案内部とを備えたものである。
【0010】従って、本発明車輌用灯具におけるエイミ
ング機構にあっては、傾動部材の傾動に伴ってエイミン
グスクリューが螺合された中間連結部材の球体部が傾動
部材に支持された玉軸受に対して回動するので、傾動部
材の傾動が円滑に為されると共に、上記中間連結部材は
固定側部材に設けられた案内部に案内されて移動するの
で、エイミングスクリューの操作に伴う動作が安定して
為される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に本発明車輌用灯具における
エイミング機構の実施の形態を図示した実施例に従って
説明する。
【0012】図1乃至図7は本発明車輌用灯具のエイミ
ング機構の実施の一例を示すものである。
【0013】尚、図示した実施例は、本発明をリフレク
タ可動型の自動車用前照灯、即ち、リフレクタを傾動す
ることによって光軸の延びる方向を変化させるタイプの
自動車用前照灯に適用したものである。
【0014】リフレクタ1が図示しない固定側部材であ
るランプハウジングに傾動可能に支持される。
【0015】リフレクタ1は前方に向かって開口した凹
曲面2を有し、該凹曲面2に反射処理が施されて反射面
が形成されている。また、図示しない光源、例えば、放
電ランプが支持され、該光源から発せられた光が、上記
反射面2に反射されて前方へ向かって照射されるように
なっている。
【0016】リフレクタ1の背面には3つの支持部3
c、3s、3dが一体に突設されている。これら支持部
3c、3s、3dはその後端に平面が前後方向を向いた
支持板4c、4s、4dを有しており、これら支持板4
c、4s、4dにそれぞれ四角形をした支持孔5c、5
s、5dが形成されている。
【0017】そして、中間の支持部、即ち、中間支持部
3cから下方に離間した下側支持部3dはいわゆるレベ
リングアクチュエータ6を介して図示しないランプハウ
ジングと連結されている。
【0018】レベリングアクチュエータ6はその本体部
7の前面から連結軸8が前方へ向かって突出されてお
り、遠隔操作又は自動操作により該連結軸8が前後方向
に移動するようになっている。また、連結軸8の先端に
は球状部9が一体に形成されている。そして、このよう
なレベリングアクチュエータ6が図示しないランプハウ
ジングに固定されている。
【0019】尚、レベリングアクチュエータ6は、例え
ば、自動車の積載量の変化による車体の傾斜に基づく光
軸の変動を運転室からの遠隔操作により、又は、積載量
変化のみならず、走行中のピッチングなどの早い傾斜量
変化による光軸の変動を自動的に、補正するためのもの
であり、上記補正を必要とする時に、その補正すべき向
きに応じて連結軸8が前進し又は後退するようにしたも
のである。
【0020】玉軸受10がリフレクタ1の下側支持部3
dに支持されている。
【0021】玉軸受10は合成樹脂、例えば、POMで
形成されており、玉受部11と被支持部12とが一体に
形成されている。玉受部11は上下方向に延び上端が閉
塞し下端が開口した凹条13を有しており、該凹条13
は横断面形状が2分の1円より稍大きい半円状をしてお
り、その上下方向に延びる切欠14の幅は最大幅より稍
狭くなっている。
【0022】被支持部12は上下幅が左右幅に比して稍
大きい角筒状を為し、その左右側壁にはコ字状のスリッ
トによって囲まれた係合片15、15が形成されてい
る。該係合片15は、その前端が側壁に連続されてお
り、自由端が側壁から突出するようにその外側面が傾斜
されており、その自由端部には係合段部15aが形成さ
れている。また、被支持部12の後端の両側面には突条
16、16が形成されている。尚、このような係合片1
5、15は被支持部12の上下の側壁に形成するように
しても良い。
【0023】しかして、玉軸受10はその被支持部12
が下側支持部3dの支持孔5dに後方から挿入される。
すると、係合片15、15はその傾斜面が支持孔5dの
両側の縁によって押圧されて内側に撓み、突条16、1
6が支持孔5dの後側開口縁に当接したところで係合片
15、15が元に戻ろうとしてその係合段部15a、1
5aが支持孔5dの前側開口縁に係合する。このように
して、係合片15、15と突条16、16とによって支
持孔5dの開口縁を挟持するようにして、玉軸受10が
下側支持部3dに支持される。
【0024】そして、レベリングアクチュエータ6の連
結軸8の球状部9はリフレクタ1に支持された玉軸受1
0の凹条13にその下側の開口から挿入される。そし
て、球状部9の首部は切欠14内に位置する。
【0025】このようにして、レベリングアクチュエー
タ6の連結軸8はリフレクタ1に支持された玉軸受10
と玉継手状に連結される。
【0026】リフレクタ1の上記下側支持部3dの上方
に位置した中間支持部3c及び該中間支持部3cから側
方へ離間した側方支持部3sはエイミング機構を介して
図示しないランプハウジングに支持される。
【0027】エイミング機構は、エイミングスクリュー
と該エイミングスクリューが螺合される中間連結部材と
該中間連結部材を玉継手状に支持する玉軸受とから成
る。
【0028】エイミングスクリュー17は、被操作部で
ある頭部18と螺軸部19とが一体に形成されて成り、
図示しないランプハウジングに回転自在ではあるが前後
方向には移動しないように支持されている。
【0029】中間連結部材20は合成樹脂、例えば、P
Aで形成され、ナット部21と球体部22と被案内部2
3とが一体に形成されて成る。
【0030】ナット部21は横長の角ブッロク状を為
し、その左右両側部に前後に貫通した螺孔24、24が
形成されている。
【0031】被案内部23はナット部21の両側部の下
側に形成され、側面に開口した前後方向に延びる被案内
溝として形成されている。
【0032】23aは弾接片であり、被案内溝23の上
下で対向した2つの面のうちの一方から突設され、他方
の面に対向した側が凸状になるように湾曲されている。
尚、該弾接片23aはその一端が中間連結部材20に連
結されているが、他端も中間連結部材20に連結される
ようにしても良い。
【0033】ナット部21の上方寄りの左右方向におけ
る中央から軸25が前方に向けて一体に突設され、該軸
25の前端に球体部22が形成されている。
【0034】玉軸受26は合成樹脂、例えば、POMで
形成され、受部27と被支持部28とが一体に形成され
て成る。
【0035】尚、上記中間連結部材20は、軸25を中
心として左右対称に形成されているが、このようにする
ことによって、左側に使用する場合と右側に使用する場
合とで部品の共通化を図ることができ、コストの低減に
寄与する。
【0036】受部27は、略ブロック状の主部29に後
方に向かって開口した半球状の凹部30が形成されてお
り、主部29の後面の凹部30の開口を挟んで左右で対
向した位置から突部31、31が後方へ向けて突設さ
れ、該突部31、31の後端から抜け止め片32、32
が前方へ向けて、且つ、前方に行くに従って互いに近づ
くように突設されている。そして、上記抜け止め片3
2、32の互いに対向する面は凹曲面に形成されてい
る。また、抜け止め片32、32の前端は上記凹部30
の後部開口に近接して位置し、且つ、後方から見て凹部
30の後部開口の開口縁より稍内側に位置し、この部分
で凹部30の後部開口の実質的開口径を狭めるようにな
っている。
【0037】被支持部28は上記受部27の前端に連続
したフランジ部33と該フランジ部33の前面から前方
へ突出した略角筒状の主部34とから成り、上下の側壁
にはコ字状のスリットによって囲まれた係合片35、3
5が形成されている。該係合片35は、その前端が側壁
に連続されており、自由端が側壁から突出するようにそ
の外側面が傾斜されており、その自由端部には係合段部
35aが形成されている。
【0038】しかして、上記中間連結部材20の球体部
22は、玉軸受26の凹部30内に嵌合されて、玉軸受
26に回転自在に支持される。
【0039】尚、球体部22を玉軸受26の凹部30内
に嵌合する時は、凹部30の後部開口の後側に該開口を
挟むように位置した2つの抜け止め片32、32が互い
に遠去かるように撓むため、球体部22は容易に凹部3
0内に受け入れられるが、一旦凹部30内に受け入れら
れると、抜け止め片32、32の前端部が凹部30の後
部開口の開口径を実質的に狭めるように位置しているた
め、球体部22が凹部30から妄りに抜け出てしまうよ
うなことはない。
【0040】また、該抜け止め片32、32は球体部2
2を凹部30内に嵌合する際の案内ともなり、これによ
って、上記嵌合時における球体部22の位置決めが容易
となる。
【0041】そして、玉軸受26、26がリフレクタ1
の支持部3c、3sに支持される。即ち、玉軸受26、
26の被支持部28、28は上記玉軸受10の被支持部
12と略同じ構造をしているので、被支持部28、28
を支持部3c、3sの支持孔5c、5sに後方から挿入
して行くと、係合片35、35、・・・の係合段部35
a、35a、・・・が該支持孔5c、5sの後側開口縁
に係合し、これによって、玉軸受26、26が支持部3
c、3sに支持される。
【0042】尚、側方支持部3sの支持孔5sは、中間
支持部3cとの配列方向における大きさが玉軸受26の
被支持部28の横幅よりやや大きくされており、これに
より、そこに支持された玉軸受26が僅かに側方へ移動
することができるようにされている。これにより、リフ
レクタ1が左右方向で傾動される時に生じる側方支持部
3sとエイミングスクリュー17の軸が位置する位置と
の間の位置ズレを吸収してリフレクタ1のスムーズな傾
動を可能とする。
【0043】36、36は図示しないランプハウジング
に形成された案内レールであり、板状を為し、前後方向
に延びている。
【0044】そして、上記中間連結部材20、20は各
別にその一方の被案内部、即ち、被案内溝23、23が
上記案内レール36、36に摺動自在に係合される。こ
の時、弾接片23a、23aが案内レール36、36に
弾接し、これによって、被案内溝23、23と案内レー
ル36、36との間にガタが生じないようにされ、中間
連結部材20、20のスムーズな移動が為されることに
なる。
【0045】そして、エイミングスクリュー17、17
の螺軸部19、19が中間連結部材20、20のナット
部21、21の螺孔24、24に螺合され、これによっ
て、リフレクタ1はその支持部3c、3sがエイミング
機構によって図示しないランプハウジングと連結され
る。
【0046】しかして、側方支持部3sにおけるエイミ
ングスクリュー17を回転させると、被案内部23が案
内レール36に係合しているため中間連結部材20の回
転が防止されているので、その回転の方向に応じて螺軸
部19が中間連結部材20のナット部21に捩じ込まれ
又は捩じ戻され、リフレクタ1は、レベリングアクチュ
エータ6の連結軸8の球状部9と玉軸受10の凹条13
との連結部と中間支持部3cにおける中間連結部材20
の球体部22と玉軸受26の凹部30との連結部とを結
ぶ線を傾動軸として傾動される。尚、この時、中間連結
部材20は前後方向に移動するが、該移動はその被案内
部23が案内レール36によって案内されることによっ
てその移動軌跡が規定される。
【0047】また、側方支持部3sにおけるエイミング
スクリュー17と中間支持部3cにおけるエイミングス
クリュー17とを同時に同じ方向に回転させると、リフ
レクタ1は、レベリングアクチュエータ6の連結軸8の
球状部9と玉軸受10の凹条13との連結部を傾動支点
として傾動される。
【0048】尚、エイミングスクリュー17、17を回
転させた時、中間連結部材20、20は前後方向に移動
するが、該移動はその被案内部23、23が案内レール
36、36によって案内されることによってその移動軌
跡が規定される。
【0049】更に、レベリングアクチュエータ6の連結
軸8が前後に移動されると、リフレクタ1は、中間支持
部3c及び側方支持部3sにおける中間連結部材20、
20の球体部22、22と玉軸受26、26の凹部3
0、30との連結部間を結ぶ線を傾動軸として傾動され
る。
【0050】そして、リフレクタ1が上記したように傾
動される時、各支持点における連結点が玉継ぎ手状にさ
れているので、リフレクタ1の傾動がスムーズに為され
る。また、レベリングアクチュエータ6の連結軸8の球
状部9は玉軸受10の上下に長い凹条13と係合されて
いるため、リフレクタ1の上下方向の傾動に伴ってリフ
レクタ1の下側支持部3dと連結軸8の軸が位置する位
置との間に位置ズレが生じても、球状部9が凹条13内
で上下に移動することによって上記位置ズレを吸収して
リフレクタ1のスムーズな傾動を可能とする。
【0051】図8は変形例を示すものである。
【0052】該変形例は、リフレクタ1の中間支持部3
cがエイミング機構によってではなく、回動支点機構に
よって支持された点が上記実施例と異なり、その外の点
は上記実施例におけると同様であるので、該異なる点に
ついてのみ説明する。
【0053】上記回動支点機構は、上記玉軸受26と支
点軸37とから成る。
【0054】支点軸37は外周面にローレット加工を施
された埋設部38と該埋設部38の前端から前方へ突出
した軸部39とが一体に形成されて成り、該軸部39の
先端には球状部40が一体に形成されている。このよう
な支点軸37は、その埋設部38が図示しないランプハ
ウジングに埋設されている。
【0055】そして、玉軸受26がリフレクタ1の中間
支持部3cに支持され、その凹部30に支点軸37の球
状部40が回動可能に嵌合され、これによって、リフレ
クタ1の中間支持部3cが回動支点機構によってランプ
ハウジングと連結される。
【0056】図9及び図10は中間連結部材20の被案
内溝23に設けられる弾接片の変形例を示すものであ
る。
【0057】被案内溝23の上下で対向した2つの面の
一方、即ち、下側の面の前端から側方から見て略L字状
をした弾接片41を突設したものである。該弾接片41
は前方へ水平に突出した水平部41aと該水平部41a
の前端から上方へ突出した立上部41bとから成るもの
である。そして、上記立上部41bの上端面は側方から
見て凸曲面となっている。
【0058】しかして、被案内溝23と案内レール36
とを係合させた時、弾接片41の立上部41bの上端面
が案内レール36の一方の面、即ち、下面に弾接し、こ
れによって、被案内溝23と案内レール36との間にガ
タが生じないようにされている。
【0059】尚、上記弾接片41は中間連結部材20の
前端部ではなく、後端部に形成しても良いし、又は、前
後両方に形成しても良い。
【0060】尚、上記実施例及び変形例共に、被案内溝
23と案内レール36との間のガタを防止する手段とし
て、中間連結部材20に一体に形成した弾接片23a、
41を示したが、中間連結部材20に一体に形成せず
に、別体に形成した弾接部材を中間連結部材20に取り
付けるようにしても良い。
【0061】また、上記した実施例では、中間連結部材
20の螺孔24は予め螺溝が形成されたものを示した
が、これをセルフタップタイプの下孔状のものとしても
構わない。即ち、図11に示すように、中間連結部材2
0に軸方向に延びる数条の突条42、42、・・・を有
する下孔43、43を形成し、該下孔43、43にエイ
ミングスクリュー17の螺軸部19を捩じ込むことによ
って上記突条42、42、・・・に螺溝が切られるよう
にしたものである。
【0062】更に、上記した実施例では、本発明をリフ
レクタを傾動部材としたものに適用したものを示した
が、リフレクタ以外のもの、例えば、ランプボデイと該
ランプボデイの前面開口をレンズで覆いその中に光源を
配置して成る、いわゆるランプユニットを傾動部材とす
るものにも適用することができることは勿論である。要
は、本発明において傾動部材とは、それが傾動されるこ
とによって光軸、即ち、当該灯具の照射方向が変更され
る部材を指称するものである。
【0063】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明車輌用灯具におけるエイミング機構は、固定
側部材に対して傾動自在に支持された傾動部材を傾動さ
せることによって光軸の延びる方向を変えるようにした
車輌用灯具におけるエイミング機構であって、傾動部材
に支持された玉軸受と、上記玉軸受に玉継ぎ手状に連結
される球体部とナット部と被案内部とを有する中間連結
部材と、固定側部材に回転自在に、且つ、軸方向への移
動は不能に支持され上記中間連結部材のナット部に螺合
される螺軸部を有するエイミングスクリューと、固定側
部材に設けられ上記中間連結部材の被案内部を案内する
案内部とを備えたことを特徴とする。
【0064】従って、本発明車輌用灯具におけるエイミ
ング機構にあっては、傾動部材の傾動に伴ってエイミン
グスクリューが螺合された中間連結部材の球体部が傾動
部材に支持された玉軸受に対して回動するので、傾動部
材の傾動が円滑に為されると共に、上記中間連結部材は
固定側部材に設けられた案内部に案内されて移動するの
で、エイミングスクリューの操作に伴う動作が安定して
為される。
【0065】また、請求項2に記載された発明にあって
は、被案内部が被案内溝であり、上記案内部が上記被案
内溝が係合して摺動する案内レールであるので、構造が
簡単であると共に安定した動作を期待することができ
る。
【0066】更に、請求項3に記載された発明にあって
は、被案内溝に上記案内レールに弾接する弾接部を設け
たので、被案内溝と案内レールとの間のガタを解消し、
スムーズで安定した動作が可能となる。
【0067】尚、上記実施例及び変形例に示した各部の
具体的な形状及び構造は、何れも本発明を実施するに際
しての具体化のほんの一例を示したものにすぎず、これ
らによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されるこ
とがあってはならないものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2乃至図7と共に本発明車輌用灯具における
エイミング機構の実施の一例を示すものであり、本図は
本発明を適用した自動車用前照灯の要部を示す分解斜視
図である。
【図2】図3と共に中間連結部材を示すものであり、本
図は拡大正面図である。
【図3】図2のIII−III線に沿う断面図である。
【図4】図5と共に玉軸受を示すものであり、本図は拡
大縦断面図である。
【図5】図4のV−V線に沿う断面図である。
【図6】別の玉軸受を示すものであり、本図は拡大縦断
面図である。
【図7】図6のVII−VII線に沿う断面図である。
【図8】本発明車輌用灯具におけるエイミング機構の変
形例を示す要部の分解斜視図である。
【図9】図10と共に被案内溝に形成される弾接部の変
形例を示すものであり、本図は要部の拡大斜視図であ
る。
【図10】要部の拡大断面図である。
【図11】中間連結部材の螺孔の変形例を示す拡大正面
図である。
【図12】従来の車輌用灯具におけるエイミング機構の
一例を示す要部の断面図である。
【符号の説明】
1…リフレクタ、17…エイミングスクリュー、19…
螺軸部、20…中間連結部材、21…ナット部、22…
球体部、23…被案内溝(被案内部)、26…玉軸受、
36…案内レール(案内部)、23a…弾接片(弾接
部)、41…弾接片(弾接部)
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F21S 8/10 B60Q 1/06 F21V 14/04

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定側部材に対して傾動自在に支持され
    た傾動部材を傾動させることによって光軸の延びる方向
    を変えるようにした車輌用灯具におけるエイミング機構
    であって、 傾動部材に支持された玉軸受と、 上記玉軸受に玉継ぎ手状に連結される球体部とナット部
    と被案内部とを有する中間連結部材と、 固定側部材に回転自在に、且つ、軸方向への移動は不能
    に支持され上記中間連結部材のナット部に螺合される螺
    軸部を有するエイミングスクリューと、 固定側部材に設けられ上記中間連結部材の被案内部を案
    内する案内部とを備えたことを特徴とする車輌用灯具に
    おけるエイミング機構。
  2. 【請求項2】 上記被案内部が被案内溝であり、上記案
    内部が上記被案内溝が係合して摺動する案内レールであ
    ることを特徴とする請求項1に記載の車輌用灯具におけ
    るエイミング機構。
  3. 【請求項3】 上記被案内溝に上記案内レールに弾接す
    る弾接部を設けたことを特徴とする請求項2に記載の車
    輌用灯具におけるエイミング機構。
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