JPH07230517A - コード記録/再生方法及びその装置及び該装置で記録された記録物 - Google Patents

コード記録/再生方法及びその装置及び該装置で記録された記録物

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JPH07230517A
JPH07230517A JP6019517A JP1951794A JPH07230517A JP H07230517 A JPH07230517 A JP H07230517A JP 6019517 A JP6019517 A JP 6019517A JP 1951794 A JP1951794 A JP 1951794A JP H07230517 A JPH07230517 A JP H07230517A
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Haruyuki Yanagi
治幸 柳
Kazuhiro Nakada
和宏 中田
Munehiko Ota
宗彦 太田
Atsushi Arai
篤 新井
Katsuyuki Yokoi
克幸 横井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 安価な装置を用いて記録媒体に多くのコード
情報を記録できるコード記録方法及び装置を提供するこ
とを目的とする。 【構成】 コード化された情報を記録媒体に印刷するコ
ード記録装置であって、コード化された情報をカードに
ドットで記録するインクジェットヘッド1b〜1dと、
カード12とほぼ同色の白インクを使用しインクジェッ
トヘッド1aにより記録されているドットに白インクを
重ねて記録することにより記録されている情報を消去す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばカード等の記録
媒体にコードを記録するコード記録/再生方法及びその
装置及び該装置で記録された記録物に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、情報を記憶する記憶媒体として
は、磁性体の磁化により情報を記憶するフロッピィディ
スクに代表される書込み/消去可能な磁気記憶媒体、或
いは光の偏光を利用して記録を行う光磁気記録媒体等が
ある。また、一般的に読取りだけが行われるものとして
は光の偏光を用いる光ディスク等があり、更には紙や樹
脂等にバーコードを印刷して情報を記憶することが行わ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の記
憶媒体、或いはそれを用いた記憶方式では以下に述べる
ような問題がある。例えば磁気記録方式では、記憶媒体
である磁気ディスクに磁石等を近付けると記憶されてい
る情報が消去される虞があり、また専用のディスク(記
憶媒体)とそのドライブユニットなどが必要となるた
め、高価なシステムが必要となる。また、例えば各種磁
気カードに記憶する場合も、その製造工程が多くなり、
完成品を入手するまでに時間がかかるという欠点があ
る。
【0004】また、バーコード等を印刷して、カード等
に各種データを記憶する場合は、その記憶されたデータ
を変更することができず、しかも、このようなバーコー
ドは所定の領域を必要とするので、そのカードに印刷さ
れた画像や写真等のデザイン性を低下させるといった問
題がある。
【0005】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、安価な装置を用いて記録媒体に多くのコード情報を
記録できるコード記録方法及び装置を提供することを目
的とする。
【0006】本発明の目的は、記録されたコードを簡単
に変更できるコード記録方法及び装置を提供することに
ある。
【0007】又本発明の目的は、画像の品位を低下させ
ることなく、画像にコードを埋め込んで記録できるコー
ド記録方法及び装置を提供することにある。
【0008】又本発明の目的は、コード情報の存在が容
易に判別できないようにしてドット形式でコードを記録
するコード記録方法及び装置を提供することにある。
【0009】又本発明の目的は、コード情報の読取り精
度を高めてコードを記録するコード記録方法及び装置を
提供することにある。
【0010】又本発明の目的は、より多くのコード情報
の記録できるコード記録方法及び装置を提供することに
ある。
【0011】更に本発明の目的は、画像に埋め込んで記
録された記録媒体よりコードを取り出して再生できるコ
ード再生方法及び装置を提供することを目的とする。
【0012】更に本発明の他の目的は、コードの存在が
分からないようにコードが記録された記録物を提供する
ことにある。
【0013】又本発明の他の目的は、必要に応じてコー
ドの変更或いは消去が簡単にできる記録物を提供するこ
とにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のコード記録装置は以下の様な構成を備える。
即ち、コード化された情報を記録媒体に記録するコード
記録装置であって、コード化された情報を前記記録媒体
にドットで記録する記録手段を有する。
【0015】上記目的を達成するために本発明のコード
記録方法は以下の様な工程を備える。即ち、コード化さ
れた情報を記録媒体に記録するコード記録方法であっ
て、画像情報を入力する工程と、コード化される情報を
入力する工程と、入力された情報をコード化し、入力さ
れた画像とともに前記記録媒体にドットで記録する工程
とを有する。
【0016】上記目的を達成するために本発明のコード
再生装置は以下の様な構成を備える。即ち、コード化さ
れた情報をドットで記録している記録物を読取ってコー
ドを再生するコード再生装置であって、前記記録物を搬
送する搬送手段と、前記記録物が読取り位置に到達した
ことを検知する検知手段と、前記検知手段により検知に
基づいて前記記録物を読み取る読取手段と、前記読取り
手段により読取ったイメージデータに基づいて2進デー
タを発生するデータ発生手段と、前記データ発生手段に
より発生された2進データよりコードを再生するコード
再生手段とを有する。上記目的を達成するために本発明
の記録物は、コードをドット形式で表し、それらドット
を画像の中に埋め込んで記録した記録物である。
【0017】
【作用】以上の構成において、コード記録方法及び装置
は、コード化された情報を記録媒体にドットで記録する
ように動作する。
【0018】又コード再生方法及び装置は、記録物を搬
送し、その記録物が読取り位置に到達したことを検知す
ると記録物を読み取り、その読取ったイメージデータに
基づいて2進データを発生し、その2進データよりコー
ドを再生するように動作する。
【0019】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の好適な実
施例を詳細に説明する。
【0020】図3は本実施例のカードリーダ/プリンタ
を備えた情報処理システムの構成を示す全体図で、図4
は本実施例のカードリーダ/プリンタで印刷されたカー
ド400の一例を示す図である。
【0021】図4に示すように、このカード400は画
像401と文字情報402とが印刷されており、更に4
03にはコード情報が記録されている。このようなカー
ドとしては、例えばプリペイドカード、メンバーズカー
ド、英語学習カード等が考えられる。尚、ここでコード
情報403は、従来の磁気ストライプ等の記録と異な
り、図5に示すように紙や樹脂等の記憶媒体上に記録ヘ
ッドによりドットを形成し、そのドットが所定の位置に
有るか無いかにより、コード情報を記録するものであ
る。
【0022】次に図3を参照して、システム全体の構成
を説明する。
【0023】301はコンピュータ機器で、表示部30
2、キーボード303等を有し、図示のごとく各種入出
力装置を接続している。304は本実施例のカードリー
ダ/プリンタで、例えばカードに図4に示すような画像
や文字、更にはコード等を印刷するとともに、そのカー
ドに印刷されたコードを読み取って入力することができ
る。305はCD−ROMで、記憶媒体であるCD−R
OMを装着し、そこに記憶されている各種データを読み
取って入力する。306はビデオカメラ/再生装置で、
ビデオカメラで撮影した画像等を再生、出力することが
できる。307はスキャナで、原稿等を読み取って、そ
の原稿画像を入力する。308はCD再生装置で、録音
されている音声や音楽等の音情報を入力する。309は
音声等を入力するためのマイクロフォンである。
【0024】以上の構成に基づいて、コンピュータ機器
301は、CD−ROM305、ビデオカメラ/再生装
置306或いはスキャナ307より画像データを入力
し、適当な画像処理を行った後、それをカードリーダ/
プリンタ304に出力してカードにその画像を印刷する
ことができる。又、CD再生装置308或いはマイクロ
フォン309より入力された音声等の音情報は、コンピ
ュータ機器301内でコード化されてカードリーダ/プ
リンタ304によりカード上にコードとして記録(印
刷)することができる。尚、カードに印刷(記録)され
るコード情報は、コンピュータ機器301に接続されて
いるキーボード303より入力されても良い。
【0025】図1は本発明の一実施例であるカードリー
ダ/プリンタ304の主要部の上面図、図2は図1のカ
ードリーダ/プリンタ304のカードの搬送方向に沿っ
て示す構造断面図である。
【0026】図1において、12は記憶媒体であるカー
ドで、ここではカードの場合で示すが、記憶媒体として
は、例えば通常の記録用紙、或いは樹脂(例えばOHP
シート)等の記録用シート等であっても良い。1a〜1
dのそれぞれは各色のインクに対応したインクジェット
ヘッドで、記憶媒体(例えばカード12)の搬送方向に
対してほぼ直交する方向に複数のノズルを配し、カード
12上に各色に対応するドットを形成して画像或いは文
字等を印刷している。図から明らかなように、このイン
クジェットヘッド1a〜1dのそれぞれは、ほぼカード
12の幅方向の長さのデータを記録できるだけのノズル
を有している。2はリーダ部で、カード12上に形成
(印刷)されたドットを光電的に読取っている。3a〜
3cのそれぞれはカード12を搬送する搬送用ローラ、
4はこれら搬送用ローラ3a〜3cの回転力を発生する
搬送用モータである。5a〜5cは搬送用モータ4の回
転力を伝達するためのベルトである。6a〜6fはカー
ドを搬送する際のガードとなるガイド部材である。7は
カード12が挿入されたことを検知する、例えば反射型
フォトセンサ等を有するカードセンサである。8は第1
の先端検知センサで、搬送用ローラ3aを通過した直後
でカード12の先端を検知している。9は第2の先端検
知センサで、搬送用ローラ3cを通過した直後でカード
12の先端を検知している。
【0027】次に図2において、10a〜10cのそれ
ぞれは、搬送用ローラ3a〜3cのそれぞれに圧接され
て搬送力を発生する従動ローラ、11a〜11dのそれ
ぞれは、インクジェットヘッド1a〜1dのそれぞれに
対応して設けられ、各ヘッドの回復操作を行うキャップ
等を備えた維持装置である。
【0028】インクジェットヘッド1について説明する
と、例えば1aは白色のインクを吐出して、既に印刷さ
れているドットを消去する(カード12が白色であるこ
とを想定している)ための消去用ヘッドで、1b,1
c,1dのそれぞれはイエロー,マゼンタ,シアン色の
インクを吐出するヘッドである。尚、ここでは4色のヘ
ッドを使用する例を示したが、例えばカードの色に対応
したインクを吐出する消去用ヘッドと、例えば黒インク
を吐出して実際に画像や文字等を印刷するヘッドのみで
あってもよい。また、本実施例では、インクジェットヘ
ッド1として、所謂ラインヘッドを使用する場合を示し
たが、記録媒体(例えばカード12)の搬送方向にほぼ
直交する方向にインクジェットヘッドを走査して記録す
る、所謂シリアル・インクジェットヘッドを用いて記録
しても良い。
【0029】リーダ部2は、例えば図6に示したように
R,G,Bのフィルタを貼り付け、1画素をR,G,B
データで表すCCD等の読取デバイスを用いたカラー用
の読取りセンサを用いている。また、このリーダ部2
は、例えばファクシミリ装置等で使用されている、フォ
トセンサを並べたコンタクトセンサを用いてもよい。
【0030】尚、リーダ部2により読み取られる1画素
2aのサイズを、例えば図7に示すように読取りセンサ
の複数(H個)のセンサ素子分とする。こうすることに
より、記録媒体(カード)の搬送方向に直交する方向の
位置ズレに対する読取り精度を高めることができる。ま
た、図1及び図8に示すように、搬送用ローラ3(3a
〜3c)、従動ローラ10(10a〜10c)の、ガイ
ド6(6a〜6f)と離れた側のローラ3d,10dを
テーパ状としてカード12を挟み込むようにする。これ
により常にカード12がガイド6側に押し付けられるた
め、カード12の位置ずれを防止して、カード12への
記録及びその読取りの信頼性を高めることができる。
【0031】図9は本実施例のカードリーダ/プリンタ
204の概略構成を示すブロック図で、前述の図面と共
通する部分は同じ番号で示し、それらの説明を省略す
る。
【0032】図9において、14は例えばマイクロプロ
セッサ形態のCPUで、インターフェース15を介して
コンピュータ機器301(図3)に接続されており、R
OM形態のプログラムメモリ16に記憶された制御プロ
グラムにしたがって装置全体を制御している。17は例
えばRAM形態のバッファメモリで、CPU14により
制御処理の実行時に各種データを記憶してCPUのワー
クエリアとして使用されるとともに、カード12に印刷
(記録)するデータ或いはカード12を読取って得られ
たデータ等を一時的に記憶している。18は操作パネル
で、オペレータにより操作され各種コマンド等が入力さ
れる。19はタイマで、CPU14よりの時間値がセッ
トされて計時の開始が指示されることにより計時を開始
し、その指示された時間が経過するとCPU14に割込
み等により報知している。20,21のそれぞれは、そ
れぞれ対応するヘッド1或いは搬送用モータ4を駆動す
るためのドライバである。
【0033】図10は、例えば紙或いはOHPシート等
を記録媒体としてカードを作成する際の処理を示すフロ
ーチャートで、この処理を実行する制御プログラムはR
OM16に記憶されている。
【0034】この処理は、例えば操作パネル18よりカ
ードの作成が指示されることにより開始され、まずステ
ップS1で、カードセンサ7によりカード12がカード
挿入口に指し込まれたことが検知されるとステップS2
に進み、搬送用モータ4がカードを装置内に搬送する方
向に回転駆動される。こうしてステップS3で、カード
12の先端が第1の先端検知センサ8で検知されるまで
カード12が送られ、カード12の先端が検知されると
ステップS4に進み、カウンタIを“0”にセットす
る。そして搬送用モータ4の駆動ステップ数をカウント
しながら、カード12をインクジェットヘッドによる記
録(ドット形成)を開始できる位置まで搬送するため
に、搬送用モータ4を予め設定されたN3ステップだけ
駆動する(S5)。このN3ステップの駆動に応じてカ
ウンタIの値にN3を加算し、ステップS7でカード1
2に記録するコードをイメージデータに展開する。
【0035】次にステップS8に進み、インクジェット
ヘッド1にコードのイメージデータを出力して、カード
12上にインクを吐出してドットを記録、或いは既に記
録されているドット上に白インクを重ねて消去する。こ
うして一列分のコードを記録或いは消去するとステップ
S9に進み、搬送用モータ4をMステップ駆動する。こ
れは図7に示すように、ドットがMステップ間隔で記録
されることを意味している。このMステップの駆動毎に
カウンタIにMを加算し、ステップS11でカードの1
2の先端が第2の先端検知センサ9で検知されるまで行
われる。
【0036】こうしてカード12の先端が第2の先端検
知センサ9で検知されるとステップS12に進み、残り
のカードの記録長N1に対応する長さ分だけカード12
を搬送しながらステップS13〜S17で記録を行う。
即ち、ステップS12でカウンタNを“0”にセット
し、ステップS13でステップS8と同様にドットの記
録或いは消去を行い、ステップS14で搬送用モータ4
をMステップ駆動してカード12を移動する。これと共
にステップS15でそれまでの(ステップS5以降)搬
送ステップ数を累積しているカウンタIを更新し、デー
タの記録(或いは消去)終了を検知するためのカウンタ
NにMステップ数を加算する。こうしてステップS17
で、カウンタNの数が残りのカードの記録長N1に等し
くなるか、それ以上になるとステップS18に進む。
【0037】以上説明したようにして、インクジェット
ヘッド1によりコード情報をカード12上に記録/記憶
すると同時に、イメージ情報或いは文字情報もインクジ
ェットヘッド1を使用してカード12上に印刷(記録)
する。尚、これらイメージ情報や文字情報を印刷するド
ット間隔は、前述したコードを記録する時のMステップ
間隔でなくとも良い。
【0038】次にステップS18では、搬送用モータ4
を逆転して、カード12の後端をリーダ部2で読取可能
な位置まで搬送する。この時、カード12をリーダ部1
2による読取り位置まで搬送するのに必要な搬送用モー
タ4のステップ数をN2とする。そしてステップS19
では、カウンタIよりN2を引く。次にステップS20
に進み、先にインクジェットヘッド1で記録されたドッ
ト形態の記憶情報をリーダ部2で読み取り、RAM17
に記憶されている記憶データと照合する。この動作を搬
送用モータ4をMステップ数ずつ逆転しながら行い、こ
れに伴ってカウンタIの値がMずつ減算される。こうし
てステップS23で全データの照合が終了すると(I=
0になると)ステップS24に進み、カード12を装置
外に排出して処理を終了する。以上説明したシーケンス
により、信頼性の高いコード情報の記録が可能となる。
【0039】図11は、既にコードが記録されたカード
を読取り、そのコードデータ変更する場合のシーケンス
の一例を示すフローチャートで、この処理を実行する制
御プログラムはROM16に記憶されている。
【0040】まずステップS31で、カード12がカー
ド挿入口に指し込まれたことがカードセンサ7で検知さ
れるとステップS32に進み、カード12を装置の中に
搬送する方向に搬送用モータ4を回転駆動する。こうし
てカード12が搬送され、第1の先端検知センサ8でカ
ード12の先端が検知されるとステップS34に進みカ
ウンタIを“0”に初期化する。そしてステップS35
で、カード12をリーダ部2で読取可能な位置まで搬送
し、ステップS35〜S38でカード12をMステップ
ずつ搬送しながら記録されているデータを読取る。
【0041】こうしてカード12に記録されているデー
タを読み取るとステップS39に進み、データの変更が
指示されているか、或いは読取った情報と追加或いは変
更する情報とを照合し、消去或いは記録する必要がある
かを判定する。データの変更が必要でない時はステップ
S57に進み、カード12を装置外に排出して処理を終
了する。
【0042】データの変更が必要な時はステップS40
に進み、必要な位置に記録を行うためのドットデータを
RAM17のバッファに展開する。そして前述の図10
のフローチャートのステップS8〜S11と同様にし
て、インクジェットヘッド1の消去ヘッド1aにより白
インクを吐出して不要なドットを消去したり、あるいは
必要な場所にインクジェットヘッド(1b,1c,1
d)によりドットを記録(印刷)する。こうしてステッ
プS44で、カード12の先端が第2の先端検知センサ
9で検知されると、前述の図10のフローチャートのス
テップS12〜S24と同様にして、第2の先端検知セ
ンサ9で検知されてから残りのステップ数N1に相当す
る長さでドットを記録(或いは消去)し、その後、カー
ド12をN2ステップ数に対応する長さだけ戻した後、
カウンタIの値が“0”になるまでカード12に記録さ
れたデータの読取り或いは照合を行う。以上のシーケン
スにより、信頼性の高いコード情報の消去書き換え処理
が可能となる。
【0043】尚、この場合においても、インクジェット
ヘッド1によりコード情報を記録/記憶すると同時に、
必要なイメージ情報或いは文字情報もインクジェットヘ
ッド1を使用して消去或いは記録(印刷)することがで
きる。尚、イメージ情報或いは文字情報を記録する時の
ドット間隔は、前述のMステップ毎に限るものではな
い。
【0044】以上説明したカードリーダ/プリンタを用
いることにより、ユーザが所望する情報を所望の記憶媒
体に、画像等の視覚情報とともに記録できる。更に、こ
のようなカードリーダ/プリンタによれば、複雑な工程
を実行することなく容易に所望のカードを得ることがで
きる。 [第1実施例の変形例]図12は第1実施例のカードリ
ーダ/プリンタ304の他の構成例を示す装置主要部の
上面図、図13はその構造断面図で、前述の図1及び図
2と共通する部分は同じ番号で示し、それらの説明を省
略する。
【0045】これら図12、図13において、22はデ
ータ照合用のリーダ部を示している。この装置では、カ
ード12は図12の下方より上方(図13の左より右方
向)に送られて排出される。よって、ローラ3eとその
従属ローラ10eは、カード12の排出用ローラとして
機能している。以上の構成により、記録動作後のカード
排出中に情報の照合を行うことができ、搬送モータを逆
転することなく、高速記録が可能となる。また、モータ
の逆転時の衝撃による記録位置ずれ等の障害も回避され
る。 [第2実施例]図14は本発明の第2実施例のカードリ
ーダ・プリンタの主要部の上面図で、このカードリーダ
/プリンタでは、リーダ部2をカード12の搬送方向に
ほぼ直交する方向にシリアルにスキャンしてカード12
に記録されたデータを読み取っている。図15は図14
の装置の搬送方向の構造断面図である。そして図16は
このカードリーダ/プリンタ304aの構成を示すブロ
ック図である。
【0046】23a,23bはリーダ部2を摺動する摺
動軸、24はリーダ部2をスキャンするためのCR(キ
ャリッジ)モータ25の回転を伝達するためのベルト、
25はCRモータである。
【0047】ここで、カード12上には、例えば図17
に示すように、カード12の搬送方向にほぼ直交する方
向にデータを展開して記録している。従って、カード1
2が読取り位置にある状態で、リーダ部2を図17の矢
示方向にスキャンして、記録されているデータを読み取
ることににより、カード12の搬送方向にほぼ垂直な方
向の搬送位置ずれに対して、記録されているデータをよ
り精度良く読み取ることができる。 [第3実施例]前述の実施例では、カードの記録及び読
み取りはカードの片面に対してのみ行ったが、カードの
両面を記録領域とすることで以下の効果が生じる。 (1)記録領域が増大し、より多くの情報量が記録でき
る。 (2)同一の情報量であればカードのサイズを小さくで
きる。 (3)カードの表面に文字、絵等の可視で認識できる情
報を記録し、裏面にビット情報を記録する等の各種バリ
エーションが得られる。
【0048】以上を効果を実現するためのカードの両面
に記録する方法を説明する。 (a)前述の実施例と同一の構成で、カードの片面への
記録が終了した後、ユーザにカードを反転させて再度同
じように記録を行うことを要求する。 (b)図18に示すように、カード12を一回転させて
反転させる構成を備える。図18では、カード12はイ
ンクジェットヘッド1によりカード12の片面にコード
や画像等が記録された後、搬送路201に送られ搬送路
202で反転されて再びインクジェットヘッド1の位置
まで送られる。このようにして、リーダ部2はカード1
2の表面及び裏面に記録されているコードを読み取るこ
とができるとともに、カード12の表面及び裏面にも、
インクジェットヘッド1により画像やコードを記録する
ことができる。 (c)図19に示すごとく、ヘッド1,1’、リーダ部
2,2’をカード12の両面分、2対設ける。この構成
によれば、インクジェットヘッド1でカード12の表面
に記録したデータをリーダ部2で読み取ることができ、
又インクジェット1’でカード12の裏面に記録したデ
ータはリーダ部2’で読み取ることができる。 (d)図20〜図23に示すごとく、インクジェットヘ
ッド1、リーダ部2を回転させることにより、カード1
2の両面に記録する。
【0049】上記構成の中でも、(d)は他と比べて以
下のように効果が大きい。即ち、片面記録と同数のヘッ
ドで済むので装置構成が簡単で低コストである。またユ
ーザによる操作の煩わしさが不用になる。更に、カード
が挿入時と同一面で出てくるのでユーザの混乱がない。
又更に、カードを反転するためのループ形成のスペース
が不用となり、カードの硬さ等の条件を選ばない。
【0050】以上の点を踏まえて、(d)の構成につい
て以下に詳細に述べる。
【0051】図20、図21、図23に、本実施例のカ
ードリーダ/プリンタ304に適用できる装置の主要部
のカード12の搬送方向に対する断面図、図22にカー
ド12の挿入方向の正面図を示す。
【0052】搬送ローラ210が図示のように3対設け
られており、カード12を図20、図21及び図23の
左右方向に搬送する。回転部220は書込み用インクジ
ェット1、読取り用リーダ部2、プラテン板221、押
圧ローラ224、全体を保持するホルダ223、回転部
220を回転させるギア207及びモータ208を備え
ている。カード12は搬送ローラ210の回転により、
プラテン板221に沿って図示左より右方向に搬送され
る。押圧ローラ224はバネ209によりプラテン板2
21に付勢されている。これによりカード12がプラテ
ン板221に密着するので、ヘッド1とカード12の記
録面との間隔を一定に保つことができ、良好な画像を形
成できる。
【0053】インクジェットヘッド1の記録可能領域及
びリーダ部2の読取り面は、カード12の記録領域幅よ
りも長く構成されており、そのためカード12の搬送方
向にほぼ垂直方向へのインクジェットヘッド1、リーダ
部2のスキャン動作は不要となっている。ここで、イン
クジェットヘッド1はイエロー、マゼンタ、シアン、ブ
ラックの4色のヘッドと、各色に対応するインクタンク
を有する交換可能なものである。また、リーダ部2は、
前述したように例えば光学式のコンタクトセンサを有
し、やはり各色を認識できる複数のセンサ素子を有して
いる。インクジェットヘッド1、リーダ部2の駆動、あ
るいは読取ったデータの伝達のための信号線は、ホルダ
223に取付けられたケーブル211によりホルダ22
3の回転中心近傍から外部の不図示の電気基板へ接続さ
れる。このようにホルダ223の回転中心にケーブルを
集めることで、回転部223が図21に示すように回転
してもケーブル211の動作範囲が小さくて済む。
【0054】カード12の表面に記録し、その表面に記
録されたデータを読取る場合は、図20に示す位置に回
転部223が位置する。そして送られてきたカード12
の表面に、所定の画像信号に基づいて画像やコードデー
タを記録し、また、表面に記録されている画像或いはド
ット情報を読み取る。
【0055】クリーニング部212はインクジェットヘ
ッド1を密閉するキャップ213、インクジェットヘッ
ド1のノズルを吸引してクリーニングを行うポンプ21
4(図22)とを有している。キャップ213はシリン
ダ222に直結され、不図示の駆動源により往復運動す
るピストン216(図22)の作用により、ヘッド1の
ノズルを吸引してクリーニングを行う。こうして吸引さ
れた排インクは、シリンダ222の外に排出され、吸収
体217に吸収される。ヘッド1のクリーニングおよび
非使用時のキャッピングの際は、回転部223が図23
に示す位置に移動し、プラテン板221に設けられた窓
からヘッド1先端が当接され、所定のクリーニングおよ
びキャッピングを行う。
【0056】その他の構成については前記実施例と同様
である。以上の構成により、記録媒体の両面への記録が
可能となり、本実施例の説明の最初に述べた効果を得る
ことができる。 [第4実施例]前述の実施例では、記録される情報の各
ビットをそのままドットの有無として記録媒体上に記録
していた。しかるにこの方法では、記録時のドット(イ
ンク滴等)の着弾位置のずれ、記録装置の搬送機構の延
びや縮み等の変形による記録位置のずれ、読み取り時の
搬送ローラと記録媒体の間に生じるすべり等に起因する
情報の読み誤り等が生じやすい。そこで、この第4実施
例では、この情報の読み誤りを低減することを目的とし
ている。
【0057】前述の実施例では、記録される情報の各ビ
ットをドットの有無で表現していたが、この第4実施例
では、記録される情報の各ビットの前に同期用の1ビッ
ト(例えばデータ“1”)を新たに付加して記録する。
【0058】即ち、図24において、記録すべき情報5
01(“00110101”)に対して、実際に記録媒
体上に記録される情報502は、(“
1”)で示すようになる。ここでアンダ
ーラインが付加された数字は同期用データを示す。こう
して記録媒体上に記録された情報を、リーダ部2で読取
った信号が503で示されている。従って、この第4実
施例では、図中矢印で示される読取り信号の立ち上がり
で同期を取り、この部分からデータを取り込み、得られ
た情報より奇数ビット目のデータを取り除くことにより
元の情報501が得られる。
【0059】例えば図25(A)の510で示すよう
に、記録時のドットの着弾位置のずれ、記録媒体の延び
或いは縮み等の変形による記録位置のずれ、読み取り時
の搬送ローラと記録媒体の間に生じるすべり等に起因す
る情報のずれが生じていたとする。前述の実施例の読み
取り方法では、実際に記録されている情報と、各ドット
の読取りタイミングとの間でずれが生じるために、この
ずれが大きくなると情報を読み誤る虞がある。
【0060】これに対し第4実施例では、図25(B)
に示すように、例え511でずれが発生しても、必ず次
のビットの立上がりタイミングで同期が取られるため、
ビットの立上がりより次のビットの立上がりまでに偶数
このビットが存在しているかにより読み取ったデータを
補正することができ、また次のビットの立ち上がりで再
度同期が取られるため、読取りエラーの発生する確率を
大きく低減できる。 [第5実施例]前述の実施例では、記録される情報を、
記録媒体の変形・ドットの着弾位置のずれ等によって読
み誤ることを防ぐために、記録される情報の各ビットご
とに記録開始を示す同期用の1ビットを付け加えた。し
かるにこの方法では、同期用のビットの個数が情報を記
録するためのビットと同数だけ必要となるために、記録
媒体の実質的な利用効率が2分の1に低下してしまう。
そこで、この第5実施例では、記録媒体の利用効率を大
きく下げることなく、情報の読み誤りを低減することを
目的としている。
【0061】この第5実施例においては、図26に示す
ように、記録する情報を例えば8ビットごとにまとめ、
その先頭と末尾に同期用のビット(スタートビット52
3とストップビット524)をそれぞれ1ビットずつ付
加する。
【0062】即ち、記録すべき情報520に対して、実
際に記録媒体上に記録される情報は521で示すように
なる。この記録媒体上に記録された情報をリーダ部2で
読み取った信号が522である。この第5実施例では、
先頭の同期用の1ビット523(“0”)による立ち下
がりで情報への先頭を見出し、末尾の1ビット524
(“1”)から次の先頭1ビット523の“0”による
立ち下がりで情報の末尾を見出す。この前後1ビットを
除いた8ビット情報を、所定のタイミングで取り出すこ
とにより元の情報520が得られる。
【0063】この第5実施例によれば、同期用のビット
数は、データのビット数に関係なく常に2ビットと少な
いために、より大きな効率でデータを記録することが可
能である。 [第6実施例]次に本発明の第6実施例について説明す
る。
【0064】単色の記録ヘッドを用いた場合、ドットの
有無で“1”か“0”かを表現するため、記録媒体上の
1ドットが1ビットの情報量に相当するが、複数色での
記録が可能な記録ヘッドを用いることにより、記録媒体
上の1ドットに1ビット以上の情報を持たせることが可
能となる。この第6実施例においては、イエロー、マゼ
ンタ、シアンの3色の記録ヘッドを用いた場合について
説明する。
【0065】駆動される記録ヘッドと記録情報と記録媒
体上に表現される色の関係を図27に示す。図27にお
いて、イエロー、マゼンタ、シアンの各記録ヘッドを
Y,M,Cで表わしている。イエロー マゼンタ、シア
ンの各記録ヘッドを記録情報のビットb2,b1,b0
に対応させることにより、記録媒体上の1ドットに3ビ
ットの情報を持たせることができる。即ち、図27の例
では、記録ドット無しは“000”、シアンの1ドット
は“001”、マゼンタの1ドットは“010”を示
し、青の1ドットは“011”を表している。このよう
に各色の1ドットにそれぞれ異なるコードを付加するこ
とにより、より多くの情報を記録媒体に記録することが
できる。
【0066】尚、本実施例では、イエロー、マゼンタ、
シアンの全色の記録ヘッドを駆動することにより黒色を
表現しているが、色のにじみなどを押さえるために黒色
専用の記録ヘッドを備えてもよい。また本実施例では3
種類の記録ヘッドを用いているが、これを例えば2種類
の記録ヘッドにより1ドットに2ビットの情報を持たせ
ることはもちろんのこと、4種類以上の記録ヘッドを用
いて1ドットに3ビットを越える情報を持たせることも
可能である。
【0067】以上説明したように第6実施例によれば、
複数色の記録ヘッドを用いることにより記録媒体上の1
ドットに1ビット以上の情報を持たせることにより、記
録媒体への記録密度を向上させることができる。また、
複数色の記録ヘッドは画像のカラー表現を可能にするた
め、カードに記載する画像や文字情報の表現力や装飾性
などを向上させる上で大いに有効である。
【0068】尚、このカラーによるコード記録に、前述
の第4及び第5実施例の同期ビットを付加する技術を採
用して、より読取り精度を高めるようにしても良い。 [第7実施例]次に、プリペイドカードシステム等のよ
うに、記録媒体として使用する記録カードに最初に初期
量を記録しておき、何らかのサービスを受ける度にサー
ビス量に応じた使用料を記録し、残量が“0”、即ち使
用量が初期量に一致するまでカードを使用できるシステ
ムに適用する場合について説明する。
【0069】図28において、601はカード600の
発給時に設定される初期量を、前述の実施例と同様にし
てコード化して記録(印刷)している領域であり、60
2はサービス利用に応じた使用量を記録(印刷)する領
域である。この領域602には、カード600を使用す
る度に使用量が記録される。このカード600の初期量
によって、カード600の最大使用回数、即ち最大書き
込み回数が決まるため、領域602の容量をカード60
0の最大書き込み回数をカバーするように設定すれば、
領域602は追記型の記録領域とすることが可能となり
記録情報を消去する機能は不用となる。
【0070】以上のように初期量の決まった記録媒体
を、使用量が初期量に一致するまで使用できるようにす
ることにより、記録媒体の消去機能が不用となり、カー
ドの使用時にカードのデータを更新するカード記録装置
が簡易になり、そのコストを削減できる。また、プリペ
イドカードシステム等に使用されるカードの記録装置で
は、カード600の発給に使用されるカード記録装置
と、カード利用時に使用されるカードのデータを更新す
るカード記録装置とは異なる場合が多いため、その場合
はカードの初期量の記憶領域と使用量の記録領域で記録
色を変えることも可能である。 [第8実施例]この第8実施例は、絵データと情報デー
タが混在した、見た目にも美しいカードを提供すること
を第1の目的とする。また、特定の人だけに解読が可能
な機密性の高いカードの提供を第2の目的とする。
【0071】図29は本発明の第8実施例のカードリー
ダ/プリンタ304の一例を示すブロック図で、この装
置ではイメージとコードとを混在させてピクチャカード
に印刷するとともに、そのカードに印刷されたデータを
読み取って再生することができる。
【0072】図29において、絵81はスキャナ307
等の画像入力部(図3のスキャナ307やビデオカメラ
306等)により読取られて、コンピュータ機器301
において、その画像データが色分解されRGB多値デー
タに変換されて、本実施例のカードリーダ/プリンタ3
04に入力される。一方、コードデータ83は、コード
入力部(例えばキーボード303或いはマイクロフォン
309等)よりコンピュータ機器301に入力され、コ
ード化されてビットデータで入力される。こうして装置
304に入力されたイメージ及びコードデータは、後述
する混在処理をされた後、印刷用の画像データとして作
成され、印刷処理部85において、Y,M,C,Kそれ
ぞれのインクを吐出するインクジェットヘッド1を用い
てカード上に印刷される。こうしてピクチャカード84
が作成される。
【0073】また、このピクチャカード84を読取っ
て、そのカード84に印刷されている情報を再生する時
には、作成されたピクチャカード84をカードリーダ/
プリンタ304にセットし、操作パネル18(図9)の
再生処理を指示するキーを押下する。これにより後述す
る再生処理が行われて、ピクチャカード84からコード
化された情報が読み取られ、その内容が再生される。
【0074】図30は本実施例のカードリーダ/プリン
タ304の印刷処理部85の機能構成を示す機能ブロッ
ク図である。
【0075】RGB多値データからなる絵データは、2
値化処理部90によって対数変換、UCR、マスキング
処理等が行われてC(シアン),M(マゼンタ),Y
(イエロー),K(ブラック)の多値データに変換され
た後、各色毎に適当な2値化手法によって2値化され
る。これら各色データ(CMYK)中、C,M,Yの各
データはそのまま印刷用画像データ92としてインクジ
ェットヘッド1に出力され、ピクチャカード84上に印
刷される。これに対し、K(黒)データは埋め込み処理
部91において、入力されたコードデータ83が埋め込
まれた後、印刷用の画像データ92としてインクジェッ
トヘッド1に送られて印刷される。
【0076】図31は、絵或いはデータ(コード)を混
在して記録する原理を示した図、図32は本実施例によ
って作られたピクチャーカードの画像の1例を模式的に
示した図、図33は絵或いはコード情報が混在した画像
から情報を再生する原理を示した図をそれぞれ示してい
る。以下図面を参照して詳細に説明する。
【0077】図31は埋め込み処理部91において、絵
データに情報データを埋め込む原理を説明する図であ
り、本実施例においては情報データが“1”の場合、絵
データのビットを反転(1→0,0→1)することによ
って情報データの埋め込みが行われている。
【0078】図32は、このようにして絵データに情報
データを埋め込んだ画像を印刷したカードの一例を模式
的に示した図で、800はそのコードが印刷された部分
を拡大して示している。
【0079】また図33は、カードリーダ/プリンタ3
04の再生処理部86において、ピクチャーカード84
に記録された画像からコード情報が再生される過程を示
す図である。
【0080】印刷された画像は装置内のリーダ部2によ
って読取られRGBデータが生成されK(黒)抽出部7
00に送られる。K抽出部700では、RGBデータが
全て“0”である場合に黒色であると判断して黒データ
を作成する。この黒データと別途操作パネル18或いは
コンピュータ機器301より入力されたキー情報は解読
処理部701に送られ、後述する方法で情報が解読され
て再生される。
【0081】図34は、この解読処理部701におい
て、黒データとキーデータより情報データを解読して再
生する原理を説明する図である。
【0082】前述の情報埋め込みの方法に対応して、本
実施例では黒データとキーデータとで異なるビットを情
報データ“1”と判断することによりコードを再生して
いる。このようにして印刷された画像から解読され、再
生されたコード情報は、操作パネル18の表示部(図示
せず)に表示されるか、或いはインターフェイス15を
介してコンピュータ機器301に送られ種々利用され
る。
【0083】尚、本実施例で説明したキー情報として
は、複数の絵データをコンピュータ機器301に保存し
ておき、そのいずれかを指示するようユーザがキーボー
ド303より、その絵データを特定する番号を入力する
等のものが考えられる。
【0084】以上のようなピクチャーカード型のカード
にコードを記録し、それを記録再生して読出すことによ
り、見た目が美しく、しかも機密性の高いカードを提供
できる。 [第9実施例]この第9実施例は、絵データと情報デー
タが混在し、見た目にもより美しいカードを提供するこ
とを第1の目的とする。また、情報再生時に誤りの少な
いカードを提供することを第2の目的とする。
【0085】図35は絵とコード情報とを混在して記録
し、再生できるピクチャーカードのカードリーダ/プリ
ンタ304において、画像印刷用記録材として磁性材を
含んだK色インクと通常のK色インクの両方によって印
刷された磁性ピクチャーカードを使用する装置の構成
図、図36はこの磁性ピクチャーカードに情報データを
埋め込む方法を説明する図、図37は絵及びコード情報
の混在画像から情報を再生する原理を示した図をそれぞ
れ示している。本実施例において絵及びコード情報の書
込みは、前述の実施例の図29〜図31で説明したのと
同じであるため、その説明を省略する。
【0086】図35において、前述実施例の図30と異
なるのは、YMCKインクをそれぞれ吐出する記録ヘッ
ドの他に磁性材を含んだK色インクを吐出する記録ヘッ
ド1eと、光学読み取りリーダの他に磁気書込み/読取
りヘッド2mを装置上に設けていることである。後述す
る方法で印刷された磁気ピクチャーカードを読み取る時
には、書込みヘッド部でカードを一旦磁化した後、読取
りヘッド部で画像の磁化部分を読取る構成となってい
る。このような構成にすることにより、磁化の劣化の心
配なく、S/N比の高い信号を得ることが可能である。
【0087】図36は埋め込み処理部91において、絵
データにコード情報を埋め込む原理を説明する図であ
る。
【0088】本実施例では、絵データが“1”である部
分にのみコード情報を埋め込むようにしている。図にお
いてコードは、絵データが“1”である部分に対応付け
られコードと絵データがともに“1”の時に磁気インク
による印刷されるデータ(磁性インクデータ)が“1”
となるようにデータが作られている(ANDの論理)。
これに対してコードが“0”で絵データが“1”の時に
は、通常の黒色インクで印刷されるデータが“1”にな
るよう作成される。この様にして、磁気インクによる印
刷データ(Pm)が作成されて書込みヘッド2mに送ら
れ、また通常のインクによる印刷データ(Pi)が作成
されて記録ヘッド1eに送られ、両者とも黒色画像とし
てカードに記録される。この様にして記録された画像は
色的に完全なものであり、より美しいピクチャーカード
を得ることが可能である。
【0089】図37はピクチャーカードに記録された画
像から記録再生装置内の再生処理部において情報が再生
される過程を示している。
【0090】ここで印刷された画像は、装置内の光学リ
ーダ部710によって読取られてRGBデータが生成さ
れ黒(K)抽出部700に送られる。この黒抽出部70
0では、RGBデータの全てが“0”である場合に黒色
であると判断し、光学読取り黒データ(Ko)を作成す
る。また同時に、磁気リーダ部(書込み/読取りヘッド
2m)711によって磁性インクで記録された部分が読
取られ、磁気読取り黒データ(Km)が生成される。こ
れら2つのデータ(Km,Ko)は解読処理部701に
送られ、後述する方法でコードが解読され、再生され
る。
【0091】図38は磁気ピクチャーカードに記録され
た画像からカードリーダ/プリンタ304の解読処理部
701おいてコードを解読して再生する原理を説明する
図である。
【0092】前述のコード埋め込みの方法に対応して、
本実施例では画像中の光学読取りKデータ(Ko)と磁
気読取りデータ(Km)の両者が共に“1”のときコー
ドを“1”と、異なるときにコード“0”と判断するこ
とでコードが再生される。
【0093】以上説明したように、磁気ピクチャーカー
ド型メモリ記録再生装置を使用したピクチャーカードに
よれば、見た目がより美しく情報再生時に誤りの少ない
カードを提供できる。
【0094】本発明は、特にインクジェット記録方式の
中でも、インク吐出を行わせるために利用されるエネル
ギーとして熱エネルギーを発生する手段(例えば電気熱
変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エネルギーにより
インクの状態変化を生起させる方式のプリント装置につ
いて説明したが、かかる方式によれば記録の高密度化、
高精細化が達成できる。
【0095】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて膜沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に1対1で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この
気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体(イン
ク)を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成する。こ
の駆動信号をパルス形状をすると、即時適切に気泡の成
長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(イン
ク)の吐出が達成でき、より好ましい。
【0096】このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、さらに優れた記録を行うことができる。
【0097】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路または直角液流路)の
他に熱作用面が屈曲する領域に配置されている構成を開
示する米国特許第4558333号明細書、米国特許第
4459600号明細書を用いた構成も本発明に含まれ
るものである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、
共通するスロットを電気熱変換体の吐出部とする構成を
開示する特開昭59−123670号公報や熱エネルギ
ーの圧力波を吸収する開口を吐出部に対応させる構成を
開示する特開昭59−138461号公報に基づいた構
成としても良い。
【0098】さらに、記録装置が記録できる最大記録媒
体の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドとしては、上述した明細書に開示されているよう
な複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満た
す構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとして
の構成のいずれでもよい。
【0099】加えて、装置本体に装着されることで、装
置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給
が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッド、あ
るいは記録ヘッド自体に一体的にインクタンクが設けら
れたカートリッジタイプの記録ヘッドを用いてもよい。
【0100】また、本発明の記録装置の構成として設け
られる、記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助
手段等を付加することは本発明の効果を一層安定にでき
るので好ましいものである。これらを具体的に挙げれ
ば、記録ヘッドに対してのキャッピング手段、クリーニ
ング手段、加圧あるいは吸引手段、電気熱変換体あるい
はこれとは別の加熱素子あるいはこれらの組み合わせに
よる予備加熱手段、記録とは別の吐出を行う予備吐出モ
ードを行うことも安定した記録を行うために有効であ
る。
【0101】さらに、記録装置の記録モードとしては黒
色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによってで
も良いが、異なる色の複色カラー、または混色によるフ
ルカラーの少なくとも1つを備えた装置とすることもで
きる。
【0102】以上説明した本発明実施例においては、イ
ンクを液体として説明しているが、室温やそれ以下で固
化するインクであっても、室温で軟化もしくは液化する
ものを用いても良く、あるいはインクジェット方式では
インク自体を30°C以上70°C以下の範囲内で温度
調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあるように
温度制御するものが一般的であるから、使用記録信号付
与時にインクが液状をなすものであればよい。
【0103】加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで積極的に防止するため、
またはインクの蒸発を防止するため、放置状態で固化し
加熱によって液化するインクを用いても良い。いずれに
しても熱エネルギーの記録信号に応じた付与によってイ
ンクが液化し、液状インクが吐出されるものや、記録媒
体に到達する時点では既に固化し始めるもの等のよう
な、熱エネルギーの付与によって初めて液化する性質の
インクを使用する場合も本発明は適用可能である。この
ような場合インクは、特開昭54−56847号公報あ
るいは特開昭60−71260号公報に記載されるよう
な、多孔質シート凹部または貫通孔に液状または固形物
として保持された状態で、電気熱変換体に対して対向す
るような形態としてもよい。本発明においては、上述し
た各インクに対して最も有効なものは、上述した膜沸騰
方式を実行するものである。
【0104】尚、本発明は複数の機器から構成されるシ
ステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用し
ても良い。また、本発明はシステム或は装置に、本発明
を実施するプログラムを供給することによって達成され
る場合にも適用できる。
【0105】又本実施例では、カードプリンタはインク
ジェット方式でプリントするように説明したが、これ以
外にも例えば熱転写法等により記録しても良い。
【0106】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、安
価な装置を用いて記録媒体に多くのコード情報を記録で
きる効果がある。
【0107】また本発明によれば、記録されたコードを
必要に応じて簡単に消去或いは変更できる効果がある。
【0108】又本発明によれば、画像の品位を低下させ
ることなく、画像にコードを埋め込んで記録できる効果
がある。
【0109】又本発明によれば、コード情報の存在が容
易に判別できないようにしてドット形式でコードを記録
できる効果がある。
【0110】更に本発明によれば、コード情報の読取り
精度を高めてコードを記録できる効果がある。
【0111】又本発明によれば、より多くのコード情報
の記録できる効果がある。
【0112】更に本発明によれば、画像に埋め込んで記
録された記録媒体よりコードを取り出して再生できる。
【0113】更に本発明によれば、コードの存在が分か
らないようにコードが記録された記録物を提供できる効
果がある。
【0114】又本発明の他の目的は、必要に応じてコー
ドの変更或いは消去が簡単にできる記録物を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のカードリーダ/プリンタの主要部の
構成を示す上面図である。
【図2】本実施例のカードリーダ/プリンタの構造断面
図である。
【図3】本実施例のカード記録及び再生システムの全体
を構成を示すブロック図である。
【図4】本実施例のカード記録システムで記録されたカ
ードの一例を示す図である。
【図5】本実施例におけるコードのドット記録間隔を説
明する図である。
【図6】本実施例のカードリーダ/プリンタの読取りセ
ンサの1画素の読取り素子の構成を示す図である。
【図7】カード読取り素子と画像の1画素との関係を示
す図である。
【図8】本実施例のカードリーダ/プリンタにおけるカ
ードの搬送を説明する図である。
【図9】本実施例のカードリーダ/プリンタの構成を示
すブロック図である。
【図10】本実施例のカードリーダ/プリンタにおける
コードの記録(印刷)処理を示すフローチャートであ
る。
【図11】本実施例のカードリーダ/プリンタにおける
コードの変更処理を示すフローチャートである。
【図12】第1実施例の変形例のカードリーダ/プリン
タの主要部の上面図である。
【図13】図12のカードリーダ/プリンタの構造断面
図である。
【図14】本発明の第2実施例のカードリーダ/プリン
タの主要部の上面図である。
【図15】図14のカードリーダ/プリンタの構造断面
図である。
【図16】図14及び図15のカードリーダ/プリンタ
の構成を示すブロック図である。
【図17】第2実施例におけるカードの搬送方向とデー
タの書込み方向とを説明する図である。
【図18】カードの両面に記録及び読取りが可能な(カ
ードを反転させる)カードリーダ/プリンタの概略図で
ある。
【図19】カードの両面に記録及び読取りが可能な(2
対のヘッドとリーダ部を備える)カードリーダ/プリン
タの概略図である。
【図20】本発明の第3実施例のカードの両面に記録及
び読取りが可能なカードリーダ/プリンタの構造断面図
である。
【図21】本発明の第3実施例のカードの両面に記録及
び読取りが可能なカードリーダ/プリンタにおいてヘッ
ドを回転した状態を示す図である。
【図22】本発明の第3実施例のカードリーダ/プリン
タのカード挿入口から見た図である。
【図23】本発明の第3実施例のカードリーダ/プリン
タにおけるヘッドクリーニングの状態を示す図である。
【図24】本発明の第4実施例のコード化を説明する図
である。
【図25】本発明の第4実施例の利点を説明する図であ
る。
【図26】本発明の第5実施例のコード化を説明する図
である。
【図27】本発明の第6実施例のコード化を説明する図
である。
【図28】本発明の第7実施例のカードの一例を示す図
である。
【図29】本発明の第8実施例のカードリーダ/プリン
タの一例を示すブロック図である。
【図30】図29の印刷処理部の構成を示すブロック図
である。
【図31】第8実施例におけるコード化を説明する図で
ある。
【図32】第8実施例のコード化を用いて画像を印刷し
たカードの一例を示す図である。
【図33】絵或いはコード情報が混在した画像から情報
を再生する原理を示した図である。
【図34】解読処理部において黒データとキーデータよ
り情報データを解読して再生する原理を説明する図であ
る。
【図35】第9実施例における印刷された磁性ピクチャ
ーカードを使用する装置の構成図である。
【図36】第9実施例における磁性ピクチャーカードに
情報データを埋め込む方法を説明する図である。
【図37】第9実施例における絵及びコード情報の混在
画像から情報を再生する原理を示した図である。
【図38】実施例における光学読取データと磁気読取デ
ータ及びコードとの関係を説明する図である。
【符号の説明】
1,1’ インクジェットヘッド 2,2’ リーダ部 4 搬送用モータ 7 カード検知センサ 8 第1の先端検知センサ 9 第2の先端検知センサ 12 カード 14 CPU 16 ROM 17 RAM 25 CRモータ 301 コンピュータ機器 303 キーボード 304 カードリーダ/プリンタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 29/367 B41M 5/00 Z G06K 19/06 (72)発明者 新井 篤 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 横井 克幸 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コード化された情報を記録媒体に記録す
    るコード記録装置であって、 コード化された情報を前記記録媒体にドットで記録する
    記録手段と、を有することを特徴とするコード記録装
    置。
  2. 【請求項2】 前記記録媒体とほぼ同色の記録材を使用
    し、前記記録手段により記録されたドットに前記記録材
    を重ねて記録することにより記録された情報を消去する
    消去手段を更に有することを特徴とする請求項1に記載
    のコード記録装置。
  3. 【請求項3】 前記消去手段は前記記録材により記録す
    る消去ヘッドを有し、前記消去ヘッドは前記記録手段の
    記録ヘッドに対し前記記録媒体の搬送方向の上流側に配
    されていることを特徴とする請求項2に記載のコード記
    録装置。
  4. 【請求項4】 画像データを入力する画像入力手段を更
    に有し、前記記録手段はコード化された情報と前記画像
    データとを混在させて記録することを特徴とする請求項
    1に記載のコード記録装置。
  5. 【請求項5】 音声を入力する音声入力手段を更に有
    し、前記コード化された情報は、前記音声入力手段より
    入力された音声をコード化して得られたものであること
    を特徴とする請求項1に記載のコード記録装置。
  6. 【請求項6】 前記記録手段は前記記録媒体の両面に記
    録できることを特徴とする請求項1に記載のコード記録
    装置。
  7. 【請求項7】 前記記録手段は複数色で記録を行うこと
    ができ、前記複数色のそれぞれに対応してコードを割り
    当てていることを特徴とする請求項1に記載のコード記
    録装置。
  8. 【請求項8】 コード化された情報に先立つ記録位置と
    後の記録位置に同期用の情報を記録する同期用ドット記
    録手段を更に有することを特徴とする請求項1に記載の
    コード記録装置。
  9. 【請求項9】 前記同期ドットはコード化された情報の
    所定ビットおきに記録されることを特徴とする請求項8
    に記載のコード記録装置。
  10. 【請求項10】 コード化された情報をドットで記録し
    ている記録物を読取ってコードを再生するコード再生装
    置であって、 前記記録物を搬送する搬送手段と、 前記記録物が読取り位置に到達したことを検知する検知
    手段と、 前記検知手段により検知に基づいて前記記録物を読み取
    る読取手段と、 前記読取り手段により読取ったイメージデータに基づい
    て2進データを発生するデータ発生手段と、 前記データ発生手段により発生された2進データよりコ
    ードを再生するコード再生手段と、を有することを特徴
    とするコード再生装置。
  11. 【請求項11】 前記読取手段は前記記録物の両面に記
    録されたイメージを読み取ることを特徴とする請求項1
    0に記載のコード再生装置。
  12. 【請求項12】 前記コード再生手段は、前記2進デー
    タより同期用ビットを除去してコードを再生することを
    特徴とする請求項10に記載のコード再生装置。
  13. 【請求項13】 コード化された情報を記録媒体に記録
    するコード記録装置であって、 画像情報を入力する画像入力手段と、 コード化される情報を入力するコード入力手段と、 前記コード入力手段より入力された情報をコード化し、
    前記画像入力手段により入力された画像とともに前記記
    録媒体にドットで記録する記録手段と、を有することを
    特徴とするコード記録装置。
  14. 【請求項14】 前記記録媒体とほぼ同色の記録材を使
    用し、前記記録手段により記録されたドットに前記記録
    材を重ねて記録することにより記録された情報を消去す
    る消去手段を更に有することを特徴とする請求項13に
    記載のコード記録装置。
  15. 【請求項15】 前記記録手段はコード化された情報を
    前記画像に埋め込んで記録することを特徴とする請求項
    13に記載のコード記録装置。
  16. 【請求項16】 前記記録手段は記録ヘッドを有し、前
    記記録ヘッドはインクを吐出して記録を行うインクジェ
    ット記録ヘッドであることを特徴とする請求項1乃至9
    及び13乃至16の少なくとも1項に記載のコード記録
    装置。
  17. 【請求項17】 前記記録ヘッドは、熱エネルギーを利
    用してインクを吐出する記録ヘッドであって、インクに
    与える熱エネルギーを発生するための熱エネルギー変換
    体を備えていることを特徴とする請求項16に記載のコ
    ード記録装置。
  18. 【請求項18】 前記インクは磁性流体を含むことを特
    徴とする請求項16のコード記録装置。
  19. 【請求項19】 前記記録手段は前記記録媒体の両面に
    記録することを特徴とする請求項13に記載のコード記
    録装置。
  20. 【請求項20】 コード化された情報を記録媒体に記録
    するコード記録方法であって、 入力された情報をコード化する工程と、 コード化されたコードを記録媒体にドットで記録する工
    程と、を有することを特徴とするコード記録方法。
  21. 【請求項21】 記録媒体とほぼ同色の記録材を使用
    し、記録されたドットに前記記録材を重ねて記録するこ
    とにより記録された情報を消去する工程を更に有するこ
    とを特徴とする請求項20に記載のコード記録方法。
  22. 【請求項22】 コード化された情報を記録媒体に記録
    するコード記録方法であって、 画像情報を入力する工程と、 コード化される情報を入力する工程と、 入力された情報をコード化し、入力された画像とともに
    前記記録媒体にドットで記録する工程と、を有すること
    を特徴とするコード記録方法。
  23. 【請求項23】 前記記録媒体とほぼ同色の記録材を使
    用し、記録されたドットに前記記録材を重ねて記録する
    ことにより記録された情報を消去する工程を更に有する
    ことを特徴とする請求項22に記載のコード記録方法。
  24. 【請求項24】 コード化された情報をドットで記録し
    ている記録物を読取ってコードを再生するコード再生方
    法であって、 記録物を搬送し読取り位置に到達したことを検知する工
    程と、 読取位置に到達した記録物を読み取る工程と、 その読取った記録物のイメージデータに基づいて2進デ
    ータを発生する工程と、 その2進データよりコードを再生する工程と、を有する
    ことを特徴とするコード再生方法。
  25. 【請求項25】 コードをドット形式で表し、それらド
    ットを画像の中に埋め込んで記録した記録物。
  26. 【請求項26】 前記ドットは複数色を有し、各色に対
    応してコードが割り当てられていることを特徴とする請
    求項25に記載の記録物。
  27. 【請求項27】 前記記録物はシート形状であり、その
    両面の少なくとも一方の面にコードがドットで記録され
    ていることを特徴とする請求項25に記載の記録物。
JP6019517A 1994-02-16 1994-02-16 コード記録/再生方法及びその装置及び該装置で記録された記録物 Withdrawn JPH07230517A (ja)

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