JPH07230220A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH07230220A
JPH07230220A JP6021061A JP2106194A JPH07230220A JP H07230220 A JPH07230220 A JP H07230220A JP 6021061 A JP6021061 A JP 6021061A JP 2106194 A JP2106194 A JP 2106194A JP H07230220 A JPH07230220 A JP H07230220A
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洋輔 西東
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正保 安西
Takashi Suzuki
貴志 鈴木
Masato Miwa
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的はベルト転写方式を用いた画像
形成装置において、転写時及び転写前後における「トナ
ーの飛び散り」、転写ベルト表面へのフィルミング層の
形成、装置内の汚染及び定着機の加熱ローラやバックア
ップローラの汚れを防止することにある。 【構成】 レジストローラの下部ローラ7bを金属で構
成しローラ回転軸を接地し、かつ従動駆動としてレジス
トローラ通過後の用紙6裏面の帯電を防止した状態で転
写ベルト8に搬送する。16は用紙厚さセンサで、制御
回路15は用紙厚さセンサ16からの信号を受け、用紙
6が厚紙の場合には露光器3の駆動電源22や現像機4
の操作回路14に制御信号を送り、露光強度や現像バイ
アス電圧、現像ロール周速を低減し現像トナー量を制御
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真方式のプリン
タや複写機等の画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式を用いた画像形成装置は高
速、高画質印刷が可能という特長を有しており、現在計
算機やOA機器等の出力装置や複写機として広く使用さ
れている。計算機用の出力装置においては、以前は使用
する用紙は連続紙が主であったが、最近ではカット紙の
両面印刷のニーズが高まってきている。さらに、印刷に
使用する用紙も証書、手紙等の厚紙(連量100Kg紙
以上、厚さ約150μm以上)、再生紙、OHPシート
等と多様化してきた。一方、装置側にも小型化、高信頼
化(用紙ジャムが少ない)等の要求が高まってきてい
る。
【0003】画像形成装置の転写方式には様々な方式が
知られているが、上記のような要求を満たすためにはベ
ルト転写方式が有効である。図6にベルト転写方式を用
いた画像形成装置の一例を示す。感光体1表面は帯電器
2により均一に帯電された後、露光器3による光照射で
潜像が形成される。潜像は現像機4で現像され、感光体
1上にはトナー5による画像が形成される。一方、図示
しない給紙装置から給紙された用紙6は上部ローラ7
a、下部ローラ7bからなるレジストローラ対により搬
送され、感光体1上に形成されたトナー像と同期をとっ
て転写ベルト8上に送られ、転写ベルト8により感光体
1に押し付けられる。転写ベルト8裏面には転写器9に
よりトナー5と逆極性の電荷が供給されているので、感
光体1上に形成されたトナー像は用紙6に転写される。
用紙6が転写ベルト8から剥離する際には、トナーの舞
い上がりを防止するためディスチャージャ12により用
紙6裏面にトナーと逆極性の電荷が供給される。その
後、用紙6は加熱ローラ11a、バックアップローラ1
1bからなる定着機へ送られ、トナー像は用紙6に固着
される。転写を終えた感光体1はクリーニング装置13
により残留トナーが除去される。なお、図において、1
0は転写ベルト8に付着したトナーや紙粉を除去するた
めのバイアスクリーナであり、トナー5と逆極性の電圧
が印加された導電性ブラシローラ10a、導電性ブラシ
ローラ10aより高電圧が印加された回収ローラ10b
及びトナーや紙粉を回収ローラ10bから除去するブレ
ード10cから構成される。
【0004】上記のようなベルト転写方式は、用紙を転
写ベルトに吸着して定着部まで搬送するため感光体への
用紙巻き付きによる用紙ジャムが少ない、用紙を転写ベ
ルトによって感光体に押し付けるため、用紙先端まで印
刷できる、転写ベルトは用紙の吸着搬送機能をも有する
ため他の用紙搬送系を小型化できるという利点を有して
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ベルト転写方式は上記
のような利点を有するものの、画像形成装置を印刷量の
多い環境下で用いた場合は次のような新たな問題点が生
じる。本発明においては、トナーの帯電極性はプラス、
マイナスを問わないが、以下トナーの帯電極性をマイナ
スとして説明する。
【0006】(1)現像剤の劣化等により生じたカブリ
トナー(帯電量が少ない、あるいは逆極性に帯電し、小
粒径)が多くなると、用紙6間でカブリトナーが感光体
1から転写ベルト8上に付着する。転写ベルト8上に付
着したトナーの一部は、ディスチャージャ12によりプ
ラスの電荷を受け極性がマイナスからプラスに変化す
る。一方、導電性ブラシローラ10aにはプラスの電圧
が印加されているため極性がプラスに変化した一部のト
ナーは回収されず、転写ベルト8上に残留トナー23と
して残る。そして、レジストローラ対により搬送された
用紙6裏面がプラスに帯電していると、残留トナー23
は用紙6裏面に付着せず長期間に渡って転写ベルト8上
に蓄積することになりフィルミング層24を形成してし
まう。転写ベルト8上にフィルミング層24が形成され
ると転写ベルト8の吸着性や転写性能が低下し、印刷画
像の画質を著しく低下させてしまうという問題点が生じ
る。
【0007】(2)転写ベルト8に送られてくる用紙6
の裏面が転写器9により供給する電荷と同極性(プラ
ス)に帯電していると、実質的に転写ベルト8裏面に転
写電荷(プラス)を供給したことになり、感光体1表面
と用紙6間の電界が高くなり、用紙6が転写部に至る前
にトナーが用紙6上に飛翔する「転写前トナー飛び散り
(20a)」が発生する。また、転写部においては転写
電荷(プラス)の供給過剰による「転写時トナー飛び散
り」が、用紙6が感光体1からの剥離する際には剥離放
電による「転写後トナー飛び散り(20b)」が発生す
る。「トナー飛び散り」が発生すると印刷画像の画質が
低下し、さらに飛び散ったトナーが定着時に加熱ローラ
11aに付着しオフセットトナー21の原因となるとい
う問題点が生じる。
【0008】これらの「トナー飛び散り」は使用する用
紙に依存し、用紙の連量100Kg紙以上の厚紙やOH
Pシート等、用紙抵抗が高い場合に顕著であり、また、
環境的には高湿状態より低温低湿時に顕著であることが
わかった。
【0009】ところで、上記問題点(1)、(2)の主
原因となる用紙裏面の帯電は、装置内で用紙を搬送する
搬送ローラやレジストローラの摩擦帯電によって生じ
る。図7にレジストローラ対通過時の用紙6の帯電状態
を示す。上部ローラ7aの材質をカーボンファイバー入
りポリアセタール樹脂、下部ローラ7bの材質をネオプ
レンゴムとし、それぞれ両軸駆動とする。上部ローラ7
a、下部ローラ7bが回転すると、ネオプレンゴムは弾
性体であるため両ローラ間で速度差が生じ、摩擦帯電が
起きる。この摩擦帯電によって上部ローラ7aはマイナ
スに下部ローラ7bはプラスに帯電する。ローラが抵抗
体であると電荷のリークが少なく、ローラに電荷が蓄積
される。用紙6はレジストローラ対通過時に両ローラか
らそれぞれ電荷を受け取り、用紙6裏面はプラスに帯電
する。特に、使用する用紙が厚紙の場合や低湿環境下で
は、用紙裏面は数百ボルト〜1KVボルトにまで帯電し
てしまう。なお、用紙と搬送ローラあるいはレジストロ
ーラとの摩擦によっても用紙の帯電は生じる。
【0010】(3)上記問題点(2)の「トナー飛び散
り」は、用紙上の付着トナー量、特に印刷画像が線画像
の場合には付着トナー高さと密接な関係があり、これら
の値が大きいほど転写時及び転写前後での用紙上のトナ
ーの飛び散り量が増加する。また、定着時の加熱ローラ
11aへのオフセットトナーの付着量も用紙上の付着ト
ナー量に依存する。また、用紙6が転写ベルト8から剥
離する際には、用紙6上のトナーが舞い上がるという現
象が生じるが、この舞い上がりトナー量も同一トナーの
場合用紙上の付着トナー量に依存する。
【0011】図4(a)に用紙上の付着トナー量Mと舞
い上がりトナー量の関係を、図4(b)に用紙上の付着
トナー量Mとオフセットトナー量の関係を示す。なお、
付着トナー量Mとは、A4サイズの用紙にL字パターン
を印刷密度10%で印刷した場合における転写後の用紙
に付着しているトナーの量を示している。付着トナー量
Mが臨界値Ms(用紙種や用紙厚さ、環境条件によって
異なるが約70〜80mg)以上になると、舞い上がり
トナー量やオフセットトナー量は急増する。舞い上がり
トナー量が多くなると、装置内を汚染したり、定着機の
加熱ローラ11a、バックアップローラ11bを汚染す
るという問題点が生じる。なお、臨界値Msの値は印刷
パターンの種類によって異なり、ベタ画像より線画像の
方が小さい値となる。
【0012】従って、本発明の目的は、転写ベルトへの
フィルミング層の形成を防止することにより印刷画像の
画質低下を防止することにある。また、転写時及び転写
前後に生じるトナーの飛び散りを防止することにより印
刷画像の画質低下を防止することにある。また、転写ベ
ルトから用紙が剥離する際に生じるトナーの舞い上がり
や加熱ローラへのオフセットトナーの発生を防止するこ
とにより装置内の汚染や定着機の汚染を防止することに
ある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的は、無端移動可
能に支持され転写材支持面を有する転写材支持手段と、
前記転写材支持手段表面に所定極性の電荷を発生させる
電荷供給手段とを備えた画像形成装置において、前記転
写材支持手段の転写材搬送方向上流側に、転写材の少な
くとも裏面側の電荷を調整する電荷調整手段を設けるこ
とにより達成される。
【0014】また、像担持体と、前記像担持体表面に光
を照射することにより静電潜像を形成する露光手段と、
前記静電潜像に現像ロールを用いてトナーを付着させる
ことにより現像を行う現像手段と、無端移動可能に支持
され転写材支持面を有する転写材支持手段と、前記転写
材支持手段表面に所定極性の電荷を発生させる電荷供給
手段とを備えた画像形成装置において、前記転写材支持
手段へ送り込まれる転写材の厚さを検出し、転写材の厚
さが厚い程前記静電潜像に付着する現像トナー量を減少
させることにより達成される。
【0015】
【作用】転写材支持手段の転写材搬送方向上流側に転写
材の少なくとも裏面側の電荷を調整する電荷調整手段を
設けたことにより、転写材支持手段へ送り込まれる転写
材裏面の帯電が防止され、転写材支持手段に付着したト
ナーは転写材裏面に付着して排出されるため、転写材支
持手段へトナーが残留したり蓄積することがなくフィル
ミング層の形成を防止することができる。また、転写時
及び転写前後の「トナー飛び散り」を防止することがで
きる。
【0016】また、転写材の厚さが厚い程現像トナー量
を減少させることにより、用紙上の付着トナー量を画像
濃度、画質が劣化しない程度に減少させることができ、
舞い上がりトナー量やオフセットトナー量を抑制するこ
とができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。 [実施例1]図1は本発明となる画像形成装置の実施例
を示す構成図である。印刷プロセスは従来技術と同じで
あるので説明を省略する。なお、図において、従来技術
と同じ部材には同じ符号を付している。
【0018】下部ロール7bを金属で構成してロール回
転軸を接地し、上部ロール7aをカーボンファイバー入
りポリアセタール樹脂で構成した。下部ロール7bが接
地されているので電荷はリークし、下部ロール7bが帯
電することはない。そして、一方のロールのみを駆動し
他方のロールを従動とすることにより両ロール間の速度
差をなくし、摩擦帯電を防止した。この結果、用紙裏面
の帯電を防止することができ、転写ベルト8に付着した
トナーは用紙裏面に付着し回収されるとともに、転写部
でのトナーの飛び散りを防止することができる。なお、
上部ロール7aの樹脂に添加するカーボンファイバーの
量を増やし上部ロール7aを導電化し接地すると、さら
に用紙帯電を防止することができる。
【0019】16は用紙6の厚さを検出する用紙厚さセ
ンサで、通常光透過型のものを用いる。なお、用紙の重
送検出センサを用紙厚さセンサとして兼用することもで
きる。用紙厚さセンサ16により検出された情報は制御
回路15へ送られる。制御回路15は用紙厚さセンサ1
6からの情報に基づき、露光器3(レーザ、LED等)
の駆動電源22や現像機4の操作回路14(現像バイア
ス電源、モータ駆動回路)に制御信号を送り、露光強
度、現像バイアス電圧あるいは現像ロール周速を制御す
る。
【0020】図5に用紙上の付着トナー量Mと現像バイ
アス電圧VBの関係を示す。なお、付着トナー量Mは上
記説明と同一の定義であり、付着トナー量の臨界値MS
は80mgであり、転写電流は一定とした。
【0021】図5(a)は周速比K(現像ロールと感光
体の回転速度の比)を一定とし、使用する用紙を連量1
35kg紙、連量55kg紙と変化させた場合である。
135kg紙、55kg紙のいずれも現像バイアス電圧
Bが大きくなるにつれて付着トナー量Mは増加する
が、用紙の厚さが厚い135kg紙の方が付着トナー量
Mは多い。用紙上の付着トナー量Mは現像ロ−ルによっ
て感光体上に現像された現像トナー量Mgと感光体から
用紙への転写効率ηの積(Mg×η)によって決定する
が、ベルト転写方式やローラ転写方式の場合、用紙を感
光体に押しつける働きがあるため用紙の厚さが厚い方が
転写効率が高い。従って、転写電流が一定の場合、用紙
の厚さが厚い方が付着トナー量Mは多くなる。現像バイ
アスVBが400Vの時55Kg紙の付着トナー量Mは
臨界値MS以下となるのに対し、135Kg紙の付着ト
ナー量Mは臨界値MS以上となってしまう。従って、1
35kg紙を使用する場合は現像バイアス電圧VBを3
00Vに低下させると現像トナー量Mgが低下し付着ト
ナー量Mを臨界値MS以下にすることができる。
【0022】図5(b)は使用する用紙を連量135K
g紙と一定とし、周速比をK、0.8Kと変化させた場
合である。周速比をKから0.8Kに20%低下させる
と、現像トナー量Mgが減少し用紙上の付着トナー量M
も少なくなる。周速比の低減は、印刷画像の後端欠け防
止にも効果がある。
【0023】従って、使用する用紙の厚さを用紙厚さセ
ンサ16により検出し厚さが所定値(例えば連量135
Kg紙)以上の場合は、現像バイアス電圧を400Vか
ら300Vに下げるか、周速比を20%下げるあるいは
現像バイアス電圧及び周速比の両方を低下させることに
より、現像トナー量を減少させ用紙上の付着トナー量を
低減させることができる。また、露光器3の露光強度を
下げることにより露光部での感光体のコントラスト電位
を小さくしても現像トナー量を減少させることができ
る。
【0024】以上説明したように、厚紙印刷時には感光
体の現像トナー量を減少させるので、転写条件を変える
ことなく用紙上の付着トナー量を低減することができ、
転写部でのトナー飛び散りや用紙剥離時のトナー舞い上
がりを防止することができる。
【0025】[実施例2]2つの材質を接触させるとそ
の材質の仕事関数の小さい方がプラスに帯電し、大きい
方がマイナスに帯電するという性質を持つ。従って、本
発明となる画像形成装置のレジストローラの材質を適当
に選択することにより、レジストローラの電荷、ひいて
は用紙裏面の電荷を調整することができる。
【0026】上部ローラ7a及び下部ローラ7bを同じ
材質で構成すると、仕事関数が同じであるため帯電が起
きず下部ローラ7bの帯電量をほぼ零にすることができ
る。この結果、レジストローラ通過時の用紙裏面の帯電
を防止することができ、転写ベルト8に付着したトナー
は用紙裏面に付着し回収される。例えば、上部ローラ7
a及び下部ローラ7bの両方共ネオプレンゴム(仕事関
数:約4.9eV)で構成したり、両方共SUS304
(仕事関数:約4.5eV)やアルミ(仕事関数:約
4.0eV)等の同種の金属で構成すればよい。ただ
し、両方共同種の金属で構成する場合は、用紙の搬送性
に問題があるためロール表面に溝を設けたり粗面処理す
る必要がある。
【0027】[実施例3]転写器9により供給する電荷
の極性がプラスの場合、転写ベルト8に付着しバイアス
クリーナ10によっても回収されないトナーはプラスの
電荷を持っている。このような場合は、下部ローラ7b
の材質の仕事関数が上部ローラ7aの材質の仕事関数よ
り大きくなるように材質を選択すればよい。仕事関数は
下部ローラ7bの方が大きいため下部ローラ7bはマイ
ナスに帯電し、それに伴い用紙裏面もマイナスに帯電す
る。この結果、転写ベルト8付着したプラスのトナーは
用紙裏面に付着し回収される。
【0028】例えば、上部ローラ7aをネオプレンゴム
で構成し下部ローラ7bをカーボンファイバー入りポリ
アセタール樹脂(仕事関数:5.0eV)で構成した
り、あるいは、上部ローラ7aを金属で構成し下部ロー
ラ7bをネオプレンゴムで構成すればよい。
【0029】[実施例4]転写器9により供給する電荷
の極性がマイナスの場合、転写ベルト8に付着しバイア
スクリーナ10によっても回収されないトナーはマイナ
スの電荷を持っている。このような場合は、下部ローラ
7bの材質の仕事関数が上部ローラ7aの材質の仕事関
数より小さくなるように材質を選択すればよい。仕事関
数は下部ローラ7bの方が小さいため下部ローラ7bは
プラスに帯電し、それに伴い用紙裏面もプラスに帯電す
る。この結果、転写ベルト8に付着したマイナスのトナ
ーは用紙裏面に付着し回収される。
【0030】例えば、上部ローラ7aをカーボンファイ
バー入りポリアセタール樹脂で構成し下部ローラ7bを
ネオプレンゴムで構成したり、あるいは、上部ローラ7
aをネオプレンゴムで構成し下部ローラ7bを金属で構
成すればよい。
【0031】[実施例5]図2は本発明となる画像形成
装置のレジストローラ部分の他の実施例を示す構成図で
ある。上部ローラ7aを金属で構成して電気的に接地
し、下部ローラ7bをネオプレンゴムで構成した。17
は両ローラのニップ部に対し下部ローラ7b側で、かつ
用紙搬送方向に対しレジストローラ対の下流側に設けら
れた除電ブラシであり、導電性繊維あるいは金属ブラシ
から構成されている。ブラシの先端は用紙6裏面、下部
ローラ7bあるいは用紙6裏面と下部ローラ7bの両方
に接触しており、下部ローラ7bや用紙の帯電電荷を除
去する。
【0032】この結果、用紙裏面の帯電を防止すること
ができる。なお、下部ローラ7bの材質としては、カー
ボンファイバー入りポリアセタール樹脂等のプラスチッ
クも使用することができる。
【0033】[実施例6]図3は本発明となる画像形成
装置のレジストローラ部分の他の実施例を示す構成図で
ある。上部ローラ7aを金属で構成して電気的に接地
し、下部ローラ7bをネオプレンゴムで構成した。18
は両ローラのニップ部に対し下部ローラ7b側で、かつ
用紙搬送方向に対しレジストローラ対の下流側に設けら
れたコロナ帯電器であり、上部ロ−ラ7aが対向電極と
して働きコロナワイヤにより放電を生じさせる。図3
(a)はコロナ帯電器18の電源19としてAC電源を
用いる場合あり、用紙裏面の帯電電荷を除去する。図3
(b)はコロナ帯電器18の電源19としてDCバイア
スを有するAC電源を用いる場合であり、用紙6裏面に
転写器9により供給する電荷と逆極性の電荷を付与す
る。この結果、用紙裏面の転写ベルト8上に付着したト
ナーと同極性の帯電を防止することができる。
【0034】上記実施例においては、ベルト転写方式を
用いた画像形成装置について説明したが、転写ベルトの
代わりに転写ロ−ラを用いたローラ転写方式を用いた画
像形成装置についても本発明を適用することができる。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば次のような効果を奏する
ことができる。
【0036】(1)転写材支持手段へのトナー残留、蓄
積によるフィルミング層の形成を防止することができ
る。
【0037】(2)転写時及び転写前後に発生する「ト
ナーの飛び散り」を防止することができるので印刷画像
の画質劣化を防止することができる。
【0038】(3)トナーの舞い上がりを防止すること
ができるため装置内の汚染や定着機の加熱ローラやバッ
クアップローラの汚れを防止することができる。
【0039】(4)定着時の加熱ローラへのオフセット
トナーの発生をを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明となる画像形成装置の一実施例を示す
構成図である。
【図2】 本発明となる画像形成装置のレジストローラ
部分の他の実施例を示す構成図である。
【図3】 本発明となる画像形成装置のレジストローラ
部分の他の実施例を示す構成図である。
【図4】 舞い上がりトナー量及びオフセットトナー量
と用紙上の付着トナー量の関係を示す図である。
【図5】 用紙上の付着トナー量と現像バイアス電圧の
関係を示す図である。
【図6】 従来技術による画像形成装置を示す構成図で
ある。
【図7】 レジストローラ対通過時の用紙の帯電状態を
示す図である。
【符号の説明】
1は感光体、3は露光器、4は現像機、5はトナー、6
は用紙、7a、7bはレジストローラ、8は転写ベル
ト、9は転写器、10はバイアスクリーナ、11a、1
1bは定着機、15は制御回路、16は用紙厚さセン
サ、17は除電ブラシ、18はコロナ帯電器である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安西 正保 茨城県勝田市武田1060番地 日立工機株式 会社内 (72)発明者 鈴木 貴志 茨城県勝田市武田1060番地 日立工機株式 会社内 (72)発明者 三輪 正人 茨城県勝田市武田1060番地 日立工機株式 会社内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無端移動可能に支持され転写材支持面を
    有する転写材支持手段と、前記転写材支持手段表面に所
    定極性の電荷を発生させる電荷供給手段とを備えた画像
    形成装置において、 前記転写材支持手段の転写材搬送方向上流側に、転写材
    の少なくとも裏面側の電荷を調整する電荷調整手段を設
    けたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記電荷調整手段が、転写材の少なくと
    も裏面側の帯電量をほぼ零にする除電装置であることを
    特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記電荷調整手段が、転写材の少なくと
    も裏面側を前記電荷供給手段により供給される電荷と逆
    極性に帯電させる帯電装置であることを特徴とする請求
    項1記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記電荷調整手段を、上部ローラと下部
    ローラからなる一対のローラで構成したことを特徴とす
    る請求項1記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記ローラ対の下部ローラを金属で構成
    するとともに、下部ローラを直接あるいは抵抗体を介し
    て接地することを特徴とする請求項4記載の画像形成装
    置。
  6. 【請求項6】 前記ローラ対の上部ローラ及び下部ロー
    ラを構成する材質のそれぞれの仕事関数がほぼ同一であ
    ることを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記電荷供給手段により供給される電荷
    の極性がプラスの場合、前記ローラ対の下部ローラを構
    成する材質の仕事関数が上部ローラを構成する材質の仕
    事関数より大きいことを特徴とする請求項4記載の画像
    形成装置。
  8. 【請求項8】 前記電荷供給手段により供給される電荷
    の極性がマイナスの場合、前記ローラ対の下部ローラを
    構成する材質の仕事関数が上部ローラを構成する材質の
    仕事関数より小さいことを特徴とする請求項4記載の画
    像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記電荷供給手段が、上部ローラと下部
    ローラからなる一対のローラと、前記ローラ対の転写材
    出口近傍に設けたブラシからなることを特徴とする請求
    項1記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記電荷供給手段が、上部ローラと下
    部ローラからなる一対のローラと、前記ローラ対の転写
    材出口近傍において転写材を介して前記上部ローラ側へ
    対向させて設けたコロナ帯電器からなり、前記コロナ帯
    電器のコロナワイヤに交番電圧を印加するとともに、前
    記ローラ対の上部ローラを金属で構成して接地したこと
    を特徴とする請求項1項記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 像担持体と、前記像担持体表面に光を
    照射することにより静電潜像を形成する露光手段と、前
    記静電潜像に現像ロールを用いてトナーを付着させるこ
    とにより現像を行う現像手段と、無端移動可能に支持さ
    れ転写材支持面を有する転写材支持手段と、前記転写材
    支持手段表面に所定極性の電荷を発生させる電荷供給手
    段とを備えた画像形成装置において、 前記転写材支持手段へ送り込まれる転写材の厚さを検出
    し、転写材の厚さが厚い程前記静電潜像に付着する現像
    トナー量を減少させることを特徴とする画像形成装置。
  12. 【請求項12】 検出された転写材の厚さが厚い程前記
    現像ロールに印加する現像バイアス電圧を低下すること
    により前記現像トナー量を減少させることを特徴とする
    請求項11項記載の画像形成装置。
  13. 【請求項13】 検出された転写材の厚さが厚い程前記
    現像ロールの周速を遅くすることにより前記現像トナー
    量を減少させることを特徴とする請求項11項記載の画
    像形成装置。
  14. 【請求項14】 検出された転写材の厚さが厚い程前記
    露光手段の露光強度を低下することにより前記現像トナ
    ー量を減少させることを特徴とする請求項11項記載の
    画像形成装置。
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JP2013061505A (ja) * 2011-09-14 2013-04-04 Canon Inc 画像形成装置
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JP2018025684A (ja) * 2016-08-10 2018-02-15 キヤノン株式会社 画像形成装置

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