JPH07229632A - 空気調和機 - Google Patents
空気調和機Info
- Publication number
- JPH07229632A JPH07229632A JP6020255A JP2025594A JPH07229632A JP H07229632 A JPH07229632 A JP H07229632A JP 6020255 A JP6020255 A JP 6020255A JP 2025594 A JP2025594 A JP 2025594A JP H07229632 A JPH07229632 A JP H07229632A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- coils
- fins
- heating
- cooling
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)
- Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 冷房専用コイルと暖房専用コイルとを有する
空気調和機において、冷房運転時および暖房運転時の不
使用フィンを有効利用する。 【構成】 冷水コイル５と温水コイル６とが互いに入り
組んだ配列で共通のフィン７に通されて一体化されてい
る。 【効果】 フィン面積を大きく使うことができ、熱交換
の効率が良くなる。熱交換器自体が小型化され、空気調
和機の小型化にも好都合。
空気調和機において、冷房運転時および暖房運転時の不
使用フィンを有効利用する。 【構成】 冷水コイル５と温水コイル６とが互いに入り
組んだ配列で共通のフィン７に通されて一体化されてい
る。 【効果】 フィン面積を大きく使うことができ、熱交換
の効率が良くなる。熱交換器自体が小型化され、空気調
和機の小型化にも好都合。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、空気調和機に係り、特
に冷房専用コイルと暖房専用コイルとを有する空気調和
機に関する。
に冷房専用コイルと暖房専用コイルとを有する空気調和
機に関する。
【０００２】
【従来の技術・発明の解決課題】従来、冷房専用コイル
と暖房専用コイルとを有する空気調和機では、図３に示
すように、それぞれにフィンを有する別個の冷房専用フ
ィンコイル１１と暖房専用フィンコイル１２とが、一つ
のハウジング１３内に隣接して並ぶように配置されてい
た。すなわち、送風機１４の風は冷房運転時も暖房運転
時にも両方のフィンコイル１１，１２を通過するが、そ
れぞれのコイルに冷媒または熱媒が通されるのは、冷房
運転時には冷房専用コイル１１にだけ、暖房運転時には
暖房専用コイル１２にだけであり、いずれの運転時にも
一方のフィンコイルだけが熱交換を行い、他方のフィン
コイルは風が通されるにも拘わらず熱交換に殆ど寄与し
ない存在となっていた。なお図中１５は、空気流路中に
設けられたフィルタユニットである。
と暖房専用コイルとを有する空気調和機では、図３に示
すように、それぞれにフィンを有する別個の冷房専用フ
ィンコイル１１と暖房専用フィンコイル１２とが、一つ
のハウジング１３内に隣接して並ぶように配置されてい
た。すなわち、送風機１４の風は冷房運転時も暖房運転
時にも両方のフィンコイル１１，１２を通過するが、そ
れぞれのコイルに冷媒または熱媒が通されるのは、冷房
運転時には冷房専用コイル１１にだけ、暖房運転時には
暖房専用コイル１２にだけであり、いずれの運転時にも
一方のフィンコイルだけが熱交換を行い、他方のフィン
コイルは風が通されるにも拘わらず熱交換に殆ど寄与し
ない存在となっていた。なお図中１５は、空気流路中に
設けられたフィルタユニットである。
【０００３】本発明は、上述のごとき冷房専用コイルと
暖房専用コイルとを有する従来の空気調和機における問
題点に鑑み、これを有効に解決すべく創案されたもので
ある。したがって本発明の課題は、冷房専用コイルと暖
房専用コイルとを有する空気調和機において、冷房運転
時または暖房運転時に冷媒または熱媒がいずれか一方の
コイルに通されるが、そのとき、両フィンコイル分のフ
ィンを有効に熱交換に寄与させることのできる空気調和
機を提供することにある。
暖房専用コイルとを有する従来の空気調和機における問
題点に鑑み、これを有効に解決すべく創案されたもので
ある。したがって本発明の課題は、冷房専用コイルと暖
房専用コイルとを有する空気調和機において、冷房運転
時または暖房運転時に冷媒または熱媒がいずれか一方の
コイルに通されるが、そのとき、両フィンコイル分のフ
ィンを有効に熱交換に寄与させることのできる空気調和
機を提供することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明に係る空気調和機
は、上述の目的を達成するために以下のような構成を備
えている。即ち、冷房専用コイルと暖房専用コイルとが
互いに入り組んだ配列で共通のフィンに通されている。
は、上述の目的を達成するために以下のような構成を備
えている。即ち、冷房専用コイルと暖房専用コイルとが
互いに入り組んだ配列で共通のフィンに通されている。
【０００５】
【作用および発明の効果】本発明に係る空気調和機で
は、冷房運転時には冷房専用コイルに冷媒が流されて暖
房専用コイルに熱媒は流されない。フィンに通された冷
房専用コイルと暖房専用コイルとは互いに入り組んで配
列されているので、フィンからは、その大略全体から均
等に熱が吸収される。暖房運転時には暖房専用コイルに
熱媒が流されて冷房専用コイルに冷媒は流されない。フ
ィンに通された冷房専用コイルと暖房専用コイルとは互
いに入り組んで配列されているので、フィンからは、そ
の大略全体から均等に放熱される。フィンの面積は、個
々のコイルにのみ取り付けられていた場合よりもかなり
大きくなっており、その分だけフィンに伝わる熱量も大
きくなっている。したがって、冷房運転時も暖房運転時
にも、それぞれの専用コイルから大面積のフィン全体を
通して効率の良い熱交換が行える。
は、冷房運転時には冷房専用コイルに冷媒が流されて暖
房専用コイルに熱媒は流されない。フィンに通された冷
房専用コイルと暖房専用コイルとは互いに入り組んで配
列されているので、フィンからは、その大略全体から均
等に熱が吸収される。暖房運転時には暖房専用コイルに
熱媒が流されて冷房専用コイルに冷媒は流されない。フ
ィンに通された冷房専用コイルと暖房専用コイルとは互
いに入り組んで配列されているので、フィンからは、そ
の大略全体から均等に放熱される。フィンの面積は、個
々のコイルにのみ取り付けられていた場合よりもかなり
大きくなっており、その分だけフィンに伝わる熱量も大
きくなっている。したがって、冷房運転時も暖房運転時
にも、それぞれの専用コイルから大面積のフィン全体を
通して効率の良い熱交換が行える。
【０００６】
【実施例】以下、本発明に係る空気調和機の一実施例に
ついて、図１および図２を参照して説明する。なお、図
１に示す空気調和機は、従来技術の説明で図３に示した
空気調和機と熱交換器の構成が異なり、他の構成につい
ては同様である。したがって、同一の構成部分について
は同一符号を付すことによって重複する説明を省略す
る。
ついて、図１および図２を参照して説明する。なお、図
１に示す空気調和機は、従来技術の説明で図３に示した
空気調和機と熱交換器の構成が異なり、他の構成につい
ては同様である。したがって、同一の構成部分について
は同一符号を付すことによって重複する説明を省略す
る。
【０００７】図１に示すように、本発明の空気調和機で
は、冷房用熱交換器と暖房用熱交換器とが一体にされて
一つのフィンコイルＦＣに構成されており、冷房専用コ
イルと暖房専用コイルとが共通のフィンに通されてい
る。図２にフィンコイルの具体的構成について説明図を
示す。手前側の左右両端にそれぞれ２本ずつ合計４本の
ヘッダーが設けられている。外側の２本が冷水用ヘッダ
ーで、それぞれ冷水入口ヘッダー１および冷水出口ヘッ
ダー２である。内側の２本が温水用ヘッダーで、それぞ
れ温水入口ヘッダー３および温水出口ヘッダー４であ
る。各ヘッダー１，２，３，４には、図示していないが
冷水および温水のそれぞれの往管と還管が、バルブやス
トレーナを介して接続される。
は、冷房用熱交換器と暖房用熱交換器とが一体にされて
一つのフィンコイルＦＣに構成されており、冷房専用コ
イルと暖房専用コイルとが共通のフィンに通されてい
る。図２にフィンコイルの具体的構成について説明図を
示す。手前側の左右両端にそれぞれ２本ずつ合計４本の
ヘッダーが設けられている。外側の２本が冷水用ヘッダ
ーで、それぞれ冷水入口ヘッダー１および冷水出口ヘッ
ダー２である。内側の２本が温水用ヘッダーで、それぞ
れ温水入口ヘッダー３および温水出口ヘッダー４であ
る。各ヘッダー１，２，３，４には、図示していないが
冷水および温水のそれぞれの往管と還管が、バルブやス
トレーナを介して接続される。
【０００８】各ヘッダーからは、ヘッダーの長手方向に
配列された複数の細管よりなるコイル５，６（図には冷
水コイル５および温水コイル６をそれぞれ１本ずつだけ
示している）が図の奥の方向へ延びており、各コイル
５，６は蛇行することによって温水出入口ヘッダー３，
４どうし、冷水出入口ヘッダー１，２どうしを接続して
いる。各コイル５，６は、これらに直交する多数の金属
薄板よりなるフィン７で連結されており、各フィン７の
間の隙間が空気流路となる。空気は、この流路を流れる
ときにフィン７や各コイル５，６に接触することによ
り、コイル５または６の中に流れている冷媒ないし熱媒
と熱交換を行う。なお、冷水コイル５と温水コイル６と
では、一般に冷水コイル５の方が列が多くなるので、冷
水コイル５は上述の空気流路を６回横切るように、温水
コイル６は４回横切るように構成されている。また上下
には、温水コイル６と冷水コイル５とが交互に配列され
るのが好ましいが、両コイル５，６がある程度均等に分
散して配列されれば、その配列は厳密ではない。
配列された複数の細管よりなるコイル５，６（図には冷
水コイル５および温水コイル６をそれぞれ１本ずつだけ
示している）が図の奥の方向へ延びており、各コイル
５，６は蛇行することによって温水出入口ヘッダー３，
４どうし、冷水出入口ヘッダー１，２どうしを接続して
いる。各コイル５，６は、これらに直交する多数の金属
薄板よりなるフィン７で連結されており、各フィン７の
間の隙間が空気流路となる。空気は、この流路を流れる
ときにフィン７や各コイル５，６に接触することによ
り、コイル５または６の中に流れている冷媒ないし熱媒
と熱交換を行う。なお、冷水コイル５と温水コイル６と
では、一般に冷水コイル５の方が列が多くなるので、冷
水コイル５は上述の空気流路を６回横切るように、温水
コイル６は４回横切るように構成されている。また上下
には、温水コイル６と冷水コイル５とが交互に配列され
るのが好ましいが、両コイル５，６がある程度均等に分
散して配列されれば、その配列は厳密ではない。
【０００９】従来技術では、冷水コイルには冷水コイル
のためのフィンが、温水コイルには温水コイルのための
フィンがそれぞれ別々に設けれられていたが、本発明で
は、共通のフィン７に冷水コイル５と温水コイル６とが
一緒に通されている。しかも、両コイル５，６が互いに
入り組んだ形で、フィン７に対していずれのコイルも大
略均等に分散されており、フィン７全体が冷房運転時も
暖房運転時にも大略均等に熱交換に寄与する。また、冷
房専用フィンコイルと暖房専用フィンコイルとを併用す
る場合よりも、熱交換器全体の大きさとしては小型化さ
れ、空調機全体の小型化にも好都合である。
のためのフィンが、温水コイルには温水コイルのための
フィンがそれぞれ別々に設けれられていたが、本発明で
は、共通のフィン７に冷水コイル５と温水コイル６とが
一緒に通されている。しかも、両コイル５，６が互いに
入り組んだ形で、フィン７に対していずれのコイルも大
略均等に分散されており、フィン７全体が冷房運転時も
暖房運転時にも大略均等に熱交換に寄与する。また、冷
房専用フィンコイルと暖房専用フィンコイルとを併用す
る場合よりも、熱交換器全体の大きさとしては小型化さ
れ、空調機全体の小型化にも好都合である。
【００１０】特に冷房運転時には、フィン７に結露する
ドレン水が従来よりも大きくなったフィン７の全体に分
散されるので、空気がフィン間を流れる際の抵抗が従来
よりも小さくなり、送風動力の低減が図れる。また、フ
ィン上のドレン水が広く分散されると、流路を流れる空
気の流速を大きくしてもフィン７からの飛散が少なくな
るので、風速を上げて熱伝達率を高めることができる。
ドレン水が従来よりも大きくなったフィン７の全体に分
散されるので、空気がフィン間を流れる際の抵抗が従来
よりも小さくなり、送風動力の低減が図れる。また、フ
ィン上のドレン水が広く分散されると、流路を流れる空
気の流速を大きくしてもフィン７からの飛散が少なくな
るので、風速を上げて熱伝達率を高めることができる。
【００１１】なお、上述の実施例では、冷水および温水
を冷媒と熱媒の例として挙げたが、その他フロンや蒸気
などの一般的な冷媒や熱媒を用い得ることは勿論であ
る。
を冷媒と熱媒の例として挙げたが、その他フロンや蒸気
などの一般的な冷媒や熱媒を用い得ることは勿論であ
る。
【図１】 本発明に係る空気調和機の概略構成を示す説
明図である。
明図である。
【図２】 図１の空気調和機に用いられる熱交換器の具
体的構成を示す説明図である。
体的構成を示す説明図である。
【図３】 従来技術における空気調和機の概略構成を示
す説明図である。
す説明図である。
１ 冷水入口ヘッダー ２ 冷水出口
ヘッダー ３ 温水入口ヘッダー ４ 温水であ
るヘッダー ５ 冷水コイル ６ 温水コイ
ル ７ フィン ＦＣ フィン
コイル １１ 冷房専用フィンコイル １２ 暖房専
用フィンコイル １３ ハウジング １４ 送風機 １５ フィルタユニット
ヘッダー ３ 温水入口ヘッダー ４ 温水であ
るヘッダー ５ 冷水コイル ６ 温水コイ
ル ７ フィン ＦＣ フィン
コイル １１ 冷房専用フィンコイル １２ 暖房専
用フィンコイル １３ ハウジング １４ 送風機 １５ フィルタユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村田 寧 大阪府大阪市北区南森町１丁目４番５号 新晃工業株式会社内
Claims (1)
- 【請求項１】 冷房専用コイル(5)と暖房専用コイル(6)
とが互いに入り組んだ配列で共通のフィン(7)に通され
ていることを特徴とする空気調和機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6020255A JPH07229632A (ja) | 1994-02-17 | 1994-02-17 | 空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6020255A JPH07229632A (ja) | 1994-02-17 | 1994-02-17 | 空気調和機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07229632A true JPH07229632A (ja) | 1995-08-29 |
Family
ID=12022095
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6020255A Pending JPH07229632A (ja) | 1994-02-17 | 1994-02-17 | 空気調和機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07229632A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100883323B1 (ko) * | 2007-11-08 | 2009-02-17 | 임순임 | 열매체유를 이용한 공기조화기 |
-
1994
- 1994-02-17 JP JP6020255A patent/JPH07229632A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100883323B1 (ko) * | 2007-11-08 | 2009-02-17 | 임순임 | 열매체유를 이용한 공기조화기 |
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