JPH07229325A - 脱硫煙突 - Google Patents
脱硫煙突Info
- Publication number
- JPH07229325A JPH07229325A JP2120094A JP2120094A JPH07229325A JP H07229325 A JPH07229325 A JP H07229325A JP 2120094 A JP2120094 A JP 2120094A JP 2120094 A JP2120094 A JP 2120094A JP H07229325 A JPH07229325 A JP H07229325A
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- JP
- Japan
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- desulfurization
- exhaust gas
- stack
- chimney
- liquid
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 排煙脱硫装置と煙突とを一体化した新規な脱
硫煙突に関する。 【構成】 煙突・筒体内部に、脱硫反応性液の噴霧装置
と流通する排ガスの流れを旋回流とする旋回誘起装置と
ミスト除去装置を内蔵させてなる脱硫煙突。
硫煙突に関する。 【構成】 煙突・筒体内部に、脱硫反応性液の噴霧装置
と流通する排ガスの流れを旋回流とする旋回誘起装置と
ミスト除去装置を内蔵させてなる脱硫煙突。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は脱硫機能を付与した脱硫
煙突に関し、例えば火力発電プラントの煙突と排煙脱硫
装置を一体化した新規な脱硫煙突に関する。
煙突に関し、例えば火力発電プラントの煙突と排煙脱硫
装置を一体化した新規な脱硫煙突に関する。
【０００２】
【従来の技術】図３に従来の排煙脱硫装置及び煙突の代
表的な一態様を示す。図３において、１は煙突、２１は
吸収塔、２２は排ガス入口ダクト、２３，２４，２５は
吸収液噴霧装置を構成するものであって、２３はヘッ
ダ、２４は分岐管、２５は噴霧ノズル、２６は流通ダク
ト、２７はミスト除去装置、３０は吸収液の噴霧液、３
１は貯溜液、３３は循環ポンプ、３５は排ガス、４０は
処理ガスを示す。排ガス入口ダクト２２から吸収塔２１
に流入した排ガス３５は噴霧液３０と接触した後、流通
ダクト２６、ミスト除去装置２７を経て煙突１を介して
処理ガス４０となって系外に放出される。噴霧液３０は
液溜め２８の貯溜液３１を循環ポンプ３３によりヘッダ
２３、分岐管２４、噴霧ノズル２５に送られて形成さ
れ、排ガス３５と接触後は液溜め２８に落下する。
表的な一態様を示す。図３において、１は煙突、２１は
吸収塔、２２は排ガス入口ダクト、２３，２４，２５は
吸収液噴霧装置を構成するものであって、２３はヘッ
ダ、２４は分岐管、２５は噴霧ノズル、２６は流通ダク
ト、２７はミスト除去装置、３０は吸収液の噴霧液、３
１は貯溜液、３３は循環ポンプ、３５は排ガス、４０は
処理ガスを示す。排ガス入口ダクト２２から吸収塔２１
に流入した排ガス３５は噴霧液３０と接触した後、流通
ダクト２６、ミスト除去装置２７を経て煙突１を介して
処理ガス４０となって系外に放出される。噴霧液３０は
液溜め２８の貯溜液３１を循環ポンプ３３によりヘッダ
２３、分岐管２４、噴霧ノズル２５に送られて形成さ
れ、排ガス３５と接触後は液溜め２８に落下する。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】前記のような従来型の
排煙脱硫装置、煙突別置形式では吸収塔、ミスト除去装
置並びに煙突とこれらを連結するダクト類が個々別置さ
れるため、占有敷地の拡大、コスト高となるなどの問題
があった。
排煙脱硫装置、煙突別置形式では吸収塔、ミスト除去装
置並びに煙突とこれらを連結するダクト類が個々別置さ
れるため、占有敷地の拡大、コスト高となるなどの問題
があった。
【０００４】本発明は上記技術水準に鑑み、占有敷地、
コストの面を大幅に低減できる脱硫装置、すなわち脱硫
機能付与煙突を提供しようとするものである。
コストの面を大幅に低減できる脱硫装置、すなわち脱硫
機能付与煙突を提供しようとするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は （１）煙突・筒体内部に、脱硫反応性液の噴霧装置と流
通する排ガスの流れを旋回流とする旋回誘起装置とミス
ト除去装置を内蔵させてなることを特徴とする脱硫煙
突。 （２）旋回誘起装置が最上部に設けられたミスト除去装
置の下部に設けられてなることを特徴とする上記（１）
記載の脱硫煙突。 （３）旋回誘起装置が煙突下部内面に接線方向に排ガス
を導入しうるように接続されたダクトであることを特徴
とする上記（１）記載の脱硫煙突。 である。
通する排ガスの流れを旋回流とする旋回誘起装置とミス
ト除去装置を内蔵させてなることを特徴とする脱硫煙
突。 （２）旋回誘起装置が最上部に設けられたミスト除去装
置の下部に設けられてなることを特徴とする上記（１）
記載の脱硫煙突。 （３）旋回誘起装置が煙突下部内面に接線方向に排ガス
を導入しうるように接続されたダクトであることを特徴
とする上記（１）記載の脱硫煙突。 である。
【０００６】
【作用】脱硫反応性液（例えばＣａＣＯ3 溶液）を噴霧
することで煙突基部から送入された排ガス中のＳＯｘ成
分は流下あるいは浮遊するミストとの接触で液中に溶け
込む所謂脱硫反応が起こる。煙突筒体は十分に高く、十
分な反応時間が確保される点も本発明の利点と言える。
また、排ガスを旋回誘起装置を介して旋回流とすること
で排ガス中に浮遊するミストは遠心力の作用で煙突内壁
へと向かい、壁面に付着して液膜となって内壁面上を上
昇あるいは下降する。この上昇液はミスト除去装置にて
回収され、煙突出口からミスト（液）の排出も防止され
る。
することで煙突基部から送入された排ガス中のＳＯｘ成
分は流下あるいは浮遊するミストとの接触で液中に溶け
込む所謂脱硫反応が起こる。煙突筒体は十分に高く、十
分な反応時間が確保される点も本発明の利点と言える。
また、排ガスを旋回誘起装置を介して旋回流とすること
で排ガス中に浮遊するミストは遠心力の作用で煙突内壁
へと向かい、壁面に付着して液膜となって内壁面上を上
昇あるいは下降する。この上昇液はミスト除去装置にて
回収され、煙突出口からミスト（液）の排出も防止され
る。
【０００７】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例を図面を参照
して説明し、本発明の効果を明らかにする。
して説明し、本発明の効果を明らかにする。
【０００８】（実施例１）図１は本発明の脱硫煙突の一
実施例を示すもので、図１（ａ）はその概略断面図、図
１（ｂ）は図１（ａ）のＡ−Ａ矢視図、図１（ｃ）は図
１（ａ）のＢ−Ｂ矢視図である。図１において、１は脱
硫煙突、２は排ガス入口ダクト、３は吸収液のヘッダ、
４は同分岐管、５は噴霧ノズル、６は旋回羽根（旋回誘
起装置）、７はデミスタ（ミスト除去装置）、８は液溜
め、１０は噴霧液、１１は貯溜液、１３は循環ポンプ、
１５は排ガス、４０は処理ガスを示す。
実施例を示すもので、図１（ａ）はその概略断面図、図
１（ｂ）は図１（ａ）のＡ−Ａ矢視図、図１（ｃ）は図
１（ａ）のＢ−Ｂ矢視図である。図１において、１は脱
硫煙突、２は排ガス入口ダクト、３は吸収液のヘッダ、
４は同分岐管、５は噴霧ノズル、６は旋回羽根（旋回誘
起装置）、７はデミスタ（ミスト除去装置）、８は液溜
め、１０は噴霧液、１１は貯溜液、１３は循環ポンプ、
１５は排ガス、４０は処理ガスを示す。
【０００９】図１の脱硫煙突１は旋回誘起装置として旋
回羽根６を該煙突１の中間部に設置する場合で、排ガス
１５は貯溜液１１の脱硫反応性液の噴霧装置（ヘッダ
３、分岐管４、噴霧ノズル５より構成されている）の下
側の排ガス入口ダクト２より煙突筒内に流れ込み、噴霧
液１０と接触しつつ上昇し旋回羽根６を流通後旋回流と
なる。旋回流中のミストは遠心力の作用で分離され、デ
ミスタ７を経由した後、液溜め８へ戻される。この結
果、脱硫反応とミスト除去された処理ガス４０が煙突１
出口から排出される。
回羽根６を該煙突１の中間部に設置する場合で、排ガス
１５は貯溜液１１の脱硫反応性液の噴霧装置（ヘッダ
３、分岐管４、噴霧ノズル５より構成されている）の下
側の排ガス入口ダクト２より煙突筒内に流れ込み、噴霧
液１０と接触しつつ上昇し旋回羽根６を流通後旋回流と
なる。旋回流中のミストは遠心力の作用で分離され、デ
ミスタ７を経由した後、液溜め８へ戻される。この結
果、脱硫反応とミスト除去された処理ガス４０が煙突１
出口から排出される。
【００１０】（実施例２）図２は本発明の脱硫煙突の他
の実施例を示すもので、図２（ａ）はその概略断面図、
図２（ｂ）は図２（ａ）のＡ−Ａ矢視図である。図２
中、図１と同じものには同符号を付してあるので説明は
省略する。図２の脱硫煙突１は図１の脱硫煙突における
中間部に設置される旋回羽根６を省略し、該煙突下部に
設けられる排ガス１５の排ガス入口ダクト２を脱硫煙突
１の外周に接した方向に配置し、排ガス１５が脱硫煙突
１の下部から旋回運動となるようにしたものである。そ
の他の装置構成は図１のものと同じであり、その作用効
果も同じであるので説明を省略する。
の実施例を示すもので、図２（ａ）はその概略断面図、
図２（ｂ）は図２（ａ）のＡ−Ａ矢視図である。図２
中、図１と同じものには同符号を付してあるので説明は
省略する。図２の脱硫煙突１は図１の脱硫煙突における
中間部に設置される旋回羽根６を省略し、該煙突下部に
設けられる排ガス１５の排ガス入口ダクト２を脱硫煙突
１の外周に接した方向に配置し、排ガス１５が脱硫煙突
１の下部から旋回運動となるようにしたものである。そ
の他の装置構成は図１のものと同じであり、その作用効
果も同じであるので説明を省略する。
【００１１】
【発明の効果】本発明の脱硫煙突は、従来、火力発電プ
ラントのボイラ排ガスの排出用のみに使用される煙突に
おいて、排ガス中のＳＯｘ成分の除去（脱硫）とミスト
の除去が同時に行われる。これにより、従来別置された
排煙脱硫装置（吸収塔）とミスト除去装置とそれらの接
続ダクトが省け、占有敷地の減少、コストの低減が可能
となる。
ラントのボイラ排ガスの排出用のみに使用される煙突に
おいて、排ガス中のＳＯｘ成分の除去（脱硫）とミスト
の除去が同時に行われる。これにより、従来別置された
排煙脱硫装置（吸収塔）とミスト除去装置とそれらの接
続ダクトが省け、占有敷地の減少、コストの低減が可能
となる。
【図１】本発明の脱硫煙突の一実施例の説明図。
【図２】本発明の脱硫煙突の他の実施例の説明図。
【図３】従来の排煙脱硫装置と煙突の代表的な配置の一
態様の説明図。
態様の説明図。
Claims (3)
- 【請求項１】 煙突・筒体内部に、脱硫反応性液の噴霧
装置と流通する排ガスの流れを旋回流とする旋回誘起装
置とミスト除去装置を内蔵させてなることを特徴とする
脱硫煙突。 - 【請求項２】 旋回誘起装置が最上部に設けられたミス
ト除去装置の下部に設けられてなることを特徴とする請
求項１記載の脱硫煙突。 - 【請求項３】 旋回誘起装置が煙突下部内面に接線方向
に排ガスを導入しうるように接続されたダクトであるこ
とを特徴とする請求項１記載の脱硫煙突。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2120094A JPH07229325A (ja) | 1994-02-18 | 1994-02-18 | 脱硫煙突 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2120094A JPH07229325A (ja) | 1994-02-18 | 1994-02-18 | 脱硫煙突 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07229325A true JPH07229325A (ja) | 1995-08-29 |
Family
ID=12048341
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2120094A Pending JPH07229325A (ja) | 1994-02-18 | 1994-02-18 | 脱硫煙突 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07229325A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100357014C (zh) * | 2006-01-06 | 2007-12-26 | 易晓辉 | 烟囱－脱硫塔一体化脱硫工艺及其装置 |
| WO2020121703A1 (ja) * | 2018-12-14 | 2020-06-18 | パナソニックＩｐマネジメント株式会社 | 空気清浄装置、及び空気清浄方法 |
| WO2021149370A1 (ja) | 2020-01-21 | 2021-07-29 | 富士電機株式会社 | 排ガス処理装置 |
| US12030012B2 (en) | 2021-05-18 | 2024-07-09 | Fuji Electric Co., Ltd. | Scrubber apparatus for geothermal power generation |
-
1994
- 1994-02-18 JP JP2120094A patent/JPH07229325A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100357014C (zh) * | 2006-01-06 | 2007-12-26 | 易晓辉 | 烟囱－脱硫塔一体化脱硫工艺及其装置 |
| WO2020121703A1 (ja) * | 2018-12-14 | 2020-06-18 | パナソニックＩｐマネジメント株式会社 | 空気清浄装置、及び空気清浄方法 |
| JPWO2020121703A1 (ja) * | 2018-12-14 | 2021-11-04 | パナソニックＩｐマネジメント株式会社 | 空気清浄装置、及び空気清浄方法 |
| US11285418B2 (en) | 2018-12-14 | 2022-03-29 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Air purifying apparatus and air purifying method |
| WO2021149370A1 (ja) | 2020-01-21 | 2021-07-29 | 富士電機株式会社 | 排ガス処理装置 |
| KR20220015464A (ko) | 2020-01-21 | 2022-02-08 | 후지 덴키 가부시키가이샤 | 배기가스 처리 장치 |
| EP3978137A4 (en) * | 2020-01-21 | 2022-10-19 | Fuji Electric Co., Ltd. | EXHAUST TREATMENT DEVICE |
| US12030012B2 (en) | 2021-05-18 | 2024-07-09 | Fuji Electric Co., Ltd. | Scrubber apparatus for geothermal power generation |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20020212 |