JPH07229109A - 再生アスファルト加熱方法及びその装置 - Google Patents

再生アスファルト加熱方法及びその装置

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JPH07229109A
JPH07229109A JP2072594A JP2072594A JPH07229109A JP H07229109 A JPH07229109 A JP H07229109A JP 2072594 A JP2072594 A JP 2072594A JP 2072594 A JP2072594 A JP 2072594A JP H07229109 A JPH07229109 A JP H07229109A
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JP
Japan
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heating
storage tank
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generated
asphalt
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Application number
JP2072594A
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English (en)
Inventor
Koji Nagahashi
孝次 長橋
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TOYO DORO KOGYO KK
Original Assignee
TOYO DORO KOGYO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 アスファルト再生材(発生材)の加熱工程に
誘導加熱装置を用いることにより再生処理装置の電気装
置を小型化し、かつ溶液電力の利用により運転費用を改
善する。 【構成】 発生材を第1の貯留槽4に保管し、所定量ず
つ搬出して計量・加熱手段6により誘電加熱を施し、加
熱が終了した発生材を第2の貯留槽8に出荷まで保管し
て行うバッチ処理にしたため、発生材の劣化を防止する
ことができ発生材の混合率を高めることができると共
に、小電力でも運転が可能になり、しかも夜間運転等を
利用することによって運転コストを低減し得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、路面等から剥離したア
スファルトコンクリート発生材(以下発生材と言う)を
再生利用する技術に係り、特に発生材を再生処理するた
めの加熱工程の改良についてその加熱再生処理装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】道路や駐車場,広場等に広く利用されて
いるアスファルト舗装であるが、特に道路の改修工事等
で剥離されたアスファルトは大別して粗大ごみとして主
に埋め立てに利用されるものと、再生処理して再びアス
ファルト舗装に利用されるものとがある。このうち再生
処理は、資源の有効利用や産業廃棄物の抑制の面から大
いに推奨すべき方向であるといえる。
【0003】アスファルトを再生利用するには、発生材
を破砕・加熱し、新しいアスファルト合材を混入して舗
装用材料として供するものである。このような技術は既
に確立されており、例えば、社団法人日本道路協会発行
(丸善株式会社出版)の「プラント再生舗装技術指針」
において詳細に記載されているところである。
【0004】アスファルト製造の工程においては加熱工
程が必須であるが、従来の加熱工程は熱風加熱、直接加
熱、熱交換器式あるいはスチーム式など、いづれも素材
を外周部から加熱する方式であった。一方、他の分野で
工業的に実用されている加熱方式には高周波加熱方式が
ある。この高周波加熱方式は、その原理から誘導加熱と
誘電加熱がある。このうち誘導加熱は一般に被加熱材の
表面に加熱が集中するため均一な加熱が難しく加熱に時
間がかかる。誘電加熱は電気不良導体を均一にしかも短
時間で加熱できるものである。とりわけ発生材に比べて
誘電率が10〜数10倍も高い水分は誘電加熱によって
急激に加熱され蒸散するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発生材を舗装用ア
スファルトとして混入する際、発生材の混合率を高くす
ると発生材の劣化等の関係から混合の際の調整がめんど
うであり、この調整を簡単に行うには混合率を10%以
下に抑えなければならないと言う、発生材の利用拡大と
は背反する壁に突き当たる。
【0006】そもそも発生材の劣化は、過去に使用され
ていた環境による劣化もさることながら、再生処理工程
においての劣化を無視することができない。すなわち、
発生材を利用するには、従来は前記刊行物に記載されて
いる通り発生材を破砕、選別した後加熱処理され、新規
のアスファルト合材と混合して提供される。ここで加熱
工程において熱風加熱または直接加熱によって行われて
いるため、着火や炭化による劣化を生じていた。またア
スファルトは140℃を越えると発煙し劣化が進行する
が、従来の加熱方法では発生材の内部と外部との温度が
均一になりにくく外部が140℃を越えてしまう場合が
ほとんどで、発煙と煙への着火で劣化を加速するもので
あった。
【0007】前記問題点を解消するために本願出願人
は、特願平5−350528において発生材の加熱方法
とその装置について出願し、問題点を大きく改善するこ
とに成功した。しかし前記出願では発生材の加熱を連続
的に処理するように構成したため電気設備が大がかりに
なる点が改良点として浮上してきた。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで本発明では、発生
材の加熱処理をバッチ処理にする事によってこの点を改
良したものである。その構成は、アスファルト発生材を
第1の搬送手段によって貯留槽に搬送し、該発生材を第
1の貯留槽から搬出しつつ搬出量を計量し、所定量に達
したら搬出を中止して搬出された発生材を誘電加熱装置
によって加熱処理し、発生材が所定の温度に達したら第
2の搬送手段によって第2の貯留槽に搬送し、誘電加熱
位置から発生材が搬出され終えたら再び第1の貯留槽か
らの搬出を再開して搬出量を計量する工程を繰り返し、
第2の貯留槽から必要に応じて発生材を搬出して新規ア
スファルト合材と所定の割合で混合して供用するように
した工法と、アスファルト発生材を搬送する第1の搬送
手段と、第1の搬送手段で搬送された発生材を貯える第
1の貯留槽と、第1の貯留槽から発生材を搬出する第1
の搬出手段と、搬出された発生材の重量を計量し所定の
重量に達したら第1の搬送手段を停止させ誘電加熱を開
始する計量・加熱手段と、発生材が所定温度に加熱され
たことを検知して計量・加熱手段から発生材を搬出する
第2の搬出手段と、第2の搬出手段で搬出された加熱発
生材を貯える第2の貯留槽と、第2の貯留槽から加熱発
生材を搬出する第3の搬出手段と、加熱発生材,新規合
材,添加剤等を計量する計量槽と、計量された複数の素
材を混合するミキサーとから成る装置である。
【0009】
【実施例】以下において実施例に基づいて詳細に説明す
る。図1は本発明に係るバッチ式アスファルトプラント
の一例を示す図である。図において1は発生材を搬送す
る第1の搬送手段であってコンベア21、発生材を投入
するホッパー22、コンベア21で供給された発生材を
上方に搬送するバケットコンベア23で構成されてい
る。予め粉砕された発生材はショベルカー等の適宜な手
段によってホッパー22に投入され、コンベア21,バ
ケットコンベア23を経て搬送される。コンベア21及
びバケットコンベア23は他の方式の搬送手段でもよ
く、搬送機能を満たせばコンベアの形式は問わない。
【0010】4は、バケットコンベア23で搬送された
発生材を一時的に貯蔵する第1の貯留槽で、下部には発
生材を搬出する第1の搬出手段であるスクリューコンベ
ア5を備えている。前記と同様スクリューコンベア5は
他の形式のコンベアでもかまわない。
【0011】6は計量・加熱手段であってスクリューコ
ンベア5によって第1の貯留槽から搬出された発生材を
計量し所定量に達したら誘電加熱処理を開始するために
一時的に発生材を貯え、発生材を所定量貯留したままで
加熱するような機能を有している。
【0012】7は第2の搬出手段であって、計量・加熱
手段6で加熱が完了した発生材を計量・加熱手段6から
搬出するバケットコンベアである。このバケットコンベ
ア7もコンベアの形式は問わず、他の形式でもかまわな
い。
【0013】8は加熱された発生材を出荷までの間保管
するための第2の貯留槽であって、好ましくは適宜な断
熱構造を有するものがよい。すなわち、加熱された発生
材が一定時間貯留されるわけであるが、加熱された発生
材の温度が貯留中に低下してしまわないように保温性の
良い構造であるべきであり、発生材の温度を監視し温度
が低下したら電気又はその他の方法で加熱できるような
構造が最良である。費用の点から保温効果に優れた構造
であれば実用に耐えうるものである。
【0014】9は第3の搬出手段であって、第2の貯留
槽8に保管されている加熱発生材を出荷用に所定量搬出
するためのスクリューコンベアであり、他の形式のコン
ベアであってもよい。
【0015】10は新規のアスファルト合材を保管する
ための貯留槽であって、新規のアスファルト合材は適宜
手段によって加熱処理され所定の温度に保持されている
ものである。従って該貯留槽10は保温性に優れた構造
であることが好ましい。もしくは所定温度に保持する適
宜な加熱構造を有するものであってもよい。
【0016】11は計量槽であって、スクリューコンベ
ア9から送られる発生材と貯留槽10から送られる新規
合材とをそれぞれ計量して所定量ミキサー12へ投入す
る。ミキサー12には発生材と新規合材に加えて必要に
応じて新規のアスファルト及び乳化剤等の添加剤を加え
てもよく、ミキサー12に投入された発生材と新規合材
は十分に攪拌・混合されて搬送用トラック13に積み込
まれる。
【0017】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、発
生材の加熱工程に誘電加熱装置を用いて、これを所定量
ずつバッチ処理するように構成したため、電気装置が小
型化でき、かつ廉価な深夜電力も利用できるため、装置
のコストと共に運転費用も大幅に改善し得るもので、当
該分野に大きく寄与するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例の模式図
【符号の説明】
1 第1の搬送手段 4 第1の貯留槽 5 第1の搬出手段 6 計量・加熱手段 7 第2の搬出手段 8 第2の貯留槽 9 第3の搬出手段 10 貯留槽 11 計量槽 12 ミキサー 13 トラック 21 コンベア 22 ホッパー 23 バケットコンベア

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アスファルト発生材を第1の搬送手段に
    よって第1の貯留槽に搬送し、該発生材を第1の貯留槽
    から搬出しつつ搬出量を計量し、所定量に達したら搬出
    を中止して搬出された発生材を誘電加熱装置によって加
    熱処理し、発生材が所定の温度に達したら第2の搬送手
    段によって第2の貯留槽に搬送し、誘電加熱位置から発
    生材が搬出され終えたら再び第1の貯留槽からの搬出を
    再開して搬出量を計量する工程を繰り返し、第2の貯留
    槽から必要に応じて発生材を搬出して新規アスファルト
    合材と所定の割合で混合して供用することを特徴とする
    再生アスファルト加熱方法。
  2. 【請求項2】 アスファルト発生材を搬送する第1の搬
    送手段と、第1の搬送手段で搬送された発生材を貯える
    第1の貯留槽と、第1の貯留槽から発生材を搬出する第
    1の搬出手段と、搬出された発生材の重量を計量し所定
    の重量に達したら第1の搬送手段を停止させ誘電加熱を
    開始する計量・加熱手段と、発生材が所定温度に加熱さ
    れたことを検知して計量・加熱手段から発生材を搬出す
    る第2の搬出手段と、第2の搬出手段で搬出された加熱
    発生材を貯える第2の貯留槽と、第2の貯留槽から加熱
    発生材を搬出する第3の搬出手段と、加熱発生材,新規
    合材,添加剤等を計量する計量槽と、計量された複数の
    素材を混合するミキサーとから成ることを特徴とする再
    生アスファルト加熱装置。
JP2072594A 1994-02-18 1994-02-18 再生アスファルト加熱方法及びその装置 Pending JPH07229109A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104294742A (zh) * 2014-09-24 2015-01-21 沈阳北方交通重工有限公司 一种沥青再生料连续式隧道微波加热装置
CN105040555A (zh) * 2015-07-02 2015-11-11 福建南方路面机械有限公司 沥青再生滚筒及滚筒内壁粘料解决方法
CN110184881A (zh) * 2019-06-20 2019-08-30 镇江盛广拓再生装备科技有限公司 一种模块化间歇式冷再生搅拌系统

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