JPH07228648A - 硬化成形用不飽和ウレタン樹脂の改質剤、これを含有する硬化成形用不飽和ウレタン樹脂組成物及びその硬化成形方法 - Google Patents

硬化成形用不飽和ウレタン樹脂の改質剤、これを含有する硬化成形用不飽和ウレタン樹脂組成物及びその硬化成形方法

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JPH07228648A
JPH07228648A JP4781894A JP4781894A JPH07228648A JP H07228648 A JPH07228648 A JP H07228648A JP 4781894 A JP4781894 A JP 4781894A JP 4781894 A JP4781894 A JP 4781894A JP H07228648 A JPH07228648 A JP H07228648A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、不飽和ウレタン樹脂の硬化成形時に
おける収縮を防止し、同時に得られる硬化成形物の透明
性を改善できる、硬化成形用不飽和ウレタン樹脂の改質
剤、これを含有する硬化成形用不飽和ウレタン樹脂組成
物及びその硬化成形方法を提供するものである。 【構成】本発明の改質剤は特定の化学構造を有する不飽
和ウレタン及びこれと共重合可能な(メタ)アクリル酸
エステルが所定割合からなる不飽和ウレタン樹脂をラジ
カル重合した架橋重合体粒子から成ることを特徴として
いる。また本発明の組成物は不飽和ウレタン樹脂及び上
記の改質剤を所定割合で含有することを特徴としてい
る。そして本発明の硬化成形方法は上記の組成物を硬化
成形することを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は硬化成形用不飽和ウレタ
ン樹脂の改質剤(以下、単に改質剤という)、これを含
有する硬化成形用不飽和ウレタン樹脂組成物(以下、単
に組成物という)及びその硬化成形方法に関する。ラジ
カル硬化性樹脂として不飽和ポリエステル樹脂や不飽和
ウレタン樹脂等が知られており、これらのラジカル硬化
性樹脂から得られる硬化成形物が広く利用されている。
これらの硬化成形物は硬化成形時の収縮に基因する反
り、クラック、凹凸等の欠陥のないものであることが要
請され、また用途や硬化成形方法との関係では透明性を
具備するものであることが要請される。本発明はかかる
要請に応える改質剤、組成物及びその硬化成形方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ラジカル硬化性樹脂の硬化成形時
の収縮を防止する手段として、1)ラジカル硬化性樹脂
に可溶性の熱可塑性高分子を含有させておき、硬化成形
時に該熱可塑性高分子を微細状に相分離させてミクロド
メインを形成させ、そして相分離させた熱可塑性樹脂の
熱膨張を利用して硬化成形時の収縮を防止する手段{2
6th Annual Technical Conference SPI 12F
(1971)}、2)無機微粒子を含有させる手段、
3)ラジカル硬化性樹脂に対して不溶性の架橋高分子の
微粒子を含有させる手段、例えば不飽和ポリエステル樹
脂にスチレン−ジビニルベンゼン共重合架橋高分子の微
粒子を含有させる例(特開昭48−81984)等があ
る。
【0003】ところが、1)の従来手段には、熱可塑性
高分子を相分離させてミクロドメインを形成させるのに
硬化温度や硬化速度等の影響が大きく、適切な条件設定
をすることが極めて繁雑であり、また硬化成形時の収縮
を防止しようとすればするほど、得られる硬化成形物の
透明性が逆に低下するという欠点がある。また2)の従
来手段には、硬化成形時の収縮を防止するには総じて無
機微粒子の含有量を高める必要があり、そのために得ら
れる硬化成形物の透明性が著しく損なわれるという欠点
がある。そして3)の従来手段には硬化成形時の収縮が
防止できても、得られる硬化成形物の透明性が改善され
ないという欠点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、従来手段では、硬化成形時の収縮防止と得
られる硬化成形物の透明性の改善とが両立できない点で
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】しかして本発明者らは、
ラジカル硬化性樹脂のうちで不飽和ウレタン樹脂の硬化
成形について、上記の課題を解決するべく鋭意研究した
結果、特定の不飽和ウレタン樹脂をラジカル重合した架
橋重合体粒子を用いることが正しく好適であることを見
出した。
【0006】すなわち本発明は、下記の不飽和ウレタン
樹脂をラジカル重合した架橋重合体粒子から成ることを
特徴とする改質剤、これを含有する組成物及びその硬化
成形方法に係る。
【0007】不飽和ウレタン樹脂:下記の式1で示され
る不飽和ウレタン及び下記の式2で示される不飽和ウレ
タンから選ばれる1種又は2種以上の不飽和ウレタン
と、該不飽和ウレタンと共重合可能な(メタ)アクリル
酸エステルとが、該不飽和ウレタン/該(メタ)アクリ
ル酸エステル=80/20〜20/80(重量比)の割
合から成る不飽和ウレタン樹脂。
【0008】
【式1】
【0009】
【式2】
【0010】[式1及び式2において、 X1,X2:ジイソシアネート及びトリイソシアネートか
ら選ばれるポリイソシアネートからイソシアネート基を
除いた残基 Y1,Y2,Y3:3価のアルコールから水酸基を除いた
残基 Y4:多価アルコール、ポリエーテルポリオール及びポ
リエステルポリオールから選ばれる2又は3価のポリオ
ールから水酸基を除いた残基 R1,R3,R5,R7,R8:H又はCH32,R4,R6:炭素数5〜21の脂肪族炭化水素基 j,k,m,n:1又は2であって、且つj+k=2又
は3を満足し、またm+n=2又は3を満足するもの p,q:0〜2であって、且つp+q=1又は2を満足
するもの]
【0011】式1で示される不飽和ウレタンは、1)
(メタ)アクリル酸・長鎖脂肪酸混合エステルモノオー
ル(以下、単に混合エステルモノオールという)とジイ
ソシアネートとのウレタン化反応生成物、2)混合エス
テルモノオールとトリイソシアネートとのウレタン化反
応生成物を包含する。
【0012】混合エステルモノオールは、(メタ)アク
リル酸と炭素数6〜22の長鎖脂肪酸と3価のアルコー
ルとから合成され、分子中に1個の遊離の水酸基を有す
る部分エステルである。
【0013】混合エステルモノオールを合成するのに用
いる3価のアルコールとしては、グリセリン、トリメチ
ロールエタン、トリメチロールプロパン、1,2,6−
ヘキサントリオール等が挙げられる。
【0014】混合エステルモノオールを合成するのに用
いる長鎖脂肪酸は炭素数6〜22の、直鎖若しくは分岐
鎖を有する、飽和脂肪酸又は不飽和脂肪酸である。かか
る長鎖脂肪酸としては、1)ヘキサン酸、オクタン酸、
ドデカン酸、ステアリン酸等の直鎖状飽和脂肪酸、2)
イソオクタン酸、イソパルミチン酸、イソステアリン酸
等の分岐鎖状飽和脂肪酸、3)オレイン酸、エライジン
酸等の不飽和脂肪酸、及びこれらの混合物が挙げられ
る。
【0015】本発明は混合エステルモノオールの合成方
法を特に制限するものではなく、かかる合成方法として
は、3価のアルコールと(メタ)アクリル酸と長鎖脂肪
酸との直接エステル化反応、長鎖脂肪酸グリシジルエス
テルと(メタ)アクリル酸との開環付加反応、グリシジ
ル(メタ)アクリレートと長鎖脂肪酸との開環付加反応
等が挙げられるが、いずれの合成方法においても、該混
合エステルモノオールは3価のアルコール1モルに対し
て(メタ)アクリル酸1モル及び長鎖脂肪酸1モルがエ
ステル結合したものとなる。
【0016】かくして合成される混合エステルモノオー
ルとしては、1)グリセリンモノメタクリレート・モノ
オクタノエート、トリメチロールプロパンモノアクリレ
ート・モノイソノナノエート、5−メチル−1,2,4
−ヘプタントリオールモノメタクリレート・モノオレエ
ート、1,2,6−ヘキサントリオールモノメタクリレ
ート・モノ2−エチルヘキソエート等が挙げられるが、
グリセリンモノ(メタ)アクリル酸・モノ長鎖脂肪酸混
合エステルモノオールが有利に使用できる。
【0017】式2で示される不飽和ウレタンは、1)混
合エステルモノオールと(メタ)アクリルエステルモノ
オールとジイソシアネートとの1:1:1(モル比)の
ウレタン化反応生成物、2)混合エステルモノオールと
(メタ)アクリルエステルモノオールとトリイソシアネ
ートとの1:2:1(モル比)又は2:1:1(モル
比)のウレタン化反応生成物を包含する。
【0018】(メタ)アクリルエステルモノオールは、
1)(メタ)アクリル酸1モルとジオール1モルとから
得られる部分エステル、2)(メタ)アクリル酸2モル
とトリオール1モルとから得られる部分エステルを包含
し、いずれも分子中に1個の遊離の水酸基を有する。
【0019】(メタ)アクリルエステルモノオールを合
成するのに用いるジオールやトリオールとしては、1)
2又は3価のアルコール、2)ポリエーテルジオール、
ポリエーテルトリオール、3)ポリエステルジオール、
ポリエステルトリオールが挙げられる。
【0020】(メタ)アクリルエステルモノオールとし
ては、1)2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒ
ドロキシエチルメタクリレート、2−ヒドロキシプロピ
ルメタクリレート、4−ヒドロキシブチルメタクリレー
ト、1,6−ヘキサンジオールモノアクリレート等の、
2価のアルコールのモノ(メタ)アクリレート、2)グ
リセリンジアクリレート、グリセリンジメタクリレー
ト、トリメチロールプロパンジメタクリレート、5−メ
チル−1,2,4−ヘプタントリオールジメタクリレー
ト、1,2,6−ヘキサントリオールジメタクリレート
等の、3価のアルコールのジ(メタ)アクリレート、
3)ポリエチレングリコールモノアクリレート、ポリプ
ロピレングリコールモノメタクリレート等の、ポリエー
テルジオールのモノ(メタ)アクリレート、4)エチレ
ングリコールモノグリセリルエーテルジメタクリレー
ト、(ポリ)エトキシル化トリメチロールプロパンジメ
タクリレート、(ポリ)プロポキシル化トリメチロール
プロパンジメタクリレート等の、(ポリ)エーテルトリ
オールのジ(メタ)アクリレート、5)ポリカプロラク
トンジオールモノメタクリレート、ポリネオペンチルア
ジペートジオールモノアクリレート等の、ポリエステル
ジオールのモノ(メタ)アクリレート、6)3価のアル
コールを出発物質としたポリカプロラクトントリオール
ジアクリレート、3価のアルコールを出発物質としたポ
リカプロラクトントリオールジメタクリレート等の、ポ
リエステルトリオールのジ(メタ)アクリレートが挙げ
られる。
【0021】かかる(メタ)アクリルエステルモノオー
ルを合成するのに用いるジオールやトリオールとして
は、分子中に含まれる水酸基1個当たりの分子量が20
0以下のものが有利に使用できるが、150以下のもの
が特に有利に使用できる。
【0022】以上例示したような混合エステルモノオー
ルや(メタ)アクリルエステルモノオールと反応させる
ポリイソシアネートとしては、1)各種のトリレンジイ
ソシアネート、メチレン−ビス−(4−フェニルイソシ
アネート)等の芳香族ジイソシアネート、2)ヘキサメ
チレンジイソシアネート、メチレン−ビス−(4−シク
ロヘキシルイソシアネート)等の脂肪族ジイソシアネー
ト又は脂環族ジイソシアネート、3)4−イソシアナト
メチル−1−イソシアナト−1−メチル−シクロヘキサ
ン、5−イソシアナトメチル−1−イソシアナト−1,
1−ジメチル−5−メチル−シクロヘキサン(イソホロ
ンジイソシアネート)等の脂肪族・脂環族ジイソシアネ
ート、4)ポリメチレンポリフェニルポリイソシアネー
ト(NCO基平均3個)等の芳香族ポリイソシアネート
等が挙げられる。
【0023】式1で示される不飽和ウレタンにおいて、
混合エステルモノオールとしては同一のものを用いるこ
とができ、また相異なるものを用いることができる。式
2で示される不飽和ウレタンにおいても、トリイソシア
ネート/混合エステルモノオール/(メタ)アクリルエ
ステルモノオール=1/2/1(モル比)又は1/1/
2(モル比)で反応させる場合、それぞれ相異なる混合
エステルモノオール又は(メタ)アクリルエステルモノ
オールを用いることができる。
【0024】ポリイソシアネートとしてジイソシアネー
トを用い、また混合エステルモノオールとして相異なる
混合エステルモノオールを用いる場合、式1で示される
不飽和ウレタンは非対称形不飽和ウレタンとなる。ま
た、ポリイソシアネートとしてジイソシアネートを用い
る場合、式2で示される不飽和ウレタンも同様に非対称
形不飽和ウレタンとなる。かかる非対称形不飽和ウレタ
ンを合成するのに用いるジイソシアネートとしては、立
体障害性の置換基の影響を受けるようなイソシアネート
基とその影響を受けないようなイソシアネート基とを有
するもの、又は脂肪族炭化水素基に結合したイソシアネ
ート基と芳香族炭化水素基に結合したイソシアネート基
とを有するもの等、相互に反応性の異なるイソシアネー
ト基を有するジイソシアネートを用いることが好まし
く、かかるジイソシアネートとしては、2,4−トリレ
ンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、4
−イソシアナトメチル−1−イソシアナト−1−メチル
−シクロヘキサン等が挙げられる。
【0025】本発明は不飽和ウレタンの合成方法を特に
制限するものではなく、その合成には公知の方法、例え
ば特開平4−53809号公報に記載されているような
方法が適用できるが、ジイソシアネートを用いて得られ
る非対称形不飽和ウレタンの合成には、予め混合エステ
ルモノオール1モルと前記した反応性の異なるイソシア
ネート基を有するジイソシアネート1モルとを反応させ
て不飽和ウレタンモノイソシアネートとし、次いでこれ
とは異なる混合エステルモノオール又は(メタ)アクリ
ルエステルモノオールを反応させる方法が好ましい。
【0026】式1や式2で示される不飽和ウレタンと併
用する(メタ)アクリル酸エステルとしては、1)ブチ
ルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート等の
アルキルアクリレート、2)メチルメタクリレート、エ
チルメタクリレート、イソブチルメタクリレート等のア
ルキルメタクリレート、3)エチレングリコールジアク
リレート、ネオペンチルグリコールジアクリレート、ジ
シクロペンテンジメチレンジアクリレート等の、2価ア
ルコールのジアクリレート、4)1,4−ブタンジオー
ルジメタクリレート、1,6−ヘキサンジオールジメタ
クリレート等の、2価アルコールのジメタクリレート、
5)グリセリントリアクリレート、トリメチロールプロ
パントリアクリレート等の、3価アルコールのトリアク
リレート、6)グリセリントリメタクリレート、トリメ
チロールエタントリメタクリレート等の、3価アルコー
ルのトリメタクリレート、7)トリメチロールプロパン
ジアクリレート・モノメタクリレート、グリセリンモノ
アクリレート・ジメタクリレート等の、3価アルコール
の混合(メタ)アクリレート、8)ペンタエリスリトー
ルテトラアクリレート、ペンタエリスリトールテトラメ
タクリレート、ペンタエリスリトールジアクリレート・
ジメタクリレート等の、4価アルコールのテトラ(メ
タ)アクリレート、9)前記した2〜4価アルコールに
エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレン
オキサイド等のアルキレンオキサイドを付加したポリエ
ーテルポリオールと、アクリル酸、メタクリル酸、これ
らの混合酸とから得られる、ポリエーテルポリオールポ
リ(メタ)アクリレート、10)前記した2〜4価アル
コールにカプロラクトン、ブチロラクトン等の脂肪族ラ
クトンを付加したポリエステルポリオールと、アクリル
酸、メタクリル酸、これらの混合酸とから得られる、ポ
リエステルポリオールポリ(メタ)アクリレート、1
1)2,2−ビス(アクリロキシエトキシフェニル)プ
ロパン、ビス(アクリロキシポリエトキシフェニル)メ
タン等のアルコキシル化ビスフェノールジ(メタ)アク
リレートが挙げられる。
【0027】本発明に用いる不飽和ウレタン樹脂におい
て、不飽和ウレタンと、該不飽和ウレタンと共重合可能
な(メタ)アクリル酸エステルとの割合は、該不飽和ウ
レタン/該(メタ)アクリル酸エステル=80/20〜
20/80(重量比)とし、好ましくは30/70〜7
0/30(重量比)とする。双方の割合が20/80
(重量比)未満であったり、逆に80/20(重量比)
超であると、かかる不飽和ウレタン樹脂から得られる架
橋重合体粒子の改質剤としての所期の効果の発現程度が
不充分になる。
【0028】本発明の改質剤は、以上説明したような不
飽和ウレタン樹脂をラジカル重合した架橋重合体粒子か
ら成るものである。架橋重合体粒子のラジカル重合に供
する不飽和ウレタン及び(メタ)アクリル酸エステルと
しては、前記したものの中から任意に選択して用いるこ
とができるが、得られる架橋重合体粒子に改質剤として
の所期の効果をより良く発現させるためには、特に後述
する光重合による硬化成形において所期の効果をより良
く発現させるためには、不飽和ウレタンとして、式1の
1及びR3のうちで少なくとも一つがHである場合の式
1で示される不飽和ウレタン、及び式2のR5、R7及び
8のうちで少なくとも一つがHである場合の式2で示
される不飽和ウレタンから選ばれる1種又は2種以上を
用いるのが好ましい。またこれらの不飽和ウレタンと併
用する(メタ)アクリル酸エステルとしては、いずれも
2〜4価の、アルコール、ポリエーテルポリオール、ポ
リエステルポリオール及びアルコキシル化ビスフェノー
ルから選ばれる1種又は2種以上のポリオールのアクリ
ル酸エステル、又は該ポリオールとアクリル酸及びメタ
クリル酸との混合(メタ)アクリレートを用いるのが好
ましい。
【0029】不飽和ウレタン樹脂をラジカル重合して架
橋重合体粒子を得る方法としては、1)不飽和ウレタン
樹脂を公知の溶液重合法や塊状重合法でラジカル重合し
た後、得られた架橋重合体を公知の物理的手段によって
粉砕し、更には分級する方法、2)不飽和ウレタン樹脂
を公知の懸濁重合法又は乳化重合法でラジカル重合した
後、反応系から任意の方法によって架橋重合体粒子を分
離する方法等が挙げられる。いずれのラジカル重合にお
いても公知のラジカル重合開始剤を用いる。
【0030】本発明は架橋重合体粒子の形状や大きさを
特に制限するものではないが、架橋重合体粒子としては
平均粒子径が0.1〜100μmの粒子が好ましく、平
均粒子径が0.1〜30μmの球状粒子が特に好まし
い。かかる粒子形状や粒子径を有する架橋重合体粒子を
得るためには不飽和ウレタン樹脂を懸濁重合法や乳化重
合法でラジカル重合するのが好ましい。本発明の改質剤
として用いる架橋重合体粒子は高度に架橋化された構造
体であるため、後述するような本発明の組成物中におい
て不飽和ウレタン樹脂により溶解又は膨潤することはな
く、該組成物の硬化成形時における収縮を防止し、同時
に得られる硬化成形物の透明性を改善する。
【0031】本発明の組成物は、不飽和ウレタン樹脂1
00重量部に対して、以上説明したような架橋重合体粒
子から成る改質剤を50〜300重量部の割合で、好ま
しくは100〜250重量部の割合で含有するものであ
る。不飽和ウレタン樹脂100重量部に対する改質剤の
含有割合が50重量部未満であると、また逆に300重
量部超であると、そのような組成物を硬化成形した場合
に所期の効果の発現程度が不充分になる。
【0032】本発明は本発明の改質剤を併用する不飽和
ウレタンについて特に制限するものではないが、かかる
不飽和ウレタン樹脂としては下記の不飽和ウレタン樹脂
を用いるのが好ましい。不飽和ウレタン樹脂:下記の式
3で示される不飽和ウレタン及び下記の式4で示される
不飽和ウレタンから選ばれる1種又は2種以上の不飽和
ウレタンと、該不飽和ウレタンと共重合可能な(メタ)
アクリル酸エステルとが、該不飽和ウレタン/該(メ
タ)アクリル酸エステル=80/20〜20/80(重
量比)の割合から成る不飽和ウレタン樹脂。
【0033】
【式3】
【0034】
【式4】
【0035】[式3及び式4において、 X3,X4:ジイソシアネート及びトリイソシアネートか
ら選ばれるポリイソシアネートからイソシアネート基を
除いた残基 Y5,Y6,Y7:3価のアルコールから水酸基を除いた
残基 Y8:多価アルコール、ポリエーテルポリオール及びポ
リエステルポリオールから選ばれる2又は3価のポリオ
ールから水酸基を除いた残基 R9,R11,R13,R15,R16:H又はCH310,R12,R14:炭素数5〜21の脂肪族炭化水素基 r,s,t,u:1又は2であって、且つr+s=2又
は3を満足し、またt+u=2又は3を満足するもの v,w:0〜2であって、且つv+w=1又は2を満足
するもの]
【0036】本発明の組成物において、不飽和ウレタン
樹脂を構成する不飽和ウレタンを示す式3は改質剤であ
る架橋重合体粒子のラジカル重合に供する不飽和ウレタ
ン樹脂を構成する不飽和ウレタンを示す式1に対応して
おり、同様に式4は式2に対応していて、式1及び式2
については前述した通りであるので、ここでは式3及び
式4についての説明を省略する。また不飽和ウレタン樹
脂を構成する(メタ)アクリル酸エステルは改質剤であ
る架橋重合体粒子のラジカル重合に供する不飽和ウレタ
ン樹脂を構成する(メタ)アクリル酸エステルと同様で
あり、これについても前述した通りであるので、ここで
は(メタ)アクリル酸エステルについての説明も省略す
る。
【0037】本発明の組成物において、不飽和ウレタン
樹脂を構成する不飽和ウレタン及び(メタ)アクリル酸
エステルとしては、改質剤である架橋重合体粒子のラジ
カル重合に供する不飽和ウレタン樹脂について前述した
もののなかから任意に選択して用いることができるが、
調製される組成物に所期の効果をより良く発現させるた
めには、特に後述する光重合による硬化成形において所
期の効果をより良く発現させるためには、不飽和ウレタ
ンとして、式3のR9及びR11のうちで少なくとも一つ
がHである場合の式3で示される不飽和ウレタン、及び
式4のR13、R15及びR16のうちで少なくとも一つがH
である場合の式4で示される不飽和ウレタンから選ばれ
る1種又は2種以上を用いるのが好ましい。またこれら
の不飽和ウレタンと併用する(メタ)アクリル酸エステ
ルとしては、いずれも2〜4価の、アルコール、ポリエ
ーテルポリオール、ポリエステルポリオール及びアルコ
キシル化ビスフェノールから選ばれる1種又は2種以上
のポリオールのアクリル酸エステル、又は該ポリオール
とアクリル酸及びメタクリル酸との混合(メタ)アクリ
レートを用いるのが好ましい。
【0038】同様の意味で、本発明の組成物の不飽和ウ
レタン樹脂を構成する不飽和ウレタンが式3で示される
不飽和ウレタンである場合には、改質剤を形成すること
となる不飽和ウレタン樹脂を構成する不飽和ウレタンを
式1で示される不飽和ウレタンとするのが好ましく、ま
た本発明の組成物の不飽和ウレタン樹脂を構成する不飽
和ウレタンが式4で示される不飽和ウレタンである場合
には、改質剤を形成することとなる不飽和ウレタン樹脂
を構成する不飽和ウレタンを式2で示される不飽和ウレ
タンとするのが好ましい。
【0039】本発明の組成物は、ラジカル重合開始剤を
用いた室温若しくは加熱下のラジカル重合で硬化成形す
ることもできるが、光重合開始剤存在下に紫外線や電子
線等のエネルギー線を用いた光重合で硬化成形する場合
に特に有効である。光重合による硬化成形には、光重合
開始剤とエネルギー線を用いる公知の方法が適用でき
る。光重合開始剤としては、1)ベンゾイン、α−メチ
ルベンゾイン、アントラキノン、クロルアントラキノ
ン、アセトフェノン等のカルボニル化合物、2)ジフェ
ニルスルフィド、ジフェニルジスルフィド、ジチオジカ
ーバメート等のイオウ化合物、3)α−クロルメチルナ
フタレン、アントラセン等の多環芳香族化合物が挙げら
れる。本発明は本発明の組成物に対する光重合開始剤の
使用割合を特に制限するものではないが、通常は該組成
物中の不飽和ウレタン樹脂100重量部に対し、光重合
開始剤を0.1〜10重量部の割合で用いる。光重合開
始剤と共に、n−ブチルアミン、トリエタノールアミ
ン、N,N−ジメチルアミノベンゼンスルホン酸ジアリ
ルアミド、N,N−ジメチルアミノエチルメタクリレー
ト等の光増感剤を用いることができる。またエネルギー
線としては、可視光線、紫外線、電子線等があるが、紫
外線が有利に適用できる。
【0040】本発明の組成物は光重合で硬化成形する場
合に特に有効であり、なかでも本発明の組成物を光重合
による光学的立体造形に適用するのが最も効果的であっ
て、これにより寸法精度、外観及び透明性の優れた硬化
成形物を得ることができる。本発明の組成物をかかる光
学的立体造形に適用するには、本発明の改質剤を形成す
ることとなる不飽和ウレタン樹脂を構成する不飽和ウレ
タン及び該改質剤と共に本発明の組成物を形成する不飽
和ウレタン樹脂を構成する不飽和ウレタンの双方が分子
中に重合性基としてアクリロイル基及びメタクリロイル
基を有するものが好ましく、なかでも前述したように、
改質剤について式1で示される不飽和ウレタンを用いた
場合には該改質剤を用いる組成物では式3で示される不
飽和ウレタンを用いるのが好ましく、改質剤について式
2で示される不飽和ウレタンを用いた場合には該改質剤
を用いる組成物では式4で示される不飽和ウレタンを用
いるのが好ましい。またこれらの不飽和ウレタンと併用
する(メタ)アクリル酸エステルとしては、いずれも2
〜4価の、アルコール、ポリエーテルポリオール、ポリ
エステルポリオール及びアルコキシル化ビスフェノール
から選ばれる1種又は2種以上のポリオールのアクリル
酸エステル、又は該ポリオールとアクリル酸及びメタク
リル酸との混合(メタ)アクリレートを用いるのが好ま
しい。
【0041】光学的立体造形法としては各種の方法が知
られており(特開昭56−144478、特開昭60−
247514、特開平1−204915、特開平3−4
1126等)、これには例えば、最初に硬化層を形成し
た後、該硬化層の上に未硬化の組成物を供給し、これに
エネルギー線を照射して次の硬化層を形成するという操
作を繰り返して行ない、所望の硬化成形物を形成し、必
要に応じて更にポストキュアする方法がある。
【0042】
【実施例】
試験区分1(予備合成) 以下に示す予備合成例1〜3を行なった。尚、各予備合
成例において、部は重量部である。 ・予備合成例1 オクタン酸144部(1.0モル)及び触媒としてトリ
エチルアミン2部を反応容器にとり、70℃で保持して
撹拌し、更にグリシジルアクリレート128部(1.0
モル)を30分かけて滴下した。その後、反応系を70
℃で5時間保持して合成を終了した。反応物についてオ
キシラン酸素含有量を定量したが、殆ど検出されなかっ
た。ここで得た反応物は272部のグリセリンモノアク
リレート・モノオクタノエートであり、酸価0.9、水
酸基価205、ケン化価412であった。
【0043】・予備合成例2 オクタン酸144部(1.0モル)、トリエチルアミン
2部及びグリシジルメタクリレート142部(1.0モ
ル)を用いて、予備合成例1と同様に合成を行なった。
ここで得た反応物は286部のグリセリンモノメタクリ
レート・モノオクタノエートであり、酸価0.7、水酸
基価198、ケン化価390であった。
【0044】・予備合成例3 イソパルミチン酸256部(1.0モル)、トリエチル
アミン3部及びグリシジルメタクリレート142部
(1.0モル)を用いて、予備合成例1と同様に合成を
行なった。ここで得た反応物は398部のグリセリンモ
ノメタクリレート・モノイソパルミテートであり、酸価
1.1、水酸基価140、ケン化価281であった。
【0045】試験区分2(不飽和ウレタンの合成及び不
飽和ウレタン樹脂の調製) 以下に示す不飽和ウレタンの合成及び不飽和ウレタン樹
脂の調製を行なった。合成に使用した原料の種類及び使
用量等を表1及び表2にまとめて示した。尚、各不飽和
ウレタンの合成及び不飽和ウレタン樹脂の調製におい
て、部は重量部、また%は重量%である。 ・不飽和ウレタンA−1の合成及び不飽和ウレタン樹脂
a−1の調製 2,4−トリレンジイソシアネート87部(0.5モ
ル)、乾燥トルエン100部及びジ−n−ブチル錫ジラ
ウレート0.5部を反応容器にとり、50℃で保持して
撹拌し、更に予備合成例2で得たグリセリンモノメタク
リレート・モノオクタノエート143部(0.5モル)
を30分かけて滴下した。この間、反応温度を50〜6
0℃に保った。その後、50〜55℃で反応を続け、反
応物中のイソシアネート基残量が反応に供したジイソシ
アネートの量から算出される理論量の1/2となったと
ころで反応を終了した。ここで得られた反応物は、2,
4−トリレンジイソシアネートとグリセリンモノメタク
リレート・モノオクタノエートとが1/1(モル比)で
結合した不飽和ウレタンモノイソシアネートである。次
にこの反応物を60℃で保持して撹拌し、更に予備合成
例1で得たグリセリンモノアクリレート・モノオクタノ
エート136部(0.5モル)を30分かけて滴下し
た。この際に反応熱がでるが、反応温度を60〜70℃
に保った。その後、70℃で2時間保持して、不飽和ウ
レタンA−1を合成した。更にポリオキシプロピレング
リコール(分子量200)ジアクリレート366部を加
えて溶解し、減圧下にトルエンを留去して、不飽和ウレ
タンA−1を50%及びポリオキシプロピレングリコー
ル(分子量200)ジアクリレートを50%含む不飽和
ウレタン樹脂a−1を調製した。
【0046】・不飽和ウレタンA−2の合成及び不飽和
ウレタン樹脂a−2の調製 不飽和ウレタンA−1の合成及び不飽和ウレタン樹脂a
−1の調製と同様にして、不飽和ウレタンA−2の合成
及び不飽和ウレタン樹脂a−2の調製を行なった。
【0047】・不飽和ウレタンA−3の合成及び不飽和
ウレタン樹脂a−3の調製 予備合成例2で得たグリセリンモノメタクリレート・モ
ノオクタノエート286部(1.0モル)、メチルメタ
クリレート249部及びジ−n−ブチル錫ジラウレート
0.5部を反応容器にとり、50℃で保持して撹拌し、
更に2,4−トリレンジイソシアネート87部(0.5
モル)を30分かけて滴下した。この際に反応熱がでる
が、反応温度を50〜60℃に保った。その後、60℃
で1時間保持して、不飽和ウレタンA−3を60%及び
メチルメタクリレートを40%含む不飽和ウレタン樹脂
a−3を調製した。
【0048】・不飽和ウレタン樹脂r−1の調製 不飽和ウレタン樹脂a−1の調製において、ポリオキシ
プロピレングリコール(分子量200)ジアクリレート
の使用量を41部とした以外、不飽和ウレタン樹脂a−
1の調製と同様にして、不飽和ウレタンA−1を90%
及びポリオキシプロピレングリコール(分子量200)
ジアクリレートを10%含む不飽和ウレタン樹脂r−1
を調製した。
【0049】・不飽和ウレタン樹脂r−2の調製 不飽和ウレタン樹脂a−1を6部にポリオキシプロピレ
ングリコール(分子量200)ジアクリレートを94部
混合溶解して、不飽和ウレタンA−1を3%及びポリオ
キシプロピレングリコール(分子量200)ジアクリレ
ートを97%含む不飽和ウレタン樹脂r−2を調製し
た。
【0050】・不飽和ウレタン樹脂r−3の調製 不飽和ウレタン樹脂a−3の調製において、メチルメタ
クリレートの使用量を41部とした以外、不飽和ウレタ
ン樹脂a−3の調製と同様にして、不飽和ウレタンA−
3を90%及びメチルメタクリレートを10%含む不飽
和ウレタン樹脂r−3を調製した。
【0051】・不飽和ウレタン樹脂r−4の調製 不飽和ウレタン樹脂a−3を5部にメチルメタクリレー
トを95部混合溶解して、不飽和ウレタンA−3を3%
及びメチルメタクリレートを97%含む不飽和ウレタン
樹脂r−4を調製した。
【0052】・不飽和ウレタンB−1の合成及び不飽和
ウレタン樹脂b−1の調製 イソホロンジイソシアネート111部(0.5モル)、
乾燥トルエン100部及びジ−n−ブチル錫ジラウレー
ト0.5部を反応容器にとり、50℃で保持して撹拌
し、更にジエチレングリコールモノメタクリレート87
部(0.5モル)を30分かけて滴下した。この間、反
応温度を50〜60℃に保った。その後、50〜55℃
で反応を続け、反応物中のイソシアネート基残量が反応
に供したジイソシアネートの量から算出される理論量の
1/2となったところで反応を終了した。ここで得られ
た反応物は、イソホロンジイソシアネートとジエチレン
グリコールモノメタクリレートとが1/1(モル比)で
結合した不飽和ウレタンモノイソシアネートである。次
にこの反応物を60℃で保持して撹拌し、更に予備合成
例1で得たグリセリンモノアクリレート・モノオクタノ
エート136部(0.5モル)を30分かけて滴下し
た。この際に反応熱がでるが、反応温度を60〜70℃
に保った。その後、70℃で2時間保持して、不飽和ウ
レタンB−1を合成した。更にネオペンチルグリコール
ジアクリレート334部を加えて溶解し、減圧下にトル
エンを留去して、不飽和ウレタンB−1を50%及びネ
オペンチルグリコールジアクリレートを50%含む不飽
和ウレタン樹脂b−1を調製した。
【0053】・不飽和ウレタンB−2,R−5の合成及
び不飽和ウレタン樹脂b−2,r−5の調製 不飽和ウレタンB−1の合成及び不飽和ウレタン樹脂b
−1の調製と同様にして、不飽和ウレタンB−2の合成
及び不飽和ウレタン樹脂b−2の調製、不飽和ウレタン
R−5の合成及び不飽和ウレタン樹脂r−5の調製を行
なった。
【0054】・不飽和ウレタンB−3の合成及び不飽和
ウレタン樹脂b−3の調製 2,4−トリレンジイソシアネート87部(0.5モ
ル)、メチルメタクリレート249部(2.49モル)
及びジ−n−ブチル錫ジラウレート0.5部を反応容器
にとり、50℃で保持して撹拌し、更に予備合成例3で
得たグリセリンモノメタクリレートモノイソパルミテー
ト199部(0.5モル)を30分かけて滴下した。こ
の間、反応温度を50〜60℃に保った。その後、50
〜55℃で反応を続け、反応物中のイソシアネート基残
量が反応に供したジイソシアネートの量から算出される
理論量の1/2となったところで反応を終了した。ここ
で得られた反応物は、2,4−トリレンジイソシアネー
トとグリセリンモノメタクリレートモノイソパルミテー
トとが1/1(モル比)で結合した不飽和ウレタンモノ
イソシアネートである。次にこの反応物を60℃で保持
して撹拌し、更にジエチレングリコールモノメタクリレ
ート87部(0.5モル)を30分かけて滴下した。こ
の際、反応温度を60〜70℃に保った。その後、70
℃で2時間保持して、不飽和ウレタンB−3を60%及
びメチルメタクリレートを40%含む不飽和ウレタン樹
脂b−3を調製した。
【0055】・不飽和ウレタンR−6の合成及び不飽和
ウレタン樹脂r−6の調製 不飽和ウレタンA−3の合成及び不飽和ウレタン樹脂a
−3の調製と同様にして、不飽和ウレタンR−6の合成
及び不飽和ウレタン樹脂r−6の調製を行なった。
【0056】
【表1】
【0057】
【表2】
【0058】表1及び表2において、 使用量の数値:部 使用量のかっこ内の数値:モル *1:ポリオキシプロピレングリコール(分子量20
0)ジアクリレート *2:ネオペンチルグリコールジアクリレート *3:メチルメタクリレート **1:グリセリンモノアクリレート・モノオクタノエ
ート **2:グリセリンモノメタクリレート・モノオクタノ
エート **3:グリセリンモノメタクリレート・モノイソパル
ミテート **4:ジエチレングリコールモノメタクリレート **5:グリセリンジメタクリレート **6:ヒドロキシエチルアクリレート **7:2,4−トリレンジイソシアネート **8:ポリメチレンポリフェニルイソシアネート(N
CO基平均3個) **9:イソホロンジイソシアネート
【0059】試験区分3(架橋重合体粒子の製造) 架橋重合体粒子Pa−1〜Pa−3,Pb−1〜Pb−
3,Pr−1〜Pr−6を次のように製造した。その内
容を表3にまとめて示した。
【0060】・実施例1(懸濁重合法による架橋重合体
粒子Pa−1の製造) 試験区分2で調製した不飽和ウレタン樹脂a−1を20
部、リン酸カルシウムを3部、ドデシルベンゼンスルホ
ン酸ナトリウムの1%水溶液を2部及びジベンゾイルパ
ーオキサイドを0.2部、以上をイオン交換水80部に
加え、ホモミキサーで分散した後、更にホモジナイザー
で均一に分散した。撹拌しながら70℃に昇温し、引き
続き70〜80℃で24時間保持してラジカル重合を完
結させた。反応系に0.1規定の塩酸水溶液を加え、反
応系のpHを3とした。生成した粒子を濾別し、更に洗
浄水が中性となるまで水洗−濾過を繰り返して行ない、
乾燥して、架橋重合体粒子Pa−1を得た。ここで得ら
れた架橋重合体粒子Pa−1は平均粒子径15μmの球
状粒子であった。
【0061】・実施例2,3及び比較例1〜4(懸濁重
合法による架橋重合体粒子Pa−2,Pa−3及びPr
−1〜Pr−4の製造) 架橋重合体粒子Pa−1と同様にして製造した。得られ
た架橋重合体粒子について、形状の観察と平均粒子径の
測定を行ない、表3に示した。
【0062】・実施例4(乳化重合法による架橋重合体
粒子Pb−1の製造) 試験区分2で調製した不飽和ウレタン樹脂b−1を30
部、部分ケン化ポリビニルアルコール(分子量約2万)
を6部、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムの1%
水溶液を6部及び過硫酸アンモニウム0.3部、以上を
イオン交換水70部に加え、ホモミキサーで分散した
後、更にホモジナイザーで均一に分散させた。撹拌しな
がら70℃に昇温し、引き続き70〜80℃で24時間
保持してラジカル重合を完結させた。反応系に飽和硫酸
ナトリウム水溶液100部を加え、撹拌した後、静置し
た。生成した粒子を濾別し、数回水洗を繰り返し、乾燥
して、架橋重合体粒子Pb−1を得た。ここで得られた
架橋重合体粒子Pb−1は平均粒子径0.7μmの球状
粒子であった。
【0063】・実施例5,6及び比較例5,6(乳化重
合法による架橋重合体粒子Pb−2,Pb−3及びPr
−5,Pr−6の製造) 架橋重合体粒子Pb−1と同様にして製造した。得られ
た架橋重合体粒子について、形状の観察と平均粒子径の
測定を行ない、表3に示した。
【0064】以上で得られた架橋重合体粒子について、
原料として用いた不飽和ウレタン樹脂に対する溶解性を
下記の方法により判定した。結果を表3に示した。 ・・溶解性の評価方法:架橋重合体粒子0.5部及び架
橋重合体粒子の合成に用いた不飽和ウレタン樹脂10部
をビーカーにとり、40℃に保持して、マグネチックス
ターラーを用いて30分撹拌し、溶解状態を観察した。
【0065】
【表3】
【0066】試験区分4(組成物の調製及びその光学的
立体造形法による硬化成形並びに硬化成形物の評価) ・実施例7〜14及び比較例7〜22(組成物の調製) 使用材料として表4又は表5に示した不飽和ウレタン樹
脂100重量部、光重合開始剤として1−ヒドロキシシ
クロヘキシルフェニルケトン(商品名イルガキュア18
4、チバガイギー社製)5重量部、及び表4又は表5に
示した架橋重合体粒子等を表4又は表5に示した割合で
混合用容器にとり、ペイントシェーカーを用いて均一と
なるまで撹拌混合して、不飽和ウレタン樹脂組成物を調
製した。尚、比較例13〜16では、熱可塑性高分子を
表5に示した割合で不飽和ウレタン樹脂100重量部に
予め均一溶解しておいたものを使用した。
【0067】・硬化物の製造とその評価 上記で調製した組成物を充填した容器を装着の三次元N
Cテーブル及びヘリウム・カドミウムレーザー光(波長
3250オングストローム)制御システムで主構成され
た光学的立体造形装置を用い、組成物の表面に対し垂直
方向から集束されたヘリウム・カドミウムレーザー光を
照射して、直径150mm×厚さ10mmの円板を造形し
た。そして造形した円板を縦127mm×横12.7mmに
ダイヤモンドカッターを用いて切断し、試験片を作製し
た。この試験片について、下記の方法で硬化収縮率及び
透明性の評価として光透過率を測定した。結果を表4及
び表5に示した。
【0068】・・硬化収縮率:試験片の密度D1及び造
形に用いたラジカル硬化性樹脂の密度D2を測定し、下
記の式で硬化収縮率を算出した。 硬化収縮率(%)=[{(1/D2)−(1/D1)}/
(1/D2)]×100 ・・光透過率:試験片の厚さ方向(10mm)の700nm
における光透過率(T%)を分光光度計により測定し
た。
【0069】
【表4】
【0070】
【表5】
【0071】表4及び表5において、 a−1,a−2,b−1,b−2:試験区分2で調製し
た不飽和ウレタン樹脂Pa−1,Pa−2,Pb−1,
Pb−2,Pr−1,Pr−2,Pr−5:試験区分3
で製造した架橋重合体粒子 *4:シリカ微粒子(平均粒子径1.2μm) *5:スチレン−ジビニルベンゼン架橋共重合体粒子
(平均粒子径20μm) *6:ポリメチルメタクリレート(平均分子量5000
0) *7:ポリプロピレンジアジペート(平均分子量550
0)
【0072】試験区分5(組成物の調製及びこれらを用
いたラジカル重合法による硬化成形並びに硬化成形物の
評価) ・実施例15〜20及び比較例23〜32(組成物の調
製) 使用材料として下記に示した不飽和ウレタン樹脂100
重量部、ラジカル重合開始剤としてメチルエチルケトン
パーオキサイド1重量部、硬化促進剤としてナフテン酸
コバルト0.0075重量部を用いた他は試験区分4の
場合と同様の方法で表6に示した割合の組成物を調製し
た。
【0073】・硬化物の製造とその評価 上記で調製した組成物を、厚さ5mmのガラス板(25cm
×25cm)2枚で外径5mmのポリエチレンチューブを挟
んで3mmのクリアランスを有する注型槽に流し込み、該
注型槽を35℃の恒温槽中で2時間保持して硬化成形物
を得た。この硬化成形物を注型槽から取り出し、更に8
0℃で12時間ポストキュアを行なった。ここで得られ
た硬化成形物を下記の試験に供した。結果を表6に示し
た。
【0074】・・硬化物の外観:反りやクラックの程度
を肉眼観察し、下記の基準で判定した。 ◎;クラックや反りが全く認められない ○;クラックや反りが殆どない △;クラックや反りが僅かに認められる ×;クラックや反りが多い ・・光透過率:試験区分4と同様の方法で行なった。
【0075】
【表6】
【0076】
【発明の効果】既に明らかなように、以上説明した本発
明には、不飽和ウレタン樹脂の硬化成形時における収縮
を防止し、同時に得られる硬化成形物の透明性を改善で
きるという効果がある。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の不飽和ウレタン樹脂をラジカル重
    合した架橋重合体粒子から成ることを特徴とする硬化成
    形用不飽和ウレタン樹脂の改質剤。 不飽和ウレタン樹脂:下記の式1で示される不飽和ウレ
    タン及び下記の式2で示される不飽和ウレタンから選ば
    れる1種又は2種以上の不飽和ウレタンと、該不飽和ウ
    レタンと共重合可能な(メタ)アクリル酸エステルと
    が、該不飽和ウレタン/該(メタ)アクリル酸エステル
    =80/20〜20/80(重量比)の割合から成る不
    飽和ウレタン樹脂。 【式1】 【式2】 [式1及び式2において、 X1,X2:ジイソシアネート及びトリイソシアネートか
    ら選ばれるポリイソシアネートからイソシアネート基を
    除いた残基 Y1,Y2,Y3:3価のアルコールから水酸基を除いた
    残基 Y4:多価アルコール、ポリエーテルポリオール及びポ
    リエステルポリオールから選ばれる2又は3価のポリオ
    ールから水酸基を除いた残基 R1,R3,R5,R7,R8:H又はCH32,R4,R6:炭素数5〜21の脂肪族炭化水素基 j,k,m,n:1又は2であって、且つj+k=2又
    は3を満足し、またm+n=2又は3を満足するもの p,q:0〜2であって、且つp+q=1又は2を満足
    するもの]
  2. 【請求項2】 式1のR1及びR3のうちで少なくとも一
    つがHであり、また式2のR5、R7及びR8のうちで少
    なくとも一つがHである請求項1記載の硬化成形用不飽
    和ウレタン樹脂の改質剤。
  3. 【請求項3】 不飽和ウレタン樹脂を構成する(メタ)
    アクリル酸エステルが、いずれも2〜4価の、アルコー
    ル、ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール
    及びアルコキシル化ビスフェノールから選ばれる1種又
    は2種以上のポリオールのアクリル酸エステル、又は該
    ポリオールとアクリル酸及びメタクリル酸との混合(メ
    タ)アクリレートである請求項1又は2記載の硬化成形
    用不飽和ウレタン樹脂の改質剤。
  4. 【請求項4】 架橋重合体粒子が0.1〜100μmの
    平均粒子径を有するものである請求項1、2又は3記載
    の硬化成形用不飽和ウレタン樹脂の改質剤。
  5. 【請求項5】 架橋重合体粒子が懸濁重合法又は乳化重
    合法でラジカル重合したものである請求項1、2、3又
    は4記載の硬化成形用不飽和ウレタン樹脂の改質剤。
  6. 【請求項6】 不飽和ウレタン樹脂100重量部に対し
    て、請求項1、2、3、4又は5記載の改質剤を50〜
    300重量部の割合で含有することを特徴とする硬化成
    形用不飽和ウレタン樹脂組成物。
  7. 【請求項7】 不飽和ウレタン樹脂が下記の不飽和ウレ
    タン樹脂である請求項6記載の硬化成形用不飽和ウレタ
    ン樹脂組成物。 不飽和ウレタン樹脂:下記の式3で示される不飽和ウレ
    タン及び下記の式4で示される不飽和ウレタンから選ば
    れる1種又は2種以上の不飽和ウレタンと、該不飽和ウ
    レタンと共重合可能な(メタ)アクリル酸エステルと
    が、該不飽和ウレタン/該(メタ)アクリル酸エステル
    =80/20〜20/80(重量比)の割合から成る不
    飽和ウレタン樹脂。 【式3】 【式4】 [式3及び式4において、 X3,X4:ジイソシアネート及びトリイソシアネートか
    ら選ばれるポリイソシアネートからイソシアネート基を
    除いた残基 Y5,Y6,Y7:3価のアルコールから水酸基を除いた
    残基 Y8:多価アルコール、ポリエーテルポリオール及びポ
    リエステルポリオールから選ばれる2又は3価のポリオ
    ールから水酸基を除いた残基 R9,R11,R13,R15,R16:H又はCH310,R12,R14:炭素数5〜21の脂肪族炭化水素基 r,s,t,u:1又は2であって、且つr+s=2又
    は3を満足し、またt+u=2又は3を満足するもの v,w:0〜2であって、且つv+w=1又は2を満足
    するもの]
  8. 【請求項8】 式3のR9及びR11のうちで少なくとも
    一つがHであり、また式4のR13、R15及びR16のうち
    で少なくとも一つがHである請求項7記載の硬化成形用
    不飽和ウレタン樹脂組成物。
  9. 【請求項9】 不飽和ウレタン樹脂を構成する(メタ)
    アクリル酸エステルが、いずれも2〜4価の、アルコー
    ル、ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール
    及びアルコキシル化ビスフェノールから選ばれる1種又
    は2種以上のポリオールのアクリル酸エステル、又は該
    ポリオールとアクリル酸及びメタクリル酸との混合(メ
    タ)アクリレートである請求項7又は8記載の硬化成形
    用不飽和ウレタン樹脂組成物。
  10. 【請求項10】 不飽和ウレタン樹脂を構成する不飽和
    ウレタンが式3で示される不飽和ウレタンであって、且
    つ改質剤を形成することとなる不飽和ウレタン樹脂を構
    成する不飽和ウレタンが式1で示される不飽和ウレタン
    である請求項8又は9記載の硬化成形用不飽和ウレタン
    樹脂組成物。
  11. 【請求項11】 不飽和ウレタン樹脂を構成する不飽和
    ウレタンが式4で示される不飽和ウレタンであって、且
    つ改質剤を形成することとなる不飽和ウレタン樹脂を構
    成する不飽和ウレタンが式2で示される不飽和ウレタン
    である請求項8又は9記載の硬化成形用不飽和ウレタン
    樹脂組成物。
  12. 【請求項12】 請求項6、7、8、9、10又は11
    記載の硬化成形用不飽和ウレタン樹脂組成物を硬化成形
    することを特徴とする硬化成形方法。
  13. 【請求項13】 請求項8、9、10又は11記載の硬
    化成形用不飽和ウレタン樹脂組成物を光重合で硬化成形
    することを特徴とする硬化成形方法。
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JP2011190326A (ja) * 2010-03-12 2011-09-29 Sekisui Plastics Co Ltd 球状ウレタン系樹脂粒子及びその製造方法
JP2011190324A (ja) * 2010-03-12 2011-09-29 Sekisui Plastics Co Ltd ウレタン系樹脂粒子及びその製造方法
JP2020186285A (ja) * 2019-05-10 2020-11-19 根上工業株式会社 樹脂粒子

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