JPH07228540A - ミネラル吸収促進剤及びそれを含有する食品 - Google Patents

ミネラル吸収促進剤及びそれを含有する食品

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JPH07228540A
JPH07228540A JP6040559A JP4055994A JPH07228540A JP H07228540 A JPH07228540 A JP H07228540A JP 6040559 A JP6040559 A JP 6040559A JP 4055994 A JP4055994 A JP 4055994A JP H07228540 A JPH07228540 A JP H07228540A
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JP
Japan
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soybean protein
mineral
food
calcium
phytic acid
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Application number
JP6040559A
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English (en)
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Masatake Imai
正武 今井
Goro Kuwata
五郎 桑田
Naoko Murayama
直子 村山
Shiyouko Shinoda
粧子 篠田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Morinaga and Co Ltd
Original Assignee
Morinaga and Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 安価で、しかも優れた効果を有するミネラル
吸収促進剤及びそれを含有する食品を提供する。 【構成】 大豆蛋白質含有原料からフィチン酸及びその
塩を除去して、フィチン酸及びその塩類の含量が0.1 重
量%以下の大豆蛋白質を得る。この大豆蛋白質を直接あ
るいは食品に添加して摂取することで、ミネラルを効率
よく補給することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、経口的に摂取されたカ
ルシウム、マグネシウム、亜鉛等のミネラルの体内吸収
を促進するミネラル吸収促進剤及びそれを含有する食品
に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、日本人の栄養摂取状況は良好で、
栄養成分の欠乏症はほどんどないと言われている。しか
しながら、毎年行われている国民栄養調査によると、カ
ルシウムだけは、その所要摂取量が充足されないでい
る。こうしたカルシウム摂取量の不足を補うため、乳製
品、小魚、海藻、ホウレンソウ等のカルシウム補給食品
の摂取が奨励されており、一方において、各種カルシウ
ム剤や、カルシウム強化食品などの開発が盛んに行われ
ている。
【0003】しかしながら、カルシウムをはじめとする
ミネラルには一般に難吸収性のものが多いために、単に
食品中のミネラルを強化しただけでは、充分なミネラル
補給効果が得られない。また、1種類のミネラルだけを
強化した食品は、他のミネラルの吸収を拮抗阻害し、却
って微量ミネラルの欠乏状態を引き起こす虞れがあるこ
とが指摘されている(Dairy Council Digest, Vol.60
(3) )。
【0004】このため、近年、摂取が不足しがちなミネ
ラル、特にカルシウムの吸収を促進させる各種吸収促進
剤の開発が行われている。例えば、ホスホセリンを含む
アミノ酸数20程度のペプチドであるカゼインホスホペプ
チド(CPP)は、消化管内におけるカルシウムの不溶
化を抑制してカルシウムの吸収を促進させることが知ら
れている。
【0005】一方、大豆蛋白質は、主として11s、7
s、2.8 sなどのグロブリンからなる蛋白質であり、β
−カゼインとは異なり、リン酸基を持つホスホセリンは
ほとんど含まれていない。また、大豆蛋白質には、フィ
チン酸及びその塩が相当量含まれており、こうしたフィ
チン酸及びその塩は、ミネラル、特にカルシウムの体内
吸収を阻害することが知られている(早川利郎、第1回
新潟県食品バイオテクノロジー懇談会別冊)。このよう
な理由から、これまで大豆蛋白質にはミネラル吸収促進
効果はないとされてきた(日本栄養食糧学会紙 45 (4)
333 (1992))。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、CPP
がカルシウム吸収促進効果を有することが知られている
が、CPPはカゼイン中に50分の1程度の量しか含まれ
ていないため、非常に高価であるという問題があった。
また、CPPは、アミノ酸数20程度のペプチドであるた
め、胃液や腸液に含まれる蛋白質分解酵素により消化さ
れると、カルシウムの可溶化に必要な分子構造が破壊さ
れ、目的とする効果が得られないという虞れがあった。
【0007】本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みて
なされたものであり、その目的は、安価で、しかも優れ
た効果を有するミネラル吸収促進剤及びそれを含有する
食品を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成するため鋭意研究した結果、フィチン酸及びその
塩を除去した大豆蛋白質が優れたミネラル吸収促進効果
を有することを見出し、本発明を完成させるに至った。
【0009】すなわち、本発明の一つは、フィチン酸及
びその塩類の含量が0.1 重量%以下の大豆蛋白質を有効
成分とするミネラル吸収促進剤を提供するものである。
【0010】また、本発明のもう一つは、上記ミネラル
吸収促進剤を含有する食品を提供するものである。
【0011】以下、本発明について好ましい態様を挙げ
て更に詳細に説明する。
【0012】本発明によるミネラル吸収促進剤は、フィ
チン酸及びその塩類の含量が0.1 重量%以下、好ましく
は0.05重量%以下の大豆蛋白質を有効成分とする。フィ
チン酸及びその塩の含量が0.1 重量%よりも多いと、ミ
ネラル吸収促進効果が充分に得られない。
【0013】本発明のミネラル吸収促進剤は、例えば、
大豆蛋白質含有原料から大豆蛋白質を抽出し、この抽出
液を精製してフィチン酸及びその塩を除去する方法によ
って製造することができる。
【0014】上記の製造方法においては、まず、脱脂大
豆粉、濃縮大豆蛋白質、分離大豆蛋白質、豆乳などの大
豆蛋白質含有原料に、カルシウム塩及び/又はマグネシ
ウム塩を添加した食塩溶液を加えて大豆蛋白質を抽出す
る。
【0015】食塩溶液としては、食塩濃度が7.5 重量%
以上のものが好ましく、それ未満の濃度では大豆蛋白質
を効率よく抽出することができない。また、カルシウム
塩及び/又はマグネシウム塩の添加量は、上記食塩量に
対して0.5 〜2重量%のものが好ましい。カルシウム塩
及び/又はマグネシウム塩の添加量が上記よりも少ない
と、フィチン酸及びその塩を効果的に沈殿させることが
できず、また、同添加量が上記よりも多いと、大豆蛋白
質の沈殿が生じて収率が減少するという問題が生じるの
で好ましくない。
【0016】抽出に使う食塩溶液の量は、特に限定され
ないが、収量、製造コスト等を考えると、大豆蛋白質含
有原料に対して5〜20倍容量が好ましい。抽出温度及び
抽出時間についても、特に限定されないが、室温で、0.
5 〜1時間程度抽出するのが好ましい。抽出時のpHは
6〜9の範囲が好ましい。pHが6よりも低いと、大豆
蛋白質が溶解しにくく、pHが9よりも高いと、蛋白質
が一部アミノ酸に分解するという問題があるので好まし
くない。なお、抽出後における抽出液の固液分離法は、
デカンテーション、遠心分離、濾過法等、特に限定され
ない。
【0017】こうして得られた抽出液を精製して、フィ
チン酸及びその塩などを除去する。精製方法としては、
例えば、電気透析処理や限外濾過膜処理等の方法が挙げ
られるが、イオン交換膜や分子篩膜などの分離膜を用い
た電気透析装置を用いて精製する方法が好ましく採用さ
れる。
【0018】図1には、このような電気透析装置の一例
が示されている。すなわち、陽極1と陰極3との間に、
陰イオン交換膜5と陽イオン交換膜6とが多数交互に配
置され、陽極1側から見て陰イオン交換膜5、陽イオン
交換膜6の順序で配列された膜間が、被処理液が流れる
脱塩室7とされ、陽イオン交換膜6、陰イオン交換膜5
の順序で配列された膜間が、被処理液中の陽イオン及び
陰イオンが集められるイオン回収室8とされている。
【0019】陽極室2及び陰極室4には、電極液流路1
0を通してポンプ11により電極液が循環され、脱塩室
7には、被処理液流路12を通してポンプ13により被
処理液、すなわち上記抽出液が循環される。更に、イオ
ン回収室8には、回収液流路14を通してポンプ15に
より回収液が循環される。
【0020】そして、陽極1と陰極3との間に電圧を加
えると、抽出液中の陽イオンは、陽イオン交換膜6を通
して回収室8に集められ、抽出液中の陰イオンは、陰イ
オン交換膜5を通して回収室8に集められる。なお、大
豆蛋白質自体もイオン化するが、その分子量が大きいた
め、イオン交換膜を透過することができず、脱塩室7内
に残される。こうして、抽出液中のフィチン酸及びその
塩等が除去され、脱塩室7側から精製された抽出液を得
ることができる。
【0021】上記において、イオン交換膜5、6として
は、大豆蛋白質自体の透過を阻止し、フィチン酸及びそ
の塩等を選択的に透過させるため、分画分子量が好まし
くは5000以下、より好ましくは300 〜1000のイオン交換
膜又は分子篩膜が用いられる。このようなイオン交換膜
又は分子篩膜としては、例えば「AC-230-800」(カート
リッジ名、旭化成工業株式会社製)等を用いることがで
きる。なお、分画分子量が300 よりも小さい膜は、フィ
チン酸及びその塩が透過できないので好ましくない。
【0022】また、イオン回収液としては、各種無機塩
溶液等が使用できるが、中でも食塩溶液を用いるのが好
ましく、その濃度は0.1 〜1.0 重量%程度が好ましい。
【0023】電気透析処理の時間は、原料の種類や、抽
出液の量、濃度などに応じて適宜決定されるが、抽出液
中の食塩濃度が大体0.25〜1.5 重量%程度になるまで行
うのが好ましい。食塩濃度が1.5 重量%よりも高いと、
精製が不充分な虞れがあり、食塩濃度が0.25重量%未満
になると、脱塩により大豆蛋白質が凝集を生じるので好
ましくない。
【0024】こうして脱塩室7側から回収された、フィ
チン酸及びその塩を除去された抽出液に、塩酸溶液等を
滴下してpHを4.5 〜5.5 程度に調整すれば、大豆蛋白
質が等電点沈殿して、抽出液から大豆蛋白質を分離する
ことができる。
【0025】こうして分離された大豆蛋白質は、適当な
濃度となるように水等に溶解してそのまま製品化するこ
ともできるが、水等に溶解した後、更に乾燥粉末化して
製品化するのが、製品の安定性の点から好ましい。乾燥
方法としては、スプレードライ法、凍結乾燥法など各種
の方法が採用できる。なお、製品化する際に102 〜120
℃で5〜15分程度加熱処理を行って、大豆蛋白質の消化
に問題となるトリプシンインヒビターを失活させておく
のが好ましい。
【0026】なお、本発明のミネラル吸収促進剤は、上
記の方法以外にも、例えば、大豆蛋白質含有原料を水等
に懸濁させ、この溶液にフィターゼ、あるいはフィター
ゼを含む小麦ふすま、糠などを加えて溶液中のフィチン
酸及びその塩を酵素分解する方法等を用いて製造するこ
とができる。この場合、酵素分解後の溶液をそのまま、
あるいは濃縮して製品化してもよいが、前述の方法と同
様に、更に大豆蛋白質を精製、分離、乾燥粉末化して製
品化するのが好ましい。なお、この製造方法において
も、製品化する際に、前述した加熱処理によりトリプシ
ンインヒビターを失活させておくのが好ましい。
【0027】こうして得られた本発明のミネラル吸収促
進剤は、そのまま経口摂取してもよく、高蛋白質で、か
つ、ミネラル吸収促進効果を有する素材として、粉乳な
どの乳製品や、豆乳、各種植物性蛋白質の代わりに、例
えば、イミテーション乳飲料、乳酸飲料、インスタント
スープ、豆乳等の各種飲料や、チョコレート、ケーキ、
キャラメル等の各種菓子類、パン、豆腐、ハム、ソーセ
ージ、ハンバーグ等の加工食品、ちくわ、かまぼこ等の
水産練製品などの各種食品に添加して使用することがで
きる。食品への添加方法に制限はなく、水溶液として添
加する方法、粉末として添加する方法など、いずれを用
いてもよい。
【0028】なお、ミネラル吸収促進剤の食品への添加
量は、食品の種類、品質などにより異なるが、通常食品
に用いる粉乳、脱脂粉乳などの乳製品や、大豆蛋白質な
どの代替蛋白質として使用する程度の量を加えればよ
い。例えば、チョコレートでは製品の25重量%以下とな
るように添加すればよく、パンでは10重量%以下、水産
練製品やハム、ソーセージなどでは、無水物換算で20〜
30重量%又はそれ以下となるように添加すればよい。一
方、例えばカルシウム補給用の栄養錠剤として用いる場
合には、80重量%以上添加することもできる。
【0029】また、本発明の食品中には、必要に応じ
て、例えばカルシウム、マグネシウム、亜鉛、鉄、コバ
ルト、ナトリウム、カリウム、リンなどから選ばれたミ
ネラルを1種又は2種以上添加することができる。これ
によって、ミネラルをより効果的に補給することが可能
になる。なお、ミネラルの種類はこれらに限定されるも
のではなく、各種微量元素を適用することもできる。こ
の場合、ミネラルの添加量は、ミネラルの種類や、添加
する食品の種類及び1回の摂食量等により異なるので、
成人男子における1日の所要摂取量を目安にするなどし
て適宜決定すればよい。例えば、成人男子の1日のカル
シウム所要量は600mg 、鉄の所要量は10mgであるので、
1日の摂取量がこれらの値になるように添加量を定めれ
ばよい。
【0030】
【作用】本発明のミネラル吸収促進剤は、フィチン酸及
びその塩類の含量が0.1 重量%以下の大豆蛋白質を有効
成分とすることにより、優れたミネラル吸収効果を有し
ている。このような効果がもたらされる理由は、よく分
からないが、推測によれば、ミネラルの吸収を阻害する
フィチン酸及びその塩が除去されたことや、フィチン酸
及びその塩を除去する過程で、蛋白質中のアミド残基が
カルボキシル残基に変化し、ミネラルの可溶化を促進す
ることなどによるものと考えられる。
【0031】また、本発明のミネラル吸収促進剤は、天
然に豊富に存在する大豆蛋白質を原料とし、比較的簡単
な工程で製造できるので、製造コストが安価であるとい
う利点がある。
【0032】一方、大豆に本来含有されるイソフラボン
類、特にダイゼイン、ゲニステイン、ダイジイン、ゲニ
スチンには、女性ホルモンであるエストロゲンと同様の
生理活性効果があるとの報告があり(Cheng et al., Sc
ience 118 164 (1953); Brigger et al., Biochem. J.
58 278 (1954) )、例えば骨塩の溶出を抑制する効果な
どを有するとされている。
【0033】したがって、本発明のミネラル吸収促進剤
は、大豆蛋白質を原料とすることにより、ミネラル吸収
促進効果だけでなく、大豆が本来有する、エストロゲン
効果等の各種生理活性効果をも期待することができる。
【0034】
【実施例】
実施例1 市販の脱脂大豆フレーク(商品名「不二宝豆」、不二製
油株式会社製、変性率NSI 80以上)8kgを、食塩溶液
(イオン交換水72kgに精製塩8kg、塩化カルシウム40
g、硫酸マグネシウム30gを溶解したもの)に懸濁さ
せ、ゆっくりと撹拌しながら2N−水酸化ナトリウム溶
液を滴下して、30分間かけてpH8.0 に調整した後、更
に30分間撹拌して大豆蛋白質を抽出した。抽出液を篭型
連続遠心分離機(国産遠心器株式会社製)にかけて、お
から等の大きめの不溶性残渣を除去し、次いで、バッチ
型遠心分離機(商品名「J6-HC 」、BECKMAN 社製)を用
いて4000rpm 、30分間遠心分離し不溶物を完全に除去し
た。
【0035】こうして得られた大豆蛋白質抽出液を、市
販の電気透析装置「マイクロアシライザー G4DX」
(商品名、旭化成株式会社製)を用いて6〜7時間、食
塩濃度が0.2 〜0.3 重量%程度になって大豆蛋白質が凝
集を生じる直前まで精製を行で精製を行い、フィチン酸
及びその塩を除去した。なお、電気透析装置の膜カート
リッジとしては、分画分子量1000のイオン交換膜である
「AC-230-800」(カートリッジ名、旭化成株式会社製)
を使用し、イオン回収液としては、0.3 重量%食塩水を
使用した。
【0036】上記精製後の抽出液に水を加えて3〜4倍
容量に希釈した後、泡立てないようにゆっくりと撹拌し
つつ、1N−塩酸を少しづつ滴下し、pH5.5 に調整し
て30分間静置し、大豆蛋白質を等電点沈殿させた後、デ
カンテーションにより上澄みを除去し、次いで、上記バ
ッチ型遠心分離機により4000rpm 、10分間遠心分離し
て、得られた沈殿物に10倍量の水を加えてよく懸濁さ
せ、ホモミキサーで強く撹拌しつつ2N−水酸化ナトリ
ウム又は水酸化カリウムを加えてpH7.0 に調整し、大
豆蛋白質含有溶液を得た。
【0037】実施例2 実施例1で得られた大豆蛋白質含有溶液2kgを、3kg容
のスタンディングパウチ(膜構成:12μPET/25μNY/9μ
Al/100μCPP )に充填し、高圧調理殺菌装置(商品名
「PCS-40」、株式会社日阪製作所製)を用いて101 ℃で
40分間加熱して、トリプシンインヒビターを失活させた
後、ゼリー状になった大豆蛋白質をトレー上に広げて凍
結乾燥し、粉末状のミネラル吸収促進剤を得た。
【0038】試験例1 実施例2のミネラル吸収促進剤(以下「本発明品」と記
載する)の化学組成及びフィチン酸含量を測定し、原料
に用いた市販の脱脂大豆フレーク(以下「市販品」と記
載する)と比較した。その結果を表1に示す。なお、化
学組成は常法により測定し、フィチン酸含量は MOHAMED
らの方法(A.MOHAMED et al., Cereal Chemistry 63, 4
75, 1986)により測定した。
【0039】
【表1】
【0040】表1から明らかなように、本発明のミネラ
ル吸収促進剤は、原料に用いた市販の大豆蛋白質に対し
て、フィチン酸及びその塩の含量が約400 分の1であっ
た。
【0041】試験例2 試験例1で用いたのと同様の本発明品及び市販品につい
て、蛋白質中のアミノ酸組成を分析、比較した。その結
果を表2に示す。なお、アミノ酸組成の分析は、「改訂
・日本食品アミノ酸組成表」(科学技術庁資源調査会
編)に記載の方法により行った。
【0042】
【表2】
【0043】表2に示されるように、前記方法により得
られた大豆蛋白質は、原料である市販の大豆蛋白質と同
様のアミノ酸組成を有していた。
【0044】試験例3 試験例1で用いたのと同様の本発明品及び市販品につい
て、イソフラボン類の含量を測定、比較した。その結果
を表3に示す。なお、イソフラボン含量の測定について
は、飼料からの抽出条件が定量値に影響するので、大久
保ら(Agr. Bio. Chem. 55 (9), 2227 (1991) )の方法
により抽出した値として測定した。すなわち、本発明品
及び市販品を10倍量の70%エタノール水溶液に懸濁さ
せ、80℃で15時間抽出した後定容し、その濾液を常法に
従いHPLC法で分析した。なお、標品としては、OHTA
らの方法(N.OHTA et al., Agric. Biol. Chem. 43(7),
1415, 1979 )により調製したダイジイン、ゲニスチ
ン、ダイゼイン及びゲニステインを用いた。
【0045】
【表3】
【0046】表3に示されるように、本発明のミネラル
吸収促進剤は、原料である市販の大豆蛋白質とほぼ等量
のイソフラボン類を含有していた。
【0047】試験例4 試験例1で用いたのと同様の本発明品を用いて、表4に
示すような組成の飼料を調製した(試験区)。また、比
較のために、市販のカゼイン蛋白質(精製飼料用、日本
農産工業株式会社製)を用いて、表4に示すような組成
の飼料を調製した(対照区)。
【0048】
【表4】
【0049】なお、対照区の飼料において、蛋白質源と
してカゼイン蛋白質を使用した理由は、カゼイン蛋白質
が、ラットの飼育試験において通常使用される蛋白質源
であることと、普通の大豆蛋白質等よりもミネラルの吸
収促進性に優れているとされていることから、本発明品
のミネラル吸収促進効果を評価する上での比較材料とし
て最適であると思われたためである。
【0050】試験区及び対照区のそれぞれについて、4
週令のウィスターラット(雄)30匹を、各群の平均体重
が等しくなるように、1群6匹の計5群に分け、ステン
レス製代謝ゲージ内で個別飼育(6匹を一緒に飼育する
のではなく、1つのゲージに1匹づつ入れて飼育)し、
表4の各飼料を4週間投与した。飼育は室温22±2℃、
湿度60±10%で、12時間ごとの明暗サイクルの条件下で
行い、飼料及び飲料水は自由摂取とした。
【0051】各飼料の投与開始後2週目及び4週目に当
たる週について、各7日間の糞及び尿を毎日採取した。
糞は採取後直ちに冷凍し、各ラットの個体毎に1週間分
をまとめて、5%塩酸を噴霧後、50〜60℃で通風乾燥し
た。乾燥した糞は、乾燥重量を測定した後粉砕し、ミネ
ラル分析に供した。一方、尿は濃硫酸を1滴入れた採尿
用シリンダーに集め、1週間分をまとめて定容した後、
−20℃の冷凍庫内で冷凍保存し、ミネラル分析に供し
た。
【0052】糞及び尿中のミネラル分析は、上記各試料
をHNO3-HClO4(4:1, V/V)を用いて高圧湿式灰化した後、
希釈して原子吸光分析装置「AA-975型」(商品名、Vari
an社製)により、カルシウム、マグネシウム、亜鉛の含
量をそれぞれ測定した。
【0053】ラットの給餌量から計算した各ミネラルの
摂取量から、上記測定により得られた、各ミネラルの糞
への排出量を差し引いて、吸収率を求めた。その結果
を、表5に示す。なお、対照区における4週時の吸収率
は、2週時の値とほとんど変わらなかったので、表5へ
の記載を省略した。また、表5において、**は、試験
区の値と、対照区(2週時)の値との間に、危険率1%
で有意差が生じたことを示している。
【0054】
【表5】
【0055】表5に示されるように、対照区におけるカ
ルシウム吸収率が2週時において39%であったのに対
し、試験区では2週時で84.9%、4週時で77.3%という
高い吸収率を得た。なお、この差は統計的にも危険率1
%で有意であった。また、マグネシウムにおいても、カ
ルシウムと同様に有意差が認められ、亜鉛についても、
カルシウムやマグネシウムに比べてその差こそ少ないも
のの、有意差が認められた。
【0056】実施例3 実施例1で得られた大豆蛋白質含有溶液に水を加えて2
倍量に希釈した後、スプレードライ法により粉末状のミ
ネラル吸収促進剤を得た。
【0057】実施例4(豆乳) 選別大豆1kgをよく水洗した後、水中に6時間浸漬して
吸水させ、次いで水を加えながら磨砕機で粉砕し、更に
水を加えて全重量10kgに調整した。この溶液を加熱して
3〜5分間沸騰させた後、濾布で濾過して豆乳8kgを得
た。この豆乳を40℃に冷却し、Nagai らの方法(Nagai,
Y. and Funahashi, S.: Agric. Biol.Chem., 26, 794
(1962) )に従って小麦ふすまより調製したフィターゼ1
000Uを添加し、40℃に保持しながら4時間酵素反応を
行ってフィチン及びその塩を分解し、ミネラル吸収促進
効果を有する豆乳を得た。
【0058】実施例5(パインアップルジュース) 製品100 kg当たり、実施例2で得られたミネラル吸収促
進剤1.000kg 、パインアップル果汁5.000 kg、異性化糖
(F-55)9.360kg 、結晶クエン酸0.467kg 、乳酸カルシ
ウム0.659kg 、塩化マグネシウム0.357kg 、香料0.100k
g を、通常の缶詰製造ライン上で添加混合して、カルシ
ウム及びマグネシウムが強化された飲料を製造した。な
お、この飲料の糖度はBrix10.0、酸度は無水クエン酸に
対して0.45%w/wであった。
【0059】実施例6(チョコレート) カカオマス16部、カカオバター24部、粉乳10部、実施例
3のミネラル吸収促進剤10部、砂糖40部、レシチン0.25
部、バニラフレーバー0.02部を、常法に従って混合し、
ロールで粉砕後、コンチング処理をしてチョコレート原
液とした。このチョコレート原液をテンパリング処理し
てからモールドに注入し、冷却固化した後モールドから
取り出し、ミネラル吸収促進効果を有するチョコレート
を得た。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のミネラル
吸収促進剤は、フィチン酸及びその塩類の含量が0.1 重
量%以下の大豆蛋白質を有効成分とすることにより、安
価で、しかも優れたミネラル吸収促進効果を有してお
り、また、大豆蛋白質が本来有する、エストロゲン効果
等の各種生理活性効果をも期待できる。そして、このミ
ネラル吸収促進剤を各種食品に添加すれば、ミネラル補
給性に優れた食品を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のミネラル吸収促進剤の製造に使用され
る電気透析装置の一例を示す概略説明図である。
【符号の説明】
1 陽電極 2 陽電極室 3 陰電極 4 陰電極室 5 陰イオン交換膜 6 陽イオン交換膜 7 脱塩室 8 イオン回収室 10 電極液流路 12 被処理液流路 14 回収液流路 11、13、15 ポンプ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年1月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】現在、日本人の栄養摂取状況は良好で、
栄養成分の欠乏症はほとんどないと言われている。しか
しながら、毎年行われている国民栄養調査によると、カ
ルシウムだけは、その所要摂取量が充足されないでい
る。こうしたカルシウム摂取量の不足を補うため、乳製
品、小魚、海藻等のカルシウム補給食品の摂取が奨励さ
れており、一方において、各種カルシウム剤や、カルシ
ウム強化食品などの開発が盛んに行われている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】一方、大豆蛋白質は、主として11s、7
s、2.8sなどのグロブリンからなる蛋白質であり、
β−カゼインとは異なり、リン酸基を持つホスホセリン
はほとんど含まれていない。また、大豆蛋白質には、フ
ィチン酸及びその塩が相当量含まれており、こうしたフ
ィチン酸及びその塩は、ミネラル、特にカルシウムの体
内吸収を阻害することが知られている(早川利郎、第1
回新潟県食品バイオテクノロジー懇談会別冊)。このよ
うな理由から、これまで大豆蛋白質にはミネラル吸収促
進効果はないとされてきた(日本栄養食糧学会、45
(4)333(1992))。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】こうして得られた本発明のミネラル吸収促
進剤は、そのまま経口摂取してもよく、高蛋白質で、か
つ、ミネラル吸収促進効果を有する素材として、粉乳な
どの乳製品や、豆乳、各種植物性蛋白質の代わりに、例
えば、植物蛋白乳飲料、乳酸飲料、インスタントスー
プ、豆乳等の各種飲料や、チョコレート、ケーキ、キャ
ラメル等の各種菓子類、パン、豆腐、ハム、ソーセー
ジ、ハンバーグ等の加工食品、ちくわ、かまぼこ等の水
産練製品などの各種食品に添加して使用することができ
る。食品への添加方法に制限はなく、水溶液として添加
する方法、粉末として添加する方法など、いずれを用い
てもよい。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】
【実施例】 実施例1 市販の脱脂大豆フレーク(商品名「不二宝豆」、不二製
油株式会社製、NSI(可溶性窒素化率)80以上)
8kgを、食塩溶液(イオン交換水72kgに精製塩8
kg、塩化カルシウム40g、硫酸マグネシウム30g
を溶解したもの)に懸濁させ、ゆっくりと攪拌しながら
2N−水酸化ナトリウム溶液を滴下して、30分間かけ
てpH8.0に調整した後、更に30分間攪拌して大豆
蛋白質を抽出した。抽出液を籠型連続遠心分離機(国産
遠心器株式会社製)にかけて、おから等の大きめの不溶
性残渣を除去し、次いで、バッチ型遠心分離機(商品名
「J6−HC」、BECKMAN社製)を用いて400
0rpm、30分間遠心分離し不溶物を完全に除去し
た。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】こうして得られた大豆蛋白質抽出液を、市
販の電気透析装置(商品名「マイクロアシライザーG4
DX」、旭化成株式会社製)を用いて6〜7時間、食塩
濃度が0.2〜0.3重量%程度になって大豆蛋白質が
凝集を生じる直前まで精製を行で精製を行い、フィチン
酸及びその塩を除去した。なお、電気透析装置の膜カー
トリッジどしては、分画分子量1000のイオン交換膜
である「AC−230−800」(カートリッジ名、旭
化成株式会社製)を使用し、イオン回収液としては、
0.3重量%食塩水を使用した。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】試験例1 実施例2のミネラル吸収促進剤(以下「本発明品」と記
載する)の化学組成及びフィチン酸含量を測定し、原料
に用いた市販の分離大豆蛋白質商品名「ニューフジプ
ロ−R」、不二製油株式会社製、以下「市販品」と記載
する)と比較した。その結果を表1に示す。なお、化学
組成は常法により測定し、フィチン酸含量はMOHAM
EDらの方法(A.MOHAMED et al.,C
ereal Chemistry 63,475,19
86)により測定した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 35/78 J 8217−4C // A23J 3/16

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィチン酸及びその塩類の含量が0.1 重
    量%以下の大豆蛋白質を有効成分とするミネラル吸収促
    進剤。
  2. 【請求項2】 前記大豆蛋白質中のフィチン酸及びその
    塩類の含量が0.05重量%以下である請求項1記載のミネ
    ラル吸収促進剤。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のミネラル吸収促進
    剤を含有することを特徴とする食品。
  4. 【請求項4】 少なくとも1種類のミネラルが含まれて
    いる請求項3記載の食品。
  5. 【請求項5】 前記ミネラルは、カルシウム、マグネシ
    ウム、亜鉛、鉄、カリウムから選ばれた1種又は2種以
    上である請求項4記載の食品。
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