JPH07228467A - 床板吊り揚げ具 - Google Patents

床板吊り揚げ具

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JPH07228467A
JPH07228467A JP1746794A JP1746794A JPH07228467A JP H07228467 A JPH07228467 A JP H07228467A JP 1746794 A JP1746794 A JP 1746794A JP 1746794 A JP1746794 A JP 1746794A JP H07228467 A JPH07228467 A JP H07228467A
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JP
Japan
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floor
hoisting
hoisting tool
pair
main body
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Application number
JP1746794A
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English (en)
Inventor
Tomohiko Mitsunobe
倫彦 光延
Shunji Oshima
俊二 尾島
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Sekisui House Ltd
Original Assignee
Sekisui House Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数枚の床板を安全かつ迅速に荷揚げするこ
とができ、床梁上の所定位置に床板を敷き並べる際の作
業能率の向上を図り、作業者の身体面及び精神面にかか
る負担を軽減して現場作業が安全にできるようにする。 【構成】 床板2を積載する吊り揚げ具本体4と、該吊
り揚げ具本体4を吊り揚げ支持する上下方向に伸縮自在
なコイルバネ6及び可撓性張架部材7とから構成したも
ので、前記吊り揚げ具本体4が、前記コイルバネ6及び
可撓性張架部材7を引っ掛ける引っ掛け部材17を有す
る吊り揚げ部9と、床板2を載置する一対のフォーク1
0と、吊り揚げ部9と一対のフォーク10のそれぞれの
一端側を連結固定する支持部材8とから構成した。そし
て、前記吊り揚げ部9を、支持部材8と反対側へ斜め上
方に傾斜するように形成した。また、前記支持部材8の
両外側面にそれぞれ案内棒18を設けると共に、支持部
材8に対して上下動自在な鉤19a状に形成された挟持
レバー19を設けるようにした。更に、前記支持部材8
の後方に、輪木23を収納する籠24を設けるようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、鉄骨造等の床梁上に
床板を荷揚げして敷き並べる際に用いる床板吊り揚げ具
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来では、周知のように、例えば、鉄骨
造等の2階床梁1上に軽量気泡コンクリート等の床板2
を荷揚げして敷き並べるには、床板2を挟持する挟持具
(図示省略)でもって一枚の床板2を挟み込み、その挟
持具をクレーン車等によって引き揚げて、一枚の床板2
が2階床梁1上の所定位置に荷揚げされている。そし
て、その作業が数回繰り返されて2階床梁1上の所定位
置には複数枚の床板2が積載される。その後は、荷卸し
た複数枚の床板2を2階床梁1上に敷き並べるのである
が、その施工の仕方は、主に、2人の作業者が一組とな
って1枚の床板2を抱え込んで運搬するといったような
手作業により敷き並べがなされている。
【0003】また、複数枚の床板2を同時に荷揚げする
場合には、例えば、図5に示すように、三角スリング2
7といった技法が用いられている。この技法は、トラッ
ク等で運搬されてきた複数枚の床板2を可撓性条体28
の上に積載して荷造りするもので、その可撓性条体28
の一部分にクレーン車等によって巻き揚げられる吊りワ
イヤー26のフック部29を引っかけて、クレーン車等
の巻き揚げ動力により荷造りをした複数枚の床板2を吊
り揚げて2階床梁1上の所定位置に荷卸がなされるもの
である。
【0004】更には、図6に示すようなパレットハンガ
ー30が考案されている。このパレットハンガー30
は、運搬物を載せる一対のフォーク10を有するハンガ
ー本体31と、そのハンガー本体31の上柱32に設け
られた積載荷重に応じて前記の一対のフォーク10を地
面と水平に保持させるフォーク調節機構33とから構成
されたものである。主に、木製、スチール又はプラスチ
ック製パレットに載せた荷物の運搬に使用されるように
考案されたものでる。
【0005】上記の三角スリング27や上記のパレット
ハンガー30に於いても、2階床梁1上の所定位置に積
載した複数枚の床板2を敷き並べるには、上記の挟持具
を用いる場合と同様に手作業によってなされる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術によると、挟持具を用いた場合には、床板2は一
枚毎の積み卸しとなるので極めて作業能率が悪いという
問題がある。そして、三角スリング27を用いた場合に
は、複数枚の床板2を荷造りするのに時間を要するとい
う欠点があるばかりか、荷造りした複数枚の床板2を荷
揚げするときの安定性にも問題がある。
【0007】また、パレットハンガー30を用いた場合
には、複数枚の床板2が荷崩れしないように結束等を施
す必要があるので非常に手間がかかるという問題があ
る。そして、2階床梁1上に複数枚の床板2を敷き並べ
る際には、パレットハンガー30自体の上下運動の微調
節ができないので、クレーン車等による上げ下げに頼る
しかなく、スムーズに複数枚の床板2を敷き並べる作業
ができないという問題もある。
【0008】更には、上記の挟持具、三角スリング27
及びパレットハンガー30を用いた場合、2階床梁1上
の所定位置に床板2を敷き並べる際には共に手作業とな
るので作業能率が極めて悪いばかりか、作業者の足腰に
非常に負担がかかるので腰痛等の身体上の疾病を引き起
こすという問題がある(2メートルサイズの重量は約6
0kg/枚となる。)。
【0009】また、床板2の敷き並べによる指づめ等の
身体への安全性にも問題があり、更には、後ろ向き及び
横向き歩行運搬による地上への転落の恐れもあるので、
作業者は常に注意を強いられて精神的な負担もかなり大
きいという問題がある。
【0010】この発明は、上記問題点を解決し、一枚乃
至複数枚の床板を安全かつ迅速に荷揚げすることができ
て、鉄骨造等の床梁上の所定位置に床板を敷き並べる際
の作業能率の向上を図ることができると共に、作業者の
身体面及び精神面にかかる負担を軽減し、現場作業が安
全にできるように床板吊り揚げ具を提供することを目的
とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明は、床梁上に敷き並べる床板を荷揚げする
床板吊り揚げ具において、床板を積載する吊り揚げ具本
体と、該吊り揚げ具本体を吊り揚げ支持する上下方向に
伸縮自在なコイルバネ及び可撓性張架部材とから構成さ
れ、前記吊り揚げ具本体が、前記コイルバネ及び可撓性
張架部材を引っ掛け部材を有する吊り揚げ部と、床板を
載置する一対のフォークと、吊り揚げ部と一対のフォー
クのそれぞれの一端側を連結固定する支持部材とから構
成した。
【0012】そして、前記吊り揚げ部を、支持部材と反
対側へ斜め上方に傾斜するように形成した。
【0013】また、前記支持部材の両外側面に、該支持
部材の高さ方向に延びる案内棒をそれぞれ固定すると共
に、該案内棒に対して上下動自在な鉤状に形成された挟
持レバーを設けた。
【0014】更に、前記支持部材の後方に、輪木を収納
する籠を設けた。
【0015】
【作用】上記構成により、この発明は、床板を一切載置
していない空の状態の吊り揚げ具本体を吊り揚げている
場合には、コイルバネによってその吊り揚げ具本体が上
下動自在に吊り揚げ支持され、若干長めに設定した可撓
性張架部材は引っ張り荷重を受けることなく少し弛んだ
状態となる。その状態からコイルバネの弾性力を利用し
て吊り揚げ具本体の上下左右前後移動の微調節が作業者
によって容易に可能となる。そして、空の吊り揚げ具本
体に複数枚の床板を積載する場合には、一対のフォーク
を床板の下方に移動してから揚上機力とによって吊り揚
げ具本体を持ち上げると、コイルバネは引っ張り荷重を
受けながら下方へと伸ばされると共に、弛んでいた可撓
性張架部材は引っ張り荷重を受けながら張りつめた状態
となり、前記のコイルバネの長さと前記の可撓性張架部
材の長さとは等しくなって、吊り揚げ具本体はその上下
運動の規制を受けながら吊り揚げ支持される。
【0016】そして、積載された床板を床梁上の所定位
置に敷き並べる際には、揚上機を操作して、床板を床梁
などの上に置く。
【0017】又、吊り揚げ具本体は、支持部材と反対側
へ斜め上方に傾斜していると、開口部分が大きくなっ
て、床板のフォーク上への出入れが容易となる。
【0018】また、吊り揚げ具本体の一対のフォーク上
に複数枚の床板を積載する場合には、上下の床板の間に
輪木を挿入して一対のフォークが入れるように段積みし
ておく。そして、支持部材の両外側面に設けたそれぞれ
の案内棒に嵌入されて上下動自在な鉤状の挟持レバー
を、最上段に位置する床板の上方に降ろして荷崩れしな
いように引っ掛けて挟持する。そして、床梁上に床板を
敷き並べる毎にフォーク上の床板の枚数は減少していく
ので、それに応じて挟持レバーを滑り降ろして残った最
後の床板を挟持するようにする。このような挟持レバー
によって、床板が支持部材と反対側へ荷崩れしないよう
に支持する。
【0019】更には、床梁上に床板を敷き並べることに
よって不必要となった輪木を順次吊り揚げ具本体の籠の
中に収納して、床板吊り揚げ具を地上に降ろしたときに
その輪木を回収するようにする。
【0020】
【実施例】以下、この発明に係る実施例について、図に
基づいて説明することにする。
【0021】この発明は、図3に示すように、例えば、
鉄骨造等の2階床梁1上に複数枚の床板2を荷揚げし
て、その複数枚の床板2を2階床梁1上の所定位置に敷
き並べるという一連の施工工程に用いる床板吊り揚げ具
3に係るものである。この床板吊り揚げ具3は、図1、
図2に示すように、その吊り揚げ具本体4を吊り揚げ支
持する可撓性吊り部材5を介して連結される上下方向に
伸縮自在なコイルバネ6及び可撓性張架部材7とから構
成されたものである。
【0022】そして、上記の吊り揚げ具本体4は、支持
部材8によって吊り揚げ部9と、一対のフォーク10が
側面視で略コの字型にて前方を開口して固定されたもの
である。
【0023】この支持部材8は、所定の間隔をもたせた
一対の支柱11の最上部間及び最下部間にそれぞれ横繋
ぎ材12a、12bが配設されて、その一対の支柱11
間は略中央部で交差する2本の補強部材13aによって
補強されている。そして、一対の支柱11の前面側の最
下部には、載置される床板2幅とほぼ同じ長さの一対の
フォーク10が支柱11と直角な状態で固定されてい
る。また、一対の支柱11の最上部の前面側には、前壁
15と両側壁14とが直角に連結されて形成された吊り
揚げ部9が支持部材8と反対側へ斜め上方に傾斜した状
態で設けられていて、その吊り揚げ部9の内壁には略中
央部で交差する2本の補強部材13bが配設されて吊り
揚げ部9が補強されている。この吊り揚げ部9を斜め上
方に傾斜させているのは、輪木23を介して積載された
床板2間内に吊り揚げ具本体4の一対のフォーク10先
を差し込んだり、或いは、抜き出したりする動作を容易
にするためである。
【0024】また、その吊り揚げ部9の両側壁14の内
壁には可撓性張架部材5のフック16を引っ掛ける複数
のU字状の引っ掛け部材17が固定されている。
【0025】そして、この吊り揚げ具本体4の支持部材
8を構成する一対の支柱11の外側面に、支柱11の高
さ方向に延びる案内棒18をそれぞれ設けるようにし
て、その案内棒18に対して上下動自在な挟持レバー1
9をそれぞれ取付けるようにしてもよい。そして、吊り
揚げ部9の両側壁14の下辺にそれぞれフック20を設
けて、挟持レバー19を引っ掛けて置くようにしてもよ
い。この挟持レバー19は、案内棒18と反対側に位置
する端部に把手21が取付けられていて、その把手21
付近は90度の角度で2重に折曲されて鉤19a状に形
成されている。その鉤19aの部分は、床板2の側面と
接触して最上段の床板2の荷崩れを防止する役目をす
る。
【0026】また、吊り揚げ具本体4の支持部材8を構
成する一対の支柱11の外側面の下部面には必要に応じ
て吊り揚げ具本体4を誘導するときに使われる握り棒2
2がそれぞれ固定されている。
【0027】更に、吊り揚げ具本体4の一対の支柱11
の最下部面間に配設した横繋ぎ材12bの後面に、不必
要となった輪木23を収納する籠24をゴムバンド等に
よって固着してもよい。この籠24は、10本程度の輪
木23を収納できる大きさに形成するの適当である。
【0028】上記の可撓性吊り部材5は、環状の連結部
材25にその両端に一対のフック16を有するワイヤー
を2本巻き掛けられたものである。そして、このフック
16が吊り揚げ具本体4の吊り揚げ部9の引っ掛け部材
17に引っ掛けられて、吊り揚げ具本体4が吊り揚げ支
持される。
【0029】また、上記のコイルバネ6及び可撓性張架
部材7は、クレーン車等の吊りワイヤー26と可撓性吊
り部材5の間に介在するもので、そのコイルバネ6は、
主に、複数枚の床板2が積載されていない空の吊り揚げ
具本体4の上下左右前後移動を微調節する働きを有する
ものである。
【0030】更に、可撓性張架部材7は、主に、複数枚
の床板2を積載した吊り揚げ具本体4を吊り揚げ支持す
るときに働くものである。その可撓性張架部材7は、コ
イルバネ6の空の吊り揚げ具本体4を吊り揚げたときの
長さよりも若干長めに設定しておくのが好ましい。これ
により、空の吊り揚げ具本体4持ち上げた時は、コイル
バネ6のみによって引っ張られるが、床板2を積載した
ときは可撓性張架部材7によって吊り揚げ支持されるこ
ととなる。
【0031】つまり、コイルバネ6及び可撓性張架部材
7は、吊り揚げ具本体4を吊り揚げ支持する可撓性吊り
部材5と、クレーン等によって巻き揚げられる吊りワイ
ヤー26との間に介在するものであるが、床板2を一切
載置していない空の状態の吊り揚げ具本体4を吊り揚げ
ているときは、コイルバネ6によってその吊り揚げ具本
体4が吊り揚げ支持され、若干長めに設定した可撓性張
架部材7は引っ張り荷重を受けることなく少し弛んだ状
態となる。その状態からコイルバネ6の弾性力を利用し
て吊り揚げ具本体4の上下運動の微調節が容易に可能と
なる。そして、空の吊り揚げ具本体4に複数枚の床板2
を積載した場合には、コイルバネ6は引っ張り荷重を受
けながら下方へと伸ばされると共に、弛んでいた可撓性
張架部材7は引っ張り荷重を受けながら張りつめた状態
となって吊り揚げ具本体4を吊り揚げ支持することにな
る。
【0032】この床板吊り揚げ具3は、図3に示したよ
うに、複数枚の床板2を積載して2階床梁1上に荷揚げ
されるが、複数枚の床板2を敷き並べる場合には、図4
の(イ)乃至(ホ)に示した一連の手順によって行われ
る。
【0033】一実施例として6枚分の床板2を一組とし
て持ち上げる場合には、吊り揚げ具本体4の一対のフォ
ーク10上に先ず一枚の床板2を載置して、そして床板
2上面の両端にそれぞれ輪木23を置き、以後順次に床
板2と輪木23とを交互に積載していく。そして積載さ
れた6枚の床板2が荷崩れしないように、吊り揚げ具本
体4の一対の支柱11の外側面に設けた案内棒18に対
して上下動自在に摺動する挟持レバー19を、吊り揚げ
具本体4の吊り揚げ部9の両側壁14の下辺に設けたフ
ック20から取り外して、その挟持レバー19で最上段
の床板2を上方から挟持して荷崩れしないように固定す
る。
【0034】そして、(イ)に示したように、2階床梁
1上の所定位置に、6枚の床板2を積載した吊り揚げ具
本体4をクレーン等を使って荷揚げする。
【0035】次に、作業者Aが吊り揚げ具本体4の挟持
レバー19の把手21を手で持ちながら、(ロ)に示し
たように、2階床梁1上に予め敷き並べていた床板2a
の側面と、荷揚げした6枚の床板2の最下段の床板2b
の側面とを当接するようにして吊り揚げ具本体4を斜め
下方前方に誘導操作して床板2bを敷き並べる。その際
には、他の作業者が吊り揚げ具本体4の一対の支柱11
に設けた握り棒22を手で持って補助的に誘導操作を行
うこともできる。その後、床板2bの敷き並べが確認で
きれば、一点鎖線で示したように、挟持レバー19を上
方に持ち上げながら吊り揚げ部9のフック20に引っ掛
けて複数枚の床板の固定を解除する。
【0036】次に、(ハ)に示したように、吊り揚げ具
本体4の一対のフォーク10を、積載された6枚の床板
2の最下段に位置する床板2bから離しながら後方へ吊
り揚げ具本体4を移動操作する。このときには吊り揚げ
具本体4の重心は後方にあるために、吊り揚げ具本体4
は、その一対のフォーク10が若干右斜め上方に傾斜し
た状態となって傾く。
【0037】そして、(ニ)に示したように、作業者A
(図示省略)が傾斜した吊り揚げ具本体4の挟持レバー
19の把手21を手で持ち、残った5枚の床板2を積載
した吊り揚げ具本体4を斜め下方前方に誘導操作しなが
ら、吊り揚げ具本体4の一対のフォーク10先を最下段
の床板2bと最下段から2段目の床板2c間内に差し込
んでいく。このとき、吊り揚げ具本体4のコイルバネ6
の上下方向に伸縮自在な作用と、吊り揚げ具本体4の吊
り揚げ部9の傾斜とによって、作業者Aは吊り揚げ具本
体4の上下運動の微調節が容易にできて簡単に差し込み
ができる。その後、差し込みが確認できれば、挟持レバ
ー19を下方に一段滑り降ろしていって残った5枚の床
板2の最上段を挟持して荷崩れしないようにする。
【0038】次に、吊り揚げ具本体4を若干荷揚げしな
がら後方へ移動操作し、(ホ)に示したように、最下段
の床板2cの側面と、敷き並べた床板2bの側面とを当
接するようにして吊り揚げ具本体4を斜め下方前方に誘
導操作して最下段の床板2cを敷き並べる。そして、不
必要となった輪木23を吊り揚げ具本体4の籠24の中
に収納させる。以下、(ハ)から(ロ)の施工手順を繰
り返して床板2d、2e、2f、2gを順次に敷き並べ
ていくが、不必要になった輪木23は空になった吊り揚
げ具本体4が地上に降りたときにその都度回収するよう
にするのが好ましい。
【0039】
【発明の効果】請求項1記載の床板吊り揚げ具において
は、床板を積載していない空の吊り揚げ具本体の上下運
動の微調節が可能となるので、床梁上に荷揚げして積載
された複数枚の床板の内で、任意な2枚の床板間内に吊
り揚げ具本体の一対のフォーク先を簡単に迅速に差し込
むことが可能となり、複数枚の床板を吊り揚げ具本体の
一対のフォーク上に積載した状態で床梁上に床板を敷き
並べることができ、作業能率が向上するという効果があ
る。そして、2人の作業者が一組となって床梁上に荷揚
げされた床板を抱え込んで敷き並べる必要がなくなるの
で、作業者の足腰にかかる負担を解消することができる
と共に、指づめや横向き歩行及び後ろ向き歩行による地
上への転落も解消できるので極めて安全に現場作業を行
うことができるという効果がある。
【0040】そして、請求項2記載の床板吊り揚げ具に
おいては、吊り揚げ具本体の吊り揚げ部と最上段に位置
する床板とが接触することなく、積載された複数枚の床
板間内に吊り揚げ具本体の一対のフォーク先を極めて容
易に差し込んだり、或いは、抜き出したりすることがで
きるので作業能率が向上する。
【0041】また、請求項3記載の床板吊り揚げ具にお
いては、積載された複数枚の床板の荷崩れの防止を図る
ことができると共に、吊り揚げ具本体の誘導が簡単にで
きるという効果がある。そして、複数枚の床板を荷揚げ
する際に、多少の振動があっても荷崩れしないので床板
が地上に落下する心配もなく、作業上極めて安全であ
る。また、落下による床板自体の破損をも防止できる。
【0042】更には、請求項4記載の床板吊り揚げ具に
おいては、床梁上に床板を敷き並べることによって不必
要となった輪木を地上に投下したり、パレットに結束し
たりする必要がなくなる。そして、輪木を地上に投下し
なくなるので作業上安全である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る一実施例を示す全体斜視図。
【図2】同上のA−A線断面図。
【図3】この考案に係る一実施例の使用状態を示した一
部省略斜視図。
【図4】この考案に係る一実施例を用いた施工工程の手
順を示した一部省略側面図。
【図5】従来例を示す全体斜視図。
【図6】他の従来例を示す側面図
【符号の説明】
1 2階床梁 2 床板 3 床板吊り揚げ具 4 吊り揚げ具本体 5 可撓性吊り部材 6 コイルバネ 7 可撓性張架部材 8 支持部材 9 吊り揚げ部 10 フォーク 17 引っ掛け部材 18 案内棒 19 挟持レバー 20 フック 23 輪木 24 籠

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床梁上に敷き並べる床板を荷揚げする床
    板吊り揚げ具において、床板を積載する吊り揚げ具本体
    と、該吊り揚げ具本体を吊り揚げ支持する上下方向に伸
    縮自在なコイルバネ及び可撓性張架部材とから構成さ
    れ、前記吊り揚げ具本体が、前記コイルバネ及び可撓性
    張架部材を引っかける引っ掛け部材を有する吊り揚げ部
    と、床板を載置する一対のフォークと、吊り揚げ部と一
    対のフォークのそれぞれの一端側を連結固定する支持部
    材とから構成されたことを特徴とする床板吊り揚げ具。
  2. 【請求項2】 前記吊り揚げ部を、支持部材と反対側へ
    斜め上方に傾斜するように形成したことを特徴とする請
    求項1記載の床板吊り揚げ具。
  3. 【請求項3】 前記支持部材の両外側面に、該支持部材
    の高さ方向に延びる案内棒をそれぞれ固定すると共に、
    該案内棒に対して上下動自在な鉤状に形成された挟持レ
    バーを設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の床
    板吊り揚げ具。
  4. 【請求項4】 前記支持部材の後方に、輪木を収納する
    籠を設けたことを特徴とする請求項1、2又は3記載の
    床板吊り揚げ具。
JP1746794A 1994-02-14 1994-02-14 床板吊り揚げ具 Pending JPH07228467A (ja)

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