JP3580265B2 - 鉄筋コンクリート柱の鉄筋籠縦組立法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、鉄筋コンクリート(以下RCという)工事において、特に重量の重い柱の主筋とフープ筋を配筋する際に行われる、簡便で作業時間が短く、合理的かつ効率的な配筋方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
近年、RC構造の高層化が進み、それに伴って高強度、高精度の配筋が要求されるようになった。従来は、主筋を予め配筋しておき、一施工区間分のフープ筋を纏めて上から主筋を通して落とし込み、一本のフープ筋毎、所定の位置に引き上げて結束配筋する方法か、予め要所々々に、一施工区間分のフープ筋を纏めて堆積しておき、その堆積したフープ筋に主筋を挿通し、これまた一本ずつフープ筋を所定の位置に引き上げて結束配筋する方法が行われた。前者の場合は、予めフープ筋を、きちんと整理して束ねておかねばならず、落とし込みに困難な技術を伴い、結局フープ筋を1本ずつ落とし込み、それを引き上げて結束配筋せねばならず、極めて非能率的であった。後者の場合もフープ筋を所定の位置に、一施工区間分纏めておかねばならず、複数区間分のフープ筋の束に、主筋を挿通することは、困難な作業であり、この場合も前者同様に、一本ずつフープ筋を所定の位置に引き上げて結束配筋せねばならない。また主筋は、例えばφ50×6000のものを扱うとすれば、約100Kg/本にもなり、人力で扱える範囲ではない。本発明は、これらの問題に鑑み主筋を効率よく扱い、鉄筋コンクリート柱の鉄筋籠が効率よく配筋される方法を創案したものである。
【0003】
【課題を解決するための手段】
本願発明は、(A)2分割され、互いに分離/連結し得る手段と、一施工区分毎のフープ筋を堆積し得る構造を有する各階の作業床とからなる鉄筋籠を縦に包絡し得るステージと、
鉄筋籠を包絡する断面四角形の相対する側面にセットされ、上下に移動して、フープ筋を支持/解放する手段を備えたフープ筋位置決めガイドと、
前記四角形のフープ筋位置決めガイドをセットしない側の一面にセットした、四角形内部に向かって、伸縮自由なフープ筋位置決めストッパと、
前記断面四角形の底面に、主筋受け位置決め手段を備えた、鉄筋籠縦組立装置を用いて、
(B)前記ステージを連結し、
(C)一施工区分毎のフープ筋を、各階の作業床に吊込み、
(D)前記フープ筋の位置決めガイドを上方にセットし、
(E)前記フープ筋の位置決めストッパを所定の位置にセットし、
(F)各階の作業床の作業員が前記位置決めガイドに、フープ筋を1本ずつ載上し、前記位置決めストッパに当接するまで押し込み位置を決め、
(G)主筋を、吊治具を用いて吊上げ、先に配置したフープ筋と干渉しないようにフープ筋に貫通し、下端を主筋受け位置決め手段で位置を決め、前記吊治具をステージの吊治具受けに預け、
(H)各階の作業員が、主筋とフープ筋を結束し、
(I)再び前記吊治具に玉掛けし、
(J)前記フープ筋の位置決めガイドを下方に下ろし、前記フープ筋位置決めストッパを解放し、
(K)ステージを分離引き離し、
(L)組上がった鉄筋籠を、吊治具を介して吊上げて、ストックヤードに移送することを、繰り返してなることを特徴とする鉄筋コンクリート柱の鉄筋籠縦組立法とする。
【0004】
【発明の実施の形態】
以下図面に基づいて、本発明の鉄筋コンクリート柱の鉄筋籠の縦組立法を、その装置と共に順を追って説明する。
【0005】
図1は、鉄筋コンクリート柱の鉄筋籠の縦組立法を示す概念図である。(a)は、その立面図であり、(b)は、平面図である。
【0006】
(A)レール1に沿って、左右に移動可能な車輪2を備え、鉄筋籠5を囲むように平面上L字型に2分割された作業用ステージ3、3を設置して、連結部9で連結する。この作業用ステージ3は高さ方向に、フープ筋を配設する作業床4で区切られている。またステージ3、3の各階の作業床には、開閉自在なフープ筋挿通開閉口6が設けてある。またタラップ昇降口7も併設してある。また必要以上にステージ3、3が移動するのを防ぐためレールにはストッパ8が設けてある。
【0007】
(B)次に、各階のフープ筋挿通開閉口6を開き、下から順に、一施工区間分のフープ筋を作業床4の片隅に揚重堆積する。
【0008】
(C)ステージ3、3の、鉄筋籠5が納まる角型の空間の、相対する2面にフープ筋位置決めガイド10をセットする。図2はフープ筋位置決めガイド10の詳細図であり、上部が開口する縦にコ字型の部材に、フープ筋を載上する窪み12を設けたブラケットが左右対称に複数本突出し、ステージ側固定部から突出したピン11が、フープ筋を載上する窪み12が上下に移動できるように、長孔を介して貫通している。フープ筋位置決めガイド10の低部は、スライド用ジャッキ13を操作してステージ固定部から突出したピン11が長孔の下方にあり、先ずフープ筋を載上する窪み12が上方に位置するようにセットする。
【0009】
(D)次に、鉄筋籠5が納まる角型の空間の、フープ筋位置決めガイド10をセットしない側の一面に、フープ筋位置決めストッパ14を、各階の作業床4にセットする。図3は、フープ筋位置決めストッパ14の一例を示す図である。フープ筋位置決めストッパ14は棒材からなり、ステージ側固定部に取着された扇形の板の周に孔を設け、フープ筋位置決めストッパ14にピン15で枢着された、棒材16がステージ固定部に枢着され、扇形の板に設けた孔にその棒材16をピン17で、係止することによって、断面四角形の空間内で前後にフープ筋の位置を可変することができる。
【0010】
(E)次に、各階に配員された作業員が、フープ筋位置決めガイド10にフープ筋を載上し、所定の位置にセットされたフープ筋位置決めストッパ14に当接するまで押込み、その位置を決めながらフープ筋をセットする。勿論フープ筋のセットは、フープ筋位置決めストッパ14がセットされていない方向から行う。
【0011】
(F)次に、仮置きしてある主筋の端部に、例えば吊金物18をセットし、吊治具19を用いて、全主筋または一部複数の主筋を揚重し、(E)でセットしたフープ筋の中に吊込む。この際、主筋とフープ筋の干渉を避けるために、吊金物の位置を調整する。
【0012】
(G)吊込んだ主筋の下方の先端は、テーパーの付いた主筋位置決めガイドを備えた主筋自立保持台20にセットする。図4は、主筋の位置が決め易いように、テーパーの付いた主筋位置決めガイドを備えた主筋自立保持台20の詳細図である。ここではテーパーのついたブロックで、主筋自立保持台20が構成されているが、形鋼などで組み立てたものでもよく、機能を満たすものであればよい。なお、この時主筋を回転させ主筋継手にとって都合よいように所定の向きにセットして、主筋の吊込みを終わる。また吊治具19は、ステージ3の吊治具受け21にそのまま預け、鉄筋籠5完成後の吊出し時まで置いておく。勿論吊金物18を再セットすれば、転用可能である。
【0013】
(H)次に、各階の作業床4から作業員が、主筋とフープ筋の結束を行う。
【0014】
(I)次に、完成した鉄筋籠5の上部に玉掛けし、スライド用油圧ジャッキ13、即ちフープ筋ガイド10を下ろし、フープ筋を載上する窪み12からフープ筋を外し、フープ筋ストッパ14もピン17を抜いて、フープ筋の支持を完全に解放する。
【0015】
(J)次に、ステージ3の連結部9を解放して、2分割ステージの片方、要すれば両方を、ストッパ8まで移動し、吊治具19を介して、完成した鉄筋籠5をストックヤードに移動させる。以上を繰り返して鉄筋籠5を組み立てるが、図1(a)は、ストックヤードに地下階を利用した例であるが、必ずしも地下階である必要はない。
【0016】
【発明の効果】
本発明の、鉄筋籠縦組方法では、次のような効果がある。
【0017】
1本100Kg前後もある主筋を人力でハンドリングすることなく、機械作業になるので、確実、容易、安全に鉄筋籠の組立作業を行うことができる。
【0018】
▲1▼主筋の配筋の効率化。
縦組立法では、主筋の全部が一度にセットが可能なため、主筋の保持効率がよい。また主筋の下部をガイドに差し込むだけでいいため、ピッチの位置決めが容易である。
鉄筋籠に歪みを起こす建て起こし作業が省略できる。
【0019】
▲2▼フープ筋の配筋の効率化。
主筋を先組するために、主筋の送り込み位置決め作業時にフープ筋との干渉が少なく効率的である。
フープ筋の位置決めを、端部から決定する必要がなく、測定/墨出しが不要で効率的である。
フープ筋の種類により配筋手順が制約を受けることなく、単純作業となり効率的である。
複数カ所の同時結束が可能で効率的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の鉄筋コンクリート柱の鉄筋籠の縦組方法を示す概念図である。(a)は、その立面図であり、(b)は、平面図である。
【図2】フープ筋位置決めガイド10の詳細図面図である。
【図3】フープ筋位置決めストッパ14の一例を示す図である。
【図4】主筋の位置が決め易いように、テーパーの付いた主筋位置決めガイドを備えた主筋自立保持台20の詳細図である。
【符号の説明】
A……主筋、B……フープ筋
1……レール、2……車輪、3……ステージ、4……作業床、5……鉄筋籠、6……フープ筋挿通開閉口、7……タラップ昇降口、8……ストッパ、9……連結部、10……フープ筋位置決めガイド、11……ピン、12……フープ筋を載上する窪み、13……スライド用ジャッキ、14……フープ筋位置決めストッパ、15……ピン、16……棒材、17……ピン、18……吊金物、19……吊治具、20……主筋自立保持台、21……吊治具受け

Claims (1)

  1. 2分割され、互いに分離/連結し得る手段と、一施工区分毎のフープ筋を堆積し得る構造を有する各階の作業床とからなる鉄筋籠を縦に包絡し得るステージと、鉄筋籠を包絡する断面四角形の相対する側面にセットされ、上下に移動して、フープ筋を支持/解放する手段を備えたフープ筋位置決めガイドと、前記四角形のフープ筋位置決めガイドをセットしない側の一面にセットした、四角形内部に向かって、伸縮自由なフープ筋位置決めストッパと、前記断面四角形の底面に、主筋受け位置決め手段を備えた、鉄筋籠縦組立装置を用いて、前記ステージを連結し、一施工区分毎のフープ筋を、各階の作業床に吊込み、前記フープ筋の位置決めガイドとストッパを所定の位置にセットし、前記位置決めガイドに、フープ筋を1本ずつ載上し、前記位置決めストッパに当接するまで押し込み位置を決め、主筋を、吊治具を用いて吊上げ、先に配置したフープ筋と干渉しないようにフープ筋に貫通し、下端を主筋受け位置決め手段で位置を決め、前記吊治具をステージの吊治具受けに預け主筋とフープ筋を結束し、再び前記吊治具に玉掛けし、前記フープ筋位置決めガイドとストッパを解放し、組上がった鉄筋籠を、吊治具を介して吊上げて、ストックヤードに移送することを、繰り返してなることを特徴とする鉄筋コンクリート柱の鉄筋籠縦組立法。
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