JPH07228449A - エレベータのガイドレール給油装置 - Google Patents
エレベータのガイドレール給油装置Info
- Publication number
- JPH07228449A JPH07228449A JP1848894A JP1848894A JPH07228449A JP H07228449 A JPH07228449 A JP H07228449A JP 1848894 A JP1848894 A JP 1848894A JP 1848894 A JP1848894 A JP 1848894A JP H07228449 A JPH07228449 A JP H07228449A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- guide rail
- elevator
- guide
- pipe
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 給油時の油の飛散を防止するとともに、確実
に給油が行なえるエレベータのガイドレール給油装置の
提供。 【構成】 ガイドレール６に、機械室１に配置された給
油体配管４を介して油を給油するようにし、この給油体
配管４を介して給油された油をガイドレール６表面に塗
布する塗布装置９とを備えたエレベータのガイドレール
給油装置において、給油体配管４の先端部をガイドレー
ル６の上端部の少なくとも一方の側面に対向するように
保持するブラケット７と、給油体配管４の先端部が対向
するガイドレール６に油の飛散抑制手段８、１０とを備
えた構成である。
に給油が行なえるエレベータのガイドレール給油装置の
提供。 【構成】 ガイドレール６に、機械室１に配置された給
油体配管４を介して油を給油するようにし、この給油体
配管４を介して給油された油をガイドレール６表面に塗
布する塗布装置９とを備えたエレベータのガイドレール
給油装置において、給油体配管４の先端部をガイドレー
ル６の上端部の少なくとも一方の側面に対向するように
保持するブラケット７と、給油体配管４の先端部が対向
するガイドレール６に油の飛散抑制手段８、１０とを備
えた構成である。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、エレベータのガイドレ
ール給油装置に関する。
ール給油装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】機械室に配置した給油体から配管を介し
て、昇降路に立設されているガイドレールに油を給油す
るようにしたエレベータのガイドレール給油装置は、従
来、特開昭６３−２８２０８５号公報記載のように、給
油体に、要時のみ油を所定量吐出するポンプを設けると
ともに、配管の先端部に、所定圧力が作用した時のみ開
く逆止弁付ノズルを装着し、かつ、前記配管内の圧力が
所定圧力以下になった時、この配管内圧力を抜く圧力抜
き装置を備え、一方、乗かご或いはカウンターウェート
上部に、ノズルを介して給油された油をガイドレール表
面に塗布する塗布装置を設置したものであった。
て、昇降路に立設されているガイドレールに油を給油す
るようにしたエレベータのガイドレール給油装置は、従
来、特開昭６３−２８２０８５号公報記載のように、給
油体に、要時のみ油を所定量吐出するポンプを設けると
ともに、配管の先端部に、所定圧力が作用した時のみ開
く逆止弁付ノズルを装着し、かつ、前記配管内の圧力が
所定圧力以下になった時、この配管内圧力を抜く圧力抜
き装置を備え、一方、乗かご或いはカウンターウェート
上部に、ノズルを介して給油された油をガイドレール表
面に塗布する塗布装置を設置したものであった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、乗か
ごのガイドレールに給油するときは、エレベータが最上
階に停止したときに、機械室の給油体から配管にて乗か
ごのフェルトやカポック材などの塗布装置に適量給油す
るようにしており、乗かごが最上階に停止したとき、乗
かごの塗布装置の位置から降路最上部まで約２メートル
もあり、また、カウンターウェートのガイドレールに給
油するときは、エレベータが最下階に停止したときに、
塗布装置に給油するようにしており、乗かごが最下階に
停止したときのカウンターウェートの塗布装置の位置か
ら最上部まで約２メートルもあり、長い配管をガイドレ
ールに沿わせて取付けなければならない問題があった。
ごのガイドレールに給油するときは、エレベータが最上
階に停止したときに、機械室の給油体から配管にて乗か
ごのフェルトやカポック材などの塗布装置に適量給油す
るようにしており、乗かごが最上階に停止したとき、乗
かごの塗布装置の位置から降路最上部まで約２メートル
もあり、また、カウンターウェートのガイドレールに給
油するときは、エレベータが最下階に停止したときに、
塗布装置に給油するようにしており、乗かごが最下階に
停止したときのカウンターウェートの塗布装置の位置か
ら最上部まで約２メートルもあり、長い配管をガイドレ
ールに沿わせて取付けなければならない問題があった。
【０００４】また、配管の先端部にノズルを設けている
ため、給油体に混入したゴミなどがノズルに目詰まりを
生じさせ、ガイドレールに給油ができなくなるという問
題が生じることがあった。
ため、給油体に混入したゴミなどがノズルに目詰まりを
生じさせ、ガイドレールに給油ができなくなるという問
題が生じることがあった。
【０００５】本発明の目的は、給油時の油の飛散を防止
するとともに、確実に給油が行なえるエレベータのガイ
ドレール給油装置を提供することにある。
するとともに、確実に給油が行なえるエレベータのガイ
ドレール給油装置を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、エレベータの乗かご或いはカウンターウ
ェートをガイドシューで係合して案内するガイドレール
に、機械室に配置された給油体配管を介して油を給油す
るようにし、給油体に、要時のみ油を所定量吐出するポ
ンプを設けるとともに、前記給油体配管を介して給油さ
れた油をガイドレール表面に塗布する塗布装置とを備え
たエレベータのガイドレール給油装置において、前記給
油体配管の先端部を前記ガイドレールの上端部の少なく
とも一方の側面に対向するように保持するブラケット
と、前記給油体配管の先端部が対向する前記ガイドレー
ルに油の飛散抑制手段とを備えたものである。
に、本発明は、エレベータの乗かご或いはカウンターウ
ェートをガイドシューで係合して案内するガイドレール
に、機械室に配置された給油体配管を介して油を給油す
るようにし、給油体に、要時のみ油を所定量吐出するポ
ンプを設けるとともに、前記給油体配管を介して給油さ
れた油をガイドレール表面に塗布する塗布装置とを備え
たエレベータのガイドレール給油装置において、前記給
油体配管の先端部を前記ガイドレールの上端部の少なく
とも一方の側面に対向するように保持するブラケット
と、前記給油体配管の先端部が対向する前記ガイドレー
ルに油の飛散抑制手段とを備えたものである。
【０００７】
【作用】このように構成されているので、ブラケットが
保持した給油体配管の先端の対向位置に設けた、案内溝
や案内片の油の飛散抑制手段に適量の油が吐出され、こ
の油の飛散抑制手段で油の垂下方向が塗布装置に抑制さ
れ、また、塗布装置への給油をノズルを使わずにガイド
レールを介して行なうので、給油時の油の飛散を防止す
るとともに、確実に給油が行なえる。
保持した給油体配管の先端の対向位置に設けた、案内溝
や案内片の油の飛散抑制手段に適量の油が吐出され、こ
の油の飛散抑制手段で油の垂下方向が塗布装置に抑制さ
れ、また、塗布装置への給油をノズルを使わずにガイド
レールを介して行なうので、給油時の油の飛散を防止す
るとともに、確実に給油が行なえる。
【０００８】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図に基づいて説明
する。
する。
【０００９】図において、機械室床１には、給油ポンプ
２が設置され、油タンク３と送油管４に接続され、ま
た、制御装置５は、給油ポンプ２の動作を制御する装置
である。送油管４は、分岐した送油管４ａ、送油管４ｂ
を有し、ガイドレール６の最上部に取付けられたブラケ
ット７でそれぞれ保持され、その先端が油の飛散抑制手
段である案内溝８に対向している。案内溝８は、ガイド
レール６の側面最上部から下方に向かって細くなるとと
もに、浅くなる溝である。塗布装置９は、カポック９ａ
とホルダー９ｂとで構成され、乗かご（図示せず）或い
はカウンターウェート（図示せず）のガイドシューの上
面に固定されている。また、制御装置５は、給油した
後、予め定められた時間になると乗かご（図示せず）を
最上階に停止させ、ポンプ２を数回断続的に運転させ所
定量の油を油タンク３より吸入し、送油管４に送油する
（例えば、ポンプ２を２秒作動させ、５秒休止させ、ポ
ンプ２の作動を１０回行ない、ガイドレール６の１本に
対する油の吐出量を５０ミリリットルとする。）制御を
行なう。
２が設置され、油タンク３と送油管４に接続され、ま
た、制御装置５は、給油ポンプ２の動作を制御する装置
である。送油管４は、分岐した送油管４ａ、送油管４ｂ
を有し、ガイドレール６の最上部に取付けられたブラケ
ット７でそれぞれ保持され、その先端が油の飛散抑制手
段である案内溝８に対向している。案内溝８は、ガイド
レール６の側面最上部から下方に向かって細くなるとと
もに、浅くなる溝である。塗布装置９は、カポック９ａ
とホルダー９ｂとで構成され、乗かご（図示せず）或い
はカウンターウェート（図示せず）のガイドシューの上
面に固定されている。また、制御装置５は、給油した
後、予め定められた時間になると乗かご（図示せず）を
最上階に停止させ、ポンプ２を数回断続的に運転させ所
定量の油を油タンク３より吸入し、送油管４に送油する
（例えば、ポンプ２を２秒作動させ、５秒休止させ、ポ
ンプ２の作動を１０回行ない、ガイドレール６の１本に
対する油の吐出量を５０ミリリットルとする。）制御を
行なう。
【００１０】また、カウンターウェート側のガイドレー
ル（図示せず）についても乗かご側の給油装置と同様の
構成になっており、給油した後、予め定められた時間に
なると乗かご（図示せず）を最下階に停止させポンプ２
を運転しカウンターウェート側のガイドレール６に給油
すればよく、乗かごのガイドレール６の給油と同様であ
るので説明は省略する。
ル（図示せず）についても乗かご側の給油装置と同様の
構成になっており、給油した後、予め定められた時間に
なると乗かご（図示せず）を最下階に停止させポンプ２
を運転しカウンターウェート側のガイドレール６に給油
すればよく、乗かごのガイドレール６の給油と同様であ
るので説明は省略する。
【００１１】次に動作の説明を行なう。
【００１２】今、ガイドレール６に給油が必要な時間に
なったとすると、乗かご（図示せず）を最上階に停止さ
せ、ポンプ２を数回断続的に運転させ所定量の油を油タ
ンク３より吸入し、送油管４に送油し、送油管４ａと送
油管４ｂの先端よりガイドレール６の上方に設けた案内
溝８に吐出させる。吐出された油は、案内溝８に沿って
下方に流れる。そこで、案内溝８の形状がガイドレール
下方に向かって細く浅くなっていることから、油の垂下
方向が案内溝８の形状で抑制されガイドレール側面をま
っすぐ下方に、また、乗かご（図示せず）の上に飛散す
ることなく流れて、塗布装置９のカポック９ａに確実に
給油される。案内溝８の体積は、断続的に吐出される１
回の吐出量より大きければよい。吐出された油が必ず塗
布装置９のカポック９ａに給油されるようになってい
る。
なったとすると、乗かご（図示せず）を最上階に停止さ
せ、ポンプ２を数回断続的に運転させ所定量の油を油タ
ンク３より吸入し、送油管４に送油し、送油管４ａと送
油管４ｂの先端よりガイドレール６の上方に設けた案内
溝８に吐出させる。吐出された油は、案内溝８に沿って
下方に流れる。そこで、案内溝８の形状がガイドレール
下方に向かって細く浅くなっていることから、油の垂下
方向が案内溝８の形状で抑制されガイドレール側面をま
っすぐ下方に、また、乗かご（図示せず）の上に飛散す
ることなく流れて、塗布装置９のカポック９ａに確実に
給油される。案内溝８の体積は、断続的に吐出される１
回の吐出量より大きければよい。吐出された油が必ず塗
布装置９のカポック９ａに給油されるようになってい
る。
【００１３】また、本実施例によれば、送油管４ａと送
油管４ｂの先端から吐出する油の量を少量数回断続的に
行なうことによって、所定量の油を確実に塗布装置９の
カポック９ａに給油することができる。
油管４ｂの先端から吐出する油の量を少量数回断続的に
行なうことによって、所定量の油を確実に塗布装置９の
カポック９ａに給油することができる。
【００１４】また、案内溝８に代わって、立接面がガイ
ドレールの正面６ａ側に向かう曲線を有する案内片１０
がガイドレール６の最上部にブラケット７で保持され、
また、送油管４の先端部が案内片１０の立接面１０ａと
ガイドレール６の正面６ａの間のガイドレール６の側面
に対向するようにブラケット７で保持させても同様な効
果が得られる。
ドレールの正面６ａ側に向かう曲線を有する案内片１０
がガイドレール６の最上部にブラケット７で保持され、
また、送油管４の先端部が案内片１０の立接面１０ａと
ガイドレール６の正面６ａの間のガイドレール６の側面
に対向するようにブラケット７で保持させても同様な効
果が得られる。
【００１５】
【発明の効果】本発明によれば、ブラケットが保持した
給油体配管の先端の対向位置に設けた、案内溝や案内片
の油の飛散抑制手段に適量の油が吐出され、この油の飛
散抑制手段で油の垂下方向が塗布装置に抑制され、ま
た、塗布装置への給油をノズルを使わずにガイドレール
を介して行なうので、給油時の油の飛散を防止するとと
もに、確実に給油が行なえる。
給油体配管の先端の対向位置に設けた、案内溝や案内片
の油の飛散抑制手段に適量の油が吐出され、この油の飛
散抑制手段で油の垂下方向が塗布装置に抑制され、ま
た、塗布装置への給油をノズルを使わずにガイドレール
を介して行なうので、給油時の油の飛散を防止するとと
もに、確実に給油が行なえる。
【図１】本発明の一実施例になるエレベータのガイドレ
ール給油装置の要部構成図である。
ール給油装置の要部構成図である。
【図２】その他の一実施例を示す要部構成図である。
２ 給油ポンプ ３ 油タンク ４ 送油管 ５ 制御装置 ６ ガイドレール ７ ブラケット ８ 案内溝 ９ 塗布装置 １０ 案内片
Claims (3)
- 【請求項１】 エレベータの乗かご或いはカウンターウ
ェートをガイドシューで係合して案内するガイドレール
に、機械室に配置された給油体配管を介して油を給油す
るようにし、給油体に、要時のみ油を所定量吐出するポ
ンプを設けるとともに、前記給油体配管を介して給油さ
れた油をガイドレール表面に塗布する塗布装置とを備え
たエレベータのガイドレール給油装置において、前記給
油体配管の先端部を前記ガイドレールの上端部の少なく
とも一方の側面に対向するように保持するブラケット
と、前記給油体配管の先端部が対向する前記ガイドレー
ルに油の飛散抑制手段とを備えたことを特徴とするエレ
ベータのガイドレール給油装置。 - 【請求項２】 前記油の飛散抑制手段は、下方に向かっ
て細くなるとともに、浅くなる案内溝としたことを特徴
とする請求項１におけるエレベータのガイドレール給油
装置。 - 【請求項３】 前記油の飛散抑制手段は、立接面がガイ
ドレールの正面側に向かう曲線を有する案内片としたこ
とを特徴とする請求項１におけるエレベータのガイドレ
ール給油装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1848894A JPH07228449A (ja) | 1994-02-15 | 1994-02-15 | エレベータのガイドレール給油装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1848894A JPH07228449A (ja) | 1994-02-15 | 1994-02-15 | エレベータのガイドレール給油装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07228449A true JPH07228449A (ja) | 1995-08-29 |
Family
ID=11973029
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1848894A Pending JPH07228449A (ja) | 1994-02-15 | 1994-02-15 | エレベータのガイドレール給油装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07228449A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105398915A (zh) * | 2015-12-18 | 2016-03-16 | 西继迅达（许昌）电梯有限公司 | 安全电梯系统 |
| CN105438915A (zh) * | 2015-12-18 | 2016-03-30 | 西继迅达（许昌）电梯有限公司 | 具有冲顶保护结构的电梯系统 |
| CN105438920A (zh) * | 2015-12-18 | 2016-03-30 | 西继迅达（许昌）电梯有限公司 | 具有坠底保护结构的电梯系统 |
-
1994
- 1994-02-15 JP JP1848894A patent/JPH07228449A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105398915A (zh) * | 2015-12-18 | 2016-03-16 | 西继迅达（许昌）电梯有限公司 | 安全电梯系统 |
| CN105438915A (zh) * | 2015-12-18 | 2016-03-30 | 西继迅达（许昌）电梯有限公司 | 具有冲顶保护结构的电梯系统 |
| CN105438920A (zh) * | 2015-12-18 | 2016-03-30 | 西继迅达（许昌）电梯有限公司 | 具有坠底保护结构的电梯系统 |
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