JPH07228213A - エアバッグ装置 - Google Patents
エアバッグ装置Info
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- JPH07228213A JPH07228213A JP6041834A JP4183494A JPH07228213A JP H07228213 A JPH07228213 A JP H07228213A JP 6041834 A JP6041834 A JP 6041834A JP 4183494 A JP4183494 A JP 4183494A JP H07228213 A JPH07228213 A JP H07228213A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】リッドによりエアバッグの展開方向を規制する
ことで、乗員の側方保護を確実にする。 【構成】シートバック１４又はシートクッション１３の
ドア１１側側面部内に収納されるハウジング２０，２０
ａと、ハウジングの背面壁２２又は底面壁２９にヒンジ
部２５，２５ａで取り付けられて、ドア側に開いたハウ
ジングの開口２３，２３ａを閉塞するリッド２４，２４
ａと、ハウジング内に収納されるインフレータ２７及び
折り畳まれたエアバッグ３０とを有し、インフレータ作
動時にリッドがヒンジ部で回動し、リッドによりエアバ
ッグの展開を車体前方方向又は車体上方方向に規制す
る。そして、エアバッグ展開膨張時に、リッドの先端部
２６，２６ａがドア内壁と当接するようにする。また、
エアバッグを展開方向に細長く折り畳んだ後に長手方向
に順次折り返してハウジング内に収納する。
ことで、乗員の側方保護を確実にする。 【構成】シートバック１４又はシートクッション１３の
ドア１１側側面部内に収納されるハウジング２０，２０
ａと、ハウジングの背面壁２２又は底面壁２９にヒンジ
部２５，２５ａで取り付けられて、ドア側に開いたハウ
ジングの開口２３，２３ａを閉塞するリッド２４，２４
ａと、ハウジング内に収納されるインフレータ２７及び
折り畳まれたエアバッグ３０とを有し、インフレータ作
動時にリッドがヒンジ部で回動し、リッドによりエアバ
ッグの展開を車体前方方向又は車体上方方向に規制す
る。そして、エアバッグ展開膨張時に、リッドの先端部
２６，２６ａがドア内壁と当接するようにする。また、
エアバッグを展開方向に細長く折り畳んだ後に長手方向
に順次折り返してハウジング内に収納する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、エアバッグ装置に係
り、特に車体側部での衝突時における乗員を保護するエ
アバッグ装置に関するものである。
り、特に車体側部での衝突時における乗員を保護するエ
アバッグ装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】車体側方からの衝突による衝撃を吸収し
て乗員を保護するために、側突用のエアバッグ装置が提
供されている。従来、かかる側突用のエアバッグ装置
は、例えば実開平４−２０８５６号公報に開示されてい
るように、車体側部を形成するドアの車室側部分に設け
られたアームレストにエアバッグ装置を収納すると共
に、アームレストの上壁部に開口を形成し、この開口を
蓋体で塞ぐ構成のものであった。また、実開平３−１０
８５６４号公報に開示されているように、シートクッシ
ョン側端部にエアバッグ装置を収納すると共に、開口が
車体上方を向くような構成、または、シートバック側端
部にエアバッグ装置を収納すると共に、開口が車体前方
を向くような構成のものであった。
て乗員を保護するために、側突用のエアバッグ装置が提
供されている。従来、かかる側突用のエアバッグ装置
は、例えば実開平４−２０８５６号公報に開示されてい
るように、車体側部を形成するドアの車室側部分に設け
られたアームレストにエアバッグ装置を収納すると共
に、アームレストの上壁部に開口を形成し、この開口を
蓋体で塞ぐ構成のものであった。また、実開平３−１０
８５６４号公報に開示されているように、シートクッシ
ョン側端部にエアバッグ装置を収納すると共に、開口が
車体上方を向くような構成、または、シートバック側端
部にエアバッグ装置を収納すると共に、開口が車体前方
を向くような構成のものであった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】前記実開平４−２０８
５６号公報に記載された従来例においては、エアバッグ
装置を収納するために、アームレストの上壁部に開口を
形成すると共に、この開口を蓋体で塞ぐ構成であるの
で、外観上見栄えが悪いという問題点を有していた。ま
た、通常、乗員はシートにくつろいだ状態で座っている
が、前記実開平３−１０８５６４号公報に記載された従
来例においては、正規の着座位置に座らないとエアバッ
グ展開時に乗員が危険であるという問題点を有してい
た。また、エアバッグ装置をシートクッション側端部又
はシートバック側端部に収納するものであるため、外観
上見栄えが悪い上に、エアバッグ装置を収納した個所の
シート部分の硬さが変わり座り心地が悪いという欠点を
も有していた。
５６号公報に記載された従来例においては、エアバッグ
装置を収納するために、アームレストの上壁部に開口を
形成すると共に、この開口を蓋体で塞ぐ構成であるの
で、外観上見栄えが悪いという問題点を有していた。ま
た、通常、乗員はシートにくつろいだ状態で座っている
が、前記実開平３−１０８５６４号公報に記載された従
来例においては、正規の着座位置に座らないとエアバッ
グ展開時に乗員が危険であるという問題点を有してい
た。また、エアバッグ装置をシートクッション側端部又
はシートバック側端部に収納するものであるため、外観
上見栄えが悪い上に、エアバッグ装置を収納した個所の
シート部分の硬さが変わり座り心地が悪いという欠点を
も有していた。
【０００４】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、エアバッグ装置をシート側面部に収納すること
により、スペースを取らずコンパクトに収納できて、見
栄え、座り心地がよい上に、確実に乗員を保護すること
ができるエアバッグ装置を提供しようとするものであ
る。
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、エアバッグ装置をシート側面部に収納すること
により、スペースを取らずコンパクトに収納できて、見
栄え、座り心地がよい上に、確実に乗員を保護すること
ができるエアバッグ装置を提供しようとするものであ
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明におけるエアバッグ装置は、シートバックの
ドア側側面部内に収納されるハウジングと、ハウジング
の車体後方側の背面壁にヒンジ部で取り付けられて、ド
ア側に開いたハウジングの開口を閉塞するリッドと、ハ
ウジング内に収納されるインフレータ及び折り畳まれた
エアバッグとを有し、インフレータ作動時にリッドがヒ
ンジ部で回動し、リッドによりエアバッグの展開を車体
前方方向に規制するようにしてある。また、シートクッ
ションのドア側側面部内に収納されるハウジングと、ハ
ウジングの車体下方側の底面壁にヒンジ部で取り付けら
れて、ドア側に開いたハウジングの開口を閉塞するリッ
ドと、ハウジング内に収納されるインフレータ及び折り
畳まれたエアバッグとを有し、インフレータ作動時にリ
ッドがヒンジ部で回動し、リッドによりエアバッグの展
開を車体上方方向に規制するようにしてある。そして、
エアバッグ展開膨張時に、リッドの先端部がドア内壁と
当接するようにしてある。さらに、エアバッグが、展開
方向に細長く折り畳んだ後、長手方向に順次折り返して
ハウジング内に収納されている。
に、本発明におけるエアバッグ装置は、シートバックの
ドア側側面部内に収納されるハウジングと、ハウジング
の車体後方側の背面壁にヒンジ部で取り付けられて、ド
ア側に開いたハウジングの開口を閉塞するリッドと、ハ
ウジング内に収納されるインフレータ及び折り畳まれた
エアバッグとを有し、インフレータ作動時にリッドがヒ
ンジ部で回動し、リッドによりエアバッグの展開を車体
前方方向に規制するようにしてある。また、シートクッ
ションのドア側側面部内に収納されるハウジングと、ハ
ウジングの車体下方側の底面壁にヒンジ部で取り付けら
れて、ドア側に開いたハウジングの開口を閉塞するリッ
ドと、ハウジング内に収納されるインフレータ及び折り
畳まれたエアバッグとを有し、インフレータ作動時にリ
ッドがヒンジ部で回動し、リッドによりエアバッグの展
開を車体上方方向に規制するようにしてある。そして、
エアバッグ展開膨張時に、リッドの先端部がドア内壁と
当接するようにしてある。さらに、エアバッグが、展開
方向に細長く折り畳んだ後、長手方向に順次折り返して
ハウジング内に収納されている。
【０００６】
【作用】シートバックのドア側側面部内に収納されてい
るハウジングの開口は、ハウジングの車体後方側の背面
壁にヒンジ部で取り付けられたリッドで閉塞されてい
る。そして、側突によりインフレータが作動すると、リ
ッドがヒンジ部で回動し、エアバッグはハウジングの開
口から突出してドアに向かって展開しようとするが、リ
ッドにより屈曲して車体前方方向に展開方向が変えら
れ、ドア内壁に沿って展開していくこととなる。また、
シートクッションのドア側側面部内に収納されるハウジ
ングの開口は、ハウジングの車体下方側の底面壁にヒン
ジ部で取り付けられたリッドで閉塞されている。そし
て、側突によりインフレータが作動すると、リッドがヒ
ンジ部で回動し、エアバッグはハウジングの開口から突
出してドアに向かって展開しようとするが、リッドによ
り屈曲して車体上方方向に展開方向が変えられ、ドア内
壁に沿って展開していくこととなる。
るハウジングの開口は、ハウジングの車体後方側の背面
壁にヒンジ部で取り付けられたリッドで閉塞されてい
る。そして、側突によりインフレータが作動すると、リ
ッドがヒンジ部で回動し、エアバッグはハウジングの開
口から突出してドアに向かって展開しようとするが、リ
ッドにより屈曲して車体前方方向に展開方向が変えら
れ、ドア内壁に沿って展開していくこととなる。また、
シートクッションのドア側側面部内に収納されるハウジ
ングの開口は、ハウジングの車体下方側の底面壁にヒン
ジ部で取り付けられたリッドで閉塞されている。そし
て、側突によりインフレータが作動すると、リッドがヒ
ンジ部で回動し、エアバッグはハウジングの開口から突
出してドアに向かって展開しようとするが、リッドによ
り屈曲して車体上方方向に展開方向が変えられ、ドア内
壁に沿って展開していくこととなる。
【０００７】そして、エアバッグ展開膨張時に、リッド
の先端部をドア内壁に当接するように構成すると、リッ
ドとドア内壁が連続して壁を構成することとなり、エア
バッグを所定方向にスムースに案内することができる。
さらに、エアバッグを展開方向に細長く折り畳んだ後に
長手方向に順次折り返してハウジング内に収納すると、
側突によりインフレータが作動すると、短く折り畳まれ
たエアバッグは伸び出し、細長く折り畳まれた状態でハ
ウジングの開口から突出する。このため、エアバッグ
は、狭いハウジングの開口からでも容易に突出できると
共に、小さなリッドでもスムースにその展開方向を変え
ることができる。
の先端部をドア内壁に当接するように構成すると、リッ
ドとドア内壁が連続して壁を構成することとなり、エア
バッグを所定方向にスムースに案内することができる。
さらに、エアバッグを展開方向に細長く折り畳んだ後に
長手方向に順次折り返してハウジング内に収納すると、
側突によりインフレータが作動すると、短く折り畳まれ
たエアバッグは伸び出し、細長く折り畳まれた状態でハ
ウジングの開口から突出する。このため、エアバッグ
は、狭いハウジングの開口からでも容易に突出できると
共に、小さなリッドでもスムースにその展開方向を変え
ることができる。
【０００８】
【実施例】実施例について図面を参照して説明する。図
１はエアバッグ３０が膨張展開した状態の車室背面図、
図２は同状態の車室平面図、図３はエアバッグ３０収納
状態の車室の一部断面平面図、図４は同状態におけるエ
アバッグ装置の拡大断面図である。
１はエアバッグ３０が膨張展開した状態の車室背面図、
図２は同状態の車室平面図、図３はエアバッグ３０収納
状態の車室の一部断面平面図、図４は同状態におけるエ
アバッグ装置の拡大断面図である。
【０００９】１１は車体側部を形成するドアであり、１
２はドア１１の車室側部分に突出形成されたアームレス
トである。また、１３はシートの座部を構成するシート
クッションであり、１４はシートの背もたれ部を構成す
るシートバックである。なお、１５は、シートバック１
４の頂部に上下動可能に設けられたヘッドレストであ
る。
２はドア１１の車室側部分に突出形成されたアームレス
トである。また、１３はシートの座部を構成するシート
クッションであり、１４はシートの背もたれ部を構成す
るシートバックである。なお、１５は、シートバック１
４の頂部に上下動可能に設けられたヘッドレストであ
る。
【００１０】２０は、シートクッション１３より上部の
シートバック１４のドア１１側の側面部に形成されてい
る収納空間１６内に嵌入したハウジングである。ハウジ
ング２０は、シートバック１４前方側に位置する前面壁
２１とシートバック１４後方側に位置する背面壁２２と
を備えている。そして、ドア１１側のハウジング２０の
側部には、開口２３を設けてある。
シートバック１４のドア１１側の側面部に形成されてい
る収納空間１６内に嵌入したハウジングである。ハウジ
ング２０は、シートバック１４前方側に位置する前面壁
２１とシートバック１４後方側に位置する背面壁２２と
を備えている。そして、ドア１１側のハウジング２０の
側部には、開口２３を設けてある。
【００１１】２４は、ハウジング２０の開口２３を閉塞
するリッドである。リッド２４は、そのヒンジ部２５に
おいてハウジング２０の背面壁２２に取り付けられてお
り、先端部２６がハウジング２０の前面壁２１と嵌合す
るように構成してある。また、リッド２４の先端部２６
とハウジング２０の前面壁２１とを一体的に取り付ける
と共に、リッド２４の先端部２６に薄肉状の脆弱部（図
示せず）を形成し、インフレータ２７の作動時に、この
脆弱部で破断するように構成してもよい。
するリッドである。リッド２４は、そのヒンジ部２５に
おいてハウジング２０の背面壁２２に取り付けられてお
り、先端部２６がハウジング２０の前面壁２１と嵌合す
るように構成してある。また、リッド２４の先端部２６
とハウジング２０の前面壁２１とを一体的に取り付ける
と共に、リッド２４の先端部２６に薄肉状の脆弱部（図
示せず）を形成し、インフレータ２７の作動時に、この
脆弱部で破断するように構成してもよい。
【００１２】リッド２４は、ドア１１と対向する壁面を
シートバック１４と同素材のもので被覆あるいは固着し
ておくと、外観上好ましいものとなる。また、リッド２
４をシートバック１４内に収納すると共に、このリッド
２４収納部のシートバック１４部分をインフレータ２７
作動時に切れ易く構成してもよい。そして、リッド２４
は、エアバッグ３０の展開膨張時に、その先端部２６が
ドア１１の内壁と車体上下方向に当接し、エアバッグ３
０がドア１１内壁に沿って車体前方方向に展開するよう
に規制する。
シートバック１４と同素材のもので被覆あるいは固着し
ておくと、外観上好ましいものとなる。また、リッド２
４をシートバック１４内に収納すると共に、このリッド
２４収納部のシートバック１４部分をインフレータ２７
作動時に切れ易く構成してもよい。そして、リッド２４
は、エアバッグ３０の展開膨張時に、その先端部２６が
ドア１１の内壁と車体上下方向に当接し、エアバッグ３
０がドア１１内壁に沿って車体前方方向に展開するよう
に規制する。
【００１３】ハウジング２０には、インフレータ２７及
び折り畳まれたエアバッグ３０が収納されている。側突
検知センサ（図示せず）によって側突が検知されるとイ
ンフレータ２７が起爆し、インフレータ２７に取り付け
られたエアバッグ３０内にガスが充填され、エアバッグ
３０が展開膨張するようになっている。そして、リッド
２４がヒンジ部２５で回動し、エアバッグ３０はリッド
２４により展開方向が規制され、先ずドア１１内壁に沿
いながら車体前方方向に展開していく。
び折り畳まれたエアバッグ３０が収納されている。側突
検知センサ（図示せず）によって側突が検知されるとイ
ンフレータ２７が起爆し、インフレータ２７に取り付け
られたエアバッグ３０内にガスが充填され、エアバッグ
３０が展開膨張するようになっている。そして、リッド
２４がヒンジ部２５で回動し、エアバッグ３０はリッド
２４により展開方向が規制され、先ずドア１１内壁に沿
いながら車体前方方向に展開していく。
【００１４】エアバッグ３０は、ゴム或いは合成樹脂を
コーティングした２枚の略四角形状の織布の外縁部を縫
合して形成してある。エアバッグ３０の一端部には、イ
ンフレータ２７に取り付けるための開口した取付部３１
を設けてある。そして、エアバッグ３０は、常時は図３
及び図４に示すように、ハウジング２０内に折り畳まれ
て収納されているが、側突時には乗員とドア１１との間
でリッド２４に規制されつつ展開膨張して、乗員の側部
を充分に保護できる程度の大きさとなり、乗員の頭まで
覆う薄型四角形状をなす。
コーティングした２枚の略四角形状の織布の外縁部を縫
合して形成してある。エアバッグ３０の一端部には、イ
ンフレータ２７に取り付けるための開口した取付部３１
を設けてある。そして、エアバッグ３０は、常時は図３
及び図４に示すように、ハウジング２０内に折り畳まれ
て収納されているが、側突時には乗員とドア１１との間
でリッド２４に規制されつつ展開膨張して、乗員の側部
を充分に保護できる程度の大きさとなり、乗員の頭まで
覆う薄型四角形状をなす。
【００１５】図５は、エアバッグ装置をシートクッショ
ン１３に収納した他の実施例のエアバッグ３０が膨張展
開した状態の車室背面図である。この実施例において
は、シートクッション１３のドア１１側の側面部に形成
されている収納空間１７内にハウジング２０ａが収納さ
れている。そして、ハウジング２０ａには、インフレー
タ２７及び折り畳まれたエアバッグ３０が収納されてい
る。このハウジング２０ａは、シートクッション１３上
方側に位置する上面壁２８とシートクッション１３下方
側に位置する底面壁２９とを備えており、ドア１１側の
側部には、開口２３ａを設けてある。
ン１３に収納した他の実施例のエアバッグ３０が膨張展
開した状態の車室背面図である。この実施例において
は、シートクッション１３のドア１１側の側面部に形成
されている収納空間１７内にハウジング２０ａが収納さ
れている。そして、ハウジング２０ａには、インフレー
タ２７及び折り畳まれたエアバッグ３０が収納されてい
る。このハウジング２０ａは、シートクッション１３上
方側に位置する上面壁２８とシートクッション１３下方
側に位置する底面壁２９とを備えており、ドア１１側の
側部には、開口２３ａを設けてある。
【００１６】ハウジング２０ａの開口２３ａを閉塞する
リッド２４ａは、そのヒンジ部２５ａにおいてハウジン
グ２０ａの底面壁２９に取り付けられており、先端部２
６ａがハウジング２０ａの上面壁２８と嵌合するように
構成してある。リッド２４ａは、ドア１１と対向する壁
面をシートクッション１３と同素材のもので被覆あるい
は固着しておくと、外観上好ましいものとなる。また、
リッド２４ａをシートクッション１３内に収納すると共
に、このリッド２４ａ収納部のシートクッション１３部
分をインフレータ２７作動時に切れ易く構成してもよ
い。そして、リッド２４ａは、エアバッグ３０の展開膨
張時に、ヒンジ部２５ａで回動し、先端部２６ａがドア
１１の内壁と車体前後方向に当接して、エアバッグ３０
がドア１１内壁に沿って車体上方方向に展開するように
規制する。
リッド２４ａは、そのヒンジ部２５ａにおいてハウジン
グ２０ａの底面壁２９に取り付けられており、先端部２
６ａがハウジング２０ａの上面壁２８と嵌合するように
構成してある。リッド２４ａは、ドア１１と対向する壁
面をシートクッション１３と同素材のもので被覆あるい
は固着しておくと、外観上好ましいものとなる。また、
リッド２４ａをシートクッション１３内に収納すると共
に、このリッド２４ａ収納部のシートクッション１３部
分をインフレータ２７作動時に切れ易く構成してもよ
い。そして、リッド２４ａは、エアバッグ３０の展開膨
張時に、ヒンジ部２５ａで回動し、先端部２６ａがドア
１１の内壁と車体前後方向に当接して、エアバッグ３０
がドア１１内壁に沿って車体上方方向に展開するように
規制する。
【００１７】図６ないし図１４は、エアバッグ３０の折
り畳み過程を順次示す説明図であり、各図において
（ａ）は正面図、（ｂ）は断面図を示してある。なお、
各図は説明の便宜上、エアバッグ３０の厚さを省略して
示してある。また、エアバッグ３０において、取付部３
１の横方向の中心線をＸとする。
り畳み過程を順次示す説明図であり、各図において
（ａ）は正面図、（ｂ）は断面図を示してある。なお、
各図は説明の便宜上、エアバッグ３０の厚さを省略して
示してある。また、エアバッグ３０において、取付部３
１の横方向の中心線をＸとする。
【００１８】このエアバッグ３０を折り畳むには、先ず
図６に示すように、エアバッグ３０を略四角形状態に展
開して配置する。そして、図７に示すように、エアバッ
グ３０の下側部３２を、取付部３１の下端部３１ａに合
うように中心線Ｘに平行に上方向に折り畳む。次に、図
８に示すように、下側端部３２ａを、中心線Ｘと同位置
かそれより若干下側の位置で、中心線Ｘに平行に下方向
に折り畳む。
図６に示すように、エアバッグ３０を略四角形状態に展
開して配置する。そして、図７に示すように、エアバッ
グ３０の下側部３２を、取付部３１の下端部３１ａに合
うように中心線Ｘに平行に上方向に折り畳む。次に、図
８に示すように、下側端部３２ａを、中心線Ｘと同位置
かそれより若干下側の位置で、中心線Ｘに平行に下方向
に折り畳む。
【００１９】次いで、図９に示すように、エアバッグ３
０の上側部３３を、取付部３１の上端部３１ｂに合うよ
うに中心線Ｘに平行に下方向に折り畳む。そして、図１
０に示すように、上側縁部３３ａを、中心線Ｘと同位置
かそれより若干上側の位置で、中心線Ｘに平行に上方向
に折り畳む。次に、図１１に示すように、上側端部３３
ｂを、取付部３１の上端部３１ｂと中心線Ｘと合うよう
に、順次折り返して行く。
０の上側部３３を、取付部３１の上端部３１ｂに合うよ
うに中心線Ｘに平行に下方向に折り畳む。そして、図１
０に示すように、上側縁部３３ａを、中心線Ｘと同位置
かそれより若干上側の位置で、中心線Ｘに平行に上方向
に折り畳む。次に、図１１に示すように、上側端部３３
ｂを、取付部３１の上端部３１ｂと中心線Ｘと合うよう
に、順次折り返して行く。
【００２０】図１１及び図１２に示す状態にエアバッグ
３０を折り畳んだ後、図１３に示すように、エアバッグ
３０の右側部３４を、取付部３１の左端部３１ｃに略合
うように折り畳む。そして、図１４に示すように、右側
縁部３４ａを、断面Ｕ字状に屈曲させて折り返してい
く。
３０を折り畳んだ後、図１３に示すように、エアバッグ
３０の右側部３４を、取付部３１の左端部３１ｃに略合
うように折り畳む。そして、図１４に示すように、右側
縁部３４ａを、断面Ｕ字状に屈曲させて折り返してい
く。
【００２１】即ち、エアバッグ３０は、最初にその展開
方向に細長くなるように折り畳み、次にこの細長く折り
畳まれたエアバッグ３０を長手方向に順次折り返してハ
ウジング２０内に収納されている。このようにエアバッ
グ３０を折り畳むことによって、インフレータ２７が作
動してエアバッグ３０内のガス圧によりリッド２４が開
放したとき、短く折り畳まれたエアバッグ３０が伸び出
すので、エアバッグ３０は細幅に折り畳まれた状態でハ
ウジング２０の開口２３から突出することとなる。この
ため、エアバッグ３０は、狭いハウジング２０の開口２
３からでも容易に突出でき、また小さなリッド２４でも
スムースにその展開方向を変えることができる。さら
に、エアバッグ３０は所定の展開方向に屈曲した後に全
体的に膨張するので、ドア１１内壁とシートのドア側側
壁との間に挟まれて膨張しにくくなるようなことがな
い。従って、エアバッグ３０をより早く展開膨張させる
ことができる。
方向に細長くなるように折り畳み、次にこの細長く折り
畳まれたエアバッグ３０を長手方向に順次折り返してハ
ウジング２０内に収納されている。このようにエアバッ
グ３０を折り畳むことによって、インフレータ２７が作
動してエアバッグ３０内のガス圧によりリッド２４が開
放したとき、短く折り畳まれたエアバッグ３０が伸び出
すので、エアバッグ３０は細幅に折り畳まれた状態でハ
ウジング２０の開口２３から突出することとなる。この
ため、エアバッグ３０は、狭いハウジング２０の開口２
３からでも容易に突出でき、また小さなリッド２４でも
スムースにその展開方向を変えることができる。さら
に、エアバッグ３０は所定の展開方向に屈曲した後に全
体的に膨張するので、ドア１１内壁とシートのドア側側
壁との間に挟まれて膨張しにくくなるようなことがな
い。従って、エアバッグ３０をより早く展開膨張させる
ことができる。
【００２２】
【発明の効果】本発明は、上述のとおり構成されてお
り、エアバッグ装置をシートバックのドア側側面部内又
はシートクッションのドア側側面部内に収納してあるの
で、エアバッグ装置をスペースも取らずコンパクトに収
納することができ、見栄えもよく座り心地もよい。ま
た、乗員の着座位置に関わらず確実に乗員を保護するこ
とができる。また、インフレータ作動時に、リッドの先
端部をドア内壁に当接させることにより、エアバッグは
ドア内壁に沿って展開するよう確実に屈曲して所定方向
にスムースに案内されるので、乗員の側面保護をさらに
高めることができる。さらに、折り畳まれたエアバッグ
は、展開当初伸び出し、リッドにより屈曲してドア内壁
に沿った後に乗員側方にて完全膨張展開するので、確実
に乗員を保護することができる。
り、エアバッグ装置をシートバックのドア側側面部内又
はシートクッションのドア側側面部内に収納してあるの
で、エアバッグ装置をスペースも取らずコンパクトに収
納することができ、見栄えもよく座り心地もよい。ま
た、乗員の着座位置に関わらず確実に乗員を保護するこ
とができる。また、インフレータ作動時に、リッドの先
端部をドア内壁に当接させることにより、エアバッグは
ドア内壁に沿って展開するよう確実に屈曲して所定方向
にスムースに案内されるので、乗員の側面保護をさらに
高めることができる。さらに、折り畳まれたエアバッグ
は、展開当初伸び出し、リッドにより屈曲してドア内壁
に沿った後に乗員側方にて完全膨張展開するので、確実
に乗員を保護することができる。
【図１】エアバッグ膨張展開時の車室背面図である。
【図２】エアバッグ膨張展開時の車室平面図である。
【図３】エアバッグ収納状態の車室の一部断面平面図で
ある。
ある。
【図４】エアバッグ収納状態におけるエアバッグ装置の
拡大断面図である。
拡大断面図である。
【図５】他の実施例のエアバッグ膨張展開時の背面図で
ある。
ある。
【図６】エアバッグの折り畳み過程を示す説明図であ
り、（ａ）は正面図、（ｂ）は縦断面図である。
り、（ａ）は正面図、（ｂ）は縦断面図である。
【図７】エアバッグの折り畳み過程を示す説明図であ
り、（ａ）は正面図、（ｂ）は縦断面図である。
り、（ａ）は正面図、（ｂ）は縦断面図である。
【図８】エアバッグの折り畳み過程を示す説明図であ
り、（ａ）は正面図、（ｂ）は縦断面図である。
り、（ａ）は正面図、（ｂ）は縦断面図である。
【図９】エアバッグの折り畳み過程を示す説明図であ
り、（ａ）は正面図、（ｂ）は縦断面図である。
り、（ａ）は正面図、（ｂ）は縦断面図である。
【図１０】エアバッグの折り畳み過程を示す説明図であ
り、（ａ）は正面図、（ｂ）は縦断面図である。
り、（ａ）は正面図、（ｂ）は縦断面図である。
【図１１】エアバッグの折り畳み過程を示す説明図であ
り、（ａ）は正面図、（ｂ）は縦断面図である。
り、（ａ）は正面図、（ｂ）は縦断面図である。
【図１２】エアバッグの折り畳み過程を示す説明図であ
り、（ａ）は正面図、（ｂ）は横断面図である。
り、（ａ）は正面図、（ｂ）は横断面図である。
【図１３】エアバッグの折り畳み過程を示す説明図であ
り、（ａ）は正面図、（ｂ）は横断面図である。
り、（ａ）は正面図、（ｂ）は横断面図である。
【図１４】エアバッグの折り畳み過程を示す説明図であ
り、（ａ）は正面図、（ｂ）は横断面図である。
り、（ａ）は正面図、（ｂ）は横断面図である。
１１ ドア １３ シートクッション １４ シートバック ２０，２０ａ ハウジング ２２ ハウジング背面壁 ２３，２３ａ 開口 ２４，２４ａ リッド ２５，２５ａ ヒンジ部 ２６，２６ａ リッド先端部 ２７ インフレータ ２９ ハウジング底面壁 ３０ エアバッグ
Claims (4)
- 【請求項１】 シートバックのドア側側面部内に収納さ
れるハウジングと、ハウジングの車体後方側の背面壁に
ヒンジ部で取り付けられて、ドア側に開いたハウジング
の開口を閉塞するリッドと、ハウジング内に収納される
インフレータ及び折り畳まれたエアバッグとを有し、イ
ンフレータ作動時にリッドがヒンジ部で回動し、リッド
によりエアバッグの展開を車体前方方向に規制するよう
にしたことを特徴とするエアバッグ装置。 - 【請求項２】 シートクッションのドア側側面部内に収
納されるハウジングと、ハウジングの車体下方側の底面
壁にヒンジ部で取り付けられて、ドア側に開いたハウジ
ングの開口を閉塞するリッドと、ハウジング内に収納さ
れるインフレータ及び折り畳まれたエアバッグとを有
し、インフレータ作動時にリッドがヒンジ部で回動し、
リッドによりエアバッグの展開を車体上方方向に規制す
るようにしたことを特徴とするエアバッグ装置。 - 【請求項３】 エアバッグ展開膨張時に、リッドの先端
部がドア内壁と当接するようにしたことを特徴とする請
求項１又は２記載のエアバッグ装置。 - 【請求項４】 エアバッグが、展開方向に細長く折り畳
んだ後、長手方向に順次折り返してハウジング内に収納
されていることを特徴とする請求項１、２又は３記載の
エアバッグ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6041834A JPH07228213A (ja) | 1994-02-15 | 1994-02-15 | エアバッグ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6041834A JPH07228213A (ja) | 1994-02-15 | 1994-02-15 | エアバッグ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07228213A true JPH07228213A (ja) | 1995-08-29 |
Family
ID=12619300
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6041834A Pending JPH07228213A (ja) | 1994-02-15 | 1994-02-15 | エアバッグ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07228213A (ja) |
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-
1994
- 1994-02-15 JP JP6041834A patent/JPH07228213A/ja active Pending
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