JPH09132101A - 車両用シートのエアバッグ装置 - Google Patents
車両用シートのエアバッグ装置Info
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- JPH09132101A JPH09132101A JP7288529A JP28852995A JPH09132101A JP H09132101 A JPH09132101 A JP H09132101A JP 7288529 A JP7288529 A JP 7288529A JP 28852995 A JP28852995 A JP 28852995A JP H09132101 A JPH09132101 A JP H09132101A
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- slit
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- airbag
- skin cover
- seat
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R21/00—Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
- B60R21/02—Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
- B60R21/16—Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
- B60R21/20—Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components
- B60R21/207—Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components in vehicle seats
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- Seats For Vehicles (AREA)
- Air Bags (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 長年使用してもシートの外観が損なわれない
車両用シートのエアバッグ装置を提供する。 【解決手段】 左右に分割可能なモジュールケース9内
にエアバッグ10及びガス発生器11を収納してシート
バックフレーム6の側部に取付け、該モジュールケース
9を表皮カバー16にて覆った構造の車両用シートのエ
アバッグ装置であって、前記モジュールケース9の前面
に縦方向のスリット12を形成し、表皮カバー16のス
リット12に対応する部分に展開口18を形成すると共
に、該展開口18の両端末にファスナ19を取付け、該
ファスナ19を前記スリット12内へ離脱不能な状態で
係合させたものである。
車両用シートのエアバッグ装置を提供する。 【解決手段】 左右に分割可能なモジュールケース9内
にエアバッグ10及びガス発生器11を収納してシート
バックフレーム6の側部に取付け、該モジュールケース
9を表皮カバー16にて覆った構造の車両用シートのエ
アバッグ装置であって、前記モジュールケース9の前面
に縦方向のスリット12を形成し、表皮カバー16のス
リット12に対応する部分に展開口18を形成すると共
に、該展開口18の両端末にファスナ19を取付け、該
ファスナ19を前記スリット12内へ離脱不能な状態で
係合させたものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の側面衝突の
際に、シートバックに設けたエアバッグを展開させるこ
とにより、車体側壁から受ける衝撃荷重を緩和して乗員
を保護することができる車両用シートのエアバッグ装置
にするものである。
際に、シートバックに設けたエアバッグを展開させるこ
とにより、車体側壁から受ける衝撃荷重を緩和して乗員
を保護することができる車両用シートのエアバッグ装置
にするものである。
【0002】
【従来の技術】従来、車両の側面衝突の際に、その衝撃
荷重により変形するドア等の車体側壁側と着座者との直
接的な衝撃を回避するために、例えば特開平4−500
52号公報等で知られているような種々のエアバッグ装
置が提案されている。
荷重により変形するドア等の車体側壁側と着座者との直
接的な衝撃を回避するために、例えば特開平4−500
52号公報等で知られているような種々のエアバッグ装
置が提案されている。
【0003】一般に、この種のエアバッグ装置として
は、シートバック内部のシートバックフレームの側部に
エアバッグとガス発生器を取付け、そのエアバッグ及び
ガス発生器をリッドにて覆い、最後にこのエアバッグ等
も含めてシートバック全体を表皮カバーで覆う構造にな
っている。そして、この表皮カバーの縫製部のうち、エ
アバックに対応する部分は展開部として他の部分より弱
い糸調子で縫製してあり、エアバッグ展開時にその展開
部から表皮カバーが容易に破断するようにされている。
は、シートバック内部のシートバックフレームの側部に
エアバッグとガス発生器を取付け、そのエアバッグ及び
ガス発生器をリッドにて覆い、最後にこのエアバッグ等
も含めてシートバック全体を表皮カバーで覆う構造にな
っている。そして、この表皮カバーの縫製部のうち、エ
アバックに対応する部分は展開部として他の部分より弱
い糸調子で縫製してあり、エアバッグ展開時にその展開
部から表皮カバーが容易に破断するようにされている。
【0004】従って、車両の側面衝突時には、エアバッ
グの膨張力によりリッドが外側へ開成すると共に、膨張
するエアバッグが表皮カバーの縫製部における展開部を
押し開いて外側へ確実に展開するようになっている。
グの膨張力によりリッドが外側へ開成すると共に、膨張
するエアバッグが表皮カバーの縫製部における展開部を
押し開いて外側へ確実に展開するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術にあっては、表皮カバーの縫製部の一部
をエアバッグにより破断容易な展開部としており、該展
開部の縫製状態を他の縫製部よりも弱く設定する必要が
あるため、シートを長年使用する間に、その展開部にお
いて「ほつれ」が生じ、シートの外観を損なうおそれが
ある。
うな従来の技術にあっては、表皮カバーの縫製部の一部
をエアバッグにより破断容易な展開部としており、該展
開部の縫製状態を他の縫製部よりも弱く設定する必要が
あるため、シートを長年使用する間に、その展開部にお
いて「ほつれ」が生じ、シートの外観を損なうおそれが
ある。
【0006】この発明はこのような従来の技術に着目し
てなされたものであり、長年使用してもシートの外観が
損なわれない車両用シートのエアバッグ装置を提供する
ものである。
てなされたものであり、長年使用してもシートの外観が
損なわれない車両用シートのエアバッグ装置を提供する
ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
左右に分割可能なモジュールケース内にエアバッグ及び
ガス発生器を収納してシートバックフレームの側部に取
付け、該モジュールケースを表皮カバーにて覆った構造
の車両用シートのエアバッグ装置であって、前記モジュ
ールケースの前面に縦方向のスリットを形成し、表皮カ
バーのスリットに対応する部分に展開口を形成すると共
に、該展開口の両端末にファスナを取付け、該ファスナ
を前記スリット内へ離脱不能な状態で係合させたもので
ある。
左右に分割可能なモジュールケース内にエアバッグ及び
ガス発生器を収納してシートバックフレームの側部に取
付け、該モジュールケースを表皮カバーにて覆った構造
の車両用シートのエアバッグ装置であって、前記モジュ
ールケースの前面に縦方向のスリットを形成し、表皮カ
バーのスリットに対応する部分に展開口を形成すると共
に、該展開口の両端末にファスナを取付け、該ファスナ
を前記スリット内へ離脱不能な状態で係合させたもので
ある。
【0008】この請求項1記載の発明によれば、表皮カ
バーの展開口の端末に取付けたファスナをモジュールケ
ースのスリット内へ離脱不能な状態で係合させるため、
シートを長年使用してもファスナがスリットから外れる
ことはなく、シートの外観が損なわれない。また、エア
バッグの展開時にはモジュールケースがスリットから左
右に分割するため、ファスナがスリットとから外れ、エ
アバッグの確実な展開状態が得られる。
バーの展開口の端末に取付けたファスナをモジュールケ
ースのスリット内へ離脱不能な状態で係合させるため、
シートを長年使用してもファスナがスリットから外れる
ことはなく、シートの外観が損なわれない。また、エア
バッグの展開時にはモジュールケースがスリットから左
右に分割するため、ファスナがスリットとから外れ、エ
アバッグの確実な展開状態が得られる。
【0009】請求項2記載の発明は、スリットの上下端
からモジュールケースの上面及び下面にかけて薄肉状の
ノッチ部を連続的に形成したものである。
からモジュールケースの上面及び下面にかけて薄肉状の
ノッチ部を連続的に形成したものである。
【0010】この請求項2記載の発明によれば、スリッ
トの上下端からモジュールケースの上面及び下面にかけ
て薄肉状のノッチ部が連続的に形成されているため、エ
アバッグ展開時にモジュールケースが左右へ分割し易
い。
トの上下端からモジュールケースの上面及び下面にかけ
て薄肉状のノッチ部が連続的に形成されているため、エ
アバッグ展開時にモジュールケースが左右へ分割し易
い。
【0011】請求項3記載の発明は、モジュールケース
の後面に縦方向のビート部を形成したものである。
の後面に縦方向のビート部を形成したものである。
【0012】この請求項3記載の発明によれば、モジュ
ールケースの後面に縦方向のビード部が形成されている
ため、このビード部を「ヒンジ」としてモジュールケー
スが左右に分割し易くなる。
ールケースの後面に縦方向のビード部が形成されている
ため、このビード部を「ヒンジ」としてモジュールケー
スが左右に分割し易くなる。
【0013】請求項4記載の発明は、表皮カバーの縫製
部の一部に設けた非縫製部を展開口としたものである。
部の一部に設けた非縫製部を展開口としたものである。
【0014】この請求項4記載の発明によれば、表皮カ
バーの縫製部の一部に設けた非縫製部を展開口としたた
め、ファスナをスリット内に係合させた際に展開口が目
立たず、見映えの点で優れる。
バーの縫製部の一部に設けた非縫製部を展開口としたた
め、ファスナをスリット内に係合させた際に展開口が目
立たず、見映えの点で優れる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1〜図5は本発明の実施形態を
示す図である。図1は左側フロントのシート1を示すも
のであり、フロアパネルに前後動自在に取付けられたシ
ートクッション2と、前後回動自在なシートバック3と
から形成されている。図2に示すように、シートバック
3の内部には、逆U字パイプフレーム状の上部フレーム
4と、該上部フレーム4の両下端に固着されたサイドパ
ネル5とから成るシートバックフレーム6が設けられて
いる。サイドパネル5間にはS字状のシートスプリング
7及びランバーサポート機構8が設けられている。
示す図である。図1は左側フロントのシート1を示すも
のであり、フロアパネルに前後動自在に取付けられたシ
ートクッション2と、前後回動自在なシートバック3と
から形成されている。図2に示すように、シートバック
3の内部には、逆U字パイプフレーム状の上部フレーム
4と、該上部フレーム4の両下端に固着されたサイドパ
ネル5とから成るシートバックフレーム6が設けられて
いる。サイドパネル5間にはS字状のシートスプリング
7及びランバーサポート機構8が設けられている。
【0016】尚、シートバックフレーム6の上部フレー
ム4は上記のような形状に限定されるものでなく、例え
ば一枚のパネルを断面コ字状に曲折し、またはパネルを
断面ロ字状に曲折し、更にはプレス加工やカーリング加
工により断面円形状に形成するものであっても良い。ま
た、上部フレーム4とサイドパネル5とを一枚のパネル
から一体的に成形するものであっても良い。更に、シー
トバックフレーム6の全体をパイプフレームで形成し、
それに板状のブラケットを固着して、それをサイドパネ
ル5にしても良い。
ム4は上記のような形状に限定されるものでなく、例え
ば一枚のパネルを断面コ字状に曲折し、またはパネルを
断面ロ字状に曲折し、更にはプレス加工やカーリング加
工により断面円形状に形成するものであっても良い。ま
た、上部フレーム4とサイドパネル5とを一枚のパネル
から一体的に成形するものであっても良い。更に、シー
トバックフレーム6の全体をパイプフレームで形成し、
それに板状のブラケットを固着して、それをサイドパネ
ル5にしても良い。
【0017】左右のサイドパネル5のうち、車体側壁に
対面する左側のサイドパネル5には樹脂製のモジュール
ケース9が設けられている。このモジュールケース9の
内部には、蛇腹状に折りたたまれたエアバッグ10と、
それを膨張・展開させるガス発生器11が収納されてい
る。そして、このモジュールケース9の前面の中央部に
は縦方向のスリット12が開口形成されている。また、
スリット12の上下端からモジュールケース9の上面及
び下面にかけて薄肉状のノッチ部13が連続的に形成さ
れている。更に、モジュールケース9の後面には縦方向
のビード部14が形成されている。
対面する左側のサイドパネル5には樹脂製のモジュール
ケース9が設けられている。このモジュールケース9の
内部には、蛇腹状に折りたたまれたエアバッグ10と、
それを膨張・展開させるガス発生器11が収納されてい
る。そして、このモジュールケース9の前面の中央部に
は縦方向のスリット12が開口形成されている。また、
スリット12の上下端からモジュールケース9の上面及
び下面にかけて薄肉状のノッチ部13が連続的に形成さ
れている。更に、モジュールケース9の後面には縦方向
のビード部14が形成されている。
【0018】また、シートバック3の左右のサイドパネ
ル5間にはクッション性を得るためのパッド15が設け
られている。このパッド15の左右両側にはサイド部1
5aが隆起形成されている。そして、このシートバック
3の前面及び側面は表皮カバー16にて覆われている。
この表皮カバー16は、パッド15の中央部を覆うカバ
ー部16aと、サイド部15aを覆うカバー部16b
と、モジュールケース9を覆うカバー部16cの端末同
士をそれぞれ縫製部H1 、H2 にて縫い付けた構造をし
ている。尚、シートバック3の背面には取外し自在なト
リム17が設けられている。
ル5間にはクッション性を得るためのパッド15が設け
られている。このパッド15の左右両側にはサイド部1
5aが隆起形成されている。そして、このシートバック
3の前面及び側面は表皮カバー16にて覆われている。
この表皮カバー16は、パッド15の中央部を覆うカバ
ー部16aと、サイド部15aを覆うカバー部16b
と、モジュールケース9を覆うカバー部16cの端末同
士をそれぞれ縫製部H1 、H2 にて縫い付けた構造をし
ている。尚、シートバック3の背面には取外し自在なト
リム17が設けられている。
【0019】そして、前記表皮カバー16におけるカバ
ー部16b、16c同士の縫製部H 2 のうち、そのモジ
ュールケース9のスリット12に対応する部分には非縫
製の展開口18となっている。更に、この展開口18の
両端末には樹脂製のファスナ19が取付けられている。
このファスナ19は先端部が断面ヤジリ形状をしてお
り、その基端部に展開口18の各端末が容易に外れない
ように縫製或いは接着手段により取付けられている。こ
のファスナ19は表皮カバー16でシートバック3を覆
う際に、モジュールケース9のスリット12内へ係入さ
れる。スリット12内へ係入されたファスナ19はその
爪部がスリット12の縁部に係合するためスリット12
から離脱不能となる。
ー部16b、16c同士の縫製部H 2 のうち、そのモジ
ュールケース9のスリット12に対応する部分には非縫
製の展開口18となっている。更に、この展開口18の
両端末には樹脂製のファスナ19が取付けられている。
このファスナ19は先端部が断面ヤジリ形状をしてお
り、その基端部に展開口18の各端末が容易に外れない
ように縫製或いは接着手段により取付けられている。こ
のファスナ19は表皮カバー16でシートバック3を覆
う際に、モジュールケース9のスリット12内へ係入さ
れる。スリット12内へ係入されたファスナ19はその
爪部がスリット12の縁部に係合するためスリット12
から離脱不能となる。
【0020】このようにスリット12内へファスナ19
を係入した状態で、展開口18の両端末が接近した状態
になると共に、その展開口18が縫製部H2 中に非縫製
部として形成されているため目立たず、外観が損なわれ
ない。また、展開口18の端末とファスナ19とが確実
に取付けられ、且つファスナ19が離脱不能状態でスリ
ット12内へ係合されるため、シートバック3を長期間
使用しても、或いは多少乱暴な座り方をしても、展開口
18が開くことはなく、良好な外観が長期間保たれる。
を係入した状態で、展開口18の両端末が接近した状態
になると共に、その展開口18が縫製部H2 中に非縫製
部として形成されているため目立たず、外観が損なわれ
ない。また、展開口18の端末とファスナ19とが確実
に取付けられ、且つファスナ19が離脱不能状態でスリ
ット12内へ係合されるため、シートバック3を長期間
使用しても、或いは多少乱暴な座り方をしても、展開口
18が開くことはなく、良好な外観が長期間保たれる。
【0021】そして、車両の側面衝突の場合には、エア
バッグ10が膨張することにより、モジュールケース9
がスリット12から左右に分割して前側が開成した状態
となる。スリット12の上下からノッチ部13が連続的
に形成されているため、モジュールケース9が分割し易
い。また、モジュールケース9の後面にビード部14が
形成されているため、このビード部14が「ヒンジ」と
して機能し、モジュールケース9が分割し易い。次い
で、モジュールケース9が左右に分割することにより、
ファスナ19とスリット12との係合状態が解除され、
表皮カバー16の展開口18も開成し、そこからエアバ
ッグ10が前方へ向けて確実に展開できる。前側に展開
してエアバッグ10は乗員と車体側壁(ドア等)との間
に介在し、乗員を保護する。
バッグ10が膨張することにより、モジュールケース9
がスリット12から左右に分割して前側が開成した状態
となる。スリット12の上下からノッチ部13が連続的
に形成されているため、モジュールケース9が分割し易
い。また、モジュールケース9の後面にビード部14が
形成されているため、このビード部14が「ヒンジ」と
して機能し、モジュールケース9が分割し易い。次い
で、モジュールケース9が左右に分割することにより、
ファスナ19とスリット12との係合状態が解除され、
表皮カバー16の展開口18も開成し、そこからエアバ
ッグ10が前方へ向けて確実に展開できる。前側に展開
してエアバッグ10は乗員と車体側壁(ドア等)との間
に介在し、乗員を保護する。
【0022】尚、以上の説明では、ファスナ19の形状
を断面ヤジリ形状にする例を示したが、これに限定され
ず、スリット12に係合して離脱不能になる形状であれ
ば、どのような形状でも良い。
を断面ヤジリ形状にする例を示したが、これに限定され
ず、スリット12に係合して離脱不能になる形状であれ
ば、どのような形状でも良い。
【0023】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、表皮カバ
ーの展開口の端末に取付けたファスナをモジュールケー
スのスリット内へ離脱不能な状態で係合させるため、シ
ートを長年使用してもファスナがスリットから外れるこ
とはなく、シートの外観が損なわれない。また、エアバ
ッグの展開時にはモジュールケースがスリットから左右
に分割するため、ファスナがスリットから外れ、エアバ
ッグの確実な展開状態が得られる。
ーの展開口の端末に取付けたファスナをモジュールケー
スのスリット内へ離脱不能な状態で係合させるため、シ
ートを長年使用してもファスナがスリットから外れるこ
とはなく、シートの外観が損なわれない。また、エアバ
ッグの展開時にはモジュールケースがスリットから左右
に分割するため、ファスナがスリットから外れ、エアバ
ッグの確実な展開状態が得られる。
【0024】請求項2記載の発明によれば、スリットの
上下端からモジュールケースの上面及び下面にかけて薄
肉状のノッチ部が連続的に形成されているため、エアバ
ッグ展開時にモジュールケースが左右へ分割し易い。
上下端からモジュールケースの上面及び下面にかけて薄
肉状のノッチ部が連続的に形成されているため、エアバ
ッグ展開時にモジュールケースが左右へ分割し易い。
【0025】請求項3記載の発明によれば、モジュール
ケースの後面に縦方向のビード部が形成されているた
め、このビード部を「ヒンジ」としてモジュールケース
が左右に分割し易くなる。
ケースの後面に縦方向のビード部が形成されているた
め、このビード部を「ヒンジ」としてモジュールケース
が左右に分割し易くなる。
【0026】請求項4記載の発明によれば、表皮カバー
の縫製部の一部に設けた非縫製部を展開口としたため、
ファスナをスリット内に係合させた際に展開口が目立た
ず、見映えの点で優れる。
の縫製部の一部に設けた非縫製部を展開口としたため、
ファスナをスリット内に係合させた際に展開口が目立た
ず、見映えの点で優れる。
【図1】本発明の実施形態に係るシートを示す側面図。
【図2】シートバックフレームを示す斜視図。
【図3】表皮カバーの展開口の構造を示す斜視図。
【図4】図1中矢示SA−SA線に沿うシートバックの
断面図。
断面図。
【図5】エアバッグが展開した状態を示す図4相当の断
面図。
面図。
【符号の説明】 6 シートバックフレーム 9 モジュールケース 10 エアバッグ 11 ガス発生器 12 スリット 13 ノッチ部 14 ビード部 16 表皮カバー 18 展開口 19 ファスナ
Claims (4)
- 【請求項1】 左右に分割可能なモジュールケース内に
エアバッグ及びガス発生器を収納してシートバックフレ
ームの側部に取付け、該モジュールケースを表皮カバー
にて覆った構造の車両用シートのエアバッグ装置であっ
て、 前記モジュールケースの前面に縦方向のスリットを形成
し、表皮カバーのスリットに対応する部分に展開口を形
成すると共に、該展開口の両端末にファスナを取付け、
該ファスナを前記スリット内へ離脱不能な状態で係合さ
せたことを特徴とする車両用シートのエアバッグ装置。 - 【請求項2】 スリットの上下端からモジュールケース
の上面及び下面にかけて薄肉状のノッチ部を連続的に形
成した請求項1記載の車両用シートのエアバッグ装置。 - 【請求項3】 モジュールケースの後面に縦方向のビー
ト部を形成した請求項1又は請求項2記載の車両用シー
トのエアバッグ装置。 - 【請求項4】 表皮カバーの縫製部の一部に設けた非縫
製部を展開口とした請求項1〜3のいずれか1項に記載
の車両用シートのエアバッグ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28852995A JP3300581B2 (ja) | 1995-11-07 | 1995-11-07 | 車両用シートのエアバッグ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28852995A JP3300581B2 (ja) | 1995-11-07 | 1995-11-07 | 車両用シートのエアバッグ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09132101A true JPH09132101A (ja) | 1997-05-20 |
JP3300581B2 JP3300581B2 (ja) | 2002-07-08 |
Family
ID=17731427
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28852995A Expired - Fee Related JP3300581B2 (ja) | 1995-11-07 | 1995-11-07 | 車両用シートのエアバッグ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3300581B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10100845A (ja) * | 1996-09-27 | 1998-04-21 | Mazda Motor Corp | 車両側部のエネルギ吸収構造 |
JPH11348709A (ja) * | 1998-06-05 | 1999-12-21 | Mazda Motor Corp | 自動車のサイドエアバッグ装置 |
JP2000016223A (ja) * | 1998-07-06 | 2000-01-18 | Mazda Motor Corp | 自動車のサイドエアバッグ装置 |
EP3118056A1 (en) * | 2015-07-13 | 2017-01-18 | Toyota Boshoku Kabushiki Kaisha | Vehicle seat |
JP2017159709A (ja) * | 2016-03-07 | 2017-09-14 | 株式会社ホンダアクセス | シートカバー |
GB2550029A (en) * | 2016-03-11 | 2017-11-08 | Ford Global Tech Llc | Vehicle seat side air bag assembly |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5565622B2 (ja) * | 2010-07-28 | 2014-08-06 | スズキ株式会社 | 自動車用シート |
-
1995
- 1995-11-07 JP JP28852995A patent/JP3300581B2/ja not_active Expired - Fee Related
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EP3118056A1 (en) * | 2015-07-13 | 2017-01-18 | Toyota Boshoku Kabushiki Kaisha | Vehicle seat |
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