JPH07228140A - 係合装置 - Google Patents

係合装置

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JPH07228140A
JPH07228140A JP4499994A JP4499994A JPH07228140A JP H07228140 A JPH07228140 A JP H07228140A JP 4499994 A JP4499994 A JP 4499994A JP 4499994 A JP4499994 A JP 4499994A JP H07228140 A JPH07228140 A JP H07228140A
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Akihiko Hirose
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 第1、第2の物体を接着する際の浮き上がり
を防ぐために、両物体を互いに係合すると共に、位置決
めのために平面方向にずらすことを可能にする。 【構成】 第1の平板部11と、それから突設された軸
部12と、軸部の先端から平板部と平行に突設された係
合突片部13とを有する第1の係合部材10と、第2の
平板部とその一面側の中央部に設けられた凹部22と、
凹部22に設けられ、前記係合突片部13が挿通可能で
挿通後前記第1の係合部材10の回転によって前記係合
突片部13が前記凹部22内を第2の平板部平面に沿っ
て所定範囲摺動自在に係合される貫通穴とを有する第2
の係合部材20とを用いて、第1の係合部材10の係合
部を第2の係合部材20の係合穴に挿通して所定量回転
させて、互いに摺動自在に係合させ、一方の係合部材を
例えば両面テープで一方の物体に固定しておき、他方の
物体に他方の係合部材を例えば両面テープで固定して、
一方の物体を平面方向にずらして正しい位置への微調整
をする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、互いに係合する2つの
部材から成る係合装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば自動車の後部のウインドウガラス
を自動車のボディに接着などの適宜方法で固定する際
に、ウインドウガラスが自動車ボディから浮き上がらな
いように、ウインドウガラスの縁部を複数箇所において
互いに係合する平板状の係合部材によって自動車ボディ
に固定することが、一般に行われている。このための係
合部材として、従来では、図7に示すように繊維性ファ
スナー(通称マジックファスナー)1a、1bの背面に
両面テープ2a、2bをそれぞれ接着した係合部材3
a、3bが用いられている。
【0003】そして、図8に示すようにウインドウガラ
ス6を自動車ボディ4に取付ける際には、自動車ボディ
4のウインドウ穴5の周縁部及びウインドウガラス6の
周縁部の対応した複数の位置に、それぞれ両面テープ2
によって係合部材3a、3bを固定し、正しい位置で取
付けされるようにウインドウガラス6を平面方向にずら
して取付け位置を微調整しながら、自動車ボディ4側の
繊維性ファスナー1bと、ウインドウガラス側の繊維性
ファスナー1aとを互いに係合して、接着固定してい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来で
はこのように繊維性ファスナー1a、1bを用いていた
ため、ウインドウガラス6を平面方向にずらしつつ正し
い取付け位置に微調整しようとしている途中で、ウイン
ドウガラス6の自重で繊維性ファスナー1a、1b同士
が互いに少しでも接触すると、すぐに互いに強固に貼り
付いてしまうため、このウインドウガラスの平面への取
付け位置の微調整ができなくなり、そのままズレた状態
でウインドウガラス6が自動車ボディ4に固定されてし
まう。このため繊維性ファスナー1a、1bを引きはが
して、ウインドウガラス取付け作業を再度やり直さなけ
ればならないという不都合があった。
【0005】また、繊維性ファスナー1a、1bを予め
それぞれウインドウガラス6と自動車ボディ4の互いに
適合する複数箇所に固定しなければならないため、この
繊維性ファスナー1a、1bの固定作業が煩雑であっ
た。本発明は、これら問題点を解決した係合装置を提供
することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の係合装置では、第1の平板部と、前記第1
の平板部から突設された軸部と、前記軸部の先端から前
記第1の平板部と平行に突設された係合突片部とを有す
る第1の係合部材と、第2の平板部と前記第2の平板部
の一面側の中央部に設けられた凹部と、前記凹部に設け
られ、前記係合突片部が挿通可能で挿通後前記第1の係
合部材の回転によって前記係合突片部が前記凹部内を第
2の平板部平面に沿って所定範囲摺動自在に係合される
貫通穴とを有する第2の係合部材とから成ることを特徴
としている。
【0007】
【作用】このようにしたため、第1の係合部材の係合部
を第2の係合部材の係合穴に挿通して所定量回転させる
と、互いに平面方向に所定範囲で摺動自在に係合され
る。従って、第1、第2の係合部材を互いに係合した状
態にして、例えば自動車のウインドウガラスに一方の係
合部材を例えば両面テープで固定しておき、自動車ボデ
ィにウインドウガラスを大まかに位置決めして他方の係
合部材を例えば両面テープで固定すれば、その状態から
ウインドウガラスを平面方向にずらして正しい位置への
微調整をすることができる。
【0008】
【実施例】以下、図1〜図5に示す本発明の実施例を説
明する。第1の係合部材10はプラスチックから成り、
図1、図3に示すように、矩形平板状の第1の平板部1
1の下面中央には円柱状の軸部12が垂直方向に突設さ
れ、その先端には平板部11平面と平行方向に平板状で
ほぼ長方体状の係合突片部13が突設されている。ま
た、第1の平板部11の一辺中央には、この係合突片部
13の方向を示すための三角形突起部14が突設されて
いる。
【0009】第1の平板部11の上面側には両面テープ
15が接着されている。第2の係合部材20はプラスチ
ックから成り、図1、図4、図5に示すように、厚肉の
矩形平板状の第2の平板部21の下面側には、周縁部2
1aを残して矩形状の凹部22が設けられている。
【0010】この凹部22によって構成された第2の平
板部21の薄肉部21bにおいて、細長いほぼ長方形で
両端が傾斜した左右対称な2つの貫通穴23、24と、
細長く且つ角部が丸いほぼ長方形部25aとその両端の
三角形部25bを有する中央の貫通穴25とが設けられ
ていて、これによって、両端に傾斜帯板部26a、27
aを有する2本の弾性変形可能な帯板部26、27が構
成されている。
【0011】この2本の弾性変形可能な帯板部26、2
7で囲まれた貫通穴25の角部が丸い長方形部25a
は、前記第1の係合部材10の係合突片部13にほぼ適
合した形状で、係合突片部13より僅かに小さな形状と
なっている。従って、第1の係合部材10の係合突片部
13を貫通穴25の長方形部25aに押し込むと、帯板
部26、27が弾性変形して押し拡げられて、係合突片
部13は第1の平板部11の背面側に貫通され、弾性復
帰した帯板部26、27に妨げられて力を加えない限り
離脱できなくなる。なお、図6に示すように1個の貫通
穴28のみにすることもできる。
【0012】第2の係合部材20の下面側の肉厚の周縁
部21aには、両面テープ29が接着されている。ま
た、図1に示すように、第2の係合部材20の薄肉部2
1bの厚さは、第1の係合部材10の軸部12の長さよ
り僅かに大に設定され、また、薄肉部21bの下面から
両面テープ29の下面までの高さは、第1の係合部材1
0の係合突片部13の厚さより僅かに大に設定されてい
る。
【0013】従って、図1、図2、図5に示すように、
第2の係合部材20の中央の貫通穴25の長方形部25
aに、第1の係合部材10の係合突片部13を合致させ
て第1の平板部11の下面が第2の平板部21の上面に
接触するまで押し入れ、90°回転させると、図1に示
すように係合突片部13が第2の係合部材20の凹部2
2内に位置して係合され、図5に示すように、軸部12
が帯板部26、27に妨げられ、且つ係合突片部13が
第2の平板部21の凹部22の境界壁部に妨げられない
範囲内で、第1の係合部材10と第2の係合部材20は
平面方向に移動可能となっている。
【0014】なお、帯板部26、27が弾性変形可能な
ため、軸部12が帯板部26、27に接触しても、その
弾性変形可能な範囲でさらに第1の係合部材を移動させ
ることができる。
【0015】従って、例えば自動車前部あるいは後部の
ウインドウガラス6の下面縁部の複数箇所に、図2のよ
うに第1、第2の係合部材10、20を係合させた状態
で、第1の係合部材10の上面に接着した両面テープ1
5の上面を接着して図1に示すように固定した後、自動
車ボディ4のウインドウ穴の縁部にそのまま押し当てる
と、第2の係合部材20の周縁部21a下面の両面テー
プ29の下面が接着固定される。この状態で、第1の係
合部材10は第2の係合部材20に対して平面方向に移
動できるので、ウインドウガラス6と一体的に平面方向
にずらして、ウインドウガラス6を正しい取付け位置に
微調整した後、自動車ボディ4にウインドウガラス6を
接着などの適宜方法で固定する。第1、第2の係合部材
10、20は第1、第2の平板部11、21が密着した
状態で係合されているから、ウインドウガラス6が自動
車ボディ4から浮き上がるのを防止できる。
【0016】以上、本発明の一実施例を説明したが、本
発明は前記実施例に限定されるものではなく、種々の変
形が可能なことは勿論であり、例えば、第1、第2の係
合部材10、20は、いずれも両面テープ以外の手段で
固定できるようにしてもよいことは勿論であり、例え
ば、第1、第2の平板部に他の物体に固定するための係
合突起などの固定手段を設けてもよい。また、ウインド
ウガラスを自動車ボディに固定する場合を例示したが、
これに限らず他の物体同士を固定する場合にも適用でき
ることは勿論である。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の係合部材
は、第1の平板部と、前記第1の平板部から突設された
軸部と、前記軸部の先端から前記第1の平板部と平行に
突設された係合突片部とを有する第1の係合部材と、第
2の平板部と前記第2の平板部の一面側の中央部に設け
られた凹部と、前記凹部に設けられ、前記係合突片部が
挿通可能で挿通後前記第1の係合部材の回転によって前
記係合突片部が前記凹部内を第2の平板部平面に沿って
所定範囲摺動自在に係合される貫通穴とを有する第2の
係合部材とから成るので、第1、第2の係合部材は互い
に離間不能に係合された状態のまま、平面方向に互いに
移動できる。従って、2つの物体、例えばウインドウガ
ラスを自動車ボディに固定する際に、第1、第2の係合
部材を互いに係合し、ウインドウガラスに一方の係合部
材を固定し、他方の係合部材を自動車ボディに固定すれ
ば、ウインドウガラスの浮き上がりを防止できると共
に、ウインドウガラスを平面方向にずらして正しい取付
け位置に微調整することができる。
【0018】また、第1、第2の係合部材を予め係合さ
せた状態で使用すれば、第1、第2の係合部材をそれぞ
れ2つの物体の互いに対応する位置に正確に固定すると
いう煩雑な作業を省略できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の使用状態を示す断面図
【図2】本発明の一実施例を示す斜視図
【図3】本発明の第1の係合部材を示す斜視図
【図4】本発明の第2の係合部材を示す斜視図
【図5】図4に示す第2の係合部材を示す平面図
【図6】第2の係合部材の他の実施例を示す平面図
【図7】従来の係合部材の使用状態を示す断面図
【図8】図7に示す従来の係合部材の使用状態を示す斜
視図
【符号の説明】
10 第1の係合部材 11 第1の平板部 12 軸部 13 係合突片部 15 両面テープ 20 第2の係合部材 21 第2の平板部 21a 周縁部 21b 薄肉部 22 凹部 23 貫通穴 24 貫通穴 25 貫通穴 26 帯板部 27 帯板部 29 両面テープ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の平板部と、前記第1の平板部から突
    設された軸部と、前記軸部の先端から前記第1の平板部
    と平行に突設された係合突片部とを有する第1の係合部
    材と、 第2の平板部と前記第2の平板部の一面側の中央部に設
    けられた凹部と、前記凹部に設けられ、前記係合突片部
    が挿通可能で挿通後前記第1の係合部材の回転によって
    前記係合突片部が前記凹部内を第2の平板部平面に沿っ
    て所定範囲摺動自在に係合される貫通穴とを有する第2
    の係合部材とから成る係合装置。
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