JPH0719958Y2 - カウル取付用クリップ - Google Patents
カウル取付用クリップInfo
- Publication number
- JPH0719958Y2 JPH0719958Y2 JP10056389U JP10056389U JPH0719958Y2 JP H0719958 Y2 JPH0719958 Y2 JP H0719958Y2 JP 10056389 U JP10056389 U JP 10056389U JP 10056389 U JP10056389 U JP 10056389U JP H0719958 Y2 JPH0719958 Y2 JP H0719958Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cowl
- piece
- mounting
- cowl mounting
- sliding hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Body Structure For Vehicles (AREA)
- Connection Of Plates (AREA)
- Insertion Pins And Rivets (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は自動車のフロントカウルをボディプレートに固
定させるための取付具であって合成樹脂製のカウルが熱
や湿気によって伸縮したり変形することに対応してカウ
ルを取付けた駒が取付具に設けた摺動孔内を摺動するよ
うにしたカウル取付用クリップに関する。
定させるための取付具であって合成樹脂製のカウルが熱
や湿気によって伸縮したり変形することに対応してカウ
ルを取付けた駒が取付具に設けた摺動孔内を摺動するよ
うにしたカウル取付用クリップに関する。
[従来技術] 従来自動車においてフロントカウルをボディプレートに
取付ける時にスクリベを使用していたがカウルがプレー
トに固定されてしまう為、カウルが合成樹脂製等のよう
に熱により伸縮するものである場合に取付の位置決めが
難しく、又スクリベの保持力にも懸念が生じる等の問題
点があった。
取付ける時にスクリベを使用していたがカウルがプレー
トに固定されてしまう為、カウルが合成樹脂製等のよう
に熱により伸縮するものである場合に取付の位置決めが
難しく、又スクリベの保持力にも懸念が生じる等の問題
点があった。
そのため実公昭63-39171号に係る考案のようにカウルを
取付けるクリップに折返したフック状の掛止片を設け、
カウルに開けた長孔の長手方向の孔縁に係合させて、孔
縁に沿って摺動可能にして、カウルの収縮に応じて移動
するようにしたものがあった。
取付けるクリップに折返したフック状の掛止片を設け、
カウルに開けた長孔の長手方向の孔縁に係合させて、孔
縁に沿って摺動可能にして、カウルの収縮に応じて移動
するようにしたものがあった。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら上記のクリップにおいてはクリップとカウ
ルとが掛止片と孔縁との係合により取付けられているの
で何かの弾みで係合が外れるおそれがあり、又、長孔は
カウルの裏面側に折返された縁部に設けられているため
掛止片を係合させる場合に見えないため取付に手間がか
ゝる等の問題点があった。
ルとが掛止片と孔縁との係合により取付けられているの
で何かの弾みで係合が外れるおそれがあり、又、長孔は
カウルの裏面側に折返された縁部に設けられているため
掛止片を係合させる場合に見えないため取付に手間がか
ゝる等の問題点があった。
本考案は上記の問題点を解消し、確実に取付けられてし
かもカウルの伸縮に対応しうるようにしたカウル取付用
クリップの提供を目的としている。
かもカウルの伸縮に対応しうるようにしたカウル取付用
クリップの提供を目的としている。
[課題を解決するための手段] 本考案は上記の目的を達成するためにカウル取付用クリ
ップを自動車のボディプレート11の端縁11aへの取付手
段が設けられた取付部1と、カウル取付駒3の摺動孔4
を有するカウル取付部本体2と該カウル取付部本体2の
前記摺動孔4内に挿入されたカウル取付駒3とからな
り、前記摺動孔4には前記カウル取付駒3の挿入される
方向に沿った窓4aが設けられていると共に前記カウル取
付駒3の挿入方向に向けて係合溝8、8′又は係合凸条
が設けられており、前記カウル取付駒3には該係合溝
8、8′又は係合凸条に係合する係合凸条3a、3b又は係
合溝が設けられ、且つ窓4a側の面にはカウル固定用のタ
ッピングねじ孔10が設けられている構成としたものであ
る。
ップを自動車のボディプレート11の端縁11aへの取付手
段が設けられた取付部1と、カウル取付駒3の摺動孔4
を有するカウル取付部本体2と該カウル取付部本体2の
前記摺動孔4内に挿入されたカウル取付駒3とからな
り、前記摺動孔4には前記カウル取付駒3の挿入される
方向に沿った窓4aが設けられていると共に前記カウル取
付駒3の挿入方向に向けて係合溝8、8′又は係合凸条
が設けられており、前記カウル取付駒3には該係合溝
8、8′又は係合凸条に係合する係合凸条3a、3b又は係
合溝が設けられ、且つ窓4a側の面にはカウル固定用のタ
ッピングねじ孔10が設けられている構成としたものであ
る。
更にカウル取付部本体2の摺動孔4と、この摺動孔4に
挿入されるカウル取付駒3との両方又はいずれか一方に
は、該摺動孔4の側壁又は該カウル取付駒3の側壁に当
接する弾性片が設けられ、カウル取付駒3が摺動孔4の
側壁間に保持される構成としたものである。
挿入されるカウル取付駒3との両方又はいずれか一方に
は、該摺動孔4の側壁又は該カウル取付駒3の側壁に当
接する弾性片が設けられ、カウル取付駒3が摺動孔4の
側壁間に保持される構成としたものである。
[作用] 上記の構成とされたカウル取付用クリップは取付部1に
よりボディプレート11の端縁11aに取付けられ、カウル1
2をカウル取付駒3にタッピングねじ13で固定すること
によりカウル12が取付けられ、ボディプレート11より熱
による伸縮性の大きい合成樹脂製等のカウル12が伸縮し
た場合にこの伸縮と共にカウル取付駒3が摺動孔4内を
摺動して、カウル12の伸縮に対応する。又、カウル取付
駒3は係合凸条3a、3bを摺動孔4に設けられた係合溝
8、8′に係合させて摺動するのでボディプレート11の
面と平行方向に摺動し、カウル固定部に無理がなくカウ
ル12がボディプレート11に取付けられた状態で伸縮する
ことができる。
よりボディプレート11の端縁11aに取付けられ、カウル1
2をカウル取付駒3にタッピングねじ13で固定すること
によりカウル12が取付けられ、ボディプレート11より熱
による伸縮性の大きい合成樹脂製等のカウル12が伸縮し
た場合にこの伸縮と共にカウル取付駒3が摺動孔4内を
摺動して、カウル12の伸縮に対応する。又、カウル取付
駒3は係合凸条3a、3bを摺動孔4に設けられた係合溝
8、8′に係合させて摺動するのでボディプレート11の
面と平行方向に摺動し、カウル固定部に無理がなくカウ
ル12がボディプレート11に取付けられた状態で伸縮する
ことができる。
[実施例] 以下本考案にかゝるカウル取付用クリップの一実施例に
ついて図面を以て説明する。
ついて図面を以て説明する。
クリップは自動車のボディプレート11への取付部1と、
この取付部1と一体に設けられたカウル取付部本体2と
このカウル取付部本体2に設けられた摺動孔4内に挿入
されたカウル取付駒3とにより構成されている。
この取付部1と一体に設けられたカウル取付部本体2と
このカウル取付部本体2に設けられた摺動孔4内に挿入
されたカウル取付駒3とにより構成されている。
取付部1はボディプレート11の端縁11aに沿って設けら
れた係止縁11bに取りつけられるものであり、底部1aを
形成する板状部が取付部1とカウル取付部本体2間の隔
壁5の下端からカウル取付部本体2と反対方向へ伸び、
上側へ折返状とされて上面、底面の平行な台座1′が形
成され、この台座1′の折返状部分の先端は楔形断面と
なっており、隔壁5の両側端部にこの壁面と平行に底部
1a上へ立設された一対の細巾板部1b、1bへ前記台座1′
の両側部が連設されている。この台座1′の上面、底面
の中央部間にはリブ1a′が設けられている。
れた係止縁11bに取りつけられるものであり、底部1aを
形成する板状部が取付部1とカウル取付部本体2間の隔
壁5の下端からカウル取付部本体2と反対方向へ伸び、
上側へ折返状とされて上面、底面の平行な台座1′が形
成され、この台座1′の折返状部分の先端は楔形断面と
なっており、隔壁5の両側端部にこの壁面と平行に底部
1a上へ立設された一対の細巾板部1b、1bへ前記台座1′
の両側部が連設されている。この台座1′の上面、底面
の中央部間にはリブ1a′が設けられている。
この細巾板部1bの上端は直角に折曲されて隔壁5に連設
されており、隔壁5上端から細巾板部1b上へ張出状に突
設された挟持片1cとの間がボディプレート11の端縁11a
の挿入間隙6とされている。
されており、隔壁5上端から細巾板部1b上へ張出状に突
設された挟持片1cとの間がボディプレート11の端縁11a
の挿入間隙6とされている。
又、両細巾板部1b、1b間には隔壁5の上端から底部1aと
平行状に舌片1dが突設されてこの舌片1dの略中央部には
切割により隔壁5側が自由端となっている係止片1eが形
成され、この係止片1eの舌面には隔壁5側に向けた係止
段部7が形成されている。
平行状に舌片1dが突設されてこの舌片1dの略中央部には
切割により隔壁5側が自由端となっている係止片1eが形
成され、この係止片1eの舌面には隔壁5側に向けた係止
段部7が形成されている。
尚底部には前記舌片1dより稍大形の型抜用孔1fが開けら
れている。
れている。
一方カウル取付部本体2は隔壁5の取付部1と反対側に
設けられ、取付部1より巾狭となっており、取付部1の
底部1aから延設された底部2aはその隔壁5側の両側と隔
壁5の両端部との間に設けられた三角形状の補強部によ
り連設されている。この底部2aは隔壁5と間隔をおいて
上方に折曲されて隔壁5と対向する立上り壁2bとされて
おり、この立上り壁2bは折曲部から稍上方で隔壁5側に
折曲された後上方に立上り、底部2aとの間に後記するカ
ウル取付駒3の係合凸条3aの係入する係合溝8が形成さ
れている。
設けられ、取付部1より巾狭となっており、取付部1の
底部1aから延設された底部2aはその隔壁5側の両側と隔
壁5の両端部との間に設けられた三角形状の補強部によ
り連設されている。この底部2aは隔壁5と間隔をおいて
上方に折曲されて隔壁5と対向する立上り壁2bとされて
おり、この立上り壁2bは折曲部から稍上方で隔壁5側に
折曲された後上方に立上り、底部2aとの間に後記するカ
ウル取付駒3の係合凸条3aの係入する係合溝8が形成さ
れている。
又、立上り壁2bは上端が隔壁5と反対方向に折曲突出し
ており、その中央部に立上り壁2bの下部との間にリブ2c
が設けられている。
ており、その中央部に立上り壁2bの下部との間にリブ2c
が設けられている。
又更に立上り壁2bの上端とその両側端から隔壁5に至る
間とには枠状部2dが設けられており、この枠状部2dの隔
壁5側は漸次拡幅されて取付部1の挟持片1cと一体とな
っている。
間とには枠状部2dが設けられており、この枠状部2dの隔
壁5側は漸次拡幅されて取付部1の挟持片1cと一体とな
っている。
又、前記隔壁5の上端からこの隔壁5と間隔をあけて平
行する案内壁2eが垂設され、この案内壁2eと前記立上り
壁1bとの間がカウル取付駒3の摺動孔4とされており、
この摺動孔4は両端部が開口し、且つ上方に前記の枠状
部2bで仕切られた窓4aを有する。この案内壁2eの下端は
底部2aとの間に間隔があり、この下端より稍上方に隔壁
5と連設された案内壁2eの支持部2e′が底部2aと平行状
に設けられて、この部分にL字状断面の係合溝8′が前
記立上り壁2b下部の係合溝8と対向状に構成されてい
る。
行する案内壁2eが垂設され、この案内壁2eと前記立上り
壁1bとの間がカウル取付駒3の摺動孔4とされており、
この摺動孔4は両端部が開口し、且つ上方に前記の枠状
部2bで仕切られた窓4aを有する。この案内壁2eの下端は
底部2aとの間に間隔があり、この下端より稍上方に隔壁
5と連設された案内壁2eの支持部2e′が底部2aと平行状
に設けられて、この部分にL字状断面の係合溝8′が前
記立上り壁2b下部の係合溝8と対向状に構成されてい
る。
更にこの係合溝8′を構成する部分の隔壁5の面には中
央に上下方向の半円形断面の凹溝5aが設けられている。
2a′はこの凹溝5a形成のための型抜用孔である。
央に上下方向の半円形断面の凹溝5aが設けられている。
2a′はこの凹溝5a形成のための型抜用孔である。
前記摺動孔4内に挿入されているカウル取付駒3は直方
体状であって下端の一方の側部に前記係合溝8に係合す
る係合凸条3aと、下端の他方の側部に前記係合溝8′に
係合するL字状断面の係合凸条3bとが設けられており、
この取付駒3の上端は前記案内壁2eの上端と同一面とさ
れ、摺動孔4内を案内壁2eと立上り壁2bに沿って飛出す
ことなく、底部2aと平行に摺動するようになっている。
体状であって下端の一方の側部に前記係合溝8に係合す
る係合凸条3aと、下端の他方の側部に前記係合溝8′に
係合するL字状断面の係合凸条3bとが設けられており、
この取付駒3の上端は前記案内壁2eの上端と同一面とさ
れ、摺動孔4内を案内壁2eと立上り壁2bに沿って飛出す
ことなく、底部2aと平行に摺動するようになっている。
尚、前記L字状断面の係合凸条3bの隔壁5と平行する立
上り部にはこの立上り部を上下に貫通する空間部9がこ
の立上り部の摺動方向の略全幅に亙って設けられて隔壁
5面と摺接する側が弾性片3b′とされている。又、この
弾性片3b′の隔壁5面と摺接する面の中央に上下方向へ
半円形断面の突条3cが設けられ、この突条3cが隔壁5面
に弾発当接しつゝカウル取付駒3が摺動孔4内を摺動し
前記隔壁5の凹溝5aへ係脱自在に係入し、カウル取付駒
3を摺動孔4の中央位置へ位置決めするようになってい
る。尚前記弾性片3b′に代えて弾性変形のない立上りを
有する係合凸条3bとし、摺動孔4の摺接面に弾性片を設
けて該係合凸条3bに弾発係合させてもよい。
上り部にはこの立上り部を上下に貫通する空間部9がこ
の立上り部の摺動方向の略全幅に亙って設けられて隔壁
5面と摺接する側が弾性片3b′とされている。又、この
弾性片3b′の隔壁5面と摺接する面の中央に上下方向へ
半円形断面の突条3cが設けられ、この突条3cが隔壁5面
に弾発当接しつゝカウル取付駒3が摺動孔4内を摺動し
前記隔壁5の凹溝5aへ係脱自在に係入し、カウル取付駒
3を摺動孔4の中央位置へ位置決めするようになってい
る。尚前記弾性片3b′に代えて弾性変形のない立上りを
有する係合凸条3bとし、摺動孔4の摺接面に弾性片を設
けて該係合凸条3bに弾発係合させてもよい。
又、カウル取付駒3の上面には下面に向けてタッピング
ねじ孔10が開設されている。3bはカウル取付駒3の伸縮
歪を防止するための凹部である。
ねじ孔10が開設されている。3bはカウル取付駒3の伸縮
歪を防止するための凹部である。
尚前記の係合溝8、8′とこれに係合する凸条3a、3bは
係合溝8、8′がカウル取付駒3の側面に設けられ、係
合凸条3a、3bがカウル取付駒3の摺接する摺動孔4の側
壁に突設されてもよい。
係合溝8、8′がカウル取付駒3の側面に設けられ、係
合凸条3a、3bがカウル取付駒3の摺接する摺動孔4の側
壁に突設されてもよい。
前記取付部1はボディプレート11の端緑11aに設けられ
る係止緑11bの形状によって適宜に構成されるものであ
り、本実施例の場合、係止緑は第11図に示すように倒L
字形断面の端緑11aを一部切欠いて、この切欠部分にL
字形断面の係止緑11bが設けられており、ボディプレー
ト11の下面がカウル取付用クリップを台座1′の上面に
接するように挿入し、切欠両側の端縁11aを立上り壁2b
の上面と挟持片1c間に挟み込むと同時に係止縁11aの上
縁が係止片1eの係止段部7に係合するように係止片1eの
弾性変形を利用して取付ける。
る係止緑11bの形状によって適宜に構成されるものであ
り、本実施例の場合、係止緑は第11図に示すように倒L
字形断面の端緑11aを一部切欠いて、この切欠部分にL
字形断面の係止緑11bが設けられており、ボディプレー
ト11の下面がカウル取付用クリップを台座1′の上面に
接するように挿入し、切欠両側の端縁11aを立上り壁2b
の上面と挟持片1c間に挟み込むと同時に係止縁11aの上
縁が係止片1eの係止段部7に係合するように係止片1eの
弾性変形を利用して取付ける。
取付けたカウル取付用クリップのカウル取付駒3にカウ
ル12をタッピングねじ13により固定する。14はボディプ
レート11に添装されたガラスである。
ル12をタッピングねじ13により固定する。14はボディプ
レート11に添装されたガラスである。
取付けられたカウル12が熱により伸縮した場合に摺動孔
4内をカウル取付駒3が摺動し、カウル12は摺動孔4内
の係合溝又は係合凸条に係合したカウル取付駒3に固定
されたまゝで伸縮に対応して摺動する。尚本実施例の場
合カウル12のタッピングねじ用孔は凹状の取付部12aに
設けられているので摺動幅は摺動孔4の長さより稍制限
される。
4内をカウル取付駒3が摺動し、カウル12は摺動孔4内
の係合溝又は係合凸条に係合したカウル取付駒3に固定
されたまゝで伸縮に対応して摺動する。尚本実施例の場
合カウル12のタッピングねじ用孔は凹状の取付部12aに
設けられているので摺動幅は摺動孔4の長さより稍制限
される。
又カウル取付時にはカウル取付駒3はこのカウル取付駒
3に設けたL字状断面の係合凸条3bの弾性片3b′におけ
る突条3cが隔壁5面に設けられた凹溝5aに係入した状態
とされるので位置決めが容易であり、且つ突条3cは弾性
片3b′の弾発性により凹溝5aへ係脱自在であるのでカウ
ル12の伸縮時に容易に移動する。
3に設けたL字状断面の係合凸条3bの弾性片3b′におけ
る突条3cが隔壁5面に設けられた凹溝5aに係入した状態
とされるので位置決めが容易であり、且つ突条3cは弾性
片3b′の弾発性により凹溝5aへ係脱自在であるのでカウ
ル12の伸縮時に容易に移動する。
[効果] 本考案にかゝるカウル取付用クリップは上記のように構
成され、カウルはカウル取付部本体の摺動孔に挿入され
たカウル取付駒にタッピングねじにより固定された状態
でボディプレートへ取付けられており、カウル取付駒は
その摺動孔にカウル取付駒の挿入方向に設けた係合溝と
係合凸条とにより係合しており、合成樹脂製等の熱によ
る伸縮性の大きいカウルの伸縮に応じて、カウル取付駒
が摺動孔内をボディプレートの面と平行に摺動するの
で、カウルはカウル取付用クリップにより取付けられた
状態で、波打を起すことなくスムースに伸縮し、取付部
に無理を生ずることがない。
成され、カウルはカウル取付部本体の摺動孔に挿入され
たカウル取付駒にタッピングねじにより固定された状態
でボディプレートへ取付けられており、カウル取付駒は
その摺動孔にカウル取付駒の挿入方向に設けた係合溝と
係合凸条とにより係合しており、合成樹脂製等の熱によ
る伸縮性の大きいカウルの伸縮に応じて、カウル取付駒
が摺動孔内をボディプレートの面と平行に摺動するの
で、カウルはカウル取付用クリップにより取付けられた
状態で、波打を起すことなくスムースに伸縮し、取付部
に無理を生ずることがない。
又、前記摺動孔に挿入されているカウル取付駒は摺動孔
に摺接する側面に摺動孔の側壁に当接する弾性片が設け
られているので、実施例のように弾性片と摺動孔の側壁
とに互いに係脱自在の突条と凹溝を設けることにより、
その位置で仮止めすることができ位置決めが容易であ
る。
に摺接する側面に摺動孔の側壁に当接する弾性片が設け
られているので、実施例のように弾性片と摺動孔の側壁
とに互いに係脱自在の突条と凹溝を設けることにより、
その位置で仮止めすることができ位置決めが容易であ
る。
第1図は本考案にかゝるカウル取付用クリップの実施例
を示す斜視図、第2図は同実施例の取付部とカウル取付
部本体の正面図、第3図は同断面図、第4図は同平面
図、第5図は同底面図、第6図は同実施例のカウル取付
駒の正面図、第7図は同側面図、第8図は同断面図、第
9図は同平面図、第10図は使用状態の断面図、第11図は
取付端縁部の斜視図である。 1……取付部、2……カウル取付部本体、3……カウル
取付駒、3a、3b……係合凸条、3b′……弾性片、4……
摺動孔、5……隔壁、7……係止段部、8、8′……係
合溝、10……タッピングねじ孔。
を示す斜視図、第2図は同実施例の取付部とカウル取付
部本体の正面図、第3図は同断面図、第4図は同平面
図、第5図は同底面図、第6図は同実施例のカウル取付
駒の正面図、第7図は同側面図、第8図は同断面図、第
9図は同平面図、第10図は使用状態の断面図、第11図は
取付端縁部の斜視図である。 1……取付部、2……カウル取付部本体、3……カウル
取付駒、3a、3b……係合凸条、3b′……弾性片、4……
摺動孔、5……隔壁、7……係止段部、8、8′……係
合溝、10……タッピングねじ孔。
Claims (2)
- 【請求項1】自動車のボディプレートの縁部への取付手
段が設けられた取付部と、カウル取付駒の摺動孔を有す
るカウル取付部本体と該カウル取付部本体の前記摺動孔
内に挿入されたカウル取付駒とからなり、前記摺動孔に
は前記カウル取付駒の挿入される方向に沿った窓が設け
られていると共に前記カウル取付駒の挿入方向に向けて
係合溝又は係合凸条が設けられており、前記カウル取付
駒には該係合溝又は係合凸条に係合する係合凸条又は係
合溝が設けられ、且つ窓側の面にはカウル固定用のタッ
ピングねじ孔が設けられていることを特徴とするカウル
取付用クリップ。 - 【請求項2】カウル取付部本体の摺動孔に挿入されるカ
ウル取付駒と該カウル取付部本体の該摺動孔の両方又は
いずれか一方には該摺動孔の側壁又は該カウル取付駒の
側壁に当接する弾性片が設けられていることを特徴とす
る請求項1記載のカウル取付用クリップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10056389U JPH0719958Y2 (ja) | 1989-08-30 | 1989-08-30 | カウル取付用クリップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10056389U JPH0719958Y2 (ja) | 1989-08-30 | 1989-08-30 | カウル取付用クリップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0342786U JPH0342786U (ja) | 1991-04-23 |
JPH0719958Y2 true JPH0719958Y2 (ja) | 1995-05-10 |
Family
ID=31649564
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10056389U Expired - Lifetime JPH0719958Y2 (ja) | 1989-08-30 | 1989-08-30 | カウル取付用クリップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0719958Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-08-30 JP JP10056389U patent/JPH0719958Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0342786U (ja) | 1991-04-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2551386Y2 (ja) | 自動車用モールディングの取付構造 | |
JPH0719958Y2 (ja) | カウル取付用クリップ | |
JP3022813B2 (ja) | スナップ取付構造 | |
US20020138956A1 (en) | Clip for attaching a cover member and a structure for attaching the same | |
JP3365247B2 (ja) | スポイラの取付構造 | |
JPH028008Y2 (ja) | ||
JPS6333724Y2 (ja) | ||
JPH0610167Y2 (ja) | 成形品の固着構造 | |
JP2587516Y2 (ja) | 車両用ウインドガラス取付調整装置 | |
JP2540436Y2 (ja) | モールクリップ | |
JPH0726870Y2 (ja) | 電気機器の固定構造 | |
JPS6332004Y2 (ja) | ||
JPH0134384Y2 (ja) | ||
JPH0646729Y2 (ja) | クリップ | |
JPH053763Y2 (ja) | ||
JPH071327Y2 (ja) | モール固定用クリップ | |
JPS5824580Y2 (ja) | ウインドモ−ル取付け用クリツプ | |
JP2603202Y2 (ja) | 自動車ガラスの位置決め用クリップ | |
JPH0738013Y2 (ja) | 内装トリム部材の取付構造 | |
JPH0230980Y2 (ja) | ||
JPS6225532Y2 (ja) | ||
JP2001267758A (ja) | 電気接続箱へのブラケット取付構造 | |
JP2602768Y2 (ja) | モール用保持具 | |
JPH027713Y2 (ja) | ||
JPS6114723Y2 (ja) |