JPH07228062A - 感熱転写画像形成方法及びそれに用いる感熱転写画像形成材料、中間転写媒体 - Google Patents

感熱転写画像形成方法及びそれに用いる感熱転写画像形成材料、中間転写媒体

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JPH07228062A
JPH07228062A JP6024402A JP2440294A JPH07228062A JP H07228062 A JPH07228062 A JP H07228062A JP 6024402 A JP6024402 A JP 6024402A JP 2440294 A JP2440294 A JP 2440294A JP H07228062 A JPH07228062 A JP H07228062A
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JP6024402A
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Hiroshi Watanabe
洋 渡邉
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 専用の受像層を有していない受像体に、受像
体の表面性や色調にかかわらず高画質で、且つ保存性に
優れた画像が得られる画像形成方法と、そのための画像
形成材料及び中間転写媒体を提供する。 【構成】 染料染着性受像層22及び染料透過性接着層
23を有する転写層を設けた中間転写媒体の転写層2
と、基材1上に熱拡散性色素を含むインク層を設けた画
像形成材料のインク層とを対面させ、画像形成材料裏面
もしくは中間転写媒体裏面から像様に加熱して中間転写
媒体の転写層2に画像を形成した後、該転写層2を受像
体に転写する画像形成方法。基材1上に剥離層21、染
料染着性受像層22、染料透過性接着層23を有する転
写層2と、白色転写層が配置された中間転写媒体、同一
基材1上に熱拡散性色素を含有するインク層と、白色転
写層が配置された感熱転写画像形成材料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は感熱転写による画像形成
方法及びそれに用いる画像形成材料、中間転写媒体に関
し、詳しくは専用の受像層を有していない受像体に熱拡
散転写記録によるフルカラー画像を形成することのでき
る画像形成方法とそれに用いる画像形成材料、中間転写
媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、カラーハードコピーを作成する方
式として、感熱転写、電子写真、インクジェット等の種
々の方式が実用化されている。これらの方式のうち、熱
転写方式は装置がコンパクトであることや、操作や保守
が容易であるなど様々の利点を有している。熱転写記録
としてはいわゆる溶融熱転写方式と熱拡散転写方式(あ
るいは昇華熱転写方式)の2種類があるが、熱拡散転写
方式はサーマルヘッドやレーザー等の熱源の熱的エネル
ギーを変化させることで、熱拡散転写する色素の量を変
化させることができるため、画像の階調を面積変調で再
現できるという特長がある。従って、シアン、マゼン
タ、イエロー、必要に応じてブラックの各色の色素を重
ねて転写することにより銀塩写真に匹敵するフルカラー
画像を作成することができる。しかし、熱拡散転写方式
においては、熱拡散性色素による画像を形成するのには
専用の受像層を設けた専用の受像シ−トが必要であり、
普通紙やプラスチックフィルムなどの受像層のない受像
体には記録できないという欠点を有していた。
【0003】そこで、裏面に接着層を設けた受像シ−ト
を用い、画像形成後に受像シート受像体に貼り合せる方
法(第1の方法、特開昭63-107587号、同63-209892号、
同63-231986号、同63-233888号公報)や受像層転写シ−
トを用いて受像材料に受像層を転写した後に画像記録す
る方法(第2の方法、特開昭64-87390号公報)、転写可
能な受像層を有する中間転写媒体に画像を形成した後受
像層ごと受像体に転写させる方法(第3の方法、特開63
-17091号公報)などが提案されている。しかしながら、
第1の方法では受像シートを基材ごと受像体に貼り付け
るために画像部が受像体から盛り上がってしまうため、
出来上がった画像は不自然なものになってしまってい
た。また第2の方法では普通紙のような表面性の悪い受
像体に画像を形成する場合、転写した受像層の表面性が
受像層表面の凹凸に追随していまうため、白抜け等の画
像欠陥を生じやすかった。第3の方法は受像体の表面性
にかかわらず一定の品質の画像を形成できる利点はある
が、中間転写媒体上の熱拡散転写記録をする面と、画像
形成後受像体に接着する面が同じであるため、熱拡散転
写時のインクシートの融着と、受像体への転写性の両立
が困難であった。さらに第2の方法、第3の方法の共通
の課題として、受像体の色によって画像の色調が変化し
てしまうという欠点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記欠点を改
善するためになされたものであり、更には熱拡散性色素
による画像が露呈しやすい欠陥、即ち定着不良、滲み、
光や熱による変質や退色などを引き起こさない事も保証
するものである。すなわち本発明の目的は、専用の受像
層を有していない受像体に、受像体の表面性や色調にか
かわらず高画質で、且つ保存性に優れた画像が得られる
画像形成方法と、そのための画像形成材料及び中間転写
媒体を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、染
料染着性受像層及び染料透過性接着層を有する転写層を
設けた中間転写媒体の転写層と、基材上に熱拡散性色素
を含むインク層を設けた画像形成材料のインク層とを対
面させ、画像形成材料裏面もしくは中間転写媒体裏面か
ら像様に加熱して中間転写媒体の転写層に画像を形成し
た後、該転写層を受像体に転写する画像形成方法、前記
方法において中間転写媒体の転写層に画像を形成した
後、該転写層に転写性白色層を有する白色層転写材料か
ら白色層を転写し、該転写層を白色層ごと受像体に転写
すること、又は予め受像体の画像形成領域に、転写性白
色層を有する白色層転写材料から白色層を転写し、画像
が形成された中間転写媒体の転写層を転写すること、こ
れらの方法において、更に受像層が金属イオン化合物を
含有すること、基材上に剥離層、染料染着性受像層、熱
可塑性樹脂および熱溶融性物質から選ばれる少なくとも
1種からなる染料透過性の接着層をこの順に有する転写
層を設けた中間転写媒体、前記接着層上に離型層を有す
ること、前記接着層に白色顔料を含有すること、同一基
材上に剥離層、染料染着性受像層、染料透過性接着層を
有する転写層と、白色転写層が配置された中間転写媒
体、同一基材上に熱拡散性色素を含有するインク層と、
白色転写層が配置された感熱転写画像形成材料、によっ
て達成される。
【0006】以下、本発明の構成について具体的に述べ
る。
【0007】《中間転写媒体》本発明の中間転写媒体は
基本的に図1に示すように基材1と転写層2から構成す
ることができる。転写層2は剥離層21、染着性受像層2
2、接着層23、から構成されており、必要に応じて接着
層上に離型層24を設けてもよい(b図)。また、図示は
しないが、基材1の裏面には走行安定性、耐熱性、帯電
防止等の目的でバッキング層を設けることもできる。ま
た、転写層には予め適宜に切り込みもしくは間隙を設け
ることができる。たとえばIDカード等の画像記録体
(画像を受像層に有する被転写体)を得るには、図2に
示すように、受像層2の表面に平面長手方向と直角に切
り込みもしくは間隙Aを設け、受像層2の表面を画像記
録体の表面積と同じ面積の、複数の部分2aに区画する
と便利である。以下に、本発明の材料について更に詳し
く説明する。
【0008】−基材− 基材としては、寸法安定性がよく、受像層の受像体への
転写の際の熱に耐えるものならば特に制限はないが、例
えばコンデンサー紙、グラシン紙、普通紙、コート紙、
あるいは合成紙等の各種紙類、ポリプロピレン、ポリエ
チレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポ
リアミド、ポリカーボネート、ポリサルフォン、ポリビ
ニルアルコール、セロファン、ポリスチレン、フッ素樹
脂等の各種プラスチックフィルムないしシート、各種の
金属で形成されたフィルムないしシート、各種のセラミ
ックス類で形成されたフィルムないしシート等を挙げる
ことができる。基材の厚さは、好ましくは2μm以上
(より好ましくは3μm以上)、30μm以下(より好まし
くは15μm以下)である。
【0009】−剥離層− 剥離層には、ワックス類又はシリコン系化合物を含有す
ることが好ましい。ワックス類としては、パラフィンワ
ックス、マイクロクリスタリンワックス、カルナバワッ
クス、キャンデリラワックス、モンタンワックス及びそ
の誘導体、ラノリンワックス、ポリエチレンワックス、
フィッシャートロプシュワックス、酸化ワックス、アミ
ドワックス、シリコンワックス等が挙げられる。シリコ
ン系化合物としては、シリコン樹脂、変性シリコン樹
脂、シリコンオイル等が用いられる。
【0010】また剥離層にはワックス類やシリコン系化
合物の他に、熱可塑性樹脂やその他の添加材を含有する
ことができる。熱可塑性樹脂としては、ポリメタクリル
酸メチル、ポリメタクリル酸エチル、ポリアクリル酸、
ポリアクリロニトリル等のアクリル系樹脂、エチレン−
酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸エチル共重
合体等のエチレン系共重合体樹脂、ポリエステル樹脂、
ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体等の
塩化ビニル系樹脂、ポリスチレン、スチレン−ブタジエ
ン共重合体、スチレン−イソプレン共重合体、スチレン
−エチレン−ブチレン共重合体等のスチレン系樹脂、ロ
ジン系樹脂、テルペン系樹脂、石油樹脂、等が挙げられ
る。
【0011】剥離層の厚さは、好ましくは0.05μm以上
(より好ましくは0.1μm以上)、5μm以下(より好ま
しくは3μm以下)である。
【0012】−受像層− 受像層は、染料染着性バインダーを主成分として形成さ
れる。この受像層は後述する金属イオン含有化合物、さ
らに必要に応じて各種の添加剤を含んでもよい。受像層
の厚さは、一般に1μm以上(好ましくは2μm以上)、
50μm以下(好ましくは20μm以下)程度である。
【0013】(バインダー)受像層用バインダーとして
公知の樹脂を用いることができる。例えばポリ塩化ビニ
ル樹脂、塩化ビニルと他のモノマー(例えばイソブチル
エーテル、プロピオン酸ビニル等)との共重合体樹脂、
ポリエステル樹脂、ポリ(メタ)アクリル酸エステル、
ポリビニルピロリドン、ポリビニルアセタール系樹脂、
ポリビニルアルコール、ポリカーボネート、三酢酸セル
ロース、ポリスチレン、スチレンと他のモノマー(たと
えばアクリル酸エステル、アクリロニトリル、塩化エチ
レン等)との共重合体、ビニルトルエンアクリレート樹
脂、ポリウレタン樹脂、ポリアミド樹脂、尿素樹脂、エ
ポキシ樹脂、フェノキシ樹脂、ポリカプロラクトン樹
脂、ポリアクリロニトリル樹脂、およびそれらの変性物
などを挙げることができる。
【0014】上述した樹脂の中でも本発明の目的に好ま
しいのは、ポリ塩化ビニル樹脂、塩化ビニルと他のモノ
マーとの共重合体、ポリエステル樹脂、ポリビニルアセ
タール系樹脂、スチレンと他のモノマーとの共重合体、
エポキシ樹脂である。
【0015】これらの樹脂は一種を単独に用いることも
できるし、二種以上を組み合わせて用いることもでき
る。なお、受像層の形成に際しては、上述した各種の樹
脂はその反応活性点を利用して(反応活性点が無い場合
はそれを樹脂に付与する。)、放射線、熱、湿気、触媒
等により架橋もしくは硬化しても良い。その場合には、
エポキシ、アクリルの如き放射線活性モノマーや、イソ
シアナートの如き架橋剤を用いることができる。
【0016】(金属イオン含有化合物)受像層に前記金
属イオン含有化合物を含有させる場合、この金属イオン
含有化合物を構成する金属イオンとしては、周期律表の
第I〜第VIII族に属する2価および多価の金属が挙げら
れるが、中でもAl、Co、Cr、Cu、Fe、Mg、Mn、Mo、Ni、
Sn、TiおよびZnが好ましく、特にNi、Cu、Co、Crおよび
Znが好ましい。これらの金属イオンを含有する化合物と
しては、該金属の無機または有機の塩および該金属の錯
体が好ましい。具体例を挙げると、Ni2+、Cu2+、Co2+
Cr2+およびZn2+を含有した下記一般式で表される錯体が
好ましく用いられる。
【0017】 [M(Q1k(Q2m(Q3nP+・p(L-) ただし、式中Mは金属イオンを表し、Q1、Q2、Q3
各々Mで表される金属イオンと配位結合可能な配位化合
物を表し、これらの配位化合物としては例えば「キレー
ト化学(5)」(南江堂)に記載されている配位化合物
から選択することができる。特に好ましくは、金属と配
位結合する少なくとも一個のアミノ基を有する配位化合
物を挙げることができ、更に具体的には、エチレンジア
ミンおよびその誘導体、グリシンアミドおよびその誘導
体、ピコリンアミドおよびその誘導体が挙げられる。L
は錯体を形成しうる対アニオンであり、Cl、SO4、ClO4
等の無機化合物アニオンやベンゼンスルホン酸誘導体、
アルキルスルホン酸誘導体等の有機化合物アニオンが挙
げられるが、特に好ましくはテトラフェニルホウ素アニ
オンおよびその誘導体、ならびにアルキルベンゼンスル
ホン酸アニオンおよびその誘導体である。kは1、2ま
たは3の整数を表し、mは1、2または0を表し、nは
1または0を表すが、これらは前記一般式で表される錯
体が4座配位か、6座配位かによって決定されるか、あ
るいはQ1、Q2、Q3の配位子の数によって決定され
る。pは1、2または3を表す。
【0018】この種の金属イオン含有化合物としては、
米国特許第4,987,049号明細書に例示されたものを挙げ
ることができる。
【0019】金属イオン含有化合物の添加量は、受像層
に対して、好ましくは0.5g/m2以上(より好ましくは
1g/m2以上)、20g/m2以下(より好ましくは10g/
m2以上)である。
【0020】(添加剤)受像層には、酸化防止剤、UV
吸収剤、光安定剤、フィラー、顔料を添加しても良い。
また増感剤として可塑剤、熱溶融性物質等を添加しても
良い。
【0021】前記酸化防止剤としては、特開昭59-18278
5号、同60-130735号、特開平1-127387号等の公報に記載
の酸化防止剤、および写真その他の画像記録材料におけ
る画像耐久性を改善するものとして公知の化合物を挙げ
ることができる。
【0022】前記UV吸収剤および光安定剤としては、
特開昭59-158287号、同63-74686号、同63-145089号、同
59-19692号、同62-229594号、同63-122596号、同61-283
595号、特開平1-204788号等の公報に記載の化合物、お
よび写真その他の画像記録材料における画像耐久性を改
善するものとして公知の化合物を挙げることができる。
【0023】前記フィラーとしては、無機微粒子や有機
樹脂粒子を挙げることができる。この無機微粒子として
はシリカゲル、炭酸カルシウム、酸化チタン、酸性白
土、活性白土、アルミナ等を挙げることができ、有機微
粒子としてはフッ素樹脂粒子、グアナミン樹脂粒子、ア
クリル樹脂粒子、シリコン樹脂粒子等の樹脂粒子を挙げ
ることができる。これらの無機・有機樹脂粒子は比重に
より異なるが、0.1〜70重量%の添加が好ましい。
【0024】前記顔料としては、代表例としてチタンホ
ワイト、炭酸カルシウム、酸化亜鉛、硫酸バリウム、シ
リカ、タルク、クレー、カオリン、活性白土、酸性白土
などを挙げることができる。
【0025】前記可塑剤としては、フタル酸エステル
類、トリメリット酸エステル類、アジピン酸エステル
類、その他飽和あるいは不飽和カルボン酸エステル類、
クエン酸エステル類、エポキシ化大豆油、エポキシ化ア
マニ油、エポキシステアリン酸エポキシ類、正リン酸エ
ステル類、亜燐酸エステル類、グリコールエステル類な
どが挙げられる。
【0026】前記熱溶融性物質としては、テルピネオー
ル、メントール、1,4-シクロヘキサンジオール、フェノ
ール等のアルコール類、アセトアミド、ベンズアミド等
のアミド類、クマリン、ケイ皮酸ベンジル等のエステル
類、ジフェニルエーテル、クラウンエーテル等のエーテ
ル類、カンファー、p-メチルアセトフェノン等のケトン
類、バニリン、ジメトキシベンズアルデヒド等のアルデ
ヒド類、ノルボルネン、スチルベン等の炭化水素類、マ
ルガリン酸等の高級脂肪酸、エイコサノール等の高級ア
ルコール、パルミチン酸セチル等の高級脂肪酸エステ
ル、ステアリン酸アミド等の高級脂肪酸アミド、ベヘニ
ルアミン等の高級アミンなどに代表される単分子化合
物、カルナバロウ、蜜ロウ、パラフィンワックス、エス
テルワックス、モンタンロウ、アミドワックスなどのワ
ックス類、エステルガム、ロジンマレイン酸樹脂、ロジ
ンフェノール樹脂等のロジン誘導体、フェノール樹脂、
ケトン樹脂、エポキシ樹脂、ジアリルフタレート樹脂、
テルペン樹脂、脂肪族系炭化水素樹脂、シクロペンタジ
エン樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリエチレングリコ
ール、ポリプロピレングリコールなどのポリオレフィン
オキサイドなどに代表される高分子化合物などを挙げる
ことができる。
【0027】本発明においては、上記記載の熱溶融性物
質の融点あるいは軟化点が10〜150℃のものが好まし
い。
【0028】なお、本発明では、添加剤全体の添加量
は、通常、受像層用樹脂に対して0.1〜30重量%の範囲
に選定するのが好ましい。
【0029】−接着層− 本発明では中間転写媒体の接着層は、染料透過性の熱可
塑性樹脂および熱溶融性物質から選ばれる少くとも1種
を主成分として構成される。
【0030】染料透過性の熱可塑性樹脂としては、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重
合体、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−アク
リル酸エチル等のポリエチレン系共重合体類、天然ゴ
ム、イソプレンゴム、ポリブタジエンゴム、スチレン−
ブタジエンゴム、等のゴム類や、ポリスチレン−ポリブ
タジエン−ポリスチレンブロック共重合体(SBS)、前
記SBSのポリブタジエンを水素添加したSEBS、ポリスチ
レン−ポリイソプレン−ポリスチレンブロック共重合体
(SIS)等のスチレン系熱可塑性エラストマー、ポリオ
レフィン系熱可塑性エラストマー、1,2-ポリブタジエン
系熱可塑性エラストマー、等の熱可塑性エラストマー
類、ロジンおよびその誘導体、テルペン系樹脂、石油樹
脂等のいわゆる粘着付与剤類が挙げられる。
【0031】また熱溶融性物質としては、パラフィンワ
ックス、マイクロクリスタリンワックス、ポリエチレン
ワックス、カルナバワックス、キャンデリラワックス、
モンタンワックス及びその誘導体、ラノリンワックス、
フィッシャートロプシュワックス、酸化ワックス、シリ
コンワックス等が挙げられる。
【0032】前記接着層は、たとえば、溶媒を用いた塗
工法、ホットメルト塗工法などを採用して形成すること
ができる。
【0033】このようにして形成される接着層の厚み
は、通常、0.2μm以上(好ましくは0.5μm以上)、20μ
m以下(好ましくは10μm以下)である。
【0034】(離型剤)接着層には、後述する熱拡散転
写後の画像形成材料との剥離を容易ならしめるために、
離型剤を添加することが好ましい。
【0035】この離型剤としては、シリコーンオイル
(シリコーン樹脂と称されるものも含む。);ポリエチ
レンワックス、アミドワックス、テフロンパウダー等の
固型ワックス類;弗素系、燐酸エステル系の界面活性
剤、金属微粉末、シリカゲル、金属酸化物、カーボンブ
ラック、および樹脂微粉末などのフィラー等が挙げられ
る。これらは一種単独でも二種以上を併用することもで
きる。
【0036】上記のシリコーンオイルには、単に添加す
るタイプ(単純添加型)と、硬化もしくは反応させるタ
イプ(硬化反応型)とがある。単純添加型の場合には、
バインダーとの相溶性を向上させるために、変性シリコ
ーンオイル(例えばポリエステル変性シリコン樹脂、ウ
レタン変性シリコン樹脂、アクリル変性シリコン樹脂
等)を使用するのが好ましい。これらの単純添加型のシ
リコーンオイルの添加量は、その種類に応じて様々に変
化することがあるから一律に決定することができない
が、一般的にいうと、通常、受像層用バインダーに対し
て0.1〜30重量%であり、好ましくは0.5〜20重量%であ
る。硬化反応型のシリコーンオイルとしては、反応硬化
型(アミノ変性シリコーンオイルとエポキシ変性シリコ
ーンオイルとを反応硬化させたもの)、光硬化型、触媒
硬化型等が挙げられる。
【0037】上記の離型剤の添加量は、受像層に対し通
常、0.5〜20重量%用いられるが、受像体への転写性を
損なわないためには極力少ないことが好ましい。離型性
と転写性を両立させるためには、離型剤の添加量は、受
像層に対して0.5〜10重量%であることが好ましい。
【0038】−中間転写媒体の製造− 中間転写媒体は、各層を形成する成分を溶媒に分散ある
いは溶解してなる塗工液を調製し、その塗工液を前記基
材の表面に塗布し、乾燥する塗工法によって製造するこ
とができる。塗工法に用いる溶媒としては、水、アルコ
ール、メチルエチルケトン、トルエン、ジオキサン、シ
クロヘキサノンなど、従来から公知の溶媒を挙げること
ができる。
【0039】受像層は、支持体の表面全面に渡って形成
されていても良いし、また支持体の表面の一部に形成さ
れていても良いが、本発明では支持体の一部に形成され
ているものが好ましい。
【0040】−白色転写層− 白色転写層は、染料透過性の熱可塑性樹脂および熱溶融
性物質、白色顔料を主成分として構成される。
【0041】熱可塑性樹脂および熱溶融性物質は前記接
着層の項で例示した化合物を用いることができる。白色
顔料としては、シリカゲル、炭酸カルシウム、酸化チタ
ン、酸化亜鉛、硫酸バリウム、タルク、クレー、カオリ
ン、酸性白土、活性白土、アルミナ等を挙げることがで
き、フッ素樹脂粒子、アクリル樹脂粒子、シリコン樹脂
粒子、等の樹脂粒子、フッ素四ケイ素系の合成雲母、な
どが好適に用いることができる。
【0042】また白色転写層にはいんぺい性をさらに高
めるためにAl等の金属蒸着層を有していても良い。
【0043】《画像形成材料》画像形成材料は、基本的
に支持体とその上に形成されたインク層とで構成するこ
とができる。
【0044】−インク層− インク層は、必須成分として熱拡散性色素とバインダー
とを含有する。
【0045】(熱拡散性色素)本発明に用いる熱拡散性
色素としては、従来から公知の熱拡散性色素を用いるこ
とができる。この熱拡散性色素としては、たとえばシア
ン色素、マゼンタ色素、イエロー色素を挙げることがで
きる。
【0046】シアン色素としては、特開昭59-78896号、
同59-227948号、同60-24966号、同60-53563号、同60-13
0735号、同60-131292号、同60-239289号、同61-19396
号、同61-22993号、同61-31292号、同61-31467号、同61
-35994号、同61-49893号、同61-148269号、同62-191191
号、同63-91288号、同63-91287号、同63-290793号等の
各公報に記載されているナフトキノン系色素、アントラ
キノン系色素、アゾメチン系色素等が挙げられる。
【0047】マゼンタ色素としては、特開昭59-78896
号、特開昭60-30392号、特開昭60-30394号、特開昭60-2
53595号、特開昭61-262190号、特開昭63-5992号、特開
昭63-205288号、特開昭64-159号、特開昭64-63194号等
の各公報に記載されているアントラキノン系色素、アゾ
色素、アゾメチン系色素等が挙げられる。
【0048】イエロー色素としては、特開昭59-78896
号、特開昭60-27594号、特開昭60-31560号、特開昭60-5
3565号、特開昭61-12394号、特開昭63-122594号等の各
公報に記載されているメチン系色素、アゾ系色素、キノ
フタロン系色素、アントライソチアゾール系色素が挙げ
られる。
【0049】また、熱拡散性色素として特に好ましいの
は、開鎖型または閉鎖型の活性メチレン基を有する化合
物をp-フェニレンジアミン誘導体の酸化体またはp-アミ
ノフェノール誘導体の酸化体とのカップリング反応によ
り得られるアゾメチン色素およびフェノールまたはナフ
トール誘導体またはp-フェニレンジアミン誘導体の酸化
体またはp-アミノフェノール誘導体の酸化体のとのカッ
プリング反応により得られるインドアニリン色素であ
る。
【0050】インク層に含有される熱拡散性色素は、形
成しようとする画像が単色であるならば、イエロー色
素、マゼンタ色素、およびシアン色素の何れであっても
良い。また、形成しようとする画像の色調によっては、
前記三種の色素のいずれか二種以上もしくは他の熱拡散
性色素を含んでいても良い。
【0051】本発明において、受像層が金属イオン含有
化合物を含有する場合は、この金属イオン含有化合物と
反応して少なくとも2座のキレ−トを形成することがで
きる熱拡散性色素を用いることが好ましく、特に下記の
式で示される熱拡散性色素を用いることが好ましい。
【0052】X1−N=N−X2−G 式中、X1 は少なくとも一つの環が5〜7個の原子から
構成される芳香族の炭素環または複素環を完成するのに
必要な原子の集まりを表わし、かつアゾ結合に結合する
炭素原子の隣接位の少なくとも一つは窒素原子またはキ
レート化基で置換された炭素原子である。また、X2
少なくとも一つの環が5〜7個の原子から構成される芳
香族複素環または芳香族炭素環を表わし、Gはキレ−ト
化基を表わす。このような色素の具体例としては、例え
ば特開昭59-78893号、同59-109349号等に記載されてい
る。
【0053】前記熱拡散性色素の使用量は、通常、支持
体1m2当たり、0.2g以上(好ましくは0.3g以上)、10
g以下(好ましくは3g以下)である。
【0054】(バインダー)インク層のバインダーとし
てはセルロース付加化合物、セルロースエステル、セル
ロースエーテル等のセルロース系樹脂;ポリビニルアル
コール、ポリビニルホルマール、ポリビニルアセトアセ
タール、ポリビニルブチラール等のポリビニルアセター
ル系樹脂、ポリビニルピロリドン、ポリ酢酸ビニル、ポ
リアクリルアミド、スチレン系樹脂、ポリ(メタ)アクリ
ル酸系エステル、ポリ(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリ
ル酸共重合体などのアクリル系樹脂、ゴム系樹脂、アイ
オノマー樹脂、オレフィン系樹脂、ポリエステル樹脂等
が挙げられる。
【0055】これらの樹脂のうちでも保存性の優れたポ
リビニルアセタール系樹脂あるいはセルロース系樹脂が
好ましい。前記各種のバインダーは、その一種を単独で
使用することもできるし、またその二種以上を併用する
こともできる。
【0056】バインダーと前記熱拡散性色素との重量比
は、1:10〜10:1が好ましく、3:7〜8:2の範囲
が特に好ましい。
【0057】(その他の添加剤)前記インク層には、本
発明の目的を阻害しない範囲で各種の添加剤を添加する
ことができる。添加剤としては、金属微粉末、シリカゲ
ル、金属酸化物、カーボンブラック、および樹脂微粉末
等のフィラー、シリコン樹脂及びフッ素樹脂等の離型
剤、バインダー成分と反応可能な硬化剤(たとえばイソ
シアネート類やアクリル類やエポキシ類等の放射線活性
化合物)などを挙げることができる。
【0058】また、添加剤として転写を促進するための
熱溶融性物質、たとえばワックスや高級脂肪酸エステル
などの、特開昭59-106997号公報に記載の化合物を挙げ
ることができる。
【0059】−支持体− 支持体としては、寸法安定性がよく、熱拡散転写の際の
熱に耐えるものならば特に制限はなく、前述の中間転写
媒体の基材と同様のものを用いることができる。支持体
の厚さは、2〜10μmが好ましく、また支持体にはバイ
ンダーとの接着性の改良や色素の支持体側への転写、染
着を防止する目的で下引層を有していてもよい。さらに
支持体の裏面(インク層と反対側)には、走行安定性、
耐熱性、帯電防止などの目的でバッキング層を設けても
よい。この下引層およびバッキング層の厚みは通常、0.
1〜1μmである。
【0060】−画像形成材料の製造− 画像形成材料は、インク層を形成する前記各種の成分を
溶媒に分散ないし溶解してインク層形成用塗工液を調製
し、これを支持体の表面に塗工し、乾燥することにより
製造することができる。溶媒としては、水、アルコール
類(例えばエタノール、プロパノール)、セロソルブ類
(例えばメチルセロソルブ、エチルセロソルブ)、芳香
族類(例えばトルエン、キシレン、クロルベンゼン)、
ケトン類(例えばアセトン、メチルエチルケトン)、エ
ステル系溶剤(例えば酢酸エチル、酢酸ブチルなど)、
エーテル類(例えばテトラヒドロフラン、ジオキサ
ン)、塩素系溶剤(例えばクロロホルム、トリクロルエ
チレン)等が挙げられる。
【0061】塗工には、従来から公知のグラビアロール
による面順次塗り別け塗布法、押し出し塗布法、ワイヤ
ーバー塗布法、ロール塗布法等を採用することができ
る。
【0062】インク層は、支持体の表面の全面あるいは
一部の表面に、単色の熱拡散性色素を含有する層として
形成されても良いし、また、バインダーとイエロー色素
とを含有するイエローインク層、バインダーとマゼンタ
色素とを含有するマゼンタインク層およびバインダーと
シアン色素とを含有するシアンインク層が、平面方向に
沿って一定の繰り返しで支持体の表面の全面あるいは一
部の表面に形成されていても良い。
【0063】インク層の膜厚は、通常0.2μm以上(好ま
しくは0.3μm以上)、10μm以下、(好ましくは3μm以
下)である。
【0064】本発明では、画像形成材料にパーフォレー
ションを形成したり、あるいは色相の異なる区域の位置
を検出するための検知マークなどを設けることによっ
て、使用時の便を図ることもできる。
【0065】なお、画像形成材料は、支持体とその上に
形成された感熱層とからなる構成に限られず、インク層
の表面にその他の層が形成されていても良い。例えば、
熱拡散性色素の裏移り(ブロッキング)を防止する目的
でオーバーコート層を設けても良い。
【0066】《受像体》本発明の中間転写媒体の転写層
が転写される受像体としては、前記中間転写媒体の支持
体の構成材料と同じものが使用可能であるが、合成紙、
普通紙に代表される紙、カード類、など特に制限はな
い。受像体の厚みは特に制約はないが、通常、10μm〜1
0mmの範囲のものを用いることができる。
【0067】《画像形成方法》本発明の画像形成方法で
は、画像形成材料のインク層と中間転写媒体の前記中間
転写媒体の受像層側の面とを対面させ、インクシート裏
面もしくは中間転写媒体裏面から像様に加熱した後、画
像形成材料と中間転写媒体を引き剥して熱拡散性色素を
中間転写媒体の受像層に転写させる。この工程をイエロ
ー、マゼンタ、シアンおよび必要に応じてブラックの各
色について繰り返してフルカラー画像を中間転写媒体の
受像層に形成する。この際、熱拡散性色素としてキレー
ト化可能な色素を用い受像層に前記金属イオン含有化合
物が含まれている場合、熱拡散性色素と金属イオンとが
反応してキレートを形成し、その結果、受像層における
色素の定着性が向上する。
【0068】このようにして中間転写媒体に色素画像を
形成した後、この画像を形成した受像層を含む転写層を
受像体に転写させる。
【0069】このように、本発明の感熱転写記録方法で
は、画像形成に際しては、専用の感熱転写記録用受像シ
ートを用いず、普通紙などの受像体を用いて任意の位置
に画像を形成することができる。
【0070】また受像層と接着層の間に白色層を設けた
中間転写媒体を用いることで、受像体に転写層を転写し
た後の色素画像は白色層が背景となるため、受像体の色
調にかかわらず、一定の色調の画像を形成することがで
きる。
【0071】色素画像の背景に白色層を形成する方法と
しては上記のほかに、前記白色層転写シートを用い、中
間転写媒体の受像層に色素を転写した後、中間転写媒体
の転写層の画像部に白色層転写シートから白色層を転写
し、更に中間転写媒体の転写層の画像部を白色層ごと受
像体に転写することでも形成できる。さらにまたは中間
転写媒体の受像層に色素を転写した後、受像体の画像形
成領域に白色層転写シートから白色層を転写した後中間
転写媒体の転写層の画像部を受像体の該白色層上に転写
することでも形成できる。
【0072】熱エネルギーを与える熱源としては、サー
マルヘッドが一般的であるが、このほかにレーザー光、
赤外線フラッシュ、熱ペンなどの公知のものを使用する
ことができる。
【0073】熱エネルギーを与える熱源としてサーマル
ヘッドを用いるときは、サーマルヘッドに印加する電圧
あるいはパルス巾を変調することにより、与える熱エネ
ルギーを連続的にあるいは多段階に変化させることがで
きる。
【0074】熱エネルギーを与える熱源としてレーザー
光を用いるときは、レーザー光の光量や照射面積を変化
させることにより与える熱エネルギーを変化させること
ができる。この場合、レーザー光を吸収し易くするた
め、レーザー光吸収材料(例えば、半導体レーザーの場
合、カーボンブラックや赤外線吸収物質など)をインク
層中、もしくはインク層近傍に存在せしめるとよい。な
お、レーザー光を用いるときは画像形成材料と中間転写
媒体とを充分に密着させて行なうとよい。
【0075】熱エネルギーの与え方としては画像形成材
料側から行なっても、中間転写媒体側から行なっても、
或いは両側から行なってもよい。
【0076】その他に、予め各色に塗り分けて形成した
区域を有するインクシートを用いるのも有効である。ま
ずイエローの区域を用いてイエローの分色画像を熱転写
し、次にマゼンタの区域を用いてマゼンタの分色画像を
熱転写し、以下、順次に繰り返すことによりイエロー、
マゼンタ、シアン、及び必要によりブラックの分色画像
と順に熱転写する方法を採る。この方法は前記のような
インクシートの交換が不要になるという利点がある。
【0077】白色層の形成方法として白色層転写シート
を用いる場合には、同一基材上に剥離層、染料染着性受
像層、染料透過性接着層、および必要に応じて離型層を
順次積層した転写層と、白色転写層が予め配置された中
間転写媒体を白色層転写シートして用いても良いし、同
一基材上に少なくとも熱拡散性色素を含有するインク層
と、白色転写層が予め配置された画像形成白色層転写材
料として用いても良い。
【0078】また画像形成後の中間転写媒体からの転写
層の転写は中間転写媒体の受像層側の面と受像体とを対
面させ、いずれかの背面から加熱することによって、転
写層を受像体上に移行させればよい。加熱手段として
は、容易に受像層を軟化もしくは溶融させることができ
る手段であれば特に制限はないが、たとえば前述の画像
形成に使われる感熱ヘッド等に代表される加熱手段や、
熱ローラー等が好適に用いられる。
【0079】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明をさらに具体的に
説明する。なお、以下において「部」は「重量部」を表
わす。
【0080】実施例1 −中間転写媒体の製造− 支持体として厚み6μmのコロナ放電処理されたポリエ
チレンテレフタレートフィルム[東レ(株)製、ルミラ
ー6CF53N]の表面に、下記組成の剥離層組成物、受像層
組成物、接着層組成物をワイヤーバーコーティング法に
より乾燥後の厚みがそれぞれ1μm、5μm、2μmにな
るように順次積層して塗布、乾燥するとともに、コロナ
放電処理されていない裏面にシリコーン樹脂[大日精化
(株)製、SP-2105]を含有するニトロセルロース溶液
をスポイトで1、2滴垂らして全面に広げ、背面処理コ
ートを行なうことによりバッキング層を形成して中間転
写媒体を作成した。
【0081】 剥離層組成物: ポリエチレンワックスのトルエン分散物 固形分として30.0部 エチレン−酢酸ビニル共重合体 4.0部 [三井デュポンポリケミカル(株)製、 エバフレックスEV-210] トルエン 150.0部 受像層組成物: ポリ塩化ビニル樹脂 7.0部 [信越化学(株)製、TK300] 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 1.5部 [ユニオンカーバイド社製、VYHH] フタル酸アルキルエステル 1.0部 [大八化学(株)製、DOP] ポリエステル変性シリコーン樹脂 0.5部 [信越化学工業(株)製、X-24-8300] メチルエチルケトン 80.0部 シクロヘキサノン 10.0部 接着層組成物: ポリエチレンエマルジョン 固形分として30.0部 [東邦化学工業(株)製、HYTEC E-1000] エチレン−アクリル酸共重合体エマルジョン 固形分として 4.0部 [東邦化学工業(株)製、HYTEC S-3125] 酸化チタン分散物 固形分として30.0部 [御国色素(株)製、SAホワイトNF-315] 界面活性剤 1.0部 水 100.0部 −画像形成材料〜インクシートの製造− 下記の原料組成物をそれぞれ混合して熱拡散性色素を含
有する三種のインク層用塗工液を調製した。
【0082】 インク層形成用塗工液(イエロー): 熱拡散性色素 3.0部 [バイエルン社製、マクロレックス イエロー6G] ポリビニルブチラ−ル 5.0部 [積水化学工業(株)製、エスレックBX-1] メチルエチルケトン 82.0部 シクロヘキサノン 10.0部 インク層形成用塗工液(マゼンタ): 熱拡散性色素 2.5部 [三井東圧染料(株)製、MS マゼンタVP] 熱拡散性色素 1.5部 [バイエルン社製、マクロレックス レッドバイオレットR] ポリビニルブチラール 4.0部 [積水化学工業(株)製、エスレックBX-1] メチルエチルケトン 82.0部 シクロヘキサノン 10.0部 インク層形成用塗工液(シアン): 熱拡散性色素 4.0部 [日本化薬(株)製、カヤセットビル−714] ポリビニルブチラール 4.0部 [積水化学工業(株)製、エスレックBX-1] メチルエチルケトン 82.0部 シクロヘキサノン 10.0部 次に、前記三種のインク層形成用塗工液を厚み6μmの
コロナ放電処理されたポリエチレンテレフタレートフィ
ルム[東レ(株)製、ルミラーF53N]の表面に、ワイヤ
ーバーを用いて乾燥後の厚みがそれぞれ1μmになるよ
うに平面方向に間隔を置いて塗布、乾燥し、フィルム上
にイエローインク層、マゼンタインク層、シアンインク
層を形成するとともに、コロナ放電処理されていないポ
リエチレンテレフタレートフィルムの裏面にシリコーン
樹脂[大日精化(株)製、ダイアロマーSP-712]を50重
量%含有するニトロセルロース溶液をスポイトで1、2
滴垂らしてワイヤーバーを用いて乾燥後の厚みが0.5μm
になるように全面に広げ、背面処理コートを行なうこと
によりバッキング層を形成して、感熱転写記録用インク
シートを得た。
【0083】−受像体− コピー用紙、はがき、ポリエチレンテレフタレートシー
ト(厚さ100μm)3種類を受像体として使用した。
【0084】−画像形成− 中間転写媒体の転写層側の面と、インクシートのイエロ
ーインク層とを対面して重ね合わせ、インクシートのバ
ッキング層側から下記の条件でサーマルヘッドを当てて
像様に加熱した後、インクシートを中間転写媒体から剥
離して中間転写媒体上にイエロー画像を形成した。
【0085】 主走査、副走査の線密度:8ドット/mm 記録電力 :0.6W/ドット ヘッドの加熱時間 :20msec(印加エネルギ−約1
1.2×103J) 〜2msec(印加エネルギ−約1.12×103J) の間で段階的に加熱時間を調整した。同様の操作をマゼ
ンタ、シアンについても繰り返し、中間転写媒体上にフ
ルカラー画像を形成した。
【0086】次に、中間転写媒体の画像面と受像体とを
重ね合わせ、中間転写媒体裏面からサーマルヘッドで加
熱して転写層を受像体上に転写させた。得られた画像は
受像体の種類によらず色調の類似した良好な画質であっ
た。
【0087】実施例2 厚さ6μmのポリエチレンテレフタレートフィルム[東
レ(株)製、ルミラー6CF53N]のコロナ放電処理された
表面に、実施例1と同じ組成の剥離層組成物と、下記組
性の受像層組成物をワイヤーバーコーティング法により
乾燥後の厚さがそれぞれ1μm、5μmになるように順次
積層して塗布、乾燥するとともに、実施例1と同様にし
てバッキング層を形成して中間転写媒体2を作成した。
【0088】 受像層組成物: 塩化ビニル−イソブチルビニルエーテル共重合体 8.0部 [BASF社製、ラロフレックスMP25] 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 1.5部 [ユニオンカーバイド社製、VYHH] ポリエステル変性シリコーン樹脂 0.5部 [信越化学工業(株)製、X-24-8300] メチルエチルケトン 80.0部 シクロヘキサノン 10.0部 次に、実施例1と同じイエロー、マゼンタ、シアンの三
種のインク層と下記組成の白色転写層を厚み6μmのコ
ロナ放電処理されたポリエチレンテレフタレートフィル
ム[東レ(株)製、ルミラー6CF53N]の表面に、実施例
1と同様にして平面方向に間隔を面順次に配置して形成
し、また実施例1と同様にしてバッキング層を形成し
て、インクシート兼白色層転写シートを作成した。
【0089】尚、白色転写層部は中間転写媒体と同じ組
成の剥離層0.5μm上に下記組成の白色層組成物を積層塗
布、乾燥して乾燥後の膜厚が5μmになるように形成し
た。またインク層の膜厚はそれぞれ1μmとした。
【0090】 白色層組成物: エチレン−酢酸ビニル共重合体 4.0部 [三井デュポンポリケミカル(株)製、 エバフレックスEV-40Y] 酸化チタン分散物 固形分として30.0部 [御国色素(株)製、MHI-148] パラフィンワックス分散物 固形分として30.0部 メチルエチルケトン 200.0部 インクシート兼白色層転写シートのインクシート部から
中間転写媒体2の受像層に実施例1と同様にしてフルカ
ラー画像を形成した後、受像層の画像部上にインクシー
ト兼白色層転写シートの白色層転写シート部から白色層
をサーマルヘッドで加熱して転写させた。次に、中間転
写媒体の画像面と受像体とを重ね合わせ、中間転写媒体
裏面からサーマルヘッドで加熱して転写層を受像体上に
転写させた。得られた画像は受像体の種類によらず色調
の類似した良好な画質であった。
【0091】実施例3 厚さ6μmのポリエチレンテレフタレートフィルム[東
レ(株)製、ルミラー6CF53N]のコロナ放電処理された
表面に、実施例2と同じ剥離層、受像層を積層した転写
層と、同じく実施例2と同じ剥離層、白色層を積層した
白色層転写層を平面方向に間隔を面順次に配置して形成
し、また実施例1と同様にしてバッキング層を形成し
て、中間転写媒体兼白色層転写シートを作成した。実施
例1と同じインクシートを用い、中間転写媒体兼白色層
転写シートの受像層に実施例1と同様にしてフルカラー
画像を形成した後、受像体の画像形成領域に中間転写媒
体兼白色層転写シートの白色層をサーマルヘッドで加熱
して転写した。次に、中間転写媒体の画像面と受像体と
を重ね合わせ、中間転写媒体裏面からサーマルヘッドで
加熱して転写層を受像体上の前記白色層転写部に転写さ
せた。得られた画像は受像体の種類によらず色調の類似
した良好な画質であった。
【0092】実施例4 受像層を下記組成の第1受像層と第2受像層の積層構造
にして、インク層を下記組成のインク層とした他は実施
例1と同様にして、中間転写媒体とインクシートを作成
し、実施例1と同じ受像体上に実施例1と同様にして画
像を形成した。 受像層組成物: 〈第1受像層組成物〉 ポリビニルブチラール樹脂 5部 [エスレックBX-1:積水化学工業(株)製] 金属イオン含有化合物 5部 [[Ni(C2H5NHCH2CH2NH2)]2+[(C6H5)4B]2-] メチルエチルケトン 80部 シクロヘキサノン 10部 〈第2受像層組成物〉 ポリエチレンワックスエマルジョン 14部 [東邦化学(株)製:ハイテックE-1000] ウレタン変性エチレンアクリル酸ポリマーエマルジョン 20部 [東邦化学(株)製:ハイテックS-6254] 水 66部 インク層組成物: 染料 3.5部
【0093】
【化1】
【0094】 ポリビニルアセトアセタール 4.95部 [電気化学工業(株)、KY-24] スチレン−アクリル樹脂 1.5部 [東亜合成(株)、レゼダGP-200] シリコン樹脂 固形分として 0.05部 [大日精化(株)、SP-2105] メチルエチルケトン 60部 トルエン 30部 実施例5 受像層とインク層を実施例4と同じにした他は実施例1
と同様にして、中間転写媒体とインクシートを作成し、
実施例2と同様にして画像を形成した。
【0095】実施例6 受像層とインク層を実施例4と同じにして他は実施例1
と同様にして、中間転写媒体とインクシートを作成し、
実施例3と同様にして画像を形成した。
【0096】実施例1〜6で得られた画像の転写濃度、
画質(白抜け、色調)、画像の耐熱性、耐光性、定着性
および滲み性について評価した。
【0097】尚、受像体として用いたのはイ)コピー用
紙、ロ)はがき、ハ)ポリエチレンテレフタレートシー
トであり、評価基準は下記である。
【0098】転写濃度: 光学濃度計で反射濃度を測定
した。
【0099】◎・・・・・・OD値が2.5以上 ○・・・・・・OD値が2.0〜2.5 △・・・・・・OD値が1.5〜2.0 ×・・・・・・OD値が1.5以下 画質:画像を目視で評価した。
【0100】 (白抜け) ○・・・・・・白抜けが認められない △・・・・・・白抜けがわずかに認められる ×・・・・・・白抜けが著しく認められる (色調) ○・・・・・・色の濁りが認められな
い △・・・・・・色の濁りがわずかに認められる ×・・・・・・色の濁りが著しく認められる 耐熱性(耐熱画像安定性):画像を記録した感熱転写記
録用受像シートを77℃、相対湿度80%の環境下に72時間
保持して、色素の析出および色素の変色や褪色の有無を
目視で判断するとともに、分光光度計および光学濃度計
で測定し評価した。
【0101】◎・・・・・・色素の析出や変色、褪色が
全く認められない ○・・・・・・色素の析出や変色、褪色が僅かに認めら
れる △・・・・・・色素の析出や変色、褪色が認められる ×・・・・・・色素の析出や変色、褪色が著しい 耐光性(耐光画像保存性):画像を記録した感熱転写記
録用受像シートをキセノンウエザーメーターで72時間露
光した後、画像を目視で観察するとともに、分光光度計
および光学濃度計で測定し判断した。
【0102】 ◎・・・・・・色素の変色や褪色が全く認められない ○・・・・・・色素の変色や褪色が僅かに認められる △・・・・・・色素の変色や褪色が認められる ×・・・・・・色素の変色や褪色が著しい 色素の定着性:画像を記録した被転写紙を画像を記録し
ていない被転写紙とを対面させ、40g/cm2 の荷重を掛
け、60℃、48時間放置後、画像を記録していない被転写
紙に転写した色素の転写濃度で判断した。
【0103】 ◎・・・・・・転写した色素が全く認められない ○・・・・・・転写した色素濃度が0.10未満である △・・・・・・転写した色素濃度が0.10以上、0.15以下
である ×・・・・・・転写した色素濃度が0.15以上である 7)色素の滲み防止性:画像を記録した被転写紙を60
℃、1週間放置後、色素の滲み具合を目視で判断した。
【0104】○・・・・・・滲みが認められない △・・・・・・滲みがわずかに認められる ×・・・・・・滲みが著しく認められる 結果を以下に示す。
【0105】 受像体 転写濃度 画質 画像の 画像の 定着性 滲み性 白抜け 色調 耐熱性 耐光性 実施例1 イ) ○ ○ ○ ○ ○ ○ △ ロ) ○ ○ ○ ○ ○ ○ △ ハ) ○ ○ ○ ○ ○ ○ △ 実施例2 イ) ○ ○ ○ ○ ○ ○ △ ロ) ○ ○ ○ ○ ○ ○ △ ハ) ○ ○ ○ ○ ○ ○ △ 実施例3 イ) ○ ○ ○ ○ ○ ○ △ ロ) ○ ○ ○ ○ ○ ○ △ ハ) ○ ○ ○ ○ ○ ○ △ 実施例4 イ) ◎ ○ ○ ◎ ◎ ◎ ○ ロ) ◎ ○ ○ ◎ ◎ ◎ ○ ハ) ◎ ○ ○ ◎ ◎ ◎ ○ 実施例5 イ) ◎ ○ ○ ◎ ◎ ◎ ○ ロ) ◎ ○ ○ ◎ ◎ ◎ ○ ハ) ◎ ○ ○ ◎ ◎ ◎ ○ 実施例6 イ) ◎ ○ ○ ◎ ◎ ◎ ○ ロ) ◎ ○ ○ ◎ ◎ ◎ ○ ハ) ◎ ○ ○ ◎ ◎ ◎ ○
【0106】
【発明の効果】実施例にて実証したごとく、本発明によ
れば、専用の受像層を有さない受像体に熱拡散性色素に
よる転写画像を形成しても、高画質で定着不良、滲み、
光や熱による変質や退色などを引き起こさないことが解
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の中間転写媒体の1実施態様。
【図2】本発明の中間転写媒体のその他の実施態様。
【符号の説明】
1 基材 2 転写層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 9121−2H 101 J

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 染料染着性受像層及び染料透過性接着層
    を有する転写層を設けた中間転写媒体の転写層と、基材
    上に熱拡散性色素を含むインク層を設けた画像形成材料
    のインク層とを対面させ、画像形成材料裏面もしくは中
    間転写媒体裏面から像様に加熱して中間転写媒体の転写
    層に画像を形成した後、該転写層を受像体に転写するこ
    とを特徴とする画像形成方法。
  2. 【請求項2】 中間転写媒体の転写層に画像を形成した
    後、該転写層に転写性白色層を有する白色層転写材料か
    ら白色層を転写し、該転写層を白色層ごと受像体に転写
    することを特徴とする請求項1の画像形成方法。
  3. 【請求項3】 予め受像体の画像形成領域に、転写性白
    色層を有する白色層転写材料から白色層を転写し、画像
    が形成された中間転写媒体の転写層を転写することを特
    徴とする請求項1の画像形成方法。
  4. 【請求項4】 基材上に剥離層、染料染着性受像層、熱
    可塑性樹脂および熱溶融性物質から選ばれる少なくとも
    1種からなる染料透過性の接着層をこの順に有する転写
    層を設けたことを特徴とする中間転写媒体。
  5. 【請求項5】 前記接着層上に離型層を有することを特
    徴とする請求項4の中間転写媒体。
  6. 【請求項6】 前記接着層に白色顔料を含有することを
    特徴とする請求項4又は5の中間転写媒体。
  7. 【請求項7】 同一基材上に剥離層、染料染着性受像
    層、染料透過性接着層を有する転写層と、白色転写層が
    配置されたことを特徴とする中間転写媒体。
  8. 【請求項8】 同一基材上に熱拡散性色素を含有するイ
    ンク層と、白色転写層が配置されたことを特徴とする感
    熱転写画像形成材料。
  9. 【請求項9】 受像層が金属イオン化合物を含有するこ
    とを特徴とする請求項4乃至7記載の中間転写媒体。
  10. 【請求項10】 受像層に金属イオン化合物を含有する
    中間転写媒体を用いることを特徴とする請求項1乃至3
    記載の画像形成方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018089874A (ja) * 2016-12-05 2018-06-14 大日本印刷株式会社 熱転写シートと被転写体の組合せ

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