JPH07227983A - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JPH07227983A
JPH07227983A JP6023939A JP2393994A JPH07227983A JP H07227983 A JPH07227983 A JP H07227983A JP 6023939 A JP6023939 A JP 6023939A JP 2393994 A JP2393994 A JP 2393994A JP H07227983 A JPH07227983 A JP H07227983A
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JP
Japan
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image
intermediate sheet
sheet
dyeing layer
image receiving
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Application number
JP6023939A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Nakada
俊明 中田
Yoichi Sekine
陽一 関根
Noboru Miyaji
昇 宮地
Yasutaka Tamai
靖高 玉井
Yoshinari Isojima
善也 五十島
Koji Oi
光司 大井
Yoshitaka Kitaoka
義隆 北岡
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 中間シートを用いた熱転写記録において、染
着層を受像体10の後端に沿って切断し良好な画像品質
を得ること、及び良好な画像品質を維持したままで中間
シート3を節約できる画像記録装置を提供することであ
る。 【構成】 中間シート3の走行速度より分離後の受像体
10の搬送速度を速くすること等により、染着層を受像
体10の後端に沿って奇麗に切断できる。また、受像体
10が転写手段(ヒートローラー23等)を通過後に転
写手段での押圧もしくは加熱を解除し、かつ分離工程が
終了後に中間シート3の転写手段により加熱及び加圧さ
れた範囲の後端を記録手段の下流側まで中間シート3を
巻き戻して、次の画像を形成すること等により、良好な
画像を維持したままで中間シート3を節約できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は少なくとも色材を含むイ
ンク材料を用いて記録紙等の受像体に画像を記録する画
像記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、色材として顔料を用いた熱溶融転
写インクシートや色材として熱拡散性の染料を用いた昇
華型熱転写インクシートを使う熱転写記録は、通常、転
写インクシートと受像体とを重ね合わせて直接記録ヘッ
ドで受像体上に画像が形成される。熱転写記録を含め、
任意の方法で一旦、別の中間シート上に画像を形成した
後、最終の受像体上に中間シート上の画像を転写して受
像体上に画像を形成する画像記録装置が知られている
(例えば、特開平4−327981号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】中間シートを用いた熱
転写記録方法において、熱溶融型転写記録では色材が融
着する染着層を有する中間シートが必要になり、又熱昇
華型転写記録では染料が染着する染着層を有する中間シ
ートが必要になる。受像体上への画像形成は、この中間
シート上の染着層に画像を形成した後、画像を形成され
た染着層を受像体上に転写し、染着層を転写された受像
体と中間シートのシート基材とに分離し、その後必要で
有れば定着することにより形成される。複数色からなる
カラー画像を形成するには中間シート上の染着層に1色
毎に記録し、その一色目の画像上に2,3色目を順次重
ねて記録する。
【0004】受像体上に転写された染着層を中間シート
から分離する為に、受像体と中間シートを一定速度で走
行させ、分離手段で受像体と中間シートの走行方向を変
える方法を従来用いている。この様な方法では、受像体
の後端で染着層が受像体に沿って切断されず、受像体上
に転写及び分離された染着層の後端がギザギザになり画
像品質を低下させる欠点があり、その改善が求められて
いる。また、受像体と中間シートのシート基材との分離
が終了すると中間シートはその場で停止し、次の画像が
形成するときにその位置から記録を開始していた。この
為に、記録手段と分離手段間距離の長さの中間シートが
無駄になる欠点があり、画像品質を低下させずに中間シ
ートの無駄を減少させることが求められている。
【0005】本発明はかかる点に鑑み、中間シートを用
いた熱転写記録の分離工程において、染着層を受像体の
後端に沿って奇麗に切断し、良好な画像を得ること、及
び良好な画像品質を維持したままで中間シートの無駄を
減少させることができる画像記録装置を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の画像記録装置は、受像体の後端が分離手段を
通過する直前から直後の間に、受像体の搬送速度に対し
て中間シートの相対走行速度を遅くすること、あるいは
中間シートの走行速度より分離後の受像体を搬送する受
像体搬送手段の搬送速度を速くすることにより、染着層
を受像体の後端に沿って奇麗に切断し、良好な画像を得
ている。
【0007】また本発明では、分離工程が終了後に中間
シートを巻き戻し、転写手段により加熱及び加圧された
範囲の後端より下流側の中間シートに次の画像を形成し
ている、または受像体が転写手段を通過後に転写手段で
の加熱または加圧または加熱と加圧の両方を解除し、分
離工程が終了後に中間シートを巻き戻し、転写手段によ
り加熱及び加圧された範囲の後端より下流側の中間シー
トに次の画像を形成することにより、良好な画像品質を
維持したままで中間シートの無駄を減少させている。
【0008】
【作用】本発明は前記した方法と構成により、下記の通
り、受像体の後端が分離手段を通過する直前に、受像体
の搬送速度に対して中間シートの相対走行速度を遅くす
ることにより、受像体に転写された染着層の後端と中間
シート上に残る染着層間に引張力がかかり、受像体に転
写された染着層の後端を受像体に沿って奇麗に切断する
効果がある。また、中間シートの走行速度より分離後の
受像体を搬送する受像体搬送手段の搬送速度を速くする
ことにより、受像体が中間シートを引張りながら移動す
る。この為に、受像体に転写された染着層と中間シート
上に残る染着層間に引張力がかかり、受像体に転写され
た染着層の後端を受像体に沿って奇麗に切断する効果が
あり、良好な画像を得ることができる。
【0009】中間シートの転写手段により加熱及び加圧
された範囲に画像を記録すると画質が悪化する。良好な
画像を得るためには転写工程での加熱及び加圧されてい
ない範囲の中間シートに新たな画像を形成する必要があ
る。
【0010】分離工程が終了後に中間シートを巻き戻
し、転写手段により加熱及び加圧された範囲の後端より
下流側の中間シートに次の画像を形成している。この結
果、転写工程で加熱及び加圧されていない中間シートに
新たな画像が形成され、良好な画像を維持したままで、
中間シートを節約できる。
【0011】また、受像体が転写手段を通過後に転写手
段の加熱もしくは加圧もしくは加熱及び加圧を解除し、
分離工程が終了後に中間シートを巻き戻し、転写手段に
より加熱及び加圧された範囲の後端より下流側の中間シ
ート上に次の画像を形成している。この結果、転写工程
で加熱及び加圧されていない中間シート上に新たな画像
が形成され、良好な画像を維持したままで、中間シート
をさらに効率的に節約できる。
【0012】
【実施例】
(実施例1)図1に本発明の一実施例としてカラー画像
記録装置を原理的に示した模式図を示す。図1は、記録
原理の模式図を示したものであり、当然ながら各転写
体、受像体の構成、配置及び走行系及び記録ヘッド、各
発熱体、各ローラーなどの構成、配置及び数量などが図
1により本発明が限定されるものではない。又カラー画
像記録装置に限定されるものでもない。
【0013】図1について説明する。1は中間シート保
持体でアルミニュームの円筒形ドラムを芯に持ちその上
には弾性を有するゴム層2がある。3は中間シートであ
り、具体的な構成は図3に示す通りシート状基体26の
一方の面に光透過性の染着層27が塗布されている。
尚、本実施例ではシート状基体として厚み12μmのポ
リエチレンテレフタレートを、また染着層としてはポリ
ビニールブチラール樹脂(ガラス転移温度54℃,軟化
点110℃)を主体とする材料を使用した。中間シート
3は染着層の塗布されていない面が中間シート保持体1
の表面とシート挟持体4,5で押圧されて密着状態に保
たれる。8は熱転写記録のインクシートであり、中間シ
ート保持体の側が色材層の塗布面となっている。カラー
画像作成用インクシートは基本的に図4のような構成を
取っており、図4中の29はイエローの色材層、30は
マゼンタの色材層、31はシアンの色材層をインクシー
ト基材28の表面に塗布したものを用いている。9は記
録ヘッドであり、12ドット/mmの記録密度を持つサ
ーマルヘッドを用いた。
【0014】転写手段はセラミック基板上に抵抗体を直
線状に設けさらに保護層で覆った平面発熱体12とアル
ミニュームの円筒形ドラムを芯に持ちその上をシリコン
ゴムで被覆した(外径30mm,ゴム厚5mm,ゴム硬
度70度)加圧ローラー13とからなり、平面発熱体1
2には温度検出センサー(サーミスター)が内蔵されて
おり、165℃になる様に温度制御されている。また平
面発熱体12は加圧体の機能も兼ねており、平面発熱体
12と加圧ローラー13間には7kg/250mmの押
圧力で加圧されている。
【0015】22は受像体の後端が分離手段を通過する
タイミングを予測する為に設けられた受像体検出センサ
ーであり、反射型ホトセンサーを使用した。
【0016】分離手段は材質がステンレスで外径5mm
の円柱形の分離ローラー14と分離爪15で構成されて
いる。定着手段はアルミニュームの円筒形ドラムを芯に
持ちその上をシリコンゴムで被覆した(外径25mm,
ゴム厚3mm,ゴム硬度40度)ヒートローラー16と
アルミニュームの円筒形ドラムを芯に持ちその上をシリ
コンゴムで被覆した(外径30mm,ゴム厚5mm,ゴ
ム硬度50度)加圧ローラー17とで構成されており、
ヒートローラー16は温度センサー20(サーミスタ
ー)で温度を検出され、検出温度等に基づいて制御され
た発熱体19(ハロゲンランプ)により、表面温度18
0℃に加熱されている。
【0017】6、7はシート巻取り軸で動作中は常に中
間シート3を巻き取る方向に回転しており、トルクリミ
ッタで調整された張力で中間シート3を張架されてい
る。
【0018】中間シート保持体は中間シートを密着保持
したまま記録開始位置まで反時計方向に回転し、記録が
完了するまでシート挟持体は中間シートを挟持した状態
で中間シート保持体と一体で動く動作をする。中間シー
ト保持体は第1色目の記録の為に時計方向に回転し始め
る。このときインクシートは記録ヘッドで押圧され、中
間シート上の染着層とインクシートの色材層が接触す
る。記録信号に応じて駆動された記録ヘッドの熱パルス
を受けながら、中間シート保持体の回転と共にインクシ
ートが送り出されることにより中間シート上の染着層に
第1色目が記録される。次に中間シート保持体は中間シ
ートを密着保持したまま反時計方向に回転し、記録開始
位置まで戻る。反転時インクシートと記録ヘッドは中間
シートから離れた状態で待機しており、第2色目の記録
に合わせて押圧接触し、第1色目と同様に第2色目の記
録を行う。同様にして第3色目の記録が完了すると、中
間シート保持体はある特定の中間シート送り出し位置ま
で回転し、その位置でシート挟持体4、5は固定され、
中間シート保持体は別個に回転する。すなわち、シート
挟持体5が固定位置のままで中間シート保持体が時計方
向に回転し、染着層に画像が記録された中間シートを転
写手段に送り出す。この時シート巻き取り軸6から引き
出された中間シートはシート挟持体4で中間シート保持
体に押圧され、中間シート保持体に密着状態が形成さ
れ、次の記録の準備も同時になされる。
【0019】受像体10は給紙ローラー21とタイミン
グローラー11により、中間シート上の画像作成範囲と
受像体が転写手段で重なるようにタイミングを取って転
写手段に送り出される。中間シート上の画像作成範囲と
受像体の先端が転写手段に到達する前に平面発熱体12
に通電され、規定温度に加熱され、この間を中間シート
の染着層と受像体が接触した状態で通過する。この間に
中間シートの裏面から平面発熱体12により染着層が加
熱溶融されて受像体上に接着する。尚、受像体として普
通紙複写機用コピー用紙やOHPフィルムやコート紙を
使用した。
【0020】次の分離工程において染着層の凝集破壊を
防止する為に、中間シートと受像体は分離ローラー14
まで移動する間に冷却される。染着層で互いに接着して
いる中間シートと受像体は分離ローラー14で染着層及
び受像体とシート基材に分離される。すなわち、染着層
に記録された色材と染着層は接着力の強い受像体上に接
着された状態で転写されている。
【0021】中間シートから分離された受像体の表面は
染着層が転写されその光沢を残したままである。受像体
が普通紙の場合、定着手段のヒートローラー16と加圧
ローラー17の間を通過させることにより染着層の存在
が感じられない程度にまで光沢度を下げることができ
る。また逆に光沢のある画像を望む場合、加熱せずに定
着手段を通過させることで得られる。尚、光沢度を下げ
る必要がない場合は図2の実施例の様に定着手段を無く
すこともできる。以上のようにして、受像体上に画像が
形成される。
【0022】中間シート3の走行速度は中間シート保持
体1の周速度で決まり、分離工程で分離された受像体1
0の搬送速度はヒートローラー16及び加圧ローラー1
7の周速度で決まっている。分離工程で、受像体10の
後端が分離手段(分離ローラー14)を通過する直前か
ら直後の間に、中間シート保持体1の走行を停止するこ
とにより受像体10の搬送速度に対して中間シート3の
相対走行速度を遅くしている。尚、受像体の後端が受像
体検出センサー22を通過後から規定時間経過後に中間
シート3の走行速度を変えることにより、正確なタイミ
ングで中間シート3の走行速度をかえることができた。
また、本実施例では中間シート3の走行を停止したが、
受像体10の後端が分離手段(分離ローラー14)を通
過する直前から直後の間に、中間シート3の走行方向を
減速または逆転、もしくは受像体10の搬送速度を加速
することにより、受像体10の搬送速度に対して中間シ
ート3の相対走行速度を遅くしても良い。この結果、受
像体10に転写された染着層と中間シート上に残る染着
層間に引張力がかかり、受像体に転写された染着層の後
端を受像体に沿って奇麗に切断でき、良好な画像を得る
ことができる。尚、本実施例は、分離工程で分離された
受像体10の受像体搬送手段が熱及び圧力の媒体により
受像体に転写された染着層を定着する定着手段(ヒート
ローラー16,加圧ローラー17)であったが、第2の
実施例の様に定着手段を有しない場合は受像体を画像記
録装置の外に排出する受像体排出手段(排紙ローラー1
8)であっても良く、また受像体搬送手段を別に設けて
も良い。定着手段もしくは受像体排出手段が分離工程で
分離された受像体10を搬送する機能を兼ねた方が経済
的である。
【0023】転写手段により加熱及び加圧されると、中
間シート上の染着層が変質する。変質した中間シートに
画像を記録すると、画像濃度が変化して画質が悪化す
る。良好な画像を得るためには、転写工程での加熱及び
加圧されていない範囲の中間シートに新たな画像を形成
する必要がある。
【0024】第1の実施例では、分離工程が終了後に中
間シートを巻き戻し、転写手段により加熱及び加圧され
た範囲の後端より下流側の中間シート上に次の画像を形
成している。中間シート3の平面発熱体12と加圧ロー
ラー13とで加熱及び加圧されていない中間シート上に
新たな画像を形成される為に、良好な画像を維持したま
まで、ほぼ記録手段と転写手段間距離に相当する長さの
中間シートを節約することができた。
【0025】(実施例2)次に本発明の第2の実施例で
ある図2を説明する。図2は第1の実施例と比べて、材
質がアルミニュームで円筒形状(外形25mm)のヒー
トローラー23とアルミニュームの円筒形ドラムを芯に
持ちその上をシリコンゴムで被覆した(外形30mm,
ゴム厚5mm,ゴム硬度70度)加圧ローラー13とで
転写手段が構成されていること、及び定着工程をなくし
ていることが大きく違っている。尚、画像作成方法は定
着を除いて、第1の実施例と基本的に同じであり、異な
る部分を下記に説明する。
【0026】中間シート3上の染着層への記録及び転写
工程への受像体の供給は第1の実施例と同じである。中
間シート上の画像作成範囲と受像体の先端が転写手段に
到達する直前にヒートローラー23が加圧ローラー13
に押圧され、この間を中間シートの染着層と受像体が接
触した状態で通過する。この間に中間シートの裏面から
ヒートローラー23により染着層が加熱溶融されて受像
体上に接着する。尚、ヒートローラー23は温度センサ
ー25(サーミスター)で温度を検出され、検出温度等
に基づいて制御された発熱体24(ハロゲンランプ)に
より、表面温度170℃に加熱されており、また受像体
が転写手段を通過直後に、ヒートローラー23と加圧ロ
ーラー13の押圧は解除される。この後、染着層で互い
に接着している中間シートと受像体は分離ローラー14
で染着層及び受像体とシート状基材に分離され、分離さ
れた受像体10を排紙ローラー18で機外へ搬送して、
画像形成が完了する。
【0027】中間シート3の走行速度は中間シート保持
体1の周速度で決まり、分離工程で分離された受像体1
0の搬送速度は排紙ローラー18の周速度で決まってい
る。中間シート3の走行速度より、排紙ローラー18の
周速度を速くすることにより、受像体10に転写された
染着層と中間シート上に残る染着層間に引張力がかか
り、受像体に転写された染着層の後端を受像体に沿って
奇麗に切断でき、良好な画像を得ることができる。尚、
分離工程中の受像体10の走行速度は中間シートに引っ
張られ、中間シート3の走行速度と同じになり、受像体
10と排紙ローラー18はスリップしている。第2の実
施例は中間シート3の走行速度より、排紙ローラー18
の周速度を2%速くした。表1は受像体搬送手段と中間
シートの走行速度比と画質との関係を確認した実験結果
であり、中間シート3の走行速度より、排紙ローラー1
8の周速度を0.8%から6%速くしたときに、受像体
に転写された染着層の後端を受像体に沿って奇麗に切断
でき、良好な画像が得られた。実用上は中間シート3の
走行速度より排紙ローラー18の周速度を1%から5%
速くすることが適当である。
【0028】受像体が転写手段(ヒートローラー23,
加圧ローラー13)を3mm通過後にヒートローラー2
3と加圧ローラー13間の押圧を解除し、分離工程が終
了後に中間シートを巻き戻し、転写手段(ヒートローラ
ー23と加圧ローラー13)により加熱及び加圧された
範囲の後端より下流側の中間シート上に次の画像を形成
している。ヒートローラー23と加圧ローラー13とで
加熱及び加圧された中間シート上に新たな画像を形成す
ることがない為に、良好な画像を維持したままで、ほぼ
記録手段と分離手段間距離に相当する長さの中間シート
を節約することができた。尚、第2の実施例では受像体
が転写手段を通過後に転写手段の押圧を解除したが、第
1の実施例の平面発熱体12を熱転写記録に使用してい
るサーマルヘッドの様な熱応答性の速い平面状発熱体に
交換し、受像体が転写手段を通過する前に通電し、受像
体が転写手段を通過直後に平面状発熱体への通電を遮断
して加熱を解除することにより、ほぼ記録手段と分離手
段間距離に相当する長さの中間シートを節約することが
できる。また、受像体が転写手段を通過後に転写手段の
加熱及び押圧を解除することによっても同様の効果があ
る。
【0029】
【発明の効果】以上の様に本発明は、受像体の後端が分
離手段を通過する直前から直後の間に、受像体の搬送速
度に対して中間シートの相対走行速度を遅くすること、
あるいは中間シートの走行速度より分離後の受像体を搬
送する受像体搬送手段の搬送速度を速くすることによ
り、受像体に転写された染着層の後端を受像体に沿って
確実かつきれいに切断する効果があり、良好な画像を得
ることができる。
【0030】また、分離工程が終了後に前記中間シート
を巻き戻し、前記転写手段により加熱及び加圧された範
囲の後端より下流側の中間シート上に次の画像を形成す
ることにより、良好な画像を維持したままで、中間シー
トを節約でき、また、受像体が転写手段を通過後に転写
手段の加熱もしくは加圧もしくは加熱及び加圧の両方を
解除し、分離工程が終了後に前記中間シートを巻き戻
し、前記転写手段により加熱及び加圧された範囲の後端
より下流側の中間シート上に次の画像を形成することに
より、良好な画像を維持したままで、中間シートをさら
に効率的に節約することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における画像記録装置を
原理的に示した模式図
【図2】本発明の第2の実施例における画像記録装置を
原理的に示した模式図
【図3】本発明の実施例における中間シートの断面模式
【図4】本発明の実施例におけるインクシートの断面模
式図
【符号の説明】
1 中間シート保持体 2 ゴム層 3 中間シート 4 シート挟持体 5 シート挟持体 6 シート巻取り軸 7 シート巻取り軸 8 インクシート 9 記録ヘッド 10 受像体 11 タイミングローラー 12 平面発熱体 13 加圧ローラー 14 分離ローラー 15 分離爪 16 ヒートローラー 17 加圧ローラー 18 排紙ローラー 19 発熱体 20 温度センサー 21 給紙ローラー 22 受像体検出センサー 23 ヒートローラー 24 発熱体 25 温度センサー 26 シート状基体 27 染着層 28 インクシート基体 29 イエロー色材層 30 マゼンタ色材層 31 シアン色材層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 9121−2H B41M 5/26 A (72)発明者 玉井 靖高 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 五十島 善也 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 大井 光司 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 北岡 義隆 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】連続のシート状基体の一方の面上に光透過
    性の染着層を有する中間シートと、前記染着層にインク
    材料を選択的に記録する記録手段と、前記中間シートの
    前記染着層と共に前記染着層に記録せしめたインク材料
    を受像体に熱及び圧力の媒体により転写せしめる転写手
    段と、前記シート状基体と前記受像体とに分離する分離
    手段と、分離された前記受像体を搬送する受像体搬送手
    段を有する画像記録装置において、前記受像体の後端が
    前記分離手段を通過する直前から直後の間に、前記受像
    体搬送手段の搬送速度に対して前記中間シートの相対走
    行速度を遅くすることを特徴とする画像記録装置。
  2. 【請求項2】連続のシート状基体の一方の面上に光透過
    性の染着層を有する中間シートと、前記染着層にインク
    材料を選択的に記録する記録手段と、前記中間シートの
    前記染着層と共に前記染着層に記録せしめたインク材料
    を受像体に熱及び圧力の媒体により転写せしめる転写手
    段と、前記シート状基体と前記受像体とに分離する分離
    手段と、分離された前記受像体を搬送する受像体搬送手
    段を有する画像記録装置において、前記中間シートの走
    行速度より前記受像体搬送手段の搬送速度を速くしたこ
    とを特徴とする画像記録装置。
  3. 【請求項3】請求項2において、前記受像体搬送手段の
    搬送速度を前記中間シートの走行速度の1.01倍から
    1.05倍の速度にしたことを特徴とする画像記録装
    置。
  4. 【請求項4】連続のシート状基体の一方の面上に光透過
    性の染着層を有する中間シートと、前記染着層にインク
    材料を選択的に記録する記録手段と、前記中間シートの
    前記染着層と共に前記染着層に記録せしめたインク材料
    を受像体に熱及び圧力の媒体により転写せしめる転写手
    段と、前記シート状基体と前記受像体とに分離する分離
    手段を有する画像記録装置において、分離工程が終了後
    に前記中間シートを巻き戻し、前記転写手段により加熱
    及び加圧された範囲の後端より下流側の前記中間シート
    に次の画像を形成することを特徴とする画像記録装置。
  5. 【請求項5】請求項4において、前記受像体が前記転写
    手段を通過後に前記転写手段の加熱もしくは加圧もしく
    は加熱及び加圧を解除することを特徴とする画像記録装
    置。
JP6023939A 1994-02-22 1994-02-22 画像記録装置 Pending JPH07227983A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014162072A (ja) * 2013-02-22 2014-09-08 Nisca Corp 転写装置

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JP2014162072A (ja) * 2013-02-22 2014-09-08 Nisca Corp 転写装置

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