JPH0722750U - 内視鏡用ダブルルーメンチューブ - Google Patents

内視鏡用ダブルルーメンチューブ

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JPH0722750U
JPH0722750U JP5821393U JP5821393U JPH0722750U JP H0722750 U JPH0722750 U JP H0722750U JP 5821393 U JP5821393 U JP 5821393U JP 5821393 U JP5821393 U JP 5821393U JP H0722750 U JPH0722750 U JP H0722750U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 生体組織接着剤の2成分の吐出量にアンバラ
ンスが生じることがなく、注射器の接続を間違える虞の
無い生体組織接着剤用ダブルルーメンチューブを提供す
る。 【構成】 本考案のダブルルーメンチューブは、大きさ
の異なる2つのルーメン11、12を有する本体チュー
ブ1と、該2つのルーメン11、12に夫々接続される
2つの導入チューブ21、22から構成されており、導
入チューブ21、22の注射器31、32との接続端部
23、24の色が異なっている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は動物性蛋白質を主成分とする生体組織接着剤を人間または動物に適用 するためのチューブに関する。 より詳しくは、内視鏡を利用して人間または動物の管腔組織に挿入し、組織の 傷口に複成分型の生体組織接着剤を適用して傷口をシールするために用いられる 内視鏡用ダブルルーメンチューブに関する。
【0002】
【従来の技術】
動物性蛋白質を主成分とする生体組織接着剤は、蛋白質の溶液とこの蛋白質の 凝塊形成を促進する凝固因子の溶液とを混ぜ合わせることにより形成される。そ してこの種の生体組織接着剤としては、たとえば第XIII 因子およびフィブリノ ーゲンを含有する溶液とトロンビン含有溶液とを2成分とするものなどが知られ ており、生体組織接着剤を生体組織に適用する手段については、すでに提案され ている(特開昭64−25843号公報、特開昭62−40040号公報、実公 平4−48198号公報など)。 特開昭64−25843号公報の発明は当該の内側など複雑な体内組織に適用 するのに好適であり、また、特開昭62−40040号公報の発明は皮膚の表面 など広い面積の組織表面に適用するのに好適であり、実公平4−48198号公 報の考案はたとえば胃や腸、気管支などの深部管腔組織への適用に好適である。
【0004】 実公平4−48198号公報の考案は生体組織接着剤塗布用チューブに関する ものであり、胃や腸、気管支などの深部管腔組織への適用に好適であるが、チュ ーブが長いため薬液の粘度差の影響が大きく、2つのルーメンから吐出される薬 液の量にアンバランス生じて、生体組織接着剤の調製がうまくいかないことがあ った。そこで、薬液の粘度差の影響を無くするために2つのルーメンの大きさを 違えたところ、注射器との接続端の大きさが同じであるため、薬液を充填した注 射器の接続を間違える虞があった。
【0005】
【考案の解決しようとする課題】
本考案は、上記の事情に鑑みてなされたもので、生体組織接着剤の2成分の吐 出量にアンバランスが生じることがなく、注射器の接続を間違える虞の無い生体 組織接着剤用ダブルルーメンチューブを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記の課題を解決するために、大きさの異なる2つのルーメンを有 する本体チューブと、該本体チューブのルーメンに夫々接続される2本の導入チ ューブとから構成されてなり、該導入チューブは夫々、接続されるルーメンと実 質的に等しい内腔を有するとともに注射器との接続端部を有しており、2本の導 入チューブの接続端部の色が違えられてなる内視鏡用ダブルルーメンチューブを 採用している。そして、接続端部の色は、これに接続される注射器に充填される 薬液を収容する容器の色に合わせるのが好ましい。
【0007】
【作用】
上記の構成によれば、2つの液体通路の大きさを、流れる薬液の粘度に対応し て薬液の吐出量が等しくなるように違えてあるので、2つのルーメンかられる薬 液の吐出量にアンバランスが生じることがない。また、注射器との接続端部の色 がこれに接続される注射器に充填される薬液の容器の色と等しいので、注射器の 接続(すなわち薬液の導入)を誤ることがない。
【0008】
【実施例】
次に、本考案の実施例について図面に基づいて説明する。 図1は本考案の一実施例に係るダブルルーメンチューブの平面図であり、図2 および図3は本考案のダブルルーメンチューブにおける本体チューブと導入チュ ーブとの接続例を示す拡大縦断面図である。また、図4は図1のダブルルーメン チューブの使用方法を説明するための図である。 本考案のダブルルーメンチューブは、図1および図2に示すように、大きさの 異なる2つのルーメン11、12を有する本体チューブ1と、該2つのルーメン 11、12に夫々接続される2つの導入チューブ21、22から構成されており 、導入チューブ21、22の注射器31、32(図4参照)との接続端部23、 24の色が異なっている。
【0009】 本体チューブ1は長手方向に平行に形成された大きさの異なる2つの薬液流路 、ルーメン11とルーメン12を有するチューブであり、導入チューブ21、2 2との接続端側13は必要ならば拡径されている。そして、ルーメン11、12 の導入チューブ21、22との接続端側13は、夫々導入チューブ21、22を 接続することができるようにテーパ状あるいは段差状に拡径されていてもよく、 ここに導入チューブ21、22が挿入され液密に接続される(図2および図3参 照)。ルーメン11、12の大きさ、すなわち薬液流路断面積は、流れる薬液の 粘度に対応して薬液の吐出量が等しくなるように決められる。すなわち、ルーメ ン11、12の横断面積を夫々S1 、S2 、薬液の粘度を夫々μ1 、μ2 、薬液 の密度を夫々ρ1 、ρ2 とすると、動粘性率=〔粘度〕/〔密度〕=〔面積〕/ 〔時間〕であるから、吐出量が等しい場合にはS1 /S 2 =〔μ1 /ρ1 〕/ 〔μ2 /ρ2 〕が成立するので、ルーメン11と12の大きさの比は、薬液の粘 度に比例し、密度に反比例するように決められる。
【0010】 導入チューブ21、22は、夫々接続されるルーメン11、12と実質的に同 じ大きさの1つの内腔を有するチューブであって、その一端が夫々本体チューブ 1のルーメン11、12に接続されるとともに、他端は夫々注射器を接続するた めの接続端部23、24に形成されている。接続端部23、24には、一般に注 射器31、32の狭窄端部すなわちチップ33、34を接続することができるよ うに、開口端に向かってテーパ状に僅かに拡径された管状のコネクタが採用され ており、生体組織接着剤の複数の成分は、これらの各成分を夫々充填した注射器 31、32を用いて、この接続端部23、24からダブルルーメンチューブを介 して患部に注出される。尚、実質的に同じ大きさの内腔には、内腔の断面積の比 がルーメン11、12の断面積の比に等しいものを含むものとする。
【0011】 導入チューブ21、22の注射器31、32との接続端部23、24は、生体 組織接着剤の成分の導入間違いの無いように、すなわち生体組織接着剤の各成分 を夫々充填した注射器との接続間違いの無いように、夫々別の色に着色されてい る。接続端部23、24の色は、夫々これに導入される生体組織接着剤の成分を 収容する容器の色に合わせるのが良い。更に生体組織接着剤の各成分を充填した 注射器31、32の色もこれに充填される生体組織接着剤の成分を収容する容器 の色に合わせ、接続端部23、24と注射器31、32の色を薬液容器の色と一 致させれば、薬液の接続間違いを確実に防止することができる。
【0012】 本体チューブ1および導入チューブ21、22は接着性を考慮して一般に同一 材料で形成されるが、本体チューブ1は内視鏡を利用して管腔組織内に挿入する 関係で比較的硬いチューブに形成するのが好ましく、従って、チューブ1、21 、22の形成材料としては、例えばポリエチレンやポリプロピレン、ポリカーボ ネート、やや軟質のポリ塩化ビニルなどの曲げに強い透明または半透明な合成樹 脂が好適に使用される。また、導入チューブ21、22の接続端部23、24の 形成材料としては、上記のようなチューブの形成材料の他に、ポリスチレンやポ リアミド、硬質のポリ塩化ビニル、ポリメチルメタクリレート、スチレンアクリ ロニトリル共重合体、アクリロニトリルブタジエンスチレン共重合体などの透明 または半透明な合成樹脂も採用可能である。
【0013】 次に本考案のダブルルーメンチューブの使用方法について説明する。 先ずダブルルーメンチューブの本体チューブ1を内視鏡(図示していない)を 利用して例えば胃(図示していない)に挿入する。次に導入チューブ21、22 の接続端部23、24に図4に示すように生体組織接着剤の各成分を夫々充填し た注射器31、32を取り付ける。そして、内視鏡を見ながら生体組織接着剤適 用部位即ち患部を探し、患部に本体チューブ1の先端を接近させた後、注射器3 1、32のプランジャを同時平行的に押せば、注射器31、32に充填されてい た生体組織接着剤の各成分が同時に等量ずつ注出され、患部の表面で混合されて 生体組織接着剤に調整され、正確に患部表面を被覆する。
【0014】
【発明の効果】
以上説明してきたことから明らかなように、本考案のダブルルーメンチューブ を採用することにより、生体組織接着剤の2成分の吐出量にアンバランスが生じ ることがなく、注射器の接続を間違える虞が無くなるので、確実かつ安全に生体 組織接着剤を患部に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るダブルルーメンチュー
ブの平面図である。
【図2】本考案のダブルルーメンチューブにおける本体
チューブと導入チューブとの接続例を示す拡大縦断面図
である。
【図3】本考案のダブルルーメンチューブにおける本体
チューブと導入チューブとの他の接続例を示す拡大縦断
面図である。
【図4】 図1のダブルルーメンチューブの使用方法を
説明するための図である。
【符号の説明】
1 本体チューブ 11 ルーメン 12 ルーメン 21 導入チューブ 22 導入チューブ 23 接続端部 24 接続端部 31 注射器 32 注射器

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人間または動物の管腔組織に内視鏡を介
    して挿入し、該組織の傷口に複成分型の生体組織接着剤
    を塗布するためのチューブであって、大きさの異なる2
    つのルーメンを有する本体チューブと、該本体チューブ
    のルーメンに夫々接続される2本の導入チューブとから
    構成されてなり、該導入チューブは夫々、接続されるル
    ーメンと実質的に等しい内腔を有するとともに注射器と
    の接続端部を有しており、2本の導入チューブの接続端
    部の色が違えられてなる内視鏡用ダブルルーメンチュー
    ブ。
  2. 【請求項2】 導入チューブの注射器との接続端部の色
    を、該導入チューブに導入される薬液の容器の色に合わ
    せたことを特徴とする請求項1に記載のダブルルーメン
    チューブ。
JP1993058213U 1993-10-01 1993-10-01 内視鏡用ダブルルーメンチューブ Expired - Lifetime JP2601738Y2 (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1176245A (ja) * 1997-09-09 1999-03-23 Nissho Corp 生体組織接着剤投与具
JP2001190558A (ja) * 1999-10-28 2001-07-17 Sumitomo Bakelite Co Ltd 生体組織接着剤塗布用具
JP2017018279A (ja) * 2015-07-09 2017-01-26 ニプロ株式会社 薬剤供給器具
JP2019147019A (ja) * 2019-06-11 2019-09-05 ニプロ株式会社 薬剤供給器具

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