JPH072266B2 - 袋形製品の鋳造方法 - Google Patents
袋形製品の鋳造方法Info
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- JPH072266B2 JPH072266B2 JP8813890A JP8813890A JPH072266B2 JP H072266 B2 JPH072266 B2 JP H072266B2 JP 8813890 A JP8813890 A JP 8813890A JP 8813890 A JP8813890 A JP 8813890A JP H072266 B2 JPH072266 B2 JP H072266B2
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- semi
- casting
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- Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕 本発明は袋形製品を、砂中子、シェル中子等を用いずに
鋳造する方法に関する。 〔従来の技術〕 袋形製品即ち中子を必要とする鋳造品を鋳造するにあた
っては、従来は砂中子又はシェル中子等の中子を使用し
て鋳型を形成し注湯していた。 〔発明が解決しようとする課題〕 ところが湯を加圧注入するタイプの鋳物においては、従
来のような砂中子やシェル中子を使用する鋳造方法で
は、注入される湯の圧力で砂中子やシェル中子が破壊さ
れてしまうことから、この種の鋳物では前記のような従
来形の中子は使用できないという問題点がある。 本発明の目的は、前記問題点を解消し、従来のような砂
中子、シェル中子等を用いることなく、従って中子ばら
しを要することなく、かつ量産に好適な鋳造方法を提供
することにある。 〔課題を解決するための手段〕 本発明の袋形製品は半溶融状態の湯を型に加圧注入して
鋳造品をつくるものにおいて、第１の外金型及び金属中
子を用いて袋形状の半製品を１次鋳造し、次いで前記半
製品を第２の外金型内に装着し、該第２の外金型の内面
と前記半製品との間に注湯することにより半製品を鋳ぐ
るんで２次鋳造を行ない製品を得ることを特徴としてい
る。 〔作用〕 初めに第１の外金型を用いて袋形状の内側の大部分を必
ずしも完全な袋形とせず且厚さも薄い半製品として鋳造
する。前記半製品の不足部分を補い且外形を形成する別
の第２の外金型に前記半製品を入れて再度鋳造して鋳ぐ
るみにして製品にする。 〔実施例〕 以下第１図〜第５図を参照し、本発明の一実施例を内燃
機関用吸気マニホールドのダイキャスト鋳造方法を一例
にとって説明する。 第１図は袋形状の１次鋳造時の金型断面図、第２図は内
側半製品を鋳ぐるんで製品をつくる２次鋳造時の金型断
面図、第３図は製品の断面図、第４図は製品の平面図
（下面図）、第５図は製品の側面図である。 第１図において１は最初の鋳造で成形した半製品であ
り、第３図に示す製品に比べると、右上の部分が開放さ
れており、また図には明瞭にあらわれていないが肉が薄
い。２は第１の外金型で中央水平面で２つ割りとなって
いる。３は金属中子で、鋳造後鋳造品から図において下
へ抜きとる。4,5,6は前記金属中子３と同様な金属中子
である。７は上部の金属中子で、鋳造後鋳造品から第１
図において上方へ抜きとる。８は中央部の金属中子で、
袋形状の中心部を占めており、前記外金型２で支えられ
るとともに、先端部が前記金属中子３に支えられ、鋳造
後第１図において右方へ抜きとる。前記金属中子3,4,5,
6,7,8は製品の内面形状に一致した外面を有する。。9,1
0,11は何れも位置きめ突起である。12は材料（溶湯）を
注入する湯道である。第２図において13は製品用の第２
の外金型で、中央水平面で２つ割りとされるとともに、
第１図の右上部分に示された、半製品において欠けてい
る部分に対応する部分が製品の形となり、かつ肉の厚さ
が製品の厚さとなっている。14,15,16は各金属栓で、前
記半製品１の各穴に投入して該穴を密閉する。17は金属
製の内型で、前記第２の外型13に支えられるとともに、
先端部が前記半製品１にも支えられており、第２図に示
すように、右上部分が製品の内面を形成するようになっ
ている。18は金属栓で前記半製品１の上側の穴に嵌合し
ている。19は前記金属栓18の中心部に穿設された穴であ
る。20は前記第２の外金型13に設けられた穴で、大気に
連通するとともに、前記穴19に連通している。21は湯道
である。 次に前記実施例の作用を説明する。 半製品用の、第１の外金型２の内側に、第１図に示すと
おりに金属中子3,4,5,6,7,8を設置し２つ割りの前記外
金型２を締め付けて、湯道12から半溶融のアルミニウム
合金を加圧注入すると、湯は外金型２と金金属中子３〜
８との隙間にまわり、やがて冷却されて固化する。次い
で前記外金型２を開いて鋳造品（半製品１）を金属中子
３〜８とともに取出す。次に前記金属中子3,4,5,6は、
第１図において下方へ、前記金属中子８は右方へ、前記
金属中子７は上方へそれぞれ抜きとる。ここで得られる
鋳造品は、第１図において右上の部分の前記金属中子８
を抜いたあとに穴があいており、かつ肉厚が製品の約1/
2位の半製品である。 前記半製品１の外面と２次鋳造部との間に湯境が発生す
るが、該湯境はある程度の断熱効果及び防音効果を奏す
る。 次に前記半製品１に金属栓14,15,16をそれぞれ第２図に
示すとおり嵌め込み、かつ内型17を第２図に示すとおり
下から挿入し、この半製品を前記位置決め突起9,10,11
を案内にして前記製品用の第２の外金型13に組込み，前
記第２の外金型13を締付けて前記湯道21から半溶融のア
ルミニウム合金を加圧注入する。半製品は肉が製品の約
1/2であるので、残りの厚さの部分に相当する隙間30に
湯が注入されるとともに、且第２図における型の右上部
分にも湯がまわる。これにより、前記半製品１を鋳ぐる
みして製品が鋳造される。前記半製品１内の空気は注湯
によって温度上昇して膨張するが、前記穴19,20から大
気中へ放出される。かかる鋳造品を冷却して第２の外金
型18を開き、栓14,15,16,18及び内型17とともに鋳造品
を取出す。次に前記金属栓14,15,16を第２図において下
方へ、金属栓18を上方へ、内型17は下方へそれぞれ抜き
出す。次に前記位置決め突起9,10,11を切り落とすと製
品が得られる。なお湯境における結合を強くするには、
前記半製品１の外面の金型に凹凸を設けておくと良い。
鋳造する方法に関する。 〔従来の技術〕 袋形製品即ち中子を必要とする鋳造品を鋳造するにあた
っては、従来は砂中子又はシェル中子等の中子を使用し
て鋳型を形成し注湯していた。 〔発明が解決しようとする課題〕 ところが湯を加圧注入するタイプの鋳物においては、従
来のような砂中子やシェル中子を使用する鋳造方法で
は、注入される湯の圧力で砂中子やシェル中子が破壊さ
れてしまうことから、この種の鋳物では前記のような従
来形の中子は使用できないという問題点がある。 本発明の目的は、前記問題点を解消し、従来のような砂
中子、シェル中子等を用いることなく、従って中子ばら
しを要することなく、かつ量産に好適な鋳造方法を提供
することにある。 〔課題を解決するための手段〕 本発明の袋形製品は半溶融状態の湯を型に加圧注入して
鋳造品をつくるものにおいて、第１の外金型及び金属中
子を用いて袋形状の半製品を１次鋳造し、次いで前記半
製品を第２の外金型内に装着し、該第２の外金型の内面
と前記半製品との間に注湯することにより半製品を鋳ぐ
るんで２次鋳造を行ない製品を得ることを特徴としてい
る。 〔作用〕 初めに第１の外金型を用いて袋形状の内側の大部分を必
ずしも完全な袋形とせず且厚さも薄い半製品として鋳造
する。前記半製品の不足部分を補い且外形を形成する別
の第２の外金型に前記半製品を入れて再度鋳造して鋳ぐ
るみにして製品にする。 〔実施例〕 以下第１図〜第５図を参照し、本発明の一実施例を内燃
機関用吸気マニホールドのダイキャスト鋳造方法を一例
にとって説明する。 第１図は袋形状の１次鋳造時の金型断面図、第２図は内
側半製品を鋳ぐるんで製品をつくる２次鋳造時の金型断
面図、第３図は製品の断面図、第４図は製品の平面図
（下面図）、第５図は製品の側面図である。 第１図において１は最初の鋳造で成形した半製品であ
り、第３図に示す製品に比べると、右上の部分が開放さ
れており、また図には明瞭にあらわれていないが肉が薄
い。２は第１の外金型で中央水平面で２つ割りとなって
いる。３は金属中子で、鋳造後鋳造品から図において下
へ抜きとる。4,5,6は前記金属中子３と同様な金属中子
である。７は上部の金属中子で、鋳造後鋳造品から第１
図において上方へ抜きとる。８は中央部の金属中子で、
袋形状の中心部を占めており、前記外金型２で支えられ
るとともに、先端部が前記金属中子３に支えられ、鋳造
後第１図において右方へ抜きとる。前記金属中子3,4,5,
6,7,8は製品の内面形状に一致した外面を有する。。9,1
0,11は何れも位置きめ突起である。12は材料（溶湯）を
注入する湯道である。第２図において13は製品用の第２
の外金型で、中央水平面で２つ割りとされるとともに、
第１図の右上部分に示された、半製品において欠けてい
る部分に対応する部分が製品の形となり、かつ肉の厚さ
が製品の厚さとなっている。14,15,16は各金属栓で、前
記半製品１の各穴に投入して該穴を密閉する。17は金属
製の内型で、前記第２の外型13に支えられるとともに、
先端部が前記半製品１にも支えられており、第２図に示
すように、右上部分が製品の内面を形成するようになっ
ている。18は金属栓で前記半製品１の上側の穴に嵌合し
ている。19は前記金属栓18の中心部に穿設された穴であ
る。20は前記第２の外金型13に設けられた穴で、大気に
連通するとともに、前記穴19に連通している。21は湯道
である。 次に前記実施例の作用を説明する。 半製品用の、第１の外金型２の内側に、第１図に示すと
おりに金属中子3,4,5,6,7,8を設置し２つ割りの前記外
金型２を締め付けて、湯道12から半溶融のアルミニウム
合金を加圧注入すると、湯は外金型２と金金属中子３〜
８との隙間にまわり、やがて冷却されて固化する。次い
で前記外金型２を開いて鋳造品（半製品１）を金属中子
３〜８とともに取出す。次に前記金属中子3,4,5,6は、
第１図において下方へ、前記金属中子８は右方へ、前記
金属中子７は上方へそれぞれ抜きとる。ここで得られる
鋳造品は、第１図において右上の部分の前記金属中子８
を抜いたあとに穴があいており、かつ肉厚が製品の約1/
2位の半製品である。 前記半製品１の外面と２次鋳造部との間に湯境が発生す
るが、該湯境はある程度の断熱効果及び防音効果を奏す
る。 次に前記半製品１に金属栓14,15,16をそれぞれ第２図に
示すとおり嵌め込み、かつ内型17を第２図に示すとおり
下から挿入し、この半製品を前記位置決め突起9,10,11
を案内にして前記製品用の第２の外金型13に組込み，前
記第２の外金型13を締付けて前記湯道21から半溶融のア
ルミニウム合金を加圧注入する。半製品は肉が製品の約
1/2であるので、残りの厚さの部分に相当する隙間30に
湯が注入されるとともに、且第２図における型の右上部
分にも湯がまわる。これにより、前記半製品１を鋳ぐる
みして製品が鋳造される。前記半製品１内の空気は注湯
によって温度上昇して膨張するが、前記穴19,20から大
気中へ放出される。かかる鋳造品を冷却して第２の外金
型18を開き、栓14,15,16,18及び内型17とともに鋳造品
を取出す。次に前記金属栓14,15,16を第２図において下
方へ、金属栓18を上方へ、内型17は下方へそれぞれ抜き
出す。次に前記位置決め突起9,10,11を切り落とすと製
品が得られる。なお湯境における結合を強くするには、
前記半製品１の外面の金型に凹凸を設けておくと良い。
本発明方法によれば砂中子、シェル中子等を使用しない
ので、湯の圧力で中子が破壊することがなく、また中子
ばらしの手数を要せず、２回の鋳造で袋形状鋳物が鋳造
できる。また、１次鋳造で成形した半製品の外周と２次
鋳造部との間に湯境いが形成されるが該湯境はある程度
の断熱効果及び防音効果を奏する。
ので、湯の圧力で中子が破壊することがなく、また中子
ばらしの手数を要せず、２回の鋳造で袋形状鋳物が鋳造
できる。また、１次鋳造で成形した半製品の外周と２次
鋳造部との間に湯境いが形成されるが該湯境はある程度
の断熱効果及び防音効果を奏する。
第１図は、実施例に係る半製品鋳造の際の構造図、第２
図は製品鋳造時の構造図、第３図は実施例に係る製品の
断面図、第４図は同製品の平面図（下面）、第５図は同
側面図である。 １……半製品、２……半製品用第１の外金型、3,4,5,6
……金属中子、７……金属中子、８……金属中子、9,1
0,11……位置決め突起、13……製品用第２の外金型、1
4,15,16,18……金属栓、17……内型。
図は製品鋳造時の構造図、第３図は実施例に係る製品の
断面図、第４図は同製品の平面図（下面）、第５図は同
側面図である。 １……半製品、２……半製品用第１の外金型、3,4,5,6
……金属中子、７……金属中子、８……金属中子、9,1
0,11……位置決め突起、13……製品用第２の外金型、1
4,15,16,18……金属栓、17……内型。
Claims (1)
- 【請求項１】半溶融状態の湯を金型に加圧注入して袋形
製品を鋳造するに際し、第１の外金型と製品の内面形状
に一致した外面を有する金属中子とを用いて袋形状の半
製品を１次鋳造し、次いで前記半製品を第２の外金型内
に取付け、該第２の外金型の内面と前記半製品との間に
注湯することにより半製品を鋳ぐるんで２次鋳造を行な
い製品を得ることを特徴とする袋形製品の鋳造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8813890A JPH072266B2 (ja) | 1990-04-04 | 1990-04-04 | 袋形製品の鋳造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8813890A JPH072266B2 (ja) | 1990-04-04 | 1990-04-04 | 袋形製品の鋳造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03291155A JPH03291155A (ja) | 1991-12-20 |
| JPH072266B2 true JPH072266B2 (ja) | 1995-01-18 |
Family
ID=13934576
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8813890A Expired - Fee Related JPH072266B2 (ja) | 1990-04-04 | 1990-04-04 | 袋形製品の鋳造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH072266B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104190903B (zh) * | 2014-08-14 | 2016-02-10 | 东莞颠覆产品设计有限公司 | 非金属构件与金属构件的一体成型方法 |
| CN104190902B (zh) * | 2014-08-14 | 2016-02-10 | 东莞颠覆产品设计有限公司 | 非金属构件与金属构件的一体成型方法 |
-
1990
- 1990-04-04 JP JP8813890A patent/JPH072266B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03291155A (ja) | 1991-12-20 |
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Legal Events
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