JPH0722668Y2 - カメラのフレキシブルプリント基板 - Google Patents

カメラのフレキシブルプリント基板

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JPH0722668Y2
JPH0722668Y2 JP1988169985U JP16998588U JPH0722668Y2 JP H0722668 Y2 JPH0722668 Y2 JP H0722668Y2 JP 1988169985 U JP1988169985 U JP 1988169985U JP 16998588 U JP16998588 U JP 16998588U JP H0722668 Y2 JPH0722668 Y2 JP H0722668Y2
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circuit board
camera
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明和 古匠
潔 清玄寺
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ミノルタ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、カメラに設けられるフレキシブルプリント基
板に関し、より詳しくはカメラ内におけるその配置に関
する。
〈従来の技術〉 従来より、カメラ内に電気回路を配設したものが知られ
ているが、カメラ内の空間は極めて狭いものであるの
で、これを有効に利用すべくフレキシブルプリント基板
が多く採用されている。
ところが、近年のカメラは高度に電子化・多機能化され
ており、これに伴って上記フレキシブルプリント基板も
大型化しつつある。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかしながら、このような大型化したフレキシブルプリ
ント基板を何度も折り曲げながらカメラ内の隙間に組み
込んでゆくことは極めて作業効率を悪くし、カメラの組
立て工程上制約となるものであった。
本考案は、このように大型化せざるを得ないフレキシブ
ルプリント基板を、組み立て工程に制約を与えることな
くカメラに組み込めるようにする構成を得ることを目的
としている。
〈課題を解決するための手段〉 上記目的を達成するため、本考案は、主としてカメラ上
面に略沿うように配設された第1のフレキシブルプリン
ト基板と、主としてカメラ下面に略沿うように配設され
た第2のフレキシブルプリント基板と、主としてカメラ
前面に略沿うように配設された第3のフレキシブルプリ
ント基板とを有し、上記第1,第2および第3のフレキシ
ブルプリント基板はフィルム収納部を形成する壁部の前
面側端部の傾斜面において挟持され圧接続されることを
特徴としている。
なお、上記3枚のフレキシブルプリント基板は、上記傾
斜面に後方から順に第3、第1、第2の順番に重ねられ
るのが望ましい。
〈作用〉 上記構成において、例えば一眼レフレックスカメラに適
用する場合、第1のフレキシブルプリント基板と第3の
フレキシブルプリント基板はカメラ本体を組み立てると
きにそれぞれカメラ本体の上面および前面に沿って組み
込むことができ、第2のフレキシブルプリント基板はカ
メラ前枠を組み立てるときに組み込むことができ、そし
てカメラ本体とカメラ前枠を組み合わせるときに3枚の
フレキシブルプリント基板は、フィルム収納部を形成す
る壁部の前面側端部において挟持され圧接続されて、電
気的に接続される。
〈実施例〉 以下、この考案を一眼レフカメラに用いた実施例につい
て説明する。
第4図に示すように、フィルムパトローネ室(11)を形
成するカメラボデー(CB)の壁部の側端前面部は、カメ
ラの横方向及び前後方向に対して傾いた傾斜面(12)に
形成されており、本来隅部となるところを上下方向に切
落とした格好になっているが(これは形状を言っている
のであって、実際に切落として形成してあるかどうかは
問題ではなく、例えばプラスチックか軽合金の成形によ
って形成できる)、フィルムパトローネ室(11)の内壁
面が周状になるため、このように隅部を切落とした格好
の傾斜面を形成しても、フィルムパトローネ室(11)に
対して十分な肉厚を保証できている。なお、傾斜面(1
2)上には上下方向へ縦に伸びる突起(12a)が形成され
ているが、これらは後述のように3つのフレキシブルプ
リント基板の配線パターン同士の電気接続を良好にする
ために役立つ。
一方、第5図に示したように、この実施例のカメラは、
測光回路、演算回路、表示回路、カメラ全体のシーケン
ス制御回路が配設されたフレキシブルプリント基板(FP
C1)、ラインセンサーを含む合焦検出回路、第1、第2
の駆動モータ(6),(10)の制御回路が配設されたフ
レキシブルプリント基板(FPC2)、フィルムパトローネ
上のフィルム情報に関するコードパターンの読取り接点
及びフィルム情報読取り回路が配設されたフレキシブル
プリント基板(FPC3)を備えている。フレキシブルプリ
ント基板(FPC1)は第5図に示すようにカメラ上部にお
いて2つ折りされ、ペンタプリズム(17)の上方の部分
に、上記各回路を構成する4つの集積回路が取付けられ
ている。そして、ペンタプリズム(17)の向かって左側
において、このフレキシブルプリント基板(FPC1)は一
部が表示部(18)を構成している外部表示用の液晶装置
(LCD)に接続され、一部がもう一つのフレキシブルプ
リント基板(FPC2)の一部に接続されている。このフレ
キシブルプリント基板(FPC1),(FPC2)の接続には、
弾性ゴム(14)を介して加えられる押え板(15)の圧力
により、対向する配線パターン同士が良好に電気接続さ
れている。他方、ペンタプリズム(17)の向かって右側
において、フレキシブルプリント基板(FPC1)は一部が
カメラボデー(CB)の前壁前面に沿うように折曲げられ
さらにその先端部は向かって右側に伸びて上述の傾斜面
(12)の位置まで達している。
次に、フレキシブルプリント基板(FPC2)は中央部がカ
メラボデー(CB)に固定された補強板(20)に沿って伸
びており、その略中央位置で焦点検出装置(21)に接続
されると共に、向かって左側の部分は一部が後述の昇圧
回路用基板(22)に設けられた導電ピン(22a),(22
b)に接続されると共に、一部は、カメラボデー(CB)
の前壁を形成するサイドカバー(25)後面と前枠(26)
とで形成された空間内を上下方向に伸長するよう折曲げ
られ、その上端部が上述の弾性ゴム(14)及び押え板
(15)によってフレキシブルプリント基板(FPC1)の一
部に接続されている。他方、フレキシブルプリント基板
(FPC2)の向かって右側の部分はミラーボックス(MB)
側壁に略沿うように立上がり、フィルムパトローネ室
(11)を形成するカメラボデー(CB)の前壁前面に沿っ
てその先端が傾斜面(12)にまで達している。
さらに、フレキシブルプリント基板(FPC3)は、フィル
ムパトローネ室(11)を形成するカメラボデー(CB)の
壁部外周に沿うように配設されている。又フレキシブル
プリント基板(FPC3)のフィルムパトローネ室(11)を
形成するカメラボデー(CB)の壁部外周に対向する部分
には、フィルムパトローネ外壁のフィルム情報に関する
コードパターンに接触する導電性検出ピン(24)に当接
する導電部が形成されており、フィルムパトローネのコ
ードパターンの各コード領域の導通、非導通が上記検出
ピン(24)を介して読取られる。ここで、上記検出ピン
(24)は1個しか図示していないが、実際には紙面上下
方向に複数個並べて設けられている(詳しくは、例えば
特開昭57-202524号公報参照)。フレキシブルプリント
基板(FPC3)の一端も上述のフレキシブルプリント基板
(FPC1),(FPC2)と同様、上述の傾斜面(12)にまで
達しており、この傾斜面上で、第4図に示すように、フ
レキシブルプリント基板(FPC1),(FPC2),(FPC3)
が重ね合わされ、弾性ゴム(30)を介して、カメラボデ
ー(CB)にねじ止めされた押え板(31)によって挾持さ
れている。なお、これらのプリント基板の重ね合わせの
順序は、(FPC2)が一番上で、真中が(FPC1)であり、
傾斜面(12)に直接当接する一番下が(FPC3)である。
第1図(a),(b)から第3図は、フレキシブルプリ
ント基板(FPC1),(FPC2),(FPC3)の傾斜面(12)
上に置かれる端部の拡大図であり、第1図(a)はフレ
キシブルプリント基板(FPC2)と(FPC3)の間に配設さ
れるフレキシブルプリント基板(FPC1)の表面側を示し
ている。(H1),(H2)は傾斜面(12)上に突起(12
a)とは別に形成された図示しない位置決め突起に嵌合
する孔、(P1)〜(P13),(P1′)〜(P13′)は配線
パターン、(FB1)は配線パターン(P1)〜(P13),
(P1′)〜(P13′)がそれぞれ表裏面に敷設されたフ
レキシブル基板、(6),(6′)は配線パターン
(P1)〜(P13),(P1′)〜(P13′)を被覆する絶縁
カバーフィルム、(TH1)〜(TH6)はスルーホールであ
る。上記フレキシブル基板(FB1)と配線パターン
(P1)〜(P13),(P1′)〜(P13′)と絶縁カバーフ
ィルム(6),(6′)からフレキシブルプリント基板
(FPC1)が構成される。押え板(31)と重なる領域
(A)の部分が電気接続部であり、この部分で各配線パ
ターンは幅広になっている。又、第1図(a)に示した
実線(6a)及び破線(6a′)の波形は、図の左側から伸
びている電気絶縁性の絶縁カバーフィルムの境界端部で
あって第4図で言えば、傾斜面(12)の左端部でフレキ
シブルプリント基板(FPC1)が折曲げられている位置に
ある。このように絶縁カバーフィルムの境界端部を波形
に形成したのは、仮に直線状であれば、折曲げに対して
絶縁カバーフィルムの境界端部で急激に折曲がり、配線
パターンが断線する傾向があるのを防ぐためであり、こ
の実施例の場合、配線パターン(P1)〜(P13),
(P1′)〜(P13′)の繰返しピッチと同一のピッチで
波形が形成されている。ここで、第1図(a)で実線の
波形(6a)はフレキシブルプリント基板(FPC1)の表面
の絶縁カバーフィルムの境界端部を示し、破線の波形
(6a′)は同基板の裏面の絶縁カバーフィルムの境界端
部を示しているが、これからも理解されるように、フレ
キシブルプリント基板(FPC1)の表裏では絶縁カバーフ
ィルムの境界端部の波形位相が180°ずれており、これ
により位相が一致している場合よりも折曲げに対して、
急激な折曲がりが緩和される。
第1図(b)に示すように、配線パターン(P1)〜(P
13),(P1′)〜(P13′)の露出部分に対する絶縁カ
バーフィルム(6),(6′)の境界端部(6a),(6
a′)が表裏で一致していないことに加えて上記境界端
部(6a),(6a′)を逆位相の波形にして絶縁カバーフ
ィルム(6),(6′)の面積が境界端部(6a),(6
a′)に近づくに従って連続的に減少するようにしてい
るので、フレキシブルプリント基板(FPC1)の急激な折
曲がりを防止して、配線パターン(P1)〜(P13),(P
1′)〜(P13′)の破損を防止できる。なお、上記波形
のピッチは必ずしも配線パターン(P1)〜(P13),(P
1′)〜(P13′)のピッチと同一でなくてもよく、それ
よりも大きくてもよい。スルーホール(TH1),(TH
3),(TH4),(TH5)はフレキシブルプリント基板(F
PC1)の表面側にある配線パターンの一部(P1),
(P8),(P9)〜(P10)と裏面側にある配線パターン
の一部(P1′)〜(P8′),(P9′)〜(P10′)とを
電気的に接続するために設けられている。
第2図に示したフレキシブルプリント基板(FPC2)は、
傾斜面(12)に形成された上述の図示しない位置決め突
起に嵌合する孔(H1′),(H2′)と、配線パターン
(P1″)〜(P13″)と、配線パターン(P1″)〜
(P13″)が敷設されたフレキシブル基板(PB2)と、配
線パターン(P1″)〜(P13″)が被覆された絶縁カバ
ーフィルム7を備えている。このフレキシブルプリント
基板(FPC2)の場合も、押え板(31)と重なる領域
(A)が電気接続部であり、この部分で配線パターンが
幅広に形成されている。
第3図に示したフレキシブルプリント基板(FPC3)も、
傾斜面(12)に形成された上述の図示しない位置決め用
突起に嵌合する孔(H1),(H2)と、配線パターン
(P1)〜(P13)と、配線パターン(P1)〜(P13
)が敷設されたフレキシブル基板(PB3)と、配線パ
ターン(P1)〜(P13)が被覆された絶縁カバーフ
ィルム10を備えている。そして、領域(A)は押え板
(31)に重なる部分で、電気接続部である。
フレキシブルプリント基板(FPC1),(FPC2),(FPC
3)間の電気接続は電源の供給と種々の信号の授受のた
めに必要である。例えば、電源は導電ピン(22a),(2
2b)を介して昇圧回路用基板(22)に接続されたフレキ
シブルプリント基板(FPC2)を介して(FPC1),(FPC
3)にも供給される。一方、(FPC1)から(FPC2)へは
シーケンス制御の信号等が送られる。又、(FPC3)から
(FPC1)へは、フィルムパトローネの外壁上のコードか
ら読取られたフィルム感度等の信号が送られる。
上記フレキシブルプリント基板(FPC1),(FPC2),
(FPC3)の配線パターン(P1)〜(P13),(P1′)〜
(P13′),(P1″)〜(P13″),(P1)〜(P
13)について見ると、その配列のピッチは互いに同一
であり、しかも配列の位相も同一である。フレキシブル
プリント基板(FPC1),(FPC2),(FPC3)の上述の電
気接続部における配線パターン(P1)〜(P13),
(P1′)〜(P13′),(P1″)〜(P13″),(P1
〜(P13)の配列のピッチ及び位相が同一であること
により、弾性ゴム(30)を介して加えられる押え板(3
1)からの押圧力は、互に対向する配線パターンに集中
して加わるから、押圧効率が良くなる。これに対し、仮
に配線パターン(P1)〜(P13),(P1′)〜
(P13′),(P1″)〜(P13″),(P1)〜(P
13)配列のピッチ又は位相がずれていると、押え板
(31)により押圧力を加えたときにフレキシブルプリン
ト基板(FPC1),(FPC2),(FPC3)がたわんで押圧効
率が悪くなる。すなわち、フレキシブルプリント基板ど
うしが互いに接触して、押圧力が配線パターンに集中せ
ずに分散する。
この考案は上記実施例以外にも設計変更でき、第6図
(a),(b),(c)に示すようにフレキシブルプリ
ント基板(FPC11)は、表面側および裏面側において配
線パターン(41),(42)が、絶縁カバーフィルム(4
3),(44)から露出している。図中表面の絶縁カバー
フィルム(43)における露出部分の境界端部(43a)
は、実線で示すように角部が円弧状に形成された矩形を
形成している。また、配線パターン(41),(42)の配
列方向両側には絶縁カバーフィルム(43)が配線パター
ン(41),(42)の露出部分の側方に残されており、上
記フレキシブルプリント基板(FPC11)の曲げ応力が配
線パターン(41),(42)の露出部分で小さくなるよう
に改善している。第6図(a)中裏面の絶縁カバーフィ
ルム(44)における露出部分の境界端部(44a)は、破
線で示すように、フレキシブルプリント基板(FPC11)
の一端から他端までの互いに平行な2本の直線を形成し
ている。図において明からな如く、表面側の絶縁カバー
フィルム(43)の配線パターン(41)の露出部分は、裏
面側の絶縁カバーフィルム(44)の配線パターン(42)
の露出部分より図中横方向に大きく、且つ、境界端部
(43a),(44a)が互いに異なった位置にある。なお、
上記表面側の露出部分の境界端部(43a)を取除き、表
面側の境界端部が裏面側の境界端部(44a)と同じよう
に平行な2本の直線で、表面側と裏面側とで境界端部が
互いに異なった位置を形成するようにしてもよい。ま
た、第7図(a)および(b)に示すように、フレキシ
ブルプリント基板(FPC12)は、フレキシブルプリント
基板(FPC11)の配線パターン(41)と電気接続される
ように絶縁カバーフィルム(45)から露出された配線パ
ターン(46)を備えている。また、第8図(a)および
(b)に示すように、フレキシブルプリント基板(FPC1
3)は、フレキシブルプリント基板(FPC11)の配線パタ
ーン(42)と電気接続されるように絶縁カバーフィルム
(47)から露出された配線パターン(48)を備えてい
る。
第9図に示すように、これらのフレキシブルプリント基
板(FPC11),(FPC12),(FPC13)を重ね合わせ、壁
部傾斜面(50)と押え部材(51)によって挾持させるこ
とにより、絶縁カバーフィルム(43),(45),(4
4),(47)から露出された配線パターン(41)と(4
6)、(42)と(48)が電気接続される。このような接
続構成において、基板(FPC11)は、配線パターンの露
出部分からはその近傍が曲げられた状態で配置される
が、絶縁カバーフィルム(43),(44)の境界端部(43
a),(44a)の位置が互いに異なるため、曲げ応力が一
個所で急に小さくなることがなく、配線パターン(4
1),(42)の一個所が極端に曲げられて破損するのを
防止する。つまり、これは、図中のイ部上にフレキシブ
ルプリント基板の曲り面を持つ配線パターン(41),
(42)に引張応力及び圧縮応力が発生するが、これらの
応力のかかる折曲げ部、すなわち図中のイ部および第6
図(a)中のロ部上の配線パターンを広くし、かつ、絶
縁カバーフィルムを配線パターン上面に接着して、配線
パターンの断線を防止したためである。
また、第10図(a),(b),(c)および第11図はさ
らに異なる実施例を示している。
フレキシブルプリント基板(FPC21)は表面側および裏
面側において配線パターン(53),(54)が絶縁カバー
フィルム(55),(56)から、それぞれ露出している。
図中表面の絶縁カバーフィルム(55)における露出部分
の境界端部(55a)は、実線で示すようにフレキシブル
プリント基板(FPC21)の一端から他端までの互いに平
行な2本の直線を形成しており、図中裏面側の絶縁カバ
ーフィルム(56)における露出部分の境界端部(56a)
は破線で示すように略矩形を形成している。上記境界端
部(55a)および(56a)は、表面側と裏面側における互
いに異なる位置にある。この実施例においては、第11図
に示す如く、フレキシブルプリント基板(FPC21)にお
いて、曲げられて外方へ向く面、すなわち曲げられて引
張り応力が生じる面の配線パターン(53)が絶縁カバー
フィルム(55)によって覆われ、その裏面の内方へ向く
面の絶縁カバーフィルムが除かれている。これによっ
て、配線パターン(53)が引張力を受け断線するのを防
止している。
なお、この考案は上記の実施例のようにフレキシブルプ
リント基板同士を直接重ね合わせることによって接続す
るものに限らず、半田づけ、導電コネクタを介して接続
するものであってもよい。
〈考案の効果〉 以上のように、本考案においてはフレキシブルプリント
基板を、カメラの上面に配置される部分と、カメラの下
面に配置される部分と、カメラの前面に配置される部分
の3部分に分割し、これを接続するようにしたので、基
板を複雑に折り曲げることなく、上下前各面に沿って容
易にそれぞれの基板を組み込むことができる。
従って、カメラの組立てに制約を与えることなく、高度
に電子化・多機能化されたカメラに組み込むことができ
る。
また、このような3枚のフレキシブルプリント基板を挟
持し接続する位置を、フィルム収納部を形成する壁部の
前面側端部の傾斜面としている。この場所はフィルム収
納部が円筒形であるため傾斜面としても問題はなく、こ
こにフレキシブルプリント基板の重ね合わせによる厚さ
のある接続部を配置することで、カメラボディが大きく
なるといったこともなく、スペースの有効利用ができ
る。しかも、3枚のフレキシブルプリント基板をこのよ
うに上記壁部の前面側で接続しているので、接続のため
の各基板の折り曲げ回数を最も少なくすることができ、
好都合である。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)はこの考案の一実施例のフレキシブルプリ
ント基板(FPC1)における配線パターンの露出部分を示
す図、第1図(b)は第1図(a)のII-II線断面図、
第3図はフレキシブルプリント基板(FPC2)における配
線パターンの露出部分を示す図、第3図はフレキシブル
プリント基板(FPC3)における配線パターンの露出部分
を示す図、第4図はカメラの水平方向の断面図、第5図
はカメラの垂直方向の断面図、第6図(a)はフレキシ
ブルプリント基板(FPC11)における配線パターンの露
出部分を示す図、第6図(b)は第6図(a)のII-II
線断面図、第6図(c)は第6図(a)のIII-III線断
面図、第7図(a)はフレキシブルプリント基板(FPC1
2)における配線パターンの露出部分を示す図、第7図
(b)は第7図(a)のIV-IV線断面図、第8図(a)
はフレキシブルプリント基板(FPC13)における配線パ
ターンの露出部分を示す図、第8図(b)は第8図
(a)のV−V線断面図、第9図は(FPC11),(FPC1
2),(FPC13)を重ね合せて取付けた状態図、第10図
(a)はフレキシブルプリント基板(FPC21)における
配線パターンの露出部分を示す図、第10図(b)は第10
図(a)のVI-VI線断面図、第10図(c)は第10図
(a)のVII-VII線断面図、第11図は(FPC21),(FPC1
2),(FPC13)を重ね合せて取付けた状態図、第12図は
従来の(FPC31),(FPC32),(FPC33)を重ね合せて
取付けた状態図である。 6,6′,43,44,55,56……絶縁カバーフィルム、6a,6a′,4
3a,44a,55a,56a……境界端部、(P1)〜(P13),
(P1′)〜(P13′),41,42,46,53,54……配線パター
ン、FPC1,FPC2,FPC3……フレキシブルプリント基板、12
……傾斜面。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】主としてカメラ上面に略沿うように配設さ
    れた第1のフレキシブルプリント基板と、 主としてカメラ下面に略沿うように配設された第2のフ
    レキシブルプリント基板と、 主としてカメラ前面に略沿うように配設された第3のフ
    レキシブルプリント基板とを有し、 上記第1,第2および第3のフレキシブルプリント基板は
    フィルム収納部を形成する壁部の前面側端部の傾斜面に
    おいて挟持され圧接続されることを特徴とするカメラの
    フレキシブルプリント基板。
  2. 【請求項2】上記3枚のフレキシブルプリント基板は、
    上記傾斜面に後方から順に第3、第1、第2の順番に重
    ねられていることを特徴とする請求項1に記載のカメラ
    のフレキシブルプリント基板。
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JPS5768825A (en) * 1980-10-16 1982-04-27 Olympus Optical Co Ltd Printed circuit connecting method of camera

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JPH01123846U (ja) 1989-08-23

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