JPH07226664A - 半導体スイッチング素子の駆動回路 - Google Patents
半導体スイッチング素子の駆動回路Info
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- JPH07226664A JPH07226664A JP6019489A JP1948994A JPH07226664A JP H07226664 A JPH07226664 A JP H07226664A JP 6019489 A JP6019489 A JP 6019489A JP 1948994 A JP1948994 A JP 1948994A JP H07226664 A JPH07226664 A JP H07226664A
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- Japan
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- semiconductor switching
- switching element
- driving
- switch
- pulse transformer
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 半導体スイッチング素子の駆動回路を簡素化
し、小型・軽量化による低コスト化かつ半導体スイッチ
ング素子にかかるサージ電流の抑制をして信頼性・安全
性の向上させる。 【構成】 商用電源に接続された整流・平滑回路と半導
体スイッチング素子を直列に接続し、パルストランスの
1次・2次巻線をそれぞれ単巻線で構成たものである。
し、小型・軽量化による低コスト化かつ半導体スイッチ
ング素子にかかるサージ電流の抑制をして信頼性・安全
性の向上させる。 【構成】 商用電源に接続された整流・平滑回路と半導
体スイッチング素子を直列に接続し、パルストランスの
1次・2次巻線をそれぞれ単巻線で構成たものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は半導体スイッチング素
子の駆動回路に関するものである。
子の駆動回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図10は、例えば特開昭63ー9572
6号公報に示された半導体スイッチング素子の一種であ
るIGBT(Insulated Gate Bipolar mode Transistor)
素子の駆動回路である。図において、40はパルストラ
ンスであり、1次側に2巻線40a・40b、2次側に
2巻線40c・40dを備え2組のパルストランスを用
いてIGBT素子41を駆動している。また、42は点
弧信号発生回路、43・44はトランジスタである。次
に動作について説明する。図11の回路の動作説明図に
示すように、点弧信号発生回路42からのオン指令によ
り、トランジスタ43・44を交互にオン・オフさせて
パルストランス40を駆動する。パルストランス40を
駆動させるとパルストランス40に所定の電圧が誘起さ
れ、これにより、抵抗45・46、ダイオード47及び
抵抗48を介してダイオード49または50に電流が流
れ、トランジスタがオンとなり、IGBT素子のゲート
−エミッタ間に所定の電圧が印加され、IGBT41は
オンとなる。
6号公報に示された半導体スイッチング素子の一種であ
るIGBT(Insulated Gate Bipolar mode Transistor)
素子の駆動回路である。図において、40はパルストラ
ンスであり、1次側に2巻線40a・40b、2次側に
2巻線40c・40dを備え2組のパルストランスを用
いてIGBT素子41を駆動している。また、42は点
弧信号発生回路、43・44はトランジスタである。次
に動作について説明する。図11の回路の動作説明図に
示すように、点弧信号発生回路42からのオン指令によ
り、トランジスタ43・44を交互にオン・オフさせて
パルストランス40を駆動する。パルストランス40を
駆動させるとパルストランス40に所定の電圧が誘起さ
れ、これにより、抵抗45・46、ダイオード47及び
抵抗48を介してダイオード49または50に電流が流
れ、トランジスタがオンとなり、IGBT素子のゲート
−エミッタ間に所定の電圧が印加され、IGBT41は
オンとなる。
【0003】また、図12は、パルストランスの点弧信
号発生回路側(1次側)を1巻線とした従来例を示す図
である。図において、51はパルストランスであり、1
次側に1巻線51a、2次側に2巻線51b・51cを
備えている。また、52は半導体スイッチング素子、5
3は正電源、54は負電源、55は点弧信号発生回路で
ある。次に動作について説明する。点弧信号発生回路5
5から半導体スイッチング素子に対してオン指令が与え
られると、パルストランス51に所定の電圧が誘起され
る。そして、抵抗56を介してトランジスタ57がオン
して半導体スイッチング素子52がオンする。また、半
導体スイッチング素子に対してオフの指令が与えられる
とパルストランス51に所定の電圧が誘起されトランジ
スタ58・59がそれぞれオンして半導体スイッチング
素子52がオフする。
号発生回路側(1次側)を1巻線とした従来例を示す図
である。図において、51はパルストランスであり、1
次側に1巻線51a、2次側に2巻線51b・51cを
備えている。また、52は半導体スイッチング素子、5
3は正電源、54は負電源、55は点弧信号発生回路で
ある。次に動作について説明する。点弧信号発生回路5
5から半導体スイッチング素子に対してオン指令が与え
られると、パルストランス51に所定の電圧が誘起され
る。そして、抵抗56を介してトランジスタ57がオン
して半導体スイッチング素子52がオンする。また、半
導体スイッチング素子に対してオフの指令が与えられる
とパルストランス51に所定の電圧が誘起されトランジ
スタ58・59がそれぞれオンして半導体スイッチング
素子52がオフする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の駆動方式では、
パルストランスの1次・2次巻線を複数の巻線で構成し
なければならず、更に、パルストランスの1次側の駆動
手段としても増幅手段が必要となり、また、パルストラ
ンスの2次側には絶縁されたスイッチング素子駆動用の
電源が必要なため複雑かつコスト高になった。また、図
11に示すように、駆動方式のタイミングを、交互にオ
ンさせているので、いずれか一つでも異常となれば正常
なスイッチングを得られないため、信頼性にかける点が
あった。また、半導体スイッチング素子にかかる電圧は
スタート時から電源電圧もしくはパルストランスの巻線
比で設定された電圧であり、スタート時半導体スイッチ
ング素子にかかるサージ電流が制御できない為、信頼性
に欠ける点があった。更に半導体スイッチング素子の内
部容量や半導体スイッチング素子周辺の配線長のバラツ
キによるドライブ時のゲートにかかる電圧が振動してオ
ンできない場合があった。また、従来の駆動方式では、
絶縁方式・非絶縁方式の両方式においても点弧信号発生
回路と半導体スイッチとの間に有線方式のインタフェイ
スがあり、コスト高となり、またインタフェイスに何ら
かの異常をきたすと駆動できなかった。
パルストランスの1次・2次巻線を複数の巻線で構成し
なければならず、更に、パルストランスの1次側の駆動
手段としても増幅手段が必要となり、また、パルストラ
ンスの2次側には絶縁されたスイッチング素子駆動用の
電源が必要なため複雑かつコスト高になった。また、図
11に示すように、駆動方式のタイミングを、交互にオ
ンさせているので、いずれか一つでも異常となれば正常
なスイッチングを得られないため、信頼性にかける点が
あった。また、半導体スイッチング素子にかかる電圧は
スタート時から電源電圧もしくはパルストランスの巻線
比で設定された電圧であり、スタート時半導体スイッチ
ング素子にかかるサージ電流が制御できない為、信頼性
に欠ける点があった。更に半導体スイッチング素子の内
部容量や半導体スイッチング素子周辺の配線長のバラツ
キによるドライブ時のゲートにかかる電圧が振動してオ
ンできない場合があった。また、従来の駆動方式では、
絶縁方式・非絶縁方式の両方式においても点弧信号発生
回路と半導体スイッチとの間に有線方式のインタフェイ
スがあり、コスト高となり、またインタフェイスに何ら
かの異常をきたすと駆動できなかった。
【0005】この発明は上記のような問題点を解決する
為になされたもので、パルストランスの1次・2次巻線
を1巻線ずつで構成でき、かつ周辺回路の簡素化ができ
低コスト化、小型化が可能でさらに、確実な駆動をする
ことを目的とする。
為になされたもので、パルストランスの1次・2次巻線
を1巻線ずつで構成でき、かつ周辺回路の簡素化ができ
低コスト化、小型化が可能でさらに、確実な駆動をする
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる半導体
スイッチング素子の駆動回路においては、商用電源に接
続され直流電源を整流・平滑する整流・平滑回路と、前
記整流・平滑回路に直列に接続された負荷と、前記負荷
に直列に接続された半導体スイッチング素子とを有し、
前記半導体スイッチング素子の駆動を制御するパルスト
ランスの1次巻線側にパルストランス駆動用の第1のス
イッチ、2次巻線側に前記半導体スイッチング素子駆動
用の第2のスイッチを接続し、前記1次・2次巻線をそ
れぞれ単巻線で構成したものである。
スイッチング素子の駆動回路においては、商用電源に接
続され直流電源を整流・平滑する整流・平滑回路と、前
記整流・平滑回路に直列に接続された負荷と、前記負荷
に直列に接続された半導体スイッチング素子とを有し、
前記半導体スイッチング素子の駆動を制御するパルスト
ランスの1次巻線側にパルストランス駆動用の第1のス
イッチ、2次巻線側に前記半導体スイッチング素子駆動
用の第2のスイッチを接続し、前記1次・2次巻線をそ
れぞれ単巻線で構成したものである。
【0007】また、商用電源に接続され直流電源を整流
・平滑する整流・平滑回路と、前記整流・平滑回路に直
列に接続された負荷と、前記負荷に直列に接続された半
導体スイッチング素子とを有し、前記半導体スイッチン
グ素子の駆動を制御するパルストランスの1次・2次巻
線をそれぞれ単巻線で構成し、前記2次巻線は、前記半
導体スイッチング素子の駆動用スイッチと接続し、前記
駆動用スイッチの電源及び駆動制御手段としての働きを
備えたものである。
・平滑する整流・平滑回路と、前記整流・平滑回路に直
列に接続された負荷と、前記負荷に直列に接続された半
導体スイッチング素子とを有し、前記半導体スイッチン
グ素子の駆動を制御するパルストランスの1次・2次巻
線をそれぞれ単巻線で構成し、前記2次巻線は、前記半
導体スイッチング素子の駆動用スイッチと接続し、前記
駆動用スイッチの電源及び駆動制御手段としての働きを
備えたものである。
【0008】さらに、商用電源に接続され直流電源を整
流・平滑する整流・平滑回路と、前記整流・平滑回路に
直列に接続された負荷と、前記負荷に直列に接続された
半導体スイッチング素子とを有し、前記半導体スイッチ
ング素子の駆動を制御する駆動装置に発光素子と受光素
子を備え、前記受光素子側に前記半導体スイッチング素
子の駆動用スイッチを接続したものである。
流・平滑する整流・平滑回路と、前記整流・平滑回路に
直列に接続された負荷と、前記負荷に直列に接続された
半導体スイッチング素子とを有し、前記半導体スイッチ
ング素子の駆動を制御する駆動装置に発光素子と受光素
子を備え、前記受光素子側に前記半導体スイッチング素
子の駆動用スイッチを接続したものである。
【0009】
【作用】この発明における半導体スイッチング素子の駆
動回路は、1次・2次側とも単巻線のパルストランスで
構成し、半導体スイッチング素子の駆動回路の電源をパ
ルストランスの2次巻線から得ることにより部品点数が
少なく低コストで小型化が実現でき、さらに半導体スイ
ッチング素子にかかるサージ電流を抑制し信頼性・安全
性の高い回路を実現できる。 また、無線方式による駆
動によりインタフェイス部の構成、断線や線の短絡や解
放を考慮することなく安全性の高い装置を得られる。
動回路は、1次・2次側とも単巻線のパルストランスで
構成し、半導体スイッチング素子の駆動回路の電源をパ
ルストランスの2次巻線から得ることにより部品点数が
少なく低コストで小型化が実現でき、さらに半導体スイ
ッチング素子にかかるサージ電流を抑制し信頼性・安全
性の高い回路を実現できる。 また、無線方式による駆
動によりインタフェイス部の構成、断線や線の短絡や解
放を考慮することなく安全性の高い装置を得られる。
【0010】
実施例1.図1はこの発明の一実施例を示す半導体スイ
ッチング素子の駆動回路図であり、1は商用電源、2は
整流素子、3はコイル、4はコンデンサ、5は負荷、6
は半導体スイッチング素子、7はパルストランスで、7
aは1次巻線、7bは2次巻線、8は点弧信号発生回
路、9はバッファ、10は第1のスイッチであるパルス
トランス駆動用の半導体スイッチ、11・12は第2の
スイッチである半導体スイッチ駆動用の半導体スイッ
チ、13・15・16・17は抵抗、14はダイオー
ド、18はコンデンサである。この構成により、商用電
源1を整流平滑し、商用電源1に接続された負荷5に直
列に接続された半導体スイッチング素子6をスイッチン
グ駆動する。
ッチング素子の駆動回路図であり、1は商用電源、2は
整流素子、3はコイル、4はコンデンサ、5は負荷、6
は半導体スイッチング素子、7はパルストランスで、7
aは1次巻線、7bは2次巻線、8は点弧信号発生回
路、9はバッファ、10は第1のスイッチであるパルス
トランス駆動用の半導体スイッチ、11・12は第2の
スイッチである半導体スイッチ駆動用の半導体スイッ
チ、13・15・16・17は抵抗、14はダイオー
ド、18はコンデンサである。この構成により、商用電
源1を整流平滑し、商用電源1に接続された負荷5に直
列に接続された半導体スイッチング素子6をスイッチン
グ駆動する。
【0011】以下この実施例における動作を説明する。
点弧信号発生回路8により半導体スイッチング素子6に
対してオン指令が与えられると、バッファ9を介して、
パルストランス駆動用半導体スイッチ10がオンし、パ
ルストランス7の2次巻線7bに所定の電圧が誘起され
る。そして、抵抗15を介して半導体スイッチ駆動用半
導体スイッチ11がオンして抵抗16を介して半導体ス
イッチング素子6がオンする。
点弧信号発生回路8により半導体スイッチング素子6に
対してオン指令が与えられると、バッファ9を介して、
パルストランス駆動用半導体スイッチ10がオンし、パ
ルストランス7の2次巻線7bに所定の電圧が誘起され
る。そして、抵抗15を介して半導体スイッチ駆動用半
導体スイッチ11がオンして抵抗16を介して半導体ス
イッチング素子6がオンする。
【0012】また、点弧信号発生回路8より半導体スイ
ッチング素子6に対してオフ指令が与えられるとバッフ
ァ9を介してパルストランス駆動用半導体スイッチ10
がオフして、パルストランスの2次巻線7bに誘起され
ていた電圧がなくなり、半導体スイッチ駆動用半導体ス
イッチ12がオンして半導体スイッチング素子6がオフ
する。すなわち、2次巻線7bは、半導体スイッチ駆動
用半導体スイッチ11・12の電源及び駆動制御手段と
しての働きを備えている。
ッチング素子6に対してオフ指令が与えられるとバッフ
ァ9を介してパルストランス駆動用半導体スイッチ10
がオフして、パルストランスの2次巻線7bに誘起され
ていた電圧がなくなり、半導体スイッチ駆動用半導体ス
イッチ12がオンして半導体スイッチング素子6がオフ
する。すなわち、2次巻線7bは、半導体スイッチ駆動
用半導体スイッチ11・12の電源及び駆動制御手段と
しての働きを備えている。
【0013】また、図2は上記実施例の図1中の半導体
スイッチング素子6を、電圧制御型スイッチ19で構成
した実施例である。図2に示す実施例においては、低消
費電力で駆動できるとともに、スイッチングのスピード
アップによる損失の低減ができ、より信頼性を向上する
ことができる。
スイッチング素子6を、電圧制御型スイッチ19で構成
した実施例である。図2に示す実施例においては、低消
費電力で駆動できるとともに、スイッチングのスピード
アップによる損失の低減ができ、より信頼性を向上する
ことができる。
【0014】この図1・図2に示した実施例の半導体ス
イッチング素子駆動回路は、例えば高周波加熱装置や電
磁誘導加熱装置等インバーター電源のIGBTの駆動に
利用できるものであり、これらに用いた場合には特に低
コスト化、安全性や信頼性が大巾に向上できる。以下、
負荷5を高周波加熱装置、電磁誘導加熱装置とした場合
についてそれぞれ図を用いて説明する。
イッチング素子駆動回路は、例えば高周波加熱装置や電
磁誘導加熱装置等インバーター電源のIGBTの駆動に
利用できるものであり、これらに用いた場合には特に低
コスト化、安全性や信頼性が大巾に向上できる。以下、
負荷5を高周波加熱装置、電磁誘導加熱装置とした場合
についてそれぞれ図を用いて説明する。
【0015】まず、図3は負荷5を高周波加熱装置に応
用した場合の回路図であり、20・22はコンデンサ、
21は高圧トランス、23・24はダイオード、25は
マグネトロンを示す。 半導体スイッチング素子6がオ
ンすることにより、高圧トランス21に高周波電圧が誘
起され、コンデンサ22とダイオード23により半波倍
電圧整流され、その電圧はマグネトロン25に印加され
マグネトロン25は発振する。また、半導体スイッチン
グ素子6がオフすることによりマグネトロン25は発振
を停止する。半導体スイッチング素子6を数十KHZ で駆
動することにより高周波加熱装置は駆動できる。
用した場合の回路図であり、20・22はコンデンサ、
21は高圧トランス、23・24はダイオード、25は
マグネトロンを示す。 半導体スイッチング素子6がオ
ンすることにより、高圧トランス21に高周波電圧が誘
起され、コンデンサ22とダイオード23により半波倍
電圧整流され、その電圧はマグネトロン25に印加され
マグネトロン25は発振する。また、半導体スイッチン
グ素子6がオフすることによりマグネトロン25は発振
を停止する。半導体スイッチング素子6を数十KHZ で駆
動することにより高周波加熱装置は駆動できる。
【0016】次に、図4は負荷5を電磁誘導加熱装置に
応用した場合の回路図であり、26はコンデンサ、27
は誘導加熱コイル、28は鍋を示す。半導体スイッチン
グ素子6がオンすると、誘電加熱コイル27に電流が流
れ、誘導加熱コイル27と鍋28の間にうず電流が流
れ、鍋28が加熱される。また、半導体スイッチング素
子6を数十KHZ で駆動することにより電磁誘導加熱装置
は駆動できる。
応用した場合の回路図であり、26はコンデンサ、27
は誘導加熱コイル、28は鍋を示す。半導体スイッチン
グ素子6がオンすると、誘電加熱コイル27に電流が流
れ、誘導加熱コイル27と鍋28の間にうず電流が流
れ、鍋28が加熱される。また、半導体スイッチング素
子6を数十KHZ で駆動することにより電磁誘導加熱装置
は駆動できる。
【0017】実施例2.図5は他の実施例を示す半導体
スイッチング素子の駆動回路図である。図において、図
1と同一または相当部分には同一符号を付してあり、説
明は省略する。19は電圧制御型スイッチ、29はダイ
オード、30はコンデンサであり、パルストランス7の
2次巻線7bからの出力パルスをダイオード29とコン
デンサ30で整流平滑して半導体スイッチング素子6を
駆動する回路図である。この構成により、図6に示すよ
うに、電源は立ち上がり電圧制御型スイッチ19の入力
は徐々に大きくなり一定時間後所定の電圧パルスとな
る。したがって、電圧制御型スイッチ19は、スタート
時において、サージ電流を抑制することができる。
スイッチング素子の駆動回路図である。図において、図
1と同一または相当部分には同一符号を付してあり、説
明は省略する。19は電圧制御型スイッチ、29はダイ
オード、30はコンデンサであり、パルストランス7の
2次巻線7bからの出力パルスをダイオード29とコン
デンサ30で整流平滑して半導体スイッチング素子6を
駆動する回路図である。この構成により、図6に示すよ
うに、電源は立ち上がり電圧制御型スイッチ19の入力
は徐々に大きくなり一定時間後所定の電圧パルスとな
る。したがって、電圧制御型スイッチ19は、スタート
時において、サージ電流を抑制することができる。
【0018】実施例3.図7は実施例3を示す半導体ス
イッチング素子の駆動回路図である。図において、図1
・2・5と同一または相当部分には同一符号を付してあ
り、説明は省略する。31はパルストランス駆動用電圧
制御型スイッチであり、上記実施例におけるパルストラ
ンス駆動用半導体スイッチ10の替わりにパルストラン
ス駆動用電圧制御型スイッチ31を用いたものである。
この構成により、点弧信号発生装置8から直接駆動が可
能で、バッファが省略でき、低消費電力で駆動を実現で
きる。
イッチング素子の駆動回路図である。図において、図1
・2・5と同一または相当部分には同一符号を付してあ
り、説明は省略する。31はパルストランス駆動用電圧
制御型スイッチであり、上記実施例におけるパルストラ
ンス駆動用半導体スイッチ10の替わりにパルストラン
ス駆動用電圧制御型スイッチ31を用いたものである。
この構成により、点弧信号発生装置8から直接駆動が可
能で、バッファが省略でき、低消費電力で駆動を実現で
きる。
【0019】実施例4.図8は実施例4を示す半導体ス
イッチング素子の駆動回路図である。図において、図1
・2・5・7と同一または相当部分には同一符号を付し
てあり、説明は省略する。32はダイオードであり、上
記実施例の駆動回路において、電圧制御型スイッチ19
のゲート−エミッタ間にダイオード32を並列に接続
し、かつゲートとダイオードのカソードが接続させるよ
うに構成したものである。この構成により、負荷5との
配線のインダクタンズのバラツキや電圧制御型スイッチ
駆動用半導体スイッチ11・12からの配線のバラツキ
等数々のバラツキを吸収して確実なスイッチングができ
る。
イッチング素子の駆動回路図である。図において、図1
・2・5・7と同一または相当部分には同一符号を付し
てあり、説明は省略する。32はダイオードであり、上
記実施例の駆動回路において、電圧制御型スイッチ19
のゲート−エミッタ間にダイオード32を並列に接続
し、かつゲートとダイオードのカソードが接続させるよ
うに構成したものである。この構成により、負荷5との
配線のインダクタンズのバラツキや電圧制御型スイッチ
駆動用半導体スイッチ11・12からの配線のバラツキ
等数々のバラツキを吸収して確実なスイッチングができ
る。
【0020】実施例5.図9は実施例5を示す半導体ス
イッチング素子の駆動回路図である。図において、図1
・2・8と同一または相当部分には同一符号を付してあ
り、説明は省略する。33は発光素子駆動用半導体スイ
ッチ、34・37・38は抵抗、35は発光素子、36
は受光素子、39はダイオードである。
イッチング素子の駆動回路図である。図において、図1
・2・8と同一または相当部分には同一符号を付してあ
り、説明は省略する。33は発光素子駆動用半導体スイ
ッチ、34・37・38は抵抗、35は発光素子、36
は受光素子、39はダイオードである。
【0021】次に動作について説明する。点弧信号発生
回路8により電圧制御型スイッチ19に対してオン指令
が与えられると、バッファ9を介して発光素子駆動用半
導体スイッチ33がオンし、発光素子35が駆動され
る。これにより、受光素子36が駆動され抵抗38を介
して、電圧制御型スイッチ19がオンする。また、点弧
信号発生回路8により電圧制御型スイッチ19に対して
オフ指令が与えられると、バッファ9を介して発光素子
駆動用半導体スイッチ33がオフし、発光素子35がオ
フすると、受光素子36の駆動もオフされ、電圧制御型
スイッチ駆動用半導体スイッチ12がオンして、電圧型
制御スイッチ19がオフされる。この構成により半導体
スイッチング素子の駆動制御を無線方式のインターフェ
イスで行えるので、配線にかかる費用の低減、無線方式
によるノイズ防止など、低コスト化、安全性や信頼性の
向上ができる。また、この実施例2〜5における半導体
スイッチング素子の駆動回路においても、実施例1と同
様に例えば高周波加熱装置や電磁誘導加熱装置等のイン
バータ電源のIGBTの駆動に利用でき、しかも、これ
らに用いた場合には特に低コスト化・安全性・信頼性が
大巾に向上する。
回路8により電圧制御型スイッチ19に対してオン指令
が与えられると、バッファ9を介して発光素子駆動用半
導体スイッチ33がオンし、発光素子35が駆動され
る。これにより、受光素子36が駆動され抵抗38を介
して、電圧制御型スイッチ19がオンする。また、点弧
信号発生回路8により電圧制御型スイッチ19に対して
オフ指令が与えられると、バッファ9を介して発光素子
駆動用半導体スイッチ33がオフし、発光素子35がオ
フすると、受光素子36の駆動もオフされ、電圧制御型
スイッチ駆動用半導体スイッチ12がオンして、電圧型
制御スイッチ19がオフされる。この構成により半導体
スイッチング素子の駆動制御を無線方式のインターフェ
イスで行えるので、配線にかかる費用の低減、無線方式
によるノイズ防止など、低コスト化、安全性や信頼性の
向上ができる。また、この実施例2〜5における半導体
スイッチング素子の駆動回路においても、実施例1と同
様に例えば高周波加熱装置や電磁誘導加熱装置等のイン
バータ電源のIGBTの駆動に利用でき、しかも、これ
らに用いた場合には特に低コスト化・安全性・信頼性が
大巾に向上する。
【0022】
【発明の効果】以上のようなこの発明によれば、半導体
スイッチング素子の駆動を1次・2次巻線をそれぞれ単
巻線のパルストランスで構成したので、低コスト化はも
ちろんのこと、パルストランスの構成を簡素化できるこ
とにより、部品単数の故障率の低減もでき、さらに装置
全体の安全性が向上する効果がある。
スイッチング素子の駆動を1次・2次巻線をそれぞれ単
巻線のパルストランスで構成したので、低コスト化はも
ちろんのこと、パルストランスの構成を簡素化できるこ
とにより、部品単数の故障率の低減もでき、さらに装置
全体の安全性が向上する効果がある。
【0023】また、駆動回路の電源をパルストランスの
2次巻線から得ることにより、部品点数の削減、小型化
が可能となり、さらにスタート時に半導体スイッチング
素子に流れ込むサージ電流を抑制する効果がある。
2次巻線から得ることにより、部品点数の削減、小型化
が可能となり、さらにスタート時に半導体スイッチング
素子に流れ込むサージ電流を抑制する効果がある。
【0024】さらに、半導体スイッチング素子の駆動制
御を発光素子と受光素子とを用いた無線方式としたこと
により、低コスト化、安全性や信頼性が向上する効果が
ある。
御を発光素子と受光素子とを用いた無線方式としたこと
により、低コスト化、安全性や信頼性が向上する効果が
ある。
【図1】この発明の実施例1を示す半導体スイッチング
素子の駆動回路図である。
素子の駆動回路図である。
【図2】図1の半導体スイッチング素子を電圧制御スイ
ッチとした駆動回路図である。
ッチとした駆動回路図である。
【図3】図1の負荷を高周波加熱装置とした部分回路図
である。
である。
【図4】図1の負荷を電磁誘導加熱装置とした部分回路
図である。
図である。
【図5】この発明の実施例2を示す半導体スイッチング
素子の駆動回路図である。
素子の駆動回路図である。
【図6】図5における電圧変化を示す図である。
【図7】この発明の実施例3を示す半導体スイッチング
素子の駆動回路図である。
素子の駆動回路図である。
【図8】この発明の実施例4を示す半導体スイッチング
素子の駆動回路図である。
素子の駆動回路図である。
【図9】この発明の実施例5を示す半導体スイッチング
素子の駆動回路図である。
素子の駆動回路図である。
【図10】従来の駆動回路図である。
【図11】図10における半導体スイッチと発生信号と
の関係を示す図である。
の関係を示す図である。
【図12】従来の他の駆動回路図である。
1 商用電源 2 整流素子 3 コイル 4 コンデンサ 5 負荷 6 半導体スイッチング素子 7 パルストランス 8 点弧信号発生装置 10 パルストランス駆動用の半導体スイッチ 11・12 半導体素子駆動用の半導体スイッチ 35 発光素子 36 受光素子
Claims (3)
- 【請求項1】 商用電源に接続され直流電源を整流・平
滑する整流・平滑回路と、前記整流・平滑回路に直列に
接続された負荷と、前記負荷に直列に接続された半導体
スイッチング素子とを有し、前記半導体スイッチング素
子の駆動を制御するパルストランスの1次巻線側にパル
ストランス駆動用の第1のスイッチ、2次巻線側に前記
半導体スイッチング素子駆動用の第2のスイッチを接続
し、前記1次・2次巻線をそれぞれ単巻線で構成したこ
とを特徴とする半導体スイッチング素子の駆動回路。 - 【請求項2】 商用電源に接続され直流電源を整流・平
滑する整流・平滑回路と、前記整流・平滑回路に直列に
接続された負荷と、前記負荷に直列に接続された半導体
スイッチング素子とを有し、前記半導体スイッチング素
子の駆動を制御するパルストランスの1次・2次巻線を
それぞれ単巻線で構成し、前記2次巻線は、前記半導体
スイッチング素子の駆動用スイッチと接続し、前記駆動
用スイッチの電源及び駆動制御手段としての働きを備え
ていることを特徴とする半導体スイッチング素子の駆動
回路。 - 【請求項3】 商用電源に接続され直流電源を整流・平
滑する整流・平滑回路と、前記整流・平滑回路に直列に
接続された負荷と、前記負荷に直列に接続された半導体
スイッチング素子とを有し、前記半導体スイッチング素
子の駆動を制御する駆動装置に発光素子と受光素子を備
え、前記受光素子側に前記半導体スイッチング素子の駆
動用スイッチを接続したことを特徴とする半導体スイッ
チング素子の駆動回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6019489A JPH07226664A (ja) | 1994-02-16 | 1994-02-16 | 半導体スイッチング素子の駆動回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6019489A JPH07226664A (ja) | 1994-02-16 | 1994-02-16 | 半導体スイッチング素子の駆動回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07226664A true JPH07226664A (ja) | 1995-08-22 |
Family
ID=12000777
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6019489A Pending JPH07226664A (ja) | 1994-02-16 | 1994-02-16 | 半導体スイッチング素子の駆動回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07226664A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100319289B1 (ko) * | 1998-11-23 | 2001-12-29 | 클라크 3세 존 엠. | 저전압 및 저전력의 10/100 베이스-t 적용을 위한 라인구동기 및 방법 |
WO2013047476A1 (ja) | 2011-09-28 | 2013-04-04 | サンケン電気株式会社 | ゲート駆動回路 |
US8502571B2 (en) | 2011-05-26 | 2013-08-06 | Sanken Electric Co., Ltd. | Gate driving circuit |
-
1994
- 1994-02-16 JP JP6019489A patent/JPH07226664A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100319289B1 (ko) * | 1998-11-23 | 2001-12-29 | 클라크 3세 존 엠. | 저전압 및 저전력의 10/100 베이스-t 적용을 위한 라인구동기 및 방법 |
US8502571B2 (en) | 2011-05-26 | 2013-08-06 | Sanken Electric Co., Ltd. | Gate driving circuit |
WO2013047476A1 (ja) | 2011-09-28 | 2013-04-04 | サンケン電気株式会社 | ゲート駆動回路 |
US9240779B2 (en) | 2011-09-28 | 2016-01-19 | Sanken Electric Co., Ltd. | Gate driving circuit |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |