JPH0722645Y2 - 光フアイバユニツト - Google Patents

光フアイバユニツト

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JPH0722645Y2
JPH0722645Y2 JP1988053657U JP5365788U JPH0722645Y2 JP H0722645 Y2 JPH0722645 Y2 JP H0722645Y2 JP 1988053657 U JP1988053657 U JP 1988053657U JP 5365788 U JP5365788 U JP 5365788U JP H0722645 Y2 JPH0722645 Y2 JP H0722645Y2
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JP
Japan
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optical fiber
fiber unit
tape
unit
foamed polyethylene
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JP1988053657U
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邦 林
徹治 青木
良明 寺沢
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はパイプの中の気流の流れによつて布設される光
フアイバユニツトの構造に関するものである。
〔従来の技術〕
パイプの中の気流の流れによつて布設する光フアイバユ
ニツトの構造として、たとえば第5図に断面構造を示
す、ヨーロツパ特許0157610に開示されているような、
複数の光フアイバ素線53を集束して高ヤング率、高密度
の一次被覆6を施し、外周に発泡ポリエチレン52による
二次被覆を施した構造のものがある。
ここで一次被覆6を高ヤング率、高密度にするのは、二
次被覆の発泡ポリエチレン52の低温時における収縮応力
が光フアイバ素線53に影響するのを防止するため、収縮
応力に対し抵抗する構造とすることを要するためであ
る。また、このために一次被覆6に内包される各光フア
イバ素線53は、タイトに収納されることが望ましい。
なお二次被覆に発泡ポリエチレン52を用いたのは、パイ
プの中を流れる気流によつて布設する光フアイバユニツ
トとしては、軽量かつ一定の表面積を有していることが
要求されるためである。
〔考案が解決しようとする課題〕
第5図に例示した従来の光フアイバユニツトの構造は、
軽量化および製造性の面から中心抗張力体を使用せず、
また光フアイバ素線も撚りを与えずに直線状に収納する
構造を備えていることが一般的である。
従来例の構造では、中心抗張力体を使用していても光フ
アイバ素線を直線状に、完全にタイトの状態でユニツト
内に収納することは非常に困難で、個個の光フアイバ素
線の配列も非常に乱れ易く、従つて、一次被覆に高ヤン
グ率、高密度の材料を使用するにもかかわらず、二次被
覆の発泡ポリエチレンの低温収縮応力に対する抵抗力が
弱いために、一次被覆内に集束、収納されている光フア
イバの低温における伝送損失の増加が観測されている。
この光フアイバの伝送損失の増加は、シースを形成する
二次被覆の発泡ポリエチレンの低温収縮により、収納さ
れている光フアイバは長手方向に微小な曲がりを発生
し、伝送損失が増加することによるものである。
また、従来の構造によると、収納できる光フアイバの心
数も限られており、第5図に例示した構造の光フアイバ
ユニツトでは、中心に位置する光フアイバ素線も含めて
7心である。さらに多心化するために、中心に太径の抗
張力体を配置して、抗張力体の外周に多心の光フアイバ
を配置収納する構造や、光フアイバ素線を、第5図に例
示した7心集合体の外層にさらに一層積層した状態で配
置する構造も考えられるが、いずれも製造上の製造工程
の複雑化、制御性や、製造される光フアイバユニツトの
伝送特性、機械特性上に問題があり、好ましくない。
また、第5図に例示した構造の光フアイバユニットは、
光フアイバ素線を互いに識別するための色別とすること
が必要となり、このため光フアイバ素線全心について彩
色を施すことが要求される。しかし多心化が進むと、現
実的に完全色別は実際上無理となる。
さらに、光フアイバ素線集合体に施す一次被覆は、材料
が高ヤング率、高密度であることから、通常被覆の肉厚
が非常に薄く形成され、したがつて一次被覆の内層部に
引裂き紐などを装入しないと、光フアイバの分岐、接続
などの端末処理に際しての一次被覆の除去が極めて困難
となる。
本考案は上記の各問題点を解決し、低温特性、製造性、
色別性さらに端末処理性を大幅に改善した光フアイバユ
ニツトを提供することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は上記の目的を達成するため、パイプの中の気流
の流れにより布設する光ファイバユニットの構成におい
て、前記光ファイバユニットは、複数枚のテープ状光フ
ァイバ心線を重ねて形成した積層体の外周に発泡ポリエ
チレンを被覆し一体化し、発泡ポリエチレンを最外層と
する構造を備えてなることを特徴としている。
またパイプ中の気流の流れにより布設する光ファイバユ
ニットの構造において、前記光ファイバユニットは、複
数枚のテープ状光ファイバ心線を重ねて形成した積層体
の外周を吸水ヤーンにより蓋い、前記吸水ヤーンの外周
面に発泡ポリエチレンを被覆し一体化し、発泡ポリエチ
レンを最外層とする構造を備えてなる態様は有効であ
る。
〔作用〕
本考案の光フアイバユニツトに適用するテープ状光フア
イバ心線は、複数の光フアイバ素線を一列に配置し、外
周に紫外線硬化型樹脂を一括被覆した構造を備えている
ことから、個個の光フアイバ素線を集束して一次被覆を
施した従来の構造に比べて、本考案のテープ状の構造で
は光フアイバ素線相互間の自由度が拘束され完全に一体
となつているので、二次被覆の発泡ポリエチレンの低温
収縮力に対する抵抗も大となつて、光フアイバの低温に
よる伝送損失の増加は大幅に低減される。さらにテープ
状光フアイバ心線中に抗張力体を挿入配置することによ
り、テープ状光フアイバ心線全体の低温収縮が押えら
れ、低温伝送特性の向上がはかられるとともに光フアイ
バユニツト全体の引張強度の向上もはかられる。
また、本考案に適用するテープ状光フアイバ心線は、個
個の光フアイバ素線が完全に一列に配列されているの
で、光フアイバ素線相互間の位置の乱れの生ずることが
なく、したがつて製造工程において光フアイバ素線の位
置乱れに起因して生じる伝送損失増も全く見られず製造
性に優れる。また従来の光ファイバ素線を集束するため
の一次被覆も不要となり、端末処理および光フアイバ素
線の彩色識別も容易となる。さらに、テープ状光フアイ
バ素線を複数枚積層することにより容易に多心化がはか
れる。
また本考案の光フアイバユニットは、テープ状光フアイ
バ心線の積層体の外周を吸水ヤーンで蓋つて発泡ポリエ
チレンの被覆を施す構造を備えることにより、発泡ポリ
エチレンの被覆押し出し成形時に生じる高い押出圧力は
光フアイバ心線に直接加圧されることがなく、製造性が
さらに向上し有効であるとともに、発泡ポリエチレンか
ら透過してくる湿気も吸水ヤーンの層で完全に吸収する
ことができ、光フアイバの長期信頼性を高めることがで
きる。
さらに、発泡ポリエチレンとテープ状光ファイバ心線間
に吸水ヤーンを介在する構造により、発泡ポリエチレン
とテープ状光フアイバ心線とは直接接触することがな
く、低温における発泡ポリエチレンの収縮力が直接テー
プ状光フアイバ心線に伝わらず、光フアイバ低温伝送損
失増加用の低減に有効である。以下図面にもとづき実施
例について説明する。
〔実施例〕
第1図は本考案の光フアイバユニツトの第1の実施例の
断面構造図である。4本の光フアイバ素線3からなる4
心のテープ状光フアイバ心線1を3枚積層し、外周に発
泡ポリエチレン2により被覆を施した構造の12心の光フ
アイバユニツトでをる。
光ファイバ素線は、外径0.125mmφのガラスファイバ
に、紫外線硬化型樹脂を外径0.25mmφに二層被覆したも
のである。テープ状光フアイバ心線1は、光フアイバ素
線3を4本一列に配列し、紫外線硬化型樹脂で、幅1.25
mm、厚さ0.4mmに一括被覆成形したものである。本実施
例は、テープ状光フアイバ心線1を3枚積層し、外周に
発泡率が50%の発泡ポリエチレンを押し出し成形被覆し
て構成した。なお光フアイバ素線3を形成するガラスフ
アイバは、コア径50μmφのマルチモードフアイバを使
用した。
第2図は本考案の光フアイバユニツトの第2の実施例の
断面構造を示す。本実施例は、2本の光フアイバ素線23
からなる2心のテープ状光フアイバ心線21を2枚積層
し、発泡ポリエチレン22により被覆を施した構造の4心
の光フアイバユニットである。テープ状光フアイバ心線
21は、幅0.7mm、厚さ0.4mmで、光フアイバ素線23は第1
図に示した第1の実施例と同じものを使用した。本実施
例の4心の光フアイバユニツトの外径は、1.6mmφであ
る。
第3図は本考案の光ファイバユニットの第3の実施例の
断面構造図である。本実施例は、2本の光フアイバ素線
33からなる2心のテープ状光フアイバ心線31を2枚積層
し、積層体の外周を1Kdの吸水ヤーン4により蓋い、さ
らに発泡ポリエチレン32を押し出し成形被覆した構造の
4心の光フアイバユニツトである。本実施例で使用した
2心のテープ状光フアイバ心線31は、第2図に示した第
2の実施例と同じもので、光フアイバユニツトの外径は
1.6mmφである。
第4図は本考案の光ファイバユニットの第4の実施例の
断面構造を示す。本実施例は、2本の光フアイバ素線43
の間に1本のFRP抗張力体5を介在配列したテープ状光
フアイバ心線41を2枚積層し、積層体の外周に発泡ポリ
エチレン42を押し出し成形被覆した構造の抗張力体を含
む4心の光フアイバユニツトである。本実施例のテープ
状光フアイバ心線41の幅は1mm、厚さは0.4mmで、使用し
た光フアイバ素線43は第1図に示した第1の実施例と同
じもので、FRP抗張力体の外径は0.25mmφである。光フ
アイバユニツトの外径は1.6mmφである。
本考案の第1乃至第4の実施例について、低温伝送特性
を評価するため、第5図に例示した従来構造の光フアイ
バユニツトも試作した。第1乃至第4の実施例に使用し
たと同様の、外径が0.25mmφの紫外線硬化型樹脂を被覆
したマルチモードの光ファイバ素線を7本集束し、外径
1mmφまでポリプロピレンにより一次被覆を施し、さら
に外径2mmφまで発泡ポリエチレンを押し出し成形被覆
した。
第1図乃至第5図までに示した構造の第1乃至第4の実
施例および従来構造の試作例のそれぞれの光フアイバユ
ニツトについて、温度−20℃における伝送損失の増加の
測定を行つた結果を第1表に示す。なお測定した光の波
長はλ=1.3μmである。
第1表の測定結果から、本考案のテープ状光フアイバ心
線を使用した構造の光フアイバ素線の低温(−20℃)に
おける伝送損失の増加は、従来構造に比べて約1桁以上
低減できることが確認された。
また同じ構成のテープ状光フアイバ心線を使用するうえ
で、第3の実施例に示した発泡ポリエチレンとテープ状
光フアイバ心線の間に吸水ヤーンを介在した第3図の構
造、および第4の実施例に示した抗張力体を光フアイバ
素線とともに配列した第4図の構造の本考案の光フアイ
バユニツトは、低温伝送損失の増加をさらに低減できる
ことが確認された。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案の光フアイバユニツトは、
収納する光フアイバをテープ状光フアイバ心線構成を基
にして、テープ状光フアイバ心線の完全一体化を利用し
て、従来構造の光フアイバ素線単体の集束体構成による
低温伝送損失増加の問題を解決することができた。ま
た、本考案の光フアイバユニツトの構造により、製造
性、彩色識別性、端末処理性にも大幅な改善がなされ
た。らに吸水ヤーンを介在する構造、また抗張力体を配
列する構造により、低温伝送損失の増加低減に顕著な効
果が得られた。また、とくに吸水ヤーンを介在させるこ
とにより、光フアイバユニツトの防水効果も同時に得ら
れその効果が大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図はそれぞれ本考案の光フアイバユニツ
トの第1乃至第4の実施例の断面構造図、第5図は従来
構造の光ファイバユニツトの断面構造図である。 1,21,31,41……テープ状光フアイバ心線 2,22,32,42,52……発泡ポリエチレン 3,23,33,43,53……光フアイバ素線 4……吸水ヤーン 5……抗張力体 6……一次被覆
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−104607(JP,A) 特開 昭51−98040(JP,A) 特開 昭60−87307(JP,A) 実開 昭62−49114(JP,U) 実開 昭62−146112(JP,U)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】パイプの中の気流の流れにより布設する光
    ファイバユニットの構成において、前記光ファイバユニ
    ットは、複数枚のテープ状光ファイバ心線を重ねて形成
    した積層体の外周に発泡ポリエチレンを被覆し一体化
    し、発泡ポリエチレンを最外層とする構造を備えてなる ことを特徴とする光ファイバユニット。
  2. 【請求項2】パイプの中の気流の流れにより布設する光
    ファイバユニットの構造において、前記光ファイバユニ
    ットは、複数枚のテープ状光ファイバ心線を重ねて形成
    した積層体の外周を吸水ヤーンにより蓋い、 前記吸水ヤーンの外周面に発泡ポリエチレンを被覆し一
    体化し、発泡ポリエチレンを最外層とする構造を備えて
    なる ことを特徴とする光ファイバユニット。
JP1988053657U 1988-04-21 1988-04-21 光フアイバユニツト Expired - Lifetime JPH0722645Y2 (ja)

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