JPH07226075A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JPH07226075A
JPH07226075A JP6016620A JP1662094A JPH07226075A JP H07226075 A JPH07226075 A JP H07226075A JP 6016620 A JP6016620 A JP 6016620A JP 1662094 A JP1662094 A JP 1662094A JP H07226075 A JPH07226075 A JP H07226075A
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JP
Japan
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power supply
voltage
circuit
supply voltage
self
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Pending
Application number
JP6016620A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Tanaka
宏明 田中
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH07226075A publication Critical patent/JPH07226075A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は、電源電圧よりも低い降圧電源電
圧を生成し、セルフリフレッシュ動作時に両電源電圧を
使用して装置全体の低消費電力化を図った半導体記憶装
置を提供することを目的とする。 【構成】 この発明は、基準電圧を発生する基準電圧発
生回路1と、基準電圧と比較電圧を比較するセンスアン
プ2と、比較電圧を生成してセンスアンプ2に与えてセ
ンスアンプ2の比較結果に応じて降圧電源電圧の変動を
調整して降圧電源電圧を設定された値に保持出力する出
力回路3と、セルフリフレッシュ動作モード時に、降圧
電源電圧をセルフリフレッシュ動作以外の動作時に比べ
て低く設定するように出力回路3を制御する制御回路4
とから構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、リフレッシュ動作を
必要とする記憶セルを有する半導体記憶装置に関し、特
に複数種の電源電圧を供給し得る半導体記憶装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、ハンドキャリータイプの電子機器
が増大しており、これらの機器においてバッテリーバッ
クアップの時間を長くすることが切望されている。バッ
テリーバックアップの時間を長くする手法としては様々
な方法が考えられているが、その一つとして電源電圧を
下げて消費電力を低減するという手法がある。
【0003】また近年、トランジスタ等の微細化にとも
なってそれまで使用してきた電源電圧ではトランジスタ
の信頼性の確保が困難となる場合があり、このような場
合には、電源電圧を内部で降圧することにより素子に供
給される電源電圧を低下させる必要がある。
【0004】このような傾向において、リフレッシュ動
作を要する記憶セルを有するDRAM(ダイナミック型
のランダムアクセスメモリ)にあっては、通常動作時に
は高速なアクセス動作が要求されるため、電源電圧を下
げることは極めて困難である。
【0005】一方、DRAMにおいて、周辺装置での消
費電力を低減できるセルフリフレッシュ動作にあって
は、通常動作時のアクセスサイクルが数十ns〜100
ns程度であるのに対してセルフリフレッシュッサイク
ルは数百μs程度に設定されているため、高速動作は要
求されず、電源電圧を通常動作時に比べて下げることが
可能となる。
【0006】しかしながら、外部から与えられる電源電
圧をそのまま内部で電源電圧として使用するタイプの従
来の記憶装置、又は外部から与えられる電源電圧を内部
の電源電圧降圧回路により降圧して、降圧した電源電圧
と外部から与えられる電源電圧が素子に供給されるタイ
プの従来の記憶装置にあっては、通常動作時の電源電圧
とセルフリフレッシュ動作時の電源電圧が同一に設定さ
れていた。このため、セルフリフレッシュ動作時の動作
電流ならびに降圧電源電圧系回路のスタンドバイ電流を
低減することが困難になっていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
従来の半導体記憶装置においては、セルフリフレッシュ
動作モード以外の動作時の電源電圧とセルフリフレッシ
ュ時の電源電圧とが同一に設定されていたために、セル
フリフレッシュ動作時の装置全体の消費電力を低減する
ことが困難になっていた。
【0008】そこで、この発明は、上記に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、通常動作時の
電源電圧よりも低いセルフリフレッシュ用の電源電圧を
生成し、セルフリフレッシュ動作時に両電源電圧を使用
して装置全体の低消費電力化を図った半導体記憶装置を
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、セルフリフレッシュ動作モ
ード時に、セルフリフレッシュ動作モード以外の動作時
の装置内部における第1の電源電圧を降圧して得られる
第2の電源電圧を供給してなる第1の電源回路を有して
構成される。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、第1の電源回路が、セルフリフレッシュ動
作モード以外の動作時に外部から与えられる第3の電源
電圧を降圧することにより第1の電源電圧を生成して構
成される。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、第1の電源回路が、セルフリフレッシュ動
作モード以外の動作時に外部から与えられる第3の電源
電圧を第1の電源電圧としてなる。
【0012】請求項4記載の発明は、請求項1又は3記
載の発明において、セルフリフレッシュ動作モード時に
おいて記憶セルが実質的にリフレッシュされるリフレッ
シュ期間にのみ第1の電源電圧を降圧して得られる第2
の電源電圧を供給してなる第2の電源回路を有して構成
される。
【0013】請求項5記載の発明は、請求項1,2又は
3記載の発明において、第1の電源回路は、基準電圧を
発生する基準電圧発生回路と、基準電圧と比較電圧を比
較する比較回路と、第2の電源電圧に対応した比較電圧
を生成して比較回路に与え、比較回路の比較結果に応じ
て第2の電源電圧の変動を調整して第2の電源電圧を設
定された値に保持出力する出力回路と、セルフリフレッ
シュ動作モード時に、セルフリフレッシュ動作モード以
外の動作時に比べて比較電圧を高く設定することにより
第2の電源電圧を低く設定するように出力回路を制御す
る制御回路とから構成される。
【0014】請求項6記載の発明は、請求項4記載の発
明において、第2の電源回路は、基準電圧を発生する基
準電圧発生回路と、基準電圧と比較電圧を比較する比較
回路と、第2の電源電圧に対応した比較電圧を生成して
比較回路に与え、比較回路の比較結果に応じて第2の電
源電圧の変動を調整して第2の電源電圧を設定された値
に保持出力する出力回路と、セルフリフレッシュ動作モ
ード時において記憶セルが実質的にリフレッシュされる
期間にのみ、セルフリフレッシュ動作モード以外の動作
時に比べて比較電圧を高く設定することにより第2の電
源電圧を低く設定するように出力回路を制御する制御回
路とから構成される。
【0015】請求項7記載の発明は、請求項5又は6記
載の発明において、比較回路は、FET(電界効果トラ
ンジスタ)を有するミラー型のセンスアンプからなり、
出力回路は、第2の電源を出力する出力端子と高位電源
との間に接続されたFETと、出力端子と低位電源との
間に直列接続された抵抗群と、抵抗群の抵抗値を可変す
るFETを備え、抵抗群の直列接続点の中の一点から比
較電圧を得てなる。
【0016】
【作用】上記構成において、請求項1,2又は3記載の
発明は、セルフリフレッシュ動作モード時にセルフリフ
レッシュ動作モード以外の動作時に使用される電源電圧
よりも低い降圧電源電圧を生成供給して使用するように
している。
【0017】請求項4記載の発明は、セルフリフレッシ
ュ動作モード時における記憶セルが実質的にリフレッシ
ュされる期間に十分な電流値の降圧電圧を生成供給する
ようにしている。
【0018】
【実施例】以下、図面を用いてこの発明の実施例を説明
する。
【0019】図1は請求項1,2,5,7記載の発明の
一実施例に係わる半導体記憶装置における電源回路の構
成を示す図である。
【0020】図1に示す実施例の電源回路は、リフレッ
シュ動作モード以外の動作時に外部から与えられる電源
電圧Vccとこの電源電圧Vccを降圧して得られる降
圧電源電圧とを使用する半導体記憶装置に適用されるも
のである。
【0021】図1において、電源回路は、基準電圧Vr
efを発生する基準電圧発生回路1と、基準電圧と比較
電圧Vaを比較する比較回路となるミラー型のセンスア
ンプ2と、外部から与えられる電源電圧Vccを降圧し
て得られる出力電圧(降圧電源電圧Vint)に対応し
た比較電圧Vaを生成してセンスアンプ2に与え、セン
スアンプ2の比較結果に応じて降圧電源電圧の変動を調
整して降圧電源電圧を設定された値に保持して出力する
出力回路3と、セルフリフレッシュ動作モード時に、比
較電圧をリフレッシュ動作モード以外の動作時に比べて
高く設定して降圧電源電圧をリフレッシュ動作モード以
外の動作時に比べて低く設定するように出力回路3を制
御する制御回路4とを有して構成されている。
【0022】出力回路3から出力される降圧電源電圧
は、降圧電源電圧系スタンドバイ電流消費回路5及びセ
ルフリフレッシュ動作電流消費回路6に供給され、外部
から与えられる電源電圧は電源回路を除く電源電圧Vc
c系スタンドバイ電流消費回路7に供給されている。
【0023】センスアンプ2は、PチャネルのFET
(電界効果トランジスタ)P1,P2とNチャネルのF
ETN1,N2,N3とを備えて構成されている。出力
回路3は、電源Vccと降圧電源電圧を出力する出力端
子との間に接続されて出力トランジスタとなるPチャネ
ルのFETP3と、出力端子と低位電源Vssとの間に
直列接続された抵抗R1,R2,R3と、抵抗R1と並
列に接続されて抵抗R1の抵抗値よりもオン抵抗が十分
に小さいPチャネルのFETP4とを備えて構成されて
いる。制御回路は4は、セルフリフレッシュ動作モード
時とそれ以外の動作モード時とを区別する制御信号SE
LFを受けてFETP4を導通制御するPチャネルのF
ETP5及びNチャネルのFETN4からなるインバー
タで構成されている。
【0024】このような構成において、制御信号SEL
Fがセルフリフレッシュ動作モード以外の動作モード時
を示すロウレベル時には、制御回路4の出力はハイレベ
ルとなりFETP4は非導通状態となる。
【0025】このような状態において、直列接続された
抵抗R2,R3の直列接続点から得られる比較電圧Va
と基準電圧Vrefとの関係が、Va<Vrefの場合
には、センスアンプ2の比較結果、すなわちFETP3
のゲート電圧が低下してFETP3が導通状態となり、
降圧電源電圧を上昇させる。そして、降圧電源電圧の上
昇とともに比較電圧Vaが上昇して、Va>Vrefに
なると、センスアンプ2の比較結果、すなわちFETP
3のゲート電圧が上昇してFETP3が非導通状態とな
り、降圧電源電圧の上昇が停止され、これとともに比較
電圧も下降する。
【0026】このような動作が繰り返し行われることに
より、図2に示すように、電源電圧が所定の電圧値VM
よりも高い範囲においては、降圧電源電圧は電源電圧よ
りも低いほぼ一定の値を得ることができる。一方、電源
電圧が所定の電圧値 VM よりも低い範囲では、常にV
a<Vrefとなり、FETP3が導通状態となり降圧
電源電圧は電源電圧となる。
【0027】次に、記憶装置がセルフリフレッシュ動作
モードに入り、制御信号SELFがセルフリフレッシュ
動作モード時を示すハイレベルになると、制御回路4の
出力はロウレベルとなりFETP4は導通状態となる。
【0028】このような状態においては、抵抗R1が短
絡される。これにより、比較電圧は、抵抗R1が短絡さ
れない場合は出力端子と低位電源Vssとの間の電圧が
抵抗(R1+R2)と抵抗R3で分割されて得られるの
に対して、抵抗R3が短絡される場合には出力端子と低
位電源Vssとの間の電圧が抵抗R2,R3で分割され
て得られるので、抵抗R1が短絡された際の比較電圧は
抵抗R1が短絡されない場合に比べて高くなり、降圧電
源電圧は低くなる。したがって、降圧電源電圧は図2に
示すようにセルフリフレッシュ動作モード時にはセルフ
リフレッシュ動作モード以外の動作時に比べて低く設定
されることになる。
【0029】これにより、図3に示すように、セルフリ
フレッシュ動作モード時には従来に比べて、降圧電源電
圧系スタンドバイ電流消費回路5における動作電流及び
セルフリフレッシュ動作電流消費回路6における動作電
流は低減されてセルフリフレッシュ動作モード時の装置
全体の消費電流ICCSELFは削減され、アクセススピード
を低下させることなく記憶装置全体としての消費電力を
低減することができる。
【0030】図4は請求項1,2,5,7記載の発明の
他の実施例に係わる半導体記憶装置における電源回路の
構成を示す図である。
【0031】図4に示す実施例の特徴とするところは、
図1に示す構成に比べて、出力回路3における直列接続
された抵抗R4,R5,R6の抵抗R4,R5の直列接
続点から比較電圧Vbを得るようにし、制御回路4によ
り導通制御されてオン抵抗が抵抗R6の抵抗値よりも十
分に小さいNチャネルのFETN5を抵抗R6と並列に
接続して短絡制御するようにしたことにある。
【0032】このような構成にあっては、制御信号SE
LFがロウレベルでセルフリフレッシュ動作モード以外
の動作では、FETN5は導通状態となり抵抗R6は短
絡される。このような状態においては、図1に示した構
成と同様に降圧電源電圧は電源電圧よりも低いほぼ一定
の値を得ることができる。
【0033】一方、制御信号SELFがハイレベルでセ
ルフリフレッシュ動作モード時には、FETN5は非導
通状態となる。このような状態では、比較電圧Vbは、
抵抗R6が短絡される場合は出力端子と低位電源Vss
との間の電圧が抵抗R3,R4で分割されて得られるの
に対して、抵抗R6が短絡される場合には出力端子と低
位電源Vssとの間の電圧が抵抗R4と抵抗(R5+R
6)で分割されて得られるので、抵抗R1が短絡されな
い際の比較電圧は抵抗R6が短絡される場合に比べて高
くなり、降圧電源電圧は低くなる。したがって、降圧電
源電圧は図1に示した構成と同様に、セルフリフレッシ
ュ動作モード時にはセルフリフレッシュ動作モード以外
の動作時に比べて低く設定され、同様の効果を得ること
ができる。
【0034】図1及び図4に示す構成において、基準電
圧発生回路1としては、例えば図5又は図6に示すよう
に構成される。
【0035】図6に示す構成においては、制御回路4に
与えられる制御信号SELFと同様な制御信号SELF
がインバータ回路9,10を介して与えられて導通制御
されるNチャネルのFETN6のオン抵抗は抵抗R9の
抵抗値に比べて十分小さく設定され、セルフリフレッシ
ュ動作モード以外の動作時にはFETN6は非導通状態
となり、セルフリフレッシュ動作モード時にはFETN
6は導通状態となるため、基準電圧Vrefはセルフリ
フレッシュ動作モード時の方が低く設定され、これによ
り降圧電源電圧を低く設定することができる。
【0036】図7は請求項1,3,5,7記載の発明の
一実施例に係わる半導体記憶装置における電源回路の構
成を示す図である。
【0037】図7に示す実施例の電源回路は、セルフリ
フレッシュ動作モード以外の動作時においては外部から
与えられる電源電圧Vccを降圧せずそのまま使用する
半導体記憶装置に適用されるものである。
【0038】図7において、電源回路は、抵抗R10,
R11と、抵抗R10,R11の抵抗値に比べてオン抵
抗が十分に小さいNチャネルのFETN7と、Pチャネ
ルのFETP8とを備えてなる基準電圧回路1と、図1
に示すと同様なセンスアンプ2と、センスアンプ2を構
成するFETN3のゲート端子と電源Vccとの間にに
接続されたPチャネルのFETP9と、降圧電源電圧を
出力する出力端子と電源Vccとの間に接続されてオン
抵抗が十分に小さいPチャネルのFETP3と、出力端
子と低位電源Vssとの間に直列接続された抵抗R1
2,R13及び抵抗R12,R13の抵抗値よりもオン
抵抗が十分に小さいPチャネルのFETP10とを備え
て抵抗R12,R13の直列接続点から比較電圧Vcを
得る出力回路3と、制御信号SELFを受けてFETP
10を導通制御するインバータ11及びインバータ11
の出力を受けてFETP9及びFETN7を導通制御す
るインバータ12とを備えた制御回路4とから構成され
ている。
【0039】このような構成において、制御信号SEL
Fがロウレベルでセルフリフレッシュ動作モード以外の
動作では、FETP10が非導通状態となるため、比較
電圧Vcは低位電源電圧となり、センスアンプ2のFE
TN2は非導通状態となる。また、FETP9は導通状
態となり、センスアンプ2のFETP1,2及びFET
N3のゲート電圧は電源電圧となるため、FETP1,
2は非導通状態、FETN3は導通状態となる。さら
に、基準電圧回路1のFETN7は非導通状態となるた
め、基準電圧は電源電圧となり、センスアンプ2のFE
TN1は導通状態となる。
【0040】このような状態にあっては、センスアンプ
2の比較結果、すなわちFETP3のゲート電圧は低位
電源電圧となるため、FETP3は導通状態となり、降
圧電源電圧は図8に示すように電源電圧の一定値に設定
される。なお、このような状態にあっては、電源回路で
の消費電流はなくなる。
【0041】一方、制御信号SELFがハイレベルでセ
ルフリフレッシュ動作モード時には、FETP10が導
通状態、FETP9は非導通状態、FETN7は導通状
態となる。
【0042】このような状態にあっては、図1に示す構
成におけるセルフリフレッシュ動作モード時と同等の状
態となり、降圧電源電圧は図8に示すように電源電圧よ
りも低い一定の値に設定される。したがって、この実施
例においては、図9に示すように、電源回路での消費電
流(電源電圧Vcc系のスタンドバイ電流に含まれる)
が従来に比べて若干増加することになるが、前述した実
施例と同様に、降圧電源電圧系スタンドバイ電流消費回
路5における動作電流及びセルフリフレッシュ動作電流
消費回路6における動作電流は電源回路での消費電流の
増加分以上に低減されるため、セルフリフレッシュ時の
装置全体の消費電流ICCSELFは削減され、アクセススピ
ードを低下させることなく記憶装置全体としての消費電
力を低減することができる。この場合に、特に電源電圧
が高いほど消費電流ICCSELFの低減分は大きくなる。
【0043】なお、セルフリフレッシュ動作モード時
に、電源回路には消費電流が発生するが、抵抗R10,
R11,R12,R13の高抵抗化により抵抗部分での
貫通電流の削減が可能となり、消費電力の低減を図るこ
とができる。
【0044】図10は請求項4,6記載の発明の一実施
例に係わる半導体記憶装置における電源回路の構成を示
す図である。
【0045】この実施例の電源回路の特徴とするところ
は、セルフリフレッシュ動作モード時において、記憶セ
ルが実質的にリフレッシュ動作される期間にのみ電源電
圧を降圧して降圧電源電圧を生成供給するようにしたこ
とにあり、図7に示す構成の電源回路とともに用いられ
て記憶装置の電源回路を構成し、図7に示す構成の電源
回路のみを用いた場合に比べて記憶装置の消費電力を低
減するようにしたことにある。
【0046】図10において、電源回路は、抵抗R1
4,R15と、抵抗R14,R15の抵抗値に比べてオ
ン抵抗が十分に小さいPチャネルのFETP11と、P
チャネルのFETP12及びNチャネルのFETN8と
を備えてなる基準電圧回路1と、図7に示すと同様なセ
ンスアンプ2と、センスアンプ2を構成するFETN3
のゲート端子と電源Vccとの間に接続されたPチャネ
ルのFETP9と、降圧電源電圧を出力する出力端子と
電源Vccとの間に接続されてオン抵抗が十分に小さい
PチャネルのFETP13と、出力端子と低位電源Vs
sとの間に直列接続された抵抗R12,R13及び抵抗
R12,R13の抵抗値よりもオン抵抗が十分に小さい
PチャネルのFETP10とを備えて抵抗R12,R1
3の直列接続点から比較電圧Vdを得る出力回路3と、
制御信号SELF及び記憶セルが実質的にリフレッシュ
動作される期間にのみハイレベルとなる制御信号REF
を受けてFETP10,P11,N8を導通制御する否
定論理積(NAND)ゲート13、及びNANDゲート
13の出力を受けてFETP9を導通制御するインバー
タ14とを備えた制御回路4と、制御信号SELFを受
けるインバータ15の出力で導通制御されるNチャネル
のFETN9と、制御信号REFを受けるインバータ1
6の出力と制御信号SELFとを受けるNANDゲート
17の出力で導通制御されるPチャネルのFET14と
が高位電源と低位電源との間に直列接続されて接続点の
電位により出力回路3のFETP13を導通制御する制
御回路18とから構成されている。
【0047】このように構成された電源回路を図7に示
す構成の電源回路と組み合わせて使用する際に、図7に
示す電源回路において、出力回路3のFETP3のトラ
ンジスタ寸法(ゲート幅W)をある程度小さく設定する
ことによりオン抵抗をある程度大きく設定して、センス
アンプ2での消費電流を低減するようにする。このよう
な状態では、出力回路3のFETP3の駆動能力が低下
して、リフレッシュ動作電流を十分に供給することがで
きなくなるおそれがあるので、リフレッシュ動作期間に
図10に示す電源回路を使用する。
【0048】すなわち、セルフリフレッシュ動作モード
時には消費電流を低く抑えた図7に示す構成の電源回路
を常時動作状態にさせておき、記憶セルが実質的にリフ
レッシュ動作される期間にのみリフレッシュ動作電流を
十分に供給することができる図10に示す構成の電源回
路からリフレッシュ動作電流を供給するするようにす
る。なお、図10に示す構成の電源回路からリフレッシ
ュ動作電流が供給されている際の電源回路の消費電流は
リフレッシュ動作電流に対して十分に小さな値となる。
【0049】次に、図7に示す構成の電源回路と図10
に示す構成の電源回路とを使用して電源を供給する際の
図10に示す構成の電源回路の動作を、図11に示す動
作タイミング図を参照して説明する。
【0050】まず、制御信号SELFがロウレベルでリ
フレッシュ動作モード以外の動作では、FETP10が
非導通状態となるため、比較電圧Vdは低位電源電圧V
ssとなり、センスアンプ2のFETN2は非導通状態
となる。また、FETP9は導通状態となり、センスア
ンプ2のFETP1,2及びFETN3のゲート電圧は
電源電圧となるため、FETP1,2は非導通状態、F
ETN3は導通状態となる。さらに、基準電圧回路1の
FETP11は非導通状態,FETN8は導通状態とな
るため、基準電圧は低位電源電圧となり、センスアンプ
2のFETN1は非導通状態となる。一方、制御回路1
8のFETP14は非導通状態、FETN9は導通状態
となり、出力回路3のFETP13は導通状態となる。
【0051】これにより、降圧電源電圧は電源電圧に設
定される。この時に、両電源回路ともに消費電流はな
い。
【0052】次に、制御信号SELFがハイレベル、制
御信号REFがロウレベルでリフレッシュ動作モードに
あって記憶セルが実質的にリフレッシュ動作されていな
い期間においては、FETP10が非導通状態となるた
め、比較電圧は低位電源電圧Vssとなり、センスアン
プ2のFETN2は非導通状態となる。また、FETP
9は導通状態となり、センスアンプ2のFETP1,2
及びFETN3のゲート電圧は電源電圧となるため、F
ETP1,2は非導通状態、FETN3は導通状態とな
る。さらに、基準電圧回路1のFETP11は非導通状
態,FETN8は導通状態となるため、基準電圧は低位
電源電圧となり、センスアンプ2のFETN1は非導通
状態となる。一方、制御回路18のFETP14は導通
状態、FETN9は非導通状態となり、出力回路3のF
ETP13は非導通状態となる。これにより、図10に
示す電源回路からは降圧電源電圧は供給されず、図7に
示す電源回路から降圧電源電圧が供給される。したがっ
て、図10に示す電源回路での消費電流はなく、図7に
示す電源回路でのみ消費電流が発生する。
【0053】次に、制御信号SELF及び制御信号RE
Fがともにハイレベルでリフレッシュ動作モードにあっ
て記憶セルが実質的にリフレッシュ動作されるリフレッ
シュ期間においては、FETP10が導通状態、FET
P9は非導通状態、基準電圧回路1のFETP11は導
通状態,FETN8は非導通状態、制御回路18のFE
TP14は非導通状態、FETN9は非導通状態とな
る。これにより、図10に示す電源回路は図7に示す電
源回路と同様に動作することになり、降圧電源電圧のリ
フレッシュ電流は図10に示す電源回路から十分な電流
値で供給される。
【0054】このように、図10に示す電源回路を使用
することにより、リフレッシュ動作モードにあっても記
憶セルが実質的にリフレッシュ動作されていない期間に
おいては、図7に示す電源回路のみを単独で使用した場
合に比べて消費電流が削減され、装置全体としての消費
電力を低減することができる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1,2又は
3記載の発明によれば、セルフリフレッシュ動作モード
時にセルフリフレッシュ動作モード以外の動作時に使用
される電源電圧よりも低い降圧電源電圧を供給して使用
するようにしたので、セルフリフレッシュ動作モード時
の動作電流が削減されて、記憶装置の消費電力を低減す
ることができる。
【0056】請求項4記載の発明によれば、セルフリフ
レッシュ動作モード時における記憶セルが実質的にリフ
レッシュされる期間に十分な電流値で降圧電源電圧を供
給するようにしているので、セルフリフレッシュ動作モ
ードに降圧電源電圧を供給する場合に比べてさらにセル
フリフレッシュ動作モード時の動作電流が削減されて、
記憶装置の消費電力をさらに一層低減することができ
る。
【0057】請求項5又は6記載の発明によれば、降圧
電源電圧となる第2の電源電圧に対応した比較電圧と基
準電圧との比較結果に基づいて第2の電源電圧を生成す
るようにしたので、安定した値の降圧電源電圧を得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1,2,5又は7記載の発明の一実施例
に係わる半導体記憶装置における電源回路の構成を示す
図である。
【図2】図1に示す回路における降圧電源電圧の変化の
様子を示す図である。
【図3】図1に示す構成と従来構成とのセルフリフレッ
シュ動作モード時における消費電流を示す図である。
【図4】請求項1,2,5又は7記載の発明の一実施例
に係わる半導体記憶装置における電源回路の構成を示す
図である。
【図5】基準電圧発生回路の一実施例を示す図である。
【図6】基準電圧発生回路の他の実施例を示す図であ
る。
【図7】請求項3,5又は7記載の発明の一実施例に係
わる半導体記憶装置における電源回路の構成を示す図で
ある。
【図8】図7に示す回路における降圧電源電圧の変化の
様子を示す図である。
【図9】図7に示す構成と従来構成とのセルフリフレッ
シュ動作モード時の消費電流を示す図である。
【図10】請求項4,6又は7記載の発明の一実施例に
係わる半導体記憶装置における電源回路の構成を示す図
である。
【図11】図10に示す実施例の動作タイミングを示す
図である。
【符号の説明】
1 基準電圧発生回路 2 センスアンプ 3 出力回路 4,18 制御回路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セルフリフレッシュ動作モード時に、セ
    ルフリフレッシュ動作モード以外の動作時の装置内部に
    おける第1の電源電圧を降圧して得られる第2の電源電
    圧を供給してなる第1の電源回路を有することを特徴と
    する半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の電源回路は、外部から与えら
    れる第3の電源電圧を降圧することにより第1の電源電
    圧を生成してなることを特徴とする請求項1記載の半導
    体記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の電源回路は、外部から与えら
    れる第3の電源電圧を第1の電源電圧としてなることを
    特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 セルフリフレッシュ動作モード時におい
    て記憶セルが実質的にリフレッシュされるリフレッシュ
    期間にのみ第1の電源電圧を降圧して得られる第2の電
    源電圧を供給してなる第2の電源回路を有してなること
    を特徴とする請求項1又は3記載の半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の電源回路は、 基準電圧を発生する基準電圧発生回路と、 基準電圧と比較電圧を比較する比較回路と、 第2の電源電圧に対応した比較電圧を生成して比較回路
    に与え、比較回路の比較結果に応じて第2の電源電圧の
    変動を調整して第2の電源電圧を設定された値に保持出
    力する出力回路と、 セルフリフレッシュ動作モード時に、セルフリフレッシ
    ュ動作モード以外の動作時に比べて比較電圧を高く設定
    することにより第2の電源電圧を低く設定するように出
    力回路を制御する制御回路とを有することを特徴とする
    請求項1,2又は3記載の半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 前記第2の電源回路は、 基準電圧を発生する基準電圧発生回路と、 基準電圧と比較電圧を比較する比較回路と、 第2の電源電圧に対応した比較電圧を生成して比較回路
    に与え、比較回路の比較結果に応じて第2の電源電圧の
    変動を調整して第2の電源電圧を設定された値に保持出
    力する出力回路と、 セルフリフレッシュ動作モード時において記憶セルが実
    質的にリフレッシュされる期間にのみ、セルフリフレッ
    シュ動作モード以外の動作時に比べて比較電圧を高く設
    定することにより第2の電源電圧を低く設定するように
    出力回路を制御する制御回路とを有することを特徴とす
    る請求項4記載の半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 前記比較回路は、FET(電界効果トラ
    ンジスタ)を有するミラー型のセンスアンプからなり、 前記出力回路は、第2の電源を出力する出力端子と高位
    電源との間に接続されたFETと、出力端子と低位電源
    との間に直列接続された抵抗群と、抵抗群の抵抗値を可
    変するFETを備え、抵抗群の直列接続点の中の一点か
    ら比較電圧を得てなることを特徴とする請求項5又は6
    記載の半導体記憶装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100286184B1 (ko) * 1997-04-11 2001-04-16 다니구찌 이찌로오, 기타오카 다카시 고전압레벨검출용고전압검출회로를구비한반도체직접회로장치
KR100317319B1 (ko) * 1999-05-19 2001-12-22 김영환 메모리 소자의 저전력 구동 회로
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KR100771810B1 (ko) * 2001-09-24 2007-10-30 주식회사 하이닉스반도체 고전압 공급장치 및 이를 이용한 고전압 공급방법

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