JP2002124084A - 内部電圧レベル制御回路および半導体記憶装置並びにそれらの制御方法 - Google Patents

内部電圧レベル制御回路および半導体記憶装置並びにそれらの制御方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 消費電力の節減を図った電圧レベル制御回路
および制御方法を提供する。 【解決手段】 外部信号PLが”H”になると、ラッチ
11の出力信号Laが”H”となり、N・FET14,
17,24がオンとなる。これにより回路が能動状態と
なり、ブースト電圧Vbt(ワード線駆動電圧)を制御す
る信号Aとして”H”が出力される。ブースト電圧Vbt
が上昇し、基準電圧Vref2に達すると、電圧V2が”
H”となり、これにより、信号Aが”L”となる。信号
Aが”L”になると、ラッチ11がスルーとなり、この
時、信号PLが”L”であることから、ラッチ11の出
力信号Laが”L”となり、N・FET14,17,2
4がオフとなる。このように、必要以外の時間帯におい
て、N・FET14,17,24をオフとし、電力の節
減を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電圧レベル制御回
路およびその制御方法に関し、さらに半導体記憶装置や
その他の電子回路において使用される内部電圧のレベル
を制御する電圧レベル制御回路およびその制御方法並び
にこの電圧レベル制御回路を使用した、半導体装置、特
にメモリーセルをリフレッシュするためのリフレッシュ
信号を内部で発生する擬似SRAM等の半導体記憶装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、携帯電話等の各種携帯機器におい
て、半導体メモリ等の半導体回路が広く使用されてい
る。この携帯機器に使用される半導体回路においては、
いかに消費電力を低減するかが大きな課題である。特開
昭63−255897号公報、特開平11−16368
号公報に、消費電力低減に関する従来技術が開示されて
いる。
【0003】図11は、特開昭63−255897号公
報に開示されている半導体記憶装置(DRAM;ダイナ
ミックラム)の要部の構成を示すブロック図である。半
導体記憶装置は、ワード線駆動信号φWLを発生するφWL
発生回路152を有する。φWL発生回路152は、外部
から/RAS信号(/は負論理の信号であることを示
す、RASはローアドレスストローブを示す)の入力を
受け、この入力された/RAS信号に従ってワード線駆
動信号φWLを発生する。半導体記憶装置は、さらにロー
デコーダ155を有する。ローデコーダ155は、φWL
発生回路152の出力側に接続され、φWL発生回路15
2から出力されたワード線駆動信号φWLの入力を受け
る。さらに半導体記憶装置は、ワード線駆動信号φWLを
昇圧するφWL昇圧回路153、並びにφWL比較回路15
4を有する。φWL比較回路154は、外部からの基準電
圧Vrefの入力を受けると共に、φWL発生回路152
の出力側に接続され、φWL発生回路152から出力され
たワード線駆動信号φWLの入力を受けることで、ワード
線駆動信号φWLと基準電圧Vrefとを比較し、この比
較した結果を比較結果信号S4として出力する。更に、
φWL昇圧回路153は、/RAS信号の入力を受けると
共に、φWL比較回路154の出力側に接続され、比較結
果信号S4の入力を受け、/RAS信号とφWL比較回路
154の出力信号S4に基づいてワード線駆動信号φWL
を昇圧する。ロウデコーダ155はワード線駆動信号φ
WLを、アドレス信号が指定するワード線WLへ出力す
る。
【0004】前記回路の動作を図12のタイミングチャ
ートに基づき説明する。/RAS信号が立ち下がると、
この/RAS信号を受けたφWL発生回路152が、ワー
ド線駆動信号φWLを時刻t1において電源電圧Vccレベ
ルに立ち上げる。これと同時に、/RAS信号を受けた
φWL昇圧回路153が、ワード線駆動信号φWLを昇圧
し、Vcc以上のハイレベルとする。その後、/RAS信
号が立ち上がる時刻t2において、φWL比較回路154
がワード線駆動信号φWLのレベルVWLと基準電圧Vref
とを比較し、その結果を示す信号S4をφWL昇圧回路1
53へ出力する。VWL<Vrefであった場合は、φWL昇
圧回路153は、ワード線駆動信号φWLの昇圧を行う。
VWL>Vrefであった場合は、φWL昇圧回路153は、
ワード線駆動信号φWLの昇圧を行わない。このように、
図11の回路は、アクティブサイクルの終了時における
昇圧を、必要な場合は自動的に行い、不必要な場合は行
わないことによって回路の消費電力の節減を図ってい
る。
【0005】また、図13は、特開平11−16368
号公報に開示されている半導体記憶装置(SRAM;ス
タティックラム)の要部の構成を示すブロック図であ
る。図14は同半導体記憶装置の動作を説明するための
タイミングチャートである。ATD回路110は、アド
レス信号A0〜Anもしくはチップ選択信号CEの変化を
検知して、パルス信号φOSを発生させる。XE発生回
路111は、ATD回路110からのアドレス遷移検知
を示すパルス信号φOSとチップ選択信号CEを入力
し、ワード線活性化信号XEを出力する。このXE発生
回路111は、書込制御信号/WEの制御を受けないの
で、書き込み、読み出しサイクルともに、信号XEの動
作は同じであり、次のサイクルのアドレス変化による信
号φOSによってリセットされるまでハイレベルを出力
し続ける。ロウデコーダ102は、ロウアドレス信号を
入力し、ワード線を選択するロウ選択信号を出力する。
【0006】昇圧信号発生回路114は、ワード線活性
化信号XEと書込制御信号/WEを入力として、昇圧を
指示する昇圧信号/φBENを発生する。すなわち、こ
の昇圧信号発生回路114は、書込制御信号/WEがロ
ーレベルとなる書き込みサイクルにおいては、ワード線
活性化信号XEがローレベルとなるリセット期間を除き
ローレベルを出力し続ける。一方、書込制御信号/WE
がハイレベルとなる読み出しサイクルにおいては、一定
時間だけローレベルを出力し、その後、ハイレベルに戻
る。
【0007】昇圧電位発生回路115は、昇圧信号/φ
BENがローレベルの時作動し、昇圧電位VBSTを発
生し、ワードドライバ104へ出力する。ワードドライ
バ104は、昇圧電位VBSTを電源とし、ワード線活
性化信号XEとロウ選択信号を入力してワード線を選択
する。選択されたワード線は、昇圧電位VBSTまで上
昇し、メモリセルへの書き込みまたはメモリセルからの
読み出しを行う。センスアンプ活性信号発生回路112
は、ワード線活性化信号XEと書込制御信号/WEを入
力としてセンスアンプ活性信号φSEを出力する。信号
φSEは読み出しサイクルでのみ発生し、ワード線上昇
後、ある遅延時間の後ハイレベルとなる。このハイレベ
ルは次サイクルのアドレス変化による信号φOSによっ
てリセットされるまで維持され、センスアンプ106を
活性状態に保ち続ける。センスアンプ106は、カラム
デコーダ103の出力によりカラム選択スイッチ105
で選択された相補デジット線DG、DGBの信号を入力
とし、センスアンプ活性信号φSEがハイレベルの期
間、メモリセルからのデータを増幅して出力する。
【0008】上述したように、図13に示す回路は、読
み出しサイクル期間の初期においてのみ昇圧電位回路1
15を動作させ、同読み出しサイクルの初期以外の期間
において昇圧電位回路115を不動作とすることによ
り、昇圧電位回路115の消費電力の低減を図ってい
る。
【0009】しかしながら、これら従来のものは、ワー
ド線を駆動する電力を低減するという発想のものであ
り、それ以外の電力低減法については開示されていな
い。他方、近年、疑似SRAMが開発され実用化されて
いる。この疑似SRAMは、周知のように、DRAMの
もつ大容量の利点とSRAMのもつ使いやすさ、スタン
バイ時の低消費電力等の利点を兼ね備えており、携帯機
器等に広く利用されつつある。しかし、この疑似SRA
Mは、携帯機器に用いられる関係上さらなる低消費電力
化が望まれている。
【0010】図15は従来の疑似SRAMの要部の構成
を示すブロック図である。図16は同疑似SRAMの動
作を説明するためのタイミングチャートである。この疑
似SRAMは、電圧レベル制御回路1、メモリセルアレ
イ2、リングオッシレータ3、昇圧回路4、およびワー
ドデコーダ5を有する。更に、疑似SRAMは、ロウデ
コーダ6、リフレッシュタイミング発生回路7並びにロ
ウイネーブル発生回路8を有する。電圧レベル制御回路
1は、メモリセルアレイ2のワード線へ印加するブース
ト電圧Vbtのレベルを制御する内部電圧レベル制御信号
Aを、基準電圧Vref1、Vref2に基づいて発生する。リ
ングオッシレータ3の入力側は、電圧レベル制御回路1
の出力側に接続され、内部電圧レベル制御信号Aは、リ
ングオッシレータ3へ入力される。リングオッシレータ
3は、発振回路であり、インバータを奇数個リング状に
直列接続して構成し得る。電圧レベル制御回路1から出
力された内部電圧レベル制御信号Aが”H”(ハイレベ
ル)の時、リングオッシレータ3は、活性化され発振出
力Bを出力する。昇圧回路4の入力側は、リングオッシ
レータ3の出力側に接続され、この発振出力Bは昇圧回
路4に入力される。昇圧回路4はチャージポンプ回路で
構成し得る。昇圧回路4は、リングオッシレータ3の出
力Bを利用して電源電圧VDDを段階的に昇圧し、ワード
線を駆動するブースト電圧Vbtとして出力する。昇圧回
路4の出力側は、ワードデコーダ5に接続され、ブース
ト電圧Vbtはワードデコーダ5へ入力される。この場
合、ブースト電圧Vbtは、電源電圧VDDより高い電圧レ
ベル、例えば(VDD+1.5V)または(VDD+2V)であ
る。ワードデコーダ5は、ロウデコーダ6の出力側に接
続され、ロウデコーダ6からの出力によって選択された
ワード線へブースト電圧Vbtを供給する。メモリセルア
レイ2は、DRAMのメモリセルアレイと同様の構成を
有するメモリセルアレイである。
【0011】リフレッシュタイミング発生回路7は、一
定時間間隔で、メモリセルアレイ2中のメモリセルをリ
フレッシュするためのリフレッシュ信号およびリフレッ
シュすべきメモリセルのアドレスを指定するリフレッシ
ュアドレスを発生する。リフレッシュタイミング発生回
路7の出力側は、ロウイネーブル発生回路8へ接続さ
れ、リフレッシュ信号をロウイネーブル発生回路8へ入
力する。また、リフレッシュアドレスをロウデコーダ6
へ入力する。ロウイネーブル発生回路8は、ライトイネ
ーブル信号WE、チップセレクト信号CSおよびメモリ
セルアレイ2の読出/書込アドレスAddの入力を受
け、アドレスAddが変化する毎に、ロウイネーブル信
号LTを発生する。また、このロウイネーブル発生回路
8は、リフレッシュタイミング発生回路7がリフレッシ
ュ信号を出力するタイミングで信号LTを発生する。ロ
ウイネーブル発生回路8の出力側は、ロウデコーダ6お
よび電圧レベル制御回路1に接続され、ロウイネーブル
信号LTを電圧レベル制御回路1およびロウデコーダ6
へ入力する。ロウデコーダ6は、ロウイネーブル信号L
Tの入力を受けた時点で外部入力された読出/書込アド
レスAddをデコードし、デコード結果をワードデコー
ダ5へ入力する。
【0012】図15は、図14に示した回路の動作を説
明するためのタイミングチャートである。ライトイネー
ブル信号WEが例えば”L”(ローレベル)となり、ま
た、チップセレクト信号CSが”H”となった後、アド
レスAddが変化すると、ロウイネーブル発生回路8か
らロウイネーブル信号LTが出力され、電圧レベル制御
回路1へ入力される。電圧レベル制御回路1は、ブース
ト電圧Vbtと基準電圧Vref1とを比較し、ブースト電圧
Vbtが基準電圧Vref1より低い場合は、時刻t1におい
て内部電圧レベル制御信号Aを”H” (ハイレベル)
とする。この内部電圧レベル制御信号Aが”H”になる
と、リングオッシレータ3が発振を開始し、発信出力B
を出力する。出力された発信出力Bは、昇圧回路4へ入
力される。昇圧回路4はこの発信出力Bを使用してブー
スト電圧Vbtを昇圧する。ブースト電圧Vbtが上昇し、
基準電圧Vref2に達すると、電圧レベル制御回路1が内
部電圧レベル制御信号Aを時刻t2で”L”(ローレベ
ル)とする。これにより、リングオッシレータ3の発信
が停止し、昇圧回路4による昇圧が停止する。
【0013】このように、従来の疑似SRAMは、電圧
レベル制御回路1がリングオッシレータ3および昇圧回
路4を必要時にのみ活性化する一方、不必要時には非活
性化状態とし、これによって、消費電力の節減を図って
いた。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
半導体記憶装置にあっては、メモリセルアレイに印加す
る電圧を発生する回路の省電力化が図られていたが、メ
モリセルアレイに印加する電圧を制御する回路すなわち
電圧レベル制御回路1の省電力化は全く考慮されていな
かった。通常のDRAMでは、リフレッシュタイミング
がシステム側で制御され、デバイス側は常に昇圧レベル
を保持する必要があり、したがって、メモリセルアレイ
に印加する電圧を制御する回路の省電力化は全く考慮す
る必要がなかった。また、スタンバイ時のパワー制限も
比較的厳しくなかった。これに対し、SRAM並の低消
費電力化が求められる疑似SRAMでは、電圧レベル制
御回路に供給するパワーの可能な限りの低減が要求され
る。すなわち、疑似SRAMにおいては、デバイス外部
からリフレッシュ動作が見えない仕様、つまり消費電力
の規格にリフレッシュ動作電流が考慮されない仕様にな
っており、一般的なDRAMよりさらに厳しい規格が要
求される。この発明は、前述の要求を満たすため開発さ
れたものであり、その目的は、消費電力の可能な限りの
低減を図った電圧レベル制御回路を提供することにあ
る。本発明の更なる目的は、消費電力の可能な限りの低
減を図る電圧レベル制御方法を提供することにある。本
発明の更なる目的は、消費電力が低減された電圧レベル
制御回路を有する半導体記憶装置を提供することにあ
る。本発明の更なる目的、構成並びに効果は、以下の説
明により明らかにする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の課題を
解決すべくなされたもので、本発明は、外部電源電圧に
基づき内部電圧レベルを発生する内部電圧レベル発生回
路に接続され、内部電圧レベルを検出して制御する電圧
レベル制御回路において、この電圧レベル制御回路は、
内部電圧レベル発生回路の出力側に接続され、前記内部
電圧レベルを、少なくとも1つの基準電圧に基づき比較
する比較手段と、この比較手段に接続され、比較手段を
活性状態又は非活性状態に制御する制御手段とを含むこ
とを特徴とする電圧レベル制御回路を提供する。制御手
段は、内部電圧レベル発生回路を活性状態にするとき、
制御手段は比較手段を活性状態にし、内部電圧レベル発
生回路を非活性状態にするとき、制御手段は比較手段を
非活性状態にすることが可能である。
【0016】内部電圧レベル発生回路は、昇圧回路又は
降圧回路であることが可能である。比較手段は、基準電
圧の数と等しい数の比較回路からなり、この比較回路
は、対応する各基準電圧に基づき内部電圧レベルを比較
し、制御手段は、各比較回路に共通に接続される1つの
制御回路からなり、各比較回路は、1つの制御回路によ
り共通に、活性状態又は非活性状態が制御されることが
可能である。制御手段は、論理ゲート回路とラッチ回路
とを含み、論理ゲート回路の出力がラッチ回路の入力と
接続され、ラッチ回路の制御端子は、比較手段の出力側
に接続され、論理ゲート回路の出力信号又は比較手段の
出力信号に基づき比較手段の活性状態又は非活性状態が
制御されることが可能である。
【0017】比較手段は、カレントミラー差動増幅器を
含むことが可能である。電圧レベル制御回路は、更に分
圧回路を含み、この分圧回路は内部電圧レベル発生回路
の出力側とグランド端子との間に直列に接続され、分圧
回路の出力は比較手段の入力に接続され、比較手段は、
内部電圧レベルの分圧電圧を基準電圧と比較することが
可能である。比較手段の入力は、内部電圧レベル発生回
路の出力側に直接接続され、比較手段は、内部電圧レベ
ルを基準電圧と直接比較することが可能である。前記少
なくとも1つの基準電圧は、単一の基準電圧からなり、
この単一の基準電圧に基づき内部電圧レベルの許容範囲
の下限を定めることで、内部電圧レベルが許容範囲の下
限以下となった場合、電圧レベル制御回路の出力信号を
活性状態にし、内部電圧レベル発生回路を活性化するこ
とが可能である。
【0018】前記少なくとも1つの基準電圧は、単一の
基準電圧からなり、この単一の基準電圧に基づき内部電
圧レベルの許容範囲の上限を定めることで、内部電圧レ
ベルが許容範囲の上限以上となった場合、電圧レベル制
御回路の出力信号を活性状態にし、内部電圧レベル発生
回路を活性化することが可能である。前記少なくとも1
つの基準電圧は、2つの基準電圧からなり、この2つの
基準電圧に基づき内部電圧レベルの許容範囲の上限およ
び下限を定めることで、内部電圧レベルが許容範囲の上
限以上又は下限以下となった場合、電圧レベル制御回路
の出力信号を活性状態にし、内部電圧レベル発生回路を
活性化することが可能である。制御手段は、論理ゲート
回路からなり、論理ゲート回路の出力が比較手段に接続
され、内部電圧レベル発生回路の活性状態及び非活性状
態から独立して、論理ゲート回路の出力信号のみに基づ
き比較手段の活性状態又は非活性状態が制御されること
が可能である。
【0019】更に、本発明は、外部電源電圧に基づき内
部電圧レベルを発生する内部電圧レベル発生回路の出力
側に接続され、内部電圧レベルを検出して、外部から入
力される少なくとも1つの基準電圧に基づき制御する電
圧レベル制御回路において、電圧レベル制御回路は、こ
の電圧レベル制御回路を活性状態又は非活性状態に制御
する制御手段を含むことを特徴とする電圧レベル制御回
路を提供する。
【0020】電圧レベル制御回路は、さらに比較手段を
含み、この比較手段の入力側を、内部電圧レベル発生回
路の出力側に接続することで、前記内部電圧レベルを前
記少なくとも1つの基準電圧に基づき比較し、内部電圧
レベル発生回路を活性状態又は非活性状態に制御するた
めの内部電圧レベル発生回路制御信号を、比較手段の出
力側から出力し、前記制御手段は、この比較手段に接続
され、比較手段を活性状態又は非活性状態に制御するこ
とが可能である。制御手段は、内部電圧レベル発生回路
を活性状態にするとき、制御手段は比較手段を活性状態
にし、内部電圧レベル発生回路を非活性状態にすると
き、制御手段は比較手段を非活性状態にすることが可能
である。
【0021】内部電圧レベル発生回路は、昇圧回路また
は降圧回路であることが可能である。比較手段は、基準
電圧の数と等しい数の比較回路からなり、この比較回路
は、対応する各基準電圧に基づき内部電圧レベルを比較
し、制御手段は、各比較回路に共通に接続される1つの
制御回路からなり、各比較回路は、1つの制御回路によ
り共通に、活性状態又は非活性状態が制御されることが
可能である。制御手段は、論理ゲート回路とラッチ回路
とを含み、論理ゲート回路の出力がラッチ回路の入力と
接続され、ラッチ回路の制御端子は、比較手段の出力側
に接続されることが可能である。
【0022】比較手段は、カレントミラー差動増幅器を
含むことが可能である。電圧レベル制御回路は、更に分
圧回路を含み、この分圧回路は内部電圧レベル発生回路
の出力側とグランド端子との間に直列に接続され、分圧
回路の出力は比較手段の入力に接続され、比較手段は、
内部電圧レベルの分圧電圧を基準電圧と比較することが
可能である。比較手段の入力は、内部電圧レベル発生回
路の出力側に直接接続され、比較手段は、内部電圧レベ
ルを基準電圧と直接比較することが可能である。前記少
なくとも1つの基準電圧は、単一の基準電圧からなり、
この単一の基準電圧に基づき内部電圧レベルの許容範囲
の下限を定めることで、内部電圧レベルが許容範囲の下
限以下となった場合、電圧レベル制御回路の出力信号を
活性状態にし、内部電圧レベル発生回路を活性化するこ
とが可能である。前記少なくとも1つの基準電圧は、単
一の基準電圧からなり、この単一の基準電圧に基づき内
部電圧レベルの許容範囲の上限を定めることで、内部電
圧レベルが許容範囲の上限以上となった場合、電圧レベ
ル制御回路の出力信号を活性状態にし、内部電圧レベル
発生回路を活性化することが可能である。
【0023】前記少なくとも1つの基準電圧は、2つの
基準電圧からなり、この2つの基準電圧に基づき内部電
圧レベルの許容範囲の上限および下限を定めることで、
内部電圧レベルが許容範囲の上限以上又は下限以下とな
った場合、電圧レベル制御回路の出力信号を活性状態に
し、内部電圧レベル発生回路を活性化することが可能で
ある。制御手段は、論理ゲート回路からなり、論理ゲー
ト回路の出力が比較手段に接続され、内部電圧レベル発
生回路の活性状態及び非活性状態から独立して、論理ゲ
ート回路の出力信号のみに基づき比較手段の活性状態又
は非活性状態が制御されることが可能である。
【0024】更に、本発明は、複数のワード線を有する
メモリーセルアレイ領域と、この複数のワード線に接続
され、外部電源電圧に基づき内部電圧レベルを発生し、
この内部電圧レベルをワード線に供給する内部電圧レベ
ル発生回路と、この内部電圧レベル発生回路に接続さ
れ、内部電圧レベルを検出して制御する電圧レベル制御
回路とを含む半導体記憶装置において、更に前記電圧レ
ベル制御回路は、前記電圧レベル制御回路内部電圧レベ
ル発生回路の出力側に接続され、前記内部電圧レベル
を、少なくとも1つの基準電圧に基づき比較する比較手
段と、この比較手段に接続され、比較手段を活性状態又
は非活性状態に制御する制御手段とを含むことを特徴と
する半導体記憶装置を提供する。
【0025】前記半導体記憶装置は、メモリーセルのリ
フレッシュ動作を行うためのリフレッシュ信号を自発的
に発生するリフレッシュ信号発生回路を更に含み、この
リフレッシュ信号発生回路の出力側が、前記電圧レベル
制御回路の制御手段に接続されることで、リフレッシュ
信号の入力を受けて、前記電圧レベル制御回路の制御手
段が、比較手段を非活性状態から活性状態にすることが
可能である。前記電圧レベル制御回路の制御手段は、論
理ゲート回路を含み、この論理ゲート回路の複数の入力
の第一の入力がリフレッシュ信号発生回路の出力側に接
続されることが可能である。
【0026】前記半導体記憶装置は、リフレッシュ動作
時以外にワード線を活性化するためのロウイネーブル信
号を発生するロウイネーブル信号発生回路を更に含み、
このロウイネーブル信号発生回路の出力が前記論理ゲー
ト回路の第二の入力に接続され、前記リフレッシュ信号
およびロウイネーブル信号の少なくともいずれか1つが
論理ゲート回路に入力されたとき、制御手段が、比較手
段を非活性状態から活性状態にすることが可能である。
ロウイネーブル信号発生回路は、ロウイネーブル信号を
活性化するタイミングより一定時間だけ前に、パルス信
号を発生し、このパルス信号を論理ゲート回路に入力す
ることで、前記電圧レベル制御回路の制御手段が、比較
手段を非活性状態から活性状態にすると共に、内部電圧
レベル発生回路を非活性状態から活性状態にし、前記内
部電圧レベルが、前記少なくとも1つの基準電圧に基づ
き与えられる許容電圧レベル範囲に達した後、前記電圧
レベル制御回路の制御手段が、比較手段を活性状態から
非活性状態にすることが可能である。前記半導体記憶装
置がアクティブ状態にあるとき、前記制御手段は常に比
較手段を活性状態に維持し、前記半導体記憶装置がスタ
ンバイ状態にあるとき、前記制御手段は、制御信号に基
づき比較手段を活性状態又は非活性状態に制御すること
が可能である。
【0027】前記半導体記憶装置は、内部電圧レベル発
生回路の出力側に接続され、内部電圧レベルに基づきグ
ランドレベルより低いレベルのバックバイアス電圧を発
生し、半導体記憶装置の特定半導体領域にバックバイア
ス電圧を供給するバックバイアス発生回路と、前記特定
半導体領域に接続され、特定半導体領域の電位を判定す
るバックバイアスレベル判定回路とを更に含み、バック
バイアスレベル判定回路は、バックバイアス電圧のレベ
ルが予め定められた許容範囲を超えた場合、バックバイ
アスレベル判定結果信号を活性化し、バックバイアスレ
ベル判定回路の出力が論理ゲート回路の第二の入力に接
続されることで、前記リフレッシュ信号および活性化さ
れたバックバイアスレベル判定結果信号の少なくともい
ずれか1つが論理ゲート回路に入力されたとき、制御手
段が、比較手段を非活性状態から活性状態にすることが
可能である。
【0028】前記電圧レベル制御回路の制御手段は、さ
らにラッチ回路を含み、ラッチ回路の入力は前記論理ゲ
ート回路の出力に接続され、ラッチ回路の制御端子は前
記電圧レベル制御回路の出力に接続されることが可能で
ある。制御手段は、内部電圧レベル発生回路を活性状態
にするとき、制御手段は比較手段を活性状態にし、内部
電圧レベル発生回路を非活性状態にするとき、制御手段
は比較手段を非活性状態にすることが可能である。内部
電圧レベル発生回路は、昇圧回路または降圧回路である
ことが可能である。
【0029】比較手段は、基準電圧の数と等しい数の比
較回路からなり、この比較回路は、対応する各基準電圧
に基づき内部電圧レベルを比較し、制御手段は、各比較
回路に共通に接続される1つの制御回路からなり、各比
較回路は、1つの制御回路により共通に、活性状態又は
非活性状態が制御されることが可能である。制御手段
は、論理ゲート回路とラッチ回路とを含み、論理ゲート
回路の出力がラッチ回路の入力と接続され、ラッチ回路
の制御端子は、比較手段の出力側に接続されることが可
能である。比較手段は、カレントミラー差動増幅器を含
むことが可能である。
【0030】電圧レベル制御回路は、更に分圧回路を含
み、この分圧回路は内部電圧レベル発生回路の出力側と
グランド端子との間に直列に接続され、分圧回路の出力
は比較手段の入力に接続され、比較手段は、内部電圧レ
ベルの分圧電圧を基準電圧と比較することが可能であ
る。比較手段の入力は、内部電圧レベル発生回路の出力
側に直接接続され、比較手段は、内部電圧レベルを基準
電圧と直接比較することが可能である。前記少なくとも
1つの基準電圧は、単一の基準電圧からなり、この単一
の基準電圧に基づき内部電圧レベルの許容範囲の下限を
定めることで、内部電圧レベルが許容範囲の下限以下と
なった場合、電圧レベル制御回路の出力信号を活性状態
にし、内部電圧レベル発生回路を活性化することが可能
である。
【0031】前記少なくとも1つの基準電圧は、単一の
基準電圧からなり、この単一の基準電圧に基づき内部電
圧レベルの許容範囲の上限を定めることで、内部電圧レ
ベルが許容範囲の上限以上となった場合、電圧レベル制
御回路の出力信号を活性状態にし、内部電圧レベル発生
回路を活性化することが可能である。前記少なくとも1
つの基準電圧は、2つの基準電圧からなり、この2つの
基準電圧に基づき内部電圧レベルの許容範囲の上限およ
び下限を定めることで、内部電圧レベルが許容範囲の上
限以上又は下限以下となった場合、電圧レベル制御回路
の出力信号を活性状態にし、内部電圧レベル発生回路を
活性化することが可能である。
【0032】制御手段は、論理ゲート回路からなり、論
理ゲート回路の出力が比較手段に接続され、内部電圧レ
ベル発生回路の活性状態及び非活性状態に関係なく、論
理ゲート回路の出力信号のみに基づき比較手段の活性状
態又は非活性状態が制御されることが可能である。論理
ゲート回路の出力信号は、予め定められたパルス幅を有
するパルス信号であり、比較手段が活性状態になってか
ら、パルス幅に相当する時間が経過した後、内部電圧レ
ベル発生回路の活性状態及び非活性状態に関係なく、比
較手段が非活性状態になることが可能である。
【0033】更に、本発明は、複数のワード線を有する
メモリーセルアレイ領域と、この複数のワード線に接続
され、外部電源電圧に基づき内部電圧レベルを発生し、
この内部電圧レベルをワード線に供給する内部電圧レベ
ル発生回路と、この内部電圧レベル発生回路に接続さ
れ、内部電圧レベルを検出して制御する電圧レベル制御
回路とを含む半導体記憶装置において、前記電圧レベル
制御回路は、この電圧レベル制御回路を活性状態又は非
活性状態に制御する制御手段を含むことを特徴とする半
導体記憶装置を提供する。電圧レベル制御回路は、さら
に比較手段を含み、この比較手段の入力側を、内部電圧
レベル発生回路の出力側に接続することで、前記内部電
圧レベルを前記少なくとも1つの基準電圧に基づき比較
し、内部電圧レベル発生回路を活性状態又は非活性状態
に制御するための内部電圧レベル発生回路制御信号を、
比較手段の出力側から出力し、前記制御手段は、この比
較手段に接続され、比較手段を活性状態又は非活性状態
に制御することが可能である。
【0034】更に、本発明は、複数のワード線を有する
メモリーセルアレイ領域と、この複数のワード線に接続
され、外部電源電圧に基づき内部電圧レベルを発生し、
この内部電圧レベルをワード線に供給する内部電圧レベ
ル発生回路と、この内部電圧レベル発生回路に接続さ
れ、内部電圧レベルを検出して制御する電圧レベル制御
回路とを含む半導体記憶装置において、前記電圧レベル
制御回路は、前記ワード線の活性化信号に応答して活性
化し、前記ワード線に供給される内部電圧レベルが許容
電圧レベル範囲に達したとき非活性化することを特徴と
する半導体記憶装置を提供する。
【0035】更に、本発明は、複数のワード線を有する
メモリーセルアレイ領域と、この複数のワード線に接続
され、外部電源電圧に基づき内部電圧レベルを発生し、
この内部電圧レベルをワード線に供給する内部電圧レベ
ル発生回路と、この内部電圧レベル発生回路に接続さ
れ、内部電圧レベルを検出して制御する電圧レベル制御
回路とを含む半導体記憶装置において、前記電圧レベル
制御回路は、前記ワード線の活性化信号の立ち上がり時
点より所定時間前に活性化し、前記ワード線に供給され
る内部電圧レベルが許容電圧レベル範囲に達したとき非
活性化することを特徴とする半導体記憶装置を提供す
る。
【0036】更に、本発明は、複数のワード線を有する
メモリーセルアレイ領域と、この複数のワード線に接続
され、外部電源電圧に基づき内部電圧レベルを発生し、
この内部電圧レベルをワード線に供給する内部電圧レベ
ル発生回路と、この内部電圧レベル発生回路に接続さ
れ、内部電圧レベルを検出して制御する電圧レベル制御
回路とを含む半導体記憶装置において、前記電圧レベル
制御回路は、前記ワード線の活性化信号に応答して活性
化し、所定の時間だけ経過したときに非活性化すること
を特徴とする半導体記憶装置を提供する。
【0037】更に、本発明は、複数のワード線を有する
メモリーセルアレイ領域と、リフレッシュ動作を制御す
るリフレッシュ信号を発生するリフレッシュ信号発生回
路と、前記複数のワード線に接続され、外部電源電圧に
基づき内部電圧レベルを発生し、この内部電圧レベルを
ワード線に供給する内部電圧レベル発生回路と、この内
部電圧レベル発生回路に接続され、内部電圧レベルを検
出して制御する電圧レベル制御回路とを含む半導体記憶
装置において、前記電圧レベル制御回路は、前記リフレ
ッシュ信号に応答して活性化および非活性化することを
特徴とする半導体記憶装置を提供する。
【0038】更に、本発明は、複数のワード線を有する
メモリーセルアレイ領域と、この複数のワード線に接続
され、外部電源電圧に基づき内部電圧レベルを発生し、
この内部電圧レベルをワード線に供給する内部電圧レベ
ル発生回路と、この内部電圧レベル発生回路に接続さ
れ、内部電圧レベルを検出して制御する電圧レベル制御
回路とを含む半導体記憶装置において、前記半導体記憶
装置のスタンバイ状態において、前記電圧レベル制御回
路は、前記ワード線の活性化信号に応答して活性化し、
前記ワード線に供給される内部電圧レベルが許容電圧レ
ベル範囲に達したとき非活性化し、前記半導体記憶装置
のアクティブ状態において常時活性化することを特徴と
する半導体記憶装置を提供する。許容電圧レベル範囲
が、予め設定される第1の基準値と第2の基準値とで規
定されることが可能である。前記内部電圧レベル発生回
路は昇圧回路であることが可能である。前記内部電圧レ
ベル発生回路は降圧回路であることが可能である。
【0039】更に、本発明は、外部電源電圧に基づき内
部電圧レベルを発生する内部電圧レベル発生回路と、こ
の内部電圧レベル発生回路に接続され内部電圧レベルの
供給を受ける内部回路と、この内部電圧レベル発生回路
に接続され、内部電圧レベルを検出して制御する電圧レ
ベル制御回路とを含む半導体装置において、前記電圧レ
ベル制御回路は、前記内部回路の活性化信号の立ち上が
りに応答して活性化し、前記内部回路に供給される内部
電圧レベルが許容電圧レベルに達し、かつ、前記内部回
路の活性化信号がオフとなったとき非活性化することを
特徴とする半導体装置を提供する。前記電圧レベル制御
回路は、前記電圧レベルを予め設定される基準値に等し
くなるように制御することが可能である。前記内部電圧
レベル発生回路は昇圧回路であることが可能である。前
記内部電圧レベル発生回路は降圧回路であることが可能
である。
【0040】更に、本発明は、外部電源電圧に基づき発
生される内部電圧レベルを検出して制御する内部電圧レ
ベル制御回路の活性状態及び非活性状態を制御信号に基
づき制御する方法において、電圧レベル制御回路を活性
化した後、前記内部電圧レベルが許容電圧レベル範囲に
到達したときに前記内部電圧レベル制御回路を非活性化
することを特徴とする制御方法を提供する。前記許容電
圧レベル範囲は、予め設定される第1の基準値と第2の
基準値とで規定されることが可能である。前記内部電圧
レベルは外部電源電圧を昇圧した電圧レベルであること
が可能である。前記内部電圧レベルは外部電源電圧を降
圧した電圧レベルであることが可能である。前記内部電
圧レベルは半導体記憶装置のワード線に供給される電圧
レベルであり、前記制御信号は前記ワード線の活性化信
号であることが可能である。前記半導体記憶装置はリフ
レッシュ動作を必要とするメモリセルを有する半導体記
憶装置であって、前記ワード線の活性化信号は、半導体
記憶装置のメモリセルをリフレッシュするリフレッシュ
動作を制御する信号であり、前記内部電圧レベルが前記
許容電圧レベル範囲の上限値以上となったとき前記内部
電圧レベル制御回路を非活性化することが可能である。
【0041】更に、本発明は、外部電源電圧から発生さ
れワード線に供給される電圧レベルを検出して制御する
電圧レベル制御回路を有する半導体記憶装置の電圧レベ
ル制御方法において、前記ワード線の活性化信号に応答
して前記電圧レベル制御回路を活性化し、前記ワード線
に供給される電圧レベルが許容電圧レベル範囲に達した
とき前記電圧レベル制御回路を非活性化することを特徴
とする半導体記憶装置の電圧レベル制御方法を提供す
る。
【0042】更に、本発明は、半導体記憶装置のワード
線に供給するため、外部電源電圧に基づき発生される内
部電圧レベルを検出して制御する内部電圧レベル制御回
路の活性状態及び非活性状態を制御信号に基づき制御す
る方法において、前記ワード線の活性化信号の活性化の
タイミングより所定時間前に前記内部電圧レベル制御回
路を活性化し、前記ワード線に供給される内部電圧レベ
ルが許容電圧レベル範囲に達したとき前記電圧レベル制
御回路を非活性化することを特徴とする制御方法を提供
する。
【0043】更に、本発明は、半導体記憶装置のワード
線に供給するため、外部電源電圧に基づき発生される内
部電圧レベルを検出して制御する内部電圧レベル制御回
路の活性状態及び非活性状態を制御信号に基づき制御す
る方法において、前記ワード線の活性化信号に応答して
前記内部電圧レベル制御回路を活性化し、所定の時間だ
け経過したときに前記電圧レベル制御回路を非活性化す
ることを特徴とする制御方法を提供する。
【0044】更に、本発明は、リフレッシュ動作を必要
とするメモルセルを有する半導体記憶装置のワード線に
供給するため、外部電源電圧に基づき発生される内部電
圧レベルを検出して制御する内部電圧レベル制御回路の
活性状態及び非活性状態を制御信号に基づき制御する方
法において、リフレッシュ動作を制御する信号に応答し
て前記電圧レベル制御回路の活性化および非活性化を行
うことを特徴とする制御方法を提供する。
【0045】更に、本発明は、半導体記憶装置のワード
線に供給するため、外部電源電圧に基づき発生される内
部電圧レベルを検出して制御する内部電圧レベル制御回
路の活性状態及び非活性状態を制御信号に基づき制御す
る方法において、半導体記憶装置のスタンバイ状態にお
いて、前記ワード線の活性化信号に応答して前記電圧レ
ベル制御回路を活性化し、前記ワード線に供給される電
圧レベルが許容電圧レベル範囲に達したとき前記電圧レ
ベル制御回路を非活性化し、半導体記憶装置のアクティ
ブ状態において、前記電圧レベル制御回路を常時活性状
態に維持することを特徴とする制御方法を提供する。前
記許容電圧レベル範囲は、予め設定される第1の基準値
と第2の基準値とで規定されることが可能である。前記
内部電圧レベルは外部電源電圧を昇圧した電圧レベルで
あることが可能である。前記内部電圧レベルは外部電源
電圧を降圧した電圧レベルであることが可能である。
【0046】更に、本発明は、内部回路に供給するため
外部電源電圧に基づき発生される内部電圧レベルを検出
して制御する電圧レベル制御回路の活性状態及び非活性
状態を制御信号に基づき制御する方法において、前記内
部回路を活性化する活性化信号に応答して前記電圧レベ
ル制御回路を活性化し、前記内部回路に供給される内部
電圧レベルが許容電圧レベル範囲に達し、かつ、前記内
部回路の活性化信号がオフとなったとき、前記電圧レベ
ル制御回路を非活性化することを特徴とする制御方法を
提供する。前記電圧レベル制御回路は、前記内部電圧レ
ベルを予め設定される基準値に等しくなるように制御す
ることが可能である。前記内部電圧レベルは、外部電源
電圧を昇圧した電圧レベルであることが可能である。前
記内部電圧レベルは、外部電源電圧を降圧した電圧レベ
ルであることが可能である。
【0047】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照し本発明の実施
の形態について説明する。図1は本発明の第1の実施形
態による電圧レベル制御回路の構成を示す回路図であ
る。図2は図1に示す電圧レベル制御回路を有する疑似
SRAMの要部の構成を示すブロック図である。図3は
図1に示す電圧レベル制御回路の動作を説明するための
タイミングチャートである。
【0048】図2に示す本発明の回路が図15に示す従
来技術の回路と異なる点は、論理ゲートが設けられたこ
とと、電圧レベル制御回路の構成である。デバイスの電
源投入時、デバイスのスタンバイ状態におけるリフレッ
シュ時、デバイスのアクティブ状態におけるリフレッシ
ュ時、およびデバイスのアクティブ状態における書込/
読出時において、デバイスに組込まれた電圧レベル制御
回路10の各回路構成部がアクティブ状態になるが、そ
れ以外のとき、すなわちデバイスのスタンバイ状態にお
ける非リフレッシュ時およびデバイスのアクティブ状態
における非リフレッシュ時、非書込/読出時において
は、電圧レベル制御回路10の各回路構成部がインアク
ティブ状態とされる。これにより、電圧レベル制御回路
10で消費される電力の節減を図っている。
【0049】本発明に係る疑似SRAMは、電圧レベル
制御回路10、メモリセルアレイ2、リングオッシレー
タ3、昇圧回路4、およびワードデコーダ5、ロウデコ
ーダ6、リフレッシュタイミング発生回路7並びにロウ
イネーブル発生回路8に加えオアゲート9を有する。こ
のオアゲート9は、デバイスの電源投入時に電圧レベル
制御回路10の各回路構成部をアクティブ状態にするた
め設けられる。
【0050】電圧レベル制御回路10は、メモリセルア
レイ2のワード線へ印加する内部電圧としてのブースト
電圧Vbtのレベルを制御する内部電圧レベル制御信号A
を、基準電圧Vref1、Vref2に基づいて発生する。リン
グオッシレータ3の入力側は、電圧レベル制御回路10
の出力側に接続され、内部電圧レベル制御信号Aは、リ
ングオッシレータ3へ入力される。リングオッシレータ
3は、発振回路であり、インバータを奇数個リング状に
直列接続して構成し得る。電圧レベル制御回路1から出
力された内部電圧レベル制御信号Aが”H”(ハイレベ
ル)の時、リングオッシレータ3は、アクティブ状態に
なり、発振出力Bを出力する。
【0051】昇圧回路4の入力側は、リングオッシレー
タ3の出力側に接続され、この発振出力Bは昇圧回路4
に入力される。昇圧回路4はチャージポンプ回路で構成
し得る。昇圧回路4は、リングオッシレータ3の出力B
を利用して電源電圧VDDを段階的に昇圧し、ワード線を
駆動するブースト電圧Vbtとして出力する。昇圧回路4
の出力側は、ワードデコーダ5に接続され、ブースト電
圧Vbtはワードデコーダ5へ入力される。この場合、ブ
ースト電圧Vbtは、電源電圧VDDより高い電圧レベル、
例えば(VDD+1.5V)または(VDD+2V)である。ワ
ードデコーダ5は、ロウデコーダ6の出力側に接続さ
れ、ロウデコーダ6からの出力によって選択されたワー
ド線へブースト電圧Vbtを供給する。メモリセルアレイ
2は、DRAMのメモリセルアレイと同様の構成を有す
るメモリセルアレイである。
【0052】リフレッシュタイミング発生回路7は、一
定時間間隔で、メモリセルアレイ2中のメモリセルをリ
フレッシュするためのリフレッシュ信号およびリフレッ
シュすべきメモリセルのアドレスを指定するリフレッシ
ュアドレスを発生する。この一定時間間隔は、データ保
持が保証される期間内に定められる。尚、リフレッシュ
信号を発生する時間間隔は、データ保持が保証される期
間内であれば常に一定でなくとも良い。リフレッシュタ
イミング発生回路7の出力側は、ロウイネーブル発生回
路8へ接続され、リフレッシュ信号をロウイネーブル発
生回路8へ入力する。また、リフレッシュアドレスをロ
ウデコーダ6へ入力する。
【0053】ロウイネーブル発生回路8は、ライトイネ
ーブル信号WE、チップセレクト信号CSおよびメモリ
セルアレイ2の読出/書込アドレスAddの入力を受
け、アドレスAddが変化する毎に、ロウイネーブル信
号LTを発生する。また、このロウイネーブル発生回路
8は、リフレッシュタイミング発生回路7がリフレッシ
ュ信号を出力するタイミングで信号LTを発生する。ロ
ウイネーブル発生回路8の出力側は、ロウデコーダ6に
接続され、ロウイネーブル信号LTをロウデコーダ6へ
入力する。ロウデコーダ6は、ロウイネーブル信号LT
の入力を受けた時点で外部入力された読出/書込アドレ
スAddをデコードし、デコード結果をワードデコーダ
5へ入力する。
【0054】オアゲート9は、第一及び第二の入力を有
する。第一の入力には、電源投入時に外部からパワーオ
ンリセット信号PORが入力される。第二の入力は、ロ
ウイネーブル発生回路8の出力側に接続され、ロウイネ
ーブル信号LTの入力を受ける。更に、オアゲート9の
出力は、電圧レベル制御回路10に接続される。オアゲ
ート9は、パワーオンリセット信号PORとロウイネー
ブル信号LTとの論理和(オア)をとり、その結果を論
理和信号PLとして出力し、この論理和信号PLを電圧
レベル制御回路10へ入力する。ここで、パワーオンリ
セット信号PORは、電源投入時に一定期間”H”(ハ
イレベル)となり、ブースト電圧Vbtを所定のレベルま
で昇圧することで、パワーオンして間もない期間におけ
るリフレッシュ、データ読出し、データ書込み動作を保
証する。また、ロウイネーブル信号LTは、外部入力さ
れる読出/書込アドレスAddが変化するタイミングお
よびリフレッシュタイミング発生回路7からリフレッシ
ュ信号が出力されるタイミングでロウイネーブル発生回
路8から出力される。
【0055】電圧レベル制御回路10は、昇圧回路4の
出力側に接続され、昇圧回路4から出力されたブースト
電圧Vbtが、ワードデコーダ5へ入力されるとともに、
電圧レベル制御回路10へフィードバックされる。更
に、電圧レベル制御回路10は、第一及び第二の基準電
圧Vref1およびVref2の入力を受ける。第一の基
準電圧Vref1は、ブースト電圧Vbtの許容電圧レベ
ル範囲の下限を定めるものであり、一方、第二の基準電
圧Vref2は、ブースト電圧Vbtの許容電圧レベル範
囲の上限を定めるものである。すなわち、第一の基準電
圧Vref1は、ブースト電圧Vbtが許容電圧レベル範
囲の下限以下になったことを電圧レベル制御回路10が
検出するための基準電圧である。第二の基準電圧Vre
f2は、ブースト電圧Vbtが許容電圧レベル範囲の上限
以上になったことを電圧レベル制御回路10が検出する
ための基準電圧である。許容電圧レベル範囲の下限を定
める第一の基準電圧Vref1は、メモリセルの読み出
し又は書き込みを正しく行うために必要な電圧範囲の最
小値に基づき定められる。許容電圧レベル範囲の上限を
定める第二の基準電圧Vref2は、電圧レベル制御回
路10を使用する半導体装置の耐電圧規格に基づき定め
られる。
【0056】電圧レベル制御回路10は、第一の基準電
圧Vref1および第二の基準電圧Vref2に基づき定
まる許容電圧レベル範囲内にブースト電圧Vbtを維持す
るよう、内部電圧レベル制御信号Aを出力する。前述し
たように、デバイスの電源投入時、デバイスのスタンバ
イ状態におけるリフレッシュ時、デバイスのアクティブ
状態におけるリフレッシュ時、およびデバイスのアクテ
ィブ状態における書込/読出時において、電圧レベル制
御回路10の各回路構成部がアクティブ状態になる。デ
バイスのスタンバイ状態における非リフレッシュ時およ
びデバイスのアクティブ状態における非リフレッシュ
時、非書込/読出時においては、電圧レベル制御回路1
0の各回路構成部がインアクティブ状態になる。
【0057】昇圧回路4の出力側からフィードバックさ
れたブースト電圧Vbtが、第一の基準電圧Vref1に
基づき定められる許容電圧レベル範囲の下限以下となっ
たとき、電圧レベル制御回路10は、アクティブ状態に
なる。そして内部電圧レベル制御信号Aをアクティブ状
態にして昇圧回路4をアクティブ状態にし、ブースト電
圧Vbtの電圧レベルを上昇させる。ブースト電圧Vbtの
電圧レベルが、第一の基準電圧Vref1および第二の
基準電圧Vref2で定まる許容電圧レベル範囲内にあ
るとき、電圧レベル制御回路10は、アクティブ状態に
あり、内部電圧レベル制御信号Aをアクティブ状態に維
持し、ブースト電圧Vbtは上昇し続ける。
【0058】ブースト電圧Vbtの電圧レベルが、第二の
基準電圧Vref2に基づき定められる許容電圧レベル
範囲の上限以上となったとき、電圧レベル制御回路10
は、アクティブ状態からインアクティブ状態になり、内
部電圧レベル制御信号Aをアクティブ状態からインアク
ティブ状態にして、昇圧回路4をインアクティブ状態に
し、ブースト電圧Vbtの電圧レベルの上昇を停止させ
る。昇圧回路4をインアクティブ状態にすると、ブース
ト電圧Vbtの電圧レベルは、時間経過と共に徐々に低下
する。従って、ブースト電圧Vbtの電圧レベルは、許容
電圧レベル範囲内をゆっくり低下し、徐々に第一の基準
電圧Vref1に基づき定められる許容電圧レベル範囲
の下限に近づく。この間、電圧レベル制御回路10は、
インアクティブ状態にあり、内部電圧レベル制御信号A
をインアクティブ状態に維持する。例えば、デバイスが
スタンバイ状態にあるとき、リフレッシュ動作の間は、
電圧レベル制御回路10がインアクティブ状態にあるた
め、電圧レベル制御回路10で消費される電力が節減さ
れる。
【0059】やがて、ブースト電圧Vbtの電圧レベル
が、第一の基準電圧Vref1に基づき定められる許容
電圧レベル範囲の下限以下となったとき、再び電圧レベ
ル制御回路10は、インアクティブ状態からアクティブ
状態になり、内部電圧レベル制御信号Aをインアクティ
ブ状態からアクティブ状態にする。これにより、昇圧回
路をインアクティブ状態からアクティブ状態にし、ブー
スト電圧Vbtの電圧レベルを上昇させる。
【0060】電圧レベル制御回路10は、以下の回路動
作をするように回路を構成する。すなわち、電圧レベル
制御回路10は、第一の基準電圧Vref1および第二
の基準電圧Vref2が入力される第一及び第二の入力
と、昇圧回路4の出力側と接続され、昇圧回路4から出
力されたブースト電圧Vbtが入力される第三の入力と、
前記オアゲート9の出力と接続され、オアゲート9から
出力された論理和信号PLが入力される第四の入力とを
有する。電圧レベル制御回路10は、昇圧回路4から出
力されたブースト電圧Vbtを第一の基準電圧Vref1
および第二の基準電圧Vref2と比較する。電圧レベ
ル制御回路10は、内部電圧レベル制御信号Aをアクテ
ィブ状態およびインアクティブ状態に切り替えること
で、昇圧回路4をアクティブ状態およびインアクティブ
状態に切り替えて、昇圧回路4から出力されるブースト
電圧Vbtを、第一の基準電圧Vref1および第二の基
準電圧Vref2で定まる許容電圧レベル範囲内に維持
する。更に、内部電圧レベル制御信号Aがアクティブ状
態にあるとき、電圧レベル制御回路10はアクティブ状
態となる。そして、内部電圧レベル制御信号Aがインア
クティブ状態であって、電源投入時、リフレッシュ動作
時、或いは書込/読出時のいずれかにおいて、電圧レベ
ル制御回路10はアクティブ状態となる。しかし、内部
電圧レベル制御信号Aがインアクティブ状態であって、
電源投入時、リフレッシュ動作時、或いは書込/読出時
のいずれでもない時、電圧レベル制御回路10はインア
クティブ状態となる回路構成を有する。
【0061】上述の説明では、電圧レベル制御回路10
は、第一の基準電圧Vref1および第二の基準電圧V
ref2の双方に基づきブースト電圧Vbtの電圧レベル
を制御した。すなわち、電圧レベル制御回路10は、昇
圧回路4から出力されたブースト電圧Vbtの電圧レベル
を、第一の基準電圧Vref1および第二の基準電圧V
ref2に基づき定める許容電圧レベル範囲に維持する
よう制御する。しかしながら、電圧レベル制御回路10
を組込む擬似SRAMの動作条件によっては、必ずしも
第一の基準電圧Vref1および第二の基準電圧Vre
f2の双方が必要となるとは限らない。例えば、第一の
基準電圧Vref1および第二の基準電圧Vref2の少
なくとも1方に基づきブースト電圧Vbtの電圧レベルを
制御することも可能である。
【0062】例えば、第一の基準電圧Vref1のみを
利用してブースト電圧Vbtの電圧レベルを制御する場
合、電圧レベル制御回路10は以下のように動作する。
昇圧回路4の出力側からフィードバックされたブースト
電圧Vbtが、第一の基準電圧Vref1に基づき定めら
れる許容電圧レベル範囲の下限以下となったとき、電圧
レベル制御回路10は、アクティブ状態になる。そして
内部電圧レベル制御信号Aをアクティブ状態にして昇圧
回路4をアクティブ状態にし、ブースト電圧Vbtの電圧
レベルを上昇させる。電圧レベル制御回路10がアクテ
ィブ状態となってから、予め定められた一定時間を経過
するまで、電圧レベル制御回路10は、アクティブ状態
にあり、内部電圧レベル制御信号Aをアクティブ状態に
維持し、ブースト電圧Vbtは上昇し続ける。
【0063】電圧レベル制御回路10がアクティブ状態
となってから、予め定められた一定時間を経過した後、
電圧レベル制御回路10は、アクティブ状態からインア
クティブ状態になり、内部電圧レベル制御信号Aをアク
ティブ状態からインアクティブ状態にして、昇圧回路4
をインアクティブ状態にし、ブースト電圧Vbtの電圧レ
ベルの上昇を停止させる。昇圧回路4をインアクティブ
状態にすると、ブースト電圧Vbtの電圧レベルは、その
後時間経過と共に徐々に低下する。従って、ブースト電
圧Vbtの電圧レベルは、許容電圧レベル範囲内をゆっく
り低下し、徐々に第一の基準電圧Vref1に基づき定
められる許容電圧レベル範囲の下限に近づく。この間、
電圧レベル制御回路10は、インアクティブ状態にあ
り、内部電圧レベル制御信号Aをインアクティブ状態に
維持する。例えば、デバイスがスタンバイ状態にあると
き、リフレッシュ動作の間は、電圧レベル制御回路10
がインアクティブ状態にあるため、電圧レベル制御回路
10で消費される電力が節減される。やがて、ブースト
電圧Vbtの電圧レベルが、再び第一の基準電圧Vref
1に基づき定められる許容電圧レベル範囲の下限以下と
なったとき、再び電圧レベル制御回路10は、インアク
ティブ状態からアクティブ状態になり、内部電圧レベル
制御信号Aをインアクティブ状態からアクティブ状態に
する。これにより、昇圧回路をインアクティブ状態から
アクティブ状態にし、ブースト電圧Vbtの電圧レベルを
上昇させる。
【0064】第一の基準電圧Vref1に基づきブース
ト電圧Vbtの電圧レベルを制御する場合においても、電
圧レベル制御回路10は、以下のように構成し得る。電
圧レベル制御回路10は、第一の基準電圧Vref1が
入力される第一入力と、昇圧回路4の出力側と接続さ
れ、昇圧回路4から出力されたブースト電圧Vbtが入力
される第二の入力と、前記オアゲート9の出力と接続さ
れ、オアゲート9から出力された論理和信号PLが入力
される第三の入力とを有する。電圧レベル制御回路10
は、昇圧回路4から出力されたブースト電圧Vbtを第一
の基準電圧Vref1と比較する。電圧レベル制御回路
10は、内部電圧レベル制御信号Aをアクティブ状態お
よびインアクティブ状態に切り替えることで、昇圧回路
4をアクティブ状態およびインアクティブ状態に切り替
えて、昇圧回路4から出力されるブースト電圧Vbtを、
第一の基準電圧Vref1に基づき定められる許容電圧
レベル範囲の下限以上に維持する。更に、内部電圧レベ
ル制御信号Aがアクティブ状態にあるとき、電圧レベル
制御回路10はアクティブ状態となる。そして、内部電
圧レベル制御信号Aがインアクティブ状態であって、電
源投入時、リフレッシュ動作時、或いは書込/読出時の
いずれかにおいて、電圧レベル制御回路10はアクティ
ブ状態となる。しかし、内部電圧レベル制御信号Aがイ
ンアクティブ状態であって、電源投入時、リフレッシュ
動作時、或いは書込/読出時のいずれでもない時、電圧
レベル制御回路10はインアクティブ状態となる回路構
成を有する。
【0065】例えば、第二の基準電圧Vref2のみを
利用してブースト電圧Vbtの電圧レベルを制御する場
合、電圧レベル制御回路10は以下のように動作する。
電圧レベル制御回路10がアクティブ状態にあり、内部
電圧レベル制御信号Aをアクティブ状態にして昇圧回路
4をアクティブ状態にし、ブースト電圧Vbtの電圧レベ
ルを上昇させる。ブースト電圧Vbtの電圧レベルが、第
二の基準電圧Vref2に基づき定められる許容電圧レ
ベル範囲の上限より低い場合、電圧レベル制御回路10
は、アクティブ状態にあり、内部電圧レベル制御信号A
をアクティブ状態に維持し、ブースト電圧Vbtは上昇し
続ける。
【0066】ブースト電圧Vbtの電圧レベルが、第二の
基準電圧Vref2に基づき定められる許容電圧レベル
範囲の上限以上となったとき、電圧レベル制御回路10
は、アクティブ状態からインアクティブ状態になり、内
部電圧レベル制御信号Aをアクティブ状態からインアク
ティブ状態にして、昇圧回路4をインアクティブ状態に
し、ブースト電圧Vbtの電圧レベルの上昇を停止させ
る。昇圧回路4をインアクティブ状態にすると、ブース
ト電圧Vbtの電圧レベルは、時間経過と共に徐々に低下
する。従って、ブースト電圧Vbtの電圧レベルは、許容
電圧レベル範囲内をゆっくり低下する。電圧レベル制御
回路10がアクティブ状態からインアクティブ状態にな
って予め定められた一定期間中は、電圧レベル制御回路
10は、インアクティブ状態にあり、内部電圧レベル制
御信号Aをインアクティブ状態に維持する。例えば、デ
バイスがスタンバイ状態にあるとき、リフレッシュ動作
の間は、電圧レベル制御回路10がインアクティブ状態
にあるため、電圧レベル制御回路10で消費される電力
が節減される。
【0067】やがて、電圧レベル制御回路10がアクテ
ィブ状態からインアクティブ状態になって予め定められ
た一定期間が経過すると、再び電圧レベル制御回路10
は、インアクティブ状態からアクティブ状態になり、内
部電圧レベル制御信号Aをインアクティブ状態からアク
ティブ状態にする。これにより、昇圧回路をインアクテ
ィブ状態からアクティブ状態にし、ブースト電圧Vbtの
電圧レベルを上昇させる。
【0068】第二の基準電圧Vref2の1方に基づきブ
ースト電圧Vbtの電圧レベルを制御する場合において
も、電圧レベル制御回路10は、以下のように構成し得
る。電圧レベル制御回路10は、第二の基準電圧Vre
f2が入力される第一入力と、昇圧回路4の出力側と接
続され、昇圧回路4から出力されたブースト電圧Vbtが
入力される第二の入力と、前記オアゲート9の出力と接
続され、オアゲート9から出力された論理和信号PLが
入力される第三の入力とを有する。電圧レベル制御回路
10は、昇圧回路4から出力されたブースト電圧Vbtを
第二の基準電圧Vref2と比較する。電圧レベル制御
回路10は、内部電圧レベル制御信号Aをアクティブ状
態およびインアクティブ状態に切り替えることで、昇圧
回路4をアクティブ状態およびインアクティブ状態に切
り替えて、昇圧回路4から出力されるブースト電圧Vbt
を、第二の基準電圧Vref2に基づき定められる許容
電圧レベル範囲の上限以下に維持する。更に、内部電圧
レベル制御信号Aがアクティブ状態にあるとき、電圧レ
ベル制御回路10はアクティブ状態となる。そして、内
部電圧レベル制御信号Aがインアクティブ状態であっ
て、電源投入時、リフレッシュ動作時、或いは書込/読
出時のいずれかにおいて、電圧レベル制御回路10はア
クティブ状態となる。しかし、内部電圧レベル制御信号
Aがインアクティブ状態であって、電源投入時、リフレ
ッシュ動作時、或いは書込/読出時のいずれでもない
時、電圧レベル制御回路10はインアクティブ状態とな
る回路構成を有する。
【0069】次に、本発明に係る新規な電圧レベル制御
回路10の回路構成の1例について、図1を参照して詳
述する。図1に示す回路構成はあくまで図2に示す本発
明に係る新規な電圧レベル制御回路10を具体的に実現
するための好適な1例であって、この回路構成に限るも
のではない。電圧レベル制御回路10は、第一の基準電
圧Vref1および第二の基準電圧Vref2の双方に基
づきブースト電圧Vbtの電圧レベルを制御するものとす
る。すなわち、以下の回路構成は、内部電圧レベル制御
信号Aをアクティブ状態およびインアクティブ状態に切
り替えることで、昇圧回路4をアクティブ状態およびイ
ンアクティブ状態に切り替えて、昇圧回路4から出力さ
れるブースト電圧Vbtを、第一の基準電圧Vref1お
よび第二の基準電圧Vref2で定まる許容電圧レベル
範囲内に維持することに加え、更に、内部電圧レベル制
御信号Aがアクティブ状態にあるとき、電圧レベル制御
回路10はアクティブ状態となり、そして、内部電圧レ
ベル制御信号Aがインアクティブ状態であって、電源投
入時、リフレッシュ動作時、或いは書込/読出時のいず
れかにおいて、電圧レベル制御回路10はアクティブ状
態となるが、しかし、内部電圧レベル制御信号Aがイン
アクティブ状態であって、電源投入時、リフレッシュ動
作時、或いは書込/読出時のいずれでもない時、電圧レ
ベル制御回路10はインアクティブ状態となる回路構成
である。
【0070】図1に示すように、電圧レベル制御回路1
0は、ラッチ回路11、ブースト電圧Vbtを分圧する分
圧抵抗12、13、NチャンネルMOSフィールドエフ
ェクトトランジスタからなる第一のスイッチングトラン
ジスタ14、第一及び第二のカレントミラー差動増幅器
20、27、PチャンネルMOSフィールドエフェクト
トランジスタからなる第二及び第三のスイッチングトラ
ンジスタ30、31、第一及び第二のトランスファゲー
ト34、35、並びに第一及び第二のインバータ36、
37からなる。
【0071】ラッチ回路11の入力は、オアゲート9の
出力に接続され、論理和信号PLの入力を受ける。ラッ
チ回路11の制御端子は、電圧レベル制御回路10の出
力に接続され、電圧レベル制御回路10の出力から出力
された内部電圧レベル制御信号Aは、ラッチ回路11の
制御端子にフィードバックされる。ラッチ回路11の出
力はノードN1に接続される。内部電圧レベル制御信号
Aがハイレベル“H”、すなわち内部電圧レベル制御信
号Aがアクティブ状態にある場合、入力信号PLをラッ
チする。すなわち、ラッチ回路11の出力には、入力信
号PLは現れない。このときラッチ信号Laはハイレベ
ル“H”となる。一方、内部電圧レベル制御信号Aがロ
ウレベル“L”、すなわち内部電圧レベル制御信号Aが
インアクティブ状態にある場合、入力信号PLをラッチ
せずスルーさせる。すなわち、ラッチ回路11の出力に
は、ラッチ回路11をスルーした入力信号PLがラッチ
信号Laとして現れる。
【0072】入力信号PLは、デバイスの電力投入時、
デバイスのスタンバイ状態及びアクティブ状態における
リフレッシュ動作時、およびデバイスのアクティブ状態
における書込み/読出し時にハイレベル“H”になる。
一方、非リフレッシュ動作時および非書込み/読出し時
にはロウレベル“L”となる。よって内部電圧レベル制
御信号Aがハイレベル“H”、すなわち内部電圧レベル
制御信号Aがアクティブ状態にある場合、或いは内部電
圧レベル制御信号Aがロウレベル“L”、すなわち内部
電圧レベル制御信号Aがインアクティブ状態であっても
デバイスの電力投入時、デバイスのスタンバイ状態及び
アクティブ状態におけるリフレッシュ動作時、およびデ
バイスのアクティブ状態における書込み/読出し時に
は、ラッチ信号Laはハイレベル“H”となる。一方、
内部電圧レベル制御信号Aがロウレベル“L”、すなわ
ち内部電圧レベル制御信号Aがインアクティブ状態であ
って非リフレッシュ動作時および非書込み/読出し時に
は、ラッチ信号Laはロウレベル“L”となる。
【0073】ブースト電圧Vbtを分圧する分圧抵抗1
2、13および第一のスイッチングトランジスタ14
は、昇圧回路4の出力とグランド端子との間に直列に接
続され、分圧回路を形成する。分圧抵抗12は、昇圧回
路4の出力と分圧回路の出力との間に接続される。分圧
抵抗13は、分圧回路の出力と第一のスイッチングトラ
ンジスタ14との間に接続される。第一のスイッチング
トランジスタ14は、分圧抵抗13グランド端子との間
に直列に接続される。分圧回路の出力には分圧電圧VB
が現れる。分圧回路の出力は、ノードN2に接続され
る。第一のスイッチングトランジスタ14のゲート電極
は、ノードN1に接続され、ラッチ信号Laの入力を受
ける。第一のスイッチングトランジスタ14は、Nチャ
ンネルMOSフィールドエフェクトトランジスタなの
で、ラッチ信号Laがハイレベル“H”のときオンし、
ラッチ信号Laがロウレベル“L”のときオフする。
【0074】内部電圧レベル制御信号Aがハイレベル
“H”、すなわち内部電圧レベル制御信号Aがアクティ
ブ状態にある場合、或いは内部電圧レベル制御信号Aが
ロウレベル“L”、すなわち内部電圧レベル制御信号A
がインアクティブ状態であってもデバイスの電力投入
時、デバイスのスタンバイ状態及びアクティブ状態にお
けるリフレッシュ動作時、およびデバイスのアクティブ
状態における書込み/読出し時には、ラッチ信号Laは
ハイレベル“H”となるので、第一のスイッチングトラ
ンジスタ14はオンし、分圧回路に電流i3が流れる。
これによりブースト電圧Vbtの分圧電圧VBが分圧回路
の出力に現れ、ノードN2のポテンシャルが分圧電圧V
Bと等しくなる。このとき分圧回路はアクティブ状態に
ある。
【0075】一方、内部電圧レベル制御信号Aがロウレ
ベル“L”、すなわち内部電圧レベル制御信号Aがイン
アクティブ状態であって非リフレッシュ動作時および非
書込み/読出し時には、ラッチ信号Laはロウレベル
“L”となるので、第一のスイッチングトランジスタ1
4はオフし、分圧回路に電流は流れない。このとき分圧
回路はインアクティブ状態にある。
【0076】第一のカレントミラー差動増幅器20は、
3つのNチャンネルMOSフィールドエフェクトトラン
ジスタ15,16、17と2つのPチャンネルMOSフ
ィールドエフェクトトランジスタ18、19とからな
る。2つのNチャンネルMOSフィールドエフェクトト
ランジスタ15,17と1つのPチャンネルMOSフィ
ールドエフェクトトランジスタ18は、外部電圧として
の電源電圧VDDとグランド線との間に直列接続される。
2つのNチャンネルMOSフィールドエフェクトトラン
ジスタ16,17と1つのPチャンネルMOSフィール
ドエフェクトトランジスタ19は、外部電圧としての電
源電圧VDDとグランド線との間に直列接続される。
【0077】NチャンネルMOSフィールドエフェクト
トランジスタ15のゲート電極は、ノードN2に接続さ
れ、分圧電圧VBが印加される。NチャンネルMOSフ
ィールドエフェクトトランジスタ17のゲート電極は、
ノードN1に接続され、ラッチ信号Laが印加される。
PチャンネルMOSフィールドエフェクトトランジスタ
18、19のゲート電極は、互いに接続されると共に、
NチャンネルMOSフィールドエフェクトトランジスタ
15のドレインに接続される。NチャンネルMOSフィ
ールドエフェクトトランジスタ16のゲート電極には、
第一の基準電圧Vref1が印加される。NチャンネルMO
Sフィールドエフェクトトランジスタ16のドレイン
は、第一のカレントミラー差動増幅器20の出力に接続
され、NチャンネルMOSフィールドエフェクトトラン
ジスタ16のドレイン電圧が、第一のカレントミラー差
動増幅器20の出力に出力電圧V1として現れる。
【0078】ラッチ信号Laがハイレベル“H”になる
と、第一のスイッチングトランジスタ14がオンし、分
圧回路に電流i3が流れる。これによりブースト電圧V
btの分圧電圧VBが分圧回路の出力に現れ、ノードN2
のポテンシャルがこの分圧電圧VBと等しくなる。この
とき分圧回路はアクティブ状態にある。そして、この分
圧電圧VBがNチャンネルMOSフィールドエフェクト
トランジスタ15のゲート電極に印加される。さらにN
チャンネルMOSフィールドエフェクトトランジスタ1
7のゲート電極にも、ハイレベル“H”のラッチ信号L
aが印加され、NチャンネルMOSフィールドエフェク
トトランジスタ17がオンすることで、第一のカレント
ミラー差動増幅器20がアクティブ状態になり、Nチャ
ンネルMOSフィールドエフェクトトランジスタ17に
電流i1が流れる。すなわち、ラッチ信号Laがハイレ
ベル“H”になると、第一のカレントミラー差動増幅器
20がアクティブ状態になる。
【0079】分圧電圧VBが第一の基準電圧Vref1より
大きいとき、第一のカレントミラー差動増幅器20の出
力電圧V1は、ハイレベル“H”になる。分圧電圧VB
が第一の基準電圧Vref1より小さいとき、第一のカレン
トミラー差動増幅器20の出力電圧V1は、ロウレベル
“L”になる。従って、第一のカレントミラー差動増幅
器20は、その出力電圧V1に基づき、分圧電圧VBが
第一の基準電圧Vref1より大きいか小さいかを検出す
る。
【0080】ラッチ信号Laがロウレベル“L”になる
と、第一のスイッチングトランジスタ14がオフし、分
圧回路には電流が流れず、分圧回路はインアクティブ状
態になる。さらに、NチャンネルMOSフィールドエフ
ェクトトランジスタ17のゲート電極にも、ロウレベル
“L”のラッチ信号Laが印加され、NチャンネルMO
Sフィールドエフェクトトランジスタ17がオフするこ
とで、第一のカレントミラー差動増幅器20がインアク
ティブ状態になる。すなわち、ラッチ信号Laがロウレ
ベル“L”になると、第一のカレントミラー差動増幅器
20がインアクティブ状態になる。
【0081】第二のカレントミラー差動増幅器27は、
3つのNチャンネルMOSフィールドエフェクトトラン
ジスタ22,23、24と2つのPチャンネルMOSフ
ィールドエフェクトトランジスタ25、26とからな
る。2つのNチャンネルMOSフィールドエフェクトト
ランジスタ22,24と1つのPチャンネルMOSフィ
ールドエフェクトトランジスタ25は、外部電圧として
の電源電圧VDDとグランド線との間に直列接続される。
2つのNチャンネルMOSフィールドエフェクトトラン
ジスタ23,24と1つのPチャンネルMOSフィール
ドエフェクトトランジスタ26は、外部電圧としての電
源電圧VDDとグランド線との間に直列接続される。
【0082】NチャンネルMOSフィールドエフェクト
トランジスタ22のゲート電極は、ノードN2に接続さ
れ、分圧電圧VBが印加される。NチャンネルMOSフ
ィールドエフェクトトランジスタ24のゲート電極は、
ノードN1に接続され、ラッチ信号Laが印加される。
PチャンネルMOSフィールドエフェクトトランジスタ
25、26のゲート電極は、互いに接続されると共に、
NチャンネルMOSフィールドエフェクトトランジスタ
22のドレインに接続される。NチャンネルMOSフィ
ールドエフェクトトランジスタ23のゲート電極には、
第二の基準電圧Vref2が印加される。Nチャンネル
MOSフィールドエフェクトトランジスタ23のドレイ
ンは、第二のカレントミラー差動増幅器27の出力に接
続され、NチャンネルMOSフィールドエフェクトトラ
ンジスタ23のドレイン電圧が、第二のカレントミラー
差動増幅器27の出力に出力電圧V2として現れる。
【0083】ラッチ信号Laがハイレベル“H”になる
と、第二のスイッチングトランジスタ14がオンし、分
圧回路に電流i3が流れる。これによりブースト電圧V
btの分圧電圧VBが分圧回路の出力に現れ、ノードN2
のポテンシャルがこの分圧電圧VBと等しくなる。この
とき分圧回路はアクティブ状態にある。そして、この分
圧電圧VBがNチャンネルMOSフィールドエフェクト
トランジスタ22のゲート電極に印加される。さらにN
チャンネルMOSフィールドエフェクトトランジスタ2
4のゲート電極にも、ハイレベル“H”のラッチ信号L
aが印加され、NチャンネルMOSフィールドエフェク
トトランジスタ24がオンすることで、第二のカレント
ミラー差動増幅器27がアクティブ状態になり、Nチャ
ンネルMOSフィールドエフェクトトランジスタ24に
電流i2が流れる。すなわち、ラッチ信号Laがハイレ
ベル“H”になると、第二のカレントミラー差動増幅器
27がアクティブ状態になる。
【0084】分圧電圧VBが第二の基準電圧Vref2
より大きいとき、第二のカレントミラー差動増幅器27
の出力電圧V2は、ハイレベル“H”になる。分圧電圧
VBが第二の基準電圧Vref2より小さいとき、第二
のカレントミラー差動増幅器27の出力電圧V2は、ロ
ウレベル“L”になる。従って、第二のカレントミラー
差動増幅器27は、その出力電圧V1に基づき、分圧電
圧VBが第二の基準電圧Vref2より大きいか小さい
かを検出する。
【0085】ラッチ信号Laがロウレベル“L”になる
と、第二のスイッチングトランジスタ14がオフし、分
圧回路には電流が流れず、分圧回路はインアクティブ状
態になる。さらに、NチャンネルMOSフィールドエフ
ェクトトランジスタ24のゲート電極にも、ロウレベル
“L”のラッチ信号Laが印加され、NチャンネルMO
Sフィールドエフェクトトランジスタ24がオフするこ
とで、第二のカレントミラー差動増幅器27がインアク
ティブ状態になる。すなわち、ラッチ信号Laがロウレ
ベル“L”になると、第二のカレントミラー差動増幅器
27がインアクティブ状態になる。
【0086】すなわち、ラッチ信号Laがハイレベル
“H”になると、分圧回路、並びに第一及び第二のカレ
ントミラー差動増幅器20、27は、アクティブ状態に
なり、分圧回路には電流i3が流れ、第一のカレントミ
ラー差動増幅器20には電流i1が流れ、第二のカレン
トミラー差動増幅器27には電流i2が流れることで、
電力を消費する。一方、ラッチ信号Laがロウレベル
“L”になると、分圧回路、並びに第一及び第二のカレ
ントミラー差動増幅器20、27は、インアクティブ状
態になり、電流が流れないため、電力を消費しない。
【0087】PチャンネルMOSフィールドエフェクト
トランジスタからなる第二のスイッチングトランジスタ
30は、第一のカレントミラー差動増幅器20の出力と
電源電圧との間に接続される。第二のスイッチングトラ
ンジスタ30のゲート電極は、ノードN1と接続され、
ラッチ信号Laが印加される。PチャンネルMOSフィ
ールドエフェクトトランジスタからなる第三のスイッチ
ングトランジスタ31は、第二のカレントミラー差動増
幅器27の出力と電源電圧との間に接続される。第三の
スイッチングトランジスタ31のゲート電極は、ノード
N1と接続され、ラッチ信号Laが印加される。
【0088】ラッチ信号Laがハイレベル“H”になる
と、分圧回路、並びに第一及び第二のカレントミラー差
動増幅器20、27は、アクティブ状態になるが、この
とき第二及び第三のスイッチングトランジスタ30、3
1はオフし、第一及び第二のカレントミラー差動増幅器
20、27の出力は、電源電圧VDDから切離される。ラ
ッチ信号Laがロウレベル“L”になると、分圧回路、
並びに第一及び第二のカレントミラー差動増幅器20、
27は、インアクティブ状態になるが、このとき第二及
び第三のスイッチングトランジスタ30、31はオン
し、第一及び第二のカレントミラー差動増幅器20、2
7の出力は、外部電圧としての電源電圧VDDと導通する
ことで、第一及び第二のカレントミラー差動増幅器2
0、27の出力電圧が、電源電圧VDDまで強制的に引き
上げられる。
【0089】第一のトランスファゲート34は、第一の
カレントミラー差動増幅器20の出力と第二のインバー
タ37の入力との間に並列接続された、一組のNチャン
ネルMOSフィールドエフェクトトランジスタ及びPチ
ャンネルMOSフィールドエフェクトトランジスタから
なる。第二のトランスファゲート35は、第二のカレン
トミラー差動増幅器27の出力と第二のインバータ37
の入力との間に並列接続された、一組のNチャンネルM
OSフィールドエフェクトトランジスタ及びPチャンネ
ルMOSフィールドエフェクトトランジスタからなる。
第一のトランスファゲート34のNチャンネルMOSフ
ィールドエフェクトトランジスタのゲート電極は、第二
のトランスファゲート35のPチャンネルMOSフィー
ルドエフェクトトランジスタのゲート電極と接続される
と共に、これらゲート電極は、第一のインバータ36の
出力と接続される。第一のトランスファゲート34のP
チャンネルMOSフィールドエフェクトトランジスタの
ゲート電極は、第二のトランスファゲート35のNチャ
ンネルMOSフィールドエフェクトトランジスタのゲー
ト電極と接続されると共に、これらゲート電極は、第一
のインバータ36の入力と接続される。第二のインバー
タ37の出力は、電圧レベル制御回路10の出力と接続
されると共に、ラッチ回路11の制御端子に接続され
る。
【0090】第二のインバータ37の出力がハイレベル
“H”になると、第一のトランスファゲート34は、オ
フする。第二のインバータ37の出力がロウレベル
“L”になると、第一のトランスファゲート34は、オ
ンする。第二のインバータ37の出力がハイレベル
“H”になると、第二のトランスファゲート35は、オ
ンする。第二のインバータ37の出力がロウレベル
“L”になると、第二のトランスファゲート35は、オ
フする。
【0091】次に、上述した回路の動作を図3に示すタ
イミングチャートを参照して説明する。まず、電源投入
時においては、ラッチ回路11の初期リセットによって
ラッチ信号Laが”L”となり、したがって、Pチャン
ネルMOSフィールドエフェクトトランジスタ30,3
1が共にオン状態となる。これにより、トランスファゲ
ート34,35のいずれがオン状態にあっても、レベル
制御回路1の出力信号Aが”L”となる。信号Aが”
L”となると、トランスファゲート34がオン、35が
オフとなる。またこの時、NチャンネルMOSフィール
ドエフェクトトランジスタ14,17,24はいずれも
オフ状態にある。
【0092】このような状態において、パワーオンリセ
ット信号PORがオアゲート9へ印加されると、オアゲ
ート9の出力信号PLが”H”となる。この時、信号A
は”L”であり、ラッチ回路11はスルー状態にあり、
したがって、ラッチ信号Laが”H”となる。ラッチ信
号Laが”H”となると、PチャンネルMOSフィール
ドエフェクトトランジスタ30,31が共にオフとなる
一方、NチャンネルMOSフィールドエフェクトトラン
ジスタ14,17,24がオンとなり、抵抗12,13
による分圧回路、カレントミラー差動増幅器20,27
が各々アクティブ状態となる。そして、この時、まだ、
リングオッシレータ3および昇圧回路4が共に動作を開
始していないことから、ブースト電圧Vbtが低レベルに
あり、したがって、電圧VBが基準電圧Vref1より小で
あり、カレントミラー差動増幅器20の出力電圧V1
が”L”となり、レベル制御回路1の出力信号Aが”
H”となる。信号Aが”H”になると、トランスファゲ
ート34がオフ、35がオンとなり、以後、電圧V2
(この時点で”L”)がトランスファゲート35を介し
てインバータ37へ供給される。また、信号Aが”H”
になると、ラッチ回路11がその時の信号PLの値”
H”をラッチする。
【0093】信号Aが”H”となり、この”H”信号が
リングオッシレータ3へ供給されると、リングオッシレ
ータ3が発振動作を開始し、発振信号Bが昇圧回路4へ
出力される。昇圧回路4はこの発振信号Bを利用してブ
ースト電圧Vbtを階段状に昇圧し、ワードデコーダ5へ
出力すると共に、電圧レベル制御回路10へフィードバ
ックする。
【0094】ブースト電圧Vbtが徐々に上昇し、基準電
圧Vref1より大になると、電圧V1が”H”となるが、
この時、トランスファゲート34はオフであり、したが
って、回路動作に影響はない。ブースト電圧Vbtがさら
に上昇し、基準電圧Vref2より大になると、電圧V2
が”H”となる。これにより、信号Aが”L”となり、
リングオッシレータ3,昇圧回路4の動作が停止する。
また、信号Aが”L”になると、ラッチ回路11がスル
ー状態となる。この時点で、パワーオンリセット信号P
ORがすでに”L”になっていると、ラッチ信号La
が”L”となり、これにより、PチャンネルMOSフィ
ールドエフェクトトランジスタ30,31がオン、Nチ
ャンネルMOSフィールドエフェクトトランジスタ1
4,17,24がオフとなる。
【0095】このように、電源投入時において、ブース
ト電圧Vbtの昇圧動作が行われ、ブースト電圧Vbtを分
圧した電圧VBが基準電圧Vref2に達すると、昇圧動作
が終了する。以後、スタンバイ状態の場合は、約16μ
sec毎にリフレッシュタイミング発生回路7からリフレ
ッシュ信号が出力され、ロウイネーブル発生回路8へ供
給される。ロウイネーブル発生回路8は該リフレッシュ
信号を受け、信号LTを発生し、オアゲート9およびロ
ウデコーダ6へ出力する。また、リフレッシュタイミン
グ発生回路7は、リフレッシュ信号と同時にリフレッシ
ュアドレスを発生し、ロウデコーダ6へ出力する。ロウ
デコーダ6はそのリフレッシュアドレスをデコードし、
その結果をワードデコーダ5へ出力する。
【0096】以下、上述したスタンバイ状態における電
圧レベル制御回路10の動作を図3を参照しながら説明
する。いま、時刻t1において、信号LT(”H”)が
オアゲート9へ供給されると、オアゲート9の出力信号
PLが”H”となり、したがって、ラッチ信号Laが”
H”となる。ラッチ信号Laが”H”になると、前述し
たように、PチャンネルMOSフィールドエフェクトト
ランジスタ30,31が共にオフとなる一方、Nチャン
ネルMOSフィールドエフェクトトランジスタ14,1
7,24がオンとなり、抵抗12,13による分圧回
路、第一及び第二のカレントミラー差動増幅器20,2
7が各々アクティブ状態となる。
【0097】この時点で、電圧VBが第一及び第二の基
準電圧Vref1とVref2の間にあったとすると、電圧V1
は”H”の状態を続け、一方、電圧V2は”L”とな
る。この時、トランスファゲート35がオフ状態にあ
り、したがって、電圧V2の変化は回路動作に影響を与
えず、信号Aは”L”の状態を続ける。なお、時刻t1
において、電圧VBが第一の基準電圧Vref1以下であっ
た場合は、時刻t1において電圧V1も”L”となる。
【0098】信号LTの立ち上がりにおいてリフレッシ
ュが開始されると、ブースト電圧Vbtの電力消費が大き
くなり、同電圧Vbtが徐々に低下する。そして、時刻t
2において、電圧VBが第一の基準電圧Vref1より小に
なると、電圧V1が”L”となり、これにより、信号A
が”H”となる。信号Aが”H”になると、リングオッ
シレータ3,昇圧回路4の動作が開始され、以後ブース
ト電圧Vbtが順次上昇する。また、信号Aが”H”にな
ると、ラッチ回路11が、この時”H”状態にある信号
PLをラッチし、また、トランスファゲート34がオ
フ、35がオンとなる。そして、トランスファゲート3
5がオンになると、以後、電圧V2(この時点で”
L”)がインバータ37へ供給される。
【0099】次に、ブースト電圧Vbtが上昇し、時刻t
3において、電圧VBが第二の基準電圧Vref2より大に
なると、電圧V2が”H”となり、したがって、信号A
が”L”となる。信号Aが”L”になると、リングオッ
シレータ3,昇圧回路4の動作が停止する。また、信号
Aが”L”になると、トランスファーゲート34がオ
ン、35がオフとなる。また、信号Aが”L”になる
と、ラッチ回路11がスルー状態となり、この時点で、
信号PLがすでに”L”になっていることから、ラッチ
信号Laが”L”となる。これにより、PチャンネルM
OSフィールドエフェクトトランジスタ30,31がオ
ン、NチャンネルMOSフィールドエフェクトトランジ
スタ14,17,24がオフとなる。以後、リフレッシ
ュタイミング発生回路7からリフレッシュ信号が出力さ
れる毎に上記の動作が繰り返される。そして、例えば、
時刻t4において、疑似SRAMがスタンバイ状態から
アクティブ状態に移行し、時刻t5においてチップセレ
クト信号CSが立ち上がり、次いで、外部アドレスAd
dが変化すると、ロウイネーブル発生回路8がこの変化
を検出し、信号LTを出力する。以後、上記と同様の過
程によってブースト電圧Vbtの昇圧が行われる。
【0100】このように、図1の回路は、信号LTが立
ち上がると、ラッチ信号Laが”H”となり、Nチャン
ネルMOSフィールドエフェクトトランジスタ14,1
7,24がオンとなり、抵抗12,13の直列回路、カ
レントミラー差動増幅器20、27がアクティブ状態と
なる。これにより、抵抗12,13の直列回路、カレン
トミラー差動増幅器20、27に各々電流i3、i1、
i2が流れる。そして、ブースト電圧Vbtが基準電圧V
ref2まで上昇した時点でラッチ信号Laを”L”とし、
NチャンネルMOSフィールドエフェクトトランジスタ
14,17,24をオフとすることによって、抵抗1
2,13の直列回路、カレントミラー差動増幅器20、
27に流れる電流i3、i1、i2をいずれもオフとす
る。
【0101】上述したように、第1の実施形態において
は、メモリセルアレイ2がアクセスされる時、すなわ
ち、電源投入時、スタンバイ状態におけるリフレッシュ
時、アクティブ状態におけるリフレッシュ時、およびア
クティブ状態における書込/読出時において、電圧レベ
ル制御回路10の各部がアクティブ状態とされ、それ以
外のタイミングにおいては、電圧レベル制御回路10の
各部がインアクティブ状態とされる。これにより、レベ
ル制御回路10で消費される電力の節減を図っている。
一般的なDRAMにおいてはリフレッシュタイミングが
システム側で制御されるため、不規則なリフレッシュタ
イミングが発生することになり、長いリフレッシュ間隔
が存在する。このとき電圧レベル制御回路をパワーオフ
してしまうと、放電によって、データ保持が保証される
レベル以下までワードレベルが低下する可能性がある。
つまり、DRAMでは、ワードレベルを保持するために
常に昇圧する必要があるため、電圧レベル制御回路も常
にパワーオンとするのが一般的である。
【0102】これに対し、上述した疑似SRAMは、デ
バイス外部からはリフレッシュ動作が見えない仕様とな
っており、デバイス内部で、規則的なリフレッシュタイ
ミングを自動的に発生する。この場合は、データ保持が
保証される範囲で次のリフレッシュタイミングが発生さ
れる。つまり、電圧レベル制御回路10をパワーオフし
ても、データが破壊するレベルまでのワードレベルが低
下することがなく、したがって、データ保持の保証と電
流削減とを両立することができる。
【0103】次に本発明の第2の実施形態について図4
を参照しながら説明する。この実施形態が上述した第1
の実施形態と異なる点は、ロウイネーブル発生回路8に
おいて、図4に示すように、信号LTの立ち上がりから
一定時間Tだけ前に立ち上がるパルス信号RPを形成
し、信号LTに変えてオアゲート9へ供給する点であ
る。また、この場合、基準電圧Vref1を高いレベルに設
定しておく。このような構成によれば、パルス信号RP
が立ち上がり、したがって信号PLが立ち上がり、これ
によりラッチ11の出力Laが立ち上がると、電圧レベ
ル制御回路10がアクティブ状態となると共に、信号A
が立ち上がり、これによりブースト電圧Vbtの昇圧が開
始される。そして、電圧VBが基準電圧Vref2に達する
と、信号Aが立ち下がり、したがって、ラッチ回路11
の出力Laが立ち下がり、電圧レベル制御回路10がイ
ンアクティブ状態となる。この時点のわずか後に信号L
Tが立ち上がり、メモリセルアレイ2のアクセスが行わ
れる。この場合、ブースト電圧Vbtは既に充分にレベル
アップされており、したがって、アクセス途中において
電圧Vbtのブースト処理は必要ない。このように、上記
第2の実施形態では、信号LTが立ち上がるわずか前に
ブースト電圧Vbtを基準電圧Vref2の高さまで上げてし
まう。このような構成によっても、上記第1の実施形態
と同様な効果を得ることができる。
【0104】次に、本発明の第3の実施形態について図
5を参照しながら説明する。この第3の実施形態におい
ては、信号LTのパルス幅を、図5に示すように、ブー
スト電圧Vbtの昇圧に必要となる時間よりわずかに大と
しておく。また、図1におけるラッチ回路11を設け
ず、オアゲート9の出力を直接ノードN1に接続する。
更に、第二のインバータ37の出力を第一のインバータ
の入力に接続するが、ラッチ回路11を設けないので、
第二のインバータ37の出力からの出力信号がノードN
1にフィードバックされない。そして、オアゲート9の
出力から出力された信号PLを直接ノードN1に供給す
る。
【0105】このような構成によれば、信号LTが立ち
上がると同時に、電圧レベル制御回路10がアクティブ
状態となり、電流i1〜i3が流れる。そして、電圧V
Bが基準電圧Vref1より小になるとブースト電圧Vbtの
昇圧が開始される。また、電圧VBが基準電圧Vref2に
達するとブースト電圧Vbtの昇圧が停止される。なお、
この時点で電圧レベル制御回路10がインアクティブ状
態になることはない。次いで、信号LTが立ち下がる
と、電流i1〜i3もオフとなり、電圧レベル制御回路
10がインアクティブ状態となる。すなわち、電圧レベ
ル制御回路10のアクティブ状態及びインアクティブ状
態は、出力信号Aの活性状態及び非活性状態に依存せ
ず、オアゲート9からの出力信号PLのみにしたがって
制御される。したがって、オアゲート9からの出力信号
PLにより、電圧レベル制御回路10がインアクティブ
状態になることで、電圧レベル制御回路10で消費され
る電力を節減できる。
【0106】次に、本発明の第4の実施形態について図
6を参照しながら説明する。この第4の実施形態におい
ては、図6に示すように、電圧レベル制御回路10が適
用されるデバイス、例えば擬似SRAMのアクティブ状
態において、オアゲート9からの出力信号PLをハイレ
ベル”H”に固定する。これにより、ラッチ回路11の
出力信号Laもハイレベル”H”に固定され、したがっ
て、擬似SRAMのアクティブ状態にあるとき、電圧レ
ベル制御回路10は、常時アクティブ状態に維持され、
ブースト電圧Vbtと基準電圧Vref1、Vref2との大小関
係のみでリングオッシレータ3および昇圧回路4の動作
が制御される。そして、擬似SRAMがスタンバイ状態
に戻ると、オアゲート9からの出力信号PLのハイレベ
ル”H”固定から解除され、これにより、ラッチ回路1
1の出力信号Laもハイレベル”H” 固定から解除さ
れる。したがって、電圧レベル制御回路10は、前記第
1の実施形態と同様の制御を受ける。したがって、擬似
SRAMがスタンバイ状態にある時、電圧レベル制御回
路10で消費される電力を節減できる。
【0107】次に、本発明の第5の実施形態について図
7を参照しながら説明する。図7は同実施形態の構成を
示す回路図であり、この図に示す回路は、DRAM、疑
似SRAM等の内部回路45へ供給する電圧VINTの
レベルを制御する内部電圧レベル制御回路である。ここ
で、電圧VINTは、電源電圧VDDをPチャンネルMO
Sフィールドエフェクトトランジスタ46によって降圧
した電圧であり、この回路は、通常、内部降圧回路とい
われる。
【0108】すなわち、本実施形態に係る回路は、オア
ゲート48、ラッチ回路49、カレントミラー差動増幅
器58、第一及び第二のスイッチングトランジスタ4
6,60、第一のインバータ62、及び内部電圧レベル
を供給する内部回路45とからなる。オアゲート48の
第一の入力には、信号PLが入力される。この信号PL
は図2に示す信号PLと同じ信号であり、パワーオンリ
セット信号PORおよび信号LTのオアをとった信号で
ある。信号CSはチップセレクト信号である。ラッチ回
路49の入力は、オアゲート48の出力に接続され、オ
アゲート48から出力された論理和信号の入力を受け
る。ラッチ回路49の制御端子は、インバータ62の出
力と接続され、インバータ62からの出力信号を受け
る。ラッチ回路49は、インバータ62からの出力信号
がハイレベル”H”の時、入力された論理和信号をラッ
チする。一方、インバータ62からの出力信号がロウレ
ベル”L”の時、入力された論理和信号をスルーさせ
る。
【0109】カレントミラー差動増幅器58は、3つの
NチャンネルMOSフィールドエフェクトトランジスタ
51,52,53及び2つのPチャンネルMOSフィー
ルドエフェクトトランジスタ54、55とからなる。2
つのNチャンネルMOSフィールドエフェクトトランジ
スタ51,53と1つのPチャンネルMOSフィールド
エフェクトトランジスタ54は、外部電圧としての電源
電圧VDDとグランド線との間に直列接続される。2つの
NチャンネルMOSフィールドエフェクトトランジスタ
52,53と1つのPチャンネルMOSフィールドエフ
ェクトトランジスタ55は、外部電圧としての電源電圧
VDDとグランド線との間に直列接続される。
【0110】NチャンネルMOSフィールドエフェクト
トランジスタ51のゲート電極は、内部電圧VINTに
接続され、内部電圧VINTが印加される。Nチャンネ
ルMOSフィールドエフェクトトランジスタ53のゲー
ト電極は、ノードN1に接続され、ラッチ回路から出力
されたラッチ信号Laが印加される。PチャンネルMO
Sフィールドエフェクトトランジスタ54、55のゲー
ト電極は、互いに接続されると共に、NチャンネルMO
Sフィールドエフェクトトランジスタ51のドレインに
接続される。NチャンネルMOSフィールドエフェクト
トランジスタ52のゲート電極には、第一の基準電圧V
ref1が印加される。NチャンネルMOSフィールドエフ
ェクトトランジスタ52のドレインは、カレントミラー
差動増幅器58の出力に接続され、NチャンネルMOS
フィールドエフェクトトランジスタ52のドレイン電圧
が、カレントミラー差動増幅器58の出力に出力電圧V
aとして現れる。
【0111】第一及び第二のスイッチングトランジスタ
46、60は、PチャンネルMOSフィールドエフェク
トトランジスタからなる。第二のスイッチングトランジ
スタ60は、電源電圧VDDとノードN2との間に接続さ
れる。第二のスイッチングトランジスタ60のゲート電
極は、ノードN1に接続され、ラッチ回路49から出力
されたラッチ信号Laが印加される。第一のスイッチン
グトランジスタ46は、電源電圧VDDと内部電圧VIN
Tとの間に接続され、電源電圧VDDから内部電圧VIN
Tの電圧レベルを降圧する降圧回路を形成する。第一の
スイッチングトランジスタ46のゲート電極は、ノード
N2を介しカレントミラー差動増幅器58の出力に接続
される。更に、第一のスイッチングトランジスタ46の
ゲート電極は、インバータ62を介して、ラッチ回路4
9の制御端子に接続される。したがって、降圧回路を形
成する第一のスイッチングトランジスタ46は、カレン
トミラー差動増幅器58からの出力信号Vaにしたがっ
て、そのアクティブ状態及びインアクティブ状態が制御
される。
【0112】ラッチ回路49から出力されたラッチ信号
Laが、ハイレベル“H”のとき、カレントミラー差動
増幅器58は、アクティブ状態になり、カレントミラー
差動増幅器58出力が接続されるノードN2は、電源電
圧VDDから切離され、カレントミラー差動増幅器58の
出力信号Vaが降圧回路を形成する第一のスイッチング
トランジスタ46のゲート電極に印加されると共に、イ
ンバータ62を介してラッチ回路49の制御端子にも印
加される。降圧回路を形成する第一のスイッチングトラ
ンジスタ46がオン状態にあるとき、すなわち降圧回路
がアクティブ状態にあるとき、カレントミラー差動増幅
器58の出力信号Vaは、ロウレベル“L”であるの
で、このロウレベル“L”はインバータ62で反転さ
れ、ハイレベル“H”信号がラッチ回路49の制御端子
に印加される。よって、ラッチ回路49の出力信号La
1は、ハイレベル“H”となり、カレントミラー差動増
幅器58は、アクティブ状態になる。つまり降圧回路が
アクティブ状態にあるとき、カレントミラー差動増幅器
58もアクティブ状態になる。
【0113】一方、降圧回路を形成する第一のスイッチ
ングトランジスタ46がオフ状態にあるとき、すなわち
降圧回路がインアクティブ状態にあるとき、カレントミ
ラー差動増幅器58の出力信号Vaは、ハイレベル
“H”であるので、このハイレベル“H”はインバータ
62で反転され、ロウレベル“L”信号がラッチ回路4
9の制御端子に印加される。よって、ラッチ回路49の
出力信号La1は、オアゲート9からの論理和信号をス
ルーし、ノードN1に供給する。すなわち、カレントミ
ラー差動増幅器58は、論理和信号がハイレベル“H”
のときアクティブ状態になり、論理和信号がロウレベル
“L”のときインアクティブ状態になる。つまり降圧回
路がインアクティブ状態にあるときは、カレントミラー
差動増幅器58は、オアゲート9からの論理和信号にし
たがってそのアクティブ状態及びインアクティブ状態が
制御される。論理和信号がロウレベル“L”のとき、カ
レントミラー差動増幅器58は、インアクティブ状態に
なるので、回路での電力消費を節減できる。
【0114】次に、上記構成によるレベル制御回路の動
作を図8に示すタイミングチャートを参照して更に説明
する。まず、初期状態において、ラッチ回路49の出力
信号La1は”L”となり、この結果、NチャンネルM
OSフィールドエフェクトトランジスタ53がオフ、P
チャンネルMOSフィールドエフェクトトランジスタ6
0がオンとなる。NチャンネルMOSフィールドエフェ
クトトランジスタ53がオフになると、カレントミラー
差動増幅器58がインアクティブ状態となる。また、P
チャンネルMOSフィールドエフェクトトランジスタ6
0がオンになると、PチャンネルMOSフィールドエフ
ェクトトランジスタ46がオフとなり、内部回路45へ
電圧供給が行われない。
【0115】次に、信号PLが”H”となるか、また
は、チップセレクト信号CSが”H”になると、ラッチ
49の出力信号La1が”H”となる。信号La1が”
H”になると、NチャンネルMOSフィールドエフェク
トトランジスタ53がオンとなり、カレントミラー差動
増幅器58がアクティブ状態となる。また、信号La1
が”H”になると、PチャンネルMOSフィールドエフ
ェクトトランジスタ60がオフとなる。これにより、電
圧Vaが低下し、インバータ62の出力が”H”となっ
てラッチ49がオアゲート48の出力”H”をラッチす
る。
【0116】以後、カレントミラー差動増幅器58が、
電圧VINTと基準電圧Vrefとを比較し、その比較結
果によってPチャンネルMOSフィールドエフェクトト
ランジスタ46を制御する。すなわち、電圧VINTが
基準電圧Vrefより低くなると、電圧Vaが低くなっ
て、PチャンネルMOSフィールドエフェクトトランジ
スタ46がオンとなり、内部回路45に電流を供給しな
がら出力を充電し始める。あるレベルまで充電し、電圧
VINTが基準電圧Vrefより高くなると、電圧Vaが
上昇し、PチャンネルMOSフィールドエフェクトトラ
ンジスタ46がオフとなり、充電が停止する。また、電
圧Vaが一定値以上に上昇すると、インバータ62の出
力が”L”となり、ラッチ49がスルーとなる。これに
より、信号LTが”L”となり、あるいは、チップセレ
クト信号CSが”L”となった時点で信号La1が”
L”となり、NチャンネルMOSフィールドエフェクト
トランジスタ53がオフ、PチャンネルMOSフィール
ドエフェクトトランジスタ60がオンとなる。
【0117】このように、上記第5の実施形態によれ
ば、電圧VINTが基準電圧Vrefより大となった後、
信号LTまたはチップセレクト信号CSが”L”になる
と、N・FET53がオフとなり、カレントミラー差動
増幅器58に流れる電流iが0となる。これにより、回
路電力の節減を図ることができる。
【0118】なお、上記第1〜第5の実施形態はそれぞ
れ、本発明を疑似SRAM、DRAM等の昇圧回路、内
部降圧回路に適用した場合であるが、この発明は、例え
ば、基板電圧レベル発生回路あるいは基板バックバイア
ス発生回路(BBG回路)等にも適用することができ
る。
【0119】次に、本発明の第6の実施形態について図
9を参照しながら説明する。図9は本発明を基板バックバ
イアス発生回路(BBG回路)に適用した際の回路構成
の一例を示す図である。基板バックバイアス発生回路
は、外部電源電圧VDDとグランドレベル(GND)との
間の電圧を用いてグランドレベルよりも低い電圧、例え
ば−1Vを内部基準電圧として発生する回路である。
【0120】本発明に係る回路は、電圧レベル制御回路
20、リングオッシレータ3、昇圧回路4、リフレッシ
ュタイミング発生回路7、バックバイアス発生回路1
8、レベル判定回路19及びオアゲート9を有する。こ
のオアゲート9は、リフレッシュ動作時及びバックバイ
アス発生回路18をアクティブ状態にする時に電圧レベ
ル制御回路20の各回路構成部をアクティブ状態にする
ため設けられる。
【0121】電圧レベル制御回路20は、回路の内部電
圧としてのブースト電圧Vbtのレベルを制御する内部電
圧レベル制御信号Aを、第一及び第二の基準電圧Vref
1、Vref2に基づいて発生する。リングオッシレータ3
の入力側は、電圧レベル制御回路20の出力側に接続さ
れ、内部電圧レベル制御信号Aは、リングオッシレータ
3へ入力される。リングオッシレータ3は、発振回路で
あり、インバータを奇数個リング状に直列接続して構成
し得る。電圧レベル制御回路20から出力された内部電
圧レベル制御信号Aが”H”(ハイレベル)の時、リン
グオッシレータ3は、アクティブ状態になり、発振出力
Bを出力する。
【0122】昇圧回路4の入力側は、リングオッシレー
タ3の出力側に接続され、この発振出力Bは昇圧回路4
に入力される。昇圧回路4はチャージポンプ回路で構成
し得る。昇圧回路4は、リングオッシレータ3の出力B
を利用して電源電圧VDDを段階的に昇圧し、回路の内部
電圧としてブースト電圧Vbtを出力する。この回路を擬
似SRAMに適用する場合、昇圧回路4の出力側は、擬
似SRAMのワードデコーダに接続され、ブースト電圧
Vbtはワードデコーダへ入力される。この場合、ブース
ト電圧Vbtは、電源電圧VDDより高い電圧レベル、例え
ば(VDD+1.5V)または(VDD+2V)である。昇圧回
路4の出力は、さらに電圧レベル制御回路20にフィー
ドバックされる。
【0123】リフレッシュタイミング発生回路7は、一
定時間間隔で、メモリセルアレイ2中のメモリセルをリ
フレッシュするためのリフレッシュ信号およびリフレッ
シュすべきメモリセルのアドレスを指定するリフレッシ
ュアドレスを発生する。この一定時間間隔は、データ保
持が保証される期間内に定められる。尚、リフレッシュ
信号を発生する時間間隔は、データ保持が保証される期
間内であれば常に一定でなくとも良い。リフレッシュタ
イミング発生回路7の出力側は、オアゲート9の第一の
入力に接続され、リフレッシュ信号SRが第一の入力に
入力される。
【0124】バックバイアス発生回路18は、第一及び
第二の入力を有する。第一の入力は、昇圧回路4の出力
に接続され、ブースト電圧Vbtの入力を受け、このブー
スト電圧Vbtを利用してグランドレベルより低いバック
バイアス電圧VBBGを発生する。バックバイアス電圧VB
BGは、例えばGND−1Vであってもよい。バックバイ
アス発生回路18の出力は、バックバイアス電圧VBBG
を印加したい領域、例えば半導体基板に接続され、半導
体基板をグランドレベルより低いバックバイアス電圧V
BBGにする。
【0125】レベル判定回路19の入力は、バックバイ
アス発生回路18の出力が接続される領域、例えば半導
体基板と接続され、半導体基板の電位を検出する。レベ
ル判定回路19の出力は、バックバイアス発生回路18
の第二の入力に接続される。レベル判定回路19の出力
は、オアゲート9の第二の入力に接続される。半導体基
板の電位は、グランドレベルより低いバックバイアス電
圧VBBGなので、リークにより時間変化する。すなわち
半導体基板の電位は、徐々に上昇する。よって、レベル
判定回路19は、一定時間間隔で、アクティブ状態にな
り、半導体基板の電位を検出し、グランドレベルより低
い予め決められた許容電位範囲の上限を上回った場合、
判定結果Cをバックバイアス発生回路18に入力し、バ
ックバイアス発生回路18に、半導体基板の電位を下げ
させる。この判定結果Cは、同時にオアゲート9の第二
の入力にも入力され、オアゲート9は、レベル判定回路
19からの判定結果Cとリフレッシュタイミング発生回
路7からのリフレッシュ信号との論理和(オア)をと
り、その結果を論理和信号PLとして出力し、この論理
和信号PLを電圧レベル制御回路20へ入力する。
【0126】したがって、リフレッシュ動作が必要な時
又はバックバイアス発生回路18をアクティブ状態にす
る必要がある時に、電圧レベル制御回路10がアクティ
ブ状態になり電圧レベル制御回路20で電力を消費する
が、デバイスがスタンバイ状態にあり、かつリフレッシ
ュ動作を行わないとき、かつバックバイアス発生回路1
8がインアクティブ状態にあるとき、電圧レベル制御回
路20がインアクティブ状態になり電圧レベル制御回路
20での電力消費を抑制する。
【0127】電圧レベル制御回路20の回路構成とし
て、図1に開示の回路構成を適用できる。すなわち、電
源投入時、読出し/書込み時、並びにデバイスのアクテ
ィブ時およびスタンバイ時におけるリフレッシュ動作時
のみ昇圧回路4をアクティブ状態にする。その他の場
合、すなわち、スタンバイ時における非リフレッシュ動
作時には、昇圧回路4をインアクティブ状態にする。こ
の動作は、前述した通りである。レベル判定回路19
は、既知の回路構成を適用し得る。
【0128】バックバイアス発生回路18は、1例とし
て、図10に示す回路構成で実現し得るが、これに限定
されるものではない。バックバイアス発生回路18は、
トランスファトランジスタのゲートを駆動する回路を、
昇圧電圧で駆動するよう構成する。具体的には、バック
バイアス発生回路18は、プリチャージトランジスタP
T、トランスファトランジスタTT、制御論理ブロック
CLB、第一の電流経路P1を形成する第一の出力駆動
回路D1および第一の容量C1と、第二の電流経路P2
を形成する第二の出力駆動回路D2および第二の容量C
2とから構成し得る。
【0129】トランスファトランジスタTTは、pチャ
ンネルMOSトランジスタで構成し得る。トランスファ
トランジスタTTは、第二の電流経路P2とバックバイ
アス発生回路18の出力との間に直列に接続される。ト
ランスファトランジスタTTのゲートは、第一の電流経
路P1を介して制御論理ブロックCLBに接続される。
そして、トランスファトランジスタTTは、ノードGに
現れる電位により、そのオン・オフ動作が制御される。
プリチャージトランジスタPTは、pチャンネルMOS
トランジスタで構成し得る。プリチャージトランジスタ
PTは、グランドとノードAとの間に接続される。ノー
ドAは、第二の電流経路P2とトランスファトランジス
タTTとの接点とする。プリチャージトランジスタPT
のゲートは、制御論理ブロックCLBに接続される。
【0130】ここで、第一の出力駆動回路D1は、昇圧
回路に接続され昇圧電圧Vbtで駆動される。一方、第
二の出力駆動回路D2は、電源電圧VDDで駆動され
る。尚、第二の出力駆動回路D2を、電源電圧VDDに
代え昇圧電圧Vbtで駆動することも場合によって可能
である。すなわち第一の出力駆動回路D1の駆動電圧
は、電源電圧VDDより高く、かつ第二の出力駆動回路
D2の駆動電圧は、第一の出力駆動回路D1の駆動電圧
を超えない範囲で、設計変更が可能である。
【0131】電源電圧VDDが、低く設定された場合、
例えば1.8V程度の低電源電圧を場合を例にとり、バ
ックバイアス発生回路18の動作を以下説明する。プリ
チャージトランジスタPTで、ノードAをグランドレベ
ルすなわち0Vにプリチャージする。その後、第二の出
力駆動回路D2を駆動し、第二の容量C2によりノード
Aの電位をマイナスの電位まで下げる。具体的には−
1.8V程度まで下げる。ここの時点では、ノードGの
電位は、ハイレベルにあり、トランスファトランジスタ
TTはオフ状態にある。次に、ノードGの電位を下げ、
トランスファトランジスタTTをオンにして、ノードA
の負の電荷をトランスファトランジスタTTを介しバッ
クバイアス発生回路18の出力VBBGに伝える。すな
わち、出力VBBGの電位をマイナスの電位に引き下げ
る。ここで、負の電荷を十分に出力VBBGへトランス
ファするためには、トランスファトランジスタTTを十
分にオンすることが重要となる。もし、トランスファト
ランジスタTTが十分にオンされない場合、ノードAの
負の電荷が、十分に出力VBBGへトランスファされな
い。低電源電圧を使用する場合、トランスファトランジ
スタTTのオン能力が急激に低下し、上記問題を引起こ
す。この問題は、1.8V程度の低電源電圧により第一
の出力駆動回路D1及び第一の容量C1を駆動しノード
Gの電位を下げた場合に発生する。
【0132】しかしながら、前述したように、第一の出
力駆動回路D1及び第一の容量C1は、昇圧電圧により
駆動されるため、トランスファトランジスタTTのオン
能力が高まり、トランスファトランジスタTTは十分に
オンし、よってノードAの負の電荷が、出力VBBGへ
十分にトランスファされる。具体的には、昇圧回路によ
り低電源電圧VDD=1.8Vを1.7Vだけ昇圧し、
3.5Vの昇圧電圧で第一の出力駆動回路D1及び第一
の容量C1を駆動することで、ノードGの電位−3.5
V付近まで下げることができる。従って、トランスファ
トランジスタTTのゲートを駆動する回路を、昇圧電圧
で駆動することによりトランスファトランジスタTTの
オン能力を高め、バックバイアス発生回路18の正常動
作が可能となる。
【0133】リフレッシュ動作の周期は、半導体基板の
電位が、バックバイアス発生回路18によりバックバイ
アス電圧VBBGまで下げられてから、グランドレベルよ
り低いバックバイアス電圧VBBG許容電位範囲の上限を
上回るまでの時間間隔に比較して、そのオーダーが異な
る程非常に短い。更に、レベル判定回路19がアクティ
ブ状態となる期間および昇圧回路4がアクティブ状態と
なる期間は、リフレッシュ動作の周期に比較して、その
オーダーが異なる程非常に短い。したがって、本回路構
成を適用することによる基板に流れる基板電流の増加
は、ほぼゼロに近く無視できるほどである。
【0134】また、上記実施形態はいずれも半導体記憶
装置に関する実施形態であるが、本発明は半導体記憶装
置に限らず、外部電圧から内部電圧生成し、その内部電
圧を制御する各種の電子回路に適用可能である。また、
本発明は、上記各実施形態の構成に限定されるものでは
なく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可
能である。
【0135】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
外部電源電圧から発生される内部電圧レベルを検出して
制御する電圧レベル制御回路を、必要時のみ活性化し、
それ以外の時には非活性にするので、電圧レベル制御回
路での消費電力を低減することができる。また、従来の
半導体記憶装置より消費電力を低減することができ、特
に、疑似SRAMに適用した場合に好適である。すなわ
ち、システム側からの制御を受けずに、半導体記憶装置
の内部で能動的にリフレッシュを行う半導体記憶装置に
おいて、特に、リフレッシュのみが行われるスタンバイ
状態における電圧レベル制御回路での消費電力を節減す
ることができる。したがって、疑似SRAM等、内部リ
フレッシュが行われる半導体記憶装置に用いると好適で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態による電圧レベル制御
回路の構成を示す回路図である。
【図2】同電圧レベル制御回路を用いた疑似SRAMの
要部の構成を示すブロック図である。
【図3】同実施形態の動作を説明するためのタイミング
チャートである。
【図4】本発明の第2の実施形態による電圧レベル制御
回路の動作を説明するためのタイミングチャートであ
る。
【図5】本発明の第3の実施形態による電圧レベル制御
回路の動作を説明するためのタイミングチャートであ
る。
【図6】本発明の第4の実施形態による電圧レベル制御
回路の動作を説明するためのタイミングチャートであ
る。
【図7】本発明の第5の実施形態による電圧レベル制御
回路の構成を示す回路図である。
【図8】同実施形態の動作を説明するためのタイミング
チャートである。
【図9】本発明の第6の実施形態による電圧レベル制御
回路をバックバイアス発生回路とともに用いる場合の回
路構成を示すブロック図である。
【図10】本発明の第6の実施形態による電圧レベル制
御回路で使用するバックバイアス発生回路の回路図であ
る。
【図11】従来のDRAMの要部の構成を示すブロック
図である。
【図12】同DRAMの動作を説明するためのタイミン
グチャートである。
【図13】従来のSRAMの要部の構成を示すブロック
図である。
【図14】同SRAMの動作を説明するためのタイミン
グチャートである。
【図15】従来の疑似SRAMの要部の構成を示すブロ
ック図である。
【図16】同疑似SRAMの動作を説明するためのタイ
ミングチャートである。
【符号の説明】
2 メモリセルアレイ 3 リングオッシレータ 4 昇圧回路 5 ワードデコーダ 6 ロウデコーダ 7 リフレッシュタイミング発生回路 8 ロウイネーブル発生回路 9 オアゲート 10 電圧レベル制御回路 11 ラッチ 12、13 抵抗 17、24 NチャンネルMOSフィールドエフェクト
トランジスタ 18 バックバイアス発生回路 19 レベル判定回路 20、27 カレントミラー差動増幅器 48 オアゲート 49 ラッチ 53 NチャンネルMOSフィールドエフェクトトラン
ジスタ 58 カレントミラー差動増幅器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H420 NA03 NA12 NB02 NB25 NB36 NE26 5M024 AA04 AA16 BB29 BB32 BB34 BB35 BB36 BB39 CC25 CC27 EE05 EE22 FF02 FF03 FF05 FF07 FF12 FF13 FF22 FF23 GG05 GG06 HH01 KK22 PP01 PP02 PP03 PP07

Claims (79)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部電源電圧に基づき内部電圧レベルを
    発生する内部電圧レベル発生回路に接続され、内部電圧
    レベルを検出して制御する電圧レベル制御回路におい
    て、 前記電圧レベル制御回路は、 内部電圧レベル発生回路の出力側に接続され、前記内部
    電圧レベルを、少なくとも1つの基準電圧に基づき比較
    する比較手段と、 前記比較手段に接続され、比較手段を活性状態又は非活
    性状態に制御する制御手段とを含むことを特徴とする電
    圧レベル制御回路。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、内部電圧レベル発生回
    路を活性状態にするとき、制御手段は比較手段を活性状
    態にし、内部電圧レベル発生回路を非活性状態にすると
    き、制御手段は比較手段を非活性状態にすることを特徴
    とする請求項1に記載の電圧レベル制御回路。
  3. 【請求項3】 前記内部電圧レベル発生回路は、昇圧回
    路又は降圧回路であることを特徴とする請求項1又は2
    に記載の電圧レベル制御回路。
  4. 【請求項4】 前記比較手段は、基準電圧の数と等しい
    数の比較回路からなり、この比較回路は、対応する各基
    準電圧に基づき内部電圧レベルを比較し、制御手段は、
    各比較回路に共通に接続される1つの制御回路からな
    り、各比較回路は、1つの制御回路により共通に、活性
    状態又は非活性状態が制御されることを特徴とする請求
    項1乃至3のいずれかに記載の電圧レベル制御回路。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、論理ゲート回路とラッ
    チ回路とを含み、論理ゲート回路の出力がラッチ回路の
    入力と接続され、ラッチ回路の制御端子は、比較手段の
    出力側に接続され、論理ゲート回路の出力信号又は比較
    手段の出力信号に基づき比較手段の活性状態又は非活性
    状態が制御されることを特徴とする請求項1乃至4のい
    ずれかに記載の電圧レベル制御回路。
  6. 【請求項6】 前記比較手段は、カレントミラー差動増
    幅器を含むことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか
    に記載の電圧レベル制御回路。
  7. 【請求項7】 前記電圧レベル制御回路は、更に分圧回
    路を含み、この分圧回路は内部電圧レベル発生回路の出
    力側とグランド端子との間に直列に接続され、分圧回路
    の出力は比較手段の入力に接続され、比較手段は、内部
    電圧レベルの分圧電圧を基準電圧と比較することを特徴
    とする請求項1乃至6のいずれかに記載の電圧レベル制
    御回路。
  8. 【請求項8】 前記比較手段の入力は、内部電圧レベル
    発生回路の出力側に接続され、比較手段は、内部電圧レ
    ベルを基準電圧と直接比較することを特徴とする請求項
    1乃至6のいずれかに記載の電圧レベル制御回路。
  9. 【請求項9】 前記少なくとも1つの基準電圧は、単一
    の基準電圧からなり、この単一の基準電圧に基づき内部
    電圧レベルの許容範囲の下限を定めることで、内部電圧
    レベルが許容範囲の下限以下となった場合、電圧レベル
    制御回路の出力信号を活性状態にし、内部電圧レベル発
    生回路を活性化することを特徴とする請求項1乃至8の
    いずれかに記載の電圧レベル制御回路。
  10. 【請求項10】 前記少なくとも1つの基準電圧は、単
    一の基準電圧からなり、この単一の基準電圧に基づき内
    部電圧レベルの許容範囲の上限を定めることで、内部電
    圧レベルが許容範囲の上限以上となった場合、電圧レベ
    ル制御回路の出力信号を活性状態にし、内部電圧レベル
    発生回路を活性化することを特徴とする請求項1乃至8
    のいずれかに記載の電圧レベル制御回路。
  11. 【請求項11】 前記少なくとも1つの基準電圧は、2
    つの基準電圧からなり、この2つの基準電圧に基づき内
    部電圧レベルの許容範囲の上限および下限を定めること
    で、内部電圧レベルが許容範囲の上限以上又は下限以下
    となった場合、電圧レベル制御回路の出力信号を活性状
    態にし、内部電圧レベル発生回路を活性化することを特
    徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の電圧レベル
    制御回路。
  12. 【請求項12】 前記制御手段は、論理ゲート回路から
    なり、論理ゲート回路の出力が比較手段に接続され、内
    部電圧レベル発生回路の活性状態及び非活性状態から独
    立して、論理ゲート回路の出力信号のみに基づき比較手
    段の活性状態又は非活性状態が制御されることを特徴と
    する請求項1、3、4のいずれかに記載の電圧レベル制
    御回路。
  13. 【請求項13】 外部電源電圧に基づき内部電圧レベル
    を発生する内部電圧レベル発生回路の出力側に接続さ
    れ、内部電圧レベルを検出して、外部から入力される少
    なくとも1つの基準電圧に基づき制御する電圧レベル制
    御回路において、 電圧レベル制御回路は、この電圧レベル制御回路を活性
    状態又は非活性状態に制御する制御手段を含むことを特
    徴とする電圧レベル制御回路。
  14. 【請求項14】 前記電圧レベル制御回路は、さらに比
    較手段を含み、この比較手段の入力側を、内部電圧レベ
    ル発生回路の出力側に接続することで、前記内部電圧レ
    ベルを前記少なくとも1つの基準電圧に基づき比較し、
    内部電圧レベル発生回路を活性状態又は非活性状態に制
    御するための内部電圧レベル発生回路制御信号を、比較
    手段の出力側から出力し、 前記制御手段は、この比較手段に接続され、比較手段を
    活性状態又は非活性状態に制御することを特徴とする請
    求項13に記載の電圧レベル制御回路。
  15. 【請求項15】 前記制御手段は、内部電圧レベル発生
    回路を活性状態にするとき、制御手段は比較手段を活性
    状態にし、内部電圧レベル発生回路を非活性状態にする
    とき、制御手段は比較手段を非活性状態にすることを特
    徴とする請求項13又は14に記載の電圧レベル制御回
    路。
  16. 【請求項16】 前記内部電圧レベル発生回路は、昇圧
    回路または降圧回路であることを特徴とする請求項13
    乃至15のいずれかに記載の電圧レベル制御回路。
  17. 【請求項17】 前記比較手段は、基準電圧の数と等し
    い数の比較回路からなり、この比較回路は、対応する各
    基準電圧に基づき内部電圧レベルを比較し、制御手段
    は、各比較回路に共通に接続される1つの制御回路から
    なり、各比較回路は、1つの制御回路により共通に、活
    性状態又は非活性状態が制御されることを特徴とする請
    求項13乃至15のいずれかに記載の電圧レベル制御回
    路。
  18. 【請求項18】 前記制御手段は、論理ゲート回路とラ
    ッチ回路とを含み、論理ゲート回路の出力がラッチ回路
    の入力と接続され、ラッチ回路の制御端子は、比較手段
    の出力側に接続されることを特徴とする請求項13乃至
    17のいずれかに記載の電圧レベル制御回路。
  19. 【請求項19】 前記比較手段は、カレントミラー差動
    増幅器を含むことを特徴とする請求項13乃至18のい
    ずれかに記載の電圧レベル制御回路。
  20. 【請求項20】 前記電圧レベル制御回路は、更に分圧
    回路を含み、この分圧回路は内部電圧レベル発生回路の
    出力側とグランド端子との間に直列に接続され、分圧回
    路の出力は比較手段の入力に接続され、比較手段は、内
    部電圧レベルの分圧電圧を基準電圧と比較することを特
    徴とする請求項13乃至19に記載の電圧レベル制御回
    路。
  21. 【請求項21】 前記比較手段の入力は、内部電圧レベ
    ル発生回路の出力側に直接接続され、比較手段は、内部
    電圧レベルを基準電圧と直接比較することを特徴とする
    請求項13乃至20のいずれかに記載の電圧レベル制御
    回路。
  22. 【請求項22】 前記少なくとも1つの基準電圧は、単
    一の基準電圧からなり、この単一の基準電圧に基づき内
    部電圧レベルの許容範囲の下限を定めることで、内部電
    圧レベルが許容範囲の下限以下となった場合、電圧レベ
    ル制御回路の出力信号を活性状態にし、内部電圧レベル
    発生回路を活性化することを特徴とする請求項13乃至
    21のいずれかに記載の電圧レベル制御回路。
  23. 【請求項23】 前記少なくとも1つの基準電圧は、単
    一の基準電圧からなり、この単一の基準電圧に基づき内
    部電圧レベルの許容範囲の上限を定めることで、内部電
    圧レベルが許容範囲の上限以上となった場合、電圧レベ
    ル制御回路の出力信号を活性状態にし、内部電圧レベル
    発生回路を活性化することを特徴とする請求項13乃至
    21のいずれかに記載の電圧レベル制御回路。
  24. 【請求項24】 前記少なくとも1つの基準電圧は、2
    つの基準電圧からなり、この2つの基準電圧に基づき内
    部電圧レベルの許容範囲の上限および下限を定めること
    で、内部電圧レベルが許容範囲の上限以上又は下限以下
    となった場合、電圧レベル制御回路の出力信号を活性状
    態にし、内部電圧レベル発生回路を活性化することを特
    徴とする請求項13乃至21のいずれかに記載の電圧レ
    ベル制御回路。
  25. 【請求項25】 前記制御手段は、論理ゲート回路から
    なり、論理ゲート回路の出力が比較手段に接続され、内
    部電圧レベル発生回路の活性状態及び非活性状態から独
    立して、論理ゲート回路の出力信号のみに基づき比較手
    段の活性状態又は非活性状態が制御されることを特徴と
    する請求項13、14、16,17のいずれかに記載の
    電圧レベル制御回路。
  26. 【請求項26】 複数のワード線を有するメモリーセル
    アレイ領域と、 この複数のワード線に接続され、外部電源電圧に基づき
    内部電圧レベルを発生し、この内部電圧レベルをワード
    線に供給する内部電圧レベル発生回路と、 この内部電圧レベル発生回路に接続され、内部電圧レベ
    ルを検出して制御する電圧レベル制御回路とを含む半導
    体記憶装置において、 更に前記電圧レベル制御回路は、 内部電圧レベル発生回路の出力側に接続され、前記内部
    電圧レベルを、少なくとも1つの基準電圧に基づき比較
    する比較手段と、 この比較手段に接続され、比較手段を活性状態又は非活
    性状態に制御する制御手段とを含むことを特徴とする半
    導体記憶装置。
  27. 【請求項27】 前記半導体記憶装置は、メモリーセル
    のリフレッシュ動作を行うためのリフレッシュ信号を自
    発的に発生するリフレッシュ信号発生回路を更に含み、
    このリフレッシュ信号発生回路の出力側が、前記電圧レ
    ベル制御回路の制御手段に接続されることで、リフレッ
    シュ信号の入力を受けて、前記電圧レベル制御回路の制
    御手段が、比較手段を非活性状態から活性状態にするこ
    とを特徴とする請求項26に記載の半導体記憶装置。
  28. 【請求項28】 前記電圧レベル制御回路の制御手段
    は、論理ゲート回路を含み、この論理ゲート回路の複数
    の入力の第一の入力がリフレッシュ信号発生回路の出力
    側に接続されることを特徴とする請求項27に記載の半
    導体記憶装置。
  29. 【請求項29】 前記半導体記憶装置は、リフレッシュ
    動作時以外にワード線を活性化するためのロウイネーブ
    ル信号を発生するロウイネーブル信号発生回路を更に含
    み、このロウイネーブル信号発生回路の出力が前記論理
    ゲート回路の第二の入力に接続され、前記リフレッシュ
    信号およびロウイネーブル信号の少なくともいずれか1
    つが論理ゲート回路に入力されたとき、制御手段が、比
    較手段を非活性状態から活性状態にすることを特徴とす
    る請求項28に記載の半導体記憶装置。
  30. 【請求項30】 前記ロウイネーブル信号発生回路は、
    ロウイネーブル信号を活性化するタイミングより一定時
    間だけ前に、パルス信号を発生し、このパルス信号を論
    理ゲート回路に入力することで、前記電圧レベル制御回
    路の制御手段が、比較手段を非活性状態から活性状態に
    すると共に、内部電圧レベル発生回路を非活性状態から
    活性状態にし、前記内部電圧レベルが、前記少なくとも
    1つの基準電圧に基づき与えられる許容電圧レベル範囲
    に達した後、前記電圧レベル制御回路の制御手段が、比
    較手段を活性状態から非活性状態にすることを特徴とす
    る請求項29に記載の半導体記憶装置。
  31. 【請求項31】 前記半導体記憶装置がアクティブ状態
    にあるとき、前記制御手段は常に比較手段を活性状態に
    維持し、前記半導体記憶装置がスタンバイ状態にあると
    き、前記制御手段は、制御信号に基づき比較手段を活性
    状態又は非活性状態に制御することを特徴とする請求項
    26乃至30のいずれかに記載の半導体記憶装置。
  32. 【請求項32】 前記半導体記憶装置は、 内部電圧レベル発生回路の出力側に接続され、内部電圧
    レベルに基づきグランドレベルより低いレベルのバック
    バイアス電圧を発生し、半導体記憶装置の特定半導体領
    域にバックバイアス電圧を供給するバックバイアス発生
    回路と、 前記特定半導体領域に接続され、特定半導体領域の電位
    を判定するバックバイアスレベル判定回路とを更に含
    み、 バックバイアスレベル判定回路は、バックバイアス電圧
    のレベルが予め定められた許容範囲を超えた場合、バッ
    クバイアスレベル判定結果信号を活性化し、 バックバイアスレベル判定回路の出力が論理ゲート回路
    の第二の入力に接続されることで、前記リフレッシュ信
    号および活性化されたバックバイアスレベル判定結果信
    号の少なくともいずれか1つが論理ゲート回路に入力さ
    れたとき、制御手段が、比較手段を非活性状態から活性
    状態にすることを特徴とする請求項28乃至31のいず
    れかに記載の半導体記憶装置。
  33. 【請求項33】 前記電圧レベル制御回路の制御手段
    は、さらにラッチ回路を含み、ラッチ回路の入力は前記
    論理ゲート回路の出力に接続され、ラッチ回路の制御端
    子は前記電圧レベル制御回路の出力に接続されることを
    特徴とする請求項28乃至32のいずれかに記載の半導
    体記憶装置。
  34. 【請求項34】 前記制御手段は、内部電圧レベル発生
    回路を活性状態にするとき、制御手段は比較手段を活性
    状態にし、内部電圧レベル発生回路を非活性状態にする
    とき、制御手段は比較手段を非活性状態にすることを特
    徴とする請求項26乃至33のいずれかに記載の半導体
    記憶装置。
  35. 【請求項35】 前記内部電圧レベル発生回路は、昇圧
    回路または降圧回路であることを特徴とする請求項26
    乃至34のいずれかに記載の半導体記憶装置。
  36. 【請求項36】 前記比較手段は、基準電圧の数と等し
    い数の比較回路からなり、この比較回路は、対応する各
    基準電圧に基づき内部電圧レベルを比較し、制御手段
    は、各比較回路に共通に接続される1つの制御回路から
    なり、各比較回路は、1つの制御回路により共通に、活
    性状態又は非活性状態が制御されることを特徴とする請
    求項26乃至35のいずれかに記載の半導体記憶装置。
  37. 【請求項37】 前記制御手段は、論理ゲート回路とラ
    ッチ回路とを含み、論理ゲート回路の出力がラッチ回路
    の入力と接続され、ラッチ回路の制御端子は、比較手段
    の出力側に接続されることを特徴とする請求項26乃至
    36のいずれかに記載の半導体記憶装置。
  38. 【請求項38】 前記比較手段は、カレントミラー差動
    増幅器を含むことを特徴とする請求項26乃至37のい
    ずれかに記載の半導体記憶装置。
  39. 【請求項39】 前記電圧レベル制御回路は、更に分圧
    回路を含み、この分圧回路は内部電圧レベル発生回路の
    出力側とグランド端子との間に直列に接続され、分圧回
    路の出力は比較手段の入力に接続され、比較手段は、内
    部電圧レベルの分圧電圧を基準電圧と比較することを特
    徴とする請求項26乃至38のいずれかに記載の半導体
    記憶装置。
  40. 【請求項40】 前記比較手段の入力は、内部電圧レベ
    ル発生回路の出力側に直接接続され、比較手段は、内部
    電圧レベルを基準電圧と直接比較することを特徴とする
    請求項26乃至39のいずれかに記載の半導体記憶装
    置。
  41. 【請求項41】 前記少なくとも1つの基準電圧は、単
    一の基準電圧からなり、この単一の基準電圧に基づき内
    部電圧レベルの許容範囲の下限を定めることで、内部電
    圧レベルが許容範囲の下限以下となった場合、電圧レベ
    ル制御回路の出力信号を活性状態にし、内部電圧レベル
    発生回路を活性化することを特徴とする請求項26乃至
    40のいずれかに記載の半導体記憶装置。
  42. 【請求項42】 前記少なくとも1つの基準電圧は、単
    一の基準電圧からなり、この単一の基準電圧に基づき内
    部電圧レベルの許容範囲の上限を定めることで、内部電
    圧レベルが許容範囲の上限以上となった場合、電圧レベ
    ル制御回路の出力信号を活性状態にし、内部電圧レベル
    発生回路を活性化することを特徴とする請求項26乃至
    40のいずれかに記載の半導体記憶装置。
  43. 【請求項43】 前記少なくとも1つの基準電圧は、2
    つの基準電圧からなり、この2つの基準電圧に基づき内
    部電圧レベルの許容範囲の上限および下限を定めること
    で、内部電圧レベルが許容範囲の上限以上又は下限以下
    となった場合、電圧レベル制御回路の出力信号を活性状
    態にし、内部電圧レベル発生回路を活性化することを特
    徴とする請求項26乃至40のいずれかに記載の半導体
    記憶装置。
  44. 【請求項44】 前記制御手段は、論理ゲート回路から
    なり、論理ゲート回路の出力が比較手段に接続され、内
    部電圧レベル発生回路の活性状態及び非活性状態に関係
    なく、論理ゲート回路の出力信号のみに基づき比較手段
    の活性状態又は非活性状態が制御されることを特徴とす
    る請求項26乃至33、及び35乃至36のいずれかに
    記載の半導体記憶装置。
  45. 【請求項45】 前記論理ゲート回路の出力信号は、予
    め定められたパルス幅を有するパルス信号であり、比較
    手段が活性状態になってから、パルス幅に相当する時間
    が経過した後、内部電圧レベル発生回路の活性状態及び
    非活性状態に関係なく、比較手段が非活性状態になるこ
    とを特徴とする請求項44に記載の半導体記憶装置。
  46. 【請求項46】 複数のワード線を有するメモリーセル
    アレイ領域と、この複数のワード線に接続され、外部電
    源電圧に基づき内部電圧レベルを発生し、この内部電圧
    レベルをワード線に供給する内部電圧レベル発生回路
    と、 この内部電圧レベル発生回路に接続され、内部電圧レベ
    ルを検出して制御する電圧レベル制御回路とを含む半導
    体記憶装置において、 前記電圧レベル制御回路は、この電圧レベル制御回路を
    活性状態又は非活性状態に制御する制御手段を含むこと
    を特徴とする半導体記憶装置。
  47. 【請求項47】 前記電圧レベル制御回路は、さらに比
    較手段を含み、この比較手段の入力側を、内部電圧レベ
    ル発生回路の出力側に接続することで、前記内部電圧レ
    ベルを前記少なくとも1つの基準電圧に基づき比較し、
    内部電圧レベル発生回路を活性状態又は非活性状態に制
    御するための内部電圧レベル発生回路制御信号を、比較
    手段の出力側から出力し、 前記制御手段は、この比較手段に接続され、比較手段を
    活性状態又は非活性状態に制御することを特徴とする請
    求項46に記載の半導体記憶装置。
  48. 【請求項48】 複数のワード線を有するメモリーセル
    アレイ領域と、 この複数のワード線に接続され、外部電源電圧に基づき
    内部電圧レベルを発生し、この内部電圧レベルをワード
    線に供給する内部電圧レベル発生回路と、 この内部電圧レベル発生回路に接続され、内部電圧レベ
    ルを検出して制御する電圧レベル制御回路とを含む半導
    体記憶装置において、 前記電圧レベル制御回路は、前記ワード線の活性化信号
    に応答して活性化し、前記ワード線に供給される内部電
    圧レベルが許容電圧レベル範囲に達したとき非活性化す
    ることを特徴とする半導体記憶装置。
  49. 【請求項49】 複数のワード線を有するメモリーセル
    アレイ領域と、 この複数のワード線に接続され、外部電源電圧に基づき
    内部電圧レベルを発生し、この内部電圧レベルをワード
    線に供給する内部電圧レベル発生回路と、 この内部電圧レベル発生回路に接続され、内部電圧レベ
    ルを検出して制御する電圧レベル制御回路とを含む半導
    体記憶装置において、 前記電圧レベル制御回路は、前記ワード線の活性化信号
    の立ち上がり時点より所定時間前に活性化し、前記ワー
    ド線に供給される内部電圧レベルが許容電圧レベル範囲
    に達したとき非活性化することを特徴とする半導体記憶
    装置。
  50. 【請求項50】 複数のワード線を有するメモリーセル
    アレイ領域と、 この複数のワード線に接続され、外部電源電圧に基づき
    内部電圧レベルを発生し、この内部電圧レベルをワード
    線に供給する内部電圧レベル発生回路と、 この内部電圧レベル発生回路に接続され、内部電圧レベ
    ルを検出して制御する電圧レベル制御回路とを含む半導
    体記憶装置において、 前記電圧レベル制御回路は、前記ワード線の活性化信号
    に応答して活性化し、所定の時間だけ経過したときに非
    活性化することを特徴とする半導体記憶装置。
  51. 【請求項51】 複数のワード線を有するメモリーセル
    アレイ領域と、 リフレッシュ動作を制御するリフレッシュ信号を発生す
    るリフレッシュ信号発生回路と、 前記複数のワード線に接続され、外部電源電圧に基づき
    内部電圧レベルを発生し、この内部電圧レベルをワード
    線に供給する内部電圧レベル発生回路と、 この内部電圧レベル発生回路に接続され、内部電圧レベ
    ルを検出して制御する電圧レベル制御回路とを含む半導
    体記憶装置において、 前記電圧レベル制御回路は、前記リフレッシュ信号に応
    答して活性化および非活性化することを特徴とする半導
    体記憶装置。
  52. 【請求項52】 複数のワード線を有するメモリーセル
    アレイ領域と、 この複数のワード線に接続され、外部電源電圧に基づき
    内部電圧レベルを発生し、この内部電圧レベルをワード
    線に供給する内部電圧レベル発生回路と、 この内部電圧レベル発生回路に接続され、内部電圧レベ
    ルを検出して制御する電圧レベル制御回路とを含む半導
    体記憶装置において、 前記半導体記憶装置のスタンバイ状態において、前記電
    圧レベル制御回路は、前記ワード線の活性化信号に応答
    して活性化し、前記ワード線に供給される内部電圧レベ
    ルが許容電圧レベル範囲に達したとき非活性化し、前記
    半導体記憶装置のアクティブ状態において常時活性化す
    ることを特徴とする半導体記憶装置。
  53. 【請求項53】 前記許容電圧レベル範囲が、予め設定
    される第1の基準値と第2の基準値とで規定されること
    を特徴とする請求項48乃至52のいずれかに記載の半
    導体記憶装置。
  54. 【請求項54】 前記内部電圧レベル発生回路は昇圧回
    路であることを特徴とする請求項48乃至53のいずれ
    かに記載の半導体記憶装置。
  55. 【請求項55】 前記内部電圧レベル発生回路は降圧回
    路であることを特徴とする請求項48乃至53のいずれ
    かに記載の半導体記憶装置。
  56. 【請求項56】 外部電源電圧に基づき内部電圧レベル
    を発生する内部電圧レベル発生回路と、 この内部電圧レベル発生回路に接続され内部電圧レベル
    の供給を受ける内部回路と、 この内部電圧レベル発生回路に接続され、内部電圧レベ
    ルを検出して制御する電圧レベル制御回路とを含む半導
    体装置において、 前記電圧レベル制御回路は、前記内部回路の活性化信号
    の立ち上がりに応答して活性化し、前記内部回路に供給
    される内部電圧レベルが許容電圧レベルに達し、かつ、
    前記内部回路の活性化信号がオフとなったとき非活性化
    することを特徴とする半導体装置。
  57. 【請求項57】 前記電圧レベル制御回路は、前記電圧
    レベルを予め設定される基準値に等しくなるように制御
    することを特徴とする請求項56に記載の半導体装置。
  58. 【請求項58】 前記内部電圧レベル発生回路は昇圧回
    路であることを特徴とする請求項56または57に記載
    の半導体装置。
  59. 【請求項59】 前記内部電圧レベル発生回路は降圧回
    路であることを特徴とする請求項56または57に記載
    の半導体装置。
  60. 【請求項60】 トランスファトランジスタと、このト
    ランスファトランジスタのゲートを駆動する第一の駆動
    回路とを少なくとも含むバックバイアス発生回路におい
    て、 前記第一の駆動回路が昇圧電圧により駆動されることを
    特徴とするバックバイアス発生回路。
  61. 【請求項61】 前記バックバイアス発生回路は、制御
    論理ブロックと、第一の電流経路に設けられた第一の駆
    動回路と、第二の電流経路に設けられた第二の駆動回路
    と、この第二の駆動回路と第一のノードを介し直列に接
    続され、そのゲートが第一の駆動回路と接続されるトラ
    ンスファトランジスタと、第一のノードとグランドとの
    間に接続され、そのゲートが制御論理ブロックに接続さ
    れるプリチャージトランジスタとからなり、 前記トランスファトランジスタのゲートを駆動する前記
    第一の駆動回路が昇圧電圧で駆動され、前記第二の駆動
    回路が電源電圧で駆動されることを特徴とする請求項6
    0に記載のバックバイアス発生回路。
  62. 【請求項62】 外部電源電圧に基づき発生される内部
    電圧レベルを検出して制御する内部電圧レベル制御回路
    の活性状態及び非活性状態を制御信号に基づき制御する
    方法において、 電圧レベル制御回路を活性化した後、前記内部電圧レベ
    ルが許容電圧レベル範囲に到達したときに前記内部電圧
    レベル制御回路を非活性化することを特徴とする制御方
    法。
  63. 【請求項63】 前記許容電圧レベル範囲は、予め設定
    される第1の基準値と第2の基準値とで規定されること
    を特徴とする請求項62に記載の制御方法。
  64. 【請求項64】 前記内部電圧レベルは外部電源電圧を
    昇圧した電圧レベルであることを特徴とする請求項62
    または63に記載の制御方法。
  65. 【請求項65】 前記内部電圧レベルは外部電源電圧を
    降圧した電圧レベルであることを特徴とする請求項62
    または63に記載の制御方法。
  66. 【請求項66】 前記内部電圧レベルは半導体記憶装置
    のワード線に供給される電圧レベルであり、前記制御信
    号は前記ワード線の活性化信号であることを特徴とする
    請求項62乃至65のいずれかに記載の制御方法。
  67. 【請求項67】 前記半導体記憶装置はリフレッシュ動
    作を必要とするメモリセルを有する半導体記憶装置であ
    って、前記ワード線の活性化信号は、半導体記憶装置の
    メモリセルをリフレッシュするリフレッシュ動作を制御
    する信号であり、前記内部電圧レベルが前記許容電圧レ
    ベル範囲の上限値以上となったとき前記内部電圧レベル
    制御回路を非活性化することを特徴とする請求項66に
    記載の制御方法。
  68. 【請求項68】 外部電源電圧から発生されワード線に
    供給される電圧レベルを検出して制御する電圧レベル制
    御回路を有する半導体記憶装置の電圧レベル制御方法に
    おいて、 前記ワード線の活性化信号に応答して前記電圧レベル制
    御回路を活性化し、前記ワード線に供給される電圧レベ
    ルが許容電圧レベル範囲に達したとき前記電圧レベル制
    御回路を非活性化することを特徴とする半導体記憶装置
    の電圧レベル制御方法。
  69. 【請求項69】 半導体記憶装置のワード線に供給する
    ため、外部電源電圧に基づき発生される内部電圧レベル
    を検出して制御する内部電圧レベル制御回路の活性状態
    及び非活性状態を制御信号に基づき制御する方法におい
    て、 前記ワード線の活性化信号の活性化のタイミングより所
    定時間前に前記内部電圧レベル制御回路を活性化し、前
    記ワード線に供給される内部電圧レベルが許容電圧レベ
    ル範囲に達したとき前記電圧レベル制御回路を非活性化
    することを特徴とする制御方法。
  70. 【請求項70】 半導体記憶装置のワード線に供給する
    ため、外部電源電圧に基づき発生される内部電圧レベル
    を検出して制御する内部電圧レベル制御回路の活性状態
    及び非活性状態を制御信号に基づき制御する方法におい
    て、 前記ワード線の活性化信号に応答して前記内部電圧レベ
    ル制御回路を活性化し、所定の時間だけ経過したときに
    前記電圧レベル制御回路を非活性化することを特徴とす
    る制御方法。
  71. 【請求項71】 リフレッシュ動作を必要とするメモル
    セルを有する半導体記憶装置のワード線に供給するた
    め、外部電源電圧に基づき発生される内部電圧レベルを
    検出して制御する内部電圧レベル制御回路の活性状態及
    び非活性状態を制御信号に基づき制御する方法におい
    て、 リフレッシュ動作を制御する信号に応答して前記電圧レ
    ベル制御回路の活性化および非活性化を行うことを特徴
    とする制御方法。
  72. 【請求項72】 半導体記憶装置のワード線に供給する
    ため、外部電源電圧に基づき発生される内部電圧レベル
    を検出して制御する内部電圧レベル制御回路の活性状態
    及び非活性状態を制御信号に基づき制御する方法におい
    て、 半導体記憶装置のスタンバイ状態において、前記ワード
    線の活性化信号に応答して前記電圧レベル制御回路を活
    性化し、前記ワード線に供給される電圧レベルが許容電
    圧レベル範囲に達したとき前記電圧レベル制御回路を非
    活性化し、 半導体記憶装置のアクティブ状態において、前記電圧レ
    ベル制御回路を常時活性状態に維持することを特徴とす
    る制御方法。
  73. 【請求項73】 前記許容電圧レベル範囲は、予め設定
    される第1の基準値と第2の基準値とで規定されること
    を特徴とする請求項68乃至72のいずれかに記載の制
    御方法。
  74. 【請求項74】 前記内部電圧レベルは外部電源電圧を
    昇圧した電圧レベルであることを特徴とする請求項68
    乃至73のいずれかに記載の制御方法。
  75. 【請求項75】 前記内部電圧レベルは外部電源電圧を
    降圧した電圧レベルであることを特徴とする請求項68
    乃至73のいずれかに記載の制御方法。
  76. 【請求項76】 内部回路に供給するため外部電源電圧
    に基づき発生される内部電圧レベルを検出して制御する
    電圧レベル制御回路の活性状態及び非活性状態を制御信
    号に基づき制御する方法において、 前記内部回路を活性化する活性化信号に応答して前記電
    圧レベル制御回路を活性化し、前記内部回路に供給され
    る内部電圧レベルが許容電圧レベル範囲に達し、かつ、
    前記内部回路の活性化信号がオフとなったとき、前記電
    圧レベル制御回路を非活性化することを特徴とする制御
    方法。
  77. 【請求項77】 前記電圧レベル制御回路は、前記内部
    電圧レベルを予め設定される基準値に等しくなるように
    制御することを特徴とする請求項76に記載の制御方
    法。
  78. 【請求項78】 前記内部電圧レベルは、外部電源電圧
    を昇圧した電圧レベルであることを特徴とする請求項7
    6または77に記載の制御方法。
  79. 【請求項79】 前記内部電圧レベルは、外部電源電圧
    を降圧した電圧レベルであることを特徴とする請求項7
    6または77に記載の制御方法。
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