JPH07225955A - トラッキング装置 - Google Patents

トラッキング装置

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JPH07225955A
JPH07225955A JP3790594A JP3790594A JPH07225955A JP H07225955 A JPH07225955 A JP H07225955A JP 3790594 A JP3790594 A JP 3790594A JP 3790594 A JP3790594 A JP 3790594A JP H07225955 A JPH07225955 A JP H07225955A
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泰弘 植木
Hideaki Yamagami
秀秋 山上
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディスクのトラックに対して光学的に情報を
記録・再生する装置で、トラッキングエラー信号のオフ
セットやバランスを安定して調整する。 【構成】 マイコン11は、トラック「n」においてト
ラッキングサーボをオフにして1トラック分をジャンプ
させ、トラッククロス信号H、Lを検出するとトラッキ
ングサーボをオンにし、ピークホールド回路30により
ホールドされている上側の電圧Hと下側の電圧LをA/
D変換器11aを介して取り込む。同様に、トラック
「n−2」、「n」、「n+2」における上側の電圧H
と下側の電圧LをA/D変換器11aを介して取り込
み、上側の電圧Hの和と下側の電圧Lの和の差を算出
し、この差が最小になるようにトラッキングバランスT
BALを調整する。また、(E−F)が基準電圧Vref
になるようにトラッキングオフセットTOFSを調整す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、MD(ミニディスク)
やPC(相変化型)ディスク等に対してデータを所定の
ブロック時間単位で記録、再生する情報記録再生装置に
おいてトラッキングエラー信号のオフセットやバランス
を自動的に調整するトラッキング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の情報記録再生装置で
は、記録時にはディスクに光ビームスポットを与えるレ
ーザの出力パワー(以下レーザパワーという)をディス
クにより指定されるワット数に合わせて複数段階に調節
し、また、再生時には反射率が異なる数種類(プリマス
タードとMO)のディスクに対してレーザパワーを複数
段階に可変にしておき、再生光を適正にするためにゲイ
ンを切り換え、この切換えを行う毎にオフセットを調整
する。また、この際に他の装置との互換性を考慮してト
ラッキングエラー信号のオフセットやバランス等の調整
対象を正確に調整しなければならない。
【0003】従来から、記録時にトラッキングエラー信
号のオフセットやバランスを自動的に調整する方法とし
て次のような方法が知られている。すなわち、データ領
域上でレーザパワーを上昇させると必要なデータが消え
るので、フォーカスサーボをオンにするとともにトラッ
キングサーボをオフにした状態で、アクチュエータをト
ラッキング方向(ディスク半径方向)に200Hz程度
の周波数で加振することにより光ビームスポットを例え
ば±数十の複数のトラックに渡ってクロスさせ、その反
射光から得られる再生信号の上下のピークが同一になる
ようにトラッキングエラー信号のオフセットやバランス
を調整する方法である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の方法では、トラッキングサーボをオフにした状態で
複数のトラックに渡ってレーザビームスポットをクロス
させるので、機構や回路のバラツキによりレーザビーム
スポットが所定のトラック数以上に渡ってクロスするこ
とがあり、したがって、必要なデータを破壊することが
あるという問題点がある。
【0005】また、再生時においてもトラッキングサー
ボをオフにした状態で調整を行うと、振動や衝撃が発生
した場合にピックアップの動きが目標の加振速度より速
くなって測定データの正確性が損なわれたり、ビームス
ポット位置が移動し、したがって、この場合にはエラー
処理に時間がかかるという問題点がある。
【0006】加えて、トラッキングサーボをオフにした
状態で調整を行うので、面振れが存在する場合にピック
アップの加振速度と面振れの相対速度との関連により、
トラッキングエラー信号のホールドすべきピークをホー
ルドしないでピークでない折り返し位置の値をホールド
してしまい、データを間違えるという問題点がある。
【0007】本発明は上記従来の問題点に鑑み、トラッ
キングエラー信号のオフセットやバランスを安定して調
整することができるトラッキング装置を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の一つの態様では
上記目的を達成するために、トラッキングサーボをオフ
にした後トラック単位でトラックジャンプを行いその後
トラッキングサーボをオンにするようにしている。すな
わち本発明によれば、記録媒体から再生された信号から
得られるトラッキングエラー信号を検出するとともに、
トラッキング位置を調整可能な検出・調整手段と、 前
記検出・調整手段により検出された前記トラッキングエ
ラー信号の上下のピーク値を測定するピーク測定手段
と、トラッキングサーボをオフにした後トラック単位で
トラックジャンプを行いその後トラッキングサーボをオ
ンにし、トラッキングサーボがオフの状態で前記ピーク
測定手段により測定されている前記トラッキングエラー
信号の上下のピーク値を取り込み、この上下のピーク値
に基づいて前記検出・調整手段によってトラッキング位
置を調整すべく、前記検出・調整手段を制御する制御手
段とを有するトラッキング装置が提供される。
【0009】本発明の他の態様ではまた、トラッキング
サーボを継続してオンにした状態で1トラックの2分の
1以下の単位でトラックシフトを行うようにしている。
すなわち、本発明によれば、記録媒体から再生された信
号から得られるトラッキングエラー信号を検出するとと
もに、トラッキング位置を調整可能な検出・調整手段
と、前記検出・調整手段により検出された前記トラッキ
ングエラー信号の上下のピーク値を測定するピーク測定
手段と、トラッキングサーボを継続してオンにした状態
で1トラックの2分の1以下の単位でトラックシフトを
行い、前記ピーク測定手段により測定されている前記ト
ラッキングエラー信号の上下のピーク値を取り込み、こ
の上下のピーク値に基づいて前記検出・調整手段によっ
てトラッキング位置を調整すべく、前記検出・調整手段
を制御する制御手段とを有するトラッキング装置が提供
される。
【0010】
【作用】本発明の一つの態様ではトラッキングサーボを
オフにした後トラック単位でトラックジャンプを行いそ
の後トラッキングサーボをオンにし、また、他の態様で
はトラッキングサーボを継続してオンにした状態で1ト
ラックの2分の1以下の単位でトラックシフトを行うの
で、機構や回路のバラツキにより所定のトラック数以上
に渡ってレーザビームがクロス等することを防止するこ
とができ、したがって、トラッキングエラー信号のオフ
セットやバランス等を安定して調整することができる。
また、従来例のようにオープンループの加振の安定しな
い方法で行わないので、意図しないトラックにジャンプ
してデータが消えることを防止することができる。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図1は本発明に係るトラッキング装置が適
用されたMD記録再生装置を示すブロック図、図2は図
1のプリアンプの要部を示す回路図、図3はトラックジ
ャンプを示す説明図、図4はトラッキングエラー信号の
オフセットやバランスを調整する場合の動作を説明する
ためのタイミングチャートである。
【0012】図1において、ディスク1には内周から外
周に向かって渦巻き状に形成されたトラックがあり、光
ピックアップ2はこのトラックに対してレーザビームス
ポットを与えることにより、所定のフォーマットの書誌
情報、音声情報、映像情報が光学的に記録及び再生され
る。このディスク1は光ピックアップ2により読み出さ
れて再生された信号に基づいてスピンドルモータ3及び
モータドライバ/トラッキング・フォーカス制御回路4
によりCLV(線速度一定)で回転される。光ピックア
ップ2は重畳器5とトラバースモータ6を有し、また、
磁界変調ヘッド7と一体で動作する。
【0013】光ピックアップ2はまた、レーザビームを
ディスク1に出射するレーザダイオードLDを有し、そ
の反射光に基づいてディスク1に記録された光学的情報
を再生した信号RF1、RF2を出力したり、4種類の
フォーカスエラー信号検出用信号A〜Dと2種類のトラ
ッキングエラー信号検出用信号E、Fを出力する。これ
らの信号RF1、RF2、A〜Fはヘッドアンプ8によ
りその周波数に対応して周波数特性が切り換えられて増
幅され、検出・調整手段として動作するプリアンプ9に
出力される。また、プリアンプ9からヘッドアンプ8に
対しては、光ピックアップ2内のレーザダイオードLD
を駆動するための信号が印加される。
【0014】プリアンプ9はEFM変復調/エラー訂正
/ADIP(アドレスインプリグルーブ)/サーボ回路
10に対して、再生したEFM信号と、ADIP信号
と、フォーカスエラー信号FEOとトラッキングエラー
信号TEO等を出力する。なお、この回路10のサーボ
回路は例えばDSP(デジタルシグナルプロセッサ)で
構成されている。
【0015】EFM変復調/エラー訂正/ADIP/サ
ーボ回路10は、記録時には記録データを符号化してE
FM信号に変調し、ドライバ7aを介してヘッド7に出
力する。サーボ回路10はまた、再生時にはプリアンプ
9からのEFM信号を復調してエラー訂正復号化すると
ともに、フォーカスエラー信号FEOとトラッキングエ
ラー信号TEOに基づいて光ピックアップ2がディスク
1のトラックに対してトラッキング及びフォーカシング
するようにモータドライバ/トラッキング・フォーカス
制御回路4を介して制御する。また、マイコン11は書
き込み時には光ピックアップ2をディスク1の最内周付
近(TOC:Table Of Contents及びUTOC:User Ta
ble Of Contents)に移動させて必要なID情報を読み
出し、後述するようにトラッキングエラー信号TEOの
オフセットとバランス等を調整する。
【0016】マイコン11はプリアンプ9からの各種信
号A〜F、FEO、TEO等を取り込むA/D変換器1
1aと、光ピックアップ2内のレーザダイオードLDを
例えば12ビットのPWM信号に応じた信号で駆動して
レーザダイオードLDの出力パワーを制御等するための
PWM部11bと、ワークエリア等用のRAM11c
と、プログラム等用のROM11dと後述するような制
御を行うCPU11e等を有し、これらの回路11a〜
11eはバス11fを介して接続されている。また、R
AM11cはCPU11eが後述する調整を行うために
トラッキングエラー信号の上下のピーク値等を記憶する
ためのエリアを有する。PWM部11bからのPWM信
号はローパスフィルタ(LPF)12によりDC電圧に
変換されて図2に示すレーザパワー制御回路(LPC)
22に印加され、次いでヘッドアンプ8を介して光ピッ
クアップ2内のレーザダイオードLDが駆動される。
【0017】次に、図2を参照してプリアンプ9の構成
を詳細に説明する。光ピックアップ2からヘッドアンプ
8を介して入力されるRF信号RF1、RF2は、情報
再生信号出力回路21を介してEFM信号、ADIP信
号等としてEFM変復調/エラー訂正/ADIP回路1
0に出力される。また、フォーカスバランスを調整する
ためにEFM信号のエンベロープ信号EFMENVがE
FMENV検出回路21aにより検出され、マイコン1
1内のA/D変換器11aに出力される。
【0018】また、フォーカスエラー信号検出用の4分
割センサ(図示省略)の出力信号A〜Dがフォーカスバ
ランス用差動増幅器23Fに印加されて(A+C−B−
D)が演算される。この差動増幅器23Fの+端子には
フォーカスバランス用可変抵抗手段24F1、24F2
により決定されるフォーカスバランス電圧が印加され
る。したがって、この差動増幅器23Fは{α(A+
C)−B−D}(αはフォーカスバランス調整量に対応
する係数)のフォーカスエラー信号FEを出力する。
【0019】ここで、フォーカスバランス用可変抵抗手
段24F1、24F2と、後述するフォーカスゲイン用
可変抵抗手段26Fとフォーカスオフセット用可変抵抗
手段28Fと、トラッキングバランス用可変抵抗手段2
4T1、24T2と、トラッキングゲイン用可変抵抗手
段26Tとトラッキングオフセット用可変抵抗手段28
Tはともに、複数段の抵抗ラダー及びアナログスイッチ
で構成されている。また、フォーカスバランス用可変抵
抗手段24F1と24F2の2つの可変抵抗値、トラッ
キングバランス用可変抵抗手段24T1と24T2の2
つの可変抵抗値は連動して制御される。
【0020】これらの可変抵抗手段24F、26F、2
8F、24T、26T、28Tの各アナログスイッチ群
は、図1に示すマイコン11のレジスタ(RAM11
c)に設定されたデータに応じたフォーカスバランス信
号FBAL、フォーカスゲイン信号FG、フォーカスオ
フセット信号FOFS、トラッキングバランス信号TB
AL、トラッキングゲイン信号TG、トラッキングオフ
セット信号TOFSに基づいて選択的にオン又はオフす
る。したがって、抵抗値がステップ状に変化し、フォー
カス(F)信号のバランス(BAL)、ゲイン(G)及
びオフセット(OFS)、トラッキング(T)信号のバ
ランス(BAL)、ゲイン(G)及びオフセット(OF
S)を調整することができる。
【0021】差動増幅器23Fの出力電圧FEはフォー
カスゲイン用の増幅器25Fと可変抵抗手段26Fによ
りフォーカスゲイン信号FGに基づいて増幅され、次い
で、フォーカスオフセット用の差動増幅器27Fと可変
抵抗手段28Fによりフォーカスオフセット信号FOF
Sに基づいてフォーカスオフセットが調整される。この
信号はフォーカスエラー信号FEOとしてサーボ回路1
0とマイコン11内のA/D変換器11aに出力され
る。
【0022】また、光ピックアップ2からのトラッキン
グエラー信号検出用の2分割センサ(図示省略)の出力
信号E、Fの極性は、マイコン11からの極性選択信号
TESELに基づいて極性切換え回路29により切り換
え可能である。極性切換え回路29の出力信号E、F
は、トラッキングバランス用差動増幅器23Tに印加さ
れてこの差動増幅器23Tと可変抵抗手段24T1、2
4T2によりトラッキングバランス信号TBALに基づ
いて信号TESELがストレートの場合にはトラッキン
グエラー信号(βF−E)(βはトラッキングバランス
調整量)が、信号TESELがクロスの場合にはトラッ
キングエラー信号(βE−F)が生成される。
【0023】この出力電圧はトラッキングゲイン用の増
幅器25Tと可変抵抗手段26Tによりトラッキングゲ
イン信号TGに基づいて増幅され、次いで、トラッキン
グオフセット用の差動増幅器27Tと可変抵抗手段28
Tによりトラッキングオフセット信号TOFSに基づい
てオフセットが調整される。この信号はトラッキングエ
ラー信号TEOとしてサーボ回路10とマイコン11内
のA/D変換器11aに出力される。
【0024】また、トラッキングエラー信号TEOのバ
ランスとオフセットを調整するために、トラッキングエ
ラー信号TEOの上側の電圧Hと下側の電圧Lがピーク
測定手段として動作するピークホールド回路30により
ホールドされる。このホールド電圧がマイコン11内の
A/D変換器11aに出力されるとともに、差動増幅器
31H、31Lによりそれぞれトラッキングエラー信号
TEOが正側にクロスしたことを示すトラッククロス信
号Hと負側にクロスしたことを示すトラッククロス信号
Lが検出され、このトラッククロス信号H、Lがマイコ
ン11内の入力ポート(不図示)に出力される。なお、
ピークホールド回路30はマイコン11からのリセット
信号によりリセット可能である。
【0025】次に、図3及び図4を参照してトラッキン
グエラー信号TEOのバランスとオフセットを調整する
動作について説明する。先ず、光ピックアップ2のレー
ザビームをディスク1のTOC上に移動して必要な情報
を読み出し、レーザパワーや各差動増幅器のゲインの初
期設定等を行った後、トラッキングエラー信号TEOの
バランスを調整する。この場合、図3(a)(b)に示
すように段階「1」では−側のトラックに、段階
「2」、「3」では順次+側のトラックに、段階「4」
では−側のトラックになるようにビームを移動させる。
なお、図3に示すn−2、n、n+2は各トラックの中
心を示し、n−1、n+1はトラック間の中心を示して
いる。また、図3(a)の実線及び点線はトラッキング
エラー信号TEのお互いに逆極性の波形を示し、1トラ
ック分で1波の正弦波となる。また基準電圧Vrefに対
して正弦波の右下がりのセンタ位置がトラックの中心に
なるようにサーボ回路10により位置決めされる。
【0026】図4を参照して詳しく説明すると、先ず、
(E−F)が基準電圧Vrefになるようにトラッキング
オフセットTOFSを調整し、次いで、この調整後の値
を用い、Vrefに対して所定値になるようにトラッキン
グゲインTGを調整する。次いでフォーカスサーボを継
続してオンにするとともに図4(b)に示すように信号
E、Fの極性は正方向に固定し、また、図4(c)に示
すようにコイルに流す電流をアクセス信号により段階
「1」〜「4」ではそれぞれ−方向、+方向、+方向、
−方向に設定する。段階「1」では図4(a)(d)に
示すようにトラック「n」においてトラッキングエラー
信号TEの正負のピーク値が等しくない仮の状態でトラ
ッキングサーボをオンにした後オフにして1トラック分
をジャンプさせるとともにその途中でアクセス信号を停
止し、図4(e)に示すトラッククロス信号H、Lを検
出すると図4(d)に示すようにトラッキングサーボを
再度オンにする。そして図4(f)(g)にそれぞれ示
すようにピークホールド回路30によりホールドされて
いる上側の電圧Hと下側の電圧Lを図4(h)に示すよ
うにA/D変換器11aを介して取り込み、次いで図4
(i)に示すようにピークホールド回路30をリセット
する。
【0027】以下同様に、段階「2」〜「4」ではそれ
ぞれ、トラック「n−2」、「n」、「n+2」におい
てトラッキングサーボをオフにして1トラック分をジャ
ンプさせ、また、その途中でアクセス信号を停止してト
ラッククロス信号H、Lを検出するとトラッキングサー
ボをオンにし、ピークホールド回路30によりホールド
されている上側の電圧Hと下側の電圧LをA/D変換器
11aを介して取り込む。以下、同様にして数トラック
又は数十トラックにおける上側の電圧Hの和と下側の電
圧Lの和の差を算出し、この差が最小になるようにトラ
ッキングバランスTBALを調整する。
【0028】したがって、上記実施例によれば、トラッ
キングサーボをオフにして1トラック分をジャンプさせ
たときトラッキングサーボをオンにするので、トラッキ
ングサーボのオフ時間が短くなり、したがって、外的な
衝撃が発生しても所定以外のトラックに移動することを
防止することができる。また、データを間違えたり、所
定のトラックに戻る時間を短縮することができる。特
に、MDのMO(光磁気)領域の試し書き領域は6トラ
ック程度しかなく、この試し書き領域以外についても誤
って記録時のレーザパワーでトラッキングエラー信号を
調整してしまうと必要なデータを破壊するおそれがある
ことを考慮すると、本発明における動作は効果的であ
る。また、面振れが存在する場合にもホールドすべきピ
ークを正確にホールドすることができるので、測定デー
タの信頼性を大きく向上させることができる。
【0029】なお、上記実施例は一例であって、ピーク
ホールド回路30によりホールドされている上側の電圧
Hと下側の電圧Lを測定する回数や、移動するトラック
数は任意である。また、ピークホールド回路30は上側
の電圧Hと下側の電圧Lの一方のみをホールドしてその
回路の前で反転して両方を取り込むようにしてもよく、
更にトラッククロス信号H、Lは合成した信号を検出す
るようにしてもよい。また、ピークホールド回路30を
用いる代わりに、A/D変換を何度か繰り返して正負の
ピーク電圧を測定するようにしてもよい。
【0030】次に、図5及び図6を参照して本発明の第
2実施例について説明する。この実施例では、図5に示
すようにハーフトラック単位で段階「1」、「2」では
順次−側に、段階「3」〜「6」では順次+側に、段階
「7」、「8」では順次−側になるようにビームを移動
させている。
【0031】図6を参照して詳しく説明すると、先ず、
フォーカスサーボを継続してオンにするとともに図6
(b)に示すように信号E、Fの極性を段階「1」〜
「8」毎に正又は逆に切り換え(極性切り換え信号TE
SEL)、また、図6(c)に示すようにコイルに流す
電流をアクセス信号により段階「1」、「2」では−
側、段階「3」〜「6」では+側、段階「7」、「8」
では−側に切り換え、更に本実施例では図6(d)に示
すようにトラッキングサーボを継続してオンにしてい
る。
【0032】そして、段階「1」では図6(b)に示す
ように信号E、Fの極性を逆方向にし、また、図6
(c)に示すように−側のアクセス信号によりハーフト
ラック分だけ移動し、図6(e)に示すトラッククロス
信号Lを検出すると図6(f)(g)にそれぞれ示すよ
うにピークホールド回路30によりホールドされている
下側の電圧Lを図6(h)に示すようにA/D変換器1
1aを介して取り込み、次いで図6(i)に示すように
ピークホールド回路30をリセットする。
【0033】以下同様に、段階「2」では下側の電圧L
を、段階「3」〜「6」では上側の電圧Hを、段階
「7」、「8」では下側の電圧Lを取り込む。以下、同
様にして数トラック又は数十トラックにおける上側の電
圧Hの和と下側の電圧Lの和の差を算出し、この差が最
小になるようにトラッキングバランスTBALを調整す
る。
【0034】したがって、この第2実施例によれば、ト
ラッキングサーボを全くオフにせず、トラッキングサー
ボをオンにしたままアクセス信号によりレーザビームス
ポットをハーフトラック分だけ移動(シフト)させるの
で、第1実施例よりより効果である。なお、上記説明で
は、コイルに両方向の電流を流すようにしたが、モータ
3の回転時の風圧や光ピックアップ2内部のバネ力を利
用して片方向にのみ電流を流すようにしてもよい。ま
た、上記説明では、ハーフトラック分だけを移動する毎
に極性を反転したが、3ビーム法以外のトラッキングエ
ラー信号検出方法によっては、トラッキング方向により
細かく分割して極性を反転するようにしてもよい。更
に、図2に示す極性切り換え回路29は、MD等の記録
再生装置ではMO領域とピット領域で極性を反転するた
めに一般に用いられているので、本発明はこの回路29
を特に追加することなく実現することができる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、一
つの態様ではトラッキングサーボをオフした後トラック
単位でトラックジャンプを行いその後トラッキングサー
ボをオンにし、また、他の態様ではトラッキングサーボ
を継続してオンにした状態で1トラックの2分の1以下
の単位でトラックシフトを行うので、機構や回路のバラ
ツキにより所定のトラック数以上に渡ってクロス等する
ことを防止することができ、したがって、トラッキング
エラー信号のオフセットやバランスを安定して調整する
ことができる。また、従来例のようにオープンループの
加振の安定しない方法で行わないので、意図しないトラ
ックにジャンプしてデータが消えることを防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るトラッキング装置が適用されたM
D記録再生装置を示すブロック図である。
【図2】図1のプリアンプの要部を示す回路図である。
【図3】トラックジャンプを示す説明図である。
【図4】トラッキングエラー信号のオフセットやバラン
スを調整する場合の動作を説明するためのタイミングチ
ャートである。
【図5】第2実施例におけるトラックジャンプを示す説
明図である。
【図6】第2実施例におけるトラッキングエラー信号の
オフセットやバランスを調整する場合の動作を説明する
ためのタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 ディスク 2 光ピックアップ 9 プリアンプ(検出・調整手段) 11 マイコン(制御手段) 29 極性切換え回路 30 ピークホールド回路(ピーク測定手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体から再生された信号から得られ
    るトラッキングエラー信号を検出するとともに、トラッ
    キング位置を調整可能な検出・調整手段と、 前記検出・調整手段により検出された前記トラッキング
    エラー信号の上下のピーク値を測定するピーク測定手段
    と、 トラッキングサーボをオフにした後トラック単位でトラ
    ックジャンプを行いその後トラッキングサーボをオンに
    し、トラッキングサーボがオフの状態で前記ピーク測定
    手段により測定されている前記トラッキングエラー信号
    の上下のピーク値を取り込み、この上下のピーク値に基
    づいて前記検出・調整手段によってトラッキング位置を
    調整すべく、前記検出・調整手段を制御する制御手段と
    を有するトラッキング装置。
  2. 【請求項2】 記録媒体から再生された信号から得られ
    るトラッキングエラー信号を検出するとともに、トラッ
    キング位置を調整可能な検出・調整手段と、 前記検出・調整手段により検出された前記トラッキング
    エラー信号の上下のピーク値を測定するピーク測定手段
    と、 トラッキングサーボを継続してオンにした状態で1トラ
    ックの2分の1以下の単位でトラックシフトを行い、前
    記ピーク測定手段により測定されている前記トラッキン
    グエラー信号の上下のピーク値を取り込み、この上下の
    ピーク値に基づいて前記検出・調整手段によってトラッ
    キング位置を調整すべく、前記検出・調整手段を制御す
    る制御手段とを有するトラッキング装置。
JP03790594A 1994-02-10 1994-02-10 トラッキング調整装置 Expired - Lifetime JP3525479B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN1297965C (zh) * 2004-01-16 2007-01-31 建兴电子科技股份有限公司 一种光驱中增进跳轨精确度的方法
CN100338666C (zh) * 2004-01-16 2007-09-19 建兴电子科技股份有限公司 光驱中增进跳轨性能的方法

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