JPH07225765A - データ構造表示装置 - Google Patents

データ構造表示装置

Info

Publication number
JPH07225765A
JPH07225765A JP6035422A JP3542294A JPH07225765A JP H07225765 A JPH07225765 A JP H07225765A JP 6035422 A JP6035422 A JP 6035422A JP 3542294 A JP3542294 A JP 3542294A JP H07225765 A JPH07225765 A JP H07225765A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
graphic element
graphic
node
logical
logical node
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6035422A
Other languages
English (en)
Inventor
Akifumi Sekijima
章文 関島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP6035422A priority Critical patent/JPH07225765A/ja
Publication of JPH07225765A publication Critical patent/JPH07225765A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Machine Translation (AREA)
  • Document Processing Apparatus (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 構成単位と構成単位間の関係が木構造を持つ
データ構造の表示装置において、大きな木構造を表示す
る場合にも、全体のデータ構造を視覚的に容易に把握で
きる表示装置を提供する。 【構成】 木構造における構成単位の包含関係を、構成
単位を表現する図形要素の一方向の包含関係によって、
また構成単位の階層関係を、構成単位を表現する図形要
素の他の一方向の配置位置によって表示されるように図
形要素の配置位置を決定する描画情報決定手段を有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、木構造を構成するデー
タ構造の表示装置に関わる。特に、文書の論理的な構成
単位を関係づけた文書構造の表示装置に関わる。
【0002】
【従来の技術】一般に文書は、論理的に区別することが
出来るまとまりから構成されている。例えば、1つの文
書には第1章、第2章という複数の章が含まれている。
同様に1つの章には複数の節が含まれ、1つの節には複
数の段落や図などが含まれている。言い替えると、文書
は、論理的なまとまりを構成単位とし、その構成単位間
の上下関係に基づく木構造として表現することが出来
る。この木構造は、「文書構造」と呼ばれ、文書の表現
に広く用いられている。文書構造を用いることによっ
て、構成単位ごとの様々な処理が可能になる。例えば、
章や節などを単位とした追加、削除、移動などの編集を
行なうことが出来る。以下では、「章」、「節」、「段
落」のように文書を構成する論理的なまとまりである構
成単位を「論理ノード」と呼ぶことにする。
【0003】ところで、利用者が文書構造を用いた編集
などを行なうためには、文書構造を把握できなければな
らない。そのため、文書構造を扱う従来技術として、文
書構造を図化して表示する装置が発明されている。
【0004】特開昭63−54659号に記載されてい
る発明では、図19に示すように2つの論理ノード間の
上下関係を線分で表現することによって、文書構造を図
化して表示している。この表示方式は、文書構造を表す
木構造の根である節点から木構造の下位方向へスタック
を用いて縦型探索を行い、根を表す論理ノードに付され
た名前を左上に配置し、木の深さが深くなるごとに右
に、木の幅が広がるごとに下に配置されるように各論理
ノードに付された名前を配置する位置を決定していきな
がら、決定した配置位置に基づいて任意の2つの論理ノ
ード間の上下関係を表す線分を描くことによって、文書
構造の表示を行なう。
【0005】しかしながらこの表示方式においては、文
書構造に含まれる論理ノード間の包含関係を、利用者が
直観的に把握することが困難であるという問題があっ
た。利用者が文書構造を扱う際には、文書構造中に含ま
れる多数の論理ノード間の包含関係を把握する必要があ
る。しかし、前記の従来例の木構造の表示において、線
分は2つの論理ノード間の直接の上下関係即ち隣接した
階層間の関係を示すことしか出来ない。例えば、「第1
章」に含まれている「段落1」のように、木構造におい
て3以上の階層に渡るような包含関係は直接表現出来
ず、「1.1節」に対応する論理ノードを介して間接的
に表現することしか出来ない。従って利用者がこのよう
な包含関係を把握するためには、論理ノードを結ぶ線分
を順にたどらなければならない。このように2つの論理
ノード間の直接的な上下関係しか表現できない線分に基
づく表示では、利用者が直観的に文書構造中の包含関係
を把握することは困難である。
【0006】この問題を解決する方法として、特開平4
−40559号に記載されている発明では、図20に示
すように論理ノードを示す図形を閉領域で描き、論理ノ
ード間の上下関係を閉領域の入れ子構造で表現すること
によって文書構造を図化している。この表示方式では、
文書構造を表す木構造の根である節点から木構造の下位
方向へたどりながら、下位の論理ノードから順に論理ノ
ードを表す閉領域を表示していく。その際、論理ノード
を表す閉領域は、その論理ノードの下位に存在する論理
ノードを表現する閉領域をすべて含むことの出来る大き
さであり、かつすべてを含むように表示される。
【0007】このような表示方式においては、より小さ
な閉領域を入れ子状に包含できるという閉領域の性質を
利用して、論理ノード間の包含関係を表現している。例
えば、「章」を表す閉領域の中に、その「章」が包含す
る「節」およびその「節」が包含する「段落」を表す閉
領域が、入れ子状に含まれて図示される。したがって、
「第1章」に含まれている「段落1」といった包含関係
を把握するためには、「第1章」を表す閉領域を確認す
るだけで済むので、利用者は直観的に文書構造の包含関
係を把握することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、文書構造を
扱うに当たって、しばしば所定の論理ノードが文書構造
中のどの階層に位置しているかを知ることが必要にな
る。しかし、上述の入れ子構造表示においては、文書構
造の階層が深くなると、所定の論理ノードが文書構造中
のどの階層に位置するかを、把握することが難しくなる
という問題が生じる。例えば、文書の先頭部分と終端部
分といった離れた位置に存在する論理ノード間の階層的
な位置を比較する場合、利用者は、入れ子構造表示にお
ける閉領域の包含関係を数えることによって、両者の階
層的な位置関係を把握しなければならない。文書構造の
階層が深くなると、閉領域を数えて論理ノードの階層的
な位置を把握することは利用者にとって困難になる。な
お、先に述べた論理ノード間の相互の関係を線分で表す
表示方式の場合は、論理ノードを配置する間隔をそろえ
ることにより対象となる論理ノードの水平的な位置を比
較することによって階層的な位置が比較できるので、入
れ子構造表示の場合よりも利用者は容易に論理ノードの
階層的な位置を把握できる。
【0009】本発明はかかる問題を解決するために為さ
れたもので、木構造を表示する際に論理ノード間の包含
関係を表現する上での入れ子構造による表示方式の利点
と、論理ノードの階層的な位置関係を表現する上での論
理ノード間の相互の関係を線分で表す表示方式の利点と
を併せ持ち、また、論理ノードの論理的な区別の視認性
を向上して利用者にとってより利用しやすいデータ構造
表示装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の問題を解決するた
めに、本発明のデータ構造表示装置は、構成単位を関係
づけて木構造を構成するデータ構造を表示する装置であ
って、前記構成単位を表現する図形要素について、該図
形要素の大きさと配置位置を含む描画情報を管理する図
形要素管理手段と、木構造における構成単位の上下関係
に基づいて前記図形要素の大きさを決定して図形要素を
生成するとともに、該図形要素の配置位置を決定し、前
記図形要素管理手段に受け渡す描画情報決定手段と、前
記データ構造を表現する図形要素を表示する表示手段
と、前記図形要素管理手段に管理されている図形要素の
描画情報に基づいて前記表示手段上にデータ構造を表示
させるデータ構造表示管理手段を具備し、前記描画情報
決定手段は、第1の方向に関して、前記構成単位を表現
する図形要素は該構成単位の下位に存在するすべての構
成単位を表現する図形要素を包含する大きさを持ち、前
記第1の方向とは異なる第2の方向に関して、該図形要
素の始端の座標が前記構成単位と兄弟の関係にある構成
単位を表現する図形要素の始端の座標と等しく、かつ前
記図形要素の始端及び終端の座標が前記構成単位の上位
に存在する構成単位を表現する図形要素の始端及び終端
それぞれの座標よりも大きくなるように前記図形要素の
大きさ及び配置位置を決定することを特徴とする。
【0011】本発明のデータ構造表示装置は、前記描画
情報決定手段は、前記第2の方向に関して、前記構成単
位を表現する図形要素の始端の座標が前記構成単位の親
の構成単位を表現する図形要素の終端の座標よりも小さ
くなるように前記図形要素の大きさ及び配置位置を決定
することを特徴とする。
【0012】また、本発明のデータ構造表示装置は、前
記データ構造表示装置において、更に複数の図形要素の
形状を保持する図形形状管理手段を有し、前記描画情報
決定手段は前記構成単位の種類に基づいて前記図形形状
管理手段から各図形要素の形状を選択し、前記図形要素
管理手段に受け渡すことを特徴とする。
【0013】但し、ここで用いた図形要素の始端とは、
任意の一方向に関して、1つの図形要素の中で最も小さ
い座標値をとる端部であり、同様に図形要素の終端と
は、最も大きい座標値をとる端部である。
【0014】
【作用】本発明では、構成単位と構成単位間の関係が木
構造をなすデータ構造の表示の際に、構成単位の包含関
係を、構成単位を表現する図形要素の一方向の包含関係
で表示するとともに、構成単位の階層関係を、構成単位
を表現する図形要素の他の一方向の配置位置で表示する
ようにしたので、木構造が視覚的により把握しやすくな
る。また、図形要素を重ねて表示したり、図形要素の形
態に変化をもたせることで、大きな木構造に対しても有
効に作用する。
【0015】
【実施例】本実施例は、文書の構造を扱うものである。
図1に本発明の第1の実施例におけるデータ構造表示装
置の構成を表すブロック図を示す。本図において、文書
構造格納手段10はハードディスクなどの記憶媒体であ
り、文書構造を構成する論理ノードおよび木構造をなす
論理ノード間の関係を格納する。論理ノード管理手段1
1は文書構造を構成する論理ノードおよび論理ノード間
の関係の管理を行なう。入力手段12はキーボードとマ
ウス等の利用者からの入力を扱う装置である。論理ノー
ド選択手段13は入力手段12からの指示により、論理
ノード管理手段11の管理する論理ノードの1つを選択
する。表示手段14はディスプレイ等で、文書の構造の
表示を行う。図形データ管理手段15は論理ノード管理
手段11の管理する論理ノードに対応づけて、図形要素
の大きさ、配置位置等の描画に関するデータの管理を行
なう。文書構造表示手段16は論理ノードに対応する図
形要素の大きさを決定して図形データ管理手段15に渡
す図形要素生成手段161と論理ノードに対応する図形
要素の配置位置を決定し、図形データ管理手段25に渡
す位置決定手段162とを有し、さらに図形データ管理
手段15によって管理されている図形要素の描画に関す
るデータを参照して、論理ノード選択手段13により選
択された論理ノードを木構造の根とする文書の構造を表
示手段14に表示させる。
【0016】論理ノード管理手段11の管理する論理ノ
ードのデータ構造を図2に示す。論理ノードには、
「章」や「節」等を表す木構造の中間ノード20と、
「段落」や「図」等に対応する末端ノード21の2種類
がある。中間ノードと末端ノードは共通の項目として、
各論理ノードに一意に与えられるノードの識別子22、
論理ノードを図化して表示するときに用いられるノード
の名前23、および「章」、「節」、「段落」、「図」
等の論理ノードを区別するためのノードの種類24を有
している。中間ノードはさらにその論理ノードの下位に
隣接する論理ノードの識別子の集合を下位ノードのリス
ト25に持つ。また末端ノードは文字列や図形などの文
書の内容の一部分である内容データ26を持つ。
【0017】図形データ管理手段15の管理する図形要
素のデータ構造の一例を図3に示す。ここで、ノードの
識別子30は論理ノードの識別子であり、論理ノード管
理手段の管理する論理ノードに付されているノードの識
別子22に対応している。また、論理ノードを図化して
表示する際の図形要素の大きさ31、図形要素の配置位
置の座標32を有している。このときの図形要素の大き
さは図形要素生成手段161によって、また図形要素の
配置位置は位置決定手段162によってそれぞれ決定さ
れるものである。
【0018】図4は論理ノード管理手段11に管理され
ている論理ノードと図形データ管理手段15に管理され
ている図形要素の一部の対応関係の一例を示した図であ
る。論理ノード管理手段11では論理ノード401〜4
10と論理ノード間の上下関係411〜419によって
木構造をなす文書の構造を管理している。図形データ管
理手段15では図形要素421〜425等を管理してい
る。論理ノードと図形要素は共通のノードの識別子によ
って対応付けられており、点線431〜435がその対
応関係を示す。
【0019】図5は図形データ管理手段15に管理され
ている図形要素のデータと、実際に画面上に表示される
図形との対応関係を示している。ここで、例えばノード
の識別子「0001」を持つ図形要素421は図形要素
の大きさが横幅10、縦の長さ120の矩形50に対応
しており、画面上における図形の配置位置としてその左
上の頂点のXおよびY座標(0,0)が記憶されてい
る。
【0020】本実施例は、上述したようなデータ構造を
用いて、文書構造の全体もしくは一部を図示する装置で
ある。すなわち、利用者が文書構造中の所望の論理ノー
ドを指定することによって、指定された論理ノードを根
とする文書構造を図化して表示する。論理ノードの指定
方法は、本発明の本質ではないので省略するが、例え
ば、キーボードなどの入力装置から論理ノードの名前を
入力して指定する、あるいはマウスなどの入力装置でメ
ニュー選択することによって指定する等の方法が考えら
れる。
【0021】図6に本発明のデータ構造表示装置によっ
て、図4に示す文書構造を表示した一例を示す。本図に
おいて、例えば文字列「段落1」を内包する矩形60
が、図4中でノードの識別子「0008」を持つ論理ノ
ード408に対応する図形要素である。矩形中の文字列
「段落1」は論理ノードの名前であり、矩形と論理ノー
ドの対応を利用者に示している。図6では図形要素の垂
直方向の位置および大きさによって論理ノード間の包含
関係を表現しており、また、図形要素の水平方向の位置
によって、論理ノードの階層的な位置を表現している。
このことによって、本実施例の表示では、利用者が論理
ノード間の包含関係および各論理ノードの階層的な位置
を直観的に把握することが出来る。
【0022】また、図6においては、隣接する図形要素
が水平方向に重なりを持って表示されている。この重な
りによって、論理ノード間の包含関係、および階層関係
がよりわかりやすく表示されるだけでなく、水平方向の
スペースを節約して、階層が深くなっても1つの画面上
に表示可能となり、より文書構造全体を見易くなる。こ
のような重なりを持たず、垂直線分同士が接するような
表示や、適当な間隔で配置された表示、更に適当な間隔
で配置された表示の図形要素間に水平な線分を配置した
表示でももちろん良い。
【0023】図7に本発明のデータ構造表示装置によっ
て、図4に示す文書構造を表示した別の例を示す。本図
においては、論理ノードに対応する図形要素として線分
を用いている。例えば、線分70は図4中でノードの識
別子「0008」を持つ論理ノード408に対応する図
形要素である。文字列「段落1」を内包する矩形71
は、論理ノードの名前を示すラベルである。
【0024】図8は、発明のデータ構造表示装置によっ
て、図4に示す文書構造を表示した更に別の例であり、
図6の例の表示の方向を変えたものである。図8におい
ては図形要素の水平方向の位置および大きさによって、
論理ノード間の包含関係を表現し、図形要素の垂直方向
の位置によって、論理ノード間の階層的な位置を表現し
ている。このように本発明の表示方式は、図形要素を配
置する方向を特定の方向に限るものではない。
【0025】階層を区別するのに色を用いても良い。例
えば、第1階層は緑色、第2階層は黄緑色の様な与え方
をするものである。これによってより一層階層関係が把
握しやすくなる。この場合、図4のデータ構造に色彩の
要素を付加したり、または、階層と色彩の対応をテーブ
ルとして管理することによって実現できる。色彩は濃度
を含むことはもちろんである。
【0026】また、本発明のデータ構造表示装置による
表示方式は、従来の木構造の表示方式と組み合わせて用
いることも出来る。例えば、利用者が文書構造中の特定
の論理ノードの集合を指定することによって、指定され
た論理ノードを本発明の表示方式で表示し、その他の論
理ノードを従来の表示方式で表示することが考えられ
る。図9に、本発明の表示方式と線分で木構造の包含関
係と階層を表示する従来の表示方式を組み合わせた例を
示す。
【0027】次に、本発明のデータ構造表示装置の第1
の実施例における処理の手順について説明する。本実施
例では論理ノードに対応する図形要素の一方向に関する
大きさを一定とする。本発明のデータ構造表示装置は、
文書構造を表現している木構造を深さ優先探索で辿るこ
とによって、まず各論理ノードに対応する図形要素の大
きさを決定し、次に各図形要素の配置位置を決定して、
文書構造の表示を行なう。図10に文書構造を表示する
際の処理手順をフローチャートにして示す。文書構造の
表示は表示する文書構造の根となる論理ノードを利用者
が指定することによって起動される。以下のステップは
文書構造表示手段16で実行されるものである。
【0028】ステップ100は利用者によって入力手段
12を用いて指定された論理ノード(これを論理ノード
aとする)の識別子を論理ノード管理手段11より入手
する。これは論理ノード選択手段13によって行われ
る。
【0029】ステップ101は論理ノード選択手段13
から渡された論理ノードaについて、図形要素生成アル
ゴリズム(A)を呼び出す。このステップは再帰的に呼
び出されて、各論理ノードに対応する図形要素の大きさ
を決定し、図形データ管理手段に格納する。但し、ここ
で図形要素のある一方向に関する大きさはデフォールト
値またはユーザによる指定などで値を決定しておく。こ
の処理は、図11を用いて後述する。
【0030】ステップ102は根となる論理ノードaの
識別子を元に、図形データ管理手段15から対応する図
形要素の大きさを得る。
【0031】ステップ103は表示手段14上の論理ノ
ードaの配置位置に図形要素を表示する。この配置位置
はデフォールト値として与えられていても良いし、利用
者が指定してもよい。例えば図5の例では表示手段14
上の座標(0,0)となる。
【0032】ステップ104は論理ノードaについて、
論理ノード管理手段からノードの名前を入手し、ステッ
プ103で表示した図形要素上に表示する。
【0033】ステップ105は、図形データ管理手段1
5に記憶される根となる論理ノードaに対応する図形要
素のデータとして、ステップ103で決定された根の配
置位置を格納する。
【0034】ステップ106は、論理ノードaについ
て、位置決定アルゴリズム(B)を呼び出す。このステ
ップは再帰的に呼び出されて、論理ノードaを除く各論
理ノードに対応する図形要素の配置位置の決定と表示を
行う。この処理は、図12を用いて後述する。
【0035】図11に図10に示したフローチャートの
ステップ101である図形要素を生成するための図形要
素生成アルゴリズムのフローチャートを示す。この処理
は図形要素生成手段161が行うものである。
【0036】ステップ110は与えられた論理ノード
(これを論理ノードaとする)が中間ノードかどうかを
判断する。中間ノードか末端ノードかの判断は論理ノー
ドaが下位ノードのリストを持つか否かを見ること等に
よって行うことができる。中間ノードであればステップ
111にそうでなければステップ116に進む。
【0037】ステップ111は論理ノードaの下位ノー
ドのリストを論理ノード管理手段11から入手する。
【0038】ステップ112は得られた下位ノードのリ
ストに含まれている論理ノードの数だけステップ113
およびステップ114を繰り返す。
【0039】ステップ113は得られた下位ノードのリ
ストに含まれる論理ノードの一つについて、図形要素生
成アルゴリズム(A)を呼び出す。ここが再帰的アルゴ
リズムとなっている所以である。
【0040】ステップ114は得られた下位ノードのリ
ストに含まれている論理ノードのすべてについてステッ
プ113の処理を終了したかどうかを判断する。すなわ
ち、下位ノードのリストにおいて、現在処理を行ってい
る論理ノードの次にさらに論理ノードが存在しているか
どうかを見る。続く論理ノードが存在しない場合はステ
ップ115に進み、続く論理ノードが存在する場合は、
現在処理を行っている論理ノードの次に存在している論
理ノードについてステップ113の処理を行うためにス
テップ112に戻る。
【0041】ステップ115は下位ノードのリストに含
まれている全ての論理ノードに対応する図形要素の大き
さに関わるデータを図形データ管理手段15より入手
し、それらを一方向に関して包含する大きさになるよう
に、論理ノードaに対応する図形要素の大きさを決定す
る。ここで、別の一方向に関する大きさはステップ10
1で指定した値を用いる。
【0042】ステップ116は論理ノードaに対応する
図形要素の大きさを、末端ノードに対応する大きさに決
定する。この大きさはデフォールト値またはユーザの指
定により決めることができる。
【0043】ステップ117は論理ノードaの識別子と
決定した図形要素の大きさから図形要素のデータを生成
し、図形データ管理手段15に渡す。
【0044】ここで、ステップ115を例えば図4の文
書構造に対して、図6の表示方式で表示する場合につい
て具体的に示す。中間ノード402の下位には中間ノー
ド404と中間ノード405が存在しているので、下位
ノードのリストとして、中間ノード404及び405の
それぞれの識別子「0004」及び「0005」を持っ
ている。再帰的アルゴリズムにより、必ず下位にある論
理ノードから対応する図形要素の大きさは決定される。
そこで、既に再帰的アルゴリズムを何度か呼び出した後
であって、中間ノード404は水平方向の大きさが1
0、垂直方向の大きさが30、また中間ノード405は
水平方向の大きさが10、垂直方向の大きさが20と決
定しているものとして、中間ノード402の大きさを決
めるものとする。水平方向の大きさは10と設定されて
いる。垂直方向の大きさは中間ノード404と405の
大きさを含むように決定する必要が有る。今、それぞれ
の大きさは30と20であり、任意に設定可能な図形間
の間隔を一律に5とし、論理ノードの名前を表示するス
ペースを5すると、中間ノード402の垂直方向の大き
さは30+20+5×3+5で70と求められる。ま
た、図7の表示方式の場合、垂直方向の線分の長さを図
6の場合と同様な基準で決定すればよい。図8の表示方
式の場合は、図6の場合の水平方向を垂直方向に、また
垂直方向を水平方向に読み替えれば同様に行うことがで
きる。
【0045】次に図10に示したフローチャートのステ
ップ106である図形要素の配置位置の決定と表示を行
うための位置決定表示アルゴリズムの処理手順のフロー
チャートを図12に示す。この処理は配置位置の決定を
位置決定手段162が行った後、決定された配置位置に
基づいて文書構造表示手段16が図形要素の表示を行う
ものである。
【0046】ステップ1200は与えられた論理ノード
(これを論理ノードaとする)が中間ノードかどうかを
判断する。中間ノードであればステップ1201にそう
でなければ処理を終了する。具体的な処理方法はステッ
プ110に準ずる。
【0047】ステップ1201は論理ノードaの下位ノ
ードのリストを論理ノード管理手段11から入手する。
【0048】ステップ1202は得られた下位ノードの
リストの先頭の論理ノードを取り出す。これを論理ノー
ドbとする。
【0049】ステップ1203は得られた下位ノードの
リストに含まれている論理ノードの数だけ以下のステッ
プ1204〜1212を繰り返す。
【0050】ステップ1204は論理ノードbが下位ノ
ードのリストの先頭の論理ノードかどうかを判断する。
この判断はステップ1203のループの回数を計数する
ことで実現できる。つまり、一回目のループならばリス
トの先頭の論理ノードである。リストの先頭であればス
テップ1205に、またそうでなければステップ120
6に進む。
【0051】ステップ1205では論理ノードaに対応
する図形要素の配置位置を図形データ管理手段15より
入手し、その値に基づいて論理ノードbに対応する図形
要素の配置位置を決定する。例えば、図4の文書構造に
対し、図6のような表示方式で表示する場合において、
中間ノード402に対応する図形要素の配置位置は、中
間ノード401に対応する図形要素の配置位置(0,
0)を基準として、垂直方向には包含され、水平方向に
は向かって右方向に階層をなすように決定される。今、
垂直方向には図形間の間隔を5、論理ノードの名前を表
示するスペースを5とし、水平方向には5の間隔を持つ
ように表示するとすれば、図5の図形要素のデータ42
2に示されるように、表示画面上の座標(5,10)に
配置されることが決定される。垂直方向、及び水平方向
の図形間の間隔は任意に設定できるが、垂直方向の間隔
については、図形の大きさと対応をとり、ステップ11
1の実行時に予め決めておく。
【0052】ステップ1206では下位ノードのリスト
において、論理ノードbの一つ前にある論理ノードに対
応する図形要素の配置位置及び大きさを図形データ管理
手段15より入手し、その値に基づいて論理ノードbに
対応する図形要素の配置位置を決定する。例えば、図4
の文書構造に対し、図6のような表示方式で表示する場
合において、中間ノード403に対応する図形要素の配
置位置は、中間ノード401の下位ノードのリストにお
いて、中間ノード403の1つ前の中間ノード402に
対応する図形要素の配置位置(5,10)を基準に決定
される。水平方向の配置位置は中間ノード402と同じ
値を取る。また、垂直方向の配置位置は図形要素間の間
隔を5とした時、中間ノード402に対応する図形要素
422の垂直方向の大きさが70であるので、10+7
0+5=85と求められる。
【0053】ステップ1207は論理ノードbに対応す
る図形要素の大きさを図形データ管理手段15より入手
する。
【0054】ステップ1208はステップ1205また
はステップ1206で得られた図形要素の配置位置とス
テップ1207で入手した図形要素の大きさとに基づい
て、論理ノードbに対応する図形要素を表示装置14上
に表示する
【0055】ステップ1209は論理ノード管理手段1
1から論理ノードbの名前を入手し、ステップ1208
で表示した図形要素上に表示する。
【0056】ステップ1210は論理ノードbに対応す
る図形要素のデータとして、ステップ1205またはス
テップ1206で決定した配置位置を図形データ管理手
段15に格納する。
【0057】ステップ1211は論理ノードbについ
て、位置決定表示アルゴリズム(B)を呼び出す。
【0058】ステップ1212は下位ノードのリストに
含まれている論理ノードのすべてについてステップ12
04〜1211の処理を終了したかどうかを判断する。
すなわち、下位ノードのリストにおいて、論理ノードb
の次にさらに論理ノードが存在しているかどうかを見
る。続く論理ノードが存在しない場合は処理を終了し,
続く論理ノードが存在する場合は、論理ノードbの次に
存在している論理ノードを新たに論理ノードbとしてス
テップ1203に戻る。
【0059】本実施例では、図形要素の一方向に関する
大きさを一定としているが、これは必ずしも一定である
必要はない。しかし階層関係の把握を容易にするため、
木構造の葉に当たる論理ノード以外では、兄弟の関係に
ある論理ノード同士は該一方向に関して同じ大きさを持
った図形要素で表示することが望ましい。また、該位置
方向に関して、図形要素の始端の位置(本実施例におい
ては配置位置の基準点)も一定にする必要はないが、や
はり、階層関係の把握を容易にするためには、兄弟の関
係にある論理ノード同士は同じ座標を持つことが好まし
い。
【0060】実施例2 本実施例は、文書の構造を扱うものであり、特に種類の
異なる論理ノードに対応する図形要素を異なった形状で
表示する場合の例である。
【0061】実施例2におけるデータ構造表示装置の構
成を表すブロック図を図13に示す。実施例1と同様な
処理を行うものに関しては、同じ番号を付して説明を省
略する。第2の実施例においては表示される図形の形状
を管理する。但し、図形データ管理手段15は図形要素
の種類を含むようにデータ構造を変更してある。第2の
実施例のデータ構造表示装置は表示される図形の形状を
管理する図形形状管理手段130を有している。図形要
素生成手段136−1は与えられた論理ノードに応じて
図形要素の大きさおよび種類を決定し、図形データ管理
手段15に渡す。また、文書構造表示手段136は、図
形データ管理手段15の管理する図形要素の大きさ、配
置位置、及び図形の種類に基づいて、図形形状管理手段
130を参照しながら表示手段14上に文書の構造を表
示する。
【0062】実施例2のデータ構造について述べる。論
理ノード管理手段11の管理する論理ノードおよび論理
ノード間の関係を表すデータ構造は、図3に示した実施
例1のものと同様なものを用いる。図形データ管理手段
15によって管理されている図形要素のデータ構造を図
14に示す。実施例1の図3と同じものは同じ番号を付
して説明を省略する。図形の種類140には図形要素の
種類を表す名前が格納される。このときの図形要素の大
きさおよび種類は図形要素生成手段136−1によっ
て、また図形要素の配置位置は位置決定表示手段16−
2によってそれぞれ決定されて受け渡される。
【0063】図15は実施例2において、論理ノード管
理手段11に管理されている論理ノードと図形データ管
理手段15に管理されている図形要素の一部についての
対応関係の一例を示した図である。論理ノード管理手段
150の構成は実施例1で説明した図5の論理ノード管
理手段50と同様の文書構造を表現しているものなので
説明を省略する。但し、本図では、根となっている論理
ノードとそれに付随する上下関係を省略している。
【0064】図形データ管理手段151では図形要素1
520〜1523等を管理している。論理ノードと図形
要素は共通のノードの識別子によって対応付けられてお
り、点線1530〜1533がその対応関係を示す。各
図形要素について図形の種類として「図形1」、「図形
2」、「図形3」などが与えられている。これらの図形
はその図形の形状、基本の大きさ、基準点などについて
のデータが各図形の種類に対応して図形形状管理手段1
30に定義されている。図形の種類として「図形1」等
の代わりに、論理ノードの種類がそのまま図形の形状に
対応するようにしてもよい。その場合には、図14の図
形の種類140として、論理ノードの種類を与えておく
か、ノードの識別子30に対応して、文書構造表示手段
136が図形の表示時に直接論理ノード管理手段11に
アクセスし、ノードの種類24に基づいて図形要素を描
くようにする。
【0065】本実施例は、利用者によって指定された論
理ノードを根とする文書構造を図化して表示するもので
あり、図形要素生成手段が論理ノードの種類に応じて異
なる形状の図形要素を生成する。
【0066】実施例2に対し、本発明のデータ構造表示
装置によって、図15に示す文書構造を表示した一例を
図16に示す。図16では、多角形160が論理ノード
の種類である「図」に対応する図形要素であり、また、
格子状の矩形161が「表」に対応する図形要素であ
る。その他の論理ノードの種類に対しては一様に長方形
で表示されている。図15と照らし合わせてみればわか
るように、論理ノード1509は、ノードの識別子「0
009」、ノードの名前「図1」、ノードの種類
「図」、また対応する図形要素1523には図形の種類
「図形2」、図形の大きさ「10,10」、図形の配置
位置「15,45」が定義されており、多角形160は
図形の種類「図形2」の形状として定義されているもの
である。
【0067】図17は実施例2に対し、本発明のデータ
構造表示装置によって、図15に示す文書構造を表示し
た別の一例である。本図では、「図」を図形要素170
の形状で表示し、また「表」を図形要素171の形状で
表示している。この場合、図15の文書構造、図形要素
のデータで実現できるが、「図形2」と「図形3」で定
義されている図形の形状はそれぞれ本図に対応するよう
に変更すればよい。
【0068】上記2つの表示例においては、図形の形状
として、多角形、ハッチングを用いたが、この他に色
彩、点滅等で区別することも可能である。閉図形のみで
なく、コの字状などの解放された部分がある図形でもよ
い。また、この図形の形状の変化を従来の木構造の表示
方法と組み合せても良い。
【0069】次に実施例2のデータ構造表示装置の処理
の流れについて説明する。本実施例においても、一方向
における図形要素の大きさ、即ち図形要素の始端と終端
の間の距離は一定とする。実施例2は実施例1と同様に
図10のフローチャートに従って処理を行い文書構造を
表示する。但し、ステップ101、ステップ102、ス
テップ103およびステップ106では、図形要素の大
きさだけでなく、種類も考慮して処理を行う点で実施例
1と異なる。文書構造の表示は表示する文書構造の根と
なる論理ノードを利用者が指定することによって起動さ
れる。以下のステップは文書構造表示手段136で実行
されるものである。
【0070】ステップ100は利用者によって入力手段
12を用いて指定された論理ノード(これを論理ノード
aとする)の識別子を論理ノード管理手段11より入手
する。これは論理ノード選択手段13によって行われ
る。
【0071】ステップ101は論理ノード選択手段13
から渡された論理ノードaについて、図形要素生成アル
ゴリズム(A)を呼び出す。このステップは再帰的に呼
び出されて、各論理ノードに対応する図形要素を生成す
る。但し、ここで図形要素のある一方向に関する大きさ
はデフォールト値またはユーザ指定などで値を決定して
おく。この処理は、図18を用いて後述する。
【0072】ステップ102は木構造の根となる論理ノ
ードaの識別子を元に、図形データ管理手段15から対
応する図形要素の種類及び大きさを得る。
【0073】ステップ103は論理ノードaの配置位置
に図形要素を表示する。この配置位置はデフォールト値
として与えられていても良いし、利用者が指定してもよ
い。
【0074】ステップ104は論理ノードaについて、
論理ノード管理手段11からノードの名前を入手し、図
形要素上に表示する。
【0075】ステップ115は、図形データ管理手段1
5に記憶される論理ノードaに対応する図形要素のデー
タとして、ステップ103で決定された根の配置位置を
格納する。
【0076】ステップ106は、論理ノードaについ
て、位置決定アルゴリズム(B)を呼び出す。このステ
ップは再帰的に呼び出されて、論理ノードaを除く各論
理ノードに対応する図形要素の配置位置の決定と表示を
行う。この処理は、図12を用いて後述する。
【0077】実施例2に関して図10に示したステップ
101で呼び出される図形要素生成アルゴリズムのフロ
ーチャートを図18に示す。この処理は図形要素生成手
段136−1が行うものである。
【0078】ステップ180は与えられた論理ノード
(これを論理ノードaとする)が中間ノードかどうかを
判断する。詳細は図11のステップ111に準ずる。中
間ノードであればステップ181にそうでなければステ
ップ186に進む。
【0079】ステップ181は論理ノードaの下位ノー
ドのリストを論理ノード管理手段21から入手する。
【0080】ステップ182は得られた下位ノードのリ
ストに含まれている論理ノードの数だけステップ183
およびステップ184を繰り返す。
【0081】ステップ183は得られた下位ノードのリ
ストに含まれる論理ノードの一つについて、図形要素生
成アルゴリズム(A)を呼び出す。ここが再帰的アルゴ
リズムとなっている所以である。
【0082】ステップ184は得られた下位ノードのリ
ストに含まれている論理ノードのすべてについてステッ
プ183の処理を終了したかどうかを判断する。詳細は
図11のステップ114に準ずる。論理ノードのすべて
について処理を終了していればステップ185に進み、
そうでない場合は、下位ノードのリストにおいて現在処
理を行っている論理ノードの次に存在している論理ノー
ドについてステップ183の処理を行うためにステップ
182に戻る。
【0083】ステップ185は下位ノードのリストに含
まれている全ての論理ノードに対応する図形要素の大き
さに関わるデータを図形データ管理手段より入手し、そ
れらを一方向に関して包含する大きさになるように、論
理ノードaに対応する図形要素の大きさを決定する。こ
こで、別の一方向に関する大きさはステップ181で指
定した値を用いる。詳細は実施例1で示したステップ1
15とほぼ同様なので省略するが、本実施例においては
図形形状が様々であるので、求められる水平、及び垂直
方向の大きさは実際に表示される図形に外接する矩形の
大きさを指定することになる。
【0084】ステップ186は論理ノードaに対応する
図形要素の大きさを、末端ノードに対応する大きさに決
定する。この大きさはデフォールト値またはユーザの設
定により決めることができる。
【0085】ステップ187は論理ノードaの種類に応
じて図形要素の種類を決定する。図形要素の種類は図形
形状管理手段130に定義されているものの中から一つ
を選択することになるが、論理ノードの種類と図形要素
の種類の対応は、ここで一つづつ指定しても良いし、予
め対応表を与えておき、その対応表に従って自動的に決
定されるようにしても良い。
【0086】ステップ187は論理ノードaの識別子と
決定した図形要素の大きさから図形要素のデータを生成
し、図形データ管理手段15に渡す。
【0087】実施例2について、図11に示したフロー
チャートのステップ106の位置決定表示アルゴリズム
の処理手順を図12に示すフローチャートを用いて説明
する。この処理は配置位置の決定を位置決定手段16−
2が行った後、決定された配置位置に基づいて文書構造
表示手段136が図形要素の表示を行うものである。
【0088】ステップ1200は与えられた論理ノード
(これを論理ノードaとする)が中間ノードかどうかを
判断する。中間ノードであればステップ1201にそう
でなければ処理を終了する。具体的な処理方法はステッ
プ110に準ずる。
【0089】ステップ1201は論理ノードaの下位ノ
ードのリストを論理ノード管理手段11から入手する。
【0090】ステップ1202は得られた下位ノードの
リストの先頭の論理ノードを取り出す。これを論理ノー
ドbとする。
【0091】ステップ1203は得られた下位ノードの
リストに含まれている論理ノードの数だけ以下のステッ
プ1204〜1212を繰り返す。
【0092】ステップ1204は論理ノードbが下位ノ
ードのリストの先頭の論理ノードかどうかを判断する。
リストの先頭であればステップ1305に、またそうで
なければステップ1306に進む。
【0093】ステップ1205では論理ノードaに対応
する図形要素の配置位置を図形データ管理手段15より
入手し、その値に基づいて論理ノードbに対応する図形
要素の配置位置を決定する。詳細な処理方法は実施例1
とほぼ同様なので省略するがここで各図形要素について
決定される配置位置は図形要素に外接する矩形の左上の
頂点の座標であるものとする。
【0094】ステップ1206では下位ノードのリスト
において、論理ノードbの一つ前にある論理ノードに対
応する図形要素の配置位置及び大きさを図形データ管理
手段15より入手し、その値に基づいて論理ノードbに
対応する図形要素の配置位置を決定する。詳細な処理方
法は実施例1とほぼ同様なので省略するがここで各図形
要素について決定される配置位置は図形要素に外接する
矩形の左上の頂点の座標であるものとする。
【0095】ステップ1207は論理ノードbに対応す
る図形要素の種類及び大きさを図形データ管理手段15
より入手する。
【0096】ステップ1208はステップ1205また
はステップ1206で得られた図形要素の配置位置とス
テップ1207で入手した図形要素の種類及び大きさと
に基づいて、論理ノードbに対応する図形要素を表示す
る。ここでは、図形要素の種類で指定されている図形を
包含関係を示す一方向に関して拡張して表示しなくては
ならない。拡張方法については既存のアルゴリズムを利
用できる。
【0097】ステップ1209は論理ノード管理手段か
11ら論理ノードbの名前を入手し、図形要素上に表示
する。
【0098】ステップ1210は論理ノードbに対応す
る図形要素のデータとして、決定した配置位置を図形デ
ータ管理手段15格納する。
【0099】ステップ1211は論理ノードbについ
て、位置決定表示アルゴリズム(B)を呼び出す。
【0100】ステップ1212は下位ノードのリストに
含まれている論理ノードのすべてについてステップ12
04〜1211の処理を終了したかどうかを判断する。
詳細は図11のステップ114に準ずる。論理ノードの
すべてについて処理を終了していれば処理を終了し,そ
うでない場合は、下位ノードのリストにおいて論理ノー
ドbの次に存在している論理ノードを新たに論理ノード
bとしてステップ1203に戻る。
【0101】
【発明の効果】本発明によれば、文書構造などの論理ノ
ードと論理ノード間の関係が木構造をなすデータ構造の
表示の際に、論理ノードの包含関係を、論理ノードに対
応する図形要素の一方向の包含関係で表現するととも
に、論理ノードの階層関係を、図形要素の他の一方向の
配置位置で表現するようにしたので、文書構造が視覚的
に把握しやすくなる。また、木構造の階層に関して、論
理ノードに対応する図形要素が重なるように表示したの
で、より深い階層を持つ木構造も一画面に表示すること
ができ、大きな文書構造の把握が容易になる。また、論
理ノードの種類に基づいて、異なる種類を異なる図形要
素で表示することにより、各図形要素の示す論理ノード
の種類を容易に把握できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のデータ構造表示装置の
構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施例における論理ノード管理手段の
データ構造を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施例における図形データ管理
手段のデータ構造を示す図である。
【図4】本発明の第1の実施例において、文書構造を表
現する論理ノード管理手段と図形データ管理手段の対応
関係の一例を示す図である。
【図5】本発明の第1の実施例における図形要素のデー
タと画面上に表示される図形要素の対応関係を示す図で
ある。
【図6】図4の文書構造に対し、本発明の第1の実施例
の表示方式の一例を示した図である。
【図7】図4の文書構造に対し、本発明の第1の実施例
の表示方式の別の一例を示した図である。
【図8】図4の文書構造に対し、本発明の第1の実施例
にの表示方式のさらに別の一例を示した図である。
【図9】図4の文書構造に対し、本発明の第1の実施例
の表示方式と従来の表示方式を組み合わせた表示方式の
一例を示した図である。
【図10】本発明のデータ構造表示装置の実施例におけ
る処理の流れを示すフローチャートである。
【図11】第1の実施例において、図10のステップ1
01の図形要素生成アルゴリズムの詳細な処理の流れを
示すフローチャートである。
【図12】図10のステップ106の位置決定表示アル
ゴリズムの詳細な処理の流れを示すフローチャートであ
る。
【図13】本発明の第2の実施例のデータ構造表示装置
の構成を示すブロック図である。
【図14】本発明の第2の実施例における図形データ管
理手段のデータ構造を示す図である。
【図15】本発明の第2の実施例において、文書構造を
表現する論理ノード管理手段と図形データ管理手段の対
応関係の一例を示す図である。
【図16】図15の文書構造に対し、本発明の第2の実
施例の表示方式の一例を示した図である。
【図17】図15の文書構造に対し、本発明の第2の実
施例の表示方式の別の一例を示した図である。
【図18】第2の実施例において、図10のステップ1
01の図形要素生成アルゴリズムの詳細な処理の流れを
示すフローチャートである。
【図19】従来のデータ構造表示装置の表示方式の一例
を示した図である。
【図20】従来のデータ構造表示装置の表示方式の別の
一例を示した図である。
【符号の説明】
10:文書構造格納手段; 11:論理ノード管理手
段; 12:入力手段;13:論理ノード選択手段;
14:表示手段; 15:図形データ管理手段; 1
6:文書構造表示手段; 16−1:図形要素生成手
段; 16−2:位置決定手段; 20:中間ノードの
データ構造; 21:末端ノードのデータ構造; 2
2:ノードの識別子; 23:ノードの名前; 24:
ノードの種類;25:下位ノードのリスト; 26:内
容データ; 30:ノードの識別子;31:ノードの大
きさ; 32:配置位置; 401〜410:論理ノー
ド;411〜419:論理ノード間の隣接関係; 42
1〜425:図形要素のデータ; 431〜435:論
理ノードと図形要素の対応関係; 50,60,70:
図形要素; 71:論理ノードの名前を示すラベル;
130:図形形状管理手段; 136:文書構造表示手
段; 136−1:図形要素生成手段; 140:図形
の種類; 1520〜1523:図形要素のデータ;
1530〜1533:論理ノードと図形要素の対応関
係; 160,161,170,171:図形要素;

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】構成単位を関係づけて木構造を構成するデ
    ータ構造を表示する装置であって、前記構成単位を表現
    する図形要素について、該図形要素の大きさと配置位置
    を含む描画情報を管理する図形要素管理手段と、木構造
    における構成単位の上下関係に基づいて前記図形要素の
    大きさ及び配置位置を決定し、前記図形要素管理手段に
    受け渡す描画情報決定手段と、前記図形要素からなるデ
    ータ構造を表示する表示手段と、前記図形要素管理手段
    に管理されている図形要素の描画情報に基づいて前記表
    示手段上にデータ構造を表示させるデータ構造表示管理
    手段を具備し、前記描画情報決定手段は、第1の方向に
    関して、各構成単位を表現する図形要素は該構成単位の
    下位に存在するすべての構成単位を表現する図形要素を
    包含する大きさを持ち、前記第1の方向とは異なる第2
    の方向に関して、該図形要素の始端の座標が前記構成単
    位と兄弟の関係にある構成単位を表現する図形要素の始
    端の座標と等しく、かつ前記図形要素の始端及び終端の
    座標が前記構成単位の上位に存在する構成単位を表現す
    る図形要素の始端及び終端それぞれの座標よりも大きく
    なるように前記図形要素の大きさ及び配置位置を決定す
    ることを特徴とするデータ構造表示装置。
  2. 【請求項2】前記描画情報決定手段は、前記第2の方向
    に関して、前記構成単位を表現する図形要素の始端の座
    標が前記構成単位の親の構成単位を表現する図形要素の
    終端の座標よりも小さくなるように前記図形要素の大き
    さ及び配置位置を決定することを特徴とする請求項1に
    記載のデータ構造表示装置。
  3. 【請求項3】前記データ構造表示装置において、更に複
    数の図形要素の形状を保持する図形形状管理手段を有
    し、前記描画情報決定手段は前記構成単位の種類に基づ
    いて前記図形形状管理手段から各図形要素の形状を選択
    することを特徴とする請求項1または2に記載のデータ
    構造表示装置。
JP6035422A 1994-02-08 1994-02-08 データ構造表示装置 Pending JPH07225765A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6035422A JPH07225765A (ja) 1994-02-08 1994-02-08 データ構造表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6035422A JPH07225765A (ja) 1994-02-08 1994-02-08 データ構造表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07225765A true JPH07225765A (ja) 1995-08-22

Family

ID=12441442

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6035422A Pending JPH07225765A (ja) 1994-02-08 1994-02-08 データ構造表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07225765A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009524865A (ja) * 2006-01-26 2009-07-02 コミサリア ア レネルジ アトミク 電子ドキュメントの管理方法
JP2010515998A (ja) * 2007-01-10 2010-05-13 マイクロソフト コーポレーション 分類オブジェクトのモデル化
US8104080B2 (en) 2007-01-26 2012-01-24 Microsoft Corporation Universal schema for representing management policy
US8704849B2 (en) 2008-07-01 2014-04-22 Canon Kabushiki Kaisha Display control apparatus and display control method

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009524865A (ja) * 2006-01-26 2009-07-02 コミサリア ア レネルジ アトミク 電子ドキュメントの管理方法
US9292703B2 (en) 2006-01-26 2016-03-22 Commissariat A L'energie Atomique Et Aux Energies Alternatives Electronic document management method
JP2010515998A (ja) * 2007-01-10 2010-05-13 マイクロソフト コーポレーション 分類オブジェクトのモデル化
JP4746698B2 (ja) * 2007-01-10 2011-08-10 マイクロソフト コーポレーション 分類オブジェクトのモデル化
US8104080B2 (en) 2007-01-26 2012-01-24 Microsoft Corporation Universal schema for representing management policy
US8704849B2 (en) 2008-07-01 2014-04-22 Canon Kabushiki Kaisha Display control apparatus and display control method
US9190030B2 (en) 2008-07-01 2015-11-17 Canon Kabushiki Kaisha Display control apparatus and display control method

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3484096B2 (ja) 有向グラフの論理的ズーム装置における論理的ズーム方法
US6317739B1 (en) Method and apparatus for data retrieval and modification utilizing graphical drag-and-drop iconic interface
CN105339931B (zh) 用于处理数据容器的方法和设备
US6246417B1 (en) Map editing apparatus enabling simplified editing through provision of user-selectable automatic editing functions
US10169493B2 (en) Method for manipulating a computer aided design (CAD) model, computer program product and server therefore
Sander VCG-visualization of compiler graphs
CN106557648A (zh) 信息处理装置、信息处理方法及信息处理系统
JPH07225765A (ja) データ構造表示装置
JPH076076A (ja) ハイパーメディアシステム
JP2004246668A (ja) オブジェクト表示装置およびプログラム
JP2009026160A (ja) 階層データ表示プログラム,階層データ表示方法,階層データ表示装置
JP2819203B2 (ja) 図面管理方法および装置
JPH01205273A (ja) 図面管理方法及び装置
JP3488108B2 (ja) 図面管理装置および図面管理プログラムを記録した記録媒体
JPH07296145A (ja) 図形処理装置
JPH0636043A (ja) 階層構造情報の表示装置
JP2996647B2 (ja) 図形群編集方法
JPH0276075A (ja) 図面管理方法及びその装置と図面表示方法
JPS63313234A (ja) フアイルインデツクス表示方式
JPH0935083A (ja) アニメーション編集装置
CN114707025A (zh) 一种基于磁场模型的图网络交互可视化方法及装置
JP3593637B2 (ja) 図面編集システム
JPH0465756A (ja) 文書の関連付け方法
JPH06282593A (ja) 引出線作成方法
JPH08147167A (ja) 知識編集方法