JPH0722553A - リードフレームのキャンバー修正方法 - Google Patents

リードフレームのキャンバー修正方法

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Publication number
JPH0722553A
JPH0722553A JP15891493A JP15891493A JPH0722553A JP H0722553 A JPH0722553 A JP H0722553A JP 15891493 A JP15891493 A JP 15891493A JP 15891493 A JP15891493 A JP 15891493A JP H0722553 A JPH0722553 A JP H0722553A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
camber
lead frame
marking
stamping
frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15891493A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiji Yashiro
誠司 八代
Yuichi Takei
裕一 武井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
Priority to JP15891493A priority Critical patent/JPH0722553A/ja
Publication of JPH0722553A publication Critical patent/JPH0722553A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】リードフレームの長尺素材にキャンバーがあっ
ても、スタンピングに抜癖があったとしても、それらを
修正し、スタンピング工程後の長尺リードフレームにキ
ャンバーのないリードフレームを提供すること。 【構成】リードフレームのスタンピング工程において、
スタンピング用金型内に、刻印の位置を連続的に変更で
きる機構を設けることによってキャンバーを修正するこ
とを特徴とするリードフレームのキャンバー修正方法で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、刻印を利用したリード
フレームのキャンバー修正に関するものである。
【0002】
【従来の技術】リードフレームのスタンピング工程にお
ける、工程チェック項目の中にキャンバーがある。キャ
ンバーとは、リードフレームの外枠に生じた歪みに原因
する長尺リードフレームの蛇行であり、キャンバーが発
生すると完成ICを実装する段階において、搬送トラブ
ル(ひっかかり)がガイド孔カジリ等の工程故障の要因
となる。
【0003】リードフレームのスタンピング工程におい
ては、リードフレームの品種区分をするため、その外枠
に刻印を入れるが、刻印の入れ方により、スタンピング
の打抜き自体のくせ及びリードフレームの素材自体のキ
ャンバーのために、スタンピング行程を終えた長尺リー
ドフレームにキャンバーを与えてしまう場合がある。こ
のため、外枠に刻印を入れる入れ方については、刻印の
形状、深さ、方向等を考慮し、更に刻印の他にキャンバ
ー修正のため、タタキを入れたりして、極力キャンバー
の発生を防止しているのが現状である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した如く、刻印を
入れることにより、リードフレームの外枠に伸び歪みを
与える等して、長尺リードフレームのキャンバーに与え
る場合があるので、刻印を両サイドの外枠に入れるよう
にしたり、片側刻印の場合にはその反対の外枠には刻印
に代わるタタキを入れることにより、両外枠の伸びを同
じくして、キャンバーの発生を防止している。
【0005】しかし、これ等の方法でキャンバーの調整
をしようとしても、そのためには刻印の深さを数ミクロ
ンの精度で調整する必要があり、刻印の型の調整や刻印
操作の実施を非常に困難なものとする。また、両外枠の
刻印或いは刻印とタタキの深さを同じにしている場合に
は、リードフレームの素材が持っていたキャンバーのバ
ラツキを修正することはできない等、両外枠の刻印法や
刻印の深さ調整によるキャンバーの調整には限界があ
る。
【0006】リードフレームのスタンピング工程におけ
る、刻印によるキャンバーの発生は、特に厚さ0.15
mm以下程度の薄板厚材について顕著である。
【0007】本発明の目的は前記した従来技術の欠点を
解消し、リードフレームの長尺素材にキャンバーがあっ
ても、スタンピングに抜癖があったとしても、それらを
修正し、スタンピング工程後の長尺リードフレームにキ
ャンバーのない、従って完成ICにそれによる工程故障
発生がないリードフレームを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題は本発明のリー
ドフレームのキャンバー修正方法によって達成される。
【0009】すなわち、リードフレームのスタンピング
工程において、スタンピング用金型内に、刻印の位置を
連続的に変更できる機構を設けることによってキャンバ
ーを修正することを特徴とするリードフレームのキャン
バー修正方法である。
【0010】本発明の骨子は、むしろキャンバー発生の
要因となっていた刻印を利用して、スタンピング金型内
に刻印の位置を連続的に変更できる機構を設け、スタン
ピング工程における刻印の位置調整によってリードフレ
ームのキャンバーを修正することによりキャンバーのな
いリードフレームを提供することである。
【0011】このスタンピング用金型内に設ける刻印の
位置を連続的に変更できる機構としては、刻印用突起の
あるブロックをマイクロメータヘッドの移動機構を利用
して、工程中に自動的に刻印用突起のあるブロックを移
動させることにより位置を変える機構等が例として提示
できる。
【0012】刻印を入れることにより、リードフレーム
の外枠部は伸びるが、刻印する位置が、外枠の幅方向の
中央より内側と外側とではフレームに発生させるキャン
バーの方向が異なり、また中央より離れる程キャンバー
は大きくなる。これは刻印の深さが深くなる程顕著にな
る。また、外枠の幅方向の中央に刻印を入れる場合には
刻印の深さによるキャンバーの変化は殆どない。
【0013】これらの現象を利用し、刻印の位置を連続
的に変えることによりキャンバーを修正しようとするも
のである。
【0014】なお、刻印を入れる工程は、スタンピング
工程が最適であるが、デプレス切断の金型に刻印を入れ
ることも可能である。
【0015】
【実施例】本発明の実施例を図1を用いて説明する。
【0016】本実施例は、フレーム幅22.5mm、長
さ198.0mm、板厚0.15mmのフレームを用い
て行ったものである。
【0017】図1において、刻印する位置をa、b、c
及びdとし、それぞれの位置で刻印する深さを10μ
m、15μm、25μmを狙いとし、この刻印によって
生ずるキャンバーの変化を測定する。なお、刻印は長さ
が1.0mmの直線を0.5mm間隔で4本並べた形の
ものである。
【0018】なお、刻印位置cはリードフレーム外枠の
幅方向中央に位置している。
【0019】刻印を実施した結果を図2及び図3に示し
た。この結果、cの位置では刻印の深さによってキャン
バーは殆ど変化しないが、a、b及びdの位置において
は、深さが深くなる程キャンバーが大きくなる。しか
も、dの位置は幅方向中央より内側であるので、a、b
の場合とは逆になる。上記の結果を踏まえキャンバーの
状態によって刻印の位置を内側或いは外側に少しずつ調
整することにより、刻印によってキャンバーのないリー
ドフレームを製造することができる。
【0020】通常品種区分のための刻印ならば、区分印
を打つが、素材のキャンバーの修正のためのタタキであ
れば、例えば上記実施例で刻印したような直線を打つ等
どのような形状の刻印でも良い。ただし、外枠の方向に
長過ぎると刻印変更の効果が薄れるので注意が必要であ
る。
【0021】
【発明の効果】上記説明した如く、リードフレームの外
枠の幅方向に位置を変えて刻印やタタキを行うことによ
り、キャンバーのないリードフレームを製造することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】リードフレームの外枠の幅方向に位置を変えて
直線状の刻印を打つ状況を説明する本発明の一実施例説
明図である。
【図2】刻印を打つリードフレームの外枠の幅方向位置
とキャンバーの関係を示すグラフである。
【図3】リードフレームの外枠の幅方向に位置をパラメ
ータとして、刻印の深さとキャンバーの関係を示すグラ
フである。
【符号の説明】
a、b、c、d 刻印の位置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】リードフレームのスタンピング工程におい
    て、スタンピング用金型内に、刻印の位置を連続的に変
    更できる機構を設けることによってキャンバーを修正す
    ることを特徴とするリードフレームのキャンバー修正方
    法。
JP15891493A 1993-06-29 1993-06-29 リードフレームのキャンバー修正方法 Pending JPH0722553A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15891493A JPH0722553A (ja) 1993-06-29 1993-06-29 リードフレームのキャンバー修正方法

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JP15891493A JPH0722553A (ja) 1993-06-29 1993-06-29 リードフレームのキャンバー修正方法

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JPH0722553A true JPH0722553A (ja) 1995-01-24

Family

ID=15682106

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JP15891493A Pending JPH0722553A (ja) 1993-06-29 1993-06-29 リードフレームのキャンバー修正方法

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