JPH0722523B2 - 靴の製造に際して靴の縁部の連続加工を行う機械 - Google Patents
靴の製造に際して靴の縁部の連続加工を行う機械Info
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- JPH0722523B2 JPH0722523B2 JP1188704A JP18870489A JPH0722523B2 JP H0722523 B2 JPH0722523 B2 JP H0722523B2 JP 1188704 A JP1188704 A JP 1188704A JP 18870489 A JP18870489 A JP 18870489A JP H0722523 B2 JPH0722523 B2 JP H0722523B2
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- A43D—MACHINES, TOOLS, EQUIPMENT OR METHODS FOR MANUFACTURING OR REPAIRING FOOTWEAR
- A43D37/00—Machines for roughening soles or other shoe parts preparatory to gluing
- A43D37/005—Machines for roughening soles or other shoe parts preparatory to gluing characterised by constructional details of the rotative tools used therewith
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A43—FOOTWEAR
- A43D—MACHINES, TOOLS, EQUIPMENT OR METHODS FOR MANUFACTURING OR REPAIRING FOOTWEAR
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- A43D25/00—Devices for gluing shoe parts
- A43D25/18—Devices for applying adhesives to shoe parts
- A43D25/183—Devices for applying adhesives to shoe parts by nozzles
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23Q—DETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
- B23Q1/00—Members which are comprised in the general build-up of a form of machine, particularly relatively large fixed members
- B23Q1/25—Movable or adjustable work or tool supports
- B23Q1/44—Movable or adjustable work or tool supports using particular mechanisms
- B23Q1/50—Movable or adjustable work or tool supports using particular mechanisms with rotating pairs only, the rotating pairs being the first two elements of the mechanism
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
- Machine Tool Units (AREA)
Description
本発明は、靴の製造機械に関する。詳細に述べると、靴
の縁部を連続加工する機械に関する。
の縁部を連続加工する機械に関する。
靴の縁部を連続加工する機械としては、ヨーロッパ特許
出願EP−A0043645号(特開昭57−75601号、特公平3−7
361号)に開示されたものがある。この公知の機械は、
第7図、第8図、第9図に示すように、ブラケット12上
にピボット軸14を支持するベース10を備える。ピボット
軸14は、サポート16を支持しており、該サポート16にシ
ューサポート18が支持される。シューサポート18には、
底を上にして靴Sが取り付けられる。靴の爪先端は、機
械の前方端、すなわち作業者に向くように取り付けられ
る。 ベース10の後ブラケットの位置には、サポート支柱構造
22が設けられ、このサポート支柱構造22には鋳物24が設
けられ、該鋳物24に垂直軸38回りに回動可能なように鋳
物34が支持される。この鋳物34は全体を26で示す工具支
持手段を支持する。鋳物34は直立した2本のラグ32を有
し、このラグ32により工具支持手段26のアーム30が水平
軸31の回りでピボット運動するように、鋳物34に支持さ
れる。 シューサポート18をピボット軸14の回りにピボット運動
させ、工具支持手段26を垂直軸38と水平軸31の回りでピ
ボット運動させることにより、シューサポート18と工具
支持手段26との間に、靴底の長さ方向、高さ方向及び幅
方向の相対的移動を生じさせることができる。 靴底の幅方向に相対的移動を生じさせるために、鋳物34
の後部40にセクター歯車42が取り付けられている。この
セクター歯車42は、ブロック52に支持された歯車48と噛
み合っている。歯車48にはプーリ62が固定されており、
該プーリ62は駆動ベルト64を介してプーリ66に連結さ
れ、さらに該プーリ66に固定されたプーリ72が駆動ベル
ト74を介してプーリ76に連結されている。歯車48、プー
リ62、66、76は鋳物24に支持されている。プーリ76はス
テップモーター84の出力軸82に固定されている。このス
テップモーター84により、靴底の幅方向に鋳物34が回動
させられることになる。 水平軸31の回りに鋳物34をピボット運動させるために、
ステップモーター122が設けられる。該ステップモータ
ー122の出力軸120は自在継手108を介してスクリュー式
駆動機構114に連結される。スクリュー式駆動機構114は
ハウジングが工具支持手段26のアーム30に支持されてお
り、ステップモーター122の作動によりアーム30が水平
軸31の回りをピボット運動する。したがって、このステ
ップモーター122は、シューサポート18に対して工具支
持手段26を靴底の高さ方向に相対的移動させる駆動手段
となる。 シューサポート18をピボット軸14回りにピボット運動さ
せるために、ステップモーター144が設けられる。この
ステップモーター144は、ベルトプーリ式の駆動装置142
を介してサポート16上のセクター歯車140を駆動し、シ
ューサポート18をピボット軸14回りに回動させる。この
ステップモーター144の作動により、シューサポート18
が工具支持手段26に対して靴底の長さ方向の相対的移動
を行う。 この従来の機械において、工具支持手段は、後で詳細に
説明するように、靴底の幅方向に延びる軸回りと、靴底
の長さ方向に延びる軸回りにピボット運動可能なように
工具を支持する。工具がこれら2つの軸回りに回動する
ときに、工具の加工部の位置が変位しないように、2つ
の軸の交点が工具の中心線に来るように工具が配置され
る。
出願EP−A0043645号(特開昭57−75601号、特公平3−7
361号)に開示されたものがある。この公知の機械は、
第7図、第8図、第9図に示すように、ブラケット12上
にピボット軸14を支持するベース10を備える。ピボット
軸14は、サポート16を支持しており、該サポート16にシ
ューサポート18が支持される。シューサポート18には、
底を上にして靴Sが取り付けられる。靴の爪先端は、機
械の前方端、すなわち作業者に向くように取り付けられ
る。 ベース10の後ブラケットの位置には、サポート支柱構造
22が設けられ、このサポート支柱構造22には鋳物24が設
けられ、該鋳物24に垂直軸38回りに回動可能なように鋳
物34が支持される。この鋳物34は全体を26で示す工具支
持手段を支持する。鋳物34は直立した2本のラグ32を有
し、このラグ32により工具支持手段26のアーム30が水平
軸31の回りでピボット運動するように、鋳物34に支持さ
れる。 シューサポート18をピボット軸14の回りにピボット運動
させ、工具支持手段26を垂直軸38と水平軸31の回りでピ
ボット運動させることにより、シューサポート18と工具
支持手段26との間に、靴底の長さ方向、高さ方向及び幅
方向の相対的移動を生じさせることができる。 靴底の幅方向に相対的移動を生じさせるために、鋳物34
の後部40にセクター歯車42が取り付けられている。この
セクター歯車42は、ブロック52に支持された歯車48と噛
み合っている。歯車48にはプーリ62が固定されており、
該プーリ62は駆動ベルト64を介してプーリ66に連結さ
れ、さらに該プーリ66に固定されたプーリ72が駆動ベル
ト74を介してプーリ76に連結されている。歯車48、プー
リ62、66、76は鋳物24に支持されている。プーリ76はス
テップモーター84の出力軸82に固定されている。このス
テップモーター84により、靴底の幅方向に鋳物34が回動
させられることになる。 水平軸31の回りに鋳物34をピボット運動させるために、
ステップモーター122が設けられる。該ステップモータ
ー122の出力軸120は自在継手108を介してスクリュー式
駆動機構114に連結される。スクリュー式駆動機構114は
ハウジングが工具支持手段26のアーム30に支持されてお
り、ステップモーター122の作動によりアーム30が水平
軸31の回りをピボット運動する。したがって、このステ
ップモーター122は、シューサポート18に対して工具支
持手段26を靴底の高さ方向に相対的移動させる駆動手段
となる。 シューサポート18をピボット軸14回りにピボット運動さ
せるために、ステップモーター144が設けられる。この
ステップモーター144は、ベルトプーリ式の駆動装置142
を介してサポート16上のセクター歯車140を駆動し、シ
ューサポート18をピボット軸14回りに回動させる。この
ステップモーター144の作動により、シューサポート18
が工具支持手段26に対して靴底の長さ方向の相対的移動
を行う。 この従来の機械において、工具支持手段は、後で詳細に
説明するように、靴底の幅方向に延びる軸回りと、靴底
の長さ方向に延びる軸回りにピボット運動可能なように
工具を支持する。工具がこれら2つの軸回りに回動する
ときに、工具の加工部の位置が変位しないように、2つ
の軸の交点が工具の中心線に来るように工具が配置され
る。
この従来の靴製造において靴の縁を連続加工する機械
は、工具が2つの軸回りに回動したときにも、工具の加
工部の位置が被加工面すなわち靴底の縁部に対して所定
の位置に保持されるものである。しかし、この従来の機
械では、工具が1つの軸回りにピボット運動したとき、
他の軸まわりの工具位置に影響が生じるため、被加工面
に対する工具の位置を望むように維持することができな
くなる。 したがって、本発明は、靴の縁部の連続加工を行う機械
において、1つの軸回りの動作量を変化させるとき他の
軸回りの動作量に影響がでる、という問題を解決し、工
具を靴底の幅方向の軸回り、及び長さ方向の軸回りに回
動させたときにも工具の姿勢を被加工面に対して所定の
姿勢に維持できるようになった連続加工に適した機械を
提供することを解決すべき課題とする。
は、工具が2つの軸回りに回動したときにも、工具の加
工部の位置が被加工面すなわち靴底の縁部に対して所定
の位置に保持されるものである。しかし、この従来の機
械では、工具が1つの軸回りにピボット運動したとき、
他の軸まわりの工具位置に影響が生じるため、被加工面
に対する工具の位置を望むように維持することができな
くなる。 したがって、本発明は、靴の縁部の連続加工を行う機械
において、1つの軸回りの動作量を変化させるとき他の
軸回りの動作量に影響がでる、という問題を解決し、工
具を靴底の幅方向の軸回り、及び長さ方向の軸回りに回
動させたときにも工具の姿勢を被加工面に対して所定の
姿勢に維持できるようになった連続加工に適した機械を
提供することを解決すべき課題とする。
上記課題を解決するため、本発明は、靴底が機械の高さ
基準に対して一定の位置関係を保つように靴型にはめた
靴を支持するシューサポートと、該シューサポートによ
り支持された靴の底に対し横方向に延びる第1軸の回
り、及び該第1軸に直角で該靴底に対し長さ方向に延び
る第2軸の回りでピボット運動可能なように工具ホルダ
ーを支持する工具サポート機構とを備える機械に改良を
加える。この機械は、2つの軸の交点が工具の縦方向中
心線上に位置し、該工具の加工面部が位置する平面が工
具中心線に対して直角に延びて軸の交点を通り、2つの
軸のいずれの回りに該工具ホルダーがピボット運動する
際にもその位置から変位しないように、ホルダーが工具
を支持するようになっている。さらに、この機械は、シ
ューサポートにより支持された靴の底の対し長さ方向及
び横方向に、シューサポートと工具ホルダーとの間に相
対的な運動を生じさせて、該工具ホルダーに支持された
工具が靴底の平面形状に倣うようにする第1の駆動手段
と、シューサポートと工具ホルダーとの間に相対的移動
が行われるとき、シューサポートと工具ホルダーとの間
に靴底の高さ方向の相対的移動を生じさせて、ホルダー
により支持された工具と高さ基準との間の関係を変え、
工具が靴底の高さ形状に倣うようにする第2の駆動手段
とを備える。 先に述べた公知の機械についての説明から明らかなよう
に、公知の機械におけるステップモーター84とステップ
モーター144が上述の第1の駆動手段を構成する。さら
に、ステップモーター122が第2の駆動手段を構成す
る。 本発明の特徴は、工具ホルダーにより支持された工具が
靴底の平面形状及び高さ形状に倣う移動をする際に、該
工具の縦方向中心線が、工具と靴との係合領域又は該領
域に隣接する靴底表面部分に対して直角又はほぼ直角な
線に一致するか又は該線に平行になるように、それぞれ
第1軸及び第2軸回りのピボット運動を生じさせる第3
及び第4の駆動手段が設けられたことにある。 本発明の他の態による機械は、靴底が機械の高さ基準に
対して一定の位置関係を保つように靴型にはめた靴を支
持するシューサポートと、該シューサポートにより支持
された靴の底に対し高さ方向に延びる軸線の回りに回転
可能工具にホルダーが支持され、該工具ホルダーが靴の
底に対して横方向に延びる第1の軸の回り、及び該第1
軸に直角で該靴底に対し長さ方向に延び工具の回転軸線
上の点において第1軸に交差する第2軸の回りでピボッ
ト運動可能なように工具ホルダーを支持する工具サポー
ト機構とを備える。さらに、工具の加工面部が前記点に
位置して、第1及び第2軸のいずれの回りに該工具ホル
ダーがピボット運動する際にもその位置から変位しない
ように、工具ホルダーが工具を支持する。そして、シュ
ーサポートにより支持された靴の底に対し長さ方向及び
横方向に、該シューサポートと工具ホルダーとの間に相
対的な運動を生じさせて、工具ホルダーに支持された工
具が靴底の平面形状に倣うようにする第1の駆動手段
と、シューサポートと工具ホルダーとの間に相対的移動
が行われるとき、シューサポートと工具ホルダーとの間
に靴底の高さ方向の相対的移動を生じさせて、該ホルダ
ーにより支持された工具と高さ基準との間の関係を変
え、工具が靴底の高さ形状に倣うようにする第2の駆動
手段とが設けられる。この場合も、本発明の特徴とし
て、工具ホルダーにより支持された工具が靴底の平面形
状及び高さ形状に倣う移動をする際に、該工具の回転軸
線が、工具と靴との係合領域又は該領域に隣接する靴底
表面部分に対して直角又はほぼ直角な線に一致するか又
は該線に平行になるように、それぞれ第1軸及び第2軸
回りのピボット運動を生じさせる第3及び第4の駆動手
段が設けられる。 本発明のさらに他の態様による機械は、靴の側壁部が露
出するように靴型にはめられた靴を支持するシューサポ
ートを備える。そして、シューサポートにより支持され
た靴の底に対し横方向に延びる第1の軸の回りと、靴底
に対し長さ方向に延びる第2の軸の回りをピボット運動
可能なように、回転式ラジアル工具用のホルダーが支持
される。これら第1及び第2の軸は工具の回転軸線上の
点で交差するように配置され、第1軸及び第2軸のいず
れの回りにピボット運動を生じても、前記点が回転軸線
に対して変位しないようになって、シューサポート機構
を構成する。シューサポートと工具ホルダーを、シュー
サポートにより支持された靴の底の長さ方向及び横方向
に相対的に移動させる第1の駆動手段と、シューサポー
トと工具ホルダーにより支持された工具とを靴底の長さ
方向に相対的に移動させて、工具ホルダーに支持された
工具が靴の側壁に沿って連続動作できるようにする第2
の駆動手段とが設けられる。さらに、本発明の特徴とし
て、第1軸及び第2軸のそれぞれの回りに工具ホルダー
のピボット運動を生じさせて、靴底に対し長さ方向、巾
方向及び高さ方向にシューサポートと工具ホルダーとの
間の相対的移動を生じたとき、工具の回転軸線が、靴底
に対して横方向に位置する平面内で該靴底に直角な線に
平行又はほぼ平行となり、工具の加工表面部と側壁との
間の係合領域を通り該領域の側壁に沿うか又は接する状
態で、工具ホルダーに支持された工具を位置させる第3
及び第4の駆動手段が設けられる。
基準に対して一定の位置関係を保つように靴型にはめた
靴を支持するシューサポートと、該シューサポートによ
り支持された靴の底に対し横方向に延びる第1軸の回
り、及び該第1軸に直角で該靴底に対し長さ方向に延び
る第2軸の回りでピボット運動可能なように工具ホルダ
ーを支持する工具サポート機構とを備える機械に改良を
加える。この機械は、2つの軸の交点が工具の縦方向中
心線上に位置し、該工具の加工面部が位置する平面が工
具中心線に対して直角に延びて軸の交点を通り、2つの
軸のいずれの回りに該工具ホルダーがピボット運動する
際にもその位置から変位しないように、ホルダーが工具
を支持するようになっている。さらに、この機械は、シ
ューサポートにより支持された靴の底の対し長さ方向及
び横方向に、シューサポートと工具ホルダーとの間に相
対的な運動を生じさせて、該工具ホルダーに支持された
工具が靴底の平面形状に倣うようにする第1の駆動手段
と、シューサポートと工具ホルダーとの間に相対的移動
が行われるとき、シューサポートと工具ホルダーとの間
に靴底の高さ方向の相対的移動を生じさせて、ホルダー
により支持された工具と高さ基準との間の関係を変え、
工具が靴底の高さ形状に倣うようにする第2の駆動手段
とを備える。 先に述べた公知の機械についての説明から明らかなよう
に、公知の機械におけるステップモーター84とステップ
モーター144が上述の第1の駆動手段を構成する。さら
に、ステップモーター122が第2の駆動手段を構成す
る。 本発明の特徴は、工具ホルダーにより支持された工具が
靴底の平面形状及び高さ形状に倣う移動をする際に、該
工具の縦方向中心線が、工具と靴との係合領域又は該領
域に隣接する靴底表面部分に対して直角又はほぼ直角な
線に一致するか又は該線に平行になるように、それぞれ
第1軸及び第2軸回りのピボット運動を生じさせる第3
及び第4の駆動手段が設けられたことにある。 本発明の他の態による機械は、靴底が機械の高さ基準に
対して一定の位置関係を保つように靴型にはめた靴を支
持するシューサポートと、該シューサポートにより支持
された靴の底に対し高さ方向に延びる軸線の回りに回転
可能工具にホルダーが支持され、該工具ホルダーが靴の
底に対して横方向に延びる第1の軸の回り、及び該第1
軸に直角で該靴底に対し長さ方向に延び工具の回転軸線
上の点において第1軸に交差する第2軸の回りでピボッ
ト運動可能なように工具ホルダーを支持する工具サポー
ト機構とを備える。さらに、工具の加工面部が前記点に
位置して、第1及び第2軸のいずれの回りに該工具ホル
ダーがピボット運動する際にもその位置から変位しない
ように、工具ホルダーが工具を支持する。そして、シュ
ーサポートにより支持された靴の底に対し長さ方向及び
横方向に、該シューサポートと工具ホルダーとの間に相
対的な運動を生じさせて、工具ホルダーに支持された工
具が靴底の平面形状に倣うようにする第1の駆動手段
と、シューサポートと工具ホルダーとの間に相対的移動
が行われるとき、シューサポートと工具ホルダーとの間
に靴底の高さ方向の相対的移動を生じさせて、該ホルダ
ーにより支持された工具と高さ基準との間の関係を変
え、工具が靴底の高さ形状に倣うようにする第2の駆動
手段とが設けられる。この場合も、本発明の特徴とし
て、工具ホルダーにより支持された工具が靴底の平面形
状及び高さ形状に倣う移動をする際に、該工具の回転軸
線が、工具と靴との係合領域又は該領域に隣接する靴底
表面部分に対して直角又はほぼ直角な線に一致するか又
は該線に平行になるように、それぞれ第1軸及び第2軸
回りのピボット運動を生じさせる第3及び第4の駆動手
段が設けられる。 本発明のさらに他の態様による機械は、靴の側壁部が露
出するように靴型にはめられた靴を支持するシューサポ
ートを備える。そして、シューサポートにより支持され
た靴の底に対し横方向に延びる第1の軸の回りと、靴底
に対し長さ方向に延びる第2の軸の回りをピボット運動
可能なように、回転式ラジアル工具用のホルダーが支持
される。これら第1及び第2の軸は工具の回転軸線上の
点で交差するように配置され、第1軸及び第2軸のいず
れの回りにピボット運動を生じても、前記点が回転軸線
に対して変位しないようになって、シューサポート機構
を構成する。シューサポートと工具ホルダーを、シュー
サポートにより支持された靴の底の長さ方向及び横方向
に相対的に移動させる第1の駆動手段と、シューサポー
トと工具ホルダーにより支持された工具とを靴底の長さ
方向に相対的に移動させて、工具ホルダーに支持された
工具が靴の側壁に沿って連続動作できるようにする第2
の駆動手段とが設けられる。さらに、本発明の特徴とし
て、第1軸及び第2軸のそれぞれの回りに工具ホルダー
のピボット運動を生じさせて、靴底に対し長さ方向、巾
方向及び高さ方向にシューサポートと工具ホルダーとの
間の相対的移動を生じたとき、工具の回転軸線が、靴底
に対して横方向に位置する平面内で該靴底に直角な線に
平行又はほぼ平行となり、工具の加工表面部と側壁との
間の係合領域を通り該領域の側壁に沿うか又は接する状
態で、工具ホルダーに支持された工具を位置させる第3
及び第4の駆動手段が設けられる。
本発明の上記の構成によると、工具を被加工物である靴
底の縁部に倣って移動させるとき、工具の中心軸線が常
に被加工面に対して直角に保持されることになる。した
がって、本発明の機械を使用するときは、靴底の縁部の
加工を完全に自動的に行うことが可能になる。
底の縁部に倣って移動させるとき、工具の中心軸線が常
に被加工面に対して直角に保持されることになる。した
がって、本発明の機械を使用するときは、靴底の縁部の
加工を完全に自動的に行うことが可能になる。
以下、本発明の実施例を第1図ないし第6図について説
明する。 本発明の第1の実施例による機械は、先に述べた公知の
機械におけるアーム30に相当するハウジング650を備え
る。このハウジング650は、前述した水平軸31の回りに
ピボット運動可能なように鋳物34のラグ32に取り付けら
れる。この実施例において、鋳物34を垂直軸回りに回動
可能に支持する鋳物24の構成や、シューサポート18及び
該シューサポート18を横方向のピボット軸14回りにピボ
ット運動可能に支持する構造は、先に述べた従来の機械
と同じであるので、詳細な説明は省略する。ハウジング
の前面から、そのハウジング内で回転動作するサポート
ロッド654が収納されている中空管状アーム652が突出し
ている。前記ロッドの前端には、2本の前方に突出した
アーム658を支持するプレート656があり、これら2本の
アームは、機械の幅方向に離隔され、各々の上には、ピ
ボット動作のために、各々の上端がプレート664を回転
可能に支持する一対のリンク660、662が取り付けられて
いる。従って、これらのリンク660、662は、プレート66
4およびアーム658とともに、工具サポート手段の第1の
平行リンク機構を構成している。 もう1枚のプレート666が、プレート664の前端に固定さ
れ、かつ、そこから前方に突出しており、その前方の分
岐端には、通常指定される工具ホルダー670の一部を形
成するブロック668が回転可能に取り付けられている。
さらに、工具ホルダーの左側にはもう1つのリンク672
が固定されており、このリンクは、左側のリンク660、6
62の各々に回転可能に接続されている。このように、こ
れらのリンク660、662、工具ホルダー670、リンク672、
および複合プレート664、666は、工具支持手段の第2の
平行リンクを構成している。種々のピボットは、工具ホ
ルダーが、サポートロッド654の軸をも通過するP点を
通過する軸(実質的中心)の回りをピボット回転するよ
うに相互に配置されている。さらに後述するように、工
具が工具ホルダー670に支持されているとき、工具の回
転軸も、前記P点を通過する。P点は、シューサポート
により支持された靴底が固定部材および前記サポートの
爪先支持手段により位置決めされる所定の位置関係にお
ける機械の高さ基準を表している。 工具ホルダー670をこのように横軸の回りにピボットま
たは傾動動作させるために、リンク662が、プツシュロ
ッド676の前端が回転可能に接続されているブロック674
を挟置しており、プツシュロッドの後端が、駆動シャフ
ト682の回りを自由に回転できるプーリー680上に取り付
けられたブロック678に同様に回転可能に接続されてい
る。プーリー680は、第2のプーリー688の回りに同置さ
れたタイミングベルト684により前記シャフトの回りを
回転し、テンションプーリー690がベルト張力を維持す
るために設けられている。第2のプーリー688上にはさ
らに、第3のプーリー692が取り付けられており、その
回りには、駆動シャフト682上に固定された第4の駆動
プーリー696と噛み合う第2のタイミングベルト694が取
り付けられている。シャフト682は、ステッピングモー
ター698(本発明による機械の第3の駆動手段を構成す
る)により駆動される。 サポートロッド654を回転動作させるために、プーリー7
02、704、706(第4のプーリーは図示されていない)お
よびタイミングベルト(図示されていない)を介して動
作するステッピングモーター700により構成される同様
の機構が設けられている。プーリー706は、サポートロ
ッド654上に固定されている。これにより、この駆動機
構は本発明による機械の第4の駆動手段を構成してい
る。 上記の構造において、ステッピングモーター698が作動
すると、その回転は駆動シャフト682から第4の駆動プ
ーリー696に伝えられ、前述した駆動機構を経てブロッ
ク678伝達されて、プツシュロッド676を軸方向に駆動す
る。このプツシュロッド676の動きにより、前述した第
1の平行リンク機構と第2の平行リンク機構を介して工
具ホルダー670が点P回りに前後に揺動する。すなわ
ち、工具ホルダー670に支持された工具は前後方向の傾
斜角が変化する。しかし、上述のリンク機構を介して駆
動が行われるため、工具の先端部は点Pから変位するこ
とはない。 次にステッピングモーター700の回転はサポートロッド6
54をその軸線回りに回転させる。この回転により、前述
の第1のリンク機構と第2のリンク機構とが工具ホルダ
ー670とともにサポートロッド654の軸線回りに回転し
て、工具の横方向の傾斜角を変化させる。この場合も、
サポートロッド654の中心軸線が点Pを通っているため
に、工具の先端は点Pから外れることはない。 図1から4について説明する。本発明による第1の機構
の工具ホルダー670は、EP−A0276944において一般的に
説明されている接着剤塗布装置である工具を支持するた
めに設けられている。工具は、ブロック668に固定され
ている。(この取り付け構成は、前出の明細書に説明さ
れている他の取り付け構成と全般的に同様である。)従
って、接着剤塗布装置は、ブロック668に取り付けら
れ、かつ、チェーン(前記明細書中には図示されていな
いが、668と番号付けされている)により工具ホルダー6
70上に取り付けられた電動モーターに回転可能に接続さ
れたスプロケット368を下端に取り付けた中空シャフト3
66を具備している。その上端には、シャフト366にカラ
ー370が取り付けられている。かかるカラーは、通常指
定されるロータリーカップリング380の出力端378にねじ
込み式に固定されたもう1つのカラー376のボア374に収
納された、直立したピン372を固定している。ここにい
うカップリングは、タブリン社により販売されている。
さらに、中空シャフト366を貫通し、かつ、下端にノズ
ルハウジング384(第3および第4図参照)をねじ切り
した、接着剤供給管382の上端がカラー376に圧力ばめに
より嵌合されている。従って、スプロケット368が回転
すると、ピン372およびボア374を介して管382およびそ
れに固定されているノズルハウジング384が回転するこ
とが理解されよう。 ノズルハウジング384は、一部が環状縁の外側まで突出
しているボール392が収納されたチャンバーを、内部に
形成するために、管382の下端面382aから離隔した、環
状縁を設けた円錐台の下端面384aを有する。バネ394
は、管382の下端に形成された皿穴に収納されており、
接着剤がノズル内を流れないように環状縁に対してボー
ルを封止位置に導く。一方、ボール392の突起部に圧力
を加えると、前記皿穴の下端382aにボールが後退し、
前記皿穴の下端には、皿穴の下端に接着剤が導かれたと
きに、接着剤が管から流れるように溝が切ってある。か
かる接着剤は、ボールの表面を流れ、さらに環状縁とボ
ールの突起部との間を流れていく。 このように、本発明による第1の機械を用いると、ボー
ル392を接着剤が塗布される部分に押し付けるとボール
が後退し、接着剤がノズルから供給される。かかる供給
は、ボールがその部分と係合しなくなるまで続き、その
部分が封止された時点で、ほとんど直ちに接着剤の供給
は停止することが理解されよう。ボールは、第4図に後
退した状態で示されている。 ノズル・ハウジング384は、支承ブロック364に対して
“浮動”することができる。即ち、ボールに加えられた
過度な圧力は、中空シャフト366に対するノズルハウジ
ング全体の摺動動作により吸収されるため、接着剤を塗
布しなければならない靴底面に凹凸があっても、第3の
n.c.モーターにより決定された高さ方向のパスで、対応
することができるのである。ノズルハウジングを確実に
下方位置に導くために、ノズルハウジングと中空シャフ
トの裏側との間で動作するもう1つのバネ396が設けら
れている。いうまでもなく、バネ396により加わる圧力
は、ボールが係合したときに先ず確実に後退するよう
に、バネ394のそれよりはるかに大きいことが理解され
よう。第1図より判るように、ハウジングが最下位置に
あるときは、ハウジングはP点より下に位置している。
しかし、数値化の作業においては、Z軸の位置を設定す
るには、工具の加工面部をP点に設定することが望まし
い。即ち、数値化の過程で一定の“浮動”量を見込んで
おき、靴底形状における凹凸に応じてその位置からのプ
ラスまたはマイナス値の変動が可能なようにしておくこ
とが望ましい。浮動量を適切に設定するには、作業者
は、数値化作業を遂行するに当たって、2つのカラー37
0、376間の距離を考慮する。さらに必要な場合は、一方
のカラー上にスケールを設置して、作業者の便に供して
もよい。 ノズルより供給される接着剤を塗布するために、通常指
定されるブラシ組立体398がノズルハウジング384の外側
に、例えば、ジュービリー・クリップ400により固定さ
れている。ブラシ組立体398は、ノズルハウジングに沿
って摺動し、ノズルハウジングを囲むとともに、端面38
4aから突出する円筒形に形成された一群の剛毛製物404
が内部に埋め込まれ、前記端面384aの外周全体に配置
された、例えば、プラスチックのリング402を具備して
いる。前述のようにハウジングに固定されているため、
ブラシ組立体398は、ノズルハウジング384とともに回転
する。 第5および第6図について説明する。本発明による第2
の機械の工具ホルダー670は、工具ホルダー670に取り付
けられ、ベルト・プーリー接続(図示されていない)を
介してシャフト218に動作可能に接続されている可逆モ
ーター232により回転する工具支持シャフト218を支持す
るよう構成されている。シャフト218の下端は、通常指
定された適当な粗面加工工具250を受けるのに適してい
る。一方この工具は、例えば、ラジアルワイヤーブラシ
や研磨材により被覆されたホイール等の適当な粗面加工
工具でもよく、図面に示された実施例では、該工具は、
3個のピン254により相互に離隔された2つの円盤252よ
り成り、各ピンは、複数の薄いプレート状の粗面加工要
素256を支持している。第2図より明らかなように、各
プレート状の要素256は、ピン上でピボット動作するよ
うピン上に緩く取り付けられており、通常楕円形状を有
し、各半円形の端部に工具の粗面加工面を形成する複数
の歯を有している。工具が回転すると、各々のプレート
状の要素は、遠心力により、からざお状の動作におい
て、ピン252の回りを外方向に投げられる。複数のその
ような要素は、各ピン上に取り付けられているため、各
要素が遠心力により外側に投げられる量は、該要素と係
合している靴の形状によって多少異なることが容易に理
解されよう。従って、そのような要素の各群は、靴と係
合すると同時に、かかる要素によって粗面加工されてい
る靴の側壁部の形状を補完する1つの形を他群とともに
形成する。さらに、上述の工具を使用すれば、加工中の
靴の側壁部の凹凸を要素256の動作により均すことが可
能となることが理解されよう。 既に述べたように、前述の本発明による両機械は、“オ
ペレーション”モードと“ティーチング”モードとを有
する。後者のためには、カーソル構成(図示されていな
い)による作業者起動手段、またはジョイスティック制
御(同じく図示されていない)が、工具の動作パスを決
定できるように設けられている。特定なパス決定方法
は、例えば、US−A4541054に詳細説明されている。さら
に、もう1つの作業者起動手段(同様に図示されていな
い)が、作業者の制御の下に、サポートロッド654の軸
の回りの数値化された点(通常、“キャンバー”設定と
いう。)および上述2つの平行リンク機構により決定さ
れた実質的中心の回りの数値化された点(通常、“傾
動”制御という。)に対して、工具ホルダーのP点の回
りの角度を設定するために、設けられている。“オペレ
ーション”モードにおいては、その後、工具は、数値化
されたパスを辿るとともに、前記2軸に対する工具の角
度は、“ティーチング”モード中に成された設定に従っ
て連続的に変化する。 従って、この実施例の機械では、靴底の幅方向、長さ方
向及び高さ方向に沿って工具ホルダーをシューサポート
に対し相対的に移動させることに加え、上述の第3およ
び第4の駆動手段により靴底の幅方向および長さ方向に
おいて工具の角度を設定することができることが理解さ
れよう。さらに、この方法によれば、工具の回転軸を本
発明による第1の機械においては、工具と靴底が係合す
る領域で、靴底面部に対して直角またはほぼ直角に向く
ように保ち、また、本発明による第2の機械において
は、靴底の横方向に広がり、靴底に対して垂直で、工具
の加工面部と側壁部が係合する領域を通過する平面上の
線で、かつ、前記領域における側壁部に沿って、あるい
は、側壁部に対して接線をなす線に対して平行、また
は、ほとんど平行に保つため、著しくくびれた部分およ
び特別な形状の側面輪郭を有する靴底の加工が容易とな
ることが理解されよう。 数値化方法それ自体およびオペレーションモードでの機
械の動作制御については、本機械は、コンピューター制
御手段を具備している。この手段は、異なったスタイル
の靴用に多くのプログラム化された指令を記憶するとと
もに、種々のスタイルに関するデータを処理するために
多くのサブルーチンを記憶するメモリーで構成されてい
る。サブルーチンには、数値化された点に基づいて工具
が辿るパスを決定するものと、類別プログラムで、シュ
ーサポート(18)により測定された靴の長さ(靴長測定
機構についての詳細は、GB−A2077090に説明されてい
る)に従って、X軸に沿って連続する数値化された点間
の距離を対応変化させたり、Y軸動作を比例的に変化さ
せるものがある。このようなX軸動作の変化は、Z軸動
作の範囲および工具ホルダー670の第1および第2の軸
の回りのピボット動作“キャンバー”および“傾動”動
作)を変化させることにもなる。 上記実施例において、靴の側壁部の加工に粗面加工工具
が用いられているが、この工具は、下塗剤または接着剤
をかかる側壁部に塗布するための塗布工具で容易に代用
することが可能である。
明する。 本発明の第1の実施例による機械は、先に述べた公知の
機械におけるアーム30に相当するハウジング650を備え
る。このハウジング650は、前述した水平軸31の回りに
ピボット運動可能なように鋳物34のラグ32に取り付けら
れる。この実施例において、鋳物34を垂直軸回りに回動
可能に支持する鋳物24の構成や、シューサポート18及び
該シューサポート18を横方向のピボット軸14回りにピボ
ット運動可能に支持する構造は、先に述べた従来の機械
と同じであるので、詳細な説明は省略する。ハウジング
の前面から、そのハウジング内で回転動作するサポート
ロッド654が収納されている中空管状アーム652が突出し
ている。前記ロッドの前端には、2本の前方に突出した
アーム658を支持するプレート656があり、これら2本の
アームは、機械の幅方向に離隔され、各々の上には、ピ
ボット動作のために、各々の上端がプレート664を回転
可能に支持する一対のリンク660、662が取り付けられて
いる。従って、これらのリンク660、662は、プレート66
4およびアーム658とともに、工具サポート手段の第1の
平行リンク機構を構成している。 もう1枚のプレート666が、プレート664の前端に固定さ
れ、かつ、そこから前方に突出しており、その前方の分
岐端には、通常指定される工具ホルダー670の一部を形
成するブロック668が回転可能に取り付けられている。
さらに、工具ホルダーの左側にはもう1つのリンク672
が固定されており、このリンクは、左側のリンク660、6
62の各々に回転可能に接続されている。このように、こ
れらのリンク660、662、工具ホルダー670、リンク672、
および複合プレート664、666は、工具支持手段の第2の
平行リンクを構成している。種々のピボットは、工具ホ
ルダーが、サポートロッド654の軸をも通過するP点を
通過する軸(実質的中心)の回りをピボット回転するよ
うに相互に配置されている。さらに後述するように、工
具が工具ホルダー670に支持されているとき、工具の回
転軸も、前記P点を通過する。P点は、シューサポート
により支持された靴底が固定部材および前記サポートの
爪先支持手段により位置決めされる所定の位置関係にお
ける機械の高さ基準を表している。 工具ホルダー670をこのように横軸の回りにピボットま
たは傾動動作させるために、リンク662が、プツシュロ
ッド676の前端が回転可能に接続されているブロック674
を挟置しており、プツシュロッドの後端が、駆動シャフ
ト682の回りを自由に回転できるプーリー680上に取り付
けられたブロック678に同様に回転可能に接続されてい
る。プーリー680は、第2のプーリー688の回りに同置さ
れたタイミングベルト684により前記シャフトの回りを
回転し、テンションプーリー690がベルト張力を維持す
るために設けられている。第2のプーリー688上にはさ
らに、第3のプーリー692が取り付けられており、その
回りには、駆動シャフト682上に固定された第4の駆動
プーリー696と噛み合う第2のタイミングベルト694が取
り付けられている。シャフト682は、ステッピングモー
ター698(本発明による機械の第3の駆動手段を構成す
る)により駆動される。 サポートロッド654を回転動作させるために、プーリー7
02、704、706(第4のプーリーは図示されていない)お
よびタイミングベルト(図示されていない)を介して動
作するステッピングモーター700により構成される同様
の機構が設けられている。プーリー706は、サポートロ
ッド654上に固定されている。これにより、この駆動機
構は本発明による機械の第4の駆動手段を構成してい
る。 上記の構造において、ステッピングモーター698が作動
すると、その回転は駆動シャフト682から第4の駆動プ
ーリー696に伝えられ、前述した駆動機構を経てブロッ
ク678伝達されて、プツシュロッド676を軸方向に駆動す
る。このプツシュロッド676の動きにより、前述した第
1の平行リンク機構と第2の平行リンク機構を介して工
具ホルダー670が点P回りに前後に揺動する。すなわ
ち、工具ホルダー670に支持された工具は前後方向の傾
斜角が変化する。しかし、上述のリンク機構を介して駆
動が行われるため、工具の先端部は点Pから変位するこ
とはない。 次にステッピングモーター700の回転はサポートロッド6
54をその軸線回りに回転させる。この回転により、前述
の第1のリンク機構と第2のリンク機構とが工具ホルダ
ー670とともにサポートロッド654の軸線回りに回転し
て、工具の横方向の傾斜角を変化させる。この場合も、
サポートロッド654の中心軸線が点Pを通っているため
に、工具の先端は点Pから外れることはない。 図1から4について説明する。本発明による第1の機構
の工具ホルダー670は、EP−A0276944において一般的に
説明されている接着剤塗布装置である工具を支持するた
めに設けられている。工具は、ブロック668に固定され
ている。(この取り付け構成は、前出の明細書に説明さ
れている他の取り付け構成と全般的に同様である。)従
って、接着剤塗布装置は、ブロック668に取り付けら
れ、かつ、チェーン(前記明細書中には図示されていな
いが、668と番号付けされている)により工具ホルダー6
70上に取り付けられた電動モーターに回転可能に接続さ
れたスプロケット368を下端に取り付けた中空シャフト3
66を具備している。その上端には、シャフト366にカラ
ー370が取り付けられている。かかるカラーは、通常指
定されるロータリーカップリング380の出力端378にねじ
込み式に固定されたもう1つのカラー376のボア374に収
納された、直立したピン372を固定している。ここにい
うカップリングは、タブリン社により販売されている。
さらに、中空シャフト366を貫通し、かつ、下端にノズ
ルハウジング384(第3および第4図参照)をねじ切り
した、接着剤供給管382の上端がカラー376に圧力ばめに
より嵌合されている。従って、スプロケット368が回転
すると、ピン372およびボア374を介して管382およびそ
れに固定されているノズルハウジング384が回転するこ
とが理解されよう。 ノズルハウジング384は、一部が環状縁の外側まで突出
しているボール392が収納されたチャンバーを、内部に
形成するために、管382の下端面382aから離隔した、環
状縁を設けた円錐台の下端面384aを有する。バネ394
は、管382の下端に形成された皿穴に収納されており、
接着剤がノズル内を流れないように環状縁に対してボー
ルを封止位置に導く。一方、ボール392の突起部に圧力
を加えると、前記皿穴の下端382aにボールが後退し、
前記皿穴の下端には、皿穴の下端に接着剤が導かれたと
きに、接着剤が管から流れるように溝が切ってある。か
かる接着剤は、ボールの表面を流れ、さらに環状縁とボ
ールの突起部との間を流れていく。 このように、本発明による第1の機械を用いると、ボー
ル392を接着剤が塗布される部分に押し付けるとボール
が後退し、接着剤がノズルから供給される。かかる供給
は、ボールがその部分と係合しなくなるまで続き、その
部分が封止された時点で、ほとんど直ちに接着剤の供給
は停止することが理解されよう。ボールは、第4図に後
退した状態で示されている。 ノズル・ハウジング384は、支承ブロック364に対して
“浮動”することができる。即ち、ボールに加えられた
過度な圧力は、中空シャフト366に対するノズルハウジ
ング全体の摺動動作により吸収されるため、接着剤を塗
布しなければならない靴底面に凹凸があっても、第3の
n.c.モーターにより決定された高さ方向のパスで、対応
することができるのである。ノズルハウジングを確実に
下方位置に導くために、ノズルハウジングと中空シャフ
トの裏側との間で動作するもう1つのバネ396が設けら
れている。いうまでもなく、バネ396により加わる圧力
は、ボールが係合したときに先ず確実に後退するよう
に、バネ394のそれよりはるかに大きいことが理解され
よう。第1図より判るように、ハウジングが最下位置に
あるときは、ハウジングはP点より下に位置している。
しかし、数値化の作業においては、Z軸の位置を設定す
るには、工具の加工面部をP点に設定することが望まし
い。即ち、数値化の過程で一定の“浮動”量を見込んで
おき、靴底形状における凹凸に応じてその位置からのプ
ラスまたはマイナス値の変動が可能なようにしておくこ
とが望ましい。浮動量を適切に設定するには、作業者
は、数値化作業を遂行するに当たって、2つのカラー37
0、376間の距離を考慮する。さらに必要な場合は、一方
のカラー上にスケールを設置して、作業者の便に供して
もよい。 ノズルより供給される接着剤を塗布するために、通常指
定されるブラシ組立体398がノズルハウジング384の外側
に、例えば、ジュービリー・クリップ400により固定さ
れている。ブラシ組立体398は、ノズルハウジングに沿
って摺動し、ノズルハウジングを囲むとともに、端面38
4aから突出する円筒形に形成された一群の剛毛製物404
が内部に埋め込まれ、前記端面384aの外周全体に配置
された、例えば、プラスチックのリング402を具備して
いる。前述のようにハウジングに固定されているため、
ブラシ組立体398は、ノズルハウジング384とともに回転
する。 第5および第6図について説明する。本発明による第2
の機械の工具ホルダー670は、工具ホルダー670に取り付
けられ、ベルト・プーリー接続(図示されていない)を
介してシャフト218に動作可能に接続されている可逆モ
ーター232により回転する工具支持シャフト218を支持す
るよう構成されている。シャフト218の下端は、通常指
定された適当な粗面加工工具250を受けるのに適してい
る。一方この工具は、例えば、ラジアルワイヤーブラシ
や研磨材により被覆されたホイール等の適当な粗面加工
工具でもよく、図面に示された実施例では、該工具は、
3個のピン254により相互に離隔された2つの円盤252よ
り成り、各ピンは、複数の薄いプレート状の粗面加工要
素256を支持している。第2図より明らかなように、各
プレート状の要素256は、ピン上でピボット動作するよ
うピン上に緩く取り付けられており、通常楕円形状を有
し、各半円形の端部に工具の粗面加工面を形成する複数
の歯を有している。工具が回転すると、各々のプレート
状の要素は、遠心力により、からざお状の動作におい
て、ピン252の回りを外方向に投げられる。複数のその
ような要素は、各ピン上に取り付けられているため、各
要素が遠心力により外側に投げられる量は、該要素と係
合している靴の形状によって多少異なることが容易に理
解されよう。従って、そのような要素の各群は、靴と係
合すると同時に、かかる要素によって粗面加工されてい
る靴の側壁部の形状を補完する1つの形を他群とともに
形成する。さらに、上述の工具を使用すれば、加工中の
靴の側壁部の凹凸を要素256の動作により均すことが可
能となることが理解されよう。 既に述べたように、前述の本発明による両機械は、“オ
ペレーション”モードと“ティーチング”モードとを有
する。後者のためには、カーソル構成(図示されていな
い)による作業者起動手段、またはジョイスティック制
御(同じく図示されていない)が、工具の動作パスを決
定できるように設けられている。特定なパス決定方法
は、例えば、US−A4541054に詳細説明されている。さら
に、もう1つの作業者起動手段(同様に図示されていな
い)が、作業者の制御の下に、サポートロッド654の軸
の回りの数値化された点(通常、“キャンバー”設定と
いう。)および上述2つの平行リンク機構により決定さ
れた実質的中心の回りの数値化された点(通常、“傾
動”制御という。)に対して、工具ホルダーのP点の回
りの角度を設定するために、設けられている。“オペレ
ーション”モードにおいては、その後、工具は、数値化
されたパスを辿るとともに、前記2軸に対する工具の角
度は、“ティーチング”モード中に成された設定に従っ
て連続的に変化する。 従って、この実施例の機械では、靴底の幅方向、長さ方
向及び高さ方向に沿って工具ホルダーをシューサポート
に対し相対的に移動させることに加え、上述の第3およ
び第4の駆動手段により靴底の幅方向および長さ方向に
おいて工具の角度を設定することができることが理解さ
れよう。さらに、この方法によれば、工具の回転軸を本
発明による第1の機械においては、工具と靴底が係合す
る領域で、靴底面部に対して直角またはほぼ直角に向く
ように保ち、また、本発明による第2の機械において
は、靴底の横方向に広がり、靴底に対して垂直で、工具
の加工面部と側壁部が係合する領域を通過する平面上の
線で、かつ、前記領域における側壁部に沿って、あるい
は、側壁部に対して接線をなす線に対して平行、また
は、ほとんど平行に保つため、著しくくびれた部分およ
び特別な形状の側面輪郭を有する靴底の加工が容易とな
ることが理解されよう。 数値化方法それ自体およびオペレーションモードでの機
械の動作制御については、本機械は、コンピューター制
御手段を具備している。この手段は、異なったスタイル
の靴用に多くのプログラム化された指令を記憶するとと
もに、種々のスタイルに関するデータを処理するために
多くのサブルーチンを記憶するメモリーで構成されてい
る。サブルーチンには、数値化された点に基づいて工具
が辿るパスを決定するものと、類別プログラムで、シュ
ーサポート(18)により測定された靴の長さ(靴長測定
機構についての詳細は、GB−A2077090に説明されてい
る)に従って、X軸に沿って連続する数値化された点間
の距離を対応変化させたり、Y軸動作を比例的に変化さ
せるものがある。このようなX軸動作の変化は、Z軸動
作の範囲および工具ホルダー670の第1および第2の軸
の回りのピボット動作“キャンバー”および“傾動”動
作)を変化させることにもなる。 上記実施例において、靴の側壁部の加工に粗面加工工具
が用いられているが、この工具は、下塗剤または接着剤
をかかる側壁部に塗布するための塗布工具で容易に代用
することが可能である。
添付図について説明する。 第1図は、本発明による第1の機械、即ち、工具サポー
トにより支持された諸工具を用いて、靴型にはめた靴の
底の縁部に沿って連続的に接着剤塗布加工を行う機械の
工具サポート機構の側面図である。 第2図は、本発明による第1の機械で用いられる工具の
詳細を示す部分断面図である。 第3および第4図は、第3図に示される工具のボール
を、各々その封止位置、および靴底と係合するために前
記位置からずれた状態において示す部分図である。 第5図は、本発明による第2の機械、即ち、工具サポー
トにより支持された工具を用いて、靴型にはめた靴の底
の側壁に沿って連続的に粗面加工を行う機械の工具サポ
ート機構の側面図である。 第6図は、本発明による第2の機械に使用するからざお
状の粗面加工装置を有する粗面加工工具の図面である。 第7図は、従来の機械の全体を示す斜視図である。 第8図は、第7図に示す従来の機械の一部の平面図であ
る。 第9図は、第7図に示す従来の機械の一部の側面図であ
る。 (18)……シューサポート、 670……工具ホルダー。
トにより支持された諸工具を用いて、靴型にはめた靴の
底の縁部に沿って連続的に接着剤塗布加工を行う機械の
工具サポート機構の側面図である。 第2図は、本発明による第1の機械で用いられる工具の
詳細を示す部分断面図である。 第3および第4図は、第3図に示される工具のボール
を、各々その封止位置、および靴底と係合するために前
記位置からずれた状態において示す部分図である。 第5図は、本発明による第2の機械、即ち、工具サポー
トにより支持された工具を用いて、靴型にはめた靴の底
の側壁に沿って連続的に粗面加工を行う機械の工具サポ
ート機構の側面図である。 第6図は、本発明による第2の機械に使用するからざお
状の粗面加工装置を有する粗面加工工具の図面である。 第7図は、従来の機械の全体を示す斜視図である。 第8図は、第7図に示す従来の機械の一部の平面図であ
る。 第9図は、第7図に示す従来の機械の一部の側面図であ
る。 (18)……シューサポート、 670……工具ホルダー。
Claims (16)
- 【請求項1】靴底が機械の高さ基準に対して一定の位置
関係を保つように靴型にはめた靴を支持するシューサポ
ートと、 前記シューサポートにより支持された靴の底に対し横方
向に延びる第1軸の回り、及び前記第1軸に直角で該靴
底に対し長さ方向に延びる第2軸の回りでピボット運動
可能なように工具ホルダーを支持する工具サポート機構
と、 を備え、 前記軸の交点が前記工具の縦方向中心線上に位置し、該
工具の加工面部が位置する平面が前記中心線に対して直
角に延びて前記交点を通り、前記軸のいずれの回りに該
工具ホルダーがピボット運動する際にもその位置から変
化しないように、前記ホルダーが工具を支持するように
なっており、 前記シューサポートにより支持された靴の底に対し長さ
方向及び横方向に、前記シューサポートと前記工具ホル
ダーとの間に相対的な運動を生じさせて、前記工具ホル
ダーに支持された工具が前記靴底の平面形状に倣うよう
にする第1の駆動手段と、 前記シューサポートと前記工具ホルダーとの間に前記相
対的移動が行われるとき、前記シューサポートと前記工
具ホルダーとの間に前記靴底の高さ方向の相対的移動を
生じさせて、前記ホルダーにより支持された工具と前記
高さ基準との間の関係を変え、前記工具が前記靴底の高
さ形状に倣うようにする第2の駆動手段と、 が設けられ、靴の製造に際して靴の縁部の連続加工を行
う機械であって、 前記工具ホルダーにより支持された工具が前記靴底の平
面形状及び高さ形状に倣う移動をする際に、前記工具の
縦方向中心線が、前記工具と靴との係合領域又は該領域
に隣接する靴底表面部分に対して直角又はほぼ直角な線
に一致するか又は該線に平行になるように、それぞれ前
記第1軸及び前記第2軸回りのピボット運動を生じさせ
る第3及び第4の駆動手段と、 が設けられたことを特徴とする機械。 - 【請求項2】靴底が機械の高さ基準に対して一定の位置
関係を保つように靴型にはめた靴を支持するシューサポ
ートと、 前記シューサポートにより支持された靴の底に対し高さ
方向に延びる軸線の回りに回転可能に工具ホルダーが支
持され、該工具ホルダーが前記靴の底に対して横方向に
延びる第1の軸の回り、及び前記第1軸に直角で該靴底
に対し長さ方向に延び前記工具の回転軸線上の点におい
て前記第1軸に交差する第2軸の回りでピボット運動可
能なように工具ホルダーを支持する工具サポート機構
と、 を備え、 該工具の加工面部が前記点に位置して、前記第1及び第
2軸のいずれの回りに該工具ホルダーがピボット運動す
る際にもその位置から変位しないように、前記ホルダー
が工具を支持するようになっており、 前記シューサポートにより支持された靴の底に対し長さ
方向及び横方向に、前記シューサポートと前記工具ホル
ダーとの間に相対的な運動を生じさせて、前記工具ホル
ダーに支持された工具が前記靴底の平面形状に倣うよう
にする第1の駆動手段と、 前記シューサポートと前記工具ホルダーとの間に前記相
対的移動が行われるとき、前記シューサポートと前記工
具ホルダーとの間に前記靴底の高さ方向の相対的移動を
生じさせて、前記ホルダーにより支持された工具と前記
高さ基準との間の関係を変え、前記工具が前記靴底の高
さ形状に倣うようにする第2の駆動手段と、 が設けられた、靴の製造に際して靴の縁部の連続加工を
行う機械であって、 前記工具ホルダーにより支持された工具が前記靴底の平
面形状及び高さ形状に倣う移動をする際に、前記工具の
回転軸線が、前記工具と靴との係合領域又は該領域に隣
接する靴底表面部分に対して直角又はほぼ直角な線に一
致するか又は該線に平行になるように、それぞれ前記第
1軸及び前記第2軸回りのピボット運動を生じさせる第
3及び第4の駆動手段と、 が設けられたことを特徴とする機械。 - 【請求項3】請求項2に記載した機械であって、工具が
回転軸に沿った方向に摺動自在に取り付けられ、前記靴
底と前記高さ基準との間の位置関係に応じて該工具の加
工面部が前記回転軸線に沿って前記第1軸線と第2軸線
との交点に対していずれの側の位置をも取り得るように
なった機械。 - 【請求項4】請求項2に記載した機械であって、前記第
1及び第2の軸の交点に配置された孔を有するノズルを
備えた接着剤塗布装置と、前記ノズルの孔を囲み、前記
工具が前記靴底の縁部に沿って連続加工する際に、前記
靴底の縁部面上に前記ノズルから供給された接着剤を塗
布する回転可能なブラシ組立体とからなる機械。 - 【請求項5】靴の側壁部が露出するように靴型にはめら
れた靴を支持するシューサポートと、 前記シューサポートにより支持された靴の底に対し横方
向に延びる第1の軸の回りと、前記靴底に対し長さ方向
に延びる第2の軸の回りをピボット運動可能なように、
回転式ラジアル工具用のホルダーが支持され、前記第1
及び第2の軸が前記工具の回転軸線上の点で交差するよ
うに配置され、前記第1軸及び前記第2軸のいずれの回
りにピボット運動を生じても、前記点が前記回転軸線に
対して変位しないようになった工具サポート機構と、 前記シューサポートと前記工具ホルダーを、前記シュー
サポートにより支持された靴の底の長さ方向及び横方向
に相対的に移動させる第1の駆動手段と、前記シューサ
ポートと前記工具ホルダーにより支持された工具とを前
記靴底の長さ方向に相対的に移動させて、前記工具ホル
ダーに支持された工具が前記靴の側壁に沿って連続動作
できるようにする第2の駆動手段と、 前記第1軸及び前記第2軸のそれぞれの回りに前記工具
ホルダーのピボット運動を生じさせて、前記靴底に対し
長さ方向、巾方向及び高さ方向に前記シューサポートと
前記工具ホルダーとの間の相対的移動を生じたとき、前
記工具の回転軸線が、前記靴底に対して横方向に位置す
る平面内で該靴底に直角な線に平行又はほぼ平行で、前
記工具の加工表面部と前記側壁との間の係合領域を通り
該領域の側壁に沿うか又は接する状態で、前記工具ホル
ダーに支持された工具を位置させる第3及び第4の駆動
手段と、 を備えることを特徴とする型にはめられた靴の側壁部に
沿って連続的に作動を行うための機械。 - 【請求項6】請求項5に記載した機械であって、前記工
具が、2個の離隔された円盤と、これら円盤官に延びる
複数のピンとからなり、前記ピンの各々に、粗面加工装
置が緩く取り付けられた機械。 - 【請求項7】請求項6に記載した機械であって、前記粗
面加工装置の各々は、前記工具の回転に伴って、シュー
アッパーに対して殻竿状の作用をするように係合する粗
面加工刃を有するプレート状の要素からなる機械。 - 【請求項8】請求項5ないし7のいずれか1項に記載し
た機械であって、前記工具を回転させる可逆モーターを
含む機械。 - 【請求項9】請求項2ないし8のいずれか1項に記載し
た機械であって、前記第1、第2、第3及び第4の駆動
手段が、加工中の靴のスタイルに適したプログラム化し
た指令により動作可能なn.cモーターよりなる機械。 - 【請求項10】請求項9に記載した機械であって、ティ
ーチングモードに設定されたとき、後のオペレーション
モードでの実行のためにプログラム化された指令を作成
することを可能とするための手動手段が設けられ、前記
n.cモーターを使用することにより、モデル靴の側壁部
に沿った複数の点が靴の長さ、幅、及び高さについて、
及び該隔点に対する前記第1及び第2の軸の回りにおけ
る工具ホルダーの角度位置について、決定する手段を有
する機械。 - 【請求項11】請求項2ないし10のいずれか1項に記載
した機械であって、前記工具サポート機構が前記第1の
軸の回りをピボット運動するようにキャリヤーを支持し
ており、前記キャリヤーは、前記工具ホルダーが前記第
2の軸の回りをピボット回転できるようにリンク装置を
介して工具ホルダーを支持するようになった機械。 - 【請求項12】請求項11に記載した機械であって、前記
リンク装置が、前記工具ホルダーと、前記キャリヤーに
支持された第2の平行リンク機構とを接続する第1の平
行リンク機構からなり、これら2つの機構が第2の軸を
構成する実質的な中心を与えるようになった機械。 - 【請求項13】請求項12に記載した機械であって、前記
第3の駆動手段が、前記リンク装置にプッシュロッドを
介して接続された機械。 - 【請求項14】請求項11ないし13のいずれか1項に記載
した機械であって、前記工具サポート機構が、靴底の長
さ方向に延びる中空サポート部材と、該中空サポート部
材に取り付けられたサポートロッドとからなり、前記サ
ポートロッドが前記第4の駆動手段に接続された機械。 - 【請求項15】請求項14に記載した機械であって、前記
中空サポート部材が台に支持されて該台から前方に前記
工具ホルダーに向けて突出しており、前記台は、それぞ
れ前記靴底の高さ方向及び幅方向に延びる第3及び第4
の軸まわりにピボット運動可能で、前記シューサポート
に対する前記工具サポート機構の幅方向及び高さ方向の
運動を可能としており、前記シューサポートは前記靴底
の長さ方向に動き得るようになった機械。 - 【請求項16】請求項15に記載した機械であって、前記
シューサポートは靴底の幅方向に延びる第5の軸回りを
ピボット運動可能に取り付けられ、前記高さ基準は前記
第5の軸に対して固定的関係にある機械。
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