JPH06104082B2 - 靴支持体 - Google Patents

靴支持体

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JPH06104082B2
JPH06104082B2 JP2206649A JP20664990A JPH06104082B2 JP H06104082 B2 JPH06104082 B2 JP H06104082B2 JP 2206649 A JP2206649 A JP 2206649A JP 20664990 A JP20664990 A JP 20664990A JP H06104082 B2 JPH06104082 B2 JP H06104082B2
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ブリティッシュ ユナイテッド シューマシネリー リミテッド
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A43FOOTWEAR
    • A43DMACHINES, TOOLS, EQUIPMENT OR METHODS FOR MANUFACTURING OR REPAIRING FOOTWEAR
    • A43D23/00Single parts for pulling-over or lasting machines
    • A43D23/02Wipers; Sole-pressers; Last-supports; Pincers
    • A43D23/025Last-supports

Landscapes

  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、靴型を用いて製造する靴(lasted shoe、以
下、「ラスト形靴」と呼ぶ)を支持するための靴支持体
において、前記ラスト形靴の踵端及び爪先端をそれぞれ
支持するラストピン及び爪先支持体を有しており、前記
ラストピンがラストピン支持体に取り付けられていて、
前記のように支持された靴の長手方向に延在する軸線の
回りで制限された傾動運動が行えるようになっている靴
支持体に関する。
靴型に使用する上記形式の靴支持体(ラスト形靴を支持
するための靴支持体ではない)は良く知られており、例
えば、米国特許第4,400,839号には、踵座ラスティング
機械(heel seat iasting machine)に使用できる靴支
持体が開示されている。この踵座ラスティング機械にお
けるラストピン(last pin)の傾動装置は、前記機械の
ワイパプレートが靴の踵座の払拭運動を行わないとき
に、靴の踵座をワイパプレートの平面に一致させるよう
になっており、かつ、払拭されない領域の全体に亘って
ベッディング圧力が加えられるようになっている。すな
わち、ラストピンの傾動運動によって、機械の作動中に
靴をワイパプレートに一致させることができるようにな
っている。
ラスト形靴に作業を行うとき、多くの場合、作業を開始
する前に、靴を特定の方向及び特定の高さ基準位置にセ
ットしなければならない。例えば、靴の側壁の粗面化作
業を行う場合、粗面化すべき領域の広さの制御は厳格で
あるべきである。なぜならば、粗面化領域が広くなり過
ぎると、完成した靴の外観が醜くなる反面、この粗面化
領域の広さが不充分であると、ソールユニット(sole u
n-it)の側壁と靴の甲(upper)の側壁との接着が不充
分になってしまうからである。従って、自動側壁粗面化
機械の場合には、靴の爪先端及び踵端において、靴の全
体的な高さ基準位置への高さ方向のセッティングを行う
だけでなく、靴の踵から爪先に至る線の回りで側壁部分
の正確な位置決めを行うことが、満足できる粗面化を行
う上での必要条件である。また、このことは、単一のモ
デル靴からの「スタイル教示」に基づくプログラムされ
た情報を用いて、コンピュータ制御下で自動粗面化を行
なう場合であって、同じスタイル(サイズの点及び靴の
左右における相違の点を除く)靴を製造するための品質
及び基準位置転換(data inversion)に信頼を置く場合
に特に重要である。このような機械に使用できる1つの
靴支持体が、本件出願人による特願平1−188705号(特
開平2−209102号)に開示されている。この靴支持体
は、踵座領域において靴の幅を横切る方向に延在してい
る押さえ部材(holddown)と、前記のように支持された
靴の長手方向に延在する軸線の回りで制限された枢動運
動ができるように取り付けられたラストピンとの組み合
わせにより構成されている。従って、機械(靴支持体が
その一部を形成している)の粗面化工具に関して所定の
位置に靴を連続的に配置するため、靴底を押さえ部材に
対して適当にレベル出しすることができるようになって
いる。
踵座を靴型に入れる作業(lasting operation)の際
に、靴型へり部分(lasting margin)には多数の襞(ひ
だ)が形成されるため、ラスト形靴(すなわち、靴型に
入れて製造される靴)の踵座領域における靴型へり部分
が不均一になることはもちろん理解されよう。従って、
押さえ部材と踵座領域における靴型へり部分とを係合さ
せても、靴の踵端に関する限り、あらゆる場合において
必ずしも満足のいく結果が得られないこと、及び、この
ことは靴の前方領域(前方領域は、完成した靴の外観と
いう観点から、より重要な領域である)においても生じ
ることが判明している。
従って本発明の目的は、ラスト形靴を支持する改良され
た靴支持体であって、特に靴の前方領域における靴底に
ついて、例えば靴の側壁の粗面化作業を行う場合に、従
来の場合よりも容易にかつ正確にレベル出しできる靴支
持体を提供することにある。
本発明の幾つかの見地の1つとして、本発明によれば、
次のような構成の靴支持体、すなわち、ラスト形靴を支
持するための靴支持体において、前記ラスト形靴の踵端
及び爪先端をそれぞれ支持するラストピン及び爪先支持
体を有しており、前記ラストピンがラストピン支持体に
取り付けられていて、前記のように支持された靴の長手
方向に延在する軸線の回りで制限された傾動運動が行え
るようになっており、互いに高さ方向に一定の関係をな
して配置された2つの靴係合部材を有しており、これら
の靴係合部材は、前記爪先支持体及びラストピンにより
支持されたラスト形靴の各側に1つずつ配置されてい
て、靴の前方領域において靴の靴型へり部分と係合でき
るようになっており、前記爪先支持体と靴係合部材との
間に、靴底の高さ方向に相対接近運動を生じさせる手段
を更に有しており、前記のように支持されたラスト形靴
を、その両側に靴型へり部分が存在するようにして、前
記靴係合部材により決定された位置に配置できるように
構成したことを特徴とする靴支持体が提供される。
ラスト形靴の底の前方領域においては、靴型へり部分が
中底(insole)に固定されているとはいえ、一般的には
靴型へり部分は平坦である。その理由の一部は、ワイパ
プレートのアイロン掛け作用により、また、靴底の縁部
に鋭い角部が全く存在しない場合には、靴型へり部分の
上方の材料に襞が生じ難いことによる。従って、本発明
の靴支持体を使用する場合には、靴底の前方部分がその
へり部分に沿って直接高さ方向に配置されるため、精度
及び信頼性を向上させることができる。このため、例え
ば、このように配置された靴に対し、粗面化領域の広さ
を大きく制御することにより、側壁の粗面化作業を行う
ことができる。
また、本発明の靴支持体は、前記靴の踵座領域において
前記のように支持された靴の中底と係合できる寸法を有
している踵座衝合体と、該踵座衝合体とラストピンとの
間に、靴底の高さ方向に相対接近運動を生じさせる手段
とを更に設け、前記靴の前記踵座を踵座高さ基準位置に
位置決めするように構成するのが好ましい。踵座衝合体
の寸法を、該踵座衝合体が、靴底の踵座の襞が形成され
た靴型へり部分と係合できる寸法にするのではなく、中
底と係合できる寸法に定めれば、踵座についてのより信
頼性のある高さ設定を達成できることが理解されよう。
この構成において、踵座衝合体により靴底全体のレベル
出しを行わせることが重要ではなく、むしろ、踵座衝合
体は、靴の前方領域内で係合する2つの靴係合部材と協
働して、単に第3の点を形成して、靴底のレベル出しを
行うことができるようになっている。もちろん、靴座衝
合体による靴座高さ基準位置を設けることにより、靴支
持体により支持された連続する靴の側壁領域を、機械
(靴支持体によりその一部が構成されている)の側壁粗
面化工具に対する所望の高さ方向位置に、常に一貫して
支持できるようになる。
また、本発明の靴支持体においては、前記靴の爪先領域
において前記のように支持されたラスト形靴の爪先端の
靴型へり部分と係合できる爪先衝合体と、該爪先衝合体
と前記爪先支持体との間に、靴底の高さ方向に相対接近
運動を生じさせる手段とを更に設け、前記靴の前記爪先
端を爪先高さ基準位置に位置決めできるように構成する
ことができる。爪先高さ基準位置を設けること以外に、
踵座衝合体及び爪先衝合体が、踵から爪先に至る線に沿
って靴と係合し、次に、前述のように、靴型へり部分と
係合可能な2つの靴係合部材が、前記踵から爪先に至る
線の回りで単にレベル出しを行うだけであることは理解
されよう。一方、本発明の別の実施例においては、2つ
の靴係合部材が爪先衝合体の機能を果たし、従って、靴
の爪先端を所望の爪先高さ基準位置に位置決めすべく機
能するようになっている。
本発明の靴支持体は、好ましくは、前記靴の踵座及び爪
先端の各々が前記高さ基準位置に位置決めされた後にお
いてのみ、2つの靴係合部材と爪先支持体との間に、高
さ方向の相対接近運動を行わせて、前記靴係合部材を靴
の靴型へり部分と係合させるように構成する。より好ま
しくは、前記踵座衝合体は、該踵座衝合体がラストピン
と対向する関係に配置される作動位置に位置決めされる
ように及びこの作動位置から外れるように移動すること
ができ、前記踵座衝合体とラストピンとの間に相対接近
運動を生じさせる前記手段が、前記ラストピンを前記衝
合体に向かって移動させることができ、前記爪先衝合体
は、該爪先衝合体が前記爪先支持体と協働することがで
きる作動位置に位置決めされるように及びこの作動位置
から外れるように移動することができ、前記爪先支持体
と前記爪先衝合体との間に相対接近運動を生じさせる前
記手段が、前記爪先支持体を前記爪先衝合体に向かって
移動させることができ、前記爪先支持体と前記2つの靴
係合部材との間に相対運動を生じさせる前記手段が、前
記2つの靴係合部材を前記爪先衝合体に向かって移動さ
せることができるように構成する。このように構成すれ
ば、最初に、靴の爪先端及び踵端がそれぞれの高さ基準
位置に位置決めされ、その後、靴係合部材が作動して靴
底のレベル出しを行うことができるようになる。
本願明細書の第3パラグラフにおいて述べた靴支持体
は、靴の前方領域において前記のように支持された靴の
両側と係合できる爪先心出し手段を更に有しており、該
爪先心出し手段が2つの心出しエレメントを備えてお
り、これらの心出しエレメントは、前記靴の各側に1つ
ずつ配置されていて、前記靴底を横切る方向に、互いに
等距離ではあるが反対方向に移動することができるよう
になっている。このような心出しエレメントは本発明の
靴支持体においても設けられていて、本発明の場合に
は、具合の良いことに、各心出しエレメントが前記2つ
の靴係合部材の各1つを支持するように構成されてい
る。このように構成することにより、心出しエレメント
は、2つの機能(すなわち、心出し機能及びレベル出し
機能)を果たすことができ、同時に、これらの2つの機
能を達成するためのコンパクトな機構を作ることができ
る。
前にも述べたように、ラストピンは、靴底を横切るよう
にして(すなわち、靴底の長手方向に延在する軸線の回
りでの)制限された傾動運動が行えるように取り付けら
れている。このような傾動運動を行わせることにより、
前述のように、容易に靴底のレベル出しを行うことがで
きる。靴底の輪郭に従って、一旦、ラストピンが適当に
傾動されたとき、靴に施される次の作業の間、靴の位置
を確実に維持できるようにする上で留意すべきは、2つ
の靴係合部材を引っ込めた状態で、靴に施すべきあらゆ
るへり加工作業を行うことである。好ましくは、本発明
の靴支持体は、次のような構成、すなわち、前記2つの
靴係合部材により決定された位置に靴が位置決めされた
後は、ラストピンが傾動しないようにロックするロック
手段を更に有しており、該ロック手段が、前記ラストピ
ンと固定された第1くさびエレメントと、該第1くさび
エレメントと補完し合う第2くさびエレメントであっ
て、前記ラストピン支持体に取り付けられている第2く
さびエレメントとを備えており、靴が前記のように位置
決めされた後は、前記第2くさびエレメントが前記ラス
トピン支持体上でスライドされて、第2くさびエレメン
トが、前記第1くさびエレメント及びラストピンと係合
してこれらをロックするように構成する。更に好ましく
は、前記第1くさびエレメントを、面取りされた縁部を
備えたディスクの一部で構成し、前記ディスクの中心が
ラストピンの傾斜軸線に位置しているときには、第2く
さびエレメントと協働するように配置された前記縁部の
一部が、前記ラストピンが傾斜している位置の如何に係
わらず同じ形状を有するように構成する。このように構
成すれば、ラストピンの傾斜(所定の制限範囲内での傾
斜)の程度の如何に係わらず、2つのくさびエレメント
のくさび作用は、ラストピンをその傾斜状態に保持する
のに有効に維持される。
本発明の靴支持体は、ラスト形靴の甲の側壁部分に沿っ
て徐々に作業する機械(例えば、そのような靴甲の側壁
部分に沿って粗面化作業を行う機械)に使用するのが特
に有効であるが、これに限定されるものではない。
以下、添付図面を参照して、本発明の靴支持体(該靴支
持体は、ラスト形靴甲の側壁部分に沿って徐々に作業を
行う機械の一部を構成するものである)について詳細に
説明するが、ここに説明する靴支持体及び機械は、説明
のために選択されたものであって制限的なものではな
い。
以下に説明する機械は、後述の点を除き、靴底のへり部
(marginal portions)に沿って徐々に粗面化作業(rou
ghing operation)を行う、特願昭56−89400(特開昭57
−75601号)に記載された装置とほぼ同じである。しか
しながら、以下に説明する機械は、靴の側壁に沿って徐
々に粗面化作業を行う機械である。上記日本国特許出願
明細書の開示に信頼を置くものとし、特に、この日本国
特許出願には、2つの機械に同様な部品が用いられてい
る。これらの部品は、本願明細書の図面には示されてい
ないが、日本国特許出願明細書から援用した参照番号で
あって、本願明細書の図面に示されていない参照番号に
ついては括弧を付して示してある。
本発明に従って構成された機械は、ベース(10)を有し
ており、該ベース(10)は、ブラケット(12)を介して
枢軸14を支持している。この枢軸14の回りで靴支持体1
8′の支持体16が枢動できるようになっている。靴支持
体18′の詳細については後述するが、該靴支持体18′
は、靴Sの爪先端が機械の前方(すなわち作業者の側)
を向くようにして、靴Sの底を上にして靴Sを支持でき
るように構成されている。
ベース(10)の後部において、該ベース(10)は、キュ
スティング(24)を支持する支柱装置(22)を支持して
いる。支柱装置(22)には、2つの直立ラグ32を備えた
支持キャスティング34が垂直軸線の回りで枢動できるよ
うに支持されている。また、前記2つの直立ラグ32の間
には、全体を番号26′で示す工具支持手段が、水平軸線
31の回りで枢動できるように支持されている。
更に機械は、ベース(10)に取り付けられた第1ステッ
プモータ(144)を有しており、この第1ステップモー
タ(144)は、枢軸14により形成される水平軸線の回り
で、靴支持体18′の枢動運動(X軸運動)を生じさせる
ようになっている。同様に、第2ステップモータ(84)
がキャスティング(24)により支持されていて、この第
2ステップモータ(84)は、支持キャスティング34の垂
直軸線の回りで該支持キャスティング34の枢動運動(Y
軸運動)を生じさせるようになっている。更に、支持キ
ャスティング34の垂直枢軸の後方において、該支持キャ
スティング34には、第3ステップモータ(122、これは
上記特願昭56−89400号(特開昭57−75601号)において
説明されている)が支持されており、該第3ステップモ
ータ(122)は、支持キャスティング34(従って、該支
持キャスティング34により支持された工具支持手段2
6′)を、その水平軸線31の回りで枢動運動(Z軸運
動)させるようになっている。工具支持手段26′により
支持されている工具は、上記X軸、Y軸及びX軸の3座
標軸に沿って移動できることは理解されよう。
これらの3座標軸に沿う運動を行わせる装置の詳細につ
いては、特願昭56−89400号(特開昭57−75601号)にお
いて説明されている。
本発明による機械の工具支持手段26′は、前記水平軸線
31の回りで枢動できるように取り付けられたハウジング
650を有している。このハウジング650の前面からは中空
管状アーム652が突出しており、該中空管状アーム652内
には支持ロッド654が回転できるように収納されてい
る。また、この支持ロッド654の前端部には、前方に突
出している2つのアーム658を支持するプレート656が設
けられている。前記2つのアーム658は、機械の幅方向
に互いに間隔を隔てて配置されていて、各アームには、
1対のリンク660、662が枢動できるように取り付けられ
ている。また、これらのリンク660、662の上端部には、
プレート664が枢動できるように支持されている。従っ
て、これらのリンク660、662は、プレート664及びアー
ム658と協働して、工具支持手段26′の第1平行リンク
装置を構成している。
プレート664の前端部には、該前端部から突出するよう
にして、更に別のプレート666が固定されている。該プ
レート666の2股に分岐した前端部には、全体を番号670
で示す工具ホルダの一部を構成するブロック668が枢着
されている。工具ホルダ670の左端には更に別のリンク6
72が固定されており、該リンク672は左端リンク660、66
2の各々に枢着されている。従って、リンク660、662、
工具ホルダ670、リンク672、及び複合プレート664、666
は、工具支持手段26′の第2平行リンクを構成する。上
記種々の枢軸は、工具ホルダ670が、点Pを通る軸線
(瞬間中心)の回りで枢動できるようにして互いに配置
されている(尚、前記点Pには、支持ロッド654の軸線
も通っている)。後で更に詳細に説明するように、工具
が工具ホルダ670により支持されるとき、工具の回転中
心が前記点Pを通るようになっている。点Pは、靴支持
体18′により支持された靴の底が、靴支持体18′の押さ
え部材450及び爪先支持手段470′により位置決めできる
ようにする、機械の好ましい関係にある高さ基準位置
(height datum)を表すものである。また、この点P
は、靴支持体18′の軸線14の垂直方向上方に位置してい
る。
工具ホルダ670が横軸線の回りで枢動運動すなわち傾動
運動できるようにするため、リンク662同士の間にはブ
ロック674が支持されており、該ブロック674にはプッシ
ュロッド676の前端部が枢着されている。同様に、プッ
シュロッド676の後端部も、駆動軸682の回りで自由に回
転できるプーリ680に取り付けられたブロック678に枢着
されている。プーリ680は、第2プーリ688及びベルトに
張力を維持するためのテンションプーリ690の回りに掛
けられたタイミングベルト684により、前記駆動軸682の
回りで回転される。更に前記駆動軸682には第3プーリ6
92が取り付けられており、該第3プーリ692の回りに
は、駆動軸682に固定された第4駆動プーリ696と噛み合
っている第2タイミングベルト694が掛けられている。
駆動軸682は、ステップモータ698により駆動される。
支持ロッド654を回転運動させるため、同様な駆動装置
が設けられている。この駆動装置は、ステップモータ70
0を有しており、該ステップモータ700は、支持ロッド65
4に固定されたプーリ706を、プーリ702、704、706(第
4番目のプーリは図示せず)及びタイミングベルト(図
示せず)を介して駆動するようになっている。
工具ホルダ670は工具支持軸218を支持するように配置さ
れている。工具支持軸218は、工具ホルダ670に取り付け
られた逆転可能なモータ232により回転され、かつ、ベ
ルトープーリ連結装置(図示せず)を介して工具支持軸
218に連結されている。工具支持軸218の下端部は、全体
を番号250で示す適当な粗面化工具(roughing tool)を
受け入れることができるようになっている。この粗面化
工具250は、例えば半径方向ワイヤブラシ又は研磨材被
覆ホイール等の任意の適当な粗面化工具で構成すること
ができるが、図示の実施例の場合には、この粗面化工具
250は、3本のピン254により互いに間隔を隔てて配置さ
れた2枚のディスク252を備えていて、各ピン254には複
数の薄板状の粗面化エレメント256が支持されている。
第2図に明瞭に示すように、各板状エレメント(粗面化
エレメント)256は、ピン254上で枢動できるように該ピ
ン254に緩く取り付けられている。また、粗面化エレメ
ント256の形状は全体として楕円形をなしており、その
半円形状の端部には複数の歯が設けられていて、工具の
粗面化表面を形成している。粗面化工具250が回転され
ると、板状エレメント256が、遠心力によりピン254の回
りで外方に押し出され、からざお(flail)のような運
動をする。各ピン254には複数の粗面化エレメント256が
設けられているので、遠心力により各粗面化エレメント
256が外方に投げ出される量は、粗面化エレメント256が
係合する靴の輪郭によって或る程度決定される。従っ
て、靴と係合するとき、各組の粗面化エレメント256
は、粗面化エレメントにより粗面化される靴の側面部の
輪郭を補完する形状を形成するようになる。上記のよう
な粗面化工具250を用いることにより、加工される靴の
側壁部のあらゆる凹凸が、粗面化エレメント256の作用
により平坦化されることが理解されよう。
第3図に示すように、本発明による靴支持体18′(この
靴支持体18′は、係属中の特願平1−188705号(特開平
2−209102号)に記載された靴支持体とほぼ同じであ
る)はラストピン(last pin)722′の支持体720を有し
ており、該支持体720自体はロッド724で構成されてい
る。該ロッド724の下端部は、球状の取付具726を介し
て、靴支持体18′の支持体16に取り付けられている。ま
た、ロッド724は、該ロッド724上でスライドできるスリ
ーブ728と一緒に上方に延在しており、その上端部に
は、ラストピン722′の取付具730が支持されている。ロ
ッド724に対するスリーブ728の位置は、多数の孔732の
うちの1つにピン(図示せず)を選択的に挿入すること
により設定することができる。また、前記ピンは、ロッ
ド724の頂端部との係合状態を維持できるように構成さ
れている。
支持体720の高さ方向運動が行えるようにするため、ロ
ッド724の下端部にはフォーク状部材734が固定されてお
り、該部材734のフォークの間にはピストン−シリンダ
装置736が支持されている。該ピストン−シリンダ装置7
36のピストンロッド738は上方に延在しており、その上
端部は、ユニバーサルジョイントを介して2股突出部74
0′に連結されている。該2股突出部740′は、クロスス
トラップを介して互いに一緒に固定された2つのリンク
850(第4図)として形成されておりかつプーリ852′に
枢着されたブロックに形成されている。また、前記プレ
ート852′には更に別のブロックが枢着されており、該
ブロックもクロスストラップによる互いに連結された2
つのリンク854として形成されている。リンク850、854
の各々は、ラストピン722′が固定されている支持ブロ
ック856に枢着されている。これにより、両リンク850、
854は、ラストピン722′が取り付けられた4節リンク装
置を構成している。この4節リンク装置は、ピストン−
シリンダ装置736の作動に応答して、ラストピン722′の
頂部に(又は頂部に隣接して)配置された仮想軸線の回
りで、ラストピンの垂直位置を含む全運動範囲に亘っ
て、ラストピン722′を枢動させるようになっている。
ラストピン722′の取付具730は枢着ピン858を有してお
り、該枢着ピン858により、プレート852′がスリーブ72
8の上端部に取り付けられている。この構成により、ラ
ストピン722′が、ピン868の軸線(この軸線は、靴底の
ほぼ長手方向に延在している)の回りで、靴底を横切る
方向に枢動(又は揺動)できるようになっている。ラス
トピン722′を、これがロックされた位置に保持できる
ようにするため、プレート852′には、垂下している長
い延長部860が設けられている。これらの延長部860は、
ほぼ、ピン858の軸線に一致する曲率中心をもつ円弧の
形態をなしている。また、各延長部860の下端部は面取
りされていて、くさびエレメント862を形成している。
このくさびエレメント862とスリーブ864とは協働してお
り、該スリーブ864は、スリーブ728に対してスライド運
動できるように該スリーブ728に取り付けられている。
スリーブ864は、2つの内側平坦面を形成している(従
って、延長部860に関連しているくさびエレメントと協
働する2つのくさび部分866を構成している)上端部を
有している。これにより、ラストピン722′に対してス
リーブを上方に移動させることにより、くさびエレメン
ト862とくさび部分866とが協働して、ラストピン722′
を、該ピンの軸線の回りで該ピンが揺動した位置(すな
わち、靴底を横切る方向)にロックする。くさびエレメ
ントを円弧状に構成したため、ピンが揺動した位置の如
何に係わらず、一定のくさび作用を生じさせることがで
きる。
スリーブ864を高さ方向に移動できるようにするため、
ピストン−シリンダ装置868が設けられている。このピ
ストン−シリンダ装置868は、スリーブ728に固定された
ピストン部分を備えており、該スリーブ728に対してシ
リンダが高さ方向に移動できるようになっている。ま
た、スリーブ728は、リンク870によりシリンダに固定さ
れている。
ラストピン722′の取付具730″は更に、枢着ピン858′
の軸線の回りでラストピン722′の心出しをする手段を
有している。この心出し手段はばね付勢されたボール87
2を備えており、該ボール872は、ラストピン722′が心
出しされた位置において、スリーブ728の上端部に設け
られた戻り止め874と係合するようになっている。この
構成により、ラストピン722′が揺動したときに、ボー
ル872は戻り止め874から僅かに移動するけれども、ばね
がボール872を有効に押圧していて、戻り止め874内にボ
ール872が完全に収容される位置にポールを復帰させ、
ピンの心出し運動が行えるようになっている。もちろ
ん、くさびエレメント862及びくさび部分866のクランプ
作用の強さは、ボール872を戻り止めから外れた位置に
充分に保持(従って、ラストピンをその揺動位置に保
持)できるものである。
スリーブ728の下端部には、ロッド724の下端部の回りに
延在している半円筒状部材744が支持されている。この
半円筒状部材744及びロッド724は、互いに間隔を隔てて
4つのロッド750(第3図には2つのロッドのみを示し
てある)に保持されている2つのクランププレート74
6、748の間に通されている。クランププレート748は、
半円筒状部材744と接触している側とは反対側のロッド7
24の側の回りに取り付けられた別の半円筒状部材752
を、前記ラストピン722′により支持された靴の底を横
切る方向に、限られたスライド運動が行えるように支持
している。両クランププレート746、748が短いストロー
クで互いに近付き合う方向に移動できるようにするた
め、ピストン−シリンダ装置754が設けられている。後
で説明するように、このピストン−シリンダ装置754に
より、半円筒状部材744、752がロッド724に押し付けら
れ、これにより、ロッド724が高さ方向及び横方向のい
かなる位置に移動していても、靴の装填時にロッド724
をクランプできるようになっている。
クランププレート746、748とピストン−シリンダ装置75
4との組立体は、ブロック758により支持された2つのリ
ンク756により、枢動できるように支持されている。ブ
ロック758は靴支持体18′の支持体16により支持されて
いる。これにより、前記組立体は、靴の装填が行われる
ときに、ラストピン722′により支持された靴の底の長
手方向に、制限された範囲で枢動することができる。
ラストピン722′の初期位置を確立できるようにするた
め、全体を番号760で示すバランシング装置760が設けら
れている。このバランシング装置760は、一端がシリン
ダ736に枢着されたロッド762を有しており、該ロッド76
2はブロック766内に収容される大径の中央部764を有し
ている。ブロック766自体は、支持体16の一部を構成す
るストラット部材770に固定されたブロック768内に支持
されている。ロッド762の中央部764の両側において、ロ
ッド762は、圧縮ばね772及びワッシャ774を支持してい
る。ワッシャ774は、圧縮ばね772の両端部に設けられて
いて、ロッド762の中央部764又はロッド762に螺着され
たロックナット776により形成された表面と衝合してい
る。圧縮ばね772の作用により、ロッド762がブロック76
6に関して心出しされ、従って、ラストピンの支持体の
初期位置を確立することができるが、同時に、球状取付
具726上で任意の方向に移動させることができる。
本発明による靴支持体はまた、全体を番号780で示す、
一体形の押さえ・踵端心出し組立体(combined holddow
n and heel end centralising assembly)を有してい
る。この組立体780は、支持体16上で軸線784の回りで枢
動できるように支持されたフレーム782に支持されてい
る。この枢動運動が行えるようにするため、支持体16に
よって2つのピストン−シリンダ装置786(第3図には
1つのピストン−シリンダ装置のみを示してある)が支
持されている。各ピストン−シリンダ装置786のピスト
ンロッド788は、フレーム782の下面に形成されたラグ79
0に対し枢動できるように連結されている。
この組立体780は、踵座領域において靴甲(shoe uppe
r)の靴型へり部分の閉じ込め部内で靴の中底(insol
e)と係合できる比較的幅狭の靴係合部分(shoe-engagi
ng portion)を形成する寸法を有する押さえ部材450を
有している。この押さえ部材450′は、移動して作動位
置に出入りできるようになっている。作動位置におい
て、押さえ部材450′は、ラストピン722′と対面する関
係をなして該ピン722′の上方に横たわり、靴(ラスト
ピン722′上に置かれていて、ピストン−シリンダ装置7
36の作用によりラストピン722′に押し付けられている
靴)の踵座についての高さ基準位置を与えるようになっ
ている。中底と係合させることにより、押さえ部材が靴
型へり部分(このラストへり部分は、踵座の領域におい
ては襞(ひだ)が付されていて、深さが不均一であり従
って、側壁の粗面化作業又は同様な作業に必要とされる
精度で、靴の踵端の高さ方向位置を一貫して一定に設定
することはできない)と係合する場合よりも、靴の踵端
における靴の高さ方向位置をより容易かつ信頼性をもっ
て決定することができる。押さえ部材の作業位置への出
入り運動は、ピストン−シリンダ装置により行われる。
また、ピストン−シリンダ装置736は、靴の踵座と押さ
え部材450とを、踵座高さ基準位置において係合させる
手段を構成している。踵端心出し手段は、第1及び第2
の組のクランプ390、392を有しており、これらのクラン
プは、それぞれ靴のフェザーラインの領域及びトップラ
インの領域において靴の踵端と係合するようになってい
る。第1の組のクランプ390は、互いに同じ距離だけ移
動して近付き合い、爪先から踵に至る靴の中心線の回り
のほぼ対称的な領域において靴と係合するようになって
いる。これにより、靴支持体の中心線の回りで靴の踵端
を有効に心出しすることができる。第2の組のクランプ
392は、靴の比較的非対称的な領域において靴と係合
し、この非対称性に順応する異なるだけ互いに向かい合
う方向に移動する。これにより、第1の組のクランプ39
0により定められた位置において靴を保持すべくクラン
プできるようになっている。これらの2つの組のクラン
プの各々は、ピストン−シリンダ装置(図示しないが、
前述の明細書においてはそれぞれ番号406、438で示され
ている)により作動される。
軸支持体18′はまた、該靴支持体18′により支持されて
いる靴が左側の靴であるか、右側の靴であるかを決定
(判断)する手段を有している。この手段は、インダク
タンス形の検出装置(図示せず)を備えており、靴支持
体の中心線に対する第2の組のクランプ392の位置を検
出して、靴が左側の靴であるか、右側の靴であるかを決
定するようになっている。
組立体(押さえ・踵端心出し組立体)780は、プレート
の形態をなす踵衝合体380′を有している。ラストピン7
22′上に置かれた靴のバックシーム領域が、踵衝合体38
0′に対して押し付けられ、靴支持体18′内における靴
の長手方向位置が決定される。プレート(踵衝合体)38
0′は、短い距離に亘って爪先方向に弾性的に押圧され
るようになっている。また、プレート380′は、該プレ
ート380′が弾性手段の作用に抗して引っ込められると
きに作動するように構成された近接スイッチ(図示せ
ず)に接続されている。この近接スイッチの作動により
信号が発生されるが、この点に関しては後述する。
靴の爪先端を支持できるようにするため、靴支持体18′
は更に、全体を番号470′で示す爪先支持手段を有して
いる。この爪先支持手段470′は靴支持体18′の長手方
向に延在している2つのロッド356上でスライドできる
ように取り付けられた支持キャスティング472を備えて
いる。この運動が行えるようにするため、ピストン−シ
リンダ装置510のピストロッドは爪先支持手段470′に連
結されており、また、ピストン−シリンダ装置510のシ
リンダは、押さえ・踵端心出し組立体780の一部を構成
する支持部分により支持されている。更にピストン−シ
リンダ装置820は、靴が装填されて靴支持体18′に配置
された後、爪先支持手段470′をスライドロッド356上で
ロックされた状態に保持するためのバーロック装置(図
示せず)を作動できるようになっている。
爪先支持手段470′は爪先支持体すなわち爪先パッド792
を有しており、該爪先パッド792上には、ラストピン72
2′により支持された靴の爪先端が支持されるようにな
っている。前記爪先パッド792は、ピストン−シリンダ
装置794のピストンロッドにより支持された支柱793の上
端部において支持されている。ピストン−シリンダ装置
794は、支持プレート796とスペーサ800を介して支持プ
レート796に固定された前プレート798との間に延在して
いるピンにより支持されている。支持プレート796は、
2つのブロック472の間で支持されておりかつこれらの
2つのブロック472の高さ方向に延在している。爪先パ
ッド792をその高さ方向に調節された位置にロックでき
るようにするため、全体を番号802で示すパーロック装
置が設けられている。このバーロック装置802はピスト
−シリンダ装置804により作動され、該ピストン−シリ
ンダ装置804自体は、支持プレート796と前プレート798
との間でピンにより支持されている。
爪先支持手段470′はまた、爪先押さえ部材すなわち爪
先衝合体806を有している。この爪先衝合体806は、ブロ
ック812上に設けられたピストン−シリンダ装置810の作
用により、支持体808上で駆動できるように取り付けら
れている(支持体808自体も、駆動できるように取り付
けられている)。ブロック812は、それ自体が平行リン
ク814により支持されており、これにより、爪先衝合体8
06の高さ方向の運動を行って、爪先衝合体806を、作業
位置(この作業位置において、ブロックは、靴の爪先端
についての高さ基準位置を与えるようになっている)か
ら、逃がし位置(この逃がし位置において、ブロック
は、粗面化工具が、ラスト形靴甲(lasted shoe uppe
r)の側壁部分に近づくことを妨げることはない)まで
移動させることができるようになっている。爪先衝合体
806のこの高さ方向の運動が行えるようにするため、ピ
ストン−シリンダ装置816のピストンロッドは、枢動ピ
ン818を介して、リンク814の1つに連結されている。ピ
ストン−シリンダ装置816は、その下端部が、支持プレ
ート796畳に設けられたラグに固定されている。
爪先支持手段470′は、爪先心出し手段(第5図)に連
結されている。この爪先心出し手段は、直立している2
つの心出しフィンガ822′を有しており、各心出しフィ
ンガ822′は、ブロック880内で高さ方向のスライド運動
が行えるように支持されている。各ブロック880は枢着
ピン826上に取り付けられており、これにより、靴支持
体18′により支持された靴の底の長手方向の軸線の回り
で枢動できるようになっている。従って、心出しフィン
ガが互いに近づいたり離れたりすることができる。枢着
ピン826は、全体を番号828で示すリンケージにより相互
連結されていて、枢着ピン826が等速(但し回転方向は
逆)の回転運動を行えるようになっている(従って、こ
の回転運動は、心出しフィンガ822′の枢動運動と同じ
速度であるが、回転方向は逆である)。また、このよう
な運動が行えるようにするため、ピストン−シリンダ装
置のピストンロッド832は前記リンケージ828に連結され
ており、かつピストン−シリンダ装置は前プレート798
に取り付けられている。
各心出しフィンガ822′には、フランジ形の形態をなす
靴係合エレメントすなわちカラー部分882が設けられて
いる。このカラー部分882は、靴底のレベル出し作業を
行うことができる(これについては後述する)。この目
的のため、心出しフィガ822′は、それぞれのブロック8
80内で高さ方向のスライド運動が行えるように取り付け
られている。また、この目的のため、各ブロック880に
はスロット884が設けられており、心出しフィンガ822′
により支持されたピン886が、前記スロット884を通って
突出している。各ピン886自体はトラニオンプロック888
を支持しており、2つのトラニオンブロック888の各々
が、T字形部材890(このT字形部材890自体は、支柱79
3上で高さ方向にスライド運動できるように取り付けら
れている)の一方の2股端部内に捕捉されている。この
ようにして、心出しフィンガ822′は、T字形部材890の
高さ方向のスライド運動に応答して、高さ方向に等距離
移動する。駆動装置は、この高さ方向の運動が、ピン82
6の回りで心出しのフィンガ822′の位置の如何に係わり
なく行われるように構成されている。T字形部材890の
高さ方向運動が行えるようにするため、更に別のピスト
ン−シリンダ装置892が設けられている。このピストン
−シリンダ装置892は前プレート798に固定されていて、
そのピストンロッド894は、T字形部材890のクロス部分
に直接枢着されている。
本発明の機械の作動に際し、支持体720は最初に下降位
置に配置されており、次いで、前述のように、パランシ
ング装置760により、爪先支持体(爪先支持手段)470′
の方向に押しやられる。更に、ピストン−シリンダ装置
736の作用により、心出しされた位置にあるラストピン7
22′が、爪先支持体470′から離れる方向に傾動され
る。このようにして、ラストピン722′は、靴型すなわ
ちラスト(last)のラストピン孔(last pin hole)に
一層接近できるようになるため、靴の装填が容易にな
る。次いで、靴が爪先衝合体806に当接するまで、作業
者が、支持体720と一緒に靴を爪先の方向に引き出せ
ば、靴はその支持体808畳で枢動する。この枢動運動に
より、前記爪先衝合体806上で後方に延在している突出
部834が、支持体808に設けられた近接スイッチ836に対
して移動され、これにより、靴の爪先端の存在について
の信号が発生される。この時点では、爪先衝合対806
が、ピストン−シリンダ装置816の作用により、その持
ち上げ位置に保持されており、また、支持体が第3図で
見て反時計回り方向に枢動されて、爪先衝合体806をそ
の作業位置(この作業位置において、爪先衝合体806
は、靴の爪先端についての高さ方向基準位置を与えるよ
うになっている)に移動させており、爪先パッド792が
引っ込み位置にあることが理解されよう。近接スイッチ
836からの信号に応答して、ピストン−シリンダ装置510
が作動され、これにより、ブロック472がロッド356に沿
って移動され、従って、靴全体が爪先支持手段470′と
一緒に踵衝合体480′に向かって移動される。靴の踵端
が踵衝合体480′と係合すると、該踵衝合体480′の後退
(引っ込み)により、該踵衝合体480′と関連している
近接スイッチが作動される。これにより、ピストン−シ
リンダ装置510の作動を停止させる別の信号が発生さ
れ、従って、爪先支持手段470′が、今ここで述べてい
る種々の手段により保持されている靴と共に静止され
る。更に、ピストン−シリンダ装置820が作動され、爪
先支持手段470′がこの位置にロックされる。
靴支持体18′は更にリニアポテンショメータ840を有し
ている。このリニアポテンショメータ840は、その一端
が押さえ部材及び踵端心出し組立体780の支持部分に取
り付けられている。この支持部分は、ピストン−シリン
ダ装置510をも支持しており、該支持部分のスライドは
爪先支持手段470′に連結されている。このようにし
て、加工すべき靴の長さが、押さえ部材及び踵端心出し
組立体480に向かう爪先支持手段470′の移動量の関数と
して測定される。
機械が休止状態にあるとき、靴の踵座領域についての高
さ基準位置を与える押さえ部材450′はその作動位置に
あり、ラストピン722′は引っ込められた状態にある。
踵衝合体480′により信号が発生されると、ピストン−
シリンダ装置734に低圧を作用させ、ラストピン722′を
持ち上げる。これにより、靴の踵座領域が押さえ部材45
0′と係合され、かつ、ピストン−シリンダ装置794の作
用により爪先パッド792も持ち上げられて、靴の爪先端
が爪先衝合体806に対して正しい高さ方向位置に位置決
めされる。靴の爪先端と爪先衝合体806との係合と連動
して行われるピストン−シリンダ装置734の作用によ
り、ラストピン722′が垂直(ほぼ垂直)な位置に移動
される(この状況は、全体として第4図及び第5図に示
してある)。同時に、踵クランプ装置390、392及び心出
しフィンガ822′が作動され、これにより、靴の踵端及
び爪先端が靴支持体18′の中心線に沿って心出しされ、
クランプ390も、靴が左側の靴であるか右側の靴である
かを決定すべく機能する。このようにして靴が保持され
ると、心出しフィンガ822′(これらの心出しフィンガ
は、この段階では持ち上げられた位置にある)が下降さ
れて、そのカラー部分882を、靴底の前方領域における
靴支持体18′の靴型へり部分と係合させる。このように
係合させることによる効果は、靴底を、爪先衝合体806
及び押さえ部材450′により決定されたように、踵から
爪先に至る中心線の回りでレベル出しすることである。
また、このレベル出し運動をする間、ラストピン722′
を、枢着ピン858の軸線(該軸線は靴底の長手方向に延
在している)の回りで揺動するようにしてもよい。
このようにして、靴のサイズ、スタイル、及び「左右
(hand)」に従って、ラストピン及び爪先パッドの高さ
方向位置、及びラストピンの幅方向位置及び「揺動」位
置が確立され、その後、ピストン−シリンダ装置754及
び804の作動により、それぞれ、ラストピン支持体720及
びバーロック装置802のロック装置が作動される。更
に、ピストン−シリンダ装置868を作動させると、ラス
トピン722′がその「揺動」位置にロックされ、これに
より、靴がそのレベル出しされた状態に固定される。そ
の後、ピストン−シリンダ装置736に高圧を作用する
と、ラストピン722′が押されて、その支持体720に対し
て軸線742′の回りで爪先方向に枢動され、ラストピン7
22′をラストピン孔に連結する。これにより、ラスト形
靴が、ラストと爪先パッドとの間に固定される(以上か
ら、ピストン−シリンダ装置736は、ラストピン722′を
持ち上げる機能と、これを押して枢動させる機能との二
重機能をしていることが理解されよう。これらの別々の
機能をもつことにより、このピストン−シリンダ装置73
6は、本発明の好ましい実施例において、靴支持体18′
の第1モータ手段及び第3モータ手段の両方を構成して
いることになる。)。
この段階において、ラスト形靴は、靴支持体18′内に正
しくクランプされていて、側壁の粗面化作業を開始でき
る準備が整った状態にある。靴の側壁の粗面化作業を開
始するにあたり、先ず、ピストン−シリンダ装置892、8
30のそれぞれを作動させて、心出しフィンガ822′を上
方及び外方に移動させる。次に、粗面化工具を、その引
っ込められた休止位置から作業位置に移動させる。この
作業位置において、粗面化工具は、靴の内側くびれ部
(inside waist)の中腹線(breast line)の領域にお
ける側壁部分と係合する。この段階では、靴は、前述の
ようにラストピン及び爪先パッドにより保持されている
だけでなく、爪先衝合体806、クランプ390、392及び押
さえ部材450によっても保持されている。粗面化工具が
靴の爪先端に接近すると、信号が発生されて、ピストン
−シリンダ装置810が作用し、爪先衝合体806が枢動し、
かつ、平行リンケージ814を介して作動するピストン−
シリンダ装置816の作用により、爪先衝合体806が引っ込
められる。この引っ込み運動に応答して作動する近接ス
イッチ838により、そのような引っ込む運動が生じたこ
とを表示する信号が発生される。この信号が発生される
と、靴の爪先端に向かう粗面化工具の前進運動が阻止さ
れる。靴の爪先端の周囲を粗面化工具が通過した後、爪
先衝合体がその作動位置に戻される。この戻り運動が行
われるとき、更に、近接スイッチ838に、次のこと、す
なわち、ピストン−シリンダ装置810の作用による支持
体808の揺動運動(swinging motion)の前に、ピストン
−シリンダ装置826の作用による高さ方向の運動、が確
実に行われる。このようにして、爪先衝合体806と靴の
爪先端部との間に衝突が生じないことが保証される。
同様に、粗面化工具が靴の踵端に近づくと、クランプ39
0、392により踵端が解放され、押さえ部材がその作動位
置から引っ込められ、押さえ・踵端心出し組立体780の
全体が、ピストン−シリンダ装置786の作用を受けて、
軸線784の回りで逃がし位置に移動される。次に、粗面
化工具は靴の踵端の回りで徐々に作業を行い、靴の中腹
線における始動位置に戻され、その後、粗面化工具は靴
との作業係合を行わない位置に移動され、その初期位置
に戻される。
次に、靴支持体18′がその装填/取り外し位置に戻さ
れ、爪先支持手段470′が、ピストン−シリンダ装置510
の作用を受けて、踵衝合体480′から離れる方向に移動
され、これにより靴が解放される。
靴の反対側においても信頼性をもって作動できるように
するには、心出しフィンガのカラー部分882を互いに正
しくセットしなければならないことが理解されよう。ま
た、特に、靴の側壁部分の粗面化を行う場合において、
靴に正確で信頼性のある作業が行えるようにするには、
カラー部分882の各々を、機械の高さ基準位置点Pに関
して正しくセットする必要がある。このため、固定具
(図示せず)を設けておき、この固定具により、機械の
高さ基準位置がセットされるようにする(従って、工具
支持手段26′により支持された工具についての基準位置
が得られるようにする)だけでなく、カラー部分882の
高さ設定を、該カラー部分882の互いについてもかつ機
械の高さ基準位置についても行えるように構成するのが
好ましい。このような構成は、特に、機械の制御が電子
装置により行われ、かつ工具が基準位置位置Pにおいて
「ゼロ」点合わせされるように構成した機械に特に有効
に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明による工具支持装置の側面図であり、
該装置により工具が支持されている状態を示すものであ
る。 第2図は、からざお状粗面化装置を備えた粗面化工具を
示す正面図である。 第3図は、本発明による靴支持体の側面図である。 第4図は、第3図の靴支持体の踵支持体の詳細を示す部
分的拡大図である。 第5図は、第3図のV−V線に沿う部分的拡大断面図で
ある。 16……支持体、18′……靴支持体、 26′……工具支持手段、250……粗面化工具、 380′……踵衝合体、 450、450′……押さえ部材、 470′……爪先支持手段、 472……支持キャスティング、 670……工具ホルダ、720……支持体、 722′……ラストピン、 760……バランシング装置、 780……押さえ・踵端心出し組立体、 798……前プレート、806……爪先衝合体。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ラスト形靴を支持するための靴支持体にお
    いて、前記ラスト形靴の踵端及び爪先端をそれぞれ支持
    するラストピン及び爪先支持体を有しており、前記ラス
    トピンがラストピン支持体に取り付けられていて、前記
    のように支持された靴の長手方向に延在する軸線の回り
    で制限された傾動運動が行えるようになっており、互い
    に高さ方向に一定の関係をなして配置された2つの靴係
    合部材を有しており、これらの靴係合部材は、前記爪先
    支持体及びラストピンにより支持されたラスト形靴の各
    側に1つずつ配置されていて、靴の前方領域において靴
    の靴型へり部分と係合できるようになっており、前記爪
    先支持体と靴係合部材との間に、靴底の高さ方向に相対
    接近運動を生じさせる手段を更に有しており、前記のよ
    うに支持されたラスト形靴を、その両側に靴型へり部分
    が存在するようにして、前記靴係合部材により決定され
    た位置に配置できるように構成したことを特徴とする靴
    支持体。
  2. 【請求項2】前記靴の踵座領域において前記のように支
    持された靴の中底と係合できる寸法を有している踵座衝
    合体と、該踵座衝合体とラストピンとの間に、靴底の高
    さ方向に相対接近運動を生じさせる手段とを更に有して
    おり、前記靴の前記踵座を踵座高さ基準位置に位置決め
    するように構成したことを特徴とする請求項1に記載の
    靴支持体。
  3. 【請求項3】前記靴の爪先領域において前記のように支
    持されたラスト形靴の爪先端の靴型へり部分と係合でき
    る爪先衝合体と、該爪先衝合体と前記爪先支持体との間
    に、靴底の高さ方向に相対接近運動を生じさせる手段と
    を更に有しており、前記靴の前記爪先端を爪先高さ基準
    位置に位置決めするように構成したことを特徴とする請
    求項1又は2に記載の靴支持体。
  4. 【請求項4】前記靴の踵座及び爪先端の各々が前記高さ
    基準位置に位置決めされた後においてのみ、2つの靴係
    合部材と爪先支持体との間に、高さ方向の相対接近運動
    を行わせるように構成したことを特徴とする請求項2又
    は3に記載の靴支持体。
  5. 【請求項5】前記踵座衝合体は、該踵座衝合体がラスト
    ピンと対向する関係に配置される作動位置に位置決めさ
    れるように及びこの作動位置から外れるように移動する
    ことができ、前記踵座衝合体とラストピンとの間に相対
    接近運動を生じさせる前記手段が、前記ラストピンを前
    記衝合体に向かって移動させることができ、前記爪先衝
    合体は、該爪先衝合体が前記爪先支持体と協働すること
    ができる作動位置に位置決めされるように及びこの作動
    位置から外れるように移動することができ、前記爪先支
    持体と前記爪先衝合体との間に相対接近運動を生じさせ
    る前記手段が、前記爪先支持体を前記爪先衝合体に向か
    って移動させることができ、前記爪先支持体と前記2つ
    の靴係合部材との間に相対運動を生じさせる前記手段
    が、前記2つの靴係合部材を前記爪先衝合体に向かって
    移動させることができるように構成したことを特徴とす
    る請求項4に記載の靴支持体。
  6. 【請求項6】靴の前方領域において前記のように支持さ
    れた靴の両側と係合できる爪先心出し手段を更に有して
    おり、該爪先心出し手段が2つの心出しエレメントを備
    えており、これらの心出しエレメントは、前記靴の各側
    に1つずつ配置されていて前記靴底を横切る方向に、互
    いに等距離ではあるが反対方向に移動することができ、
    前記心出しエレメントの各々が、前記2つの靴係合部材
    の1つを支持していることを特徴とする請求項1〜5の
    いずれか1項に記載の靴支持体。
  7. 【請求項7】前記2つの靴係合部材により決定された位
    置に靴が位置決めされた後は、ラストピンが傾動しない
    ようにロックするロック手段を更に有しており、該ロッ
    ク手段が、前記ラストピンと固定された第1くさびエレ
    メントと、該第1くさびエレメントと補完し合う第2く
    さびエレメントであって、前記ラストピン支持体に取り
    付けられている第2くさびエレメントとを備えており、
    靴が前記のように位置決めされた後は、前記第2くさび
    エレメントが前記ラストピン支持体上でスライドされ
    て、第2くさびエレメントが、前記第1くさびエレメン
    ト及びラストピンと係合してこれらをロックするように
    構成したことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項
    に記載の靴支持体。
  8. 【請求項8】前記第1くさびエレメントが、面取りされ
    た縁部を備えたディスクの一部で構成されており、前記
    ディスクの中心がラストピンの傾斜軸線に位置している
    ときには、第2くさびエレメントと協働するように配置
    された前記縁部の一部が、前記ラストピンが傾斜してい
    る位置の如何に係わらず同じ形状を有していることを特
    徴とする請求項7に記載の靴支持体。
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