JPH07225131A - 方位標定装置 - Google Patents

方位標定装置

Info

Publication number
JPH07225131A
JPH07225131A JP1626494A JP1626494A JPH07225131A JP H07225131 A JPH07225131 A JP H07225131A JP 1626494 A JP1626494 A JP 1626494A JP 1626494 A JP1626494 A JP 1626494A JP H07225131 A JPH07225131 A JP H07225131A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gyro
angular velocity
axis
angle
shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP1626494A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Hibino
弘 日比野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP1626494A priority Critical patent/JPH07225131A/ja
Publication of JPH07225131A publication Critical patent/JPH07225131A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Gyroscopes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 部品点数の少ない低コストで精度のよい方位
標定装置を得る。 【構成】 軸1をほぼ上下方向に向け配置されるジンバ
ル2、同軸を回転駆動・制御する駆動回路およびモータ
5、上記マウント手段の方向を検出する手段と、軸1に
直交する面に平行にジンバルに取付けられる一軸のジャ
イロ3、ジャイロ3の検出軸の傾斜を検出する加速度計
4、ジャイロおよび加速度計の出力を受け前者の出力か
ら傾斜成分を除去する演算手段9を備え、駆動回路およ
びモータ5はその出力がゼロになるよう軸1を回転駆動
・制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーダ、飛しょう体の
発射装置等の方位の計測に適用される方位標定装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の方位標定装置を図6により説明す
る。ピッチジンバル21、ロールジンバル22を有する
3軸ジンバル上にプラットフォーム23が設けられる。
プラットフォーム23上に3軸の角速度を検出する各ジ
ャイロ26、水平を検出するための2軸以上の加速度計
24a、24b、24cが設けられる。図中27、28
は演算器、29、30、31はトルカである。
【0003】以上において、静置状態で加速度計を使用
し、一度ジンバルを水平にする。その後、地球自転等に
より、回転しても、ジャイロを使い、常に宇宙空間に対
しジンバルが同じ姿勢を保つように、各トルカを駆動す
る。このときの水平方向のずれを加速度計で計測し、地
球の自転方向を見つけ、方位を検出する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の方位標定装
置では、3軸ジンバル、3軸の角速度を検出するための
各ジャイロ、水平を検出するための2軸以上の各加速度
計を必要とし、高価かつ信頼性が低くいという問題点が
あった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため次の手段を講ずる。
【0006】すなわち、方位標定装置として、軸をほぼ
上下方向に向け配置されるマウント手段と、同マウント
手段の軸を回転駆動・制御する駆動制御手段と、上記マ
ウント手段の方向を検出する手段と、上記マウント手段
の軸に直交する面に平行に同マウント手段に取付けられ
る一軸の角速度検出用のジャイロ手段と、上記マウント
手段に取付けられ上記ジャイロ手段の検出軸の傾斜を検
出する傾斜検出手段と、上記ジャイロ手段および傾斜検
出手段の出力を受け前者の出力から傾斜成分を除去する
演算手段とを備え、上記駆動制御手段は上記演算手段の
出力を受けその出力がゼロになるよう上記マウント手段
の軸を回転・駆動制御するようにした。
【0007】
【作用】地球の自転による上下方向および南北方向の回
転角速度は式(1)および式(2)で与えられる。
【0008】W=Ωsin λ ……(1) V=Ωcos λ ……(2) ただしW:上下方向の回転角速度 V:南北方向の回転角速度 Ω:自転角速度 λ:緯度 ここで東西方向の回転角速度がゼロであることを利用す
る。
【0009】上記手段において、ジャイロ手段により一
軸の角速度αが検出出力される。角速度αは式(3)で
与えられる。傾斜検出手段により水平からの傾斜角γが
検出出力される。
【0010】α=Wsin θ+Vsin γ ……(3) ただしθ:ジャイロ手段の軸の水平面上の東西方向から
のかたむき角 γ:ジャイロ手段の軸の水平面からの傾斜角 演算手段はジャイロ手段からα、傾斜検出手段からγを
受け、傾斜成分、すなわち式(3)のVsin γを減算し
出力する。すなわちWsin θを出力する。駆動制御手段
はこの信号を入力し、この信号がゼロになるよう、すな
わちθ=0になるようマウント手段の軸を回転駆動・制
御する。従ってマウント手段上のジャイロ手段の軸は常
に東西方向に維持されるので、マウント手段の方位を検
出する手段により方位が検出出力される。よって方向を
精確に知ることができる。
【0011】このように、簡単な手段で精確な方位を標
定する装置が得られる。
【0012】
【実施例】
(1)前記記載の本発明の第1実施例を図1〜図4によ
り説明する。
【0013】図1にて、軸1をほぼ上下に向けて配置さ
れるマウント手段、すなわちジンバル2が設けられる。
軸1の駆動制御手段、すなわち、軸1のモータ5と、そ
れにつながれるモータ駆動回路11が設けられる。また
軸にはジンバル2の方位角xを検出するポテンショメー
タ6が取付けられる。
【0014】ジャイロ駆動回路7を持つ一軸のジャイロ
3は、軸1に直交する面に平行にジンバル2に取付けら
れる。またジャイロ3の検出軸の傾斜を検出する傾斜角
検出手段、すなわち傾斜角算出回路8を持つ加速度計4
が検出軸をジャイロ3の軸に平行に取付けられる。
【0015】ジャイロ駆動回路7の出力は演算手段9の
減算器12に送られる。傾斜角算出回路8の出力は演算
器10を経て減算器12に減算入力される。減算器12
の出力はモータ駆動回路11へ送られる。
【0016】以上において、図2は方位検出の基となる
地球自転角速度の説明図である。地球は1日に1回転、
角速度としては15°/hで回転している。この量をΩ
とする。地球上のある地点Uにおいても地球の自転軸と
平行な軸回りに角速度Ωで回転している。U地点におけ
る自転軸と平行な軸の回転は、U地点における上下方向
の軸回りの回転Vと、U地点における水平な南北方向の
軸回りの回転Wとの合成として表わすことができる。U
地点の緯度をλとすると、WおよびVは前式(1)およ
び(2)となる。本実施例の方位標定装置ではVとWに
直交する水平な東西方向の軸回りには地球自転による角
速度が0であることを利用し、東西方向軸回りの角速度
をジャイロ3で検出することにより、東西方向を検知
し、方位を検出する。
【0017】ジンバル2の軸1に直交する面、すなわち
ジャイロ3の検出軸が図3および図4に示すように、水
平からγ傾き、東西方向からθ傾いているとする。
【0018】すると、ジャイロ3で検出される角速度α
は、前式(3)となる。式(3)中のV成分は、傾きγ
がわかれば、補正可能である。γは加速度計4により検
出される。加速度計4はジャイロ3の角速度検出軸と平
行に、加速度の検知する軸がなるように置かれている。
地球上には直下方向に重力加速度gが常に加わってい
る。したがって、ジャイロ3の角速度検出軸が水平とγ
の角度を有している場合、加速度計4の出力βは式
(4)となる。
【0019】β=gsin γ ……(4) 傾斜角算出回路7は式(4)よりγを算出する。演算器
10はγから式(5)を算出する。
【0020】Vsin γ ……(5) 一方、ジャイロ3はジャイロ駆動回路7と組合せ、角速
度αを出力する。減算器15でαから式(5)が減算さ
れ、モータ駆動回路11へ送られる。モータ駆動回路1
1はモータ5を駆動し−θの回転を行なうことによりθ
を0になるように制御する。この制御によりジャイロ角
速度検出軸を常に東西方向に保つことができ、ジンバル
2に付けられたポテンショメータ6により、装置に対す
る角速度検出軸の角度が検出され方位角xを出力する。
【0021】以上のようにして、一軸ジンバル2、ジャ
イロ3、加速度計4各1台でよいため、従来装置に比
べ、部品点数が少なく、小型で、精度よく、信頼性が高
く、かつ低コストが図れる。 (2)本発明の第2実施例を図5により説明する。
【0022】ほぼ軸を上下方向にした回転テーブル2が
設けられる。テーブル2上に径方向に軸を向けテーブル
2の面に平行に傾斜計13が設けられる。またテーブル
上に軸をテーブル2の面に平行にジャイロ3が設けられ
る。
【0023】傾斜計13の出力は第1演算器16、第2
演算器17を経て減算器12へ送られる。ジャイロ3の
出力はジャイロ駆動回路14を経て減算器12へ送られ
る。演算手段15は第1、第2演算器16、17と減算
器12を持つ。
【0024】また軸1には駆動用モータ5があり、ポテ
ンショメータ6がついている。
【0025】以上において、傾斜計13で傾斜角γが検
出される。そして第1の演算器16でsin γが算出さ
れ、第2の演算器17でVsin γが算出され減算器12
へ送られる。以下は第1実施例とほぼ同様に作用し、同
様の効果がえられる。
【0026】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、一軸のマウント手段、ジャイロ手段、および傾斜検
出手段を各1台使用するのみであるため、従来に比べ、
部品点数が少なく小型で、精度よく、信頼性が高く、か
つ低コストの方位標定装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の構成系統図である。
【図2】同実施例の作用説明図である。
【図3】同実施例の作用説明図である。
【図4】同実施例の作用説明図である。
【図5】本発明の第2実施例の構成系統図である。
【図6】従来例の構成系統図である。
【符号の説明】
1 軸 2 一軸ジンバル 3 ジャイロ 4 加速度計 5 モータ 6 ポテンショメータ 7,14 ジャイロ駆動回路 8 傾斜角算出回路 9 演算手段 10 演算器 11 モータ駆動回路 12 減算器 13 傾斜計 15 演算手段 16 第1の演算器 17 第2の演算器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸をほぼ上下方向に向け配置されるマウ
    ント手段と、同マウント手段の軸を回転駆動・制御する
    駆動制御手段と、上記マウント手段の方向を検出する手
    段と、上記マウント手段の軸に直交する面に平行に同マ
    ウント手段に取付けられる一軸の角速度検出用のジャイ
    ロ手段と、上記マウント手段に取付けられ上記ジャイロ
    手段の検出軸の傾斜を検出する傾斜検出手段と、上記ジ
    ャイロ手段および傾斜検出手段の出力を受け前者の出力
    から傾斜成分を除去する演算手段とを備え、上記駆動制
    御手段は上記演算手段の出力を受けその出力がゼロにな
    るよう上記マウント手段の軸を回転駆動・制御すること
    を特徴とする方位標定装置。
JP1626494A 1994-02-10 1994-02-10 方位標定装置 Withdrawn JPH07225131A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1626494A JPH07225131A (ja) 1994-02-10 1994-02-10 方位標定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1626494A JPH07225131A (ja) 1994-02-10 1994-02-10 方位標定装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07225131A true JPH07225131A (ja) 1995-08-22

Family

ID=11911704

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1626494A Withdrawn JPH07225131A (ja) 1994-02-10 1994-02-10 方位標定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07225131A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3584513A (en) Self-calibrating system for navigational instruments
CN111366144B (zh) 一种陀螺寻北仪多位置寻北方法
JP2001141507A (ja) 慣性航法装置
JP2000249552A (ja) 探北方法およびこの方法を実施する装置
JPH10221098A (ja) 位置測定装置
JPH07225131A (ja) 方位標定装置
JPH098533A (ja) アンテナ姿勢制御装置
JP3668855B2 (ja) ジャイロコンパス
JPH0611353A (ja) 慣性基準装置の座標系水平面の初期値設定方法
JP2006047295A (ja) 方位計測装置
JPH0731236B2 (ja) アンテナ指向装置
JPH11190633A (ja) 方位計
JPS5947243B2 (ja) 自動探北装置
JPH06331358A (ja) 誘導追尾装置
US3701200A (en) Gyroscopic instrument
JP3360089B2 (ja) 慣性装置
JPS62124409A (ja) 真北検出装置
JP2004108966A (ja) 慣性装置の角速度データ及び加速度データの検出・調整方法
JP2000121364A (ja) 方位計
CN107421564A (zh) 一种四位置寻北仪转位误差补偿方法
JP2756554B2 (ja) 慣性装置
JP2578842B2 (ja) 光学式方位測定装置による方位測定方法及びその方位測定方法に用いる装置
JPH0282111A (ja) 車両方位検出装置
JPH07167658A (ja) レートジャイロ方位計
JPH04142088A (ja) レイトバイアス装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20010508