JP2006047295A - 方位計測装置 - Google Patents

方位計測装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006047295A
JP2006047295A JP2005187515A JP2005187515A JP2006047295A JP 2006047295 A JP2006047295 A JP 2006047295A JP 2005187515 A JP2005187515 A JP 2005187515A JP 2005187515 A JP2005187515 A JP 2005187515A JP 2006047295 A JP2006047295 A JP 2006047295A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
angular velocity
gravitational acceleration
detecting
axis
azimuth
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005187515A
Other languages
English (en)
Inventor
Futoshi Magosaki
太 孫崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Precision Products Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Precision Products Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Precision Products Co Ltd filed Critical Sumitomo Precision Products Co Ltd
Priority to JP2005187515A priority Critical patent/JP2006047295A/ja
Publication of JP2006047295A publication Critical patent/JP2006047295A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】任意の姿勢で真の方位を正確に計測することができる方位計測装置を提供する。
【解決手段】3軸センサ本体10は、X軸周りにおける地球の自転角速度成分ωxとX軸方向における地球の重力加速度成分gxとを検知する2軸センサユニット18と、Y軸周りにおける地球の自転角速度成分ωyとY軸方向における地球の重力加速度成分gzとを検知する1軸センサユニット20とを備える。センサユニット18,20により検知された自転角速度(ωx,ωy,ωz)及び重力加速度(gx,gy,gz)に基づいて次の式(1)により方位角ψが算出される。
Figure 2006047295

【選択図】なし

Description

本発明は、方位計測装置に関し、さらに詳しくは、3軸ジャイロを利用して真北を検知する真北検知器(North Finder)に関する。
磁北は真北から少しずれているため、磁気コンパスでは真北を正確に計測することはできない。しかしながら、行政地図は真北を基準に作成され、建築基準法も真北を基準に定められている。したがって、土木・建築の分野においては、真北を正確に計測する必要がある。特に地下トンネル工事では鉱脈等の影響で、磁気コンパスは正しく機能しない。
真北を正確に計測する真北検知器として、従来より、地球の自転角速度を検知して真北を検知するジャイロコンパスが用いられている(特許文献1〜11)。
しかしながら、従来のジャイロコンパスを利用した方位計測装置では、基準面を水平にする必要があるため、運用が制約され、不便である。また、回転テーブル及びそれを駆動するモータが必要であるため、機構が複雑で、信頼性に欠ける。さらに、プラットフォーム方式ジャイロやリングレーザジャイロなど、その多くは高価なジャイロを使用している。
その他、ジャイロを利用しないものとして、GPS(Global Positioning System)や磁気コンパスを利用した方位計(特許文献12〜14)、カルマンフィルタを利用した姿勢計測(特許文献15〜16)などがある。
特開2001−215121号公報 特開平11−190633号公報 特開平11−160072号公報 特開平10−281773号公報 特開平9−138128号公報 特開平7−294258号公報 特開平6−11350号公報 特開平6−3149号公報 米国特許第5481957号明細書 米国特許第5060392号明細書 米国特許第5369889号明細書 米国特許第4214482号明細書 特開2002−90173号公報 特開2001−91257号公報 米国特許第6415223号明細書 特開2003−75172号公報 特開2002−323322号公報
本発明の目的は、任意の姿勢で真の方位を正確に計測することができる方位計測装置を提供することである。
課題を解決するための手段及び発明の効果
本発明による方位計測装置は、検知手段と、方位角算出手段とを備える。検知手段は、第1の軸周りの自転角速度成分ωx及び第1の軸方向の重力加速度成分gy、第1の軸と直交する第2の軸周りの自転角速度成分ωy及び第2の軸方向の重力加速度成分gy、並びに第1及び第2の軸と直交する第3の軸周りの自転角速度成分ωz及び第3の軸方向の重力加速度成分gzを検知する。方位角算出手段は、検知手段により検知された自転角速度成分ωx、ωy及びωz、並びに重力加速度成分gx、gy及びgzに基づいて、次の式(1)により方位角ψを算出する。
Figure 2006047295
この方位計測装置では、検知手段により自転角速度成分ωx、ωy及びωz、並びに重力加速度成分gx、gy及びgzが検知され、これらに基づいて方位角ψが算出される。したがって、検知手段を任意の姿勢で固定し、真の方位を正確に計測することができ、検知手段を固定するために水平面等の基準が不要である。
好ましくは、方位計測装置はさらに、時間平均値算出手段を備える。時間平均値算出手段は、検知手段により検知された自転角速度成分ωx、ωy及びωz、並びに重力加速度成分gx、gy及びgzをそれぞれ所定時間内に複数回計測し、それらの平均値を算出する。
この場合、自転角速度成分ωx、ωy及びωz、並びに重力加速度成分gx、gy及びgzの時間平均値に基づいて方位角ψが算出されるので、算出される方位角ψの誤差が小さくなる。
好ましくは、方位計測装置はさらに、軸方向反転手段と、二方向平均値算出手段とを備える。軸方向反転手段は、第1から第3の軸方向をそれぞれ反転する。二方向平均値算出手段は、軸方向反転手段による軸方向の反転前と反転後とにおいて、検知手段により検知された自転角速度成分ωx、ωy及びωz、並びに重力加速度成分gx、gy及びgzをそれぞれ計測し、それらの平均値を算出する。
この場合、検知手段の軸方向を反転する前後で計測される、自転角速度成分ωx、ωy及びωz、並びに重力加速度成分gx、gy及びgzの平均値に基づいて方位角ψが算出されるので、方位計測装置に特有のバイアスが相殺され、算出される方位角ψの誤差が小さくなる。
好ましくは、方位計測装置はさらに、ピッチ角を調節するためのピッチ角調節手段を備える。
この場合、ピッチ角を計測地の緯度とほぼ等しく設定することができ、その結果、算出される方位角ψの誤差が小さくなる。
好ましくは、方位計測装置はさらに、緯度算出手段と、エラー検出手段とを備える。緯度算出手段は、自転角速度Ω、検知手段により検知された自転角速度成分ωx、ωy及びωz、並びに重力加速度成分gx、gy及びgzに基づいて、次の式(2)により計測値の緯度λを算出する。
Figure 2006047295
エラー検出手段は、緯度算出手段により算出された緯度と既知の緯度との差が所定のしきい値よりも大きいときエラーを通知する。
この場合、計測者は方位計測装置又は計測方法に何らかの不具合があることを知ることができる。
好ましくは、検知手段は、筐体と、第1の角速度センサと、第1の加速度センサと、第2の角速度センサと、第2の加速度センサと、第3の角速度センサと、第3の加速度センサとを含む。第1の角速度センサは、筐体に固定され、自転角速度成分ωxを検知する。第1の加速度センサは、筐体に固定され、重力加速度成分gxを検知する。第2の角速度センサは、筐体に固定され、自転角速度成分ωyを検知する。第2の加速度センサは、筐体に固定され、重力加速度成分gyを検知する。第3の角速度センサは、筐体に固定され、自転角速度成分ωzを検知する。第3の加速度センサは、筐体に固定され、重力加速度成分gzを検知する。
この場合、角速度センサ及び加速度センサは全て筐体に固定されているため、筐体を任意の姿勢で固定すれば、角速度センサ及び加速度センサも全て所定の相対的位置関係で固定される。よって、角速度センサ及び加速度センサの設置が容易である。
本発明による方位計測方法は、第1の軸周りの自転角速度成分ωx及び第1の軸方向の重力加速度成分gxを検知するステップと、第1の軸と直交する第2の軸周りの自転角速度成分ωy及び第2の軸方向の重力加速度成分gyを検知するステップと、第1及び第2の軸と直交する第3の軸周りの自転角速度成分ωz及び第3の軸方向の重力加速度成分gzを検知するステップと、検知された自転角速度成分ωx、ωy及びωz、並びに重力加速度成分gx、gy及びgzに基づいて、次の式(1)により方位角ψを算出するステップとを備える。
Figure 2006047295
この方位計測方法では、自転角速度成分ωx、ωy及びωz、並びに重力加速度成分gx、gy及びgzが検知され、これらに基づいて方位角ψが算出される。したがって、角速度及び加速度センサを任意の姿勢で固定し、真の方位を正確に計測することができ、角速度及び加速度センサを固定するために水平面等の基準が不要である。
好ましくは、方位計測方法はさらに、検知された自転角速度成分ωx、ωy及びωz、並びに重力加速度成分gx、gy及びgzをそれぞれ所定時間内に複数回計測し、それらの平均値を算出するステップを備える。
この場合、自転角速度成分ωx、ωy及びωz、並びに重力加速度成分gx、gy及びgzの時間平均値に基づいて方位角ψが算出されるので、算出される方位角ψの誤差が小さくなる。
好ましくは、方位計測方法はさらに、第1から第3の軸方向をそれぞれ反転するステップと、軸方向の反転前と反転後とにおいて、検知された自転角速度成分ωx、ωy及びωz、並びに重力加速度成分gx、gy及びgzをそれぞれ計測し、それらの平均値を算出するステップとを備える。
この場合、軸方向を反転する前後で計測される、自転角速度成分ωx、ωy及びωz、並びに重力加速度成分gx、gy及びgzの平均値に基づいて方位角ψが算出されるので、方位計測装置に特有のバイアスが相殺され、算出される方位角ψの誤差が小さくなる。
好ましくは、方位計測方法はさらに、ピッチ角θを計測地の緯度とほぼ等しく設定するステップを備える。
この場合、算出される方位角ψの誤差が小さくなる。
好ましくは、方位計測方法はさらに、自転角速度Ω、検知された自転角速度成分ωx、ωy及びωz、並びに重力加速度成分gx、gy及びgzに基づいて、次の式(2)により計測値の緯度λを算出するステップと、算出された緯度と既知の緯度との差が所定のしきい値よりも大きいときエラーを通知するステップとを備える。
Figure 2006047295
この場合、計測者は方位計測装置又は計測方法に何らかの不具合があることを知ることができる。
本発明において、平均とは、相加平均(算術平均)、相乗平均、調和平均の他、複数の値を代表する値を算出する全ての方法を含み、たとえば最小二乗法などの統計学的手法も含む。
以下、図面を参照し、本発明の実施の形態を詳しく説明する。図中同一又は相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
[本発明の計測原理]
最初に、本発明による方位計測装置の計測原理を説明する。
図1を参照して、緯度λにおける地球上の任意の位置で接する水平面を想定し、ここに直交座標系を定義する。この直交座標系は、北方向North、東方向East及び鉛直方向Downからなり、以下「NED座標系」と呼ぶ。
ここで、地球の自転角速度をΩとすると、自転角速度の北方向成分Ω、東方向成分Ω及び鉛直方向成分Ωは、それぞれ次の式(3)〜(5)で表される。
Ω=Ωcosλ …(3)
Ω=0 …(4)
Ω=−Ωsinλ …(5)
本発明では、図2に示すように、3軸(X,Y,Z)周りの自転角速度(ωx,ωy,ωz)及び3軸(X,Y,Z)方向の重力加速度(gx,gy,gz)を検知することができる3軸センサ本体10を用いる。センサ本体10は静止ステージ12上に載置される。静止ステージ12は水平面である必要はなく、センサ本体10は任意の姿勢で静止される。
センサ本体10の姿勢は、図3に示したオイラー角(方位角ψ、ピッチ角θ及びロール角φ)で表される。方位角ψは、図3(a)に示すように、鉛直方向Down(又はZ方向)を向いて時計回りを正とし、北方向NorthとX方向(又は東方向EastとY方向)のなす角である。ピッチ角θは、図3(b)に示すように、東方向East(又はY方向)を向いて時計回りを正とし、北方向NorthとX方向(又は鉛直方向DownとZ方向)のなす角である。ロール角φは、図3(c)に示すように、北方向North(又はX方向)を向いて時計回りを正とし、東方向EastとY方向(又は鉛直方向DownとZ方向)のなす角である。
NED座標系からセンサ本体10のXYZ座標系への座標変換行列Cnbは次の式(6)で表される。
Figure 2006047295
したがって、地球の自転角速度(ωx,ωy,ωz)は次の式(7)で表される。
Figure 2006047295
また、地球の重力加速度(gx,gy,gz)は次の式(8)で表される。
Figure 2006047295
ここで、ロール角φは次の式(9)で表される。
tanφ=g/g …(9)
また、ピッチ角θは次の式(10)で表される。
sinθ=−g …(10)
そして、方位角ψは次の式(11)で表される。
Figure 2006047295
なお、緯度λは次の式(12)で表される。
Figure 2006047295
以上より、地球の自転角速度(ωx,ωy,ωz)及び重力加速度(gx,gy,gz)を検知すれば、原理的には、方位角ψ、さらには緯度λも算出することができる。
ところで、実際に市販されているジャイロセンサには製品ごとに特性のばらつきがあるため、ほとんどの場合、出力に一定のバイアス(オフセット)が現れ、これにより計測誤差が生じる。
そこで、このバイアスを除去するため、図4に示すように、姿勢を反転させ、反転の前後で2回、自転角速度及び重力加速度を計測する。
まず図4(a)に示したステップIで、センサ本体10をある姿勢で静止ステージ12に位置決めし、自転角速度(ωx,I,ωy,I,ωz,I)及び重力加速度(gx,I,gy,I,gz,I)を計測する。
ここで計測される自転角速度(ωx,I,ωy,I,ωz,I)は、これに含まれるバイアスを(bωx,bωy,bωz)と表し、求めるべき真の自転角速度を(ωx,true,ωy,true,ωz,true)と表すと、次の式(13)で表される。
Figure 2006047295
また、ここで計測される重力加速度(gx,I,gy,I,gz,I)は、これに含まれるバイアスを(bgx,bgy,bgz)と表し、求めるべき真の重力加速度(gx,true,gy,true,gz,true)と表すと、次の式(14)で表される。
Figure 2006047295
次に図4(b)に示したステップIIで、センサ本体10をXYZの各軸周りに180度回転させ、再び静止ステージ12に位置決めする。そして、この姿勢で再び自転角速度(ωx,II,ωy,II,ωz,II)及び重力加速度(gx,II,gy,II,gz,II)を計測する。
ここで計測される自転角速度(ωx,II,ωy,II,ωz,II)は、次の式(15)で表される。
Figure 2006047295
また、ここで計測される重力加速度(gx,II,gy,II,gz,II)は次の式(16)で表される。
Figure 2006047295
よって、真の自転角速度(ωx,true,ωy,true,ωz,true)は次の式(17)で求められる。
Figure 2006047295
また、真の重力加速度(gx,true,gy,true,gz,true)は次の式(18)で求められる。
Figure 2006047295
以上より、姿勢を反転させ、反転の前後で自転角速度及び重力加速度を計測し、それらの平均を算出すれば、バイアスは相殺され、真の自転角速度(ωx,true,ωy,true,ωz,true)及び真の重力加速度(gx,true,gy,true,gz,true)を算出することができる。
[第1の実施の形態]
(1)方位計測装置の構成
図5を参照して、本発明の第1の実施の形態による方位計測装置は、自転角速度(ωx,ωy,ωz)及び重力加速度(gx,gy,gz)を検知するための3軸センサ本体10と、検知された自転角速度(ωx,ωy,ωz)及び重力加速度(gx,gy,gz)に基づいて方位角ψを算出するためのコンピュータ14とを備える。
図6を参照して、3軸センサ本体10は、概ね立方体の筐体16と、筐体16の上面に回動自在に取り付けられた2軸センサユニット18と、筐体16の側面に回動自在に取り付けられた1軸センサユニット20とを備える。筐体16は、下面から両側に延びる概ね長方形の鍔22(一方の鍔は図示されていない)を有する。各鍔22には2つの孔24が形成されている。これらの孔24にボルト(図示せず)等を通し、静止ステージ12に螺合することにより、センサ本体10を固定する。
図7を参照して、2軸センサユニット18は、その内部に、X軸角速度センサ26と、X軸加速度センサ27と、Y軸角速度センサ28と、Y軸加速度センサ29とを備える。X軸角速度センサ26は、X軸周りにおける地球の自転角速度成分ωxを検知する。X軸加速度センサ27は、X軸方向における地球の重力加速度成分gxを検知する。Y軸角速度センサ28は、X軸と直交するY軸周りにおける地球の自転角速度成分ωyを検知する。Y軸加速度センサ29は、Y軸方向における地球の重力加速度成分gzを検知する。
図8を参照して、1軸センサユニット20は、その内部に、Z軸角速度センサ30と、Z軸加速度センサ31とを備える。Z軸角速度センサ30は、X軸及びY軸と直交するZ軸周りにおける地球の自転角速度成分ωzを検知する。Z軸加速度センサ31は、Z軸方向における地球の重力加速度成分gzを検知する。
角速度センサ26,28,30としては、廉価でかつ小型のセンサ本体10を実現するために、たとえばMEMS(Micro Electro Mechanical System)技術で製造された振動ジャイロが用いられる。
図9を参照して、センサ本体10は、その筐体16内に、2軸センサユニット18を回動させるためのXYモータ32と、1軸センサユニット20を回動させるためのZモータ34とを備える。これらのモータ32,34としては、たとえばステッピングモータが用いられる。
再び図5を参照して、コンピュータ14は、計測部36と、メモリ38と、時間平均値算出部40と、二方向平均値算出部42と、方位角算出部44と、緯度算出部43と、エラー検出部45と、ディスプレイ46と、XYモータドライバ48と、Zモータドライバ50とを備える。ここで、計測部36、時間平均値算出部40、二方向平均値算出部42、方位角算出部44、緯度算出部43、及びエラー検出部45は、コンピュータプログラム(ソフトウェア)により実現される。
計測部36は、センサ本体10で検知された自転角速度(ωx,ωy,ωz)及び重力加速度(gx,gy,gz)を所定時間(たとえば1〜10ミリ秒)ごとに計測し、順次メモリ38に保存する。
所定時間T内にn個の自転角速度(ωx,ωy,ωz)及び重力加速度(gx,gy,gz)が計測された場合、時間平均値算出部40は次の式(19)によりそれらの平均値を算出し、メモリ38に保存する。式(19)中、オーババーは平均値を表す。Xはn回目に計測されたデータを表す。
Figure 2006047295
XYモータドライバ48は、所定の指令に従ってXYモータ32を駆動し、2軸センサユニット18を図10に示すようにZ軸周りに180度回動させる。Zモータドライバ50は、所定の指令に従ってZモータ34を駆動し、1軸センサユニット20を図10に示すようにX軸周りに180度回動させる。これによりセンサ本体10の姿勢を反転し、図7及び図8に示したX軸角速度センサ26、X軸加速度センサ27、Y軸角速度センサ28、Y軸加速度センサ29、Z軸角速度センサ30、及びZ軸加速度センサ31の軸方向をそれぞれ反転する。
二方向平均値算出部42は、モータ32,34によるセンサ本体10の姿勢の反転前と反転後とにおいて、時間平均値算出部40により算出された自転角速度及び重力加速度の平均値を算出する。方位角算出部44及び緯度算出部43は、二方向平均値算出部42により算出された自転角速度及び重力加速度に基づいて、次の式(20)により方位角ψ及び緯度λを算出し、これらをディスプレイ46に表示する。
Figure 2006047295
エラー検出部45は、緯度算出部43により算出された緯度λと既知の緯度との差が所定のしきい値よりも大きいとき、その旨をエラーとしてディスプレイ46に表示する。
(2)方位計測方法
次に、上述した方位計測装置を用いて真北を計測する方法を説明する。
まず計測者はセンサ本体10を任意の姿勢で静止ステージ12上に固定する。掘削機等の移動体にセンサ本体10を固定する場合は移動体を停止させる。
続いて、センサ本体10は自転角速度(ωx,ωy,ωz)及び重力加速度(gx,gy,gz)を検知する。コンピュータ14はこれらを取り込み、図11に示した手順に従って処理を実行する。
計測部36は検知された自転角速度(ωx,ωy,ωz)及び重力加速度(gx,gy,gz)を所定時間ごとに計測し(S1)、順次メモリ38に保存する。コンピュータ14は、所定時間Tが経過するまでこの計測を繰り返す(S2)。
所定時間T内にn個の自転角速度(ωx,ωy,ωz)及び重力加速度(gx,gy,gz)が計測された場合、時間平均値算出部40は上記式(19)によりそれらの平均値を算出し(S3)、メモリ38に保存する。
続いて、コンピュータ14は、センサ本体10が反転される前か反転された後かを判断する(S4)。
反転される前の場合、コンピュータ14はセンサ本体10の姿勢を反転する(S5)。具体的には、XYモータドライバ48は、所定の指令に従ってXYモータ32を駆動し、2軸センサユニット18を図10に示すようにZ軸周りに180度回動させる。一方、Zモータドライバ50は、所定の指令に従ってZモータ34を駆動し、1軸センサユニット20を図10に示すようにX軸周りに180度回動させる。これによりセンサ本体10の姿勢を反転し、図7及び図8に示したX軸角速度センサ26、X軸加速度センサ27、Y軸角速度センサ28、Y軸加速度センサ29、Z軸角速度センサ30、及びZ軸加速度センサ31の軸方向をそれぞれ反転する。
反転後、計測部36は、再び所定時間Tが経過するまで自転角速度(ωx,ωy,ωz)及び重力加速度(gx,gy,gz)を計測し(S1,S2)、時間平均値算出部40はそれらの平均値を算出する(S3)。
一方、反転された後の場合、二方向平均値算出部42は、センサ本体10の反転前と反転後とにおいて、時間平均値算出部40により算出された自転角速度及び重力加速度の平均値を算出する(S6)。
続いて、方位角算出部44は、二方向平均値算出部42により算出された自転角速度及び重力加速度に基づいて、上記式(20)により方位角ψ及び緯度λを算出する(S7)。
続いて、緯度が既知の場合(S8でYES)、エラー検出部45は、観測者の操作に応じて既知の緯度(推定値)を入力し(S9)、ステップS7で算出された緯度と入力された緯度との差を誤差として算出する(S10)。続いて、エラー検出部45は、算出された緯度の誤差が次の式(21)で表されるしきい値THλよりも小さいか否かを判断する(S11)。
Figure 2006047295
式(21)中、kは所定の係数、Ωは自転角速度、σωは自転角速度の誤差(標準偏差)、σgは重力加速度の誤差(標準偏差)である。
一般に、緯度λの標準偏差σλは次の式(22)で表される。
Figure 2006047295
ピッチ角θが概ねゼロであれば、cosθ≒1、sinψ+cosψ=1であるから、標準偏差σλは次の式(23)で表される。
Figure 2006047295
この標準偏差σλに所定の係数kを掛けた値を上記しきい値THλとする。正規分布では3σを外れる確率は両側でわずか0.26%であるから、係数kはたとえば3、又はこれよりも少し大きい値に設定すればよい。
判断の結果、算出した緯度の誤差が所定のしきい値σλよりも大きい場合、エラー検出部45はエラーをディスプレイ46に表示する(S12)。したがって、計測者は方位計測装置又は計測方法に何らかの不具合があることを知ることができる。一方、算出した緯度の誤差が所定のしきい値σλよりも小さい場合、ディスプレイ46はステップS7で算出した方位角ψ及び緯度λを表示する(S13)。
(3)第1の実施の形態の効果
以上のように第1の実施の形態によれば、3軸センサ本体10を用いて自転角速度(ωx,ωy,ωz)及び重力加速度(gx,gy,gz)を検知し、これに基づいて上記式(20)により方位角ψを算出しているため、真北、その他の方位を正確に計測することができる。3軸センサ本体10を任意の姿勢で固定すればよいので、水平面等の基準を全く必要とせず、容易に方位を計測することができる。
また、方位角ψだけでなく、緯度λも算出しているため、センサ本体10を固定した位置(緯度)も正確に計測することができる。さらに、方位角ψだけでなく、ロール角φ及びピッチ角θも算出しているため、固定したセンサ本体10の姿勢も計測することができる。
また、センサ本体10を反転し、反転の前後で計測した自転角速度(ωx,ωy,ωz)及び重力加速度(gx,gy,gz)を平均しているため、センサ本体10に特有のバイアスが相殺され、計測誤差を小さくすることができる。
図12は、データの計測回数nと計測誤差との関係を示すシミュレーション結果である。この結果から明らかなように、計測回数nが増加すると、方位角ψ、ロール角φ、ピッチ角θ、及び緯度λの誤差は小さくなり、徐々にゼロに収束する。
[第2の実施の形態]
計測される方位角ψの誤差(分散)Pψは、ロール角φの誤差(分散)をPφとし、ピッチ角θの誤差(分散)をPθとし、自転角速度の誤差(分散)をPωとすると、次の式(24)で表される。
Figure 2006047295
θ≒λ、ψ≒0とすると、式(24)の第2項及び第3項は消え、方位角ψの誤差Pψは次の式(25)で表される。
Figure 2006047295
したがって、ピッチ角θが緯度λと概ね等しく、かつ方位角ψが概ねゼロになるように、センサ本体を固定すれば、方位角ψの誤差Pψを最小にすることができる。
図13を参照して、本発明の第2の実施の形態におけるセンサ本体60は、台座62と、台座62からほぼ垂直に立ち上がる2枚の支持板64(一方は図示せず)とを備える。センサ本体60の筐体66は、Y軸周りに回動自在に支持板64に取り付けられる。筐体66の側面にはラインマーク68が刻まれ、支持板64にはピッチ角θを計測するための目盛70が刻まれている。
このセンサ本体60を用いて真北を計測する場合、X方向を概ね真北(磁北や天体等から推測される北)に向け、かつ図14に示すように筐体66を回動させてピッチ角θが概ね緯度λと等しくなるように固定する。以降の計測方法は上記第1の実施の形態と同じである。
この第2の実施の形態によれば、ピッチ角θを自在に調節できるように筐体66が支持板64に回動自在に取り付けられているため、ピッチ角θを概ね緯度λと等しくしかつX方向を概ね真北に向けた状態で方位角ψを計測すれば、その誤差Pψを最小にすることができる。
[その他の実施の形態]
上記実施の形態ではセンサユニット18,20をモータ32,34で自動的に回動しているが、モータ32,34を設けず、センサユニット18,20を手動で回動するようにしてもよい。また、センサ本体の形状及び構造は図示されたものに限定されることなく、たとえば筐体の内部にXYZの3方向を向いた3つの角速度センサ及び3つの加速度センサを設けたものでもよい。
また、上記実施の形態では時間平均値算出部40及び二方向平均値算出部42は相加平均値(算術平均値)を算出しているが、相乗平均値、調和平均値などを算出してもよく、要するに、複数の値を代表する値を算出すればよい。
また、上記[本発明の計測原理]の欄ではセンサ本体10の姿勢を1回だけ反転させ、反転前後の姿勢で1回ずつ、合計2回、自転角速度及び重力加速度を計測すると説明したが、言うまでもなく、計測回数はこれに限定されない。
たとえば、センサ本体10の姿勢を2回反転させ、反転前の姿勢で2回、反転後の姿勢で1回、合計3回、自転角速度及び重力加速度を計測してもよい。具体的には、最初に図4(a)に示したステップIで自転角速度及び重力加速度を計測し、次にセンサ本体10の姿勢を反転させ、図4(b)に示したステップIIで自転角速度及び重力加速度を計測し、再びセンサ本体10の姿勢を反転させて反転前の姿勢に戻し、図4(a)に示したステップIで自転角速度及び重力加速度を計測する。そして、ステップIで2回計測した自転角速度及び重力加速度の平均を反転前の姿勢における自転角速度(ωx,I,ωy,I,ωz,I)及び重力加速度(gx,I,gy,I,gz,I)とすればよい。
この例は時間平均値を考慮しないで説明したが、上記実施の形態と同様に、所定時間T内に複数の自転角速度(ωx,ωy,ωz)及び重力加速度(gx,gy,gz)を計測し、それらの平均値を算出してもよい。
また、時間平均値を算出するために、所定時間Tをm個の所定時間tに分割し、所定時間t内に複数の自転角速度(ωx,ωy,ωz)及び重力加速度(gx,gy,gz)を計測し、それらの平均値をm個算出し、さらに、そのm個の平均値の平均値を算出してもよい。
図15は、自転角速度ωxの計測結果の一例を示す。たとえば5分の所定時間Tを5個の所定時間tに分割し、計測のためのサンプリング周波数を1KHzとすると、1分の所定時間t内に6万個の自転角速度ωxを計測し、それらの平均値を算出する。その結果、5分の所定時間T内に5個の平均自転角速度が得られる。このような計測を反転前の姿勢で1回、反転後の姿勢で1回行った後、再び姿勢を反転して反転前の姿勢に戻してもう1回行う。そして、段差変数Dを有するステップ関数STEPを最小二乗法により決定し、これにより自転角速度ωx,I及びωx,IIの平均値を算出してもよい。その他の自転角速度及び重力加速度も同様である。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、上述した実施の形態は本発明を実施するための例示に過ぎない。よって、本発明は上述した実施の形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で上述した実施の形態を適宜変形して実施することが可能である。
本発明による方位計測装置は、真北検知器等のジャイロコンパスに利用可能である。
NED座標系における地球の自転角速度を表す図である。 本発明におけるセンサ本体を載置するためのXYZ座標系を表す図である。 センサ本体のオイラー角を表す図であり、(a)は方位角、(b)はピッチ角、(c)はロール角である。 センサ本体の姿勢を反転する様子を示す斜視図であり、(a)は反転前、(b)は反転後である。 本発明の第1の実施の形態による方位計測装置の全体構成を示す機能ブロック図である。 図5中のセンサ本体の外観構成を示す斜視図である。 図6中の2軸センサユニットの内部構成を示す断面図である。 図6中の1軸センサユニットの内部構成を示す断面図である。 図6中の筐体の内部構成を示す断面図である。 図6に示したセンサ本体の姿勢を反転した状態を示す斜視図である。 図5中のコンピュータの動作を示すフロー図である。 図5中のコンピュータによる所定時間内における自転角速度及び重力加速度の計測回数と方位角等の計測誤差との関係についてシミュレーション結果を示す図である。 本発明の第2の実施の形態によるセンサ本体の外観構成を示す斜視図である。 図13に示したセンサ本体のピッチ角を緯度に合わせた状態を示す斜視図である。 本発明の他の実施の形態による自転角速度の計測結果の一例を示す図である。
符号の説明
10,60 センサ本体
12 静止ステージ
14 コンピュータ
16,66 筐体
18,20 センサユニット
26,28,30 角速度センサ
27,29,31 加速度センサ
32,34 モータ
36 計測部
40 時間平均値算出部
42 二方向平均値算出部
43 緯度算出部
44 方位角算出部
45 エラー検出部
48,50 モータドライバ
68 ラインマーク
70 目盛
x,gy,gz 重力加速度成分
ωx,ωy,ωz 自転角速度成分
Ω 自転角速度
λ 緯度
θ ピッチ角
φ ロール角
ψ 方位角

Claims (11)

  1. 第1の軸周りの自転角速度成分ωx及び前記第1の軸方向の重力加速度成分gx、前記第1の軸と直交する第2の軸周りの自転角速度成分ωy及び前記第2の軸方向の重力加速度成分gy、並びに前記第1及び第2の軸と直交する第3の軸周りの自転角速度成分ωz及び前記第3の軸方向の重力加速度成分gzを検知する検知手段と、
    前記検知手段により検知された自転角速度成分ωx、ωy及びωz、並びに重力加速度成分gx、gy及びgzに基づいて、次の式(1)により方位角ψを算出する方位角算出手段とを備えたことを特徴とする方位計測装置。
    Figure 2006047295
  2. 請求項1に記載の方位計測装置であってさらに、
    前記検知手段により検知された自転角速度成分ωx、ωy及びωz、並びに重力加速度成分gx、gy及びgzをそれぞれ所定時間内に複数回計測し、それらの平均値を算出する時間平均値算出手段を備えたことを特徴とする方位計測装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の方位計測装置であってさらに、
    前記第1から第3の軸方向をそれぞれ反転する軸方向反転手段と、
    前記軸方向反転手段による軸方向の反転前と反転後とにおいて、前記検知手段により検知された自転角速度成分ωx、ωy及びωz、並びに重力加速度成分gx、gy及びgzをそれぞれ計測し、それらの平均値を算出する二方向平均値算出手段とを備えたことを特徴とする方位計測装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の方位計測装置であってさらに、
    ピッチ角θを調節するためのピッチ角調節手段を備えたことを特徴とする方位計測装置。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の方位計測装置であってさらに、
    自転角速度Ω、前記検知手段により検知された自転角速度成分ωx、ωy及びωz、並びに重力加速度成分gx、gy及びgzに基づいて、次の式(2)により計測値の緯度λを算出する緯度算出手段と、
    Figure 2006047295
    前記緯度算出手段により算出された緯度と既知の緯度との差が所定のしきい値よりも大きいときエラーを通知するエラー検出手段とを備えたことを特徴とする方位計測装置。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の方位計測装置であって、
    前記検知手段は、
    筐体と、
    前記筐体に固定され、前記自転角速度成分ωxを検知する第1の角速度センサと、
    前記筐体に固定され、前記重力加速度成分gxを検知する第1の加速度センサと、
    前記筐体に固定され、前記自転角速度成分ωyを検知する第2の角速度センサと、
    前記筐体に固定され、前記重力加速度成分gyを検知する第2の加速度センサと、
    前記筐体に固定され、前記自転角速度成分ωzを検知する第3の角速度センサと、
    前記筐体に固定され、前記重力加速度成分gzを検知する第3の加速度センサとを含むことを特徴とする方位計測装置。
  7. 第1の軸周りの自転角速度成分ωxを検知するステップと、
    前記第1の軸方向の重力加速度成分gxを検知するステップと、
    前記第1の軸と直交する第2の軸周りの自転角速度成分ωyを検知するステップと、
    前記第2の軸方向の重力加速度成分gyを検知するステップと、
    前記第1及び第2の軸と直交する第3の軸周りの自転角速度成分ωzを検知するステップと、
    前記第3の軸方向の重力加速度成分gzを検知するステップと、
    前記検知された自転角速度成分ωx、ωy及びωz、並びに重力加速度成分gx、gy及びgzに基づいて、次の式(1)により方位角ψを算出するステップとを備えたことを特徴とする方位計測方法。
    Figure 2006047295
  8. 請求項7に記載の方位計測方法であってさらに、
    前記検知された自転角速度成分ωx、ωy及びωz、並びに重力加速度成分gx、gy及びgzをそれぞれ所定時間内に複数回計測し、それらの平均値を算出するステップを備えたことを特徴とする方位計測方法。
  9. 請求項7又は請求項8に記載の方位計測方法であってさらに、
    前記第1から第3の軸方向をそれぞれ反転するステップと、
    前記軸方向の反転前と反転後とにおいて、前記検知された自転角速度成分ωx、ωy及びωz、並びに重力加速度成分gx、gy及びgzをそれぞれ計測し、それらの平均値を算出するステップとを備えたことを特徴とする方位計測方法。
  10. 請求項7〜請求項9のいずれか1項に記載の方位計測方法であってさらに、
    ピッチ角θを計測地の緯度とほぼ等しく、かつ前記第1の軸方向を概ね真北に設定するステップを備えたことを特徴とする方位計測方法。
  11. 請求項7〜請求項10のいずれか1項に記載の方位計測方法であってさらに、
    自転角速度Ω、前記検知された自転角速度成分ωx、ωy及びωz、並びに重力加速度成分gx、gy及びgzに基づいて、次の式(2)により計測値の緯度λを算出するステップと、
    Figure 2006047295
    前記算出された緯度と既知の緯度との差が所定のしきい値よりも大きいときエラーを通知するステップとを備えたことを特徴とする方位計測方法。
JP2005187515A 2004-06-30 2005-06-28 方位計測装置 Pending JP2006047295A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005187515A JP2006047295A (ja) 2004-06-30 2005-06-28 方位計測装置

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004194439 2004-06-30
JP2005187515A JP2006047295A (ja) 2004-06-30 2005-06-28 方位計測装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006047295A true JP2006047295A (ja) 2006-02-16

Family

ID=36025985

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005187515A Pending JP2006047295A (ja) 2004-06-30 2005-06-28 方位計測装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006047295A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010014540A (ja) * 2008-07-03 2010-01-21 Yamaha Corp 方位追従表示装置、方位追従表示方法および方位追従表示プログラム
US7988558B2 (en) 2006-04-27 2011-08-02 Nintendo Co., Ltd. Game apparatus and storage medium storing game program
CN111307149A (zh) * 2020-02-21 2020-06-19 Oppo广东移动通信有限公司 指向方位确定方法、装置、存储介质及电子设备

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7988558B2 (en) 2006-04-27 2011-08-02 Nintendo Co., Ltd. Game apparatus and storage medium storing game program
US8287377B2 (en) 2006-04-27 2012-10-16 Nintendo Co., Ltd. Movement direction calculator and method for calculating movement direction
US8672760B2 (en) 2006-04-27 2014-03-18 Nintendo Co., Ltd. Game apparatus and storage medium storing game program
JP2010014540A (ja) * 2008-07-03 2010-01-21 Yamaha Corp 方位追従表示装置、方位追従表示方法および方位追従表示プログラム
CN111307149A (zh) * 2020-02-21 2020-06-19 Oppo广东移动通信有限公司 指向方位确定方法、装置、存储介质及电子设备

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8010308B1 (en) Inertial measurement system with self correction
CN101375129B (zh) 基于传感器的定向系统
US9903194B2 (en) Tumble gyro surveyor
JP2007155584A (ja) 慣性航法システム
CN106482746A (zh) 一种用于混合式惯导系统的加速度计内杆臂标定与补偿方法
EP2930467A1 (en) A system and method for sensing the inclination of a moving platform with respect to gravity
WO2011152105A1 (ja) 磁気式ジャイロ
CN110621961A (zh) 低成本惯性导航系统
JP2006047295A (ja) 方位計測装置
JP2001141507A (ja) 慣性航法装置
US20100268508A1 (en) System and method for measuring tilt using lowest degrees of freedom of accelerometer
JP2006275523A (ja) 電子方位装置および記録媒体
US8528220B2 (en) Six-direction indicator
US20050217127A1 (en) Measurement device and method for determining the three-dimensional orientation of a body relative to two horizontal reference directions
CN115931001A (zh) 惯性测量单元标定方法、装置、计算机设备及存储介质
JP2004125511A (ja) ジャイロ装置及び掘削用ジャイロ装置の使用方法
JP4938496B2 (ja) 方位計測装置及びその方法
Tomaszewski et al. Analysis of the noise parameters and attitude alignment accuracy of INS conducted with the use of MEMS-based integrated navigation system
Sotak Testing the coarse alignment algorithm using rotation platform
Kajánek Testing of the possibilities of using IMUs with different types of movements
JP6477214B2 (ja) 傾斜度測定方法及び装置並びに電子機器及びプログラム
Hide et al. Investigating the use of rotating foot mounted inertial sensors for positioning
US20240085960A1 (en) Lid angle detection
JP2609975B2 (ja) 方位計
RU2215994C1 (ru) Способ начальной выставки инерциальной навигационной системы