JPH07224982A - フレキシブルチューブ - Google Patents

フレキシブルチューブ

Info

Publication number
JPH07224982A
JPH07224982A JP6017107A JP1710794A JPH07224982A JP H07224982 A JPH07224982 A JP H07224982A JP 6017107 A JP6017107 A JP 6017107A JP 1710794 A JP1710794 A JP 1710794A JP H07224982 A JPH07224982 A JP H07224982A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bellows
flexible tube
heat insulating
glass wool
space
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6017107A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsukasa Fujii
司 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Marelli Corp
Original Assignee
Calsonic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Calsonic Corp filed Critical Calsonic Corp
Priority to JP6017107A priority Critical patent/JPH07224982A/ja
Publication of JPH07224982A publication Critical patent/JPH07224982A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Exhaust Silencers (AREA)
  • Thermal Insulation (AREA)
  • Joints Allowing Movement (AREA)
  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 塩害地区においての使用によっても、高温塩
害の防止を達成できる高熱性を有するフレキシブルチュ
ーブの提供。 【構成】 グラスウール3を間に挟んでインナーベロー
ズ2とアウターベローズ4とを一体に設け、前記グラス
ウール3によって両ベローズ間に確保された空間部40
を真空層5に形成した構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の排気系に適用さ
れるフレキシブルチューブに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車両の排気系に適用されるフレキ
シブルチューブとしては、例えば、本件出願人の先の出
願に係る実開昭57−44286号公報に記載されてい
るようなものが知られている。
【0003】この従来のものは、可撓性内管(インナー
ベローズ)と可撓性外管(アウターベローズ)との間に
断熱材を介在した構造としたものであり、排気系に伝達
される振動を吸収するために用いた可撓管は、前記断熱
材が排気ガスによる高熱の伝達を遮断することにより、
各管内外での熱膨張率をほぼ一定に保持することが可能
となって、その熱膨張率の不一致によって生ずるような
亀裂や破損を解消するものとしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の可撓管にあっては、特殊条件のない一般的な
自然環境の中で使用する場合には良好な耐久性が保証さ
れるが、例えば北米等の塩害地区においては、ベローズ
の材質を適正に選定しても、断熱材で熱伝達の遮断を行
う程度の断熱作用では、高温塩害が発生するという問題
があった。
【0005】本発明は、かかる従来の問題点を解決する
ためになされたもので、その目的とするところは、塩害
地区においての使用によっても、高温塩害の防止を達成
できるような高断熱性を有するフレキシブルチューブを
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の手段として本発明では、間隔保持部材を間に挟んでイ
ンナーベローズとアウターベローズとを一体に設け、前
記間隔保持部材によって両ベローズ間に確保された空間
部を真空層に形成した構成とした。
【0007】
【作用】フレキシブルチューブの製造時で真空層を形成
するべく両ベローズ間の空気抜きを行う時は、両ベロー
ズ間に間隔保持部材を設けていることで、内外気による
大きな圧力差でのインナーベローズとアウターベローズ
との接合が阻止され、ベローズ間隔が全体的に確保され
る。
【0008】また、フレキシブルチューブを車両排気系
に適用しての使用時には、この真空層の存在により、断
熱効果は飛躍的に向上するから、インナーベローズ内に
流通する排気ガスによる高熱はこのインナーベローズの
外表面で止どまり、アウターベローズ側への伝達は、こ
の真空層によってほぼ遮断される。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
【0010】まず、実施例の構成を説明する。
【0011】図1は本実施例のフレキシブルチューブ1
を示しており、インナーベローズ2とグラスウール3
(間隔保持部材に相当)、アウターベローズ4、それに
真空層5とを主要な構成としている。
【0012】前記インナーベローズ2は、排気ガスの流
路20を設けたものであって、耐熱耐食性材料により、
環状の山部と谷部とを交互に配置して伸縮可能に形成さ
れている。
【0013】前記グラスウール3は、インナーベローズ
2を被覆すると共に、このインナーベローズ2に対して
後述するアウターベローズ4を一定間隔保持した状態に
固定させる断熱材であって、このグラスウール3がイン
ナーベローズ2の形状に沿って均等の厚さで設けられて
いる。
【0014】前記アウターベローズ4は、前記インナー
ベローズ2との間に前記グラスウール3による空間部4
0を介在させて設けたものであって、耐熱耐食性材料に
より、環状の山部と谷部とを交互に配置して伸縮可能に
形成されている。
【0015】そして、フレキシブルチューブ1は、前記
グラスウール3を間に挟み、インナーベローズ2と、ア
ウターベローズ4とを一体的に形成することにより、環
状の山部10と谷部11とが交互に配置され、かつ空間
部40内の空気を排気することにより、この空間部40
内が真空層5として形成されている。
【0016】次に、実施例の作用について説明する。
【0017】(フレキシブルチューブの製造時)フレキ
シブルチューブ1に真空層5を形成すべく両ベローズ
2,4間の空気抜きを行う時は、この両ベローズ2,4
間にグラスウール3を設けていることで、内外気による
大きな圧力差での前記インナーベローズ2とアウターベ
ローズ4との接合が阻止され、ベローズ間隔が全体的に
確保される。
【0018】(フレキシブルチューブの使用時)フレキ
シブルチューブ1は車両の排気系に接続され、車体の振
動や排気系自身の熱膨張による伸縮等は、山部10と谷
部11との成形部分が歪んで吸収することになる。
【0019】このフレキシブルチューブ1は、排気ガス
による高熱がインナーベローズ2に伝達される。この場
合、間隔保持部材として使用したグラスウール3による
断熱作用と、真空層5による断熱作用との相乗作用によ
って、インナーベローズ2側とアウターベローズ4側と
はほぼ完全な断熱状態となっている。次に、実施例の効
果について説明する。
【0020】(1) グラスウール3を間に挟んでイン
ナーベローズ2とアウターベローズ4とを一体的に設
け、前記グラスウール3により確保される空間を真空層
5としたため、高断熱性を有するフレキシブルチューブ
1を提供することができる。
【0021】この結果、インナーベローズ2の内外での
熱膨張率の差が無くなり、インナーベローズ2の熱影響
による亀裂や破損が防止される。
【0022】また、外気に曝されるアウターベローズ4
側には、排気ガスによる高熱がほとんど伝達されないか
ら、塩害地区にて使用しても高温塩害を引き起こすこと
がない。
【0023】(2) 間隔保持部材として、間隔保持機
能と共に断熱機能を有するグラスウール3を用いたた
め、真空層5による断熱作用にグラスウール3による断
熱作用が加わり、極めて高い断熱性が達成される。
【0024】この場合、グラスウール3の断熱作用によ
り、真空度合いを極端に高めなくても良いから、ベロー
ズ材料の選定も範囲が広くなるし、空気抜き作業も容易
となる。
【0025】以上、本発明の実施例を図面により詳述し
てきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計変
更等があっても本発明に含まれる。
【0026】例えば、実施例では、間隔保持部材として
間隔保持機能と断熱機能を有するグラスウール3を使用
する例を示したが、同様なアスベストや雲母等も使用す
ることができるし、さらに間隔保持機能のみを有する部
材も使用することができる。
【0027】
【発明の効果】上述のように、本発明にあっては、車両
の排気系に適用されるフレキシブルチューブにおいて、
間隔保持部材を間に挟んでインナーベローズとアウター
ベローズとを一体に設け、前記間隔保持部材によって両
ベローズ間に確保された空間部を真空層に形成した構成
としたため、高温塩害の防止を達成できるような高断熱
性を有するフレキシブルチューブを提供できるという効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例のフレキシブルチューブを示す断
面図である。
【符号の説明】
1 フレキシブルチューブ 2 インナーベローズ 3 グラスウール(間隔保持部材) 4 アウターベローズ 5 真空層 40 空間部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 間隔保持部材を間に挟んでインナーベロ
    ーズとアウターベローズとを一体に設け、前記間隔保持
    部材によって両ベローズ間に確保された空間部を真空層
    に形成したことを特徴とするフレキシブルチューブ。
JP6017107A 1994-02-14 1994-02-14 フレキシブルチューブ Pending JPH07224982A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6017107A JPH07224982A (ja) 1994-02-14 1994-02-14 フレキシブルチューブ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6017107A JPH07224982A (ja) 1994-02-14 1994-02-14 フレキシブルチューブ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07224982A true JPH07224982A (ja) 1995-08-22

Family

ID=11934815

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6017107A Pending JPH07224982A (ja) 1994-02-14 1994-02-14 フレキシブルチューブ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07224982A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100692965B1 (ko) * 2005-10-12 2007-03-12 주식회사 티케이디 익스팬션 죠인트

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100692965B1 (ko) * 2005-10-12 2007-03-12 주식회사 티케이디 익스팬션 죠인트

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000120446A (ja) ガスタ―ビンエンジン用のライナおよびオ―グメンタ
JPH0625599B2 (ja) 合成ガスケツト及びその製造方法
JPH11125390A (ja) 断熱真空二重管
JPS5831036Y2 (ja) 内部で絶縁されたベロ−ズ構体
JP2776646B2 (ja) 真空断熱箱体の構造
JP4278865B2 (ja) 特に自動車のための触媒排気ガス清浄装置およびそれに対応する補償層
JP2002528690A5 (ja)
JPH07224982A (ja) フレキシブルチューブ
US5658024A (en) Expansion joint with a sloped cavity and improved fabric clamping
JPH051534A (ja) 排気管
JP4092382B2 (ja) 繊維インサートを有する金属継手
JPS59231264A (ja) 金属板被覆ガスケツト
JP2653938B2 (ja) 煙突ライニング構造
KR101048134B1 (ko) 배기 매니폴드의 벨로우즈 커넥터
JPS6360319B2 (ja)
JPS6081420A (ja) 内燃機関の排気マニホ−ルド
JPH0522159B2 (ja)
JP2002139184A (ja) 連結管及びそれを用いた太陽熱集熱装置
JPS5939239Y2 (ja) 四ふつ化エチレン樹脂被覆ゴムパツキン
JP2750504B2 (ja) 高温流体配管用断熱筒の製作方法
JP3111830B2 (ja) 内燃機関の排気マニホルド
KR200238366Y1 (ko) 엘보관용 단열재
JPH0610137Y2 (ja) 触媒コンバータ
JPH0613432Y2 (ja) 表面が金属板により覆われたガスケットを使用した接続部
FR2613814A1 (fr) Dispositif d'isolation thermique et acoustique d'une paroi, en particulier de forme complexe