JPH07224959A - 電磁弁のターミナル接続構造 - Google Patents

電磁弁のターミナル接続構造

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JPH07224959A
JPH07224959A JP1813094A JP1813094A JPH07224959A JP H07224959 A JPH07224959 A JP H07224959A JP 1813094 A JP1813094 A JP 1813094A JP 1813094 A JP1813094 A JP 1813094A JP H07224959 A JPH07224959 A JP H07224959A
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JP
Japan
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solenoid
terminal
cover
solenoid valve
valve
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Application number
JP1813094A
Other languages
English (en)
Inventor
Juichi Shibatani
寿一 柴谷
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 組付性の悪化を伴うことなく、給電用のター
ミナルとソレノイド端子との電気的接続状態を確実に維
持でき信頼性が向上する電磁弁のターミナル接続構造を
得る。 【構成】 電磁弁10のソレノイド部12A、14Aを
被覆するカバー22には、ソレノイド端子18、20に
対向して透明窓28が設けられており、カバー22にイ
ンサート成形されたターミナル24の接続部26は、ソ
レノイド端子18、20に嵌入しかつ透明窓28を介し
てレーザー光が照射されて溶接結合されている。したが
って、接続部26とソレノイド端子18、20との電気
的な接続状態が振動や異物の介在等によって阻害される
ことがなく、信頼性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電磁弁のターミナル接続
構造に係り、特に、流体制御に用いて好適な電磁弁のタ
ーミナル接続構造に関する。
【0002】
【従来の技術】車両における流体制御装置としては、急
制動時等における車輪のロックを防止するためにABS
(アンチロックブレーキシステム)が設けられているも
のがある。このABSは、一般的にスピードセンサ、A
BSコンピューター及びABSアクチュエーター等によ
って構成されており、さらに、ABSアクチュエーター
は複数の電磁弁及びポンプ等から構成されている。
【0003】ここで、図4にはABSアクチュエーター
に設けられた従来の電磁弁の一例が示されている(特公
表平2−502900号)。
【0004】この電磁弁40は、例えば、常閉弁42及
び常開弁44によって構成されており、ハウジング46
に併設されている。常閉弁42のソレノイド部42A及
び常開弁44のソレノイド部44Aには、それぞれソレ
ノイド端子48、50が露出して設けられている。ま
た、ハウジング46にはカバー52が取り付けられてお
り、常閉弁42のソレノイド部42A及び常開弁44の
ソレノイド部44Aを被覆している。
【0005】このカバー52には、給電用のターミナル
54がインサート成形により一体的に設けられており、
さらに、ソレノイド端子48、50に対向する部位には
接続部56が屈曲成形されて設けられている。この接続
部56は、カバー52がハウジング46に固定された状
態においてソレノイド端子48、50にそれぞれ嵌入し
合い、弾性力によって接触保持される構成である。
【0006】したがって、カバー52を単にハウジング
46に取り付けるのみで、ソレノイド端子48、50と
ターミナル54(接続部56)との接続が成され、組付
性が向上する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
如く構成される従来の電磁弁40のソレノイド端子4
8、50とターミナル54(接続部56)との接続構造
では、ソレノイド端子48、50やターミナル54の接
続部56の弾性力によって互いに接触保持される構成で
あるため、振動あるいは接触部位への異物の侵入(介
在)や錆の発生等によって電気的な接続状態が阻害され
る可能性が高く、信頼性という点において改善の余地が
あった。
【0008】本発明は上記事実を考慮し、組付性の悪化
を伴うこと無く、給電用のターミナルとソレノイド端子
との電気的接続状態を確実に維持でき信頼性が向上する
電磁弁のターミナル接続構造を得ることが目的である。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明の電
磁弁のターミナル接続構造は、本体から露出して設けら
れたソレノイド端子と、前記ソレノイド端子を被覆する
状態で前記本体に固定され、給電用のターミナルが一体
的に設けられると共に、前記本体への固定状態において
前記ソレノイド端子に係合する前記ターミナルの接続部
が設けられたカバーと、を備えた電磁弁において、前記
カバーのうち少なくとも前記ソレノイド端子と接続部の
係合箇所に対向する部位を光透過性部材で形成し、前記
カバーの前記本体への固定状態において前記カバーの外
部からレーザー溶接にて前記ソレノイド端子と接続部と
を結合したことを特徴としている。
【0010】
【作用】請求項1記載の電磁弁のターミナル接続構造で
は、本体から露出して設けられたソレノイド端子は、カ
バーが本体に固定されることにより給電用のターミナル
の接続部に係合し、さらに、カバーに形成された光透過
性部材の部分を介してレーザー溶接にて結合される。す
なわち、従来の如く弾性的な接触接続ではなく、ソレノ
イド端子はターミナルの接続部に一体的に溶接結合され
る。
【0011】したがって、振動あるいは接触部位への異
物の侵入(介在)等によって電気的な接続状態が阻害さ
れることがなく、電気的接続状態を確実に維持でき信頼
性が向上する。
【0012】
【実施例】図1には本発明の一実施例が適用された電磁
弁10の全体構成が断面図にて示されている。
【0013】電磁弁10は、常閉弁12と常開弁14と
によって構成されており、ハウジング16に併設されて
いる。常閉弁12のソレノイド部12A及び常開弁14
のソレノイド部14Aはハウジング16から突出してお
り、上端部にはそれぞれソレノイド端子18、ソレノイ
ド端子20が露出して設けられている。
【0014】ハウジング16にはカバー22が取り付け
られている。カバー22は例えばPBT等の合成樹脂材
料によって上壁22Aを有する略円筒形に形成されてお
り、ハウジング16から突出する常閉弁12のソレノイ
ド部12A及びソレノイド端子18、常開弁14のソレ
ノイド部14A及びソレノイド端子20を覆い隠す状態
でハウジング16に固定されている。また、カバー22
には、電磁弁への給電用のターミナル24が設けられて
いる。このターミナル24は、真鍮あるいは青銅板を打
ち抜くことにより細幅板状に形成されており、カバー2
2内にインサート成形により一体的に設けられている。
【0015】また、ターミナル24には、ソレノイド端
子18、ソレノイド端子20に対向する部位に接続部2
6が設けられている。図2にも示す如く、この接続部2
6は、ターミナル24の一部を切り欠くと共に電磁弁に
向かって略直角に屈曲されて設けられており、カバー2
2がハウジング16に固定された状態においてソレノイ
ド端子18、20にそれぞれ嵌入する構成であり、さら
に、レーザー溶接にてソレノイド端子18、20と結合
されている。
【0016】さらに、カバー22には、接続部26が位
置する部位(すなわち、ソレノイド端子18、20に対
向する部位)に、透明窓28が設けられている。この透
明窓28は、エポキシ樹脂やポリカーボネイト等のレー
ザー光が透過可能な材料によって形成されている。すな
わち、カバー22がハウジング16に固定され接続部2
6がソレノイド端子18、20にそれぞれ嵌入して接続
された後に、カバー22の外部から各透明窓28を介し
てレーザー光が照射されて、接続部26がソレノイド端
子18、20に結合される構成である。
【0017】以上の構成の電磁弁10では、ソレノイド
部12A、ソレノイド部14Aから露出して設けられた
ソレノイド端子18、20には、カバー22がハウジン
グ16に固定されることにより給電用のターミナル24
の接続部26が嵌入される。すなわち、カバー22を単
にハウジング16に取り付けるのみで、ソレノイド端子
18、20とターミナル24(接続部26)との接続が
成され、組付性が向上する。さらに、カバー22がハウ
ジング16に取り付けられた後には、カバー22に形成
されたレーザー光透過性の透明窓28を介してカバー2
2の外部からレーザー溶接にて結合される。すなわち、
従来の如く弾性的な接触接続ではなく、ソレノイド端子
18、20はターミナル24の接続部26に一体的に結
合される。
【0018】したがって、振動あるいは接触部位への異
物の侵入(介在)等によって電気的な接続状態が阻害さ
れることがなく、電気的接続状態を確実に維持でき信頼
性が向上する。
【0019】なお、前記実施例においては、レーザー光
透過用の透明窓28をカバー22の上壁22Aに設けた
例を示したが、透明窓28の形成箇所はこれに限らず、
ソレノイド端子18、20と接続部26の係合箇所に対
向しレーザー光を照射できる位置であれば、他の部位に
設けてもよい。
【0020】例えば、図3に示す電磁弁30のカバー3
2の如く、側壁32Bに透明窓34を設ける構成として
もよい。この場合であっても、カバー32がハウジング
16に取り付けられた後に透明窓34を介してカバー3
2の外部からレーザー光を照射することができ、ソレノ
イド端子18、20はターミナル24の接続部26に溶
接にて一体的に結合される。したがって、振動あるいは
接触部位への異物の侵入(介在)等によって電気的な接
続状態が阻害されることがなく、電気的接続状態を確実
に維持でき信頼性が向上する。
【0021】また、前記実施例においては、カバー22
やカバー32の一部に透明窓28、透明窓34を設ける
構成としたが、カバー22やカバー32を全体的にレー
ザー光透過性材料によって形成してもよい。この場合に
は、ソレノイド端子18、20をターミナル24の接続
部26に溶接結合した後には、塗装等によりカバー2
2、32の外周をマスキング処理することが好ましい。
【0022】さらに、前記実施例においては、電磁弁1
0、30は常閉弁12と常開弁14がハウジング16に
併設され、カバー22、32は常閉弁12と常開弁14
を共に被覆する構成としたが、本発明はこれに限らず、
各弁をそれぞれ独立してカバーが被覆する構成の電磁弁
であってもよく、さらに三個以上の弁が併設されこれら
を全て被覆するカバーを備えた構成の電磁弁であっても
適用可能である。
【0023】また、前記実施例における電磁弁10、3
0は、車両のABSのABSアクチュエーターに設けて
好適であるが、本発明のターミナル接続構造はこれに限
らず、他の流体制御装置に設けられた電磁弁に適用する
ことも当然に可能である。
【0024】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る電磁弁の
ターミナル接続構造は、組付性の悪化を伴うこと無く、
給電用のターミナルとソレノイド端子との電気的接続状
態を確実に維持でき信頼性が向上するという優れた効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例が適用された電磁弁の構成を示
す断面図である。
【図2】図1に示す電磁弁のターミナルの接続部及び透
明窓を示す平面図である。
【図3】本発明の他の実施例が適用された電磁弁の構成
を示す断面図である。
【図4】従来のターミナル接続構造が適用された電磁弁
の構成を示す断面図である。
【符号の説明】
10 電磁弁 12 常閉弁 12A ソレノイド部(本体) 14 常開弁 14A ソレノイド部(本体) 16 ハウジング(本体) 18 ソレノイド端子 20 ソレノイド端子 22 カバー 24 ターミナル 26 接続部 28 透明窓

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体から露出して設けられたソレノイド
    端子と、 前記ソレノイド端子を被覆する状態で前記本体に固定さ
    れ、給電用のターミナルが一体的に設けられると共に、
    前記本体への固定状態において前記ソレノイド端子に係
    合する前記ターミナルの接続部が設けられたカバーと、 を備えた電磁弁のターミナル接続構造であって、 前記カバーのうち少なくとも前記ソレノイド端子と接続
    部の係合箇所に対向する部位を光透過性部材で形成し、
    前記カバーの前記本体への固定状態において前記カバー
    の外部からレーザー溶接にて前記ソレノイド端子と接続
    部とを結合したことを特徴とする電磁弁のターミナル接
    続構造。
JP1813094A 1994-02-15 1994-02-15 電磁弁のターミナル接続構造 Pending JPH07224959A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002528870A (ja) * 1998-10-17 2002-09-03 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 電気的な接続部を有した構成部分を電気的な回路にコンタクトさせるための装置
JP2007223429A (ja) * 2006-02-22 2007-09-06 Denso Corp 電子制御装置、及びその製造方法
CN100337056C (zh) * 2002-09-17 2007-09-12 Smc株式会社 带端子盒电磁阀
CN100458251C (zh) * 2004-11-18 2009-02-04 日本恒温装置株式会社 恒温装置
JP2009181709A (ja) * 2008-01-29 2009-08-13 Denso Corp バスバー電気接続装置

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