JPH0722281U - 熱交換器における伝熱管 - Google Patents

熱交換器における伝熱管

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JPH0722281U
JPH0722281U JP4355393U JP4355393U JPH0722281U JP H0722281 U JPH0722281 U JP H0722281U JP 4355393 U JP4355393 U JP 4355393U JP 4355393 U JP4355393 U JP 4355393U JP H0722281 U JPH0722281 U JP H0722281U
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exhaust gas
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pipe
tube
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和夫 大嶋
朗夫 長野
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瀬尾高圧工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐蝕性を持つ材質の管を適用しながらも、コ
ストの上昇を抑えることが可能な熱交換器における伝熱
管を得る。 【構成】 伝熱管1は、普通鋼からなる上側の管2と、
耐蝕鋼からなる下側の管3とを継いだものである。この
下側の管3を熱交換器に取り付けたときに、この下側の
管3は、排ガスの成分が結露する範囲に配置されるが、
耐蝕鋼であるため、腐食することはない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、各種の燃焼炉から排出される排ガスの温度を下降させるための熱 交換器に関し、特に熱交換器に内蔵される伝熱管に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の熱交換器は、図3に示すような外観であり、図4に示すような断面構 造を持つ。これらの図に示すように、排気管101の周囲には、2本の環状帯1 02,103が固定されている。これらの環状帯102,103の断面形状は、 コの字型であり、これらの環状帯102,103の内側には、それぞれの環状室 104,105が形成されている。
【0003】 排気管101には、上側の環状室104に通じる複数の小孔106と、下側の 環状室105に通じる複数の小孔107が形成されている。上側の環状室104 の各小孔106と、下側の環状室105の各小孔107は、複数の伝熱管108 を通じて連結されている。図4には、6本の伝熱管108が示されているが、実 際には、多数の伝熱管108が、排気管101の内側に並設される。
【0004】 上側の環状帯102には、環状室104に通じる空気排出管109が接続され 、また下側の環状帯103には、環状室105に通じる空気吸入管110が接続 されている。
【0005】 さて、太線の各矢印Aで示すように、空気吸入管110から下側の環状室10 5へと常温の空気が圧送される。この空気は、下側の環状室105から各伝熱管 108を通じて上側の環状室104に至り、更に空気排出管109から排出され る。
【0006】 一方、白抜きの各矢印Bで示すように、排ガスが排気管101の上側から下側 へと通過する。この排ガスは、例えば燃焼炉から排出された高温ガスである。
【0007】 排ガスが排気管101を通過するに際し、この排ガスは、各伝熱管108に沿 って流れる。このため、排ガスの熱は、各伝熱管108の内側を通過する空気に 伝達され、この空気に吸収される。これにより、排ガスの温度が下降する。
【0008】 こうして排ガスの温度を下降させるのは、排ガスを処理する集塵器が高温に耐 えられないからである。この集塵器を通過した排ガスは、煙突から排出される。 また、空気排出管109から排出された空気は、予備加熱された空気として、燃 焼炉に送り込まれる。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、排ガスは、排気管101を通過しつつ、その温度が徐々に下降して いく。したがって、排気管101の上側よりも、排気管101の下側の方で、排 ガスの温度が低く、排気管101の下側での温度は、排ガスの成分の露点まで低 下する。このため、図4に示す範囲Cにおいては、この排ガスの成分が各伝熱管 108の表面に結露する。
【0010】 しかしながら、この排ガスの成分がClやSox であるため、各伝熱管108 は、これらの成分が結露する部分で腐食し、この部分に穴が開いていた。これを 防止するには、各伝熱管108として、耐蝕性を持つ材質の管を適用すれば良い が、このような材質の管は、高価であるため、製品のコストが高くなった。
【0011】 そこで、この考案の課題は、耐蝕性を持つ材質の管を適用しながらも、コスト の上昇を抑えることが可能な熱交換器における伝熱管を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、この考案は、燃焼によって発生した排ガスが通過 する経路に沿って、複数の伝熱管を並設し、これらの伝熱管に空気を通して、排 ガスの熱を各伝熱管内の空気に吸収し、これにより排ガスの温度を下降させる熱 交換器において、各伝熱管は、異なる材質の少なくとも2本の管を継いでなり、 これらの材質のうちの1つが耐蝕性を持ち、耐蝕性を持つ各伝熱管の部分は、排 ガスの温度が排ガスの成分の露点に達する範囲に配置されている。
【0013】
【作用】
この考案によれば、各伝熱管の部分は、耐蝕性を持つ材質の管を継いでなり、 これらの部分を排ガスの成分の露点に達する範囲に配置している。このため、排 ガスの成分は、耐蝕性を持つ材質の管にだけ結露する。
【0014】
【実施例】
以下、この考案の実施例を添付図面を参照して説明する。
【0015】 図1は、この考案に係わる伝熱管の一実施例を示している。この実施例の伝熱 管1は、図4に示した熱交換器における各伝熱管108の代わりに適用されるも のであって、多数の伝熱管1によって、上下の各環状室104,105が相互に 接続される。
【0016】 この伝熱管1は、普通鋼からなる上側の管2と、耐蝕鋼からなる下側の管3を 継いでなる。下側の管3を図4に示した熱交換器に取り付けたときに、この下側 の管3が図4に示す範囲Cに一致するか、もしくは範囲Cを越えるように、この 下側の管3の長さを設定する。これにより、排ガスの成分が下側の管3の表面に 結露し、上側の管2での結露が防止される。下側の管3での結露があっても、こ の下側の管3が耐蝕鋼であるため、この下側の管3が腐食することはない。
【0017】 下側の管3の耐蝕鋼としては、例えばステンレス鋼がある。また、耐蝕性を持 つ他の種類の金属からなる管でも良い。さらに、テフロンライニング管のように 、表面処理によって耐蝕性を与えられた管でも構わない。
【0018】 上側の管2と下側の管3は、例えば図2(a)に示すように溶接によって接続 すれば良い。この場合、溶接方法や、溶接棒の材質は、耐蝕性を考慮して、適宜 に選択する。
【0019】 また、図2(b)に示すように、上側の管2の端と、下側の管3の端にそれぞ れの雄ねじを形成し、上側の管2の端と、下側の管3の端を連結管4の上下にそ れぞれねじ込んで、これらの管2,3を継いでも良い。この場合、連結管4の一 端と上側の管2、連結管4の他端と下側の管3を溶接して、この部分を強化して も構わない。
【0020】 さらに、図2(c)に示すように、上側の管2の端と、下側の管3の端を連結 管5の上下にそれぞれ差し込むだけにして、連結管5の一端と上側の管2、連結 管5の他端と下側の管3を溶接して、これらの管2,3を継いでも良い。
【0021】 このように上側の管2と、下側の管3を継いだ伝熱管1を利用すれば、下側の 管3を耐蝕性を持つ材質のものにすることにより、伝熱管1の腐食を防止するこ とができる。しかも、伝熱管1を部分的に耐蝕性を持つ材質にするだけなので、 コストの上昇を抑えることができる。
【0022】
【効果】
以上説明したように、この考案によれば、耐蝕性を持つ各伝熱管の部分を排ガ スの成分の露点に達する範囲に配置して、各伝熱管の腐食を防止している。各伝 熱管の部分は、耐蝕性を持つ材質の管を継いでなるものの、この高価な材質の管 を必要な範囲だけに適用しているので、熱交換器の耐久性を向上させつつ、コス トの上昇を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係わる伝熱管の一実施例を示す平面
【図2】この実施例における2本の管を継ぐ構造とし
て、3つの例を示す断面図
【図3】熱交換器の外観を示す斜視図
【図4】図3の熱交換器を示す断面図
【符号の説明】
1 伝熱管 2 上側の管 3 下側の管 4,5 連結管

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃焼によって発生した排ガスが通過する
    経路に沿って、複数の伝熱管を並設し、これらの伝熱管
    に空気を通して、排ガスの熱を各伝熱管内の空気に吸収
    し、これにより排ガスの温度を下降させる熱交換器にお
    いて、 各伝熱管は、異なる材質の少なくとも2本の管を継いで
    なり、これらの材質のうちの1つが耐蝕性を持ち、 耐蝕性を持つ各伝熱管の部分は、排ガスの温度が排ガス
    の成分の露点に達する範囲に配置される熱交換器におけ
    る伝熱管。
JP1993043553U 1993-08-09 1993-08-09 熱交換器における伝熱管 Expired - Lifetime JP2588082Y2 (ja)

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JPH0722281U true JPH0722281U (ja) 1995-04-21
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012533042A (ja) * 2009-07-09 2012-12-20 シエル・インターナシヨネイル・リサーチ・マーチヤツピイ・ベー・ウイ 熱交換器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012533042A (ja) * 2009-07-09 2012-12-20 シエル・インターナシヨネイル・リサーチ・マーチヤツピイ・ベー・ウイ 熱交換器

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JP2588082Y2 (ja) 1999-01-06

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