JPH07222748A - 血管用超音波プローブ - Google Patents

血管用超音波プローブ

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Publication number
JPH07222748A
JPH07222748A JP6015373A JP1537394A JPH07222748A JP H07222748 A JPH07222748 A JP H07222748A JP 6015373 A JP6015373 A JP 6015373A JP 1537394 A JP1537394 A JP 1537394A JP H07222748 A JPH07222748 A JP H07222748A
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JP
Japan
Prior art keywords
blood vessel
blood
ultrasonic
ultrasonic probe
blood pressure
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Pending
Application number
JP6015373A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Matsunaka
敏行 松中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Aloka Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Aloka Co Ltd filed Critical Aloka Co Ltd
Priority to JP6015373A priority Critical patent/JPH07222748A/ja
Publication of JPH07222748A publication Critical patent/JPH07222748A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 血管内挿入時に、同時に血圧をも測定するこ
とができるカテーテル状超音波プローブを提供する。 【構成】 超音波振動子16を有し、フレキシブルワイ
ヤ12に接続された回転体14を内部に有するシースチ
ューブ10とガイドワイヤ30を挿通する挿通孔22を
有する先端部20との間に半導体圧力センサ42を取り
付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超音波プローブに関
し、特に体腔内や管腔内に挿入してラジアルスキャンす
ることにより超音波断層画像を得て診断を行うためのカ
テーテル状の血管用超音波プローブに関する。
【0002】
【従来の技術】体内に超音波を送波し、体内から反射し
てくる超音波を受波することによって体内の断層画像を
得る超音波診断装置が知られている。この超音波診断装
置には、超音波の送受波を行うための超音波プローブが
備えられているが、通常では体表から超音波を送受波す
るのが一般的である。しかしながら、体表からでは適切
な断層像を得ることができない場合があり、そのため体
腔内や血管、胆管、膵管等の管腔内に挿入して、体内の
特定部位の断層画像を得るためのカテーテル状超音波プ
ローブが用いられている。
【0003】ここで、従来のカテーテル状超音波プロー
ブP´では、図3に示すように、プローブの先端におい
て、シースチューブ10内に回転体14が設けられ、こ
の回転体14には超音波振動子16が取り付けられてい
る。また、上記回転体14は、シースチューブ10内に
挿通されているフレキシブルワイヤ12と該フレキシブ
ルワイヤ12に接続された接続部(図示せず)を介して
駆動部(図示せず)に接続されている。また、上記シー
スチューブ10はその先端が閉塞し、シースチューブ1
0の先端側には先端部20が設けられ、この先端部20
は挿通を容易にするために先端になるほど細くなる形状
を呈し、可撓性に富む素材で形成されている。また、先
端部20には、ガイドワイヤ30を挿通する挿通孔22
が設けられている。
【0004】上記構成に基づく超音波プローブP´を体
腔内や管腔内に挿入する場合の使用状態を血管を例にと
って説明すると、まず、血管に穴を開けて導入管(イン
トロデューサ)を形成し、この導入管から一般に針金状
の柔軟なガイドワイヤ30を血管に沿って挿入した後
に、超音波プローブP´の先端部20の挿通孔22にガ
イドワイヤ30を挿通して、このガイドワイヤ30に沿
って超音波プローブP´を血管内に挿入する。超音波プ
ローブP´が所定の診断個所に到達したら、駆動部を駆
動させてフレキシブルワイヤ12を回転させることによ
り回転体14を回転させ、超音波振動子16より超音波
を送受波してラジアルスキャンすれば回転体14の回転
領域の断層画像を得ることができる。
【0005】一方、従来より圧力センサを備えたカテー
テル状のプローブであって、血管内に挿通して血管内の
圧力すなわち、血圧を測定する血圧測定プローブが存在
する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、超音波
プローブを血管内に挿通すると血圧が上昇する患者が存
在し、上記従来の超音波プローブにおいては、超音波断
層画像を得ることができるものの同時には血圧を測定で
きないため、血圧を測定するには、予め血圧測定プロー
ブを血管内に挿入して血圧を測定し、血圧の上昇が許容
範囲内ならば、上記血圧測定プローブを血管内から外
し、再度超音波プローブを血管内に挿入して超音波断層
画像を得るという面倒な手間が必要であった。また、超
音波診断中には、患者の血圧を測定できないため、超音
波診断中の患者の血圧の上昇を検知できないという問題
も生じていた。
【0007】また、動脈硬化等の兆候を検査するため
に、血管の収縮拡張比を測定して血管の疲労度を測定す
ることがあるが、従来の超音波プローブでは超音波画像
読取り時の血圧が測定できないために、単に超音波画像
から得られる血管の収縮及び拡張の比率のみから診断
し、血圧を考慮した診断を行うことができなかった。
【0008】そこで、本発明は、超音波振動子を備えた
カテーテル状超音波プローブにおいて、血管内に挿入時
に同時に血圧をも測定することができるカテーテル状超
音波プローブを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、超音波振動子
を備え、カテーテル状を呈する血管用超音波プローブに
おいて、血圧測定用の圧力センサを備えたことを特徴と
する。
【0010】
【作用】本発明における血管用超音波プローブにおいて
は、血管内に挿入し、超音波振動子により超音波を送受
波して血管の断層画像を得る。ここで、本発明に基づく
血管用超音波プローブは血圧測定用の圧力センサを有し
ているので、血管用超音波プローブを挿入した状態で血
圧を測定する。
【0011】本発明の血管用超音波プローブによれば、
超音波プローブを挿入した状態で血圧を測定できるの
で、プローブを一度挿入するのみで、患者の血圧の測定
及び超音波診断を行うことができる。また、血管用超音
波プローブを血管内に挿入することによる血圧の上昇を
超音波診断前のみならず診断中にも直ちに検知でき、患
者の危険な状態を早期に発見することができる。
【0012】また、得られた血管の断層画像に基づき血
管の収縮又は拡張時の血圧を測定しておき、収縮拡張比
と血圧との関係を見ることにより、血管の疲労度の測定
をより正確に行うことができ、血管の狭さく状態の診断
をより正確に行うことができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図を用いて説明す
る。
【0014】本発明における血管用超音波プローブPは
図1に示すように構成され、上記従来の血管用超音波プ
ローブP´の場合と同様に、シースチューブ10内に超
音波振動子16を備えた回転体14が設けられ、上記回
転体14はシースチューブ10内に挿通されているフレ
キシブルワイヤ12と該フレキシブルワイヤ12に接続
された接続部(図示せず)を介して駆動部(図示せず)
に接続されている。上記フレキシブルワイヤ12は、超
音波振動子16から伸びるケーブル(図示せず)と該ケ
ーブルの回りに複数の層に巻着されたワイヤで構成さ
れ、任意の角度に柔軟に曲がるように構成されている。
また、上記シースチューブ10はその先端が閉塞し、血
管用超音波プローブPの先端には先端部20が設けられ
ている。この先端部20は先端になるほど細くなる形状
を呈し、可撓性に富むポリオレフィン系の樹脂で形成さ
れ、更に先端部20には、ガイドワイヤ30を挿通する
挿通孔22が設けられている。
【0015】本実施例における血管用超音波プローブP
においては、上記シースチューブ10と先端部20間に
半導体圧力センサ取付部40が設けられ、前記半導体圧
力センサ取付部40には半導体圧力センサ42が取り付
けられている。また、上記半導体圧力センサ42に電源
を供給するための電源ラインと測定した血圧を電気信号
として取り出すための信号ラインとは、直接血液に各ラ
インが触れないように、図2に示すようなシースチュー
ブ10に設けられたルーメン101内に設けられてい
る。このルーメン101は、シースチューブ10の肉厚
部に長手方向に沿って設けられた挿通孔である。
【0016】上記構成に基づく血管用超音波プローブP
の使用状態を説明すると、まず、血管に穴を開けて導入
管(イントロデューサ)を形成し、この導入管から一般
に針金状のガイドワイヤ30を血管に沿って挿入する。
次に、血管用超音波プローブPの先端部20の挿通孔2
2にガイドワイヤ30を挿通して、このガイドワイヤ3
0に沿って血管用超音波プローブPを血管内に挿入して
いく。
【0017】超音波プローブPが所定の診断個所に到達
したら、上記半導体圧力センサ42により血管内の血液
の圧力すなわち血圧を測定する。血圧の上昇が許容範囲
を超えている場合には、直ちに超音波プローブPを血管
内より取り外す。逆に、血圧の上昇がないか、たとえあ
ったとしてもその上昇が許容範囲内であれば、超音波振
動子16を長手方向の軸心を中心に360度回転させて
ラジアルスキャンを行う。すなわち、図示しない駆動部
を駆動させてフレキシブルケーブル12を回転させるこ
とにより回転体14を回転させ、超音波振動子16より
超音波を送受波して血管の断層画像、すなわち、血管断
面のBモード画像を得る。なお、超音波診断中に血圧の
上昇が半導体圧力センサ42により検知された場合に
は、超音波診断を中止し、血管用超音波プローブPを血
管より取り外す。なお、先端部20、半導体圧力センサ
取付部40及び半導体圧力センサ42、シースチューブ
10は、血液に直接触れるために使い捨てであるが、内
部の回転体14及びフレキシブルワイヤ12は、シース
チューブ10から取り外せば再使用することができる。
【0018】以上のように本実施例による超音波プロー
ブによれば、超音波プローブを血管内に挿入した状態で
患者の血圧を測定できるので、血圧が上昇することによ
り患者が危険な状態にあることをいち早く察知すること
ができ、特に超音波診断中でも血圧の上昇を即座に検知
できる。また、プローブを一度挿入するのみで患者の血
圧の測定及び超音波診断を行うことができるので、従来
のような超音波プローブと圧力測定プローブとを交互に
挿入する面倒な作業が必要ない。
【0019】また、ラジアルスキャンにより得られた超
音波画像を利用して血管の収縮拡張比を測定することに
より血管の疲労度を測定し、動脈硬化の診断等に利用す
ることができるが、その際に、収縮時と拡張時の血圧を
測定することにより血管の狭さく状態のより正確な診断
が可能となる。すなわち、例えば、複数のデータ間で収
縮拡張比は同じであっても、拡張時の血圧が高い場合に
は、血圧が高いにもかかわらずそれだけしか血管が拡張
しないのであるから、血圧が低い場合に比べて危険な状
態を示していることが分かる。以上は診断の一例である
が、収縮拡張比に血圧のファクターを考慮することによ
って、血管の狭さく状態の正確な診断が可能となる。
【0020】なお、上記実施例においては、回転体14
をフレキシブルワイヤ12により回転させる構成である
が、近時において開発されている超音波小型モータを回
転体14に取り付けて回転体14を回転させるようにす
れば、構造が簡単になり、上記実施例におけるフレキシ
ブルワイヤ12を使用することによる回転力のロスを少
なくすることができる。また、半導体圧力センサの取付
け位置は、上記実施例ではシースチューブ10と先端部
20の間としたが、これには限られず、例えば、シース
チューブ10の側壁に埋め込む形にしてもよい。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の血管用超
音波プローブによれば、超音波プローブを挿入した状態
で血圧を測定できるので、プローブを一度挿入するのみ
で、患者の血圧の測定及び超音波診断を行うことができ
る。また、血管用超音波プローブを血管内に挿入するこ
とによる血圧の上昇を超音波診断前のみならず診断中に
も直ちに検知できるので、患者の危険な状態を早期に発
見することができる。
【0022】また、得られた血管の断層画像に基づき血
管の収縮又は拡張時の血圧を測定しておき、収縮拡張比
と血圧との関係を見ることにより、血管の疲労度の測定
をより正確に行うことができ、血管の狭さく状態の診断
をより正確に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る血管用超音波プローブの構成を示
す一部破断断面図である。
【図2】本発明に係る血管用超音波プローブの一部断面
図である。
【図3】従来の血管用超音波プローブの構成を示す一部
破断断面図である。
【符号の説明】 P 血管用超音波プローブ 10 シースチューブ 12 フレキシブルワイヤ 14 回転体 16 超音波振動子 20 先端部 22 挿通孔 30 ガイドワイヤ 40 半導体圧力センサ取付部 42 半導体圧力センサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超音波振動子を備え、カテーテル状を呈
    する血管用超音波プローブにおいて、 血圧測定用の圧力センサを備えたことを特徴とする血管
    用超音波プローブ。
JP6015373A 1994-02-09 1994-02-09 血管用超音波プローブ Pending JPH07222748A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6015373A JPH07222748A (ja) 1994-02-09 1994-02-09 血管用超音波プローブ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6015373A JPH07222748A (ja) 1994-02-09 1994-02-09 血管用超音波プローブ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07222748A true JPH07222748A (ja) 1995-08-22

Family

ID=11886981

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6015373A Pending JPH07222748A (ja) 1994-02-09 1994-02-09 血管用超音波プローブ

Country Status (1)

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JP (1) JPH07222748A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007014766A (ja) * 2005-07-04 2007-01-25 Siemens Ag 衝撃波システム
JPWO2013145638A1 (ja) * 2012-03-29 2015-12-10 テルモ株式会社 画像診断装置及びプローブ
JP2016506270A (ja) * 2012-12-21 2016-03-03 デイビッド アンダーソン, マルチセンサデバイス
JP2017513601A (ja) * 2014-04-23 2017-06-01 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. 撮像および圧力感知のための統合されたコントローラをもつカテーテル

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